JP3686002B2 - 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置 - Google Patents
超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3686002B2 JP3686002B2 JP2001075267A JP2001075267A JP3686002B2 JP 3686002 B2 JP3686002 B2 JP 3686002B2 JP 2001075267 A JP2001075267 A JP 2001075267A JP 2001075267 A JP2001075267 A JP 2001075267A JP 3686002 B2 JP3686002 B2 JP 3686002B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- mixing
- supercritical fluid
- melting
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/505—Screws
- B29C48/57—Screws provided with kneading disc-like elements, e.g. with oval-shaped elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/362—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using static mixing devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/365—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using pumps, e.g. piston pumps
- B29C48/37—Gear pumps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/375—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages
- B29C48/385—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages using two or more serially arranged screws in separate barrels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/375—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages
- B29C48/387—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages using a screw extruder and a gear pump
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/395—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
- B29C48/40—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異種ポリマーブレンド、ポリマーとフィラ−との混合成形材料、溶融温度と熱分解温度との差が小さいポリマー等、厳しい成形条件が要求される難成形材料の成形に用いられる、超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、難成形材料の成形方法として、次に説明する超臨界流体を利用した溶融成形方法がある。
【0003】
この従来の超臨界流体を利用した溶融成形方法は、撹拌機付き溶解槽またはスクリュ式混練・押出機を用い、熱可塑性樹脂単独または熱可塑性樹脂および各種添加剤と超臨界流体とを混合・溶融したのち、溶融物の超臨界状態を保ちながら射出成形機に導入して射出成形するか、あるいは押出機に導入してペレット化している(特開平11−263858号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、撹拌機付き溶解槽を用いた場合、熱可塑性樹脂と超臨界流体とを混合・溶融する作業が基本的にはバッチ式となり生産性が低い。
【0005】
また、スクリュ式混練・押出機を用いた場合、注入された高圧の超臨界流体のホッパへの吹き戻りが発生する。
【0006】
さらに、熱可塑性樹脂と超臨界流体とを混合・溶融するための撹拌機付き溶解槽またはスクリュ式混練・押出機と、射出成形機や押出機との間に脱気手段が無く、超臨界流体が気泡または溶解した状態で成形品中に残存し、発泡セルが生じることは避けられないという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、難成形材料であるにもかかわらず、連続成形が可能であり、しかも発泡セルが成形品に生じない、超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置を実現することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明に係る超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置は、難成形材料に対して超臨界流体を注入して溶融・混練・混合するための溶融・混練・混合装置と、前記溶融・混練・混合装置から吐出された溶融難成形材料より含浸された超臨界流体をガス化させて除去するためのベント口を有するタンクと、前記タンクにより超臨界流体が除去された溶融難成形材料を押出成形するための押出成形機とを備えた超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置であって、前記溶融・混練・混合装置は、上流側から下流側へ順次、輸送部、溶融部、混練・混合部および排出部を備え、前記混練・混合部に対応する部位に超臨界流体注入口を有するとともに前記混練・混合部の上流側に逆流防止手段を有する二軸スクリュ式押出機と、前記排出部に吸込側が接続されたギヤポンプと、一端が前記ギヤポンプの吐出側に接続されているとともに他端が前記タンクの上方部に接続された吐出管路と、前記吐出管路に介在された前記ギヤポンプの吐出圧力を制御するための圧力調整弁とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
第2の発明に係る超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置は、難成形材料に対して超臨界流体を注入して溶融・混練・混合するための溶融・混練・混合装置と、前記溶融・混練・混合装置から吐出された溶融難成形材料より含浸された超臨界流体をガス化させてベント口より除去したのち押出成形するベント式押出成形機とを備えた超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置であって、前記溶融・混練・混合装置は、上流側から下流側へ順次、輸送部、溶融部、混練・混合部および排出部を備え、前記混練・混合部に対応する部位に超臨界流体注入口を有するとともに前記混練・混合部の上流側に逆流防止手段を有する二軸スクリュ式押出機と、前記排出部に吸込側が接続されたギヤポンプと、一端が前記ギヤポンプの吐出側に接続されているとともに他端が前記ベント式押出成形機の供給部に接続された吐出管路と、前記吐出管路に介在された前記ギヤポンプの吐出圧力を制御するための圧力調整弁とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
また、吐出管路の他端に、溶融難成形材料を多数の流れに分流させるための分散板を付設する。
【0011】
さらに、二軸スクリュ式押出機は、スクリュの混練・混合部に対応する部位にニーディングディスクを有するものとする。
【0012】
また、逆流防止手段が、シールリングであるものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
先ず、第1の実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置について説明する。
【0015】
本実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置は、比較的大容量押出、多量の超臨界流体注入する場合に使用するものであって、図1に示すように、難成形材料に対して超臨界流体を注入して溶融・混練・混合するための溶融・混練・混合装置E1 と、溶融・混練・混合装置E1 によって溶融・混練・混合された溶融難成形材料より含浸された超臨界流体を分離除去するためベント口12を有するタンク11と、タンク11において超臨界流体が分離除去された溶融難成形材料を押出成形するための押出成形機E2 とを備えている。
【0016】
溶融・混練・混合装置E1 は、シリンダ2内に2本のスクリュ3が回転自在に配設された二軸スクリュ式押出機1と、シリンダ2の先端に吸込側が接続されたギヤポンプ5と、ギヤポンプ5の吐出側に一端が接続された圧力調整弁9が介在された吐出管路8とを備えている。二軸スクリュ式押出機1は、供給部であるホッパ4側からギヤポンプ5側、すなわち上流側から下流側へ順次、輸送部、溶融部、混練・混合部、排出部を備えている。
【0017】
各スクリュ3における混練・混合部に対応する部位には、ニーディングディスク3bが設けられているとともに、ニーディングディスク3bの上流側、すなわち、混練・混合部の上流側にはシールリングやゲートバルブ等の逆流防止手段6が配設されており、ニーディングディスク3bおよび逆流防止手段6以外の部分にはフライト3aが設けられている。
【0018】
なお、上述したニーディングディスク3bのかわりに、ロータ等の他の混練・混合手段を設けたものに変更することができる。また、逆流防止弁6の上流側に設けられたフルフライト3aのかわりに、ニーディングディスクやロータ等の混練・混合手段を設けたものに変更することができる。
【0019】
また、シリンダ2における混練・混合部に対応する部位には超臨界流体注入口7が設けられており、この超臨界流体注入口7は、流量調整弁33、流量計32等が介在された供給管路31を介して超臨界流体発生装置30に接続されている。
【0020】
ここで、超臨界流体発生装置30は、ボンベ34に貯留された炭酸ガスや窒素ガス等の不活性ガスを臨界圧力および臨界温度以上にして超臨界流体を生成することができる公知の装置を用いることができる。
【0021】
因みに、炭酸ガスの場合は、臨界温度が31.1℃、臨界圧力7.38MPa以上にて超臨界流体となり、窒素ガスの場合は、臨界温度が−147℃、臨界圧力3.4MPa以上にて超臨界流体となる。
【0022】
なお、吐出管路8には、その外周面にバンドヒータ等の加熱手段(不図示)を配設するとともに、タンク11の上方部に連通された他端には、図2の(a)に示す多数の孔を有する多孔板10aや、図2の(b)に示す格子状のスリットを有するスリット板10b等からなる分散板10が設けられている。
【0023】
タンク11は、上方部に大気開放または真空吸引方式のベント口12が設けられているとともに、底部が接続管路13を介し押出成形機E2 の供給口21aに連通されており、吐出管路8の他端に設けられた分散板10を通して多数の細い流れに分流された溶融難成形材料が流下する空間部を大気圧または減圧状態に維持することによって、溶融難成形材料中に含浸された超臨界流体をガス化してベント口12を介して機外へ除去し、超臨界流体が混在しない溶融難成形材料を押出成形機E2 の供給口21aへ供給できるように構成されている。
【0024】
なお、タンク11に加熱装置を付設し、タンク内の溶融難成形材料の温度制御を行なうことができるように変更することができる。
【0025】
押出成形機E2 は、供給口21aより供給された超臨界流体が混在しない溶融難成形材料をシリンダ21の先端に付設されたダイ22より押し出すことができるように構成されている。
【0026】
なお、上述した押出成形機E2 のかわりに、真空吸引あるいは大気開放ベント口を有する押出成形機に変更し、さらなる超臨界流体の除去を行なえるようにしてもよい。
【0027】
続いて、本実施の形態による超臨界流体を用いた混練・混合押出成形装置の動作について説明する。
【0028】
二軸スクリュ式押出機1において、ホッパ4より供給された難成形材料は、輸送部から溶融部を経て混練・混合部へ移送され、超臨界流体注入口7を介して注入された超臨界流体と溶融・混練・混合されたのち、排出部を経てギヤポンプ5の吸込側へ移送される。
【0029】
この場合、難成形材料と超臨界流体とはスクリュ3の混練・混合部に対応する部位に設けられたニーディングディスク3bにより溶融・混練・混合されるが、超臨界流体によってポリマーの粘度が低下するため、比較的に低剪断応力で溶融・混練・混合が促進され、ポリマーの劣化やフィラーの破砕等が防止される。また、ニーディングディスク3bの設けられた混練・混合部の上流側、すなわち混練・混合部と溶融部との境界部にシールリングやゲートバルブ等からなる逆流防止手段6が設けられているため、注入された高圧の超臨界流体がホッパ4へ吹き戻ることがない。
【0030】
また、ギヤポンプ5の吐出側は、ゲートバルブ等の圧力調整弁9を介在させた吐出管路8の一端に接続されているため、圧力調整弁9を制御してギヤポンプ5の吐出圧を吸込側の圧力より高く保ち、ギヤポンプの安定性を維持することで、二軸スクリュ式押出機1のシリンダ2内の内圧調整が可能となり、安定した超臨界状態での溶融・混練・混合を連続的に実行することができる。
【0031】
さらに、溶融難成形材料は、吐出管路8の他端に設けられた分散板10によって多数の流れに分流されて表面積が増大した状態でタンク11内を流下し、圧力が低下して溶融難成形材料中に含浸されていた超臨界流体がガス化して分離し、ベント口12を介して機外へ放出される。
【0032】
なお、ベント口12は大気解放に限らず、必要に応じて真空発生源に接続して真空吸引に変更することができる。
【0033】
タンク11内において超臨界流体が分離除去された溶融難成形材料は、タンク11の底部から接続管路13を介して押出成形機E2 に導入されてシリンダ21の先端に配設されたダイ22より押し出され、発泡セルのない押出成形品が連続成形される。
【0034】
なお、本実施の形態において、押出成形機E2 としては、スクリュ式押出成形機に限らず、連続押し出しができるものであればギヤポンプ式押出成形機やその他の連続押出成形機を用いることができる。
【0035】
次に、第2の実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置について説明する。
【0036】
本実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置は、比較的小容量押出、小量の超臨界流体注入の場合に使用するもので、図1に示した第1の実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置における、タンク11および押出成形機E2 の替わりに、図3に示すように、ベント式押出成形機E3 を用いた点が異なる。以下、第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付してその説明は省略し、異なる部分について説明する。
【0037】
図3に示すように、圧力調整弁9が介在された吐出管路8の他端は、ベント式押出成形機E3 の供給口51aに直接接続されている。
【0038】
ベント式押出成形機E3 は、シリンダ51の先端部にダイ52が配設されており、シリンダ51のベント部に2つのベント口53が軸方向に間隔をおいて設けられている。各ベント口53は分岐管路54aを介して吸引管路54の一端側に接続されており、吸引管路54の他端側は真空ポンプ55の吸込側に接続されている。
【0039】
なお、ベント口の数は、上述した2個に限らず必要に応じて増減できる。また、上述した真空吸引ベント口のかわりに、大気開放ベント口に変更することができる。
【0040】
本実施の形態において、吐出管路8の他端に接続された供給口51aよりシリンダ51内に吐出された溶融難成形材料は、ベント部において溶融難成形材料中に含浸された超臨界流体がガス化して、各ベント口53より分岐管路54a、吸引管路54を介して機外へ分離除去されたのち、ダイ52より押し出される。
【0041】
なお、吐出管路8の他端に図2の(a)、(b)に示した多孔板10aまたはスリット板10b等からなる分散板(不図示)を設けることができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0043】
溶融・混練・混合装置において、注入された高圧の超臨界流体が吹き戻ることがなく、また吐出管路に介在された圧力調整弁を制御してギヤポンプの吐出側の圧力を調整することで二軸スクリュ式押出機の内圧調整が可能となり、安定した超臨界状態での溶融・混練・混合を連続的に実行することができる。その結果、ポリマーの劣化やフィラーの破砕等が防止されるとともに発泡セルのない高品質の押出成形品を連続的に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置を示す説明図である。
