JPH0934879A - 中国語文字処理装置 - Google Patents

中国語文字処理装置

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JPH0934879A
JPH0934879A JP7179136A JP17913695A JPH0934879A JP H0934879 A JPH0934879 A JP H0934879A JP 7179136 A JP7179136 A JP 7179136A JP 17913695 A JP17913695 A JP 17913695A JP H0934879 A JPH0934879 A JP H0934879A
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cut
kanji
reverse
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JP7179136A
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Tatsuhiro Momotake
立裕 百武
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中国語の難解な漢字(反字)の読みを容易に
認識する一方、難解な読みの反字を入力する。 【解決手段】 切字に対応した反字が格納された反切辞
書6と、入力装置2の指示に基づいて反切辞書6内のデ
ータを検索し、目的の漢字(反字、あるいは切字)を認
識する制御装置1とを有する。入力装置2にて反字を指
定した場合にはその切字を表示装置3に表示する一方、
入力装置2にて切字を指定した場合にはその反字を表示
装置3に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中国語ワードプロ
セッサ等の中国語文書の入力あるいは編集を行う中国語
文字処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中国語の正式な表記方法は漢字である。
この漢字をキーボードで入力する場合、日本語の読みに
当たるピンインにより入力を行う方法がある。ピンイン
は、漢字表記の発音をアルファベットで表したものであ
る。このピンインによる中国語入力に関しては、次のよ
うな技術が開発されている。
【0003】特開昭62−93744号公報には、ピン
インに対してそれと混同しやすい類似の発音を有する中
国語文字列を含めて格納した変換辞書を有することによ
り、ピンインを曖昧に覚えていたり、発音を正しく区別
できないユーザにもピンインによる漢字入力が容易にで
きる構成が開示されている。
【0004】また、ピンインと発音の抑制を表す四声記
号とによる入力では、特開平3−28964号公報に、
ピンイン及び四声とそれに対応する漢字とを格納した辞
書手段を有し、四声を間違って入力した場合でもピンイ
ンが一致する漢字を検索して候補として表示する構成が
開示されている。
【0005】さらに、字音記号による入力では、特開平
6−208560号公報に、字音記号相互の曖昧関係を
記述した曖昧辞書を具備し、中国語入力の際になまりの
ある発音に基づいた字音記号を入力して正しい中国語に
変換できる構成が開示されている。
【0006】また、特開平4−156666号公報に
は、ある漢字を入力しようとする場合、すでに入力され
ている文章中から同じピンインの漢字を選択し、さらに
四声の情報を追加することにより候補を表示する構成が
開示されている。
【0007】ところで、日本語で難しい漢字等をひらが
なで表すように、中国語の注音方法の一種で読みの簡単
な2つの漢字を用いて他の1漢字の音を表す反切という
方法がある。この基となる1文字の漢字を反字と言い、
音を表す2文字の漢字を切字と言う。切字の第1文字は
反字の声母(日本語の子音に当たる)と同じ声母を持つ
漢字であり、第2文字は反字の韻母(日本語の母音に当
たる)と同じ韻母を持つ漢字である。例えば、ピンイン
が“sang”の“桑”と“gu”の“故”からなる切
字“桑故”の反字は、ピンインが“su”の“塑”とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では反切の考え方が取り入れられていないた
め、反切に対する正確な知識を有するユーザでないと、
音の不明な反字を入力する場合や切字を反字に変換した
い場合等に非常に時間を要するという問題を有してい
る。即ち、従来では反字の音がわからない場合には、反
字のピンインを調べた後にそのピンインと同じ漢字を調
