JPH0938029A - 気腹装置 - Google Patents

気腹装置

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JPH0938029A
JPH0938029A JP7193249A JP19324995A JPH0938029A JP H0938029 A JPH0938029 A JP H0938029A JP 7193249 A JP7193249 A JP 7193249A JP 19324995 A JP19324995 A JP 19324995A JP H0938029 A JPH0938029 A JP H0938029A
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雅英 大山
Satoshi Takekoshi
聡 竹腰
Takeo Usui
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気口を閉じた直後の腹腔の詰まりの判別を
正確に行うことができる気腹装置。 【解決手段】 ボンベ4のガスは減圧手段、第1〜第5
のバルブ26〜29を備えたマニホールドバルブ24等
を経て気腹チューブ6に接続されたトラカール7を介し
て患者8の腹壁内に導入され、下流側管路39が大気に
通じる第5のバルブ29を閉じた直後の内部管路40の
圧力上昇時の圧力を圧力センサ37、38で検知し、腹
腔過圧時の振動する1サイクル目の時間での検知結果か
ら制御部43は腹腔圧が正常な状態か、チューブの詰ま
り或いは腹腔過圧状態かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体または動物の体
内に気体を注入する装置、更に詳しくは、二酸化炭素等
のガスを体内へ送気して腹部を膨らませ、内視鏡による
腹腔内の観察や治療の際、内視鏡の視野を確保するため
の気腹装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば内視鏡観察下で患者の腹
腔内の医療処置をする場合には、従来から、処置する腹
腔内に炭酸ガス等の気体を注入して腹部を膨らませ、処
置に必要な観察視野を確保できるようにしている。腹腔
内への気体の注入には、ガスボンベ等の気体供給源から
の気体を、減圧器や電磁弁及び圧力センサ等によって圧
力制御しながら送気し、腹腔内を設定圧に保つ装置が使
用されている。
【0003】この様な気腹装置として、本出願人は特開
平6−209901号公報に示す装置を提案している。
この装置では気腹装置内の気体供給管路内に排気口を設
け、この排気口より気腹用気体を流出させた際の前記気
体供給管路内の圧力変化の大きさを検出し、この圧力変
化の検出データにもとづいて前記気体供給管路の詰まり
状態を判断している。
【0004】また、DE4219859においては気体
供給管路内の一部に大気への排気口及び、その排気口開
閉用のバルブを設け、腹腔内が設定値を一定の値上回る
と大気開放する様になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術においては以下のような問題点がある。 (1)前記特開平6−209901号公報に開示された
装置においては、気体供給管路の詰まり状態を検出する
際に、前記排気口より例えば100msの短時間気腹用
気体を排出し排気口を閉じる。排気口を閉じた直後にお
いては、前記気体供給管路内部の圧力はしばらくの間変
動する。この変動は、気腹チューブ内に残ったガスが戻
り圧が上昇するものである。また、腹腔が過圧の場合に
は、しばらくの間管路内の圧力が振動する。この変動の
間に気体供給管路内の圧力を測定すると、正確な判断が
できない虞があった。
【0006】(2)前記DE4219859において
は、トラカールを穿刺する際に生じる圧上昇時にも腹腔
のガスを排気してしまう為に、腹腔が萎み、穿刺できな