【図2】図1に示した超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置に用いる分散板を示し、(a)は多数の孔を有する多孔板の模式平面図、(b)は格子状のスリットを有するスリット板の模式平面図である。
【図3】第2の実施の形態による超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 二軸スクリュ式押出機
2、21、51 シリンダ
3 スクリュ
3a フライト
3b ニーディングディスク
4 ホッパ
5 ギヤポンプ
6 逆流防止手段
7 超臨界流体注入口
8 吐出管路
9 圧力調整弁
10 分散板
11 タンク
12、53 ベント口
21a、51a 供給口
30 超臨界流体発生装置
31 供給管路
32 流量計
33 流量調整弁
34 ボンベ
E1 溶融・混練・混合装置
E2 押出成形機
E3 ベント式押成形出機
Claims (5)
- 難成形材料に対して超臨界流体を注入して溶融・混練・混合するための溶融・混練・混合装置(E1 )と、前記溶融・混練・混合装置から吐出された溶融難成形材料より含浸された超臨界流体をガス化させて除去するためのベント口を有するタンク(11)と、前記タンクにより超臨界流体が除去された溶融難成形材料を押出成形するための押出成形機(E2 )とを備えた超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置であって、
前記溶融・混練・混合装置は、上流側から下流側へ順次、輸送部、溶融部、混練・混合部および排出部を備え、前記混練・混合部に対応する部位に超臨界流体注入口(7)を有するとともに前記混練・混合部の上流側に逆流防止手段(6)を有する二軸スクリュ式押出機(1)と、前記排出部に吸込側が接続されたギヤポンプ(5)と、一端が前記ギヤポンプの吐出側に接続されているとともに他端が前記タンクの上方部に接続された吐出管路(8)と、前記吐出管路に介在された前記ギヤポンプの吐出圧力を制御するための圧力調整弁(9)とを備えたことを特徴とする超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置。 - 難成形材料に対して超臨界流体を注入して溶融・混練・混合するための溶融・混練・混合装置(E1 )と、前記溶融・混練・混合装置から吐出された溶融難成形材料より含浸された超臨界流体をガス化させてベント口より除去したのち押出成形するベント式押出成形機(E3 )とを備えた超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置であって、
前記溶融・混練・混合装置は、上流側から下流側へ順次、輸送部、溶融部、混練・混合部および排出部を備え、前記混練・混合部に対応する部位に超臨界流体注入口(7)を有するとともに前記混練・混合部の上流側に逆流防止手段(6)を有する二軸スクリュ式押出機(1)と、前記排出部に吸込側が接続されたギヤポンプ(5)と、一端が前記ギヤポンプの吐出側に接続されているとともに他端が前記ベント式押出成形機の供給部に接続された吐出管路(8)と、前記吐出管路に介在された前記ギヤポンプの吐出圧力を制御するための圧力調整弁(9)とを備えたことを特徴とする超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置。 - 吐出管路(8)の他端に、溶融難成形材料を多数の流れに分流させるための分散板(10)を付設したことを特徴とする請求項1または2記載の超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置。
- 二軸スクリュ式押出機(1)は、スクリュ(3)の混練・混合部に対応する部位にニーディングディスクを有することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置。
- 逆流防止手段(6)がシールリングであることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001075267A JP3686002B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001075267A JP3686002B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002273777A JP2002273777A (ja) | 2002-09-25 |
JP3686002B2 true JP3686002B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=18932372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001075267A Expired - Fee Related JP3686002B2 (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3686002B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4094248B2 (ja) * | 2001-05-31 | 2008-06-04 | 株式会社日本製鋼所 | 超臨界流体を利用した混練・脱揮押出成形装置 |
JP4563739B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2010-10-13 | 株式会社日本製鋼所 | 押出成形品の製造方法および製造装置 |
JP3914961B2 (ja) | 2005-08-18 | 2007-05-16 | 日立マクセル株式会社 | 成形品の製造方法、押し出し成形装置及び成形品 |
JP5331311B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2013-10-30 | 株式会社カネカ | 熱可塑性樹脂の製造方法 |
JP2009125975A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Japan Steel Works Ltd:The | 熱可塑性樹脂に含有された異物の除去方法 |
JP5261109B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2013-08-14 | 株式会社カネカ | 熱可塑性樹脂の製造方法 |
CN103350510B (zh) * | 2013-07-04 | 2015-07-22 | 浙江海虹控股集团有限公司 | 一种制备聚合物超临界发泡材料的设备及方法 |
CN104494155B (zh) * | 2014-11-05 | 2016-08-24 | 泰瑞机器股份有限公司 | 一种固体废弃高分子材料在线处理系统 |
WO2019011807A1 (de) * | 2017-07-10 | 2019-01-17 | Arlanxeo Deutschland Gmbh | Extrudersystem mit druckregeleinrichtung |
CN109605708B (zh) * | 2018-12-14 | 2020-07-17 | 北京化工大学 | 一种热塑性聚酯挤出发泡成型方法 |
CN114347428A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-15 | 重庆洛迪新材料科技有限公司 | 一种螺杆挤出机、喂料装置以及喂料方法 |
JP2024022995A (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-21 | 株式会社日本製鋼所 | 樹脂の分解処理方法および分解処理装置 |
JP2024022994A (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-21 | 株式会社日本製鋼所 | 樹脂の分解処理方法および分解処理装置 |
-
2001
- 2001-03-16 JP JP2001075267A patent/JP3686002B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002273777A (ja) | 2002-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3686002B2 (ja) | 超臨界流体を利用した混練・混合押出成形装置 | |
EP1218164B1 (en) | Twin screw extrusion apparatus and production method for the production of polymeric foam | |
JP4094248B2 (ja) | 超臨界流体を利用した混練・脱揮押出成形装置 | |
JP2007276321A (ja) | タンデム型押出発泡成形方法 | |
JP2012025153A (ja) | 多段式の熱可塑性樹脂押出装置およびそれを用いた熱可塑性樹脂の押出方法 | |
EP1393879B1 (en) | Forming device for thermoplastic resin formed part | |
JP3803457B2 (ja) | 2軸型連続混練押出装置 | |
JP4285323B2 (ja) | 高分子化合物の処理方法及びその装置 | |
JP2002307530A (ja) | 押出機を用いる脱揮方法及びその装置 | |
JP4081454B2 (ja) | 高分子化合物の処理方法及びその処理装置 | |
JPH09239726A (ja) | タンデム型混練装置及びそれを用いた熱可塑性樹脂及び/又はゴムの混練方法 | |
JP3819340B2 (ja) | 溶融樹脂の脱揮方法及びその装置 | |
JP2002187192A (ja) | 押出成形機 | |
JP2005059370A (ja) | タンデム型マルチ押出成形方法および装置 | |
CA2423587A1 (en) | Method of making formed bodies containing active ingredients | |
JP7330056B2 (ja) | 樹脂組成物の製造方法およびスクリュ式混練脱揮押出機 | |
JP2613692B2 (ja) | 熱可塑性樹脂成形品の製造方法及び装置 | |
KR102086085B1 (ko) | 특수형 코니컬 트윈 스크류 압출성형장치 | |
JP2006026949A (ja) | 超臨界流体を利用した混練押出装置 | |
JP2001179808A (ja) | 発泡物連続成形方法およびその装置 | |
JPS61241117A (ja) | 射出成形機の脱気可塑化装置 | |
JP4563739B2 (ja) | 押出成形品の製造方法および製造装置 | |
JP2021024241A (ja) | 発泡成形体の製造装置および発泡成形体製造装置用スクリュ | |
JP2001341186A (ja) | 発泡体の押出し成形方法および押出し成形装置 | |
JP2003062892A (ja) | 二軸押出機による発泡成形の押出成形方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050601 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |