JPH0937773A - ムタナーゼ産生微生物及びムタナーゼ - Google Patents

ムタナーゼ産生微生物及びムタナーゼ

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JPH0937773A
JPH0937773A JP21537095A JP21537095A JPH0937773A JP H0937773 A JPH0937773 A JP H0937773A JP 21537095 A JP21537095 A JP 21537095A JP 21537095 A JP21537095 A JP 21537095A JP H0937773 A JPH0937773 A JP H0937773A
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mutanase
mutan
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JP21537095A
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Motoyasu Odera
基靖 大寺
Hiromitsu Kikawa
博光 木川
Isao Shimotsuura
勇雄 下津浦
Yoshiko Yokobori
佳子 横堀
Yoshio Asai
芳男 浅井
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 バチルス・エスピーRM4株(生命研菌
寄第14837号)を培養し、その培養物からムタンの
α−1,3−グルコシド結合をよく分解し、pH4.
5、65℃で作用が至適で、pH4〜11、60℃以下
で活性が安定であり、水銀、銀、p−クロロマーキュリ
ー安息香酸により作用が阻害され、SDS−ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動による分子量が約14万であるム
タナーゼを採取する。 【効果】 本発明のムタナーゼ産生微生物は、優れた歯
垢形成抑制効果を有し、口腔用組成物の製品として充分
に安定的に配合可能な新規ムタナーゼを得ることがで
き、本発明のムタナーゼはデキストラナーゼとの併用に
より相乗的な歯垢除去効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なムタナーゼ
産生微生物及び新規ムタナーゼに関し、詳しくは、土壌
より分離して得られるバチルス属に属し、その菌株を培
養することによりムタナーゼを産生する新規なムタナー
ゼ産生微生物及び該微生物の菌株を培養することにより
得られ、歯磨等の口腔用組成物に安定的に配合できる新
規なムタナーゼに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】口腔中
に存在する細菌であるストレプトコッカス・ミュータン
ス(Streptococcus mutans)やス
トレプトコッカス・ソブリナス(Streptococ
cus sobrinus)等とこれらの菌から産生さ
れる不溶性グルカンからなる歯垢とが、う触形成の要因
の一つと推定されている。う触は、歯垢部位において細
菌に由来する酸が産生し、さらにはそれが歯牙を脱灰す
ることにより生じる。
【0003】その歯垢を除去する手法の一つとして、歯
垢を形成する多糖である不溶性グルカンを酵素を用いて
分解することが有効である。不溶性グルカンは、グルコ
ースが主にα−1,6−グルコシド結合とα−1,3−
グルコシド結合を有するグルカンが複雑にからみあって
形成されているが、従来より、α−1,6−グルコシド
結合を切断するデキストラナーゼ、及び、α−1,3結
合を切断するムタナーゼが、それぞれ歯垢形成抑制効果
を持つことが知られており、これらを単独で配合した口
腔用組成物が提案されている(特許第782154号明
細書、同第1055365号明細書等)。
【0004】また、歯垢に対する作用点の異なるデキス
トラナーゼとムタナーゼとを併用することによって、各
々を単独で用いるよりも高い歯垢形成抑制効果が得られ
ることも知られている(特開昭57−165312号公
報)。
【0005】しかしながら、実際には、これまで上市さ
れているムタナーゼは、ごく一部に限定されており、ま
たムタナーゼを配合した歯磨等の口腔用組成物の製品と
して上市されているムタナーゼ配合組成物もない。何故
ならば、現在上市されているムタナーゼは、歯磨、ある
いは洗口剤などの口腔用組成物中に配合するのに必要な
安定性、例えば耐熱性や組成中での安定性が不十分であ
り、未だかかる製品の安定供給には至っていないからで
ある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、歯垢形成の予防や歯垢の除去に有効で、且つ歯磨等
の口腔用組成物に安定的に配合できる新規なムタナーゼ
及び土壌より分離して得られるバチルス属に属し、その
菌株を培養することにより上記ムタナーゼを産生する新
規なムタナーゼ産生微生物を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討を行い、歯
磨・洗口剤等の口腔用組成物の配合成分の共存下にあっ
て優れた安定性を有し、且つ歯垢分解に有効性の高いム
タナーゼを産生する微生物を自然界より広く探索した結
果、公知のムタナーゼよりも歯垢除去能力が高く、且つ
熱安定性にも優れた新規ムタナーゼを培地中に産生する
下記微生物を見い出し、本発明をなすに至った。
【0008】即ち、本発明は、[A]バチルス属に属す
ると共に、グラム染色性が陰性で、生育pHが5〜7.
5であり、且つプロテアーゼ産生が陰性であることを特
徴とするムタナーゼ産生微生物、[B]バチルス・エス
ピーRM4株(生命研菌寄第14837号)及び[C]
下記の理化学的性質を有することを特徴とするムタナー
ゼを提供する。 (1)作用:ムタンのα−1,3−グルコシド結合を分
解する性質を有する。 (2)基質特異性:ムタンをよく分解する。 (3)至適作用pH:ムタンを基質として35℃で10
分間作用させる場合、pH4.5において作用が至適で
あり、pH4〜7の範囲で高い活性を示す。 (4)安定pH範囲:25℃で24時間保温する場合、
pH4〜11の範囲で安定である。 (5)至適温度:ムタンを基質としてpH5で反応させ
る場合、温度65℃において作用が至適である。 (6)温度安定性:pH5で10分間熱処理する場合、
60℃以下で活性は安定であり、75℃で失活する。 (7)金属イオンの影響:ムタンを基質とする場合、水
銀又は銀により作用が阻害される。 (8)阻害剤の影響:ムタンを基質とする場合、p−ク
ロロマーキュリー安息香酸(PCMB)によって阻害さ
れる。 (9)分子量:SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動による分子量は約14万である。
【0009】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明のムタナーゼ産生微生物は自然界より分離採取したも
のであり、バチルス属に属すると共に、グラム染色性が
陰性で、生育pHが5〜7.5であり、且つプロテアー
ゼ産生が陰性であることを特徴とするムタナーゼ産生微
生物、特に上記(1)〜(9)の特性を有するムタナー
ゼを産生するという特性により、他のムタナーゼ産生微
生物と差別化される。その菌株の菌学的性質は以下の通
りである。
【0010】なお、菌学的性質および分類方法はヴァー
ジズ マニュアル オブ システマチック バクテリオ
ロジー(Bergey’s Manual of Sy
stematic Bacteriology)(19
84)、ザ ジーナス バチルス(The Genus
Bacillus)(1973)に準じて行った。
【0011】A.形態的性質 肉汁寒天培地上で40℃にて2日間培養したとき、以下
の形態的特徴が観察される。 (1)細胞の形及び大きさ:桿菌であり、大きさは0.
6〜1μm×3〜4μmである。 (2)多形性:なし。 (3)運動性:周鞭毛、運動性あり。 (4)胞子:胞子を形成し、胞子の形は楕円形で、その
部位は中立〜亜端立で胞子嚢の膨潤が認められる。胞子
の大きさは1μm×1.2〜1.7μmである。 (5)グラム染色性:陰性である。 (6)抗酸性:陰性である。
【0012】B.培養的性質 (1)肉汁寒天平板培養:円形、扁平状、全縁のコロニ
ーを形成する。該コロニーは、中心部が乳白色、周辺部
外側が半透明の乳白色で、光択があり、粘質である。 (2)肉汁寒天斜面培養:拡帯状に生育し、白〜クリー
ム色のコロニーを形成する。 (3)肉汁液体培養:生育するが、菌膜は形成しない。 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養:生育しているが、液化し
ない。 (5)リトマス・ミルク:変色しない。液化しない。
【0013】C.生理学的性質 (1)硝酸塩の還元:陰性 (2)脱窒反応:陰性 (3)MRテスト:陰性 (4)VPテスト:陰性 (5)VPブロスのpH:6.98 (6)インドールの生成:検出せず。 (7)硫化水素の生成:検出せず。 (8)デンプンの加水分解:陽性 (9)クエン酸の利用:シモンズ(Simmons)培
地では利用しない。クリステンセン(Christen
sen)培地では利用しない。 (10)無機窒素源の利用:硝酸塩は利用する。アンモ
ニウム塩は利用する。 (11)色素の生成:陰性 (12)ウレアーゼ:陰性 (13)オキシダーゼ:微弱 (14)カタラーゼ:陽性 (15)生育の範囲:pH5〜7.5、25〜53℃で
生育する。 (16)酸素に対する態度:好気性 (17)O−Fテスト:好気的に分解 (18)糖類から酸及びガスの生成:下記表1に示す通
