JPH0938976A - 液状添加剤連続供給方法及び供給装置 - Google Patents
液状添加剤連続供給方法及び供給装置Info
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- JPH0938976A JPH0938976A JP7211366A JP21136695A JPH0938976A JP H0938976 A JPH0938976 A JP H0938976A JP 7211366 A JP7211366 A JP 7211366A JP 21136695 A JP21136695 A JP 21136695A JP H0938976 A JPH0938976 A JP H0938976A
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Abstract
機に液状添加剤を高精度で連続供給する方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 重量計1が付加する液状添加剤を収めた
タンク2、該タンク2から添加剤を送液するパイプ3、
ポンプ4、パイプ5、及び該ポンプ4の送液流量を制御
する電動機制御装置7、及び該電動機制御装置7を調整
する調整装置9と演算装置8から構成される供給装置で
あり、演算装置8において、重量計1の出力信号から重
量経時変化を演算し、入力設定値との比較を行ない、調
整装置9より信号を発信して電動機制御装置9における
ポンプ4の送液流量を制御させ、設定値に合わせる。
Description
造工程における反応系或いは混合系において、液状添加
剤を連続供給する方法及びその装置に関する。
・電子、OA、自動車分野において高まっている。この
市場要望に答えるため、押出機などの混練装置を使用し
て熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂のコンパウンド、変
成、重合が行なわれている。具体的には、種々の安定
剤、耐候剤、潤滑剤、離型剤、導電剤、帯電防止剤、難
燃剤、架橋剤、カップリング剤、反応剤、着色剤、低分
子量ポリマーなどの添加剤を、樹脂に添加して単純混練
或いは化学反応を含む混練により、該樹脂の改質・変成
を行なうものである。この時、添加剤の添加量の精度及
び添加タイミングが製品性能・品質・生産安定性を大き
く左右する。
いても、同様に混練装置を用い、液状の添加剤を高精度
に添加することが、製品品質・生産安定性を大きく左右
する。
を押出機に定量連続供給する方法として、ポンプを使用
した装置や方法が公知である。
可塑剤を定量ポンプで供給添加する方法が特開平4−2
26326号公報及び特開平5−237905号公報
に、エラストマー系コンパウンドで油を連続供給する方
法が特開平5−154835号公報に、着色剤のコンパ
ウンドに顔料ペーストを特殊ポンプで供給する方法が特
開平5−309647号公報にそれぞれ記載されてい
る。非樹脂分野で非連続の重量計量装置としては特開昭
50−134471号公報に開示されている。
る高精度連続供給装置・方法としては、排出装置部分を
ホッパー下部の位置に設置し、両部分を合わせて電気式
計量器で計測し、信号を演算・フィードバック制御する
連続供給装置・方法が、特公昭61−11850号公
報、特公昭61−11851号公報、特開平3−253
21号公報、特公平5−21488号公報に開示されて
いる。
供給装置としては、容積方式による方法、具体的には、
プランジャーポンプが構造的に密閉定容積の液体を排出
できるため、フィードバック制御なしで定量供給する方
法として採用されている。しかしながら、このプランジ
ャーポンプは気泡、温度による密度変化誤差、及びプラ
ンジャーポンプ弁座での異物かみ込みの際の供給誤差を
避けられない。
検出フィードバック制御方式、いわゆるロスインウエイ
ト方式の連続供給装置は、押出混練装置への原料樹脂、
強化剤、例えばガラス繊維、フィラー供給装置として樹
脂分野で活用され始めている。しかしながら、これらの
装置はいずれも排出供給装置と排出材料ホッパーが、重
量計上に設置された構造で、装置のコンパクト性には優
れるものの、液状添加剤の添加装置としては精度上問題
がある。即ち、固体排出装置と異なり、液体排出装置で
あるポンプの重量は過大なため、計量精度不足による添
加誤差が発生する。また、混練に供給装置を使用する場
合には、計量供給装置は混練機本体近くに設置すること
が、樹脂・食品加工の運転管理上望ましいが、この際混
練装置動力、減速機、スクリュー回転からの振動、及び
固体供給装置に比較し、大動力のポンプ電動機からの振
動の影響を受け、添加精度不足となる。
ては、容積方式、重量方式いずれも問題があり、高精度
で連続供給できる方法・装置が強く要望されていた。
状添加剤を高精度で連続供給する方法及び装置を提供す
ることにある。
供給方法は、液状添加剤供給源の重量の経時変化を計測
し、該計測値と設定値とを比較し、これらが異なる場合
には、計測値が設定値に近付くように、上記供給源から
の液状添加剤の供給量を制御することを特徴とする。
液状添加剤を収めたタンクと、該タンクから液状添加剤
を連続して供給先へ搬送する送液手段と、該送液手段に
設けられた液状添加剤の流量制御手段と、上記タンク内
の液状添加剤重量の経時変化の計測手段と、該計測手段
によって得られた計測値と設定値との比較手段と、該比
較手段によって得られた結果により上記計測値を上記設
定値に近付けるため上記流量制御手段により液状添加剤
の流量を調整させる調整手段、とを有することを特徴と
する。
に構成した供給装置の一例の概略図である。図中、1は
計測手段である重量計、2は供給源であるタンク、3〜
5は送液手段でパイプ3,5の途中にポンプ4を設置し
たもの、6は演算・制御システムで、比較手段である演
算装置8と調整手段である電動機制御装置9からなり、
7は流量制御手段であるポンプ4の駆動装置、10は液
状添加剤の供給先である押出混練機である。
液送ポンプ駆動制御を行ない、連続して添加剤を供給す
る。具体的には重量計1をタンク2下置き乃至懸垂形式
で設置し、タンク2の重量とタンク内の添加剤重量を該
重量計1に負荷させ、その経時変化を計測する。このタ
ンク2と添加剤の重量変化の時間周期での計測値が供給
した重量である。この計測値と予め設定した値との比較
を演算装置8にて行ない、その比較値から供給必要添加
剤量に見合うポンプ回転信号を電動機制御装置9より駆
動装置7に発信し、ポンプ4の電動機回転速度を制御す
る。
プ4に添加剤を送液するためパイプ3で配管するが、重
量計1にはポンプ4の重量を負荷させない。その具体的
な方法を図2及び図3に示す。図2はタンク2とポンプ
4間の配管をサイホン方式とした場合で、図3は屈曲性
パイプ11を連結した場合である。
は、例えば、曲げ弾性率の範囲が1×10-7〜5×10
-5Paの樹脂又はゴムから選ばれた素材或いはその組合
せが好ましく用いられる。また、屈曲性パイプがらせん
状金属線、金網、有機繊維、無機繊維から選ばれた1種
以上の補強材により補強されていることが好ましく、上
記樹脂又はゴムから選ばれた素材の組合せが望ましい。
また、ボール管継手を含む回転継手構造とすることも、
パイプ3に屈曲性を付与する上で好ましい形態である。
これら屈曲性の構造は、単独でも組合せでも構わない。
は、連続吐出回転式で且つ送液構造として逆止弁を必要
としない機構の送液ポンプが固形物の詰まり原因による
トラブル、無脈動の点で望ましい。具体的な市販のポン
プとしては、歯車ポンプ、バーン型ポンプ、ローリング
ピストン型ポンプ、チューブ型ポンプ、二軸ロータリー
型ポンプを用いることができるが、特殊ポンプ、例えば
兵神装備(株)製の特殊一軸送液ポンプ(モーノポン
プ)や、特殊機化工業(株)製の特殊回転ポンプ(サイ
ンポンプ)なども使用できる。
負荷圧力が高圧の場合には、プランジャーポンプも使用
できる。プランジャーポンプを使用する場合には、プラ
ンジャーを複数有する連装式が脈動が少ないことと逆止
弁異物詰まりが原因の送液能力喪失の危険を最小減にす
るという点から望ましい。
ては、連続可変回転数電動機が好ましく、回転数制御方
式としてはタコジャネレーター式、逆起電力検出式直巻
きモーター、サーボ式、インバータ制御式、或いはステ
ッピングモーターなどの交・直流モーターが使用でき
る。また可変速機との組合せにより、回転数制御範囲を
広げることが可能である。
ており、ポンプ4部分での粘度が1×10-3〜1×10
3 Pa・secの範囲内のものが好適に供給できる。し
かしながら、固体の添加剤も加熱して液体化することに
より、本発明の対象とすることができる。固体の添加剤
を供給する場合には、例えばタンク2とポンプ4を連絡
するパイプ3、及びポンプ4と押出混練機10に至るパ
イプ5に、電気ヒーター、加熱媒体液体流動パイプのい
