JPH0935365A - テープ駆動装置 - Google Patents
テープ駆動装置Info
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- JPH0935365A JPH0935365A JP7176287A JP17628795A JPH0935365A JP H0935365 A JPH0935365 A JP H0935365A JP 7176287 A JP7176287 A JP 7176287A JP 17628795 A JP17628795 A JP 17628795A JP H0935365 A JPH0935365 A JP H0935365A
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- Japan
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- reel
- motor
- cassette
- tape
- control means
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リール駆動モーターの異常動作によるテープ
損傷発生を未然に防止するテープ駆動装置を提供する。 【解決手段】 駆動モーター1a、1b、このリール駆
動モーターに連結されたリールディスク16a、16
b、上記リール駆動モーターの回転速度、回転方向、供
給電流等を指令に応じて制御するモーター制御器3、上
記リール駆動モーターの回転数を検出する回転数モニタ
ー10、上記リールディスクへのカセットリール脱着制
御指令及び上記モーター制御手段への制御指令を出すシ
ーケンス制御器4、カセットリール装填に先立って、シ
ーケンス制御器4からモーター制御器3に与えられた指
令値と、このときの回転数モニター10からの信号とを
比較する異常判定装置12を備え、異常と判定したとき
は、リールディスクへのカセットリール装填を中止する
ようにした。
損傷発生を未然に防止するテープ駆動装置を提供する。 【解決手段】 駆動モーター1a、1b、このリール駆
動モーターに連結されたリールディスク16a、16
b、上記リール駆動モーターの回転速度、回転方向、供
給電流等を指令に応じて制御するモーター制御器3、上
記リール駆動モーターの回転数を検出する回転数モニタ
ー10、上記リールディスクへのカセットリール脱着制
御指令及び上記モーター制御手段への制御指令を出すシ
ーケンス制御器4、カセットリール装填に先立って、シ
ーケンス制御器4からモーター制御器3に与えられた指
令値と、このときの回転数モニター10からの信号とを
比較する異常判定装置12を備え、異常と判定したとき
は、リールディスクへのカセットリール装填を中止する
ようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオテープレコーダ
ー等におけるテープ駆動装置に関するものである。
ー等におけるテープ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ駆動装置のリール駆動モータには
一般に次のような機能が要求される。 テープローディング時のバックテンション付加動作。 再生時のテープ巻き取り(定トルク発生)動作。 再生時のテープへのバックテンション付加動作(定ト
ルク発生動作)。 テープの早送り時の巻き取り動作(回転数制御動
作)。 テープの早送り時の巻取られ側へのバックテンション
動作(テンション制御情報からの定トルク発生動作)。 テープ早送りから停止時のブレーキ動作。 アンローディング時のテープ引き込み動作。
一般に次のような機能が要求される。 テープローディング時のバックテンション付加動作。 再生時のテープ巻き取り(定トルク発生)動作。 再生時のテープへのバックテンション付加動作(定ト
ルク発生動作)。 テープの早送り時の巻き取り動作(回転数制御動
作)。 テープの早送り時の巻取られ側へのバックテンション
動作(テンション制御情報からの定トルク発生動作)。 テープ早送りから停止時のブレーキ動作。 アンローディング時のテープ引き込み動作。
【0003】以上のように、リール駆動モータは、薄い
磁気テープの微妙なテンション制御動作にかかわるた
め、モータの回転制御動作不良、回転方向の設定方向か
らの反転動作異常、発生トルクの異常等が発生した場
合、テープの損傷、伸び、破断等につながりやすいた
め、リール駆動モータには高い信頼性が要求される。
磁気テープの微妙なテンション制御動作にかかわるた
め、モータの回転制御動作不良、回転方向の設定方向か
らの反転動作異常、発生トルクの異常等が発生した場
合、テープの損傷、伸び、破断等につながりやすいた
め、リール駆動モータには高い信頼性が要求される。
【0004】ここで、代表的なテープ駆動操作例、即
ち、カセットイン→テープ装填→再生を用いて、従来の
動作不良判定までのプロセスとテープ損傷に至るケース
について説明する。従来のテープ駆動装置の概略構成を
図8に示す。また、図10はブレーキ構成、図11は操
作図、図9は動作のフロ−チャ−トである。図8、図1
0、図11において、1a、1bはリ−ル駆動モ−タ、
2a、2bはモ−タ駆動回路、3はモ−タ駆動回路2
a、2bに発生トルク、回転方向、回転数などの制御司
令を出すモ−タ制御器、4はテ−プ駆動装置全体のシス
テム制御を行なうシ−ケンス制御器、5はテ−プ駆動装
置に装填されるカセットトテ−プ、6はモ−タ駆動電
源、7はカセット5を装填するモ−タ、8はカセット5
の装填を行なうモ−タ駆動回路、9はテ−プの始端、終
端を検出するセンサ−で、通常はテ−プの巻き終わりを
検出するが、テ−プ切れ発生時などには、テ−プ始端、
終端双方の検出センサが同時に入り異常を検出できるよ
うになされている。13はテ−プ、14a、14bはリ
−ル駆動モ−タ1a、1bの回転検出器、16(16
a、16b)はテ−プ巻き取り部が装填されるリ−ルデ
ィスク、17はVTR等に用いられる回転ドラム、18
はカセットが装填されるメカデッキ、19はテ−プをデ
ッキに装填するメカ、20a、20bはメインブレー
キ、21a、21bはカセット5内にてテ−プが巻き付
けられるリ−ルハブである。
ち、カセットイン→テープ装填→再生を用いて、従来の
動作不良判定までのプロセスとテープ損傷に至るケース
について説明する。従来のテープ駆動装置の概略構成を
図8に示す。また、図10はブレーキ構成、図11は操
作図、図9は動作のフロ−チャ−トである。図8、図1
0、図11において、1a、1bはリ−ル駆動モ−タ、
2a、2bはモ−タ駆動回路、3はモ−タ駆動回路2
a、2bに発生トルク、回転方向、回転数などの制御司
令を出すモ−タ制御器、4はテ−プ駆動装置全体のシス
テム制御を行なうシ−ケンス制御器、5はテ−プ駆動装
置に装填されるカセットトテ−プ、6はモ−タ駆動電
源、7はカセット5を装填するモ−タ、8はカセット5
の装填を行なうモ−タ駆動回路、9はテ−プの始端、終
端を検出するセンサ−で、通常はテ−プの巻き終わりを
検出するが、テ−プ切れ発生時などには、テ−プ始端、
終端双方の検出センサが同時に入り異常を検出できるよ
うになされている。13はテ−プ、14a、14bはリ
−ル駆動モ−タ1a、1bの回転検出器、16(16
a、16b)はテ−プ巻き取り部が装填されるリ−ルデ
ィスク、17はVTR等に用いられる回転ドラム、18
はカセットが装填されるメカデッキ、19はテ−プをデ
ッキに装填するメカ、20a、20bはメインブレー
キ、21a、21bはカセット5内にてテ−プが巻き付
けられるリ−ルハブである。
【0005】次に図9のフローチャートにより動作を説
明する。図11において、カセット5がテ−プ装填メカ