りである。なお、表1において、「+」は酸又はガスを
生成することを示し、「−」は酸又はガスを生成しない
ことを示す。
【0014】
【表1】
【0015】D.その他の性質 (1)塩化ナトリウムの耐性:寒天培地において、2%
塩化ナトリウム存在下で生育し、5%塩化ナトリウム存
在下では生育しない。 (2)嫌気下での生育:陰性 (3)カゼイン分解:陰性 (4)プロピオン酸塩の利用:陰性 (5)pH6.8での生育:陽性 (6)pH5.7での生育:陽性 (7)クリスタル形成:陰性 (8)プロテアーゼ産生:陰性
【0016】次に、本発明のムタナーゼ産生微生物の菌
株と公知の菌株との相違を述べる。公知のムタナーゼ産
生微生物として、細菌のシュードモナス属、フラボバク
テリウム属、バチルス属、放線菌のストレプトミセス
属、かびのトリコデルマ属、アスペルギルス属などが知
られている。
【0017】まず、本発明のムタナーゼ産生微生物と同
じバチルス属の菌株バチルス・サーキュランス(Bac
illus circulans)BC−8(以下、B
C−8菌という)(特開昭63−301788号公報)
について述べると、本発明のムタナーゼ産生微生物はグ
ラム染色性が陰性であるのに対し、BC−8菌は陽性で
ある。また、本発明のムタナーゼ産生微生物は胞子の部
位が中立〜亜端立であるのに対し、BC−8菌では亜端
立である。更に、本発明のムタナーゼ産生微生物は5%
NaClの生育性が陰性であるのに対し、BC−8菌は
陽性である。本発明のムタナーゼ産生微生物はL−アラ
ビノースからの酸産生が陽性であるのに対し、BC−8
菌は陰性であり、本発明のムタナーゼ産生微生物はD−
キシロースからの酸産生が陽性であるのに対し、BC−
8菌は陰性である。本発明のムタナーゼ産生微生物は4
5℃の生育性が陽性であるのに対し、BC−8菌は陰性
である。
【0018】一方、本発明のムタナーゼ産生微生物と同
じバチルス属に属するバチルス・サーキュランス(Ba
cillus circulans)FERM−P47
65株(以下、FERM−P4765株という)(特開
昭55−88693号公報)は、菌株の菌学的性質が不
明であるが、本発明のムタナーゼ産生微生物の菌株が産
生するムタナーゼは、分子量が約14万であり、至適温
度が65℃、至適pHが4.5であるのに対し、FER
M−P4765株が産生するムタナーゼは、分子量7万
以上で至適温度が30〜40℃、至適pHが6.2〜
6.7であることから、本発明のムタナーゼ産生微生物
はFERM−P4765株とは差別化される。
【0019】更に、特開昭52−34980号公報に記
載されたムタナーゼ産生微生物はストレプトミセス属に
属し、特開昭50−145583号公報に記載されたム
タナーゼ産生微生物はフラボバクテリウム属に属するも
のであり、特開昭47−9743号公報に記載されたム
タナーゼ産生微生物はトリコデルマ・ハルジアヌム、ペ
ニシリウム・リラシム、ペニシリウム・フニクロサム、
ペニシリウム・メリニイ及びペニシリウム・ヤンシネル
ムであることから、本発明のムタナーゼ産生微生物はこ
れらの公知のムタナーゼ産生微生物と差別化される。
【0020】以上の点から、本発明のムタナーゼ産生微
生物の菌株は公知の菌株とは相違するものである。
【0021】本発明者らは新規なムタナーゼ産生微生物
であるバチルス・エスピー(Bacillus s
p.)RM4株(以下、RM4株という)を工業技術院
生命工学工業技術研究所へ生命研菌寄第14837号
(FERM P−14837)として寄託した。このR
M4株は上記菌学的性質を有するものである。なお、こ
の菌株を分離した土壌の採取場所は群馬県草津温泉であ
り、土壌の採取は1994年に行った。
【0022】そして、上記RM4株は、次に述べるスク
リーニング法により自然界より分離採取されるものであ
る。
【0023】スパテル1杯の土壌を5mlの滅菌した生
理食塩水に懸濁し、その懸濁液100μlをムタンを加
えた寒天培地に塗布する。45℃で3〜5日培養し、コ
ロニー周辺に透明な分解帯を生じたものをムタナーゼ産
生微生物として分離し、培養して得られる酵素の特性を