いか若しきは萎むと同時の穿刺により腹腔内の臓器を誤
穿刺してしまう虞があった。
【0007】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は以下の通りである。 (1)請求項1の目的は、排気口を閉じた直後でも正確
に詰まりの判別を行う方法の提供にある。
【0008】(2)請求項2の目的は、トラカールの誤
穿刺を防止する腹腔ガスの排気方法の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】腹壁を貫通して腹壁内に
挿入される気腹用の挿入具に気腹チューブが連結された
気体供給管路と、前記気体供給管路を通して前記腹壁内
に気腹用の気体を供給する気体供給源と、前記気体供給
管路内の圧力を検知する圧力検知手段と、前記気体供給
管路に設けられた開閉自在な気体排出口と、前記圧力検
知手段の検知結果に基づいて前記気体供給源からの前記
気腹用気体の供給を制御する制御手段とを有する気腹装
置において、前記気体排出口から気体を排出し、この気
体排出口を閉じた直後の前記気体供給管路内の圧力振動
の1サイクル目の圧力上昇時における前記圧力検知手段
の検知結果に基づいて、前記気体供給管路の詰まり状態
を判断する判断手段を設けることにより、気体供給管路
内の排気口から排気を行い、排気口を閉じた後の管路圧
の振動の最初の1サイクルの圧力の上昇時に圧力を測定
し、この値を元に気体供給管路の閉塞状態を正確に検出
するようにした。
【0010】腹壁を貫通して腹壁内に挿入される気腹用
の挿入具に気腹チューブが連結された気体供給管路と、
前記気体供給管路を通して前記腹壁内に気腹用の気体を
供給する気体供給源と、前記腹壁内から前記気腹用の気
体を吸引する気体吸引手段と、前記気体供給管路内の圧
力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段の検知
結果に基づいて前記気体供給源からの前記気腹用気体の
供給を制御する制御手段とを有する気腹装置において、
前記圧力検知手段による検知圧力が所定の値を越えた場
合に、所定の時間後に前記気体吸引手段による前記気腹
用気体の吸引を開始させる吸引制御手段を設けることに
より、腹腔圧が設定値を一定の値上回った場合、所定の
時間待ち、その後腹腔のガスを大気開放、若しくは吸引
するようにして、トラカールの誤穿刺を防止する腹腔ガ
スの排気を可能にする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、図面を参照して本発明の第
1の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の気腹装置1の全体構成を示す。この気腹装置1
は、気体供給源を接続する接続口金2が設けられ、この
接続口金2に接続ホース3を介して単数もしくは複数の
CO2(二酸化炭素)ガスが充填されている気体供給源
としてのボンベ4が接続される。
【0012】また、この気腹装置1は、気腹針やトラカ
ール等の気腹用挿入具を接続する送気口金5を有し、こ
の送気口金5に気腹チューブ6を介して気腹用トラカー
ル7が接続される。この気腹用トラカール7を患者8の
腹壁内に刺入して腹腔内にガスを注入することができる
ようになっている。
【0013】さらに、気腹装置1には吸引チューブ9を
閉塞/開放するピンチバルブ10が設けられている。吸
引チューブ9は、一端が前記気腹用トラカール7とは別
に患者8の腹腔内に刺入される処置用トラカール11に
接続され、他端がピンチバルブ10を経由して手術室の
壁吸引装置12に接続されており、ピンチパルブ10に
より腹腔内のガスの吸引制御を行うようになっている。
【0014】接続口金2には、気腹装置1の内部に設け
られ、ボンベ4の圧力を検出するボンベ圧センサ13が
接続されると共に、高圧配管14を介して第1の減圧器
15に接続されている。第1の減圧器15は、内部配管
16及び閉止バルブ17を介して、第2の減圧器18に
接続されている。これらの第1及び第2の減圧器15,
18により減圧手段が構成される。
【0015】ボンベ圧センサ13によって検出されたボ
ンベ4の圧力が気腹装置1の操作部19等に設けられた
表示パネルに表示され、ボンベ4のガス残量を術者が認
知できるようになっている。ボンベ4のCO2ガスは常
温で約60barであり、これを第1の減圧器15にお
いて約3barに減圧するとともに、第2の減圧器18
において80mmHg程度に減圧できるようになってい
る。
【0016】第1の減圧器15には安全弁20が備えら
れ、故障により減圧値が所定の圧力(例えば約5ba
r)を越えてしまうような場合に、過大圧力が第2の減
圧器18に掛かることなく大気にガスを放出するように
なっている。
【0017】第2の減圧器18からのCO2ガスを下流
側に導く内部配管21は、流量センサ22を経由して継
手23を介して複数の管路切り換え手段を備えたマニホ
ールドバルブ24に接続されている。マニホールドバル
ブ24は、管路切り換え手段として第1のバルブ25,
第2のバルブ26,第3のバルブ27,第4のバルブ2
8,第5のバルブ29の5つのバルブが一体的に配設さ
れて構成されている。継手23に連通したマニホールド
バルブ24の内部管路30は、第1のバルブ25,第2
のバルブ26,第3のバルブ27の上流側の管路として
各バルブに接続されて集合しており、さらに故障検知手
段としての圧力スイッチ31が接続チューブ32及び継
手33を介してこの内部管路30に接続されている。
【0018】第3のバルブ27の下流側は、内部管路3
4を介して第4のバルブ28の上流側と接続されてお
り、さらに内部管路34は継手35及び接続チューブ3
6を介して2個の圧力センサ37,38と接続されてい
る。なお、第5のバルブ29の下流側管路39は大気に
連通する排気口(排出口)となり、この第5のバルブ2
9が開くと内部管路34のガスは大気に開放される。
【0019】第1のバルブ25,第2のバルブ26及び
第4のバルブ28の下流側と第5のバルブ29の上流側
は、各バルブに接続された集合した内部管路40により
連通しており、この内部管路40は継手41および接続
チューブ42を経由して前記送気口金5に接続されてい
る。
【0020】また、前記閉止バルブ17、前記マニホー
ルドバルブ24の第1のバルブ25ないし第5のバルブ
29、及び前記流量センサ22、圧力スイッチ31、圧
力センサ37,38は、全て気腹装置1の動作制御を行
う制御部43に電気的に接続されている。また、制御部
43には、気腹装置1に対する操作指示を行うスイッチ
等を備えた操作部19とか、他の操作手段としてのフッ
トスイッチ44などが接続されている。
【0021】図2はマニホールドバルブ24の外観構成
を示したものである。第1のバルブ25は、主にアクチ
ュエータ部25aとボディ25bとに分けられ、各部が
連結されて構成されており、マニホールドバルブ24の
プレート45に取付ネジ46によって固定されている。
以下、第2のバルブ26ないし第5のバルブ29も同様
の構成となっている。つまり、第i(i=2〜5)のバ
ルブj(j=26〜29)は主にアクチュエータ部ja
とボディjbとに分けられ、各部が連結されて構成され
ており、マニホールドバルブ24のプレート45に取付
ネジ46によって固定されている。
【0022】前記プレート45の内部は、図1に示す管
路形状に機械加工されて内部管路30,34,40が形
成されており、ブラケット47によって気腹装置1の筐
体のシャーシに固定される。なお、第1のバルブ25,
第2のバルブ26及び第3のバルブ27の各ボディ25
b,26b及び27bと、プレート45との間には、流
量変換部材として、図示しないそれぞれ寸法の異なるオ
リフィス板が介挿されており、前記第2の減圧器18の
設定圧力80mmHgの条件のもとで、第1のバルブ2
5を開くと約2L/min(リットル/分)、第2のバ
ルブ26を開くと約16L/min、そして第3のバル
ブ27と第4のバルブ28を同時に開くと約8L/mi
nの流量が得られるようになっている。
【0023】この実施の形態の気腹装置1では気体供給
管路を腹腔内部と連通する状態において、下流側管路3
9による気体排出口から気体を排出し、この気体排出口
を第5のバルブ29により閉じた直後の気体供給管路と
しての内部管路40内の圧力振動の1サイクル目の圧力
上昇時における圧力検知手段としての圧力センサ37お
よび38の検知結果に基づいて、前記気体供給管路の詰
まり状態を判断する判断手段を制御部43に設けている
ことが特徴となっている。
【0024】つまり、予め腹腔内圧力が過圧の場合及び
管路の閉塞(チューブの詰まり)の場合に対して第5の
バルブ29により閉じた直後の気体供給管路の圧力(腹
腔圧)を圧力検知手段で検知して、時間経過に対する圧
力変化特性を調べた結果、過圧時の圧力が振動すること
を見出し、その振動の1サイクル目の圧力上昇時の特性
により、過圧の場合と管路の閉塞の場合とを精度良く判
断することが可能であるので、制御部43(の判断手
段)は過圧の場合の振動の1サイクル目に対応する圧力
上昇時の特性から過圧の場合及び管路の閉塞の場合を判
断するようにしている。
【0025】以上のように構成された本実施の形態の気
腹装置1の動作を説明する。まず初めは気腹用挿入具と
して気腹用トラカール7の代わりに気腹針を送気口金5
に接続して気腹動作を行う。気腹当初は、気腹針が正確
に患者8の腹腔内に穿刺されているかどうか確認できる
まで、安全のために低流値、ここでは1L/minで送
気する。この送気動作は、術者が操作部19において可
変流量モードで1L/minを設定したり、低流値モー
ドを選択することによって行われる。
【0026】送気動作時には、まず閉止バルブ17が開
となると同時に、第3のバルブ27が開放され、マニホ
ールドバルブ24において中間タンクに相当する内部管
路34と接続チューブ36の配管内にボンベ4から第1
の減圧器15,第2の減圧器18を介してCO2ガスが
充填される。このガスの充填後、第4のバルブ28が開
放操作され、内部管路34内のCO2ガスが内部管路4
0,接続チューブ42,気腹チューブ6,及び気腹針を
順次介して患者8の腹腔内に注入される。
【0027】このCO2ガスの注入動作に伴い、中間タ
ンクに相当する内部管路34内の圧力は次第に降下する
が、このときの圧力の降下特性が圧力センサ37および
38により測定され、この測定データに基づいて制御部
43によって腹腔内の圧力が計算される。これを降下圧
測定と呼ぶ。
【0028】そして、腹腔内が操作部19で設定した圧
力に達しない場合には、制御部43は降下圧測定に引き
続きマニホールドバルブ24の第1のバルブ25を所定
時間開放する。ここで、制御部43は平均流量が1L/
minになるように前記降下圧測定と第1のバルブ25
の開閉動作を制御する。なお、前記降下測定より後の動
作では、内部管路34と接続チューブ36への前記充填
動作の期間を除いて第4のバルブ28は開いており、内
部管路40内の圧力を監視し続ける。
【0029】続いて、気腹効率を上げる為に高速で送気
したい場合には、以下の操作によって行う。術者はまず
気腹用挿入具を気腹針から気腹用トラカール7に交換す
る。ここで術者が操作部19において高流量モードに設
定すると、降下圧測定に続いて制御部43はマニホール
ドバルブ24の第2のバルブ26を開放する。このと
き、制御部43は平均流量が12L/minになるよう
に降下圧測定と第2のバルブ26の開閉動作を制御す
る。その後、制御部43によって、腹腔内が操作部19
で設定した圧力に近づくにつれて、第2のバルブ26の
開放から第3のバルブ27と第4のバルブ28の同時開
放、そして第1のバルブ25の開放へと徐々に流量を下
げていくように流量制御を行う。
【0030】また、可変流量モードで流量を設定した場
合には、制御部43によって、前記第1のバルブ25な
いし第4のバルブ28の切り換えと開閉時間の制御が行
われ、ガスの供給が所定の平均流量に制御される。
【0031】つまり、高流量モードでは平均流量12L
/minになるように、瞬間流量が最大16L/min
となる第2のバルブ26を開閉制御し、低流量モードで
は平均流量が1L/minになるように、瞬間流量が約
2L/minとなる第1のバルブ25を開閉制御する。
また、可変モードでは流量設定が6〜12L/minの
場合、平均流量が各々6〜12L/minになるよう
に、瞬間流量が最大16L/minとなる第2のバルブ
26を開閉制御し、流量設定が2〜5L/minの場
合、平均流量が各々2〜5L/minになるように、瞬
間流量が約8L/minとなる第3のバルブ27と第4
のバルブ28を同時開閉制御し、流量設定が1L/mi
nの場合は低流量モードと同じ動作をする。
【0032】ここで、前記第1のバルブ25ないし第4
のバルブ28は、予め制限された開放時間(例えば最大
2秒)を超えることのないように制御されるため、気腹
用トラカール7の種類(径の大小等)によっては、気体
の流れが抵抗が大きい場合には所定の平均流量が得られ
ない場合がある。
【0033】そこで、通常、可変流量モードで流量設定
2〜5L/minの場合は、気腹用トラカール7の流れ
抵抗の大小にかかわらず、第3のバルブ27と第4のバ
ルブ28を同時開閉制御するが、気腹用トラカール7の
流れが抵抗が大きく所定の流量に達しない場合には、制
御部43は瞬間流量が最大16L/minとなる第2の
バルブ26を開閉制御するように気体供給管路を切り換
えるような構成となっていても良い。すなわち、制御部
43において、接続された気腹用挿入具の流れ抵抗の大
小を判別し、この流れ抵抗に応じて、所定の流量を得る
ためのバルブ制御のモードを変更できるようにすること
も可能である。
【0034】なお、術者がフットスイッチ44を操作す
ると、制御部43は前記ピンチバルブ10を開閉すると
同時に、マニホールドバルブ24の第1ないし第4のバ
ルブ25ないし28を制御して、腹腔圧を測定しつつ送
気を行う。この動作により、高速で腹腔内のガスを換気
し、レーザや電気メス等によって腹腔内に発生した煙を
除去することもできるようになっている。
【0035】また、測定した腹腔圧が設定圧を超過する
ような場合には、制御部43は第5のバルブ29を開放
して気腹チューブ6、接続チューブ42、及びマニホー
ルドバルブ24の内部管路40の管路圧力の変化を圧力
センサ37および38によって測定し、圧力超過が腹腔
圧の過圧状態(以下、腹腔過圧と記す)によるものか、
管路の閉塞(以下、チューブ詰まりと記す)によるもの
かを判別する動作を行うようになっている。この判別動
作に入る条件は次の3通りである。
【0036】(1)降下圧測定の結果が腹腔圧設定値を
所定の値(例えば4.5mmHg)だけ超えた場合。 (2)前記降下圧測定以外に前記バルブ25ないし28
を開いて送気する際に、流量センサ22の出力値が所定
の値(例えば1L/min)未満の場合。 (3)前記降下圧測定以外に前記バルブ25ないし28
を開いて送気する際に、管路圧が所定の値(例えば腹腔
圧設定値+25mmHg)を超えた場合。
【0037】以上の3通りの場合の動作を図3の「内部
管路34と接続チューブ内の圧力(以下、タンク圧と記
す)の変化」、及び図4の判断動作のフローチャートを
参照にして説明する。
【0038】まず、図4のステップS1(以下、単にS
1と記す)のタンク圧TP(0)を記憶する処理を行
う。つまりタンク圧を圧力センサ37、38で測定し、
制御部43の図示しない記憶部にタンク圧TP(0)と
して記憶する。(図3ではS1:TP(0)記憶と示し
ている)。
【0039】次に第5のバルブ29の開放し(S2)、
150ms後にこの第5のバルブ29を閉塞する(S
3)。つまり第5のバルブ29を開き、開いてから15
0ms後に閉じる。そしてこの150ms後のタンク圧
を測定しこれを制御部43の記憶手段にTP(150)
として記憶する(S4)。
【0040】第5のバルブ29を閉じるとタンク圧は上
昇して行き、特に腹腔過圧の場合は図3の点線の様に振
動しながら上昇して行く。この振動の最初の1サイクル
の圧上昇時、すなわち第5のバルブ29を閉じてから例
えば30ms後のタンク圧を測定し、これをTP(18
0)として制御部43に記憶する(S5)。また制御部
43でTP(180)−TP(150)を計算して、詰
まり状態の判断を行う。
【0041】つまり、TP(180)−TP(150)
の値が、例えば2.2mmHg以下の場合はチューブつ
まり、2.2mmHgより大きい場合は腹腔過圧として
それぞれの警告動作を行う。警告動作にはいると警告音
を鳴らし、判別動作に基づき腹腔過圧とチューブ詰まり
のどちらかの警告灯を点滅する。
【0042】腹腔過圧時のタンク圧の変化特性は、気腹
チューブを内径6mm長さ3mとした場合には、第5の
バルブ29を閉じて(つまりS3)から約210msの
間は、変動(振動)することが分かっている。この区間
で判別のための測定を行うと誤判別を生じる可能性があ
る。またこの210ms間の変動が収まってから測定を
行うと装置のレスポンスが悪くなる。更にこの場合、腹
腔圧設定値が低い場合(例えば3mmHg)、チューブ
詰まりの腹腔過圧時のそれぞれのタンク圧の差が小さく
なるために判別ができなくなる(図3ではS6で示し
た)。
【0043】腹腔過圧の警告動作に入った場合は、圧力
センサ37と38によりタンク圧すなわち腹腔圧を測定
し続け、腹腔圧設定値+4.5mmHgより小さい値な
れば警告動作を解除する。
【0044】なお、腹腔圧が設定値と腹腔圧設定値+
4.5mmHgの間にある場合は正常な状態と判断し、
警告動作を行わないが、この際術者が鉗子等を操作した
場合に瞬間的に腹腔圧設定値+4.5mmHgを超える
場合がある。この現象は患者に対して危険な状態ではな
く、これに対して警告動作を行うと術者にとってはうる
さく、術への集中の妨げになる。このため本気腹装置1
では腹腔圧設定値+4.5mmHg以上になってから5
00msの間は警告動作を行わないようにしている。
【0045】次にチューブ詰まりの際の警告動作に関し
て図5のフローチャートを用いて説明する。チューブ詰
まりと判断して警告モードに入ると、まず降下圧測定を
行う(S7)。つまり、この降下圧測定では少量のガス
を送気しつつ送気管路内の圧力を測定する。次に降下圧
測定の結果から腹腔圧に対する判断処理を行う(S
8)。つまり、降下圧測定の結果(腹腔圧)が、設定圧
を所定の値(例えば設定圧+4.5mmHg)以上であ
るか、所定の値を越えないかの判断を行い、所定の値以
上であれば判別動作を継続して行い(S9)、その後に
判別結果によりチューブ詰まりか腹腔過圧かを判断する
(S10)。
【0046】この判断で、チューブ詰まりと判断した場
合にはチューブ詰まり警告を継続しつつS7の降下圧測
定に戻り、腹腔過圧と判断した場合には、再び降下圧測
定を行い(S11)、その結果から再び腹腔圧が所定の
値以上か否かの判断を行う(S12)。この判断におい
て所定の値以上であれば、腹腔過圧である。そして、警
告動作を終了する場合には後述のように第5バルブ29
を所定時間開いて送気し、そして警告モードを通常モー
ドにして(S13)、この腹腔過圧の処理を終了する。
一方、所定の値未満の場合には一時的に過圧状態にな
り、その状態が解消されたとして、警告モードを通常モ
ードにし(S14)、終了する。
【0047】一方、S8の判断において、降下圧測定の
値が所定の値未満の場合は、降下圧測定を4回繰り返し
たかの判断を行い(S15)、4回繰り返していない場
合にはS7に戻り、4回繰り返した状態で所定の値未満
の場合はチューブの閉塞が解除されたものとして、警告