19に挿入されると(ステップ1)、図11(a)に示
す位置において挿入が検出され(ステップ2)、図11
(b)の位置においてカセットの装填が開始される。カ
セット装填が完了すると(ステップ3)、テ−プはロ−
ディングされ、図11(c)に示す位置に移行して再生
等の動作を行なう。テ−プロ−ディング完了位置への移
行許可(ステップ4)が出された後、テ−プロ−ディン
グ時間の計測(ステップ5)が実行され、所定時間内に
ロ−ディングが完了したとき(ステップ6)には、次の
再生、早送り動作などが許可(ステップ7)される。こ
こで、テープの送り出し側のリール発生トルクが異常に
高い値を発生するモータが装着されていると、ローディ
ングバックテンションが異常値となる。テープローディ
ング動作時間をモニターしながらローディング動作に移
行すると、異常バックテンションによりテープを引き出
せない場合、テープ13はローディングメカにより過剰
テンションが与えられ、カセット5内より引き出せず、
過剰テンション負荷による損傷が発生する。そして、時
間オーバー判定により異常と判定されると、シーケンス
制御器4より、カセットイジェクト処理などの処理指令
が出され(ステップ11)、異常発生モードの表示を行
う(ステップ12)。また、センサーによるテープ切れ
がチェックされ(ステップ8)、センサーがオフなら
(ステップ9)、モード続行する(ステップ10)。
明する。図11において、カセット5がテ−プ装填メカ
19に挿入されると(ステップ1)、図11(a)に示
す位置において挿入が検出され(ステップ2)、図11
(b)の位置においてカセットの装填が開始される。カ
セット装填が完了すると(ステップ3)、テ−プはロ−
ディングされ、図11(c)に示す位置に移行して再生
等の動作を行なう。テ−プロ−ディング完了位置への移
行許可(ステップ4)が出された後、テ−プロ−ディン
グ時間の計測(ステップ5)が実行され、所定時間内に
ロ−ディングが完了したとき(ステップ6)には、次の
再生、早送り動作などが許可(ステップ7)される。こ
こで、テープの送り出し側のリール発生トルクが異常に
高い値を発生するモータが装着されていると、ローディ
ングバックテンションが異常値となる。テープローディ
ング動作時間をモニターしながらローディング動作に移
行すると、異常バックテンションによりテープを引き出
せない場合、テープ13はローディングメカにより過剰
テンションが与えられ、カセット5内より引き出せず、
過剰テンション負荷による損傷が発生する。そして、時
間オーバー判定により異常と判定されると、シーケンス
制御器4より、カセットイジェクト処理などの処理指令
が出され(ステップ11)、異常発生モードの表示を行
う(ステップ12)。また、センサーによるテープ切れ
がチェックされ(ステップ8)、センサーがオフなら
(ステップ9)、モード続行する(ステップ10)。
【0006】上記例以外のリール駆動モーターとして想
定される不良症状とその不良により想定されるテープ損
傷発生は、 上記例にてローディング中にテープ破断に至り、所定
時間内にローディングは完了したが、カセットセンサー
によりテープ切れが検知され、異常発生処理に入る場合
(ステップ8、ステップ9)。 モーターの回転方向の制御が逆となった場合には、ロ
ーディング中にテープ送り出し側のモーターが逆転し、
バックテンションが与えられず、たるんだテープがカセ
ットより飛び出す。所定時間内にはローディング動作を
完了するが、次の動作(再生、早送りなど)の実行によ
りテープ絡まり、テープ損傷が発生する場合。 モーターの回転数制御が効かず、高速回転するケース
では、早送り時に所定の回転数を超えてテープ送りがな
され、テープ終端にて止まりきれず、テープ破断に至り
テープ切れセンサーが作動する場合。 等が挙げられ、リール駆動モーターの異常は、前項の例
に挙げるように、容易にテープ損傷発生につながるた
め、リール駆動モーターには高い動作信頼性が要求され
る。
定される不良症状とその不良により想定されるテープ損
傷発生は、 上記例にてローディング中にテープ破断に至り、所定
時間内にローディングは完了したが、カセットセンサー
によりテープ切れが検知され、異常発生処理に入る場合
(ステップ8、ステップ9)。 モーターの回転方向の制御が逆となった場合には、ロ
ーディング中にテープ送り出し側のモーターが逆転し、
バックテンションが与えられず、たるんだテープがカセ
ットより飛び出す。所定時間内にはローディング動作を
完了するが、次の動作(再生、早送りなど)の実行によ
りテープ絡まり、テープ損傷が発生する場合。 モーターの回転数制御が効かず、高速回転するケース
では、早送り時に所定の回転数を超えてテープ送りがな
され、テープ終端にて止まりきれず、テープ破断に至り
テープ切れセンサーが作動する場合。 等が挙げられ、リール駆動モーターの異常は、前項の例
に挙げるように、容易にテープ損傷発生につながるた
め、リール駆動モーターには高い動作信頼性が要求され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、その異常発生
を早期に検出し、テープ損傷の発生を最小限にくい止め
る必要があるが、従来の動作時間検出法やテープ切れセ
ンサーでは、異常発生検出時にはすでにテープに損傷が
与えられているという問題点があった。
を早期に検出し、テープ損傷の発生を最小限にくい止め
る必要があるが、従来の動作時間検出法やテープ切れセ
ンサーでは、異常発生検出時にはすでにテープに損傷が
与えられているという問題点があった。
【0008】この発明は、テープ駆動装置において、リ
ール駆動用モーターの異常動作によるテープ損傷を未然
に防止するテープ駆動装置を提供することを目的とする
ものである。
ール駆動用モーターの異常動作によるテープ損傷を未然
に防止するテープ駆動装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るテープ駆
動装置は、少なくとも一つ以上のリール駆動モーター、
このリール駆動モーターに連結され、カセットリールを
装填するリールディスク、上記リール駆動モーターの回
転速度、回転方向、供給電流等を指令に応じて制御する
モーター制御手段、上記リール駆動モーターの回転情報
を検出するモーター回転情報検出手段、上記リールディ
スクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モーター
制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、上記リ
ールディスクへのカセットリール装填に先立って、上記
システム制御手段から上記モーター制御手段に与えられ
た指令値と、このときの上記モーター回転情報検出手段
からの信号とを比較する比較手段を備えている。
動装置は、少なくとも一つ以上のリール駆動モーター、
このリール駆動モーターに連結され、カセットリールを
装填するリールディスク、上記リール駆動モーターの回
転速度、回転方向、供給電流等を指令に応じて制御する
モーター制御手段、上記リール駆動モーターの回転情報
を検出するモーター回転情報検出手段、上記リールディ
スクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モーター
制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、上記リ
ールディスクへのカセットリール装填に先立って、上記
システム制御手段から上記モーター制御手段に与えられ
た指令値と、このときの上記モーター回転情報検出手段
からの信号とを比較する比較手段を備えている。
【0010】また、上記構成において、システム制御手
段は、カセットリールのインサート後、比較手段におけ
る比較動作終了まで、リールディスクへのカセットリー
ル装填を見合わせるカセット装填待機制御を行う。
段は、カセットリールのインサート後、比較手段におけ
る比較動作終了まで、リールディスクへのカセットリー
ル装填を見合わせるカセット装填待機制御を行う。
【0011】また、上記構成において、比較手段は、そ
の比較結果からモーター回転の異常判定を行い、異常と
判定したときは、リールディスクへのカセットリール装
填を中止するかまたはエラー情報を出力するようになさ
れている。
の比較結果からモーター回転の異常判定を行い、異常と
判定したときは、リールディスクへのカセットリール装
填を中止するかまたはエラー情報を出力するようになさ
れている。
【0012】また、上記構成において、比較手段は、シ
ステム制御手段からモーター制御手段に与えた指令回転
数と、モーター回転情報検出手段からの実際のモーター
回転数とを比較し、その比較結果からモーター回転数の
異常判定を行い、異常と判定したときは、リールディス
クへのカセットリール装填を中止するかまたはエラー情
報を出力するようになされている。
ステム制御手段からモーター制御手段に与えた指令回転
数と、モーター回転情報検出手段からの実際のモーター
回転数とを比較し、その比較結果からモーター回転数の
異常判定を行い、異常と判定したときは、リールディス
クへのカセットリール装填を中止するかまたはエラー情
報を出力するようになされている。
【0013】また、巻き取り側及び送り出し側のリール
駆動モーター、これら各々のリール駆動モーターに連結
され、カセットリールを装填するリールディスク、上記
両リール駆動モーターの回転数を指令に応じて制御する
モーター制御手段、上記両リール駆動モーターの回転数
を別々に検出するモーター回転情報検出手段、上記リー
ルディスクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モ
ーター制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、
上記リールディスクへのカセットリール装填に先立っ
て、上記システム制御手段から上記モーター制御手段を
介して上記両モーターに同一の指令値を与え、このとき
の上記モーター回転情報検出手段から得られた上記両モ
ーターの回転数を比較する比較手段を備え、その比較結
果からモーター回転の異常判定を行い、異常と判定した
ときは、リールディスクへのカセットリール装填を中止
するかまたはエラー情報を出力するようにしている。
駆動モーター、これら各々のリール駆動モーターに連結
され、カセットリールを装填するリールディスク、上記
両リール駆動モーターの回転数を指令に応じて制御する
モーター制御手段、上記両リール駆動モーターの回転数
を別々に検出するモーター回転情報検出手段、上記リー
ルディスクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モ
ーター制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、
上記リールディスクへのカセットリール装填に先立っ
て、上記システム制御手段から上記モーター制御手段を
介して上記両モーターに同一の指令値を与え、このとき
の上記モーター回転情報検出手段から得られた上記両モ
ーターの回転数を比較する比較手段を備え、その比較結
果からモーター回転の異常判定を行い、異常と判定した
ときは、リールディスクへのカセットリール装填を中止
するかまたはエラー情報を出力するようにしている。
【0014】また、巻き取り側及び送り出し側リール駆
動モーター、このリール駆動モーターに連結され、カセ
ットリールを装填する巻き取り側及び送り出し側リール
ディスク、上記リール駆動モーターの回転速度を指令に
応じて制御するモーター制御手段、上記巻き取り側リー
ルディスクの回転数を検出するリールディスク回転情報
検出手段、送り出し側のリールディスクの回転数を検出
するリールディスク回転情報検出手段、上記リールディ
スクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モーター
制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、上記リ
ールディスクへのカセットリール装填後、テープローデ
ィングに先立って、上記巻き取り側リールディスク回転
数と、これに追従して回転する送り出し側のリールディ
スク回転数とを比較する比較手段、その比較結果からモ
ーター回転方向の異常判定を行うものである。
動モーター、このリール駆動モーターに連結され、カセ
ットリールを装填する巻き取り側及び送り出し側リール
ディスク、上記リール駆動モーターの回転速度を指令に
応じて制御するモーター制御手段、上記巻き取り側リー
ルディスクの回転数を検出するリールディスク回転情報
検出手段、送り出し側のリールディスクの回転数を検出
するリールディスク回転情報検出手段、上記リールディ
スクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モーター
制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、上記リ
ールディスクへのカセットリール装填後、テープローデ
ィングに先立って、上記巻き取り側リールディスク回転
数と、これに追従して回転する送り出し側のリールディ
スク回転数とを比較する比較手段、その比較結果からモ
ーター回転方向の異常判定を行うものである。
【0015】また、上記構成において、システム制御手
段は、テープローディングに先だって、送り出し側リー
ルディスクが回転した回転数、または巻き取り側リール
ディスクが回転した回転数だけ、送り出し側リールディ
スクを巻き戻す制御を行うようになされている。
段は、テープローディングに先だって、送り出し側リー
ルディスクが回転した回転数、または巻き取り側リール
ディスクが回転した回転数だけ、送り出し側リールディ
スクを巻き戻す制御を行うようになされている。
【0016】また、上記構成において、システム制御手
段は、テープローディングに先だって、送り出し側リー
ルディスクを反転して巻き戻し動作とし、反対側のリー
ルディスクの回転方向動作の確認の制御を行うようにな
されている。
段は、テープローディングに先だって、送り出し側リー
ルディスクを反転して巻き戻し動作とし、反対側のリー
ルディスクの回転方向動作の確認の制御を行うようにな
されている。
【0017】また、巻き取り側及び送り出し側のリール
駆動モーター、これらリール駆動モーターに連結され、
カセットリールを装填する巻き取り側及び送り出し側の
リールディスク、これらリールディスクの巻き取り側に
はトルクT2、送り出し側にはトルクT1(ただしT1
>T2)を与えるブレーキ、上記リール駆動モーターへ
の供給電流を指令に応じて制御するモーター制御手段、
上記リール駆動モーターへの供給電流を検出するモータ
ー電流検出手段、上記リールディスクへのカセットリー
ル脱着制御指令及び上記モーター制御手段への供給電流
指令を与えるシステム制御手段、上記システム制御手段
から上記モーター制御手段に与えられた指令電流値と上
記モーター電流検出手段から得られた実際の電流とを比
較する比較手段を備え、リールディスクにカセットを装
填後テープローディング前に、上記ブレーキトルクを上
記両リールディスクに与え、巻き取り側リールディスク
に、送り出し側リールディスクに与えられたブレーキト
ルクT1を超えない範囲のモーター巻き取りトルクT3
を発生させ、モーター通電状態でモーターを停止させ、
そのときの送り出し側リール駆動モーターに実際に流入
した電流を上記モーター電流検出手段により検出し、こ