べることにより反字の音を得ていた。また、逆に切字か
ら本来の漢字である反字を入力したい場合には、切字2
文字のピンインを調べた後にそのピンインと同じ漢字を
調べることにより反字を知り、反字を入力していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、反切辞書手段を設け
ることにより、反切の知識を有さないユーザでも容易
に、反字から切字を、あるいは切字から反字を検索する
ことができる中国語文字処理装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の中国語文字処理装置は、
反字及び切字と各種指示とを入力する入力手段(例え
ば、入力装置)と、切字とそれに対応する反字とを格納
した反切辞書手段(例えば、反切辞書)と、入力手段に
より指定された反字を一時的に格納する検索漢字格納手
段(例えば、検索メモリ)と、反字から切字への変換を
行う切字変換の指示を入力手段から入力すると、検索漢
字格納手段に格納された反字と同一の反字を反切辞書手
段の中から検索し、反字に対応する切字を認識する検索
手段(例えば、制御装置)と、認識された切字を切字候
補として一時的に格納する候補漢字格納手段(例えば、
候補メモリ)と、候補漢字格納手段に格納された切字を
読み出す読出手段(例えば、制御装置)と、読出手段に
より読み出された切字を表示する表示手段(例えば、表
示装置)とを備えることを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、入力手段により切字変
換を行いたい反字を指定すると、指定された反字は一時
的に検索漢字格納手段に格納される。検索手段は、検索
漢字格納手段に格納された反字と同一の反字を反切辞書
手段の中から検索する。このとき、反切辞書手段には切
字と反字とがそれぞれ対応して格納されているので、検
索手段は反字に対応する切字を認識することができる。
その後、認識された切字は一時的に候補漢字格納手段に
格納される。候補漢字格納手段に格納された切字は読出
手段により読み出され、表示される。
【0012】これにより、反字・切字関係の正確な知識
を有していないユーザでも、ある反字の音、即ち切字を
知りたい場合、反字を指定するだけで容易にその切字を
検索することができる。特に、難解な読みの漢字(反
字)や間違いやすい読みの漢字(反字)に対して有効で
ある。
【0013】また、請求項2記載の中国語文字処理装置
は、請求項1の構成に加えて、上記入力手段により切字
変換確定の指示を入力した場合、切字における第1文字
と第2文字とにそれぞれ異なる文字装飾情報を付加する
ことにより、第1文字と第2文字とを異なる形態で表示
することを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、切字における第1文字
と第2文字とが異なる表示形態であるので、文章中で切
字の第1文字と第2文字との区別が簡単にできる。従っ
て、切字の第1文字の認識が容易となるので、切字から
反字への変換の指定が行い易くなる。また、どの2文字
が切字であるかを視覚により認識できるため、反切の学
習にも役に立つ。
【0015】さらに、請求項3記載の中国語文字処理装
置は、反字及び切字と各種指示とを入力する入力手段
と、切字とそれに対応する反字とを格納した反切辞書手
段と、入力手段により指定された切字を一時的に格納す
る検索漢字格納手段と、切字から反字への変換を行う反
字変換の指示を入力手段から入力すると、検索漢字格納
手段に格納された切字と同一の切字を反切辞書手段の中
から検索し、切字に対応する反字を認識する検索手段
と、認識された反字を反字候補として一時的に格納する
候補漢字格納手段と、候補漢字格納手段に格納された反
字を読み出す読出手段と、読出手段により読み出された
反字を表示する表示手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0016】上記構成によれば、入力手段により反字変
換を行いたい切字を指定すると、指定された切字は一時
的に検索漢字格納手段に格納される。検索手段は、検索
漢字格納手段に格納された切字と同一の切字を反切辞書
手段の中から検索する。このとき、反切辞書手段には切
字と反字とがそれぞれ対応して格納されているので、検
索手段は切字に対応する反字を認識することができる。
その後、認識された反字は一時的に候補漢字格納手段に
格納される。候補漢字格納手段に格納された反字は読出
手段により読み出され、表示される。
【0017】これにより、反字・切字関係の正確な知識
を有していないユーザでも、ある切字の本来の漢字であ
る反字を知りたい場合、切字を指定するだけで容易にそ
の反字を検索することができる。このとき、難解な反字
をそれと同じ音を持つ切字で入力しておき、後で本来の
漢字(反字)に変換することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図13に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本発明にかかる中国語文字処理装置は、ピンインに
より中国語の入力を行う中国語ワードプロセッサに適用
した場合について説明する。
【0019】本発明の中国語文字処理装置は、図1に示
すように、制御装置1、入力装置2、記憶装置、及び表
示装置3から構成されている。入力装置2、記憶装置、
及び表示装置3はそれぞれ制御装置1に接続されてい
る。
【0020】入力装置2(入力手段)は、例えば図13
に示すようなキーボードにより構成され、記号や漢字等
の文字を入力したり、各種操作の指示を入力したりす
る。なお、図13には主なキー名称しか記載していな
い。上記キーボードには、切字変換キー2a1 及び反字
変換キー2a2 を有するファンクションキー2a、文字
キー2b、カーソル移動キー2c、及び実行キー2d等
が備えられている。
【0021】切字変換キー2a1 は反字から切字への変
換を指示し、反字変換キー2a2 は逆に切字から反字へ
の変換を指示する。また、文字キー2bは文字や記号を
入力し、カーソル移動キー2cは表示装置3の画面上で
カーソルを上下左右に移動させる。さらに、実行キー2
dは各種指示に対し、それを実行するように指示する。
【0022】なお、上記切字変換キー2a1 及び反字変
換キー2a2 は、中国語の入力変換ができる通常のワー
プロ編集画面である文書入力編集モードで、保存や呼出
等を行うファンクションキー2aが有効な状態におい
て、切字変換キー2a1 あるいは反字変換キー2a2
入力を有効にする。
【0023】制御装置1は、入力装置2のどのキーが押
されたかを認識し、読み込みを行うと共に、各種キーに
より指定された処理を行う。また、制御装置1は、記憶
装置へのデータの格納、及び記憶装置からのデータの読
み出し制御を行う。さらに、制御装置1は、入力装置2
による入力内容の表示等の制御を行う。従って、制御装
置1は、請求項1又は3に記載の検索手段及び読出手段
として機能する。
【0024】表示装置3(表示手段)は、CRT(ブラ
ウン管)やLCD(液晶表示パネル)等により構成さ
れ、入力内容の表示を行う。
【0025】記憶装置は、文書メモリ4、文書メモリポ
インタ5、反切辞書6、辞書ポインタ7、辞書候補数メ
モリ8、検索メモリ9、及び候補メモリ10を有してい
る。上記文書メモリ4は入力された文書を記憶する。図
3に示すように、文書メモリ4は、用紙サイズや改行ピ
ッチ等の文書の書式に関する情報を記憶する書式情報部
4aと、文字データを格納する複数の文字データ部4b
1 ・4b2 …4bmとにより構成される。文書メモリポ
インタ5は、複数の文字データ部4b1 ・4b2 …4b
m の位置を記憶する。
【0026】反切辞書6(反切辞書手段)には、反切の
考え方に基づいて、反字と切字とが対応して予め格納さ
れている。反切辞書6は、図2に示すように、反切辞書
〔a〕、反切辞書〔ai〕、…、反切辞書〔zo〕から
なり、これらはピンインの順番に並べられている。これ
ら複数の反切辞書は、各々、切字の表示を行うための切
字データ部6aと、反字の表示を行うための反字候補数
部6b及び反字コード部6cとをこの順に備えている。
各切字データ部6aには、切字の第1文字及び第2文字
の漢字コードが格納されている。各反字候補数部6bに
は反字の候補数が格納され、各反字コード部6cには各
反切辞書のピンインとそれぞれ同じピンインの反字の漢
字コードが格納されている。即ち、反字コード部6cは
同じ音の漢字の集合となっている。
【0027】辞書ポインタ7は、反切辞書6内を検索す
る際に使用し、複数の反切辞書の内のどの反切辞書を検
索しているかを示すものである。辞書候補数メモリ8は
反字から切字への切字変換を行う際に、反切辞書6の反
字候補数を一時的に記憶する。
【0028】検索メモリ9(検索漢字格納手段)は、切
字変換の際にはカーソル位置の反字の漢字コードを記憶
する一方、切字から反字への反字変換の際にはカーソル
位置の切字の漢字コードを記憶する。候補メモリ10
(候補漢字格納手段)は、切字変換の場合には切字デー
タを格納し、反字変換の場合には反字の候補数と反字デ
ータとを格納する。
【0029】上記制御システムによれば、文書入力の状
態において、反字の読みがわからない場合等、切字変換
を行いたい漢字(反字)の位置にカーソルを移動し、切
字変換キー2a1 を押すと切字変換処理状態となる。そ
して、図4に示すように、カーソル位置の反字の漢字コ
ード(2バイト)を反字コードとして検索メモリ9に一
時的に格納する。切字変換の検索処理では、この反字コ
ードと同一のコードを反切辞書6における反字コード部
6cの中から検索する。所望の反字コードが認識される
と、その反字コードがある反字コード部6cに対応する
切字データ部6aが認識され、その結果、切字データ部
6aに格納されている切字データが出力される。即ち、
切字の第1文字(2バイト)と第2文字(2バイト)の
漢字コード(4バイト)が出力される。この切字の漢字
コードは、候補メモリ10にセットされる。そして、検
索メモリ9にセットされた反字と候補メモリ10に出力
された切字との情報は表示装置3に出力される(図10
参照)。
【0030】これにより、ユーザはカーソル位置の漢字
(反字)の切字を知ることができる。この結果、反字と
切字との反切関係の正確な知識を有していなくとも、難
解な読みの漢字や間違いやすい漢字の読みを理解するこ
とが可能となる。また、反字と切字との対応表等を簡単
に作成することができるので、ピンインの学習にも役に
立つ。
【0031】一方、文書入力の状態において、反字変換
を行いたい漢字(切字)の第1文字の位置にカーソルを
移動し、反字変換キー2a2 を押すと反字変換処理状態
となる。すると、図5に示すように、カーソル位置の第
1文字(2バイト)及び次の第2文字(2バイト)の漢
字コードが切字コード(4バイト)として検索メモリ9
にセットされる。検索メモリ9にセットされた2つの漢
字からなる切字は、第1文字及び第2文字のピンインが
それぞれ求められる。そして、第1文字の声母と第2文
字の韻母から、変換すべき反字のピンインが決められ
る。
【0032】反字変換の検索処理では、反字のピンイン
を入力として、反切辞書6における切字データ部6aを
検索し、上記ピンインが反切辞書6内のどの反切辞書に
位置しているかを求める。その後、求められた反切辞書
の反字候補数部6b及び反字コード部6cからデータを
出力する。つまり、反字の候補数と反字コードとを候補
メモリ10に出力する。そして、候補メモリ10に反字
の情報を一時的に格納する。検索メモリ9に格納された
切字と候補メモリ10に出力された反字との情報は表示
装置3に出力される(図11参照)。
【0033】なお、反切変換の画面表示は、ピンイン入
力によって漢字を入力する単漢字変換を行う際の画面表
示に、切字の情報を追加したものである。また、反字変
換を実行したり、反字の次候補グループや前候補グルー
プを画面上へ呼び出したりする操作も単漢字変換と同様
の操作である。
【0034】これにより、ユーザはカーソル位置の漢字
(切字)の反字を知ることができる。この結果、反切関
係の正確な知識を有していなくとも、難解な読みの漢字
や間違いやすい漢字をピンインで入力することができ
る。このとき、同じピンインを持つ切字を入力してお
き、後で本来の漢字(反字)に変換してもよい。また、
上記切字変換の場合と同様に、ピンインの学習にも役立
つ。
【0035】次に、上記制御システムによって反切変換
を行う場合の制御動作を図6のフローチャートに基づい
て説明する。
【0036】文書入力の状態において、ユーザの指示を
待つ(S1)。キー操作が行われたとき、反字変換を行
うか否かが判断され(S2)、反字変換を行わない場合
には、続けて切字変換を行うか否かが判断される(S
3)。S3で切字変換を行う場合には、後述する切字検
索処理により、ユーザが指定した反字に対する切字を検
索する(S4)。そして、検索した切字の候補を画面に
表示する(S5)。その後、ユーザの指示を待ち(S
6)、S7で反字を切字候補と変換するかどうかが判断
される。S7で切字候補に変換するときには、候補メモ
リ10内の切字データを文書メモリ4に転送して反字を
切字に変換し(S8)、S1の工程へ戻り再度ユーザの
指示を待つ。なお、S3で切字変換を行わない場合、及
びS7で切字候補の変換を行わない場合も、S1の工程
へ戻り再度ユーザの指示を待つ。
【0037】一方、S2で反字変換を行う場合には、後
述する反字検索処理により、ユーザが指定した切字に対
する反字を検索する(S9)。そして、検索した反字の
候補を画面に表示する(S10)。その後、ユーザの指
示を待ち(S11)、S12で切字を反字候補と変換す
るかどうかが判断される。S12で反字候補に変換する
ときには、候補メモリ10内の反字データを文書メモリ
4に転送して切字を反字に変換し(S13)、S1の工
程へ戻り再度ユーザの指示を待つ。一方、S12で反字
候補の変換をしないときには、反字の次の候補を画面に
表示するか否かが判断される(S14)。S14で次候
補を表示しない場合は、S1の工程へ戻り再度ユーザの
指示を待ち、S14で次候補を表示する場合は、S15
で次候補の表示を行い、S11の工程へ戻り再度ユーザ
の指示を待つ。
【0038】次に、上記S4の切字検索処理について図
7のフローチャートに基づいて説明する。
【0039】まず、ユーザが指定したカーソル位置の反
字の漢字コードを検索メモリ9に格納する(S21)。
入力として反字の漢字コードが与えられると、S22で
辞書ポインタ7を初期値にセットする。ここで、辞書ポ
インタ7の初期値は、反切辞書〔a〕である。S23で
辞書ポインタ7に示された反切辞書における反字の候補
数を辞書候補数メモリ8にセットする。セットされた候
補数の反字の中に検索メモリ9にセットされた反字の漢
字コードと同一のコードがあるかどうかをチェックする
(S24)。
【0040】S25で一致したコードがないときには、
S23でセットされていた反字候補数をクリアし、辞書
ポインタ7を次の値にセットし(S27)、S28で反
切辞書6が終わりか否かが判断される。S28で反切辞
書6が終わりでないとき(例えば、辞書ポインタ7の次
の値が反切辞書〔ai〕のとき)には、S23の工程へ
戻り、処理を繰り返す。一方、S28で反切辞書6が終
わりのとき(辞書ポインタ7の次の値が反切辞書〔z
o〕のとき)には、図6のS1の工程へ戻る。
【0041】一方、上記S25で一致したコードがある
ときには、そのときの辞書ポインタ7が位置する反切辞
書から切字データを候補メモリ10にセットする(S2
9)。そして、図6のS5の工程へ進む。
【0042】例えば、切字変換すべき漢字を“塑”(ピ
ンインは“su”)とすると以下のようになる。カーソ
ル位置の反字“塑”の漢字コード(4B5Chex)を
取り出し、検索メモリ9にセットする。検索メモリ9に
セットされた反字コード(4B5Chex)を反字から
切字への変換処理のフローにしたがい検索を行う。反切
辞書〔su〕の反字コード部6c内に、該当するコード
(4B5Chex)があるので、反切辞書〔su〕の切
字データ部6a内のデータ(第1文字の“桑”(492
3hex)と第2文字の“故”(394Ahex))が
候補メモリ10にセットされる。検索メモリ9の“塑”
と、候補メモリ10にセットされた切字データ(第1文
字の“桑”と第2文字の“故”)とは、例えば図10に
示すレイアウトで表示装置3に表示される。
【0043】次に、上記S9の反字検索処理について図
8のフローチャートに基づいて説明する。
【0044】まず、ユーザが指定したカーソル位置の切
字の漢字コードを検索メモリ9に格納する(S31)。
入力として切字の漢字コードが与えられると、それらか
ら変換する反字のピンインを算出する(S32)。S3
3で辞書ポインタ7を初期値にセットし、S34でこの
辞書ポインタ7で示す反切辞書の切字の内容と、検索メ
モリ9で求めたピンインの内容とが一致しているか否か
をチェックする。S35で一致した内容がないときに
は、辞書ポインタ7を次の値にセットし(S36)、S
37で反切辞書6が終わりか否かが判断される。S28
で反切辞書6が終わりでないときには、S34の工程へ
戻り処理を繰り返す。一方、S37で反切辞書6が終わ
りのときには、図6のS1の工程へ戻る。
【0045】一方、上記S35で一致した内容があると
きには、切字データの次に格納されている候補数を認識
し(S38)、その候補数の反字データを候補メモリ1
0にセットする(S39)。そして、図6のS10の工
程へ進む。なお、候補メモリ10に出力される反字デー
タは、ピンインの単漢字変換で出力される単漢字の候補
データと同じである。
【0046】例えば、反字変換すべき漢字を“桑故”と
すると以下のようになる。カーソル位置の情報からカー
ソル位置の切字“桑故”の漢字コード(第1文字の
“桑”(4923hex)と第2文字の“故”(394
Ahex))を取り出し、検索メモリ9にセットする。
次に、検索メモリ9における“桑”及び“故”の各々の
ピンイン“sang”(桑)及び“gu”(故)を求め
る。これにより、“桑”の声母“s”と“故”の韻母
“u”から求まる反字のピンインは“su”であること
がわかる。そこで、切字から反字への検索処理のフロー
にしたがい検索を行うと、反切辞書〔su〕の切字デー
タ(第1文字の“桑”(4923hex)と第2文字の
“故”(394Ahex))と、検索メモリ9の内容と
が一致するので、候補メモリ10に反切辞書〔su〕の
候補数と反字データとをセットする。検索メモリ9にセ
ットされた第1文字の“桑”と第2文字の“故”と、候
補メモリ10にセットされたピンインが“su”の反字
データとを例えば図11に示す通りにレイアウトし、表
示装置3に表示する。
【0047】なお、上記S8の切字データ転送を以下に
説明するようにしてもよい。即ち、切字データを文書メ
モリ4に転送する際に、文字装飾の情報付加して転送し
てもよい。このとき、上述のように反字から切字への変
換によって、選択された切字データは候補メモリ10に
セットされ、表示装置3に図10に示すように表示され
ている。
【0048】実行キー2dを押すと、候補メモリ10の
内容を文書メモリ4に転送する。このとき、図9に示す
ように、まず切字第1文字の文字装飾情報を転送し(S
41)、次に切字第1文字の漢字コードを転送する(S
42)。同様に、切字第2文字の文字装飾情報を転送し
(S43)、次に切字第2文字の漢字コードを転送する
(S44)。
【0049】この結果、文書メモリ4の内容を表示する
と、例えば図12に示す通りになる。これは、切字第1
文字“桑”の文字装飾情報を通常文字とし、第2文字
“故”の文字装飾情報を中抜き文字とした場合である。
これにより、文章中で切字の第1文字と第2文字との区
別が簡単にでき、切字の第1文字の認識が容易となるの
で、切字から反字への変換の指定が行い易くなる。ま
た、どの2文字が切字であるかを視覚により認識できる
ため、反切の学習にも役に立つ。なお、カラー表示でき
るワープロでは、文字装飾の代わりに色コードを変えて
出力することにより、第1文字と第2文字との色を違え
ても同様の効果が得られる。
【0050】なお、上記実施の形態では、各反切辞書に
対応する切字データ部6aの切字データは1つとしてい
るが、ある反字に対する切字は1つとは限らないので、
切字データを複数としてもよい。この場合、切字変換を
指定すると、反字変換のときと同様に、複数の切字候補
が画面に表示できるようにすればよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
中国語文字処理装置は、反字及び切字と各種指示とを入
力する入力手段と、切字とそれに対応する反字とを格納
した反切辞書手段と、入力手段により指定された反字を
一時的に格納する検索漢字格納手段と、反字から切字へ
の変換を行う切字変換の指示を入力手段から入力する
と、検索漢字格納手段に格納された反字と同一の反字を
反切辞書手段の中から検索し、反字に対応する切字を認
識する検索手段と、認識された切字を切字候補として一
時的に格納する候補漢字格納手段と、候補漢字格納手段
に格納された切字を読み出す読出手段と、読出手段によ
り読み出された切字を表示する表示手段とを備える構成
である。
【0052】これにより、反字・切字関係の正確な知識
を有していないユーザでも、ある反字の音、即ち切字を
知りたい場合、反字を指定するだけで容易にその切字を
検索することができる。また、反字と切字との対応表等
を簡単に作成できるので、ピンインの学習にも役立つと
いう効果を奏する。
【0053】また、請求項2記載の中国語文字処理装置
は、請求項1の構成に加えて、上記入力手段により切字
変換確定の指示を入力した場合、切字における第1文字
と第2文字とにそれぞれ異なる文字装飾情報を付加する
ことにより、第1文字と第2文字とを異なる形態で表示
する構成である。
【0054】これにより、文章中で切字の第1文字と第
2文字との区別が簡単にでき、切字の第1文字の認識が
容易となるので、切字から反字への変換の指定が行い易
くなる。また、どの2文字が切字であるかを視覚により
認識できるため、反切の学習にも役に立つという効果を
奏する。
【0055】さらに、請求項3記載の中国語文字処理装
置は、反字及び切字と各種指示とを入力する入力手段
と、切字とそれに対応する反字とを格納した反切辞書手
段と、入力手段により指定された切字を一時的に格納す
る検索漢字格納手段と、切字から反字への変換を行う反
字変換の指示を入力手段から入力すると、検索漢字格納
手段に格納された切字と同一の切字を反切辞書手段の中
から検索し、切字に対応する反字を認識する検索手段
と、認識された反字を反字候補として一時的に格納する
候補漢字格納手段と、候補漢字格納手段に格納された反
字を読み出す読出手段と、読出手段により読み出された
反字を表示する表示手段とを備える構成である。
【0056】これにより、反字・切字関係の正確な知識
を有していないユーザでも、ある切字の本来の漢字であ
る反字を知りたい場合、切字を指定するだけで容易にそ
の反字を検索することができる。また、読みの簡単な漢
字(切字)から読みの難しい漢字(反字)を表現するの
で、ピンインの学習にも役立ち、ピンインで反字を入力
する手助けとなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる中国語文字処理装置の制御シス
テムの一構成例を示すブロック図である。
【図2】上記中国語文字処理装置における反切辞書の構
成を示す構成図である。
【図3】上記中国語文字処理装置における文書メモリの
構成を示す構成図である。
【図4】切字変換の概念を示すブロック図である。
【図5】反字変換の概念を示すブロック図である。
【図6】上記制御システムによる制御動作を示すフロー
チャートである。
【図7】反字から切字を検索する切字検索処理の動作を
示すフローチャートである。
【図8】切字から反字を検索する反字検索処理の動作を
示すフローチャートである。
【図9】切字の転送処理の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】切字変換時の表示装置の画面を示す説明図で
ある。
【図11】反字変換時の表示装置の画面を示す説明図で
ある。
【図12】切字の文字装飾変換後の画面を示す説明図で
ある。
【図13】入力装置であるキーボードの構成例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 制御装置(検索手段、読出手段) 2 入力装置(入力手段) 3 表示装置(表示手段) 6 反切辞書(反切辞書手段) 9 検索メモリ(検索漢字格納手段) 10 候補メモリ(候補漢字格納手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反字及び切字と各種指示とを入力する入力
    手段と、 切字とそれに対応する反字とを格納した反切辞書手段
    と、 入力手段により指定された反字を一時的に格納する検索
    漢字格納手段と、 反字から切字への変換を行う切字変換の指示を入力手段
    から入力すると、検索漢字格納手段に格納された反字と
    同一の反字を反切辞書手段の中から検索し、反字に対応
    する切字を認識する検索手段と、 認識された切字を切字候補として一時的に格納する候補
    漢字格納手段と、 候補漢字格納手段に格納された切字を読み出す読出手段
    と、 読出手段により読み出された切字を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする中国語文字処理装置。
  2. 【請求項2】上記入力手段により切字変換確定の指示を
    入力した場合、切字における第1文字と第2文字とにそ
    れぞれ異なる文字装飾情報を付加することにより、第1
    文字と第2文字とを異なる形態で表示することを特徴と
    する請求項1記載の中国語文字処理装置。
  3. 【請求項3】反字及び切字と各種指示とを入力する入力
    手段と、 切字とそれに対応する反字とを格納した反切辞書手段
    と、 入力手段により指定された切字を一時的に格納する検索
    漢字格納手段と、 切字から反字への変換を行う反字変換の指示を入力手段
    から入力すると、検索漢字格納手段に格納された切字と
    同一の切字を反切辞書手段の中から検索し、切字に対応
    する反字を認識する検索手段と、 認識された反字を反字候補として一時的に格納する候補
    漢字格納手段と、 候補漢字格納手段に格納された反字を読み出す読出手段
    と、 読出手段により読み出された反字を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする中国語文字処理装置。
JP7179136A 1995-07-14 1995-07-14 中国語文字処理装置 Pending JPH0934879A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7179136A JPH0934879A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 中国語文字処理装置
CN96108225A CN1133126C (zh) 1995-07-14 1996-06-28 中文文字处理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7179136A JPH0934879A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 中国語文字処理装置

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