モードを通常モードに設定し(S14)、チューブ詰ま
り警告を終了する。ここで降下圧測定を4回行う理由を
説明する。
【0048】チューブ詰まりを十分検知(充填)できる
量を1回で送気してしまうと送気管路内の圧力が異常に
上昇してしまう場合があり患者に危険が生じる可能性が
ある(チューブ内の圧力がこの動作を行う前に既に高か
った場合等)。このためこの十分に充填できる量を4回
に分けて4回に達しない場合に管路内が所定の値に上昇
した場合はそれ以降の降下圧測定を行わず、過充填を避
ける。
【0049】警告動作を終了する際には、前記S2及び
S3の間で第5バルブ29を開いて送気管路内のガスを
排気した際に患者8の腹腔から逆流したわずかなガスを
腹腔内に押し戻すため、同量のガスを送気する。具体的
には第1のバルブ25を以下の式に表される時間だけ開
き、送気する。
【0050】 送気時間=22.2×TP(0)+90(ms) 逆流するガスの量は第5のバルブ29を開く直前のTP
(0)に比例するため、本制御式により最小限のガスで
患者8からのガスを押し戻すことができ、余分なガスを
送気により腹腔を過圧にしてしまうことを防げる。
【0051】この第1の実施の形態による効果は以下の
ようになる。以上述べた様にチューブ詰まりと腹腔過圧
の判別動作に際して、第5のバルブを閉じてから生じる
タンク圧の振動の最初の1サイクルの圧入昇時にタンク
圧を測定しこの値を元に判別を行うため、正確な判別を
可能とできる。また、腹腔圧設定値が低い際の腹腔過圧
時にも正確な判別を可能とできる。
【0052】(第2の実施の形態)本実施の形態におけ
る構成は第1の実施の形態の構成と同じであり、以下に
説明するようにさらに腹腔過圧に対して所定の時間後に
気体吸引手段により気腹用気体の吸引を行う吸引制御手
段(図示略)を制御部43内に設けている。
【0053】この吸引制御手段のその作用を以下に説明
する。
【0054】患者が麻酔から醒めた場合、また、レーザ
等他の装置より送気が行われた場合、腹腔圧が上昇し過
圧状態になることがある。この場合、本気腹装置1は前
記第1の実施の形態で説明したように腹腔過圧として警
告動作に入る。
【0055】この警告動作を受けて術者は過圧の原因を
判断し、処置を行う(例えばトラカールのコックを開放
し腹腔のガスを排出して腹腔圧を下げる)。しかし、術
者が処置を行わない場合、または処置の効果が小さく十
分に腹腔圧を下げられない場合がある。
【0056】本実施の形態の装置1では、腹腔過圧警告
が所定の時間(例えば10秒間。以下吸引の待ち時間)
継続した場合、前記ピンチバルブ10を開き、腹腔内の
ガスを吸引する。吸引により腹腔圧が所定の値(例えば
設定圧+4。5mmHg)まで下がったなら、ピンチバ
ルブ10を閉じ吸引を停止する。本実施の形態では腹腔
過圧状態になった場合、すぐに吸引を掛けずに所定の時
間後に吸引を掛ける様にしているがこれは以下の理由に
よる。
【0057】術者が追加でトラカールを穿刺する際に、
トラカールによって腹腔圧が上昇する。上昇する圧力は
最大で腹腔圧+10mmHg、穿刺に要する時間は最大
で5秒程度である。これらの数値はトラカールの切れ味
によって大きく左右されるが、時間に関しては最短でも
1秒程度は必要とされる。この穿刺を行っている間に吸
引が掛かると穿刺ができないか、若しくは吸引により腹
腔が萎えてしまいこの萎えによりトラカールの刺入によ
り誤って内臓まで穿刺してまう虞がある。
【0058】なお、吸引の待ち時間に関しては上記理由
により術者毎に必要な時間が異なるために、設定スイッ
チ(図示せず)によって調節可能としても良い。
【0059】本実施例によれば、腹腔過圧になっても所
定の時間吸引を掛けない為に誤った穿刺を防ぐことがで
きる。その他は第1の実施の形態と同様の効果を有す
る。尚、第1及び第2の実施の形態の一部などを備えた
装置も本発明に属する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、腹