検討することによって優れた歯垢除去能と安定性とを有
するRM4株を選抜した。
【0024】このRM4株を天然又は合成培地に接種し
て、通常の培養条件により培養することによりムタナー
ゼが産生されるが、培地としては、通常、炭素源、窒素
源、無機塩等の微生物の生育に必要な成分を含んだもの
が好適であり、培地の栄養源としては微生物一般に用い
られるものを使用することができる。このような栄養源
は、例えば炭素源としてグルコース,イノシトール,フ
ルクトース,ムタン,デンプン等を、窒素源としてペプ
トン,大豆粉,酵母エキス等を、無機塩としてリン酸,
ナトリウム,カリウム,マグネシウム等の塩類を挙げる
ことができ、これらを一種単独で又は二種以上を適宜組
み合わせて使用するが、これらの中でも、特にイノシト
ール、ムタン、ペプトン、リン酸塩等が好適に使用され
る。培養液のpHは5〜7.5が好ましく、特にpH7
とすると好適である。また、培養温度は35〜48℃が
好ましく、特に40℃が好適である。培養時間は、培養
条件によって異なるが、通常1〜3日が好ましい。
【0025】次いで、充分にムタナーゼが産生された上
記RM4株の培養液から遠心分離等により菌体等を取り
除いた上清を本発明のムタナーゼの粗酵素液として得
る。この粗酵素液は、このままでも使用することはでき
るが、更に、公知の分離精製方法、例えば限外濾過膜濃
縮法、減圧濃縮法、硫安等による塩析法、エタノール等
による分画法、等電点沈殿法、カラムクロマト分画法な
どを、単独で又は適宜組み合わせることによって精製酵
素液とすると好適である。なお、この精製処理は、SD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって単一バン
ドにまで精製されていることが確認できるまで行うこと
が望ましい。
【0026】なお、本発明のムタナーゼの産生には、上
記RM4株以外にも、RM4変異株や該ムタナーゼ遺伝
子を持つ組換え微生物を用いることができる。
【0027】次に、本発明の新規ムタナーゼは上記
(1)〜(9)の特性を有するものであるが、以下これ
らについて詳述する。
【0028】まず、ムタナーゼとは、口腔連鎖球菌、特
にう蝕菌であるストレプトコッカス・ミュータンスやス
トレプトコッカス・ソブリナス等によってシュークロー
スから生成する不溶性グルカン(α−1,3−1,6−
グルカン)のα−1,6結合の側鎖を除去した不溶性の
α−1,3−グルカンであるムタンを基質とする酵素で
あるが、本発明の新規ムタナーゼは以下の理化学的性質
を有するものである。なお、下記性質において基質とし
て用いられているムタンは、公知の方法により得られる
ものであり、例えばストレプトコッカス・ミュータンス
又はストレプトコッカス・ソブリナスの培養により産生
された不溶性グルカンのα−1,6−グルコシド結合を
デキストラナーゼで切断して得られるものである。
【0029】(1)酵素作用 ムタナーゼ(α−1,3−グルカナーゼ)にはそのグル
コシド結合の切断パターンから、末端より切断するエキ
ソ型とランダムに切断するエンド型が存在するが、本発
明のムタナーゼは、ムタンのα−1,3−グルコシド結
合をエンド型に分解する性質を有するものと推定され
る。
【0030】即ち、100μlの3%ムタンに50μl
の本発明のムタナーゼ又はムタンのα−1,3−グルコ
シド結合をエキソ型に分解するノボザイム234(商品
名:ノボ社製、トリコデルマ・ハルジアヌム菌由来)を
加えて、37℃において20時間保温して反応させ、そ
の後、反応生成物を遠心分離して得られる上清を薄層板
にスポットして展開(1−ブタノール:イソプロパノー
ル:水=4:7:1)し、その薄層板に濃硫酸を噴霧
し、100℃で5分間加熱することにより、上記反応に
より産生する糖類をTLCによって分析する。この場
合、本発明のムタナーゼのムタン分解物は、ランダムに
分解され、グルコースより低い移動度の位置に帯状の長
いスポットが検出されるのに対し、ノボザイム234の
ムタン分解物は、グルコースのスポットを示すことか
ら、本発明のムタナーゼは基質をランダムに分解するエ
ンド型の酵素と推定される。
【0031】(2)基質特異性 本発明のムタナーゼはムタンをよく分解する。即ち、本
発明のムタナーゼ溶液(500単位/ml)100μl
に対し、表2に示す各基質溶液100μl(1%溶液)
を30分間反応させ、還元糖量を以下に示す酵素活性の
測定法に準じて検出すると表2に併記する結果を示す。
なお、表2における相対水解度は、ムタナーゼのムタン
分解に対する遊離の還元量を100とした場合の各基質
の還元糖量の相対値を意味する。
【0032】酵素活性の測定法 100μlのムタナーゼ溶液を100μlの3%ムタン
(0.1M酢酸緩衝液、pH5)に加えて、35℃で1
0分間反応させる。この間、100回/分で振とうす
る。0.4mlのDNS溶液(4,6−ジニトロサリチ
ル酸)で反応を停止し、遠心分離を行い、上清を0.5
ml試験管に移して、ガラス玉を載せて100℃で10
分間加熱する。流水中で5分間冷却し、4mlの蒸留水
で希釈してOD530の吸光度を測定する。0〜90μg
のグルコース標準液の検量線から力価を求める。1分間
に1μgの還元糖を生じさせる酵素量を1単位と定義す
る。なお、以下の理化学的諸性質における酵素活性はこ
の方法により測定するものである。
【0033】
【表2】
【0034】(3)至適作用pH 本発明のムタナーゼは、下記の各緩衝液で各pHに調整
した3%ムタンに本発明のムタナーゼを50単位/ml
となるように加え、35℃で10分間反応させ、活性を
測定し、至適pHでの活性を100%とするときの各p
Hでの相対活性を求める場合、図1に示すように、pH
4.5において作用が至適であり、特にpH4〜7の範
囲で高い活性を示す。緩衝液 pH3 〜 7: クエン酸−Na2HPO4緩衝液 pH6 〜 8: NaH2PO4−Na2HPO4緩衝液 pH9 〜10: グリシン−NaOH緩衝液 pH10〜11: Na2HPO4−NaOH緩衝液
【0035】(4)安定pH範囲 本発明のムタナーゼは、20mMの上記各緩衝液中に本
発明のムタナーゼを300単位/mlとなるように加
え、25℃で24時間インキュベートした後、活性を測
定し、インキュベート前の活性を100%として各pH
での相対活性を求めると、図2に示すように、pH3〜
11の範囲でほぼ100%の残存活性率を示す。
【0036】(5)至適温度 本発明のムタナーゼは、基質となるムタンを溶液全体に
対して3%含有するpH5の0.1M酢酸緩衝液に本発
明のムタナーゼ酵素を50単位/mlとなるように加
え、10分間各温度で反応させ、37℃での活性を10
0%として各温度での相対活性を求める場合、図3に示
すように、温度65℃において作用が至適である。
【0037】(6)温度安定性 本発明のムタナーゼは、20mM酢酸緩衝液(pH5)
に透析した300単位/mlの本発明のムタナーゼを加
え、各温度で10分間熱処理し、氷冷した後、熱処理前
の酵素活性を100%として残存活性率を求める場合、
図4に示すように、65℃で残存活性率は約85%とな
り、75℃で失活するが、30〜60℃の残存活性率は
100%である。
【0038】(7)金属イオンの影響 本発明のムタナーゼは、50mM酢酸緩衝液(pH5)
を使用して本発明のムタナーゼが50単位/mlとなる
ように調製し、これに各種金属塩を最終濃度が1mM濃
度になるように添加し、35℃で30分間保温処理し、
処理後の各溶液の活性を測定し、金属塩無添加の活性を
100%として各種金属塩を添加した溶液における相対
活性を求めると、表3に示すように、水銀又は銀を添加
することにより、本発明のムタナーゼの酵素活性が阻害
されることが認められる。
【0039】
【表3】
【0040】(8)阻害剤の影響 本発明のムタナーゼは、50mM酢酸緩衝液(pH5)
を使用して本発明のムタナーゼが50単位/mlとなる
ように調製し、これに各種阻害剤を最終濃度が1mM濃
度になるように添加し、35℃で30分間保温処理した
後に、各溶液の残存活性を測定し、阻害剤無添加の活性
を100%として各溶液の相対活性を求めると、表4に
示すように、p−クロロマーキュリー安息香酸(PCM
B)の添加により、酵素活性が特に強く阻害されること
が認められる。
【0041】
【表4】
【0042】(9)分子量 本発明のムタナーゼは、5〜20%ポリアクリルアミド
グラジエントゲル(バイオラッド(株)製のレディーメ
イドゲル)を用いて40mAで1時間泳動し、標準タン
パクとしてシグマ・マーカー・ハイレンジ(シグマ社
製)を用いるSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
により精製した酵素タンパクの分子量を求める場合、分
子量は約14万であると算定される。
【0043】なお、本発明のムタナーゼは、上記理化学
的性質を有する限りその産生方法は制限されず、上述し
たようにRM4株等から産生されたものに限られること
なく、例えばRM4株から産生されたムタナーゼに化学
的修飾又は遺伝子組換え等により、より安定且つ有効な
酵素に改質したものも含まれる。
【0044】本発明のムタナーゼは、上記のような理化
学的性質を備えるものであり、公知のムタナーゼと比較
すると、本発明のムタナーゼと上記ノボザイム234と
はムタンのα−1,3−グルコシド結合の切断パターン
が相違する。そして、本発明のムタナーゼは至適温度が
65℃であるのに対し、上記BC−8菌由来のムタナー
ゼは45〜50℃である。また、上述したように、本発
明のムタナーゼは分子量が約14万であり、至適温度が
65℃、至適pHが4.5であるのに対し、上記FER
M−P4765株由来のムタナーゼは分子量7万以上で
至適温度が30〜40℃、至適pHが6.2〜6.7で
ある。更に、特開昭52−34980号、同50−14
5583号又は同47−9743号公報に記載されたム
タナーゼは、それぞれストレプトミセス属又はフラボバ
クテリウム属に属する微生物又はトリコデルマ・ハルジ
アヌム、ペニシリウム・リラシム、ペニシリウム・フニ
クロサム、ペニシリウム・メリニイ及びペニシリウム・
ヤンシネルムにより産生されたものであり、例えば本発
明のムタナーゼは至適pHが4.5、安定pH領域が4
〜11であるのに対し、特開昭52−34980号公報
のムタナーゼは至適pHが5.5、安定pH領域が5〜
7、特開昭50−145583号公報のムタナーゼは至
適pHが6.0、安定pH領域が5.0〜7.0であ
り、その理化学的性質は多くの点で相違する。なお、特
開昭47−9743号公報に記載されたムタナーゼの理
化学的性質は不明である。
【0045】本発明のムタナーゼは、歯磨(練り歯磨、
粉歯磨、液状歯磨)、洗口剤、義歯洗浄剤、うがい用錠
剤、歯肉マッサージクリーム、トローチ、口腔用パスタ
等の口腔用組成物に配合が可能であり、組成物1gに対
して1〜50,000単位となるように、単独で又はデ
キストラナーゼと併用して配合することにより、優れた
歯垢形成抑制作用及び歯垢除去能を示す。
【0046】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。 (1)ムタンの調製 まず、本実施例において使用するムタンの調製を以下に
ように行った。ストレプトコッカス・ソブリナス(St
reptococcus sobrinus)6715
株を200mlのBHI培地(ブレインハートインヒュ
ージョン(Brain Heart Infusio
n)オキソイド社製)に植菌し、37℃で1日間の培養
を行った。得られた培養物を仕込み量4リットルの5%
シュークロースを含むBHI培地に接種し、37℃で5
日間の培養を行った。このオートクレーブ処理後の沈殿
物を収穫し、500mlの1N水酸化ナトリウム水溶液
に溶解し、室温で1時間放置した。この遠心分離上清を
塩酸で中和し、析出した沈殿をろ過処理により回収し
た。更に、この回収物にデキストラナーゼを作用させ、
α−1,6−グルコシド結合を切断した。
【0047】(2)ムタナーゼの調製 次に、本実施例のムタナーゼを以下のようにして調製し
た。まず、培地を以下の培養組成で調製した。培養組成 イノシトール 10g/リットル ムタン 1g/リットル ペプトン 5g/リットル 酵母エキス 3g/リットル KH2PO4 2g/リットル NH4NO3 2g/リットル MgSO4・7H2O 0.3g/リットル(pH7.
0)
【0048】上述したスクリーニング法により得られた
RM4株を上記培地に接種し、40℃で2日間培養した
後、培養液を8000rpmで15分間遠心分離して上
清を得、これを限外濾過で濃縮した。次に、この上清に
硫酸アンモニウムを90%飽和になるように加え、これ
をよく撹拌した後、1時間以上氷中に静置し、その後、
遠心分離して沈殿を回収することにより塩析を行った。
次いで、10mMトリス塩酸緩衝液(pH7)に懸濁
し、同緩衝液で透析した。透析後のサンプルを8000
rpm、10分間の遠心分離にかけ、得られた上清を本
実施例のムタナーゼ(以下、RM4酵素という)とし、
その精製を以下のようにして行った。まず、陰イオン交
換クロマトグラフィーDEAE−Toyopearl
650M(商品名:東ソー社製)に対し、pH7で素通
り画分を得た後、pH8.5でも素通り画分を取る2回
のカラム操作を行った。更に、ゲル濾過クロマトグラフ
ィーSephacryl S−300HR(商品名:フ
ァルマシア社製)でムタナーゼ活性画分を集め、精製酵
素を得た。
【0049】このようにして精製されたRM4酵素を用
いて上記の理化学的性質を確認したところ、本発明のム
タナーゼは上記理化学的性質を有することが確認され
た。この精製されたRM4酵素を以下の酵素特性評価に
使用した。
【0050】(3)市販酵素との比較 RM4酵素及び現在市販されているムタナーゼを含む混
合酵素である上記ノボザイム234(比較例)の至適p
H、pH安定性、至適温度及び温度安定性を上記と同様
にして測定した。結果を図5〜8に示す。図5〜8によ
れば、RM4酵素はノボザイム234に比較して明らか
に安定であることが認められる。
【0051】(4)酵素作用特性 ムタンを含む寒天プレートに直径3mm、深さ1mmの
穴をあけ、初期値100単位のRM4酵素又はノボザイ
ム234を2倍づつ希釈することを繰り返した酵素サン
プル、即ち、1、2、4、8倍に希釈した各酵素サンプ
ルを5μl注入し、30℃で24時間保温した後の各酵
素サンプルによる透明な分解帯を調べた。結果を表5に
示す。
【0052】
【表5】
【0053】表5によれば、RM4酵素は同じ酵素単位
のノボザイム234よりも高いムタン分解能力を示し、
ムタンをエンド型に分解するムタナーゼのほうがエキソ
型のものより分解効率がよいことを示唆するものと認め
られる。
【0054】(5)歯垢除去能の有効性評価 ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptoc
occus mutans)10449株をBHI(B
rain Heart Infusion)培地にて3
7℃で一晩静置し、前培養液を調製した。この前培養液
100μlを1%シュークロースを含むBHI培地3m
l(M2試験管)に添加し、試験管を傾け、37℃で一
晩静置培養して、試験管壁に歯垢を形成させた。その
後、培地を捨て、試験管内を蒸留水で2回洗浄し、3m
lの人工唾液(0.85mM CaCl2/6.22m
M KH2PO4/50mM NaCl/0.15mM
MgCl2(pH5.94))を添加した後、表6に示
す酵素を各1ml加え、37℃で3分間保温した。その
後、酵素液を捨て、試験官内を蒸留水で2回洗浄した
後、更に4mlの蒸留水を添加し、超音波処理を行った
後の各溶液の濁度測定を行い、酵素無添加のものを対照
とし、各酵素溶液の歯垢除去能を計算した。なお、デキ
ストラナーゼとの併用系の検討では、人工唾液を添加し
た後、デキストラナーゼ2000単位に対してRM4酵
素又はノボザイム234が10単位になるように調製し
た酵素溶液を用いた。結果を表6に示す。
【0055】
【表6】
【0056】表6の結果によれば、ムタナーゼはデキス
トラナーゼと併用することで相乗的な歯垢除去能を示
し、その効果はRM4酵素のほうがノボザイム234よ
りも優れていることが認められ、エンド型のムタナーゼ
が歯垢除去酵素として好適であると考えられる。
【0057】(6)製剤中での安定性 市販の練り歯磨10gにRM4酵素又はノボザイム23
4をそれぞれ200単位添加し、各練り歯磨の練り混み
を10分間行い、37℃で約1カ月間にわたり経日的に
各練り歯磨をそれぞれ0.8gづつサンプリングしてp
H8のリン酸緩衝液2.4mlに投入し、これを遠心分
離した後、その上清をサンプルとし、各サンプルの酵素
活性測定を上記測定方法と同様にして行い、残存活性を
求めた。結果を表7に示す。
【0058】
【表7】
【0059】なお、RM4酵素は、一般的な組成の粉歯
磨、液状歯磨、洗口剤、義歯洗浄剤、うがい用錠剤、歯
肉マッサージクリーム、トローチ、口腔用パスタに各組
成物10gに対して200単位となるように単独で又は
デキストラナーゼと併用して配合した製剤中においても
優れた安定性を示した。
【0060】
【発明の効果】本発明のムタナーゼ産生微生物によれ
ば、優れた歯垢形成抑制効果を有するのみならず、歯磨
等の口腔用組成物の製品として充分に安定的に配合する
ことができる新規のムタナーゼを得ることができる。本
発明のムタナーゼはデキストラナーゼとの併用により、
相乗的な歯垢除去効果を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のムタナーゼの至適pHを示すグラフで
ある。
【図2】本発明のムタナーゼのpH安定性を示すグラフ
である。
【図3】本発明のムタナーゼの至適温度を示すグラフで
ある。
【図4】本発明のムタナーゼの温度安定性を示すグラフ
である。
【図5】本実施例のムタナーゼと比較例のムタナーゼと
の至適pHを比較するグラフである。
【図6】本実施例のムタナーゼと比較例のムタナーゼと
のpH安定性を比較するグラフである。
【図7】本実施例のムタナーゼと比較例のムタナーゼと
の至適温度を比較するグラフである。
【図8】本実施例のムタナーゼと比較例のムタナーゼと
の温度安定性を比較するグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横堀 佳子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 浅井 芳男 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バチルス属に属すると共に、グラム染色
    性が陰性で、生育pHが5〜7.5であり、且つプロテ
    アーゼ産生が陰性であることを特徴とするムタナーゼ産
    生微生物。
  2. 【請求項2】 バチルス・エスピー(Bacillus
    sp.)RM4株(生命研菌寄第14837号)であ
    る請求項1記載のムタナーゼ産生微生物。
  3. 【請求項3】 下記の理化学的性質を有することを特徴
    とするムタナーゼ。 (1)作用:ムタンのα−1,3−グルコシド結合を分
    解する性質を有する。 (2)基質特異性:ムタンをよく分解する。 (3)至適作用pH:ムタンを基質として35℃で10
    分間作用させる場合、pH4.5において作用が至適で
    あり、pH4〜7の範囲で高い活性を示す。 (4)安定pH範囲:25℃で24時間保温する場合、
    pH4〜11の範囲で安定である。 (5)至適温度:ムタンを基質としてpH5で反応させ
    る場合、温度65℃において作用が至適である。 (6)温度安定性:pH5で10分間熱処理した場合、
    60℃以下で活性は安定であり、75℃で失活する。 (7)金属イオンの影響:ムタンを基質とする場合、水
    銀又は銀により作用が阻害される。 (8)阻害剤の影響:ムタンを基質とする場合、p−ク
    ロロマーキュリー安息香酸によって阻害される。 (9)分子量:SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
    動による分子量は約14万である。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のムタナーゼ産生微
    生物の菌株を培養した培養物から採取されてなる請求項
    3記載のムタナーゼ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のムタナーゼを産生する請
    求項1記載のムタナーゼ産生微生物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5741487A (en) * 1996-05-16 1998-04-21 Lion Corporation Mutanase-containing oral compositions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5741487A (en) * 1996-05-16 1998-04-21 Lion Corporation Mutanase-containing oral compositions

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