ずれかを装着することにより添加剤の加熱・加温が可能
である。
を窒素ガスやアルゴンガス等不活性ガスで置換すること
により、タンク2内における、大気中の酸素や水分によ
る添加剤の劣化、変質が防止される。不活性ガスの導入
パイプとしては、添加剤を送液するパイプ3と同様の屈
曲性パイプを使用することができる。
処理方法には、適応ゲイン制御方式が使用できる。ま
た、タンク2へ添加剤を追加する場合には、追加作業中
の運転を考慮して、ホローアップ制御方式が望ましい。
適応ゲイン制御、フォローアップ制御については、「化
学工学便覧」(化学工学協会編,丸善出版)に記載され
ている。
連続樹脂混練機を用いた場合に、ポンプ負荷圧力変動が
大きい場合には、ポンプ吐出圧力検出組み込みと演算装
置によるフィードバックポンプ回転制御が望ましい。
う樹脂の特性、添加剤の種類、混練目的・条件に柔軟に
供給工程を行なうためには、演算・制御システムにはデ
ジタル式のCPUを用いることが望ましく、例えばマイ
クロコンピューターやパーソナルコンピューターを用い
ることができる。
り出す、或いは演算・制御システム内でデータ処理し運
転状況表示・異常警報発信、記録を行なうことができ
る。本発明の装置を備える供給先としては、特に限定さ
れないが、振動等の影響を受け易い押出混練機、少量精
度を必要とするパン、菓子用ミキサー、麺用ミキサー、
食品水練り用ミキサーに好適に用いられる。さらに詳し
くは、一軸押出機、二軸を含む多軸押出機であり、二軸
押出機には、同方向回転、異方向回転も含まれる。具体
的には、ワーナー&フライドラー社製ZSKシリーズ、
東芝機械(株)製TEMシリーズ、(株)日本製鋼所製
TEXシリーズが挙げられる。パン、菓子用ミキサーと
しては、(株)愛工舎製作所、関東混合機工業(株)、
(株)フジサワ製等が挙げられる。麺用ミキサーとして
は、(株)大竹麺機製等が挙げられる。
ERNER&PFLEIDERER社製40mm同方向
回転2軸押出機 ZSK40を供給先とし、変成熱可塑
性樹脂であるスチレン−ブタジエンブロック共重合体水
素添加ポリマー(旭化成工業(株)製,タフテックH1
051)のマレイン酸付加変成を行なった。樹脂変成用
反応剤として60℃で液体の無水マレイン酸、変成用触
媒として有機過酸化物2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンを使用し、これら反
応剤、触媒を添加剤として本発明の供給装置により供給
を行なった。
方式として、図2のサイホン方式を採用し、図1に示す
供給装置を構成した。具体的には、タンク2として西部
容器(株)製18L SUS製添加剤タンク、重量計1
として(株)島津製作所製EB−12KH型デジタル出
力付き電子天秤を、添加剤2種用に各々2セット、設定
値との比較演算ポンプ回転制御、運転状況表示・記憶・
記録、異常状況警報装置として、NEC PC9801
ESデスクトップパソコン及びディスプレイ装置を用
い、重量計1、ポンプ4とのインターフェイスとしてそ
れぞれマイクロサイエンス(株)製コンバーターTDA
−2598,DIO−3298を使用した。またパイプ
3,5としては住友金属製SUS6mmパイプ、ポンプ
4にはZENITH社製BPB4319型GEAR P
UMP、駆動装置7として日本サーボ(株)製Q−CO
NモーターRHT12PF型、その電源装置として同社
製C−21PN型を使用した。
に、タンク2、パイプ3,5、ポンプ4を坂口電熱
(株)製クレイボンテープヒーター、温度調節器として
オムロン(株)製E5C4及び熱電対を使用し、装置を
組み上げた。
ジャーポンプを用いた容量供給方式にて行なった。
6及び表1に示す。
較例1では無水マレイン酸の供給が所定量に満たない、
バラツキが大きいというトラブルが発生している。
押出混練装置と供給装置の構成で、熱可塑性樹脂である
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(旭
化成工業(株)製スタイラックABS)に、ジメチルポ
リシロキサンの混練を行なった。ジメチルポリシロキサ
ンの添加位置12を図4に示す。また、比較例2とし
て、同じ混練工程を、容量式ポンプを用いた容量供給方
式にて行なった。
図7に示す。
り、ジメチルポリシロキサンの混合も良好であった。ジ
メチルポリシロキサンの計測値は設定値とほぼ一致し、
所望の混練工程が行なえた。
あり、所定量に満たない場合、超える場合があり、押出
し安定性、製品品質が不安定になることがあった。
液状添加剤及び、加熱により液体化が可能な添加剤の定
量連続供給を安定して行なうことができる。従って、供
給後の工程が安定し、最終製品の品質を一定に保つこと
ができ、信頼性の高い製品を歩留良く提供することがで
きる。
の添加剤の供給に好適に用いられるが、これら以外に
も、食品のパン、菓子用ミキサー、麺用ミキサー、食品
水練り用等にも好適に用いられる。
を示す図である。
態を示す図である。
を示す図である。
の経時変化を示す図である。
ン酸付加量の経時変化を示す図である。
の経時変化を示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 液状添加剤を連続供給する方法であっ
て、液状添加剤供給源の重量の経時変化を計測し、該計
測値と設定値とを比較し、これらが異なる場合には、計
測値が設定値に近付くように、上記供給源からの液状添
加剤の供給量を制御することを特徴とする液状添加剤連
続供給方法。 - 【請求項2】 液状添加剤を収めたタンクと、該タンク
から液状添加剤を連続して供給先へ搬送する送液手段
と、該送液手段に設けられた液状添加剤の流量制御手段
と、上記タンク内の液状添加剤重量の経時変化の計測手
段と、該計測手段によって得られた計測値と設定値との
比較手段と、該比較手段によって得られた結果により上
記計測値を上記設定値に近付けるため上記流量制御手段
により液状添加剤の流量を調整させる調整手段、とを有
することを特徴とする液状添加剤連続供給装置。 - 【請求項3】 上記計測手段が、タンク重量と添加剤重
量のみを負荷している請求項2記載の液状添加剤連続供
給装置。 - 【請求項4】 上記送液手段が、パイプとポンプからな
る請求項2又は3記載の液状添加剤連続供給装置。 - 【請求項5】 上記ポンプが、回転速度可変式の電動機
を上記流量制御手段として有する請求項4記載の液状添
加剤連続供給装置。 - 【請求項6】 上記タンクからポンプまでのパイプがサ
イホン方式配管を含む請求項4又は5の液状添加剤連続
供給装置。 - 【請求項7】 上記タンクからポンプまでのパイプが少
なくとも一部が屈曲性パイプである請求項4又は5の液
状添加剤連続供給装置。 - 【請求項8】 上記屈曲性パイプの曲げ弾性率の範囲が
1×10-7〜5×10-5Paの樹脂又はゴムから選ばれ
た素材或いはその組合せである請求項7記載の液状添加
剤連続供給装置。 - 【請求項9】 上記屈曲性パイプが、らせん状金属線、
金網、有機繊維、無機繊維から選ばれた1種以上の補強
材により補強されている請求項7又は8記載の液状添加
剤連続供給装置。 - 【請求項10】 上記屈曲性パイプが、らせんパイプ、
蛇腹構造である請求項7〜9いずれかに記載の液状添加
剤連続供給装置。 - 【請求項11】 上記屈曲性パイプが、ボール管継手を
含む回転継手構造である請求項7〜9いずれかに記載の
液状添加剤連続供給装置。 - 【請求項12】 上記ポンプ部分での液状添加剤の粘度
が1×10-3〜1×103 Pa・secである請求項4
〜11いずれかに記載の液状添加剤連続供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21136695A JP3756552B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP21136695A JP3756552B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 樹脂組成物の製造方法 |
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JPH0938976A true JPH0938976A (ja) | 1997-02-10 |
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Family
ID=16604785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21136695A Expired - Lifetime JP3756552B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 樹脂組成物の製造方法 |
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