壁を貫通して腹壁内に挿入される気腹用の挿入具に気腹
チューブが連結された気体供給管路と、前記気体供給管
路を通して前記腹壁内に気腹用の気体を供給する気体供
給源と、前記気体供給管路内の圧力を検知する圧力検知
手段と、前記気体供給管路に設けられた開閉自在な気体
排出口と、前記圧力検知手段の検知結果に基づいて前記
気体供給源からの前記気腹用気体の供給を制御する制御
手段とを有する気腹装置において、前記気体排出口から
気体を排出し、この気体排出口を閉じた直後の前記気体
供給管路内の圧力振動の1サイクル目の圧力上昇時にお
ける前記圧力検知手段の検知結果に基づいて、前記気体
供給管路の詰まり状態を判断する判断手段を設けている
ので、気体供給管路内の排気口から排気を行い、排気口
を閉じた後の管路圧の振動の最初の1サイクルの圧力の
上昇時に圧力を測定し、この値を元に気体供給管路の閉
塞状態を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の気腹装置の全体構
成図。
【図2】マニホールドバルブの正面図。
【図3】腹腔圧検出の動作説明図。
【図4】腹腔圧検出の動作説明用フローチャート図。
【図5】チューブ詰まりを検出した場合の動作説明用フ
ローチャート図。
【符号の説明】 1…気腹装置 2…接続口金 3…接続ホース 4…ボンベ 5…送気口金 6…気腹チューブ 7…気腹用トラカール 9…吸引チューブ 11…処置用トラカール 13…ボンベ圧センサ 14…高圧配管 15、18…減圧器 22…流量センサ 24…マニホールドバルブ 25…第1のバルブ 26…第2のバルブ 27…第3のバルブ 28…第4のバルブ 29…第5のバルブ 32…接続チューブ 37、38…圧力センサ 39…下流側管路 40…内部管路 43…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹腰 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 碓井 健夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹壁を貫通して腹壁内に挿入される気腹
    用の挿入具に気腹チューブが連結された気体供給管路
    と、 前記気体供給管路を通して前記腹壁内に気腹用の気体を
    供給する気体供給源と、 前記気体供給管路内の圧力を検知する圧力検知手段と、 前記気体供給管路に設けられた開閉自在な気体排出口
    と、 前記圧力検知手段の検知結果に基づいて前記気体供給源
    からの前記気腹用気体の供給を制御する制御手段とを有
    する気腹装置において、 前記気体排出口から気体を排出し、この気体排出口を閉
    じた直後の前記気体供給管路内の圧力振動の1サイクル
    目の圧力上昇時における前記圧力検知手段の検知結果に
    基づいて、前記気体供給管路の詰まり状態を判断する判
    断手段を設けたことを特徴とする気腹装置。
  2. 【請求項2】 腹壁を貫通して腹壁内に挿入される気腹
    用の挿入具に気腹チューブが連結された気体供給管路
    と、 前記気体供給管路を通して前記腹壁内に気腹用の気体を
    供給する気体供給源と、 前記腹壁内から前記気腹用の気体を吸引する気体吸引手
    段と、 前記気体供給管路内の圧力を検知する圧力検知手段と、 前記圧力検知手段の検知結果に基づいて前記気体供給源
    からの前記気腹用気体の供給を制御する制御手段とを有
    する気腹装置において、 前記圧力検知手段による検知圧力が所定の値を越えた場
    合に、所定の時間後に前記気体吸引手段による前記気腹
    用気体の吸引を開始させる吸引制御手段を設けたことを
    特徴とする気腹装置。
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