JPH0877160A - かな漢字変換方法及び装置 - Google Patents

かな漢字変換方法及び装置

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JPH0877160A
JPH0877160A JP6215783A JP21578394A JPH0877160A JP H0877160 A JPH0877160 A JP H0877160A JP 6215783 A JP6215783 A JP 6215783A JP 21578394 A JP21578394 A JP 21578394A JP H0877160 A JPH0877160 A JP H0877160A
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kana
kanji
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character string
kanji conversion
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JP6215783A
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Shuichi Morisawa
秀一 森澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で、かな漢字変換された漢字を他
の表記に変更できるかな漢字変換方法及び装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 読みかな文字列を入力し、読みかな文字列を
かな漢字変換して出力するかな漢字変換装置であって、
入力部1より入力された読みかなを、読みかなに対応し
て単語情報を記憶する辞書記憶部4を参照して、文節単
位に分割した文節列を抽出する。文節抽出部3により抽
出された各文節に対し、辞書記憶部4を参照してかな漢
字混じり表記の文書を出力する。その出力された文節の
漢字を指定すると暫定候補バッファ6にセットされ、そ
の漢字の表記の変更を指示することにより、その漢字に
対応する他の表記が別表記バッファ9にセットされて表
示部7に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はかな漢字変換方法及び装
置に関し、特にかな漢字変換された変換結果に対し、か
な漢字変換された漢字の表記を変更できるかな漢字変換
方法及び装置関するものである。
【0002】
【従来の技術】かな漢字変換装置が出力した変換結果に
おいて、そのかな漢字変換された漢字そのものは正しい
が、その漢字部分を、例えばひらがなに置き換えた方が
より望ましい場合がある。その例としては、例えば小学
校のある学年を対象とした文書を作成している際、その
学年では使用されないことになっている漢字が変換結果
として文書中に現れる場合や、その漢字自体は日常で良
く使われているものの、その単語を漢字で表記すること
が一般的でない場合などが考えられる。また、かな漢字
変換結果の送りがなの付け方が気にいらない場合(例え
ば、「取り次ぎ」と「取次ぎ」など)も、かな漢字変換
された文書の単語において、しばしば発生する。
【0003】従来、このような場合は、次候補キー等を
押下することにより、かな漢字変換候補の全ての同音語
を表示させ、その中から所望の表記を有する候補を選択
し直していた。しかし、このような操作は、多くの同音
候補の中から、ある部分だけを単にひらがなに変更した
ものを探し出すことになり、労多く得ることの少ない作
業であるといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、もう1つの解決
策として、かな漢字変換された単語中のひらがなに置き
換えたい文字位置にカーソルを移動し、1字指定キー或
は表記修正キーを押下することにより、漢字を1文字ず
つひらがな表記に置き換えることが考えられる。しか
し、これも又同様に煩わしい作業となっている。しか
も、この方法では、例えば最初の変換結果が「取次」で
あった場合、この表記が気に入らないため、別の表記
「取りつぎ」に変更することは不可能であり、この場合
は、一旦、上記のように同音語変換を行って、所望の候
補を捜さなければならない。即ち、まず折衷的な表記を
持つ別の候補「取り次ぎ」を選択し、その後、前述の方
法に従って目的の表記「取りつぎ」を得る。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、簡単な操作で、かな漢字変換された漢字を他の表記
に変更できるかな漢字変換方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0006】また本発明の目的は、かな漢字変換装置が
出力した変換結果に対し、簡単な操作で、所望の漢字を
ひらがな表記に変更できる漢字変換方法及び装置を提供
することにある。
【0007】又、本発明の他の目的は、かな漢字変換装
置が出力した変換結果に対し、簡単な操作で、所望の漢
字の送りかな表記に変更できる漢字変換方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のかな漢字変換装置は以下のような構成を備え
る。即ち、読みかな文字列を入力し、前記読みかな文字
列をかな漢字変換して出力するかな漢字変換装置であっ
て、読みかなに対応して単語情報を記憶する辞書記憶部
と、前記辞書記憶部を参照して、入力された文字列を文
節単位に分割した文節列を抽出する文節列抽出手段と、
前記文節列抽出手段により抽出された各文節に対し、前
記辞書記憶部を参照してかな漢字混じり表記の文書を出
力するかな漢字変換手段と、前記かな漢字変換手段によ
り出力された文節の漢字を、他の表記に変更する表記変
更手段とを有する。
【0009】上記目的を達成するために本発明のかな漢
字変換方法は以下のような工程を備える。即ち、読みか
な文字列を入力し、前記読みかな文字列をかな漢字変換
して出力するかな漢字変換方法であって、読みかなを入
力する工程と、辞書を参照して、入力された文字列を文
節単位に分割した文節列を抽出する工程と、抽出された
各文節に対し、前記辞書を参照してかな漢字混じり表記
の文書を出力する工程と、出力された文節の漢字を、他
の表記に変更する工程とを有する。
【0010】
【作用】以上の構成において、読みかな文字列を入力
し、読みかなに対応して単語情報を記憶する辞書記憶部
を参照して、入力された文字列を文節単位に分割した文
節列を抽出する。これら抽出された各文節に対し、辞書
記憶部を参照してかな漢字混じり表記の文書を出力する
とともに、その出力された文節の漢字を、他の表記に変
更するように動作する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例のかな漢字変換
装置の構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、入力部1は、例えばかな文
字キー或は英数字キー等を備え、これらキーを使用して
かな文字列を入力するキーボード、或は音声を入力して
認識し、かな文字列に変換する音声認識部等を有してい
る。この入力部1より入力される、読みを表わす文字列
(第1文字列)は、かな文字コードに変換された後、か
な漢字変換部2に入力される。かな漢字変換部2は、例
えば文節抽出部3、辞書記憶部4等を有し、入力部1よ
り入力された第1の文字列に対して、かな漢字混じりの
表記からなる第2の文字列を求め、出力制御部5に出力
している。
【0014】ここで、文節抽出部3は入力部1より入力
された文字コード列と、辞書記憶部4に予め登録されて
文字列(単語)との間で照合・検索を行い、第1の文字
列に相当するかな漢字混じり表記の第2の文字列を求め
ている。辞書記憶部4は、例えば図3にそのメモリ構成
を示すように、入力見出し部4a、出力見出し部4bそ
の他の情報を備え、入力見出し部4aに読みを表わす第
1の文字列を格納し、この第1の文字に対応するかな漢
字混じりの表記文字からなる第2の文字列を出力見出し
部4bに格納している。
【0015】出力制御部5は、かな漢字変換部2より出
力された第2の文字列や、暫定候補バッファ6の文字列
を表示部7に表示する。更には、表示部7に表示されて
いる文字列を暫定候補バッファ6に取り込んだりする。
表示部7は、例えばCRTや液晶等のディスプレイであ
る。
【0016】8は部分ひらがな表記作成部で、表示部7
に表示された第2の文字列を見て、オペレータがその中
のある漢字表記をひらがなで置き換えたものや、送りが
なの付し方を変更したものを所望した場合、該当する漢
字表記を含んだ単語を暫定候補バッファ6に取り込み、
オペレータの所望する候補を別表記バッファ9に作成す
る。別表記バッファ9は、部分ひらがな作成部8が作成
するさまざまな同音異表記語を保存するためのバッファ
で、表示部7にそれらを順次表示して、オペレータが所
望の表記を決定する。
【0017】図2は、入力部1がキーボードであるとき
のキー配列を説明する図である。
【0018】文字キー1aは、第1の文字列(読みかな
文字列)を入力するための文字キーであり、例えば50
音のかな文字、或は英数字キー等が対応している。これ
によって入力された第1の文字列は、かな文字コードに
変換された後、かな漢字変換部2に渡される。変換キー
1bは、かな漢字変換部2を起動して、入力したかな文
字列をかな漢字変換させるためのキーであり、この変換
キー1bを押下することにより、かな漢字変換部2に渡
されたかな文字コード列が第2の文字列(かな漢字混じ
り)に変換される。サーチキー1cは、かな漢字変換部
2で変換された第2の文字列を、オペレータが表示部7
に表示された結果に基づいて確認し、その文字列の中
で、漢字部分を他の同音語候補に変更したいと思った場
合に、その文字列を文節単位で暫定候補バッファ6に取
り出すためのキーである。このサーチキー1cを押下す
る毎に、第2の文字列の先頭の文節から末尾方向に、順
次文節単位に文字列が取り出されて暫定候補バッファ6
に記憶される。
【0019】部分ひらがな変換キー1bは、暫定候補バ
ッファ6に取り出された変換結果の各表記文字の内、漢
字部分を文字列の先頭から末尾方向に向かって1文字ず
つ順次ひらがな表記、又は別の送りがな表記に置き換え
るように指示するためのキーである。
【0020】図3は、本実施例の辞書記憶部4のデータ
構成を示す図である。
【0021】辞書記憶部4は、例えば入力見出し部4
a、出力見出し部4b、及び別表記合成コード部4cな
どを含む。別表記合成コード部4cは、例えば図4に示
すような2個のフラグ400,401を、入力見出し部
4aに格納されている読みの文字数分、記憶している。
尚、ここでは各フラグはそれぞれ1ビットで表されてい
る。
【0022】図4に示す2個のフラグのうち、第1のフ
ラグ400は表記先頭読み属性を表わし、それに該当す
る読みが、ある表記文字に対応する読み文字列の中で、
先頭読みに相当するとき“1”、そうでないときは
“0”を格納する。第2のフラグ401は送りがな属性
を示し、その読みが別表記における送りがなとして表れ
る可能性がある場合に“1”を、可能性がまったくない
場合に“0”を格納する。但し、第1のフラグ400
は、表記と読みの対応があいまいな単語の場合、読みの
先頭文字のみ“1”とし、残りの読みについては“0”
を格納する。
【0023】例として、第2の文字列の文字数よりも第
1の文字列の文字数の方が少ない場合、例えば(例)第
1の文字列=「もず」、第2の文字列=「百舌鳥」の場
合。
【0024】また、第2の文字列と第1の文字列との各
対応があいまいな場合、例えば、(例)第1の文字列=
「あした」、第2の文字列=「明日」の場合がある。
【0025】別表記合成コードをより詳しく説明する
と、図3において、読みかな文字列「とまりこみ」に対
する漢字「泊込」の別表記合成コードは、「10010
11001」で表わされ、漢字「泊りこみ」の別表記合
成コードは「1001101010」で表されている。
ここで、読みかな文字列の各文字には、2ビットの数字
が対応している。ここで読み「とまり」の各文字に対応
するコードをそれぞれの場合についてみると、「と」
(10)は表記「泊」に対応する読み列「とまり」「と
ま」の中で読みの先頭に位置し、いかなる別表記におい
ても送りかなと成りえない。「ま」(01)は、読みの
先頭ではなく、別表記「泊まり込」の送りかなとして表
れる。また読み「り」は「泊込」の場合は読みの先頭で
なく、別表記の送りかなとして表れる(01)が、「泊
りこみ」の場合は、「り」は読みの先頭でしかも別表記
の送りかなに成りえない(10)ことが分かる。
【0026】次に、図3に則して実際の操作例を説明す
る。例えば、読み「とまりこみ」を持つ単語として「泊
り込み」を考えた時、図3のように出力見出し部4bに
は、「泊込」「泊りこみ」の2つが存在するとする。
「泊込」の別表記合成コード部を構成する各フラグの
内、それぞれの表記先頭読み属性から、表記「泊」に対
応する読みが「とまり」、表記「込」に対応する読みが
「こみ」であることが分かる。また、送りがな属性よ
り、「泊」の別表記として「泊り」「泊まり」「とま
り」が、「込」の別表記として「込み」「こみ」がある
ことがわかる。よって、変換結果の第1候補が「泊込」
のとき、部分ひらがな変換キー1dを押下すると、これ
ら別表記の組み合わせにより、4(泊)×3(込)=1
2通りの表記を次々に作成することが可能となる。
【0027】次に、以上の構成において、実際の動作を
図5〜図6のフローチャート及び図7の画面表示例を参
照しながら説明する。
【0028】いまオペレータが、図7(a)に示すよう
な文章「今日は会社に泊まりこみだ。」を作成したい場
合で説明する。
【0029】まずステップS1で、入力部1より図7
(b)に示すような第1の文字列「きょうはかいしゃに
とまりこみだ。」を入力する。次にステップS2で、入
力部1の変換キー1bを押下するとかな漢字変換部2が
起動され、例えば図7(c)に示すような第2の文字列
「今日は会社に泊込だ。」が作成されて、出力制御部5
に渡されるとする。出力制御部5は、この第2の文字列
を変換結果として表示部7に表示する。
【0030】ステップS3で、オペレータは表示部7に
表示された変換結果を確認し、3番目の文節に当る「泊
込」という表記が所望の表記と異なることを確認する。
その場合はステップS3で、サーチキー1cを3回押下
することにより、3番目の文節の文字列「泊込」を指定
して、暫定候補バッファ6に取り込む。
【0031】次にステップS4では、同じ単語で表記だ
けを変更したいかどうかを指定し、そうであればステッ
プS6に、そうでない時はステップS5で、次変換候補
キーが押下される。本実施例の「泊込」を「泊りこみ」
に変換したい場合は、漢字「泊」が使用されるため、ス
テップS6で、オペレータは部分ひらがな変換キー1d
を、所望の表記が得られるまで押下する。この部分ひら
がな変換キー1dの押下により、部分ひらがな表記作成
部8が起動され、暫定候補バッファ6に取り込まれてい
る表記に対する部分ひらがな表記の作成処理(ステップ
S7)が起動される。
【0032】このステップS7の部分ひらがな表記作成
処理を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0033】部分ひらがな変換キー1dが押下される
と、部分ひらがな表記作成部8が起動され、暫定候補バ
ッファ6に記憶されている表記に対して、先頭文字から
末尾方向に向かって、漢字を検索していく。漢字が見つ
かったところで、その位置を記憶し、辞書記憶部4の別
表記合成コード部4cを参照して、その漢字表記に対応
する読み文字列、及び別の送りがな表記を取得する(ス
テップS11)。最初は、別表記バッファ9に未処理の
別表記が存在しないのでステップS13に進み、第1候
補、例えば「泊込」に未処理の漢字が存在するかをみ
る。最初は未処理の漢字が存在するのでステップS14
に進み、前述の別表記合成コード4cを参照して、漢字
「泊」に対する別表記を求め、それを別表記バッファ9
に記憶する(ステップS14)。こうしてステップS1
1に戻り、別表記バッファ9に記憶されている未処理の
別表記を用いて暫定候補バッファ6の内容を書き換える
(ステップS12)。このように部分ひらがな変換キー
1dを押下することにより、暫定候補バッファ6に記憶
されている表記「泊込」から漢字文字「泊」が検索さ
れ、それがその読みに相当する文字列「とまり」や、別
の送りがな表記「泊まり」「泊り」に置き換えられる。
この置き換えられた表記が暫定候補バッファ6に作成さ
れ(ステップS12)、図7(d)〜(f)に示すよう
に表示される。
【0034】こうして、漢字「泊」に対する所望の表記
(ここでは「泊まり込」)が得られると再度ステップS
11よりステップS13に進み、第1候補の漢字「泊
込」の未処理の漢字「込」に対する処理を行う。
【0035】これには、部分ひらがな変換キー1dを押
下することにより、前述と同様の手順により漢字文字
「込」が「こみ」或は「込み」に置き換えられた表記が
作成され、図7(g)〜(i)のように表示される。即
ち、ステップS14では、漢字「込」に対する別表記を
求め、それを別表記バッファ9にセットする。そしてス
テップS11よりステップS12に進み、その別表記バ
ッファ9に記憶されている表記を暫定候補バッファ6に
セットして表示部7に表示する。ここでは「込」に対す
る別表記「こみ」が最終的に選択され、最終的に図7
(i)で示された表記の文字列が決定される。
【0036】このようにして、部分ひらがな変換キー1
dを押下するごとに、別表記バッファ9より1個の候補
が暫定候補バッファ6に取り込まれる。出力制御部5
は、置き換えられた暫定候補バッファ6の文字列を表示
部6に表示する。こうして表示された表記に基づいて、
オペレータが所望の表記の文書を作成することができ
る。
【0037】なお、ここでのこれらの表記の表示の順序
は一例であり、他にもさまざまな方法が考えられる。
【0038】以上説明したように本実施例のかな漢字変
換装置によれば、次のような効果が得られる。 (1)かな漢字変換された結果に対して、その中のある
漢字文字だけをひらがな表記に置き換えた文字列を得た
い場合、その文字列を指定して次候補の中から探し出す
代わりに、第1候補から直接、所望のかな漢字文字列を
作成することができる。 (2)さらに、所望の表記を持つ候補が次候補の中に必
ずしも存在しない場合、例えば上記の例において図3に
見られるように、辞書記憶部4の出力見出し部には、オ
ペレータの所望する表記「泊まりこみ」が存在していな
い時であっても、最初に提示された候補「泊込」に対し
て所望の表記「泊まりこみ」を必ず得られることが保証
される。 (3)また、ひらがな表記に変更するだけでなく、送り
がな表記も所望の表記に簡単に変更できる。 [他の実施例1]前述の実施例では、読み「泊まり込
み」の同音同義異表記語として「泊込」「泊まりこみ」
の2単語が辞書に登録されているが、辞書の記憶容量を
小さくするために、このような同音同義異表記語につい
ては、辞書にその最も短い表記「泊込」のみを登録して
おき、送りがな属性を利用して全ての同音同義異表記語
を生成するようにもできる。 [他の実施例2]上記実施例1とは逆に、辞書に全ての
同音異義異表記語を登録することにより、送りがな属性
から別の表記の文字を生成する時間を省略して、処理時
間を短縮できる。
【0039】即ち、辞書記憶部4の出力見出し部4b
に、「泊込」「とまり込」「泊まり込」「泊り込」「泊
こみ」「とまりこみ」「泊まりこみ」「泊りこみ」「泊
込み」「とまり込み」「泊まり込み」「泊り込み」等の
全ての記憶しておく。但し、次候補キーの押下により出
力する「止まり込み」「留まり込み」等の同音異義語
と、部分ひらがな変換キーにより出力する上記のような
同音同義異表記語を区別するために、辞書記憶部4に同
義語フラグを設け、同音同義異表記語群ごとに識別でき
るようにする。これにより、次候補キーが押下された場
合、全ての同音語を出力し、また部分ひらがな変換キー
1dが押下された場合には、同音同義異表記語のみを出
力するようにできる。 [他の実施例3]前述の実施例で示したように、変換候
補のある文字列を読みや送りがなの振り方の異なる表記
で置き換える場合には、例えば「泊まり込み」のような
例では、その候補として前述したように12通りもの表
記が考えられる。このため、部分ひらがな変換キー1d
のみで順次候補を表示するのでは、所望の表記が現われ
るまでにキーを押下する回数が増大する。そこで、同音
語変換を行って次候補を一覧表示させる方法に倣い、部
分ひらがな変換キー1dの押下により、作成した別表記
候補を、例えば図8に示すように一覧表示しても良い。
【0040】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
してもよい。また本発明は、システム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって実現され
る場合にも適用できる。
【0041】以上説明したように本実施例によれば、か
な漢字変換された漢字の表記を、簡単な操作で所望の表
記に変更できる効果がある。
【0042】また本実施例によれば、部分ひらがな変換
キーを押下するだけで、簡単に所望の表記に変更でき
る。
【0043】また、本実施例によれば、簡単なキー操作
で文節あるいは文節内の漢字を指定でき、更にその漢字
に対する表記の変更を指示することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な操作で、かな漢字変換された漢字を他の表記に変更
できる。
【0045】また本発明によれば、かな漢字変換装置が
出力した変換結果に対し、簡単な操作で、所望の漢字を
ひらがな表記に変更できる。
【0046】又、本発明によれば、かな漢字変換装置が
出力した変換結果に対し、簡単な操作で、所望の漢字の
送りかな表記に変更できるという効果がある。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のかな漢字変換装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例の入力部のキー配置例を示す図であ
る。
【図3】本実施例の辞書記憶部のデータ構成を示す図で
ある。
【図4】本実施例の表記合成コードのデータフォーマッ
トを示す図である。
【図5】本実施例のかな漢字変換装置におけるかな漢字
変換結果の表記の変更処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】図5のステップS7の部分ひらがな作成処理を
示すフローチャートである。
【図7】本実施例の表記変更処理時における表示例を示
す図である。
【図8】本発明の他の実施例の一覧表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力部 1b 変換キー 1c サーチキー 1d 部分ひらがな変換キー 2 かな漢字変換部 3 文節抽出部 4 辞書記憶部 5 出力制御部 6 暫定候補バッファ 7 表示部 8 部分ひらがな表記作成部 9 別表記バッファ 400 表記先頭読み属性 401 送りがな属性

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読みかな文字列を入力し、前記読みかな
    文字列をかな漢字変換して出力するかな漢字変換装置で
    あって、 読みかなに対応して単語情報を記憶する辞書記憶部と、 前記辞書記憶部を参照して、入力された文字列を文節単
    位に分割した文節列を抽出する文節列抽出手段と、 前記文節列抽出手段により抽出された各文節に対し、前
    記辞書記憶部を参照してかな漢字混じり表記の文書を出
    力するかな漢字変換手段と、 前記かな漢字変換手段により出力された文節の漢字を、
    他の表記に変更する表記変更手段と、を有することを特
    徴とするかな漢字変換装置。
  2. 【請求項2】 前記辞書記憶部は、読みかなと、当該読
    みかなに対応する漢字候補、及び前記読みかなのそれぞ
    れに対応する先頭読み、送りがな属性に関する情報を少
    なくとも備えることを特徴とする請求項1に記載のかな
    漢字変換装置。
  3. 【請求項3】 前記表記変更手段は、前記文節の漢字を
    ひらがな表記に変更することを特徴とする請求項1に記
    載のかな漢字変換装置。
  4. 【請求項4】 前記表記変更手段は、前記文節の漢字の
    送りがな表記を変更することを特徴とする請求項1に記
    載のかな漢字変換装置。
  5. 【請求項5】 前記表記変更手段は漢字を含む文節をサ
    ーチするように指示する第1のキーと、前記第1のキー
    によりサーチされた文節の漢字をひらがな表記に変更す
    るように指示する第2のキーを含むことを特徴とする請
    求項1に記載のかな漢字変換装置。
  6. 【請求項6】 前記表記変更手段は前記文節の漢字の表
    記の一覧を表示する一覧表示手段と、表示された表記の
    中から所望の表記を選択する手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載のかな漢字変換装置。
  7. 【請求項7】 読みかな文字列を入力し、前記読みかな
    文字列をかな漢字変換して出力するかな漢字変換方法で
    あって、 読みかなを入力する工程と、 辞書を参照して、入力された文字列を文節単位に分割し
    た文節列を抽出する工程と、 抽出された各文節に対し、前記辞書を参照してかな漢字
    混じり表記の文書を出力する工程と、 出力された文節の漢字を、他の表記に変更する工程と、
    を有することを特徴とするかな漢字変換方法。
  8. 【請求項8】 前記辞書は、読みかなと、当該読みかな
    に対応する漢字候補、及び前記読みかなのそれぞれに対
    応する先頭読み、送りがな属性に関する情報を少なくと
    も備えることを特徴とする請求項7に記載のかな漢字変
    換方法。
  9. 【請求項9】 他の表記に変更する工程は、前記文節の
    漢字をひらがな表記に変更することを特徴とする請求項
    7に記載のかな漢字変換方法。
  10. 【請求項10】 他の表記に変更する工程は、前記文節
    の漢字の送りがな表記を変更することを特徴とする請求
    項7に記載のかな漢字変換方法。
JP6215783A 1994-09-09 1994-09-09 かな漢字変換方法及び装置 Withdrawn JPH0877160A (ja)

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