の値と巻き取りトルクT3発生のため上記システム制御
手段により設定されたモーター電流値とを上記比較手段
で比較し、その比較結果からモータートルクの異常判定
を行い、異常と判定したときは、テープローディングを
中止するかまたはエラー情報を出力するようにしてい
る。
駆動モーター、これらリール駆動モーターに連結され、
カセットリールを装填する巻き取り側及び送り出し側の
リールディスク、これらリールディスクの巻き取り側に
はトルクT2、送り出し側にはトルクT1(ただしT1
>T2)を与えるブレーキ、上記リール駆動モーターへ
の供給電流を指令に応じて制御するモーター制御手段、
上記リール駆動モーターへの供給電流を検出するモータ
ー電流検出手段、上記リールディスクへのカセットリー
ル脱着制御指令及び上記モーター制御手段への供給電流
指令を与えるシステム制御手段、上記システム制御手段
から上記モーター制御手段に与えられた指令電流値と上
記モーター電流検出手段から得られた実際の電流とを比
較する比較手段を備え、リールディスクにカセットを装
填後テープローディング前に、上記ブレーキトルクを上
記両リールディスクに与え、巻き取り側リールディスク
に、送り出し側リールディスクに与えられたブレーキト
ルクT1を超えない範囲のモーター巻き取りトルクT3
を発生させ、モーター通電状態でモーターを停止させ、
そのときの送り出し側リール駆動モーターに実際に流入
した電流を上記モーター電流検出手段により検出し、こ
の値と巻き取りトルクT3発生のため上記システム制御
手段により設定されたモーター電流値とを上記比較手段
で比較し、その比較結果からモータートルクの異常判定
を行い、異常と判定したときは、テープローディングを
中止するかまたはエラー情報を出力するようにしてい
る。
【0018】
【作用】この発明におけるテープ駆動装置は、システム
制御手段によりカセット装填の待機を行わせ、カセット
リール装填に先だって、回転情報検出手段からの信号に
よりリール駆動モーターの回転異常を検出する。また、
カセットリール装填後、テープローディング前に回転情
報検出手段からの信号、モーター電流検出手段からの信
号により、リール駆動モーターの回転方向、トルク等の
異常を検出することにより、テープ損傷を未然に防ぐ。
制御手段によりカセット装填の待機を行わせ、カセット
リール装填に先だって、回転情報検出手段からの信号に
よりリール駆動モーターの回転異常を検出する。また、
カセットリール装填後、テープローディング前に回転情
報検出手段からの信号、モーター電流検出手段からの信
号により、リール駆動モーターの回転方向、トルク等の
異常を検出することにより、テープ損傷を未然に防ぐ。
【0019】
実施例1.以下この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1に係るテープ駆動装置を
示すブロック図である。図において、10はモーター回
転制御用の回転検出器14a、14bからの信号を受け
てリール駆動モーター1a、1bの回転数を計数する回
転数モニター、11はモーター駆動電源6からモーター
駆動回路2a、2bへ流れる電流を電流計15a、15
bより取り出し、リール制御モーター1a、1bに流れ
込む負荷電流を計数する電流モニター、12は回転数モ
ニター10及び電流モニター11の計数結果と、シーケ
ンス制御器4よりモーター制御器3に出された回転数及
びトルク指令情報を比較し、モニター結果が所定範囲値
からはずれたときに異常発生信号をシーケンス制御器4
に戻す異常判定装置であり、その他の構成は図8乃至図
11に示したものと同様である。
る。図1はこの発明の実施例1に係るテープ駆動装置を
示すブロック図である。図において、10はモーター回
転制御用の回転検出器14a、14bからの信号を受け
てリール駆動モーター1a、1bの回転数を計数する回
転数モニター、11はモーター駆動電源6からモーター
駆動回路2a、2bへ流れる電流を電流計15a、15
bより取り出し、リール制御モーター1a、1bに流れ
込む負荷電流を計数する電流モニター、12は回転数モ
ニター10及び電流モニター11の計数結果と、シーケ
ンス制御器4よりモーター制御器3に出された回転数及
びトルク指令情報を比較し、モニター結果が所定範囲値
からはずれたときに異常発生信号をシーケンス制御器4
に戻す異常判定装置であり、その他の構成は図8乃至図
11に示したものと同様である。
【0020】従来装置に関連して説明した代表的な一連
動作例、即ち、カセットイン→テープ装填→再生のシー
ケンス動作において、本実施例の全体動作を図3のフロ
ーチャート及び図1、図2を参照して説明する。図2及
び図3において、カセット5がテ−プ装填メカ19に挿
入されると(ステップ1)、図2(a)に示す位置にお
いて挿入が検出され(ステップ2)、図2(b)に示す
カセット待機位置にて一時停止する(ステップ3)。こ
こで、シーケンス制御器4によりリール駆動モーター駆
動回路2に回転指令(N0 回転)が出され(ステップ
4)、同時にその指令回転数は異常判定装置12にも出
力される。一方、回転数検出器14a、14bよりの実
際の回転数情報Nxは、回転数モニター10によりモニ
ターされ(ステップ5)、これが異常判定装置12に出
力される(ステップ6)。ここで異常判定装置12は所
定の回転数許容差範囲K1に対し、次式成立時に異常と
判定する(ステップ7)。 ABS(Nx−N0 )>K1 ただし、ABSは絶対値化処理、K1は異常と判定する
スレッシュホールドレベルである。
動作例、即ち、カセットイン→テープ装填→再生のシー
ケンス動作において、本実施例の全体動作を図3のフロ
ーチャート及び図1、図2を参照して説明する。図2及
び図3において、カセット5がテ−プ装填メカ19に挿
入されると(ステップ1)、図2(a)に示す位置にお
いて挿入が検出され(ステップ2)、図2(b)に示す
カセット待機位置にて一時停止する(ステップ3)。こ
こで、シーケンス制御器4によりリール駆動モーター駆
動回路2に回転指令(N0 回転)が出され(ステップ
4)、同時にその指令回転数は異常判定装置12にも出
力される。一方、回転数検出器14a、14bよりの実
際の回転数情報Nxは、回転数モニター10によりモニ
ターされ(ステップ5)、これが異常判定装置12に出
力される(ステップ6)。ここで異常判定装置12は所
定の回転数許容差範囲K1に対し、次式成立時に異常と
判定する(ステップ7)。 ABS(Nx−N0 )>K1 ただし、ABSは絶対値化処理、K1は異常と判定する
スレッシュホールドレベルである。
【0021】このときに異常と判定されると、異常判定
装置12よりシーケンス制御器4に、カセットイジェク
ト処理などの処理指令が出され(ステップ9)、カセッ
トはデッキに装着されることなく吐き出され、異常発生
モードの表示が出される(ステップ10)。異常がなけ
ればカセット装填完了位置への移行が行われる(ステッ
プ8)。この構成の採用により、テープ装填時に、リー
ル駆動モーターの制御動作確認を実施後、テープのデッ
キへの装填動作に移行されるため、テープ損傷の発生を
最小限でくい止めることができる。
装置12よりシーケンス制御器4に、カセットイジェク
ト処理などの処理指令が出され(ステップ9)、カセッ
トはデッキに装着されることなく吐き出され、異常発生
モードの表示が出される(ステップ10)。異常がなけ
ればカセット装填完了位置への移行が行われる(ステッ
プ8)。この構成の採用により、テープ装填時に、リー
ル駆動モーターの制御動作確認を実施後、テープのデッ
キへの装填動作に移行されるため、テープ損傷の発生を
最小限でくい止めることができる。
【0022】実施例2.実施例1では、回転数のモニタ
ーを回転制御用のセンサー14a、14bより得ている
が、回転数モニターの独立性を高める上で、図4に示す
ように、専用の回転数検知センサー14c、14dを設
けてもよい。
ーを回転制御用のセンサー14a、14bより得ている
が、回転数モニターの独立性を高める上で、図4に示す
ように、専用の回転数検知センサー14c、14dを設
けてもよい。
【0023】実施例3.実施例1では、各リールにモー
ターが設置されている場合には、2つの判定動作機能で
同時に、または1つの判定機能で順次に判定を行う必要
が生まれる。そこで、この実施例では、図5のフローチ
ャートに示すように、シーケンス制御器4によりリール
駆動モーター駆動回路2a、2bに、2つのリール駆動
モーター1a、1bに共通の回転指令(N0 回転)を与
え(ステップ4)、同時にその指令回転数は異常判定装
置12にも与えられる。一方、回転数検出器14a、1
4bよりの実際の回転数情報Nx1 、Nx2 は、回転数
モニター10によりモニターされ(ステップ5)、これ
が異常判定装置12に出力される(ステップ6、ステッ
プ7)。ここで2つのモーター回転数Nx1 、Nx2 の
モニター結果を下記の条件が成立するときを異常と判定
しても同様の効果を奏する。 ABS(Nx1 −Nx2 )>K2 ただしK2は異常と判定するスッレシュホールドレベル
である。
ターが設置されている場合には、2つの判定動作機能で
同時に、または1つの判定機能で順次に判定を行う必要
が生まれる。そこで、この実施例では、図5のフローチ
ャートに示すように、シーケンス制御器4によりリール
駆動モーター駆動回路2a、2bに、2つのリール駆動
モーター1a、1bに共通の回転指令(N0 回転)を与
え(ステップ4)、同時にその指令回転数は異常判定装
置12にも与えられる。一方、回転数検出器14a、1
4bよりの実際の回転数情報Nx1 、Nx2 は、回転数
モニター10によりモニターされ(ステップ5)、これ
が異常判定装置12に出力される(ステップ6、ステッ
プ7)。ここで2つのモーター回転数Nx1 、Nx2 の
モニター結果を下記の条件が成立するときを異常と判定
しても同様の効果を奏する。 ABS(Nx1 −Nx2 )>K2 ただしK2は異常と判定するスッレシュホールドレベル
である。
【0024】このときに異常と判定されると、異常判定
装置12よりシーケンス制御器4に、カセットイジェク
ト処理などの処理指令が出され(ステップ10)、カセ
ットはデッキに装填されることなく吐き出され、異常発
生モードの表示が出される(ステップ11)。異常がな
ければカセット装填完了位置への移行が行われる(ステ
ップ9)。
装置12よりシーケンス制御器4に、カセットイジェク
ト処理などの処理指令が出され(ステップ10)、カセ
ットはデッキに装填されることなく吐き出され、異常発
生モードの表示が出される(ステップ11)。異常がな
ければカセット装填完了位置への移行が行われる(ステ
ップ9)。
【0025】実施例4.前出の実施例1乃至実施例3で
は、回転数の異常判定動作検出に関する実施例について
述べたか、その回転方向の異常判定は出来ない。そこ
で、片側のリールを回した時に、そのリールの回転方向
が正常な回転方向時には、送り出し側(SP側)のリー
ルが追従して回り、回転方向が逆ならば送り出し側のリ
ールは回らない性質を用いて、一定時間内の送り出し数
が、基準値以上であることにより、巻き取り側(TU
側)のリールの回転方向の正当性を判定できる。
は、回転数の異常判定動作検出に関する実施例について
述べたか、その回転方向の異常判定は出来ない。そこ
で、片側のリールを回した時に、そのリールの回転方向
が正常な回転方向時には、送り出し側(SP側)のリー
ルが追従して回り、回転方向が逆ならば送り出し側のリ
ールは回らない性質を用いて、一定時間内の送り出し数
が、基準値以上であることにより、巻き取り側(TU
側)のリールの回転方向の正当性を判定できる。
【0026】この動作を、実施例1でも述べた代表的な
一連動作例、即ち、カセットイン→テープ装填→再生の
シーケンス動作において、本実施例による全体の動作を
図6のフローチャート、及び図1、図2を用いて説明す
る。図2及び図6において、カセット1がテープ駆動装
置にインサー卜され、図2(c)に示すカセット装填完
了ポジションにて一時停止する(図6ステップ1)。こ
こで、シーケンス制御器4よりリール駆動モーターlb
側の駆動回路2bに回転数指令N0 が与えられ(ステッ
プ2)、シーケンス制御装置4は実際に動いたリールモ
ーターla側のパルスカウントを行い、そのカウント結
果を、Pspとして記憶する(ステップ3)。ここで、
回転数検出器14aより得られた実際の回転数情報Nx
は、回転数モニター10より(ステップ4)、異常判定
装置12に出力される。ここで異常判定装置12は、所
定の回転許容差範囲P0 に対し、次式成立時に異常と判
定する(ステップ6)。 Nx ≦ P0 P0 は、異常と判定するスレッシュホールドレベル。こ
の時に、異常と判定されると、シーケンス制御器4よ
り、カセットイジェクト処理などの処理指令が出され
(ステップ10)、力セットはテープローディングされ
ることなく吐き出され、異常発生モードの表示が出され
る(ステップ11)。上記巻き取り動作中、SP側リー
ルのパルスカウント結果Pspが所定値P1となった
時、Psp=P1 を検出してTU側リールを停止する
(ステップ5)。
一連動作例、即ち、カセットイン→テープ装填→再生の
シーケンス動作において、本実施例による全体の動作を
図6のフローチャート、及び図1、図2を用いて説明す
る。図2及び図6において、カセット1がテープ駆動装
置にインサー卜され、図2(c)に示すカセット装填完
了ポジションにて一時停止する(図6ステップ1)。こ
こで、シーケンス制御器4よりリール駆動モーターlb
側の駆動回路2bに回転数指令N0 が与えられ(ステッ
プ2)、シーケンス制御装置4は実際に動いたリールモ
ーターla側のパルスカウントを行い、そのカウント結
果を、Pspとして記憶する(ステップ3)。ここで、
回転数検出器14aより得られた実際の回転数情報Nx
は、回転数モニター10より(ステップ4)、異常判定
装置12に出力される。ここで異常判定装置12は、所
定の回転許容差範囲P0 に対し、次式成立時に異常と判
定する(ステップ6)。 Nx ≦ P0 P0 は、異常と判定するスレッシュホールドレベル。こ
の時に、異常と判定されると、シーケンス制御器4よ
り、カセットイジェクト処理などの処理指令が出され
(ステップ10)、力セットはテープローディングされ
ることなく吐き出され、異常発生モードの表示が出され
る(ステップ11)。上記巻き取り動作中、SP側リー
ルのパルスカウント結果Pspが所定値P1となった
時、Psp=P1 を検出してTU側リールを停止する
(ステップ5)。
【0027】次に、記憶された送り出し側リールのパル
ス数Pspを用いて、上記動作を反転させ、送り出した
リールパルス分Pspを、SP側リールの巻き戻し起動
(ステップ7)により巻き戻し、Psp値を減算し、P
sp=0パルスにて停止(ステップ8)させることによ
り、反対側(SP側)リールの回転方向の正当性と併せ
て、インサート時のテープ位置に戻す動作を同時に実現
できる。この後は、テープローディングの完了ポジショ
ンへの移行を可能とする指令を出す(ステップ9)。
ス数Pspを用いて、上記動作を反転させ、送り出した
リールパルス分Pspを、SP側リールの巻き戻し起動
(ステップ7)により巻き戻し、Psp値を減算し、P
sp=0パルスにて停止(ステップ8)させることによ
り、反対側(SP側)リールの回転方向の正当性と併せ
て、インサート時のテープ位置に戻す動作を同時に実現
できる。この後は、テープローディングの完了ポジショ
ンへの移行を可能とする指令を出す(ステップ9)。
【0028】この構成の採用により、巻き取り側のリー
ルに、送り出し側のリールが追従して回る性質を用い
て、一定時間内の送り出し回転数が基準値内であること
により、巻き取り側リールの回転方向の正当性の判定を
実施後、さらにカセット装填された時のテープ位置に戻
した上で、テープローディング動作に移行するようなさ
れているため、テープ損傷の発生を最小限でくい止める
ことが出来、また再生動作等も、カセット装填された位
置からスムーズに開始できる。
ルに、送り出し側のリールが追従して回る性質を用い
て、一定時間内の送り出し回転数が基準値内であること
により、巻き取り側リールの回転方向の正当性の判定を
実施後、さらにカセット装填された時のテープ位置に戻
した上で、テープローディング動作に移行するようなさ
れているため、テープ損傷の発生を最小限でくい止める
ことが出来、また再生動作等も、カセット装填された位
置からスムーズに開始できる。
【0029】実施例5.上記実施例4では、記憶された
送り出し側リールのパルス数を用いて、インサート時の
テープ位置に戻す動作を実現した例について述べたが、
記憶された巻き取り側のリールパルス数を用いて、イン
サート時のテープ位置に戻すようにしてもよい。
送り出し側リールのパルス数を用いて、インサート時の
テープ位置に戻す動作を実現した例について述べたが、
記憶された巻き取り側のリールパルス数を用いて、イン
サート時のテープ位置に戻すようにしてもよい。
【0030】実施例6.前出の実施例1乃至5では、回
転制御及び回転方向の正当性に関する検出実施例につい
て述べたが、リール駆動モーターの発生トルクについて
は異常判定できない。実施例6では、この発生トルクの
異常を検知する実施例について、実施例1で述べた代表
的な一連動作例、即ち、テープ装填以降のシーケンス動
作について、全体の動作を図7のフローチャート、及び
図1、図2、図10を用いて説明する。
転制御及び回転方向の正当性に関する検出実施例につい
て述べたが、リール駆動モーターの発生トルクについて
は異常判定できない。実施例6では、この発生トルクの
異常を検知する実施例について、実施例1で述べた代表
的な一連動作例、即ち、テープ装填以降のシーケンス動
作について、全体の動作を図7のフローチャート、及び
図1、図2、図10を用いて説明する。
【0031】図2及び図7において、カセット1がテー
プ駆動装置にインサートされ、図2(c)に示すカセッ
ト装填完了ポジションにて停止する(図7ステップ
1)。ここで、リール駆動モーター1a、1bの両側に
メインブレーキが作用し(ステップ2)、各リールは、
テープ送り出し方向に対し強いブレーキ力を受ける。
プ駆動装置にインサートされ、図2(c)に示すカセッ
ト装填完了ポジションにて停止する(図7ステップ
1)。ここで、リール駆動モーター1a、1bの両側に
メインブレーキが作用し(ステップ2)、各リールは、
テープ送り出し方向に対し強いブレーキ力を受ける。
【0032】ここで、このブレーキ機溝について補足説
明をする。図10は、早送りモードなどでのリール駆動
モーター急停止時に用いられるメインブレーキの構成例
で、R1、R2はそれぞれのリールのテープ巻き径、α
は走行系におけるテンション増加率を示す。20a、2
0bはリールの停止時に作用するメインブレーキで、ブ
レーキの作用時、回転方向によりブレーキの逃げ方向
(テープ巻き取り方向)の作用トルクB1は、食い込み
方向(チープ送り出し方向)の作用トルクB2と比べ、
B1<B2の関係が成り立つ特性となる。よって、この
性質を用いて、両側のブレーキをオンして、片側のリー
ル駆動モーターにて巻き取りを行うと、送り出し側のリ
ールのブレーキロックにより、TU側リールにトルクT
Sを発生させたときに、リールモーターが、上記ブレー
キトルクにより起動できない発生トルクTSの条件は次
式で与えられる。 TS<(R2/R1)×α×B2−B1 このTSを発生させるのに要する電流値Isは、モータ
ーの出力軸上にリールが装填されている場合、モーター
トルクKtとした場合、IsとTsの関係は、 Is=Ts/Kt となる。
明をする。図10は、早送りモードなどでのリール駆動
モーター急停止時に用いられるメインブレーキの構成例
で、R1、R2はそれぞれのリールのテープ巻き径、α
は走行系におけるテンション増加率を示す。20a、2
0bはリールの停止時に作用するメインブレーキで、ブ
レーキの作用時、回転方向によりブレーキの逃げ方向
(テープ巻き取り方向)の作用トルクB1は、食い込み
方向(チープ送り出し方向)の作用トルクB2と比べ、
B1<B2の関係が成り立つ特性となる。よって、この
性質を用いて、両側のブレーキをオンして、片側のリー
ル駆動モーターにて巻き取りを行うと、送り出し側のリ
ールのブレーキロックにより、TU側リールにトルクT
Sを発生させたときに、リールモーターが、上記ブレー
キトルクにより起動できない発生トルクTSの条件は次
式で与えられる。 TS<(R2/R1)×α×B2−B1 このTSを発生させるのに要する電流値Isは、モータ
ーの出力軸上にリールが装填されている場合、モーター
トルクKtとした場合、IsとTsの関係は、 Is=Ts/Kt となる。
【0033】この状態で、図1のシーケンス制御器4よ
り片側(TU側)のリール駆動モーター駆動回路2b
に、上記電流値Isを設定し(ステップ3)、TU側リ
ール1bにトルクを発生させる(ステップ4)。リール
21bが上記停止状態となり、かつテープに損傷を与え
ぬ範囲のトルク発生に相当する電流値Isを設定し(ス
テップ3)、TU側リール1bの起動を行う(ステップ
4)。また、同時にその指令電流Isは、異常判定装置
12にも出力される。一方、電流計15bより得られ
た、実際にリール駆動モーター1bに流れ込んだ電流情
報Ix1 が(ステップ5)、電流モニター11より異常
判定装置12に出力される。ここで、異常判定装置12
は、所定の駆動電流許容差範囲に対し、次式成立時に異
常と判定する(ステップ6)。 ABS ( ls − Ix1 ) ≧ I0 この時に、異常と判定されると、異常判定装置12よ
り、シーケンス制御器4に、カセットイジェクト処理
(ステップ15)及び、異常発生モードの表示指示(ス
テップ16)が行われる。
り片側(TU側)のリール駆動モーター駆動回路2b
に、上記電流値Isを設定し(ステップ3)、TU側リ
ール1bにトルクを発生させる(ステップ4)。リール
21bが上記停止状態となり、かつテープに損傷を与え
ぬ範囲のトルク発生に相当する電流値Isを設定し(ス
テップ3)、TU側リール1bの起動を行う(ステップ
4)。また、同時にその指令電流Isは、異常判定装置
12にも出力される。一方、電流計15bより得られ
た、実際にリール駆動モーター1bに流れ込んだ電流情
報Ix1 が(ステップ5)、電流モニター11より異常
判定装置12に出力される。ここで、異常判定装置12
は、所定の駆動電流許容差範囲に対し、次式成立時に異
常と判定する(ステップ6)。 ABS ( ls − Ix1 ) ≧ I0 この時に、異常と判定されると、異常判定装置12よ
り、シーケンス制御器4に、カセットイジェクト処理
(ステップ15)及び、異常発生モードの表示指示(ス
テップ16)が行われる。
【0034】異常が検出されなかったときには、TU側
のリールを停止し(ステップ8)、反転し、もう片側
(SP側)のリール駆動モーター1aについて、シーケ
ンス制御器4より片側(SP側)のリール駆動モーター
駆動回路2aに、リール21aが上記停止状態となり、
かつテープに損傷を与えぬ範囲のトルク発生に相当する
電流値Is’を設定し(ステップ9)、SP側リール1
aの起動を行う(ステップ10)。また、同時にその指
令電流Is’は、異常判定装置12にも出力される。一
方、電流計15aより得られた、実際にリール駆動モー
ター1aに流れ込んだ電流情報Ix2 が(ステップ1
1)、電流モニター11より異常判定装置12に出力さ
れる。ここで,異常判定装置12は所定の駆動電流許容
差範囲I0に対し、次式成立時に異常と判定する(ステ
ップ12)。 ABS ( ls’ − Ix2 ) ≧ I0 この時に、異常と判定されると、異常判定装置12よ
り、シーケンス制御器4に、カセットイジェクト処理
(ステップ15)及び、異常発生モードの表示指示(ス
テップ16)が行われる。正常時にはSP側のリール駆
動モーター1aを停止し(ステップ13)、従来例にて
述べたテープローディング動作に移行する(ステップ1
4)。
のリールを停止し(ステップ8)、反転し、もう片側
(SP側)のリール駆動モーター1aについて、シーケ
ンス制御器4より片側(SP側)のリール駆動モーター
駆動回路2aに、リール21aが上記停止状態となり、
かつテープに損傷を与えぬ範囲のトルク発生に相当する
電流値Is’を設定し(ステップ9)、SP側リール1
aの起動を行う(ステップ10)。また、同時にその指
令電流Is’は、異常判定装置12にも出力される。一
方、電流計15aより得られた、実際にリール駆動モー
ター1aに流れ込んだ電流情報Ix2 が(ステップ1
1)、電流モニター11より異常判定装置12に出力さ
れる。ここで,異常判定装置12は所定の駆動電流許容
差範囲I0に対し、次式成立時に異常と判定する(ステ
ップ12)。 ABS ( ls’ − Ix2 ) ≧ I0 この時に、異常と判定されると、異常判定装置12よ
り、シーケンス制御器4に、カセットイジェクト処理
(ステップ15)及び、異常発生モードの表示指示(ス
テップ16)が行われる。正常時にはSP側のリール駆
動モーター1aを停止し(ステップ13)、従来例にて
述べたテープローディング動作に移行する(ステップ1
4)。
【0035】以上の構成の採用により、リールに指定の
トルク(電流)を発生したままリール駆動モーターを停
止させ、機械的に設定されたブレーキトルクと実際にモ
ーターに流入している電流とを比較することにより、シ
ーケンス制御装置の要求する電流値の発生値となってい
るかが判定でき、テープローディング後のテンション制
御時に過剰なテンションが加わることが防止できる。
トルク(電流)を発生したままリール駆動モーターを停
止させ、機械的に設定されたブレーキトルクと実際にモ
ーターに流入している電流とを比較することにより、シ
ーケンス制御装置の要求する電流値の発生値となってい
るかが判定でき、テープローディング後のテンション制
御時に過剰なテンションが加わることが防止できる。
【0036】上記実施例では、カセットをリールに装填
後のTU側のリールからトルク判定を行っているが、S
P側から行っても、同様の効果を奏する。上記実施例で
は、リール駆動モーターの電流判定時、モーター駆動回
路流入側にて判定する例について述べたが、モーター駆
動回路からの流出側にて計測しても、同様の効果を奏す
る。また、上記実施例では、電流値の比較にて異常判定
を行っているが、リールトルクの過剰発生によりリール
が回転するか否かで異常判定しても同様の効果を奏す
る。
後のTU側のリールからトルク判定を行っているが、S
P側から行っても、同様の効果を奏する。上記実施例で
は、リール駆動モーターの電流判定時、モーター駆動回
路流入側にて判定する例について述べたが、モーター駆
動回路からの流出側にて計測しても、同様の効果を奏す
る。また、上記実施例では、電流値の比較にて異常判定
を行っているが、リールトルクの過剰発生によりリール
が回転するか否かで異常判定しても同様の効果を奏す
る。
【0037】実施例7.上記実施例では、シーケンス制
御器、異常判定装置、モニター装置が別のブロックにて
記載されているが、この全部または一部をワンチップマ
イコンなどに集約しても、上記実施例と同等の効果を奏
する。
御器、異常判定装置、モニター装置が別のブロックにて
記載されているが、この全部または一部をワンチップマ
イコンなどに集約しても、上記実施例と同等の効果を奏
する。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によるテープ駆
動装置は、リール駆動モーターの制御性、発生トルク、
回転方向等の機能、動作の確認を、カセットインサート
後カセット装填前またはテープローディング前に行うこ
とにより、早期にリール駆動モーターの異常動作を検出
することができ、テープ損傷の発生を未然に防ぐことが
できる。
動装置は、リール駆動モーターの制御性、発生トルク、
回転方向等の機能、動作の確認を、カセットインサート
後カセット装填前またはテープローディング前に行うこ
とにより、早期にリール駆動モーターの異常動作を検出
することができ、テープ損傷の発生を未然に防ぐことが
できる。
【図1】 この発明の実施例1に係るテープ駆動装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】 この発明に係るテープ駆動装置におけるカセ
ットの挿入からテープローディングに至る位置を略線的
に示すカセット操作図である。
ットの挿入からテープローディングに至る位置を略線的
に示すカセット操作図である。
【図3】 実施例1のテープ駆動装置の動作を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】 この発明の実施例2に係るテープ駆動装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施例3に係るテープ駆動装置の
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例4に係るテープ駆動装置の
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図7】 この発明の実施例6に係るテープ駆動装置の
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図8】 従来のテープ駆動装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図9】 従来のテープ駆動装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図10】 一般的なテープ駆動装置のブレーキ構造を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図11】 従来のカセットの挿入からテープローディ
ングに至る位置を略線的に示すカセット操作図である。
ングに至る位置を略線的に示すカセット操作図である。
1a、1b リール駆動モーター、2a、2b モータ
ー駆動回路、3 モーター制御器、4 シーケンス制御
器、5 カセット、6 モーター駆動電源、7カセット
装填モ−タ、8 カセット装填モ−タ駆動回路、9a、
9b センサー、10 回転数モニター、11 電流モ
ニター、12 異常判定装置、13テープ、14a、1
4b、14c、14d 回転検出器、15a、15b
電流計、16 リールディスク、17 回転ドラム、1
8 メカデッキ、19 装填メカ、20a、20b メ
インブレーキ、21a、21b リールハブ。
ー駆動回路、3 モーター制御器、4 シーケンス制御
器、5 カセット、6 モーター駆動電源、7カセット
装填モ−タ、8 カセット装填モ−タ駆動回路、9a、
9b センサー、10 回転数モニター、11 電流モ
ニター、12 異常判定装置、13テープ、14a、1
4b、14c、14d 回転検出器、15a、15b
電流計、16 リールディスク、17 回転ドラム、1
8 メカデッキ、19 装填メカ、20a、20b メ
インブレーキ、21a、21b リールハブ。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも一つ以上のリール駆動モータ
ー、このリール駆動モーターに連結され、カセットリー
ルを装填するリールディスク、上記リール駆動モーター
の回転速度、回転方向、供給電流等を指令に応じて制御
するモーター制御手段、上記リール駆動モーターの回転
情報を検出するモーター回転情報検出手段、上記リール
ディスクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モー
ター制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、上
記リールディスクへのカセットリール装填に先立って、
上記システム制御手段から上記モーター制御手段に与え
られた指令値と、このときの上記モーター回転情報検出
手段からの信号とを比較する比較手段を備えたことを特
徴とするテープ駆動装置。 - 【請求項2】 システム制御手段は、カセットリールの
インサート後、比較手段における比較動作終了まで、リ
ールディスクへのカセットリール装填を見合わせるカセ
ット装填待機制御を行うようになされていることを特徴
とする請求項1記載のテープ駆動装置。 - 【請求項3】 比較手段は、その比較結果からモーター
回転の異常判定を行い、異常と判定したときは、リール
ディスクへのカセットリール装填を中止するかまたはエ
ラー情報を出力するようになされていることを特徴とす
る請求項1記載のテープ駆動装置。 - 【請求項4】 比較手段は、システム制御手段からモー
ター制御手段に与えた指令回転数と、モーター回転情報
検出手段からの実際のモーター回転数とを比較し、その
比較結果からモーター回転数の異常判定を行い、異常と
判定したときは、リールディスクへのカセットリール装
填を中止するかまたはエラー情報を出力するようになさ
れていることを特徴とする請求項1記載のテープ駆動装
置。 - 【請求項5】 巻き取り側及び送り出し側のリール駆動
モーター、これら各々のリール駆動モーターに連結さ
れ、カセットリールを装填するリールディスク、上記両
リール駆動モーターの回転数を指令に応じて制御するモ
ーター制御手段、上記両リール駆動モーターの回転数を
別々に検出するモーター回転情報検出手段、上記リール
ディスクへのカセットリール脱着制御指令及び上記モー
ター制御手段への制御指令を出すシステム制御手段、上
記リールディスクへのカセットリール装填に先立って、
上記システム制御手段から上記モーター制御手段を介し
て上記両モーターに同一の指令値を与え、このときの上
記モーター回転情報検出手段から得られた上記両モータ
ーの回転数を比較する比較手段を備え、その比較結果か
らモーター回転の異常判定を行い、異常と判定したとき
は、リールディスクへのカセットリール装填を中止する
かまたはエラー情報を出力するようにしたことを特徴と
すテープ駆動装置。 - 【請求項6】 巻き取り側及び送り出し側リール駆動モ
ーター、このリール駆動モーターに連結され、カセット
リールを装填する巻き取り側及び送り出し側リールディ
スク、上記リール駆動モーターの回転速度を指令に応じ
て制御するモーター制御手段、上記巻き取り側リールデ
ィスクの回転数を検出するリールディスク回転情報検出
手段、送り出し側のリールディスクの回転数を検出する
リールディスク回転情報検出手段、上記リールディスク
へのカセットリール脱着制御指令及び上記モーター制御
手段への制御指令を出すシステム制御手段、上記リール
ディスクへのカセットリール装填後、テープローディン
グに先立って、上記巻き取り側リールディスク回転数
と、これに追従して回転する送り出し側のリールディス
ク回転数とを比較する比較手段、その比較結果からモー
ター回転方向の異常判定を行うことを特徴とするテープ
駆動装置。 - 【請求項7】 システム制御手段は、テープローディン
グに先だって、送り出し側リールディスクが回転した回
転数、または巻き取り側リールディスクが回転した回転
数だけ、送り出し側リールディスクを巻き戻す制御を行
うようになされていることを特徴とする請求項6記載の
テープ駆動装置。 - 【請求項8】 システム制御手段は、テープローディン
グに先だって、送り出し側リールディスクを反転して巻
き戻し動作とし、反対側のリールディスクの回転方向動
作の確認の制御を行うようになされていることを特徴と
する請求項6記載のテープ駆動装置。 - 【請求項9】 巻き取り側及び送り出し側のリール駆動
モーター、これらリール駆動モーターに連結され、カセ
ットリールを装填する巻き取り側及び送り出し側のリー
ルディスク、これらリールディスクの巻き取り側にはト
ルクT2、送り出し側にはトルクT1(ただしT1>T
2)を与えるブレーキ、上記リール駆動モーターへの供
給電流を指令に応じて制御するモーター制御手段、上記
リール駆動モーターへの供給電流を検出するモーター電
流検出手段、上記リールディスクへのカセットリール脱
着制御指令及び上記モーター制御手段への供給電流指令
を与えるシステム制御手段、上記システム制御手段から
上記モーター制御手段に与えられた指令電流値と上記モ
ーター電流検出手段から得られた実際の電流とを比較す
る比較手段を備え、リールディスクにカセットを装填後
テープローディング前に、上記ブレーキトルクを上記両
リールディスクに与え、巻き取り側リールディスクに、
送り出し側リールディスクに与えられたブレーキトルク
T1を超えない範囲のモーター巻き取りトルクT3を発
生させ、モーター通電状態でモーターを停止させ、その
ときの送り出し側リール駆動モーターに実際に流入した
電流を上記モーター電流検出手段により検出し、この値
と巻き取りトルクT3発生のため上記システム制御手段
により設定されたモーター電流値とを上記比較手段で比
較し、その比較結果からモータートルクの異常判定を行
い、異常と判定したときは、テープローディングを中止
するかまたはエラー情報を出力するようにしたことを特
徴とするテープ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7176287A JPH0935365A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | テープ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7176287A JPH0935365A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | テープ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0935365A true JPH0935365A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16010954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7176287A Pending JPH0935365A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | テープ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0935365A (ja) |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP7176287A patent/JPH0935365A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |