JP4563739B2 - 押出成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents

押出成形品の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4563739B2
JP4563739B2 JP2004202680A JP2004202680A JP4563739B2 JP 4563739 B2 JP4563739 B2 JP 4563739B2 JP 2004202680 A JP2004202680 A JP 2004202680A JP 2004202680 A JP2004202680 A JP 2004202680A JP 4563739 B2 JP4563739 B2 JP 4563739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert fluid
heating cylinder
screw extruder
molten
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004202680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006021460A (ja
Inventor
英雄 大藪
昌吉 時久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP2004202680A priority Critical patent/JP4563739B2/ja
Publication of JP2006021460A publication Critical patent/JP2006021460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4563739B2 publication Critical patent/JP4563739B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

本発明は、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からな固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給してスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料を加熱シリンダの下流端に設けられているダイから連続的に押し出して、押出成形品を得る押出成形品製造方法およびこの製造方法の実施に使用される押出成形品製造装置に関するものである。
熱可塑化樹脂の連続的な可塑化装置としては、スクリュ押出機が知られている。スクリュ押出機は、周知のように、軸方向に所定長さの加熱シリンダと、この加熱シリンダ内で回転駆動されるスクリュとからなっている。このようなスクリュ押出機は、スクリュが1本の単軸押出機と、2本の二軸スクリュ押出機とに大別できるが、スクリュはいずれも材料の供給側から製品の押出側に向かって、概略、材料供給部、圧縮部、メタリング部等からなっている。そして、単軸押出機の場合は、スクリュの軸方向の長さをL,加熱シリンダの径をDとすると、加熱シリンダに供給される熱可塑性樹脂は3〜7L/Dから溶融が始まり、15〜20L/Dのところで終了する。すなわち、溶融に長いスクリュを必要とする。これに対し、二軸スクリュ押出機の溶融領域すなわち圧縮部は、通常の成形加工条件下では1〜3L/Dに過ぎず、迅速且つ効率的に溶融するという特徴を有する。
一方、スクリュ押出機の混練効果、特に分散混合には、最も大きな剪断応力を発生するスクリュの溶融領域が大きな役割を担っている。しかし、単軸押出機は溶融領域が長く、しかも剪断応力の発生は溶融領域の短い二軸押出機に比べると非常に緩慢で、かつかなり低い値である。したがって、熱可塑性樹脂およびその混合物に対する分散混合作用は、二軸スクリュ押出機の方が優れ、コンパウンディング操作など高混練が要求される成形加工には二軸スクリュ押出機が多用されている。
ところで、熱可塑性樹脂の成形加工に要するエンタルピーの大半は、熱可塑性樹脂材料の可塑化あるいは溶融のために消費されている。このようなエネルギの消費も、非特許文献1に示されているように、超臨界状態の不活性流体を注入すると、軽減できる。また、溶融樹脂材料の粘度も低下する。
ポリマー混練・分散技術および具体的な不良要因とその対 策(2003年12月25日、技術情報協会発行) 特開2002−273777 特開2002−322288
このような押出機を使用した熱可塑性樹脂の成形加工時に、加熱シリンダに不活性流体を注入する押出成形方法あるいは押出成形装置は、特許文献1、2にも示されている。すなわち、特許文献1には、二軸スクリュ押出機と、超臨界流体発生装置と、流量調整弁とからなり、超臨界流体発生装置により得られる不活性流体を二軸スクリュ押出機のスクリュの混練・混合部に対応する箇所に注入するように構成された押出成形装置が示されている。また、特許文献2には、2種以上の熱可塑性樹脂を溶融状態で混合して熱可塑性樹脂組成物を製造するとき、熱可塑性樹脂の合計量100重量部に対して、例えば超臨界状態の二酸化炭素を2〜20重量部の割合で添加する熱可塑性樹脂組成物の製造方法が示されている。
特許文献1、2に記載されている発明によると、超臨界状態の不活性流体が注入されるので、熱可塑性樹脂の種類に制約を受けずに、難成形性の樹脂も連続成形が可能である利点は認められる。しかしながら、問題点あるいは改良すべき点も認められる。例えば、特許文献1に記載されている発明によると、超臨界状態の不活性流体は、混練・混合部に対応する箇所に注入するようになっているが、このような部位では注入される不活性ガスが上流側のホッパの方へ逆流する恐れがある。したがって、特許文献1に記載の発明では、その上流側に逆流防止手段が設けられ、構造が比較的複雑になっている。また、注入される不活性流体の量は、流量調整弁で調整されるようになっているが、注入する最適量の制御は行われていない。一方、特許文献2に記載の発明によると、熱可塑性樹脂は不活性流体の供給部に至るまでに溶融するようになっているので、溶融した熱可塑性樹脂が上流側に位置してシールの作用を奏し、シールリング、ゲート等の逆流防止装置が格別に設けられていなくても、注入される不活性流体の逆流を防止することができる利点は認められる。しかしながら、注入される不活性ガスの省エネ効果が充分には得られているとはいえない。すなわち、最も大きな剪断応力を発生するスクリュの溶融領域ではなく、溶融された後の領域に注入されているからである。また、二酸化炭素の注入割合は一応選定されてはいるが、液状の二酸化炭素を所定流量になるように質量流量計で確認しながら二酸化炭素定量ポンプを制御するようになっているので、注入量に過不足が生じる可能性があり、製品の品質にバラツキが生じる恐れがある。
本発明は、前記したような改良すべき点あるいは問題点を解消した、押出成形品製造方法および製造装置を提供することを目的とし、具体的には、低温度で熱可塑性樹脂を溶融することができ、溶融に要するエンタルピを大幅に低減化できると共に分散混合作用を向上させることができる、押出成形品製造方法および製造装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記発明の目的を達成するために、熱可塑性樹脂およびその混合物に対する分散混合作用に優れている二軸スクリュ押出機が適用される。そして、二軸スクリュ押出機の加熱シリンダには超臨界状態の不活性流体が注入される。スクリュは、押出材料の供給側の上流側から、第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっていて、混練部において押出材料が固体から融体になる近傍で固体プラグが形成されるが、この固体プラグの下流側すなわち熱可塑性樹脂およびその混合物が固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入するように構成される。注入される不活性流体の量が少ないと、充分な低温成形、省エネ化、混合物の混練向上、微細セルの発泡体の製造等の効果は得られない。これに対し、注入量が多すぎると相分離を起こし、気相と液相とに分離する。その結果、例えば混合・混練不良が生じ、また発泡体を得るときには気泡セルに不揃いが生じる。そこで、本発明では不活性流体の注入量は、その飽和溶解度以下で制御される。溶融状態の熱可塑性樹脂あるいはその混合物の粘性は、飽和点に達するまでは不活性ガスの注入量に比例する。したがって、本発明は、連続的に測定可能な粘度計例えばレオメトリック社製のPCR620により溶融状態の熱可塑性樹脂あるいはその混合物の粘度を連続的に測定し、飽和溶解度以下で制御される。
かくして、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給して、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっているスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を加熱シリンダから注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料を加熱シリンダの下流端部に設けられているダイから連続的に押し出して、発泡成形品を得るとき、超臨界状態の不活性流体は、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、その注入量は前記加熱シリンダの下流端寄りに設けられている粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御するように構成される。請求項2に記載の発明は、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給して、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっているスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を加熱シリンダから注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料から不活性流体を脱気して加熱シリンダの下流端部に設けられているダイから連続的に押し出して、ソリッドな成形品を得るとき、超臨界状態の不活性流体は、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、その注入量は前記加熱シリンダの下流端寄りに設けられている粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御するように構成される。請求項3に記載の発明は、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給して、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっているスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を加熱シリンダから注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料をその下流側に直列的に配置されているスクリュ押出機に供給し、前記スクリュ押出機のシリンダバレルの下流端部に設けられているダイから連続的に押し出して、発泡成形品を得るとき、超臨界状態の不活性流体は、前記二軸スクリュ押出機のスクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、その注入量は前記加熱シリンダの下流端部寄りに設けられている粘度計または前記シリンダバレルの下流端部寄りに設けられている粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御するように構成される。
請求項4に記載の発明は、加熱シリンダと、該加熱シリンダ内に回転駆動されるように設けられている2本のスクリュとを備えた二軸スクリュ押出機からなり、 前記二軸スクリュ押出機のスクリュは、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっており、前記加熱シリンダの上流側には、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料が供給される供給口が設けられ、下流端部にダイが設けられている製造装置であって、前記加熱シリンダの、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に対応した位置には、超臨界状態の不活性流体を注入する不活性流体注入口が設けられていると共に、前記加熱シリンダの下流端寄りには超臨界状態の不活性流体が溶解・拡散された溶融状態の押出材料の粘度を測定する粘度計が設けられ、不活性流体の注入量は、前記粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御されるように構成され、請求項5に記載の発明は、加熱シリンダと該加熱シリンダ内に回転駆動されるように設けられている2本のスクリュとを備えた二軸スクリュ押出機と、該二軸スクリュ押出機に直列に配置されているスクリュ押出機とからなり、前記二軸スクリュ押出機のスクリュは、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっており、前記二軸押出機の加熱シリンダの上流側には、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料が供給される供給口が設けられ、前記スクリュ押出機のシリンダバレルの下流端部にはダイが設けられている製造装置であって、
前記加熱シリンダの、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に対応した位置には、超臨界状態の不活性流体を注入する不活性流体注入口が設けられていると共に、前記加熱シリンダの下流端寄りまたは前記スクリュ押出機のシリンダバレルの下流端寄りには不活性流体が溶解・拡散された溶融状態の押出材料の粘度を測定する粘度計が設けられ、不活性流体の注入量は、前記粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御されるように構成される。
以上のように、本発明によると、超臨界状態の不活性流体を、スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に加熱シリンダから注入するので、溶融物の溶融粘度が低下し、したがって、低温成形で高混練成形ができる。また、成形温度が低いので冷却時間が短縮される。冷却時間が短くても温度が低いので、発泡体は微細な発泡体となる。さらには、温度が低いので熱分解、熱劣化が起こらない。また、粘度が低下するので、スクリュの駆動力が小さく省エネ成形あるいは溶融に要するエンタルピの低減かができ、微粒子の混合・混練は促進される。以上のような数々の効果が得られるが、特に本発明によると、押出材料が固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、そして注入量は加熱シリンダの下流端寄りに設けられている粘度計により計測される粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御するので、超臨界状態の不活性流体は逆流することなく過不足なく注入され、過剰注入による液相と気相の相分離の問題、発泡セルの不揃いの問題、注入不足による混合・混練不良の問題等が回避され、安定した製品が得られるという本発明に特有の効果が得られる。
最初に、図1、2により本発明の第1の実施の形態に係わる押出成形品製造装置について説明する。本実施の形態係わる製造装置1は、架台2に支持されている二軸スクリュ押出機3から構成されている。二軸スクリュ押出機3は、従来周知のように双胴型の加熱シリンダ4を備え、この加熱シリンダ4内には軸方向に一対のボアが形成され、外周部には個々に発熱温度が制御される複数個のヒータ5、5、…が設けられている。
このように構成されている加熱シリンダ4の、図1において右方の上流側に、加熱シリンダ4のボアに達する材料供給シュート6が取り付けられている。本実施の形態によると、2種の熱可塑性樹脂例えばポリエチレンとポリスチレンが適用されるようになっているので、材料供給シュート6に関連して、スクリュあるいはロータリフイーダのような機械的な定量供給フイーダを備えた第1、2の2個のホッパ7、7が設けられている。これらホッパ7、7の下流端部は材料供給シュート6内に臨んでいる。また、加熱シリンダ4の下流端部寄りには、不活性流体が溶融、拡散された溶融押出材料の粘度を連続的に測定する粘度計10が取り付けられている。そして、下流端部に従来周知のようなダイ12が取り付けられている。本実施の形態によると、発泡体以外の成形品も得ることができるが、そのために粘度計10とダイ12の間には、溶融押出材料から不活性流体を排気する脱気口11が設けられている。この脱気口11は、詳しくは後述するが発泡体を得るときは閉鎖される。
双胴型の加熱シリンダ4内には、2本のスクリュ7が異方向あるいは同方向に回転駆動可能に設けられている。スクリュ7は加熱シリンダ4の長さに対応した長さで、図2の(イ)はスクリュ7を取り出して模式的に示す図であるが、同図に示されているように上流側から下流側に向かって順リードフルフライトスクリュa、ニーディングディスク(順ズラシ、90°ズラシ、逆ズラシ)b、順リードフルフライトスクリュc、順ズラシニーディングディスクd、90°ズラシニーディングディスクeのように構成されている。そして、順リードフルフライトスクリュaの上流寄りに対応した位置にホッパ7が設けられている。
このように構成されているスクリュ7を備えた二軸スクリュ押出機の、株式会社日本製鋼所の解析ソフトTEX-FANで解析した結果が、図2に示されている。同図において、スクリュ7の順リードフルフライトスクリュaの下流よりの位置Sでは押出成形材料は100%固体状であるが、その下流の位置Fでは押出成形材料は100%溶融している。このS位置とF位置との間の位置P近傍で固体プラグが形成される。本実施の形態によると、この固体プラグが形成される位置Pの下流側近傍の加熱シリンダ4に超臨界状態の不活性流体を注入するための不活性流体注入口15が設けらている。さらに詳しくは、押出形成材料が固体状態と半溶融状態で存在する溶融位置あるいは溶融領域Pに不活性流体注入口15が設けられている。この不活性流体注入口15は、本実施の形態によると、図1に示されているように、軸方向に所定の間隔をおいて複数個設けられている。そして、これらの不活性流体注入口15は、流量制御弁16が介装されている流体供給管17により不活性流体製造装置18に接続されている。この不活性流体製造装置18は、不活性ガスを加圧するコンプレッサ、加熱するヒータ等から構成され、不活性ガスが例えば二酸化炭素の場合は、臨界温度が31.1℃、臨界圧力は7.38MPaで、窒素ガスの場合は臨界温度が−147℃、臨界圧力は3.4MPaであるので、これらの値以上に加圧および加熱されて超臨界状態の不活性流体が製造される。
本実施の形態によると、制御装置30も備えている。制御装置30は、アナログ−デジタル変換機能、演算機能、記憶機能、比較機能等の各種の機能を備え、また押出成形に必要な各種の値を設定する設定手段も備えている。そして、図1に示されている実施の形態によると、粘度計10とは信号ラインxで、流量制御弁16とは信号ラインyでそれぞれ接続されている。図3の(イ)は不活性流体が注入された溶融押出材料の粘度と不活性流体の注入量との関係を示す図であるが、同図に示されているように注入量を増やしていくと、粘度は小さくなっていくが、注入量がA点に達すると、それ以上注入しても粘度は下がらない。このA点が飽和溶解点で、この飽和溶解点あるいは飽和溶解度が制御装置30の記憶手段に記憶されている。そして、本実施の形態によると、不活性流体の注入量は飽和溶解度以下の所定範囲に収まるように制御される。
次に、上記実施の形態に係わる作用について説明する。第1、2のホッパ7、7に成形材料例えばポリエチレンとポリスチレンとをそれぞれ蓄える。そして、所定量当て加熱シリンダ4に供給する。一方、加熱シリンダ4をヒータ5、5、…により設定温度に加熱する。また、不活性流体製造装18から不活性流体を供給する。発泡体を得るために、脱気口11を閉鎖しておく。加熱シリンダ4に供給された成形材料は、スクリュの順リードフルフライトスクリュaの下流側において固体から融体になる近傍Pで固体プラグが形成される。その下流側近傍の固体状態の成形材料と半溶融状態の成形材料が混在する溶融領域Pに、不活性流体注入口15、15、…から不活性流体を多段に注入する。
不活性流体が注入されるので、成形材料の溶融温度は低下し、固体状の成形材料は急激に溶融し、超臨界状態の不活性流体は成形材料中に溶解、拡散する。また、溶融領域における分散・混合作用は加速され、混合物の混練は向上し拡散律速的な多くの化学反応速度が向上する。また、不活性流体が溶解されるので、粘度が低下し、比較的低剪断力で溶融・混練される。このようにして、超臨界状態の不活性流体が溶解、拡散された成形材料は、ダイ12から大気中に押し出されて発泡する。このとき、溶融温度は比較的低いので、微細な発泡セルからなる発泡体が得られる。。
上記のようにして、不活性流体が溶解、拡散した溶融状態の押出成形材料の粘度は、粘度計10で連続的に計測され、そして制御装置30に入力される。制御装置30において、計測される粘度と記憶されている粘度とが比較され、飽和溶解度以下の所定範囲に収まるように注入量が演算され、そして流量制御弁16が制御される。これにより、過不足なく注入され、気液の相分離を起こすようなことがない。したがって、効果的な混合・混練が行われ、またセル径の揃った発泡体が得られる。上記のようにして発泡体を得ることができるが、脱気口11を開放し、不活性流体を抜くと、発泡セルのない押出成形品すなわちソリッドの成形品が得られることは明らかである。
図3の(ロ)により、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態に係わる押出成形品製造装置1’は、概略的には第1の実施の形態に係わる二軸スクリュ押出機3の下流側に、単軸スクリュ押出機33が直列に接続された形になっている。したがって、第1の実施の形態に係わる製造装置1の構成要素と同じ要素には同じ参照数字を付けて、また同じような構成要素には同じ参照数字にダッシュ「’」を付けて重複説明はしない。単軸スクリュ押出機33は、溶融状態の押出成形材料の冷却効果を増すためのもので、従来周知のように、シリンダバレルと、このシリンダバレル内にギヤードモータ34により回転駆動されるスクリュとか構成されている。このような従来周知の形態をした単軸スクリュ押出機33の上流側は、二軸スクリュ押出機3と輸送管35により接続されている。また、下流端部寄りには粘度計10が設けられ、下流端部にダイ12が設けられている。さらには、単軸スクリュ押出機33の下流端には、圧力計36が、またダイ12には圧力計37と温度計38とがそれぞれ取り付けられている。そして、これの計測器10、36、37、38で計測される各種の値は、アナログ−デジタル変換器40によりデジタル信号に変換され、そしてコンピュータPCに入力されるようになっている。また、本実施の形態に係わる製造装置1’は、デイスプレイTVも備え、ビデオカメラ41により撮影される発泡状態と、マイクロスコープ42により検査される発泡体のセルサイズがデイスプレイTVで表示されるようになっている。
第2の実施の形態に係わる製造装置1’も、略同様に作用する。すなわち、二軸スクリュ押出機3により、前述したようにして超臨界状態の不活性流体が注入され、超臨界状態の不活性流体が溶解、拡散された溶融状態の押出成形材料は輸送管35から単軸スクリュ押出機33に供給される。単軸スクリュ押出機33はギヤードモータ34により回転駆動されるので、超臨界状態の不活性流体が溶解、拡散された溶融状態の押出成形材料は、連続的にダイ12から押し出されて発泡する。これにより、連続的に発泡体HPが得られる。このとき、不活性流体が溶解、拡散した溶融状態の押出成形材料の粘度は、粘度計10で連続的に計測され、そしてアナログ−デジタル変換器40を介してコンピュータPCに入力される。コンピュータPCにおいて、前述したようにして、計測される粘度と記憶されている粘度とが比較され、飽和溶解度以下の所定範囲に収まるように注入量が演算され、そして流量制御弁16が制御される。これにより、過不足なく注入され、気液の相分離を起こすようなことがない。したがって、効果的な混合・混練が行われ、またセル径の揃った発泡体が得られる。発泡状態と発泡体HPのセルサイズは、デイスプレイTVに表示される。
本実施の形態によると、単軸スクリュ押出機33により、超臨界状態の不活性流体が溶解、拡散された溶融状態の押出成形材料が冷却されるので、微細なセルを有する発泡体が得られる。すなわち、押出成形材料の温度が高いと、セル径が大きくなるが、温度を下げることでセル径の小さい発泡体が得られる。
第2の実施の形態によると、粘度計10が単軸スクリュ押出機33の方に設けられているので、超臨界状態の不活性流体の注入量の制御に遅れを生じることもあり得る。そこで、二軸スクリュ押出機3の方に設けることもできる。なお、二軸スクリュ押出機3、輸送管35あるいは単軸スクリュ押出機にベント口を設けて、不活性流体をガスとして排気し、ソリッドな押出成形品を得ることもできることは明らかである。また、単軸スクリュ押出機に代えて二軸スクリュ押出機で実施できることも明らかである。
解析結果、実施例等:図1に示されているスクリュ7を備えた株式会社日本製鋼所製の二軸スクリュ押出機の、株式会社日本製鋼所の解析ソフトTEX-FANによる解析結果が、図2に示されている。同図の(ハ)から、スクリュ7を駆動する動力は、押出成形材料の溶融が始まると増加するが、不活性流体を注入すると、増加が抑えられることが理解される。同様に図2の(ニ)、(ホ)から不活性流体を注入すると、加熱シリンダ4内の温度および圧力上昇が抑えられ、安定化することが分かる。
図1に示されているような二軸スクリュ押出機あるいは単軸スクリュ押出機を使用して二酸化炭素を注入した実施例1と注入しなかった比較例1、2、3を行った。
実施例1:
製造装置:二軸スクリュ押出機に株式会社日本製鋼所製のTEX30を使用した。粘度計には、レオメトリック社製のPCR620を使用した。
押出材料:ポリプロピレンと、このポリプロピレン100に対する1重量%のスメクタイトとからなる混合物。
成形条件:注入した超臨界状態の二酸化炭素流体の量は3重量%であった。
結果:得られた成形品を微粒子分散画像解析した結果を図4の「E」に示す。
比較例1:
製造装置:単軸スクリュ押出機に株式会社日本製鋼所製のP50を使用した。
押出材料:ポリスチレンと、このポリスチレン100に対する1重量%のミクロマイカとからなる混合物。
成形条件:二酸化炭素流体を注入しない。
結果:得られた成形品を微粒子分散画像解析した結果を図4の「T1」に示す。
比較例2:
製造装置:二軸スクリュ押出機に株式会社日本製鋼所製のTEX30を使用した。
押出材料:ポリスチレンと、このポリスチレン100に対する1重量%のミクロマイカとからなる混合物。
成形条件:二酸化炭素流体を注入しない。
結果:得られた成形品を微粒子分散画像解析した結果を図4の「T2」に示す。
比較例3:
製造装置:二軸スクリュ押出機に株式会社日本製鋼所製のTEX30を使用した。
押出材料:ポリスチレンと、このポリスチレン100に対する1重量%のスメクタイトとからなる混合物。
成形条件:二酸化炭素流体を注入しない。
結果:得られた成形品を微粒子分散画像解析した結果を図4の「T3」に示す。
以上の実施例1と比較例1〜3とから、二酸化炭素流体を飽和溶解度の30〜95%を注入すると、注入しない場合に比較して、スクリュ押出機および押出成形材料による影響は小さく、微粒子の数および抽出面積率で約3倍、微粒子の単位面積当の個数換算で約4倍以上の混合混練性能の向上が認められた。
ポリプロピレンと、このポリプロピレン100に対する1重量%のスメクタイトとからなる混合物に対する二酸化炭素流体の飽和溶解度は温度によっても異なるが約8〜10重量%であるので、それ以下の6重量%の実施例2、それ以下の3重量%の実施例3、さらに以下の1.5重量%の実施例4を行った。また、比較のために飽和溶解度以上の12重量%の比較例4をテストした。
なお、製造装置には、前述した株式会社日本製鋼所製の二軸スクリュ押出機(TEX30)と単軸スクリュ押出機(P50)を、また粘度計には、レオメトリック社製のPCR620を使用した。その結果を表1に示す。
表1
Figure 0004563739
なお、*1:この場合、MFR(Melt Flow Rate)は、数値が大きいほど粘度が低いことを表している。
*2:下流側の単軸スクリュ押出機P50の電流値(A)を示す。
以上の実施例2〜4および比較例4から、飽和溶解度の30〜95%程度注入すると、微細な発泡セルを有する発泡体が得られ、また粘度は非注入時の「3」、6重量%注入時の「5」のように粘度としては低く、圧力および温度上昇が抑えられることが判明した。また、飽和溶解度以上の15重量%注入すると、発泡が不均一になり、実施する上で問題があることが判明した。なお、粘度は小さくなる筈であるが、気液分離が生じるので粘度の測定はできない。
本発明の第1の実施の形態に係わる押出成形品製造装置を模式的に示す側面図である。 その(イ)はスクリュを模式的に示す側面図、その(ロ)はスクリュに対応した位置における押出成形材料の状態を、その(ハ)は押出成形材料の圧力、そしてその(ニ)は押出成形材料の温度を概略的にそれぞれ示す図である。 本発明の実施の形態を示す図で、その(イ)は超臨界状態の不活性流体の注入量と溶融状態の押出成形材料の粘度との関係を示す図、その(ロ)は本発明の第2の実施の形態に係わる押出成形品製造装置の全体を模式的に示す正面図である。 本発明の実施例および比較例を示す図である。
符号の説明
1、1’ 熱可塑性樹脂およびその混合物の製造装置
3 二軸スクリュ押出機 10 粘度計
11 脱気口 12 ダイ
15 不活性流体注入口 18 不活性流体製造装置
33 単軸スクリュ押出機 35 輸送管

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給して、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっているスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を加熱シリンダから注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料を加熱シリンダの下流端部に設けられているダイから連続的に押し出して、発泡成形品を得るとき、
    超臨界状態の不活性流体は、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、その注入量は前記加熱シリンダの下流端寄りに設けられている粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御することを特徴とする押出成形品製造方法。
  2. 熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給して、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっているスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を加熱シリンダから注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料から不活性流体を脱気して加熱シリンダの下流端部に設けられているダイから連続的に押し出して、ソリッドな成形品を得るとき、
    超臨界状態の不活性流体は、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、その注入量は前記加熱シリンダの下流端寄りに設けられている粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御することを特徴とする、押出成形品製造方法。
  3. 熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料を二軸スクリュ押出機の加熱シリンダの上流側に供給して、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっているスクリュを回転駆動して溶融すると共に、超臨界状態の不活性流体を加熱シリンダから注入し、不活性流体が溶解・分散した溶融状態の押出材料をその下流側に直列的に配置されているスクリュ押出機に供給し、前記スクリュ押出機のシリンダバレルの下流端部に設けられているダイから連続的に押し出して、発泡成形品を得るとき、
    超臨界状態の不活性流体は、前記二軸スクリュ押出機のスクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に注入し、その注入量は前記加熱シリンダの下流端部寄りに設けられている粘度計または前記シリンダバレルの下流端部寄りに設けられている粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御することを特徴とする押出成形品の製造方法。
  4. 加熱シリンダと、該加熱シリンダ内に回転駆動されるように設けられている2本のスクリュとを備えた二軸スクリュ押出機からなり、
    前記二軸スクリュ押出機のスクリュは、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっており、前記加熱シリンダの上流側には、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料が供給される供給口が設けられ、下流端部にダイが設けられている製造装置であって、
    前記加熱シリンダの、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に対応した位置には、超臨界状態の不活性流体を注入する不活性流体注入口が設けられていると共に、前記加熱シリンダの下流端寄りには超臨界状態の不活性流体が溶解・拡散された溶融状態の押出材料の粘度を測定する粘度計が設けられ、
    不活性流体の注入量は、前記粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御されることを特徴とする押出成形品製造装置。
  5. 加熱シリンダと該加熱シリンダ内に回転駆動されるように設けられている2本のスクリュとを備えた二軸スクリュ押出機と、該二軸スクリュ押出機に直列に配置されているスクリュ押出機とからなり、
    前記二軸スクリュ押出機のスクリュは、押出材料の供給側の上流側から第1の輸送部、混練部、第2の輸送部となっており、前記二軸押出機の加熱シリンダの上流側には、熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる固体状態の押出材料が供給される供給口が設けられ、前記スクリュ押出機のシリンダバレルの下流端部にはダイが設けられている製造装置であって、
    前記加熱シリンダの、前記スクリュの第1の輸送部の下流側において形成される固体プラグの下流側の、固体状態と半溶融状態で混在する溶融領域に対応した位置には、超臨界状態の不活性流体を注入する不活性流体注入口が設けられていると共に、前記加熱シリンダの下流端寄りまたは前記スクリュ押出機のシリンダバレルの下流端寄りには不活性流体が溶解・拡散された溶融状態の押出材料の粘度を測定する粘度計が設けられ、
    不活性流体の注入量は、前記粘度計により計測される溶融状態の押出材料の粘度により、不活性流体の飽和溶解度以下の範囲になるように制御されることを特徴とする押出成形品製造装置。
JP2004202680A 2004-07-09 2004-07-09 押出成形品の製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP4563739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004202680A JP4563739B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 押出成形品の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004202680A JP4563739B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 押出成形品の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006021460A JP2006021460A (ja) 2006-01-26
JP4563739B2 true JP4563739B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35795080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004202680A Expired - Fee Related JP4563739B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 押出成形品の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4563739B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024022994A (ja) * 2022-08-08 2024-02-21 株式会社日本製鋼所 樹脂の分解処理方法および分解処理装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954538A (ja) * 1982-09-24 1984-03-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 押出量の制御方法
JPH09509975A (ja) * 1994-03-11 1997-10-07 エーシーアイ オペレイションズ プロプライエタリー リミテッド プラスチックフォームおよびその製造方法
JPH10671A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Sekisui Chem Co Ltd 難成形樹脂成形体の製造方法
JP2000084968A (ja) * 1998-07-16 2000-03-28 Mitsui Chemicals Inc 超臨界二酸化炭素の添加方法および当該添加方法を用いた熱可塑性樹脂発泡体の製造方法
JP2002501814A (ja) * 1998-01-29 2002-01-22 ザトーリウス アクチエン ゲゼルシャフト 熱可塑性高分子からなる発泡多孔質膜ならびにその製造法および装置
JP2002273777A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Japan Steel Works Ltd:The 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置
JP2002355880A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Japan Steel Works Ltd:The 超臨界流体を利用した混練・脱揮押出成形装置
JP2003200457A (ja) * 2002-01-08 2003-07-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 可塑化装置内へのガス注入方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954538A (ja) * 1982-09-24 1984-03-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 押出量の制御方法
JPH09509975A (ja) * 1994-03-11 1997-10-07 エーシーアイ オペレイションズ プロプライエタリー リミテッド プラスチックフォームおよびその製造方法
JPH10671A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Sekisui Chem Co Ltd 難成形樹脂成形体の製造方法
JP2002501814A (ja) * 1998-01-29 2002-01-22 ザトーリウス アクチエン ゲゼルシャフト 熱可塑性高分子からなる発泡多孔質膜ならびにその製造法および装置
JP2000084968A (ja) * 1998-07-16 2000-03-28 Mitsui Chemicals Inc 超臨界二酸化炭素の添加方法および当該添加方法を用いた熱可塑性樹脂発泡体の製造方法
JP2002273777A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Japan Steel Works Ltd:The 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置
JP2002355880A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Japan Steel Works Ltd:The 超臨界流体を利用した混練・脱揮押出成形装置
JP2003200457A (ja) * 2002-01-08 2003-07-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 可塑化装置内へのガス注入方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006021460A (ja) 2006-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2569092C2 (ru) Месильный экструдер
KR102245883B1 (ko) 첨가제와 블로잉제를 함유하는 폴리머 용융물을 제조하기 위한 방법 및 장치
JP2011500392A (ja) ポリマー材料の加工装置と方法
US5889064A (en) Process and apparatus for producing a foamed polymer
JP3686002B2 (ja) 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置
JP4563739B2 (ja) 押出成形品の製造方法および製造装置
US20190322027A1 (en) Sub-Critical Gas-Assisted Processing Of A Polymer Blend
CN105365196A (zh) 双螺杆挤压机
JP5507939B2 (ja) 押出成形装置
JP4532374B2 (ja) 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法および製造装置
JP4550646B2 (ja) 熱可塑性樹脂あるいはその混合物からなる発泡成形品の製造方法
CN205112337U (zh) 双螺杆挤压机
JP3819340B2 (ja) 溶融樹脂の脱揮方法及びその装置
JPH02223405A (ja) 混練押出装置
US20200223118A1 (en) Extruding system and method of extruding
JP2002187192A (ja) 押出成形機
JP4254626B2 (ja) 射出成形機の射出装置および発泡射出成形方法
JPH0550487A (ja) 熱可塑性樹脂の多段押出し方法
CN106003461B (zh) 废塑料再生利用带气体保护与改性造粒一体化装置
WO2024034190A1 (ja) 樹脂の分解処理方法および分解処理装置
JPH09141726A (ja) 塩化ビニール成形品の押出成形方法および押出成形装置
US11433578B2 (en) Mixing device for producing a plastic melt loaded with a propellant
JPH05338008A (ja) 難混練性材料の押出成形方法及びその成形装置
JPH10109349A (ja) スクリュー押出機
JP2021024241A (ja) 発泡成形体の製造装置および発泡成形体製造装置用スクリュ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100729

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees