JPH09331678A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH09331678A
JPH09331678A JP8170667A JP17066796A JPH09331678A JP H09331678 A JPH09331678 A JP H09331678A JP 8170667 A JP8170667 A JP 8170667A JP 17066796 A JP17066796 A JP 17066796A JP H09331678 A JPH09331678 A JP H09331678A
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康之 杉浦
Motoo Futami
基生 二見
Hiroyasu Sato
博康 佐藤
Shigeta Ueda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流系統に異常が発生しても、正確かつ確実
な系統電圧の位相を検出し、安定に制御して電力変換器
を運転継続することにある。 【解決手段】 周波数基準信号132を積分して求めた
角速度積分回路134の位相(θFi)を各相ごとのフー
リエ変換演算回路127の三角関数演算に用い、一方、
前記フーリエ変換から正相絶対値位相差演算回路128
によって求めた正相電圧位相(θdi)を系統電圧の位相
(θs)と角速度積分回路の位相(θFi)の位相差とし
て、零値129との偏差を比例積分制御し、この比例積
分制御131の出力と前記周波数基準信号を加算し、前
記フーリエ変換の三角関数の位相に負帰還し、また、3
相交流電源の異常を判断した時、位相差比例積分回路の
積分項を異常時の前の値に一定に保ち、この積分項を前
記周波数基準信号に加算し、系統電圧の位相を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源系統に接
続された交直流変換を行う電力変換装置に係り、特に、
直流送電装置、無効電力調整装置、周波数変換装置及び
無停電電源装置を構成するに適した電力変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体スイッチング素子を用いて交流を
直流に変換する順変換器、または、直流を交流に変換す
る逆変換器など自励式電力変換装置において、有効、無
効電力の演算では電流、電圧を検出してd−q軸の回転
座標に変換したり、自励式電力変換器に与えるPWMパ
ルスを生成するときには、交流の系統電圧の位相の検出
が必要である。この例としては、特開平3−45126
号公報に示すように、交流系統電圧から直接位相を検出
する手段がある。また、特開平4−367011号公報
に示すように、系統の交流電圧と交流電流から実電力と
虚電力を求め、この実電力と虚電力を検出された交流電
圧から交流電圧の最大値で割算することにより、系統電
圧の位相を検出することなく、d−q軸の回転座標の電
流を求める手段がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自励式電力変換器にお
いて、3相交流から電圧、電流を検出して有効電力や無
効電力を制御したり、ベクトル制御方式を用いてd−q
軸成分に回転座標変換して電流制御を行う。このとき、
3相交流電圧の位相θを用いて変換を行う。特開平3−
45126号公報の例では、交流系統電圧から直接、位
相θを検出するためPLL回路(フェイズロック回路)
を用いている。PLL回路を用いる時、電源電圧の零点
を基準に位相を制御するため、電源の地絡事故により不
平衡電圧になったり、波形歪による電源の零点通過時に
チャタリング等により零点を正確に検出ができなくなる
事が生じる。また、特開平4−367011号公報の例
では、系統電圧の位相を検出しなくとも電力制御、電流
制御を行える利点があるが、PWMパルスを生成する場
合にはやはりPLL回路等による位相を検出する必要が
ある。そのため、前記の従来例と同様、電源の地絡事故
等により不平衡電圧が発生した時に自励式電力変換器が
過電流になり、さらに、従来の位相検出方式では電源の
至近端の3相地絡事故では電圧が検出できず、位相検出
が不能となり、電力変換器を運転継続することができな
い。
【0004】本発明の課題は、交流系統に異常が発生し
ても、正確かつ確実な系統電圧の位相を検出し、安定に
制御して電力変換器を運転継続することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上器課題は、周波数基準
信号を積分して求めた角速度積分回路の位相(θFi)を
各相ごとのフーリエ変換α成分演算回路およびフーリエ
変換β成分演算回路の三角関数演算に用い、一方、正相
絶対値位相差演算回路によって求めた正相電圧位相(θ
di)を系統電圧の位相(θs)と角速度積分回路の位相
(θFi)の位相差として、この位相差(θdi)と零値の
偏差を比例積分制御し、この比例積分制御の出力と前記
周波数基準信号を加算し、前記フーリエ変換の三角関数
の位相に負帰還することによって、解決される。ここ
で、前記正相絶対値位相差演算回路は、絶対値演算回路
および絶対値判定回路からなり、前記位相差演算回路を
遮断するスイッチと、前記位相差(θdi)と零値の偏差
を比例積分制御する位相差比例積分回路を有し、前記絶
対値判定回路が3相交流電源の異常を判断した時、前記
スイッチを遮断するとともに、前記位相差比例積分回路
の積分項を異常時の前の値に一定に保ち、この積分項を
前記周波数基準信号に加算する。また、周波数基準信号
を積分して求めた角速度積分回路の位相(θFi)を3相
電源電圧から変換された2相ごとのフーリエ変換α軸正
弦波演算回路、α軸余弦波演算回路およびβ軸正弦波演
算回路、β軸余弦波演算回路の演算に用い、一方、正相
絶対値位相差演算回路によって求めた正相電圧位相(θ
di)を系統電圧の位相(θs)と角速度積分回路の位相
(θFi)の位相差として、この位相差(θdi)と零値の
偏差を比例積分制御し、この比例積分制御の出力と前記
周波数基準信号を加算し、前記フーリエ変換α軸、β軸
の各正弦波演算、余弦波演算の演算にフィードバックす
ることによって、解決される。また、周波数基準信号を
積分して求めた角速度積分回路の位相(θFi)を3相電
源電圧から変換された2相ごとのフーリエ変換α軸正弦
波演算回路、α軸余弦波演算回路およびβ軸正弦波演算
回路、β軸余弦波演算回路の演算に用い、角速度積分回
路の位相(θFi)に正相絶対値位相差演算回路によって
求めた正相電圧位相(θdi)を加算し、前記フーリエ変
換α軸、β軸の各正弦波演算、余弦波演算の演算にフィ
ードバックすることによって、解決される。ここで、正
相電圧絶対値が基準値以下に低下したとき、フーリエ変
換α軸正弦波演算回路、α軸余弦波演算回路、β軸正弦
波演算回路およびβ軸余弦波演算回路のメモリ値を一定
に保持し、前記絶対値が基準値以上に回復したとき、フ
ーリエ変換α軸正弦波演算回路、α軸余弦波演算回路、
β軸正弦波演算回路およびβ軸余弦波演算回路を再び動
作させる。
【0006】本発明は、交流電源の3相分の電圧信号
(Vu,Vv,Vw)の各相の電圧をそれぞれフーリエ
変換する。すなわち、フーリエ変換されたそれぞれ各相
の電圧のα成分Vαu、Vαv、Vαwを加えて正相電
圧の成分VαFとし、それぞれ各相の電圧のβ成分Vβ
u、Vβv、Vβwを加えて正相電圧の成分VβFとす
る。このVαF成分とVβF成分から正相電圧の位相と絶
対値を演算する。今、フーリエ変換するときに使用する
位相角θFは、電源位相θsに同期しない任意の周波数に
合わせた周波数(角速度)基準信号ω1を積分して用い
る。フーリエ演算結果より、正相分の演算を行い、得ら
れた位相θdiは交流電源の位相θsと位相角θFの位相差
となる。そこで、演算された位相差θdiが零になるよう
に位相制御を行う。すなわち、零値と位相差θdiの偏差
を比例積分演算し、結果ωdiを前記周波数(角速度)基
準信号ω1に加えて角速度とし、角速度を積分すること
により、位相θFiを演算する。このθFiをフーリエ演算
にフィードバックすることによって、位相差θdiは限り
なく零に近づく。フーリエ変換の演算に使用する位相角
θFiは、交流電源位相角に前記比例積分演算の定数に従
った一次遅れをもって、限りなく追従する。これによっ
て、系統電圧の位相を精度よく検出することができると
ともに、電源位相が変動しても電力変換制御を円滑に実
施できる。また、系統に地絡等の重大な事故が発生し、
系統電圧の位相の演算に大きな誤差が生ずるような時
は、正相電圧の絶対値から異常状態をを監視し、判断す
る。この絶対値の大きさがある値以下になった時は事故
と判断し、正相演算から得られた位相差θdiと零値の偏
差を演算する経路を一次遮断し、比例積分演算のうち、
積分項のみを事故直前の値に保持し、積分項と周波数
(角速度)基準信号ω1とを加えることにより、事故直
前の交流電源位相を保持した予測演算を行い、これによ
って、電力変換器は、事故時にも制御を続けられる。ま
た、事故が回復したとき、正相電圧の絶対値から判断し
て、事故時に一次演算を遮断していた位相差θdiと零値
の偏差の演算を再び復活せて正常な電源電圧の位相を演
算し、これによって、速やかに精度のよい安定した電力
変換器を制御することができる。また、3相交流電源の
電圧をそれぞれ直接フ−リエ変換するのではなく、3相
交流電源の電圧を3相/2相変換し、この2相の電圧を
フ−リエ変換することにより、前記と同様に機能させる
ことができるとともに、3相電源の各相毎にフーリエ演
算するよりも演算時間が短くなり、より高速制御が可能
になり、電力変換制御の円滑化がは図られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である無
効電力調整機能を備えた直流送電における電力変換装置
の構成図を示す。電力変換器103は、交流系統101
と直流系統102間に配置され、半導体スイッチング素
子を用いて交流を直流に、また、直流を交流に変換し、
電力変換する。ここで、電力変換器103の半導体スイ
ッチング素子にはGTO等の自己消弧素子を用いる。電
力変換器103の交流側端子は、電圧の昇降を行う変圧
器104とリアクトル107−Aを介して交流系統10
1が接続される。電力変換器103の直流側端子間に
は、コンデンサ108が接続されるとともに、図示しな
いもう一方の電力変換器の直流端子が直流送電線で接続
される。なお、図示の107−Bは直流送電線路に存在
するリアクタンスを表わす。
【0008】電力変換器103を制御する制御装置は以
下の構成からなる。一点鎖線で囲んだブロック109は
電力変換器の有効電力および無効電力を制御する電力変
換制御部、110は系統電圧の位相を演算する位相角検
出器、111は電力制御器109および位相角検出器1
10の演算を一定時間毎に行うためのサンプリングタイ
マである。105−Aは交流系の電圧を測定する計器用
変圧器、105−Bは変換器側の交流の電圧を測定する
計器用変圧器、106は交流系の電流を測定する計器用
変流器である。
【0009】まず、電力変換器の有効電力および無効電
力を制御する電力変換制御部109を説明する。112
は直流電圧指令Vdc*を出力する直流電圧指令部、11
3は直流電圧指令Vdc*と変換器直流端子の電圧との偏
差を求める加算器、114は前記偏差がなくなるように
有効電流指令Ip*を出力する直流電圧制御器である。ま
た、115は計器用変流器106で検出した3相変換器
電流から2相の直交2軸であるα−β軸座標成分に変換
する3/2相電流変換器、116は計器用変圧器105
−Bで検出した3相変換器電圧から2相のα−β軸座標
に変換する3/2相電圧変換器、117はα−βに座標
変換された電圧と電流から無効電力Qfを検出する無効
電力演算器、118は計器用変圧器105−Aで検出し
た系統電圧より無効電力指令Q*を求める無効電力指令
部、119は無効電力指令Q*と無効電力検出値Qfとの
偏差を求める加算器、120は前記無効電力の偏差がな
くなるように無効電流指令Iq*を出力する無効電力制御
器である。また、121は3/2相電流変換器115よ
りのα−β軸座標の電流成分Iα,Iβを、演算された
系統電圧位相θFiにより、有効−無効軸座標(p−q
軸)における電流成分Ip,Iqに変換するp−q軸演算
回路、122は有効電流の指令Ip*とその検出値Ipと
の偏差を求める加算器、123は前記有効電流の偏差が
なくなるように有効電圧指令Vpを出力する有効電流制
御器、124は無効電流の指令Iq*とその検出値Iqと
の偏差を求める加算器、125は前記無効電流の偏差が
なくなるように無効電圧指令Vqを出力する無効電流制
御器である。
【0010】次に、系統電圧の位相を演算する位相角検
出器110を説明する。位相角検出器110は本発明が
特徴とするものであり、詳細は後述する。126は計器
用変圧器105−Aで降圧した3相の系統電圧をA−D
変換器等でアナログをディジタルに変換した系統電圧を
検出する系統電圧検出回路、127は検出された系統電
圧をフーリエ変換演算を行い、α成分とβ成分に分けて
演算するフーリエ変換演算回路、128はフーリエ演算
されたα及びβ成分から正相分の絶対値および系統電圧
と正相位相との位相差を演算する正相分絶対値位相差演
算回路、129は零値指令、130は零値指令129と
前記位相差を減算する位相減算器、131は位相減算器
130の偏差値から比例積分制御を行う位相差比例積分
制御回路、132は周波数基準信号ω1を発生させる周
波数基準信号器、133は位相差比例積分制御回路13
1と周波数基準信号器132を加算する角速度加角算
器、134は角速度加算器133の出力をサンプリング
毎に積算する角速度積分回路、135は角速度積分器1
34の出力値θFiから正弦波および余弦波テーブルを引
いて系統電源位相を算出する位相演算回路である。ま
た、角速度積分回路134の出力値θFiは、フーリエ変
換演算回路127の演算を行う時にも使用する。
【0011】また、136は有効、無効電圧指令Vp,
Vqを位相演算回路135の出力位相θFiによりα−β
軸座標の電圧成分Voα,Voβに変換する逆α−β変換
器、137は電圧成分Voα,Voβを3相電圧成分指令
Vou,Vov,Vowに変換する2/3相変換器、13
8は3相電圧成分指令Vou,Vov,Vowと演算され
た位相θFiに基づいてPWM信号を発生させ、この信号
により電力変換器のスイッチング素子をオン,オフして
PWM制御を行うPWMパルス発生器である。
【0012】以下、本実施形態の電力変換装置の動作原
理を説明する。電力変換器103の直流端子電圧Vdcを
制御するため、直流電圧指令部112の指令値Vdc*と
Vdcの偏差を加算器113で演算し、この偏差値を入力
として直流電圧制御器114で比例積分演算を行い、有
効電流指令Ip*を得る。3/2相電流変換器115で
は、計器用変流器106で検出した3相系統電流から
(数1)を用いて2相のα−β座標に変換する。
【数1】 p−q軸演算回路121では、位相角検出器110から
の出力位相角θFiを基準として、3/2相電流変換器1
15で得られたIα,Iβから(数2)を用いて有効電
流検出値Ipと無効電流検出値Iqを得る。
【数2】 同様に、3/2相電圧変換器116では、計器用変圧器
105−Bで検出した3相変換器電圧から(数3)を用
いて2相のα−β座標に変換する。
【数3】 無効電力演算器117では、α−β座標に変換されたV
α,Vβ,Iα,Iβから(数4)を用いて交流系統の
無効電力Qfを算出する。
【数4】 ここで、無効電力Qを制御するため、無効電力指令部1
18の指令値Q*とQfの偏差を加算器119で演算し、
この偏差値を入力として無効電力制御器120で比例積
分演算を行い、無効電流指令Iq*を得る。有効電流制御
器123では、直流電圧制御器114の出力Ip*とp−
q軸演算回路121の出力Ipとの偏差を入力として比
例積分演算を行い、有効電圧指令Vpを得る。また、無
効電流制御器125では、無効電力制御器120の出力
Iq*とp−q軸演算回路121の出力Iqとの偏差を入
力として比例積分演算を行い、無効電圧指令Vqを得
る。
【0013】逆α−β軸電圧変換器136は、位相角検
出器110からの出力位相角θFiを基準として、有効電
流制御器123の出力Vpと無効電流制御器125の出
力Vqから(数5)を用いてα軸β軸出力電圧指令Voα
とVoβを得る。
【数5】 2/3相変換器137は、逆α−β軸電圧変換器136
の出力VoαとVoβから(数6)を用いて3相PWM電
圧指令Vou,Vov,Vowを得る。
【数6】 PWM発生器138は、3相PWM電圧指令Vou,Vo
v,Vowの値と内蔵のタイマに位相角検出器110か
らの位相信号θFiを入力して得られた値と比較し、PW
M電圧指令値とタイマの一致点でパルスを発生させる
か、3相PWM電圧指令Vou,Vov,Vowをアナロ
グに変換し、三角波と比較してアナログ値と三角波の一
致点でパルスを発生させ、該パルスを電力変換器103
のゲート信号として駆動させる。
【0014】直流送電の制御は、2台ある電力変換器の
お互いの直流端子の直流電圧Vdcの大きさを制御するこ
とにより行う。なお、直流送電装置を使用して、それぞ
れの交流系統の周波数の異なる交流系統に接合すれば、
周波数変換装置になり、また、その他交流系統の周波数
が等しければ、BTB(back−to−back)とな
る。また、電力変換器103が1台でその交流側を交流
系統101に接続するだけの構成とし、交流系統101
の交流電圧と変換器103の交流電圧の大きさを比較
し、制御すれば、無効電力制御装置になる。
【0015】次に、位相角検出器110の動作を説明す
る。図2に、位相角検出器110の詳細を示す。位相角
検出器110は、フーリエ変換に基づいて3相交流電圧
における正相分の振幅及び位相を演算する。系統電圧検
出回路126から3相交流系統電源の電圧をA/D変換
してディジタル値Vu,Vv,Vwを得る。U相フーリエ
変換α成分演算回路127−1は、(数7)により演算
してU相の電圧をα成分に変換する。U相フーリエ変換
β成分演算回路127−2は、(数8)により演算して
U相の電圧をβ成分に変換する。
【数7】
【数8】 同様に、V相フーリエ変換α成分演算回路127−3
は、(数9)により演算してV相の電圧をα成分に変換
する。V相フーリエ変換β成分演算回路127−4は、
(数10)により演算してV相の電圧をβ成分に変換す
る。
【数9】
【数10】 同様に、W相フーリエ変換α成分演算回路127−5
は、(数11)により演算してW相の電圧をα成分に変
換する。W相フーリエ変換演β成分算回路127−6
は、(数12)により演算してW相の電圧をβ成分に変
換する。
【数11】
【数12】 α軸演算回路127−7は、各相(U,V,W)のα成
分を(数13)により演算して正相分のα軸成分VFα
を求め、β軸演算回路127−8は、各相(U,V,
W)のβ成分を(数13)により演算して正相分のβ軸
成分VFβを求める。
【数13】
【数14】
【0016】正相分絶対値位相差演算回路128は、フ
ーリエ変換演算回路127により正相分のα軸成分VF
αと正相分のβ軸成分VFβから正相分の演算を行う。
正相電圧演算回路128−1は、絶対値演算回路128
−2と位相差演算回路128−3を有し、絶対値演算回
路128−2は(数15)により正相分絶対電圧VABS
を演算し、位相差演算回路128−3は(数16)によ
り位相差θdiを演算する。また、絶対値判定回路128
−4は正相電圧の絶対値から地絡事故を判定する。この
判定は図7(詳細は後述する。)に基づいて行う。
【数15】
【数16】 通常、スイッチ128−5はオン状態である。位相差演
算回路128−3により求めた位相差θdiは、角速度積
分回路134により得た位相θFiと系統電圧位相θsと
の偏差位相に相当する。減算器130は零値指令129
と位相差θdiの偏差を演算し、この偏差を零にするよう
に位相差比例積分演算回路131により位相差比例積分
演算を行う。この位相差比例積分演算回路131の出力
ωdiと周波数基準信号ω1を加算器133により加えた
ωを角速度積分演算回路134で積分すると、位相θFi
が(数17)により求まる。
【数17】 この位相角θFiを各相フーリエ変換演算回路127−1
〜127−6に使用し、位相フィードバックをかける。
また、位相差比例積分定数の値により、位相角θFiは一
次遅れをもって電源電圧の位相θsに限りなく近づく。
また、制御装置の初期時に生じた位相差θdiは、定常状
態時には位相差積分演算回路131の積分項が担うこと
になる。また、位相角θFiは位相演算回路135にも出
力され、電力制御の位相角として使用する。
【0017】このように、本実施形態は、任意の周波数
基準信号による角速度ω1を積分して任意の位相角θFi
を作り、このθFiを基準に系統電圧の各相をフーリエ変
換を行い、正相電圧の絶対値VABSと位相θdiを演算す
ると、位相θdiは系統電圧の位相θsと位相角θFiとの
位相差を演算することになる。一方、系統電圧の各相毎
の電圧に対してフーリエ変換を行い、それぞれα軸及び
β軸に分解し、フーリエ変換された各相電圧のα軸に関
して加え合わせて、正相電圧のα軸成分VFαとし、各
相電圧のβ軸に関して加え合わせて、正相電圧のβ軸成
分VFβとする。α軸成分VFαとβ軸成分VFβを合成
し、位相差θdiを正相電圧位相から演算する。この位相
差θdiが零になるように比例積分制御してωdiを作り、
ωdiを角速度ω1に加算してフーリエ演算の位相角θFi
にフィードバックする。これにより、θFiは系統電圧位
相θsに限りなく近づく。以上、本実施形態では、位相
差θdiを比例積分制御することによって、系統電圧の位
相を精度よく検出することができ、また、位相制御系が
一次遅れ要素となり、制御が安定するので、位相角θFi
を有効電力および無効電力を制御する電力変換制御に用
いると、比例積分制御の定数を最適に選択するによっ
て、電源位相が変動しても電力変換制御を円滑に実施す
ることができる。
【0018】図3、図4は、(数7)と(数8)のU相
に関してフーリエ変換演算方法の原理を示すタイムチャ
ートである。図3に、U相フーリエ変換α成分演算回路
127−1の例を示す。実線はU相の電源波形Vuiであ
る。今、例題として、始動時に周波数基準信号ω1によ
り作られた位相角θFiは、電源電圧の位相θsより位相
差θdi=22.5度ずれているところから零値で始まっ
たと仮定する。図3中、位相角θFiは22.5度を零と
し、θmaを最高値とした鋸歯状波形となる。その結果、
細点線で示したcos(θFi)は22.5度のところが最
大値となる。また、太い点線はU相の電源波形Vuiとc
os(θFi)を乗じた値である。この値を180度区間積
分してπで除算すれば、(数7)を実行することができ
る。すなわち、鋸歯状波は位相角θFiの状態を示す。図
3中、○印はマイクロコンピュータ等で演算する時の詳
細説明図であり、サンプリング時間毎に鋸歯状波(位相
角θFiに等しい)は角速度ω=(ω1+ωdi)を加える
様子を拡大したものである。また、サンプリング毎にU
相の電源波形Vui×cos(θFi)を計算し、記憶素子に
記憶させる。記憶するデータの数は180度区間でよ
い。マイクロコンピュータの演算はこの180度の区間
記憶されたデータを全て加え合わせ、180度間のサン
プリング回数で除算すれば、部分積分を行ったことにな
り、(数7)を実施したことと等しい。同様に、図4
に、U相フーリエ変換β成分演算器127−2の例を示
す。実線はU相の電源波形Vuiである。図3と同様に考
えると、細点線で示したsin(θFi)は22.5度のと
ころが零となる。また、太い点線はU相の電源波形Vui
とsin(θFi)を乗じた値である。この値を180度区
間加えて合わせてπで除算すれば、(数8)を実施した
ことと等しい。以下、V相とW相の値(Vvi,Vwi)に
関しては、乗ずる正弦波信号と余弦波信号を{V相に関
しては(θFi−2/3π)、W相に関しては(θFi−4/
3π)}とすることにより、(数7)、(数8)で示し
たU相のα軸成分Vαuとβ軸成分Vβuと同軸上に乗る
ことになる。すなわち、Vαu,Vαv,Vαwはα軸上
に、Vβu,Vβv,Vβwはβ軸上になるので、スカラ量
として(数13)、(数14)を演算することができ
る。
【0019】図5は、(数16)の位相差θdiの演算を
実施するためのテーブルを示す。図5(a)はtanテ
ーブルである。このテーブルには、k*tanθ1からk
*tanθnのデータをn個のテーブルに入れ、これらテ
ーブルの値と(数18)で演算して求めた値(VFβ/
VFα)を比較し、値が一致または一番近い値のデータ
のテーブルθnを見つけ、そのテーブルのアドレスを位
相θdiとすることができる。テーブルの数はn個であ
る。
【数18】 図5(b)は、(数7)から(数12)までの積分の演
算の正弦波値、余弦波値を求めるときに使用するsin
テーブル、cosテーブルである。テーブルの数はma
個とする。例えば、あるサンプル時点のときの図2にお
ける角速度積分回路134の出力θFiの値を図5(b)
sin、cosテーブルから引けばよい。本実施形態
は、図5(a)(b)のテーブルを用いることにより、
(数16)の位相差θdiの演算を高速に行うことができ
る。
【0020】図6は、(数7)から(数12)までの積
分の演算をマイクロコンピュータ等を用いて実現させる
ため、記憶テーブルを用いる方法について説明したもの
である。図6には、系統電圧の1/2周期の間にm回サ
ンプリングする例を示し、(a)はタイムチャート、
(b)は記憶テーブルである。テーブル数はm個であ
る。今、U相に関して説明する。記憶テーブルはサンプ
リング毎にt1からtmまでのU相の電源波形Vui×co
s(θFi)と電源波形Vui×sin(θFi)の値をその都度
U相の三角関数演算メモリに記憶させ、t1からtmま
でのm個をそれぞれについて加算し、Vαuu、Vβuuと
する。この加算結果Vαuu、Vβuuをmで除算すれば、
(数7)、(数8)のフーリエ演算をマイクロコンピュ
ータにより演算することができる。(数7−1)と(数
8−1)は(数7)、(数8)をテーブルで加算する式
である。この例は電気角で180度に相当する半周期の
時間を表わしたものである。このときサンプリング時間
は電気角で180度内に1/mである必要が生じる。
【数7−1】
【数8−1】
【0021】系統電源の周波数が一定のときは、図6の
記憶テーブルにはサンプリング時間tnに従って(数
7)から(数12)までの積分演算結果を格納して演算
すればよいが、系統電源の周波数が大幅に変化するとき
は、記憶テーブルのm個が電気角で180度に一致しな
いことになる。そのため、テーブル数を可変にする必要
がある。そこで、系統電源の周波数が大幅に変化しても
テーブルを一定にするために、図6の記憶テーブルを引
く方法として、サンプリング時間ではなく、サンプリン
グ毎に演算する角速度積分回路134の出力θFiで行え
ば、いかなる系統電源の周波数に対しても実現できる。
すなわち、系統電源の周波数が大幅に変化するとき、図
6の記憶テーブルに格納する順番をサンプリング時間ご
とにt1からtmに入れていたものを、角速度積分回路13
4の出力位相θFiに依存させてテーブルに記憶させるよ
うにすれば、テーブルの数を一定にできる。これによ
り、電源周波数が大幅に変化してもフーリエ演算を円滑
にかつ精度よく実施かることが可能になる。なお、位相
角値θFiとテーブル数による分解能により、前回のサン
プリングで用いたテーブルを今回も使用することがある
が、演算結果には支障無い。また、サンクリングの毎に
前記乗算結果を積算するのは時間がかかる。簡易演算と
して、tn番目で演算するときは、(数7−1)は余弦
波振幅全積算結果Vαuuであり、このVαuuを記憶して
おき、n番目の演算をするとき、記憶素子に残っている
前回演算結果のデータ{Vun×cos(θdn)}を全積
算結果Vαuuから引き、今回演算したデータ{Vun×c
os(θdn)}を前記全積算結果Vαuuに加算し、mで
除算することにより、(数7−1)を実施することがで
きる。同様に、正弦波振幅全積算結果Vβuuを記憶して
おき、n番目の演算をするとき、記憶素子に残っている
前回演算結果のデータ{Vun×Sin(θdn)}を全積算結
果Vβuuから引き、今回演算したデータ{Vun×sin(θ
dn)}を前記全積算結果Vβuuに加算し、mで除算する
ことにより、(数8−1)を実施することができる。V
相、W相に関しても、同様に、記憶テーブルが必要とな
る。全積算結果Vαvv,全積算結果Vβvv,全積算結果V
αww,全積算結果Vβwwは、それぞれ(数9−1)、
(10−1)、(11−1)、(12−1)により表わ
される。
【数9−1】
【数10−1】
【数11−1】
【数12−1】
【0023】また、図5(b)sin、cosテーブル
を用いてsin(θFi)およびcos(θFi)を求める。テ
ーブル数をma個とすると、テーブルを360度分持つ
とき、テーブルの分解能は360/ma度となる。ま
た、角速度積分回路134の(数17)により求めた出
力θFiは、大きさがθmaに達したら、零にクリアするこ
とでテーブルを効率よく使用することができる。
【0024】図7は、系統電圧に異常が生じたときの正
相分の大きさの変化を示す。すなわち、実線で○印は地
絡事故が発生した時の正相電圧の絶対値(数15)を表
した曲線である。また、グラフの右軸に地絡事故の状況
に見合った条件を記す。またマイクロコンピュータで平
方根(数15)の演算をするのは時間が長くかかるの
で、(数19−1)に示すように、二乗加算でも地絡状
況を判断することができる。(数19−2)のように正
相分のα軸とβ軸の絶対値加算でも判定できる。
【数19−1】
【数19−2】 具体的に説明すると、図2の絶対値判定回路128−4
では図7の特性を判定条件に使用する。例えば、2相1
00パーセント地絡が発生したとき、正相分の絶対値の
大きさは、(数15)により演算すると、定常時の正相
電圧の大きさに比べ、33パーセントに落ちる。それを
基準にすると定義すれば、この基準値によりスイッチ1
28−5を解放するとともに、位相差比例積分回路13
1の積分項を今の値もしくは1回前の値を保持し、この
積分項の値を事故期間保持し、サンプリング時間毎に周
波数基準信号ω1と積分項を加算すれば、事故前の角速
度が保たれ、この角速度により、位相演算回路135を
用いて電力変換装置を制御すれば、位相予測により制御
装置を停止することなく、運転を継続する。そして、事
故の解除は、正相分の絶対値の大きさを監視し、定常時
の33パーセント以上(基準値)の大きさに回復すれ
ば、事故が解除されたと判断し、スイッチ128−5を
投入する。復帰後に位相差比例積分制御回路131を動
作させれば、角速度積分回路134の出力θFiは位相演
算電源位相θsに限りなく近づき、正常な電力制御を行
う。なお、事故復帰の基準値を33パーセントより大き
い値を選択し、復帰電圧にヒステリシスを設ければ、さ
らに安定な動作を行う。
【0025】このように、本実施形態は、系統電圧に地
絡等の事故が発生したとき、正相電圧は常に歪みのない
正弦波を有する。そして、事故時に系統電圧が歪むと、
逆相電圧が発生した分、正相電圧の大きさが小さくな
る。この正相電圧を用いて異常状態を予測し、判断し、
重大な異常の時は、系統の電圧からフーリエ変換を用い
て演算する位相差フィードバックを一次中断し、位相差
比例積分演算回路131の積分項のみを一定に保持し、
周波数基準信号ω1とこの積分項を加えた値を角加速度
としサンプリング時間ごとに角加速度を積分して位相を
予測する。これにより、本実施形態では、事故時にも滑
らかな位相検出を行うことができ、そのため、有効電力
および無効電力を制御する電力変換制御を停止させるこ
となく、円滑に制御することができる。
【0026】ここで、図6(b)記憶テーブルにおい
て、位相角θFiで記憶メモリが動作している時、正相分
絶対値の大きさが基準値以下になり、異常状態と判断し
たとき、この基準値によりスイッチ128−5を解放す
るとともに、位相差比例積分回路131の積分項を今の
値もしくは1回前の値を保持し、この積分項の値を事故
期間保持し、サンプリング時間毎に周波数基準信号ω1
と積分項を加算すれば事故前の角速度を保つとともに、
(b)の記憶メモリも書き換えを停止し、現状の値を保
持しておき、この角速度により、位相演算回路135を
用いて電力変換装置を制御し、定常時の33パーセント
以上(基準値)の大きさに回復すれば、事故が解除され
たと判断し、スイッチ128−5を投入するとともに、
位相差比例積分制御回路131を動作させれば、記憶テ
ーブルの書き換えを行う。このときの書き換えは位相角
θFiをもとに行うため、デーブルデータは系統電圧の位
相にかなり近い値であることと、すでに記憶メモリは初
期状態と違い、データが記憶されているので、復帰後の
位相変動がわずかですむ。そのため位相θFiは即、系統
電圧位相θsに一次遅れ要素をもって限りなく円滑に追
従する。
【0027】図8は、本発明の他の実施形態を示す位相
角検出器110の詳細図である。同図の要素の番号と図
2の要素の同一番号は同一物である。本実施形態は、系
統電圧検出回路126で3相交流系統電源の電圧をA/
D変換して得たディジタル値Vu,Vv,Vwを3相/2
相変換回路127−9により(数3)を用いて系統電圧
の3相を2相に変換する。127−10から127−1
3はフーリエ変換回路である。127−10はα軸正弦
波振幅回路、127−11α軸余弦波振幅回路、127
−12はβ軸正弦波振幅回路、127−13はβ軸余弦
波振幅回路である。それぞれの演算式は(数20)、
(数21)、(数22)、(数23)を用いて行う。
【数20】
【数21】
【数22】
【数23】 また、図9は、(数3)と(数20)から(数23)の
演算の要素をベクトル図で表す。また、(数20)から
(数23)の値をα軸成分とβ軸成分に分解しているの
で、両軸に統合すると、(数24)、(数25)とな
る。127−14はβ軸加算器、127−15はα軸減
算器である。
【数24】
【数25】 ここで、VFααは(数13)のVFαと等しくなり、V
Fββは(数14)のVFβと等しくなる。そのため、
(数20)から(数23)は、図2で説明した各相毎に
フーリエ変換した結果と同じことになる。また、α成分
のVαcとVαsをベクトル合成するとVAFになり、β成
分のVβcとVβsをベクトル合成するとVBFになる。ま
た、正相分のα成分VFααとβ成分VFββをベクトル
合成するとVFとなる。
【0028】このように、本実施形態は、3相の系統電
圧を2相の2軸電圧VαとVβに変換し、2相の電圧に
対してフーリエ変換を行い、それぞれ正弦波振幅と余弦
波振幅を求め、フーリエ変換された2相の電圧に関し、
α軸に関してVFααを演算して正相電圧のα軸成分と
し、β軸に関してVFββを演算して正相電圧のβ軸成
分とする。ここで、VFααは(数13)により演算し
たVFαと等しくなり、VFββは(数14)により演算
したVFβと等しくなる。そのため、正相分の絶対値と
位相差の演算は、(数15)から(数19−2)まで同
様に実施できる。すなわち、α軸成分VFαとβ軸成分
VFβを合成し、系統電圧の位相θsと角速度積分回路1
34の位相θFiとの位相差θdiを正相電圧位相から演算
し、この位相差θdiが零になるように、比例積分制御す
ることになる。これにより、本実施形態では、系統電圧
の位相を精度よく検出することができるとともに、3相
交流電源の各相毎にフーリエ演算するよりも、演算時間
が短くなり、より高速制御が可能になり、有効電力およ
び無効電力を制御する電力変換制御を円滑に実施でき
る。
【0029】図10は、本発明の他の実施形態を示す位
相角検出器110の詳細図である。同図の要素の番号と
図8の要素の同一番号は同一物である。本実施形態で
は、系統電圧検出回路126で3相交流系統電源の電圧
をA/D変換して得たディジタル値Vu,Vv,Vwを3
相/2相変換回路127−9により(数3)を用いて系
統電圧の3相を2相に変換する。127−10から12
7−13はフーリエ変換回路である。127−10はα
軸正弦波振幅回路、127−11α軸余弦波振幅回路、
127−12はβ軸正弦波振幅回路、127−13β軸
余弦波振幅回路である。それぞれの演算式は(数2
0)、(数21)、(数22)、(数23)を用いて行
う。また、(数20)から(数23)の値をα軸成分と
β軸成分に分解しているので、両軸に統合すると、(数
24)、(数25)となる。127−14はβ軸加算
器、127−15はα軸減算器である。ここで、VFα
αは(数13)のVFαと等しくなり、VFββは(数1
4)のVFβと等しくなる。そのため、(数20)から
(数23)は、図2で説明した各相毎にフーリエ変換し
た結果と同じことになる。ここで、α成分のVαcとV
αsをベクトル合成すると、VAFになり、β成分のVβc
とVβsをベクトル合成すると、VBFになる。また、正
相分のα成分VFααとβ成分VFββをベクトル合成す
ると、VFとなる。位相差の演算は、(数16)のVFα
にVFααを代入し、VFβにVFββを代入すれば、達
成する。ここで、位相差θdiと角速度積分回路134の
出力を加算器128−10で加え、127−10から1
27−13のフーリエ変換の演算にフィードバックする
と、位相角θFiは補正され、一定時間後には位相角θFi
と系統電圧位相θsは一致する。また、3相/2相変換
回路127−9で求めたVαとVβを(数15)、(数
19−1)、(数19−2)のそれぞれVFα、VFβに
代入することにより、絶対値演算回路128−6は、図
8の絶対値演算回路128−2と同様な機能を達成し、
そして、絶対値判定回路128−7は、図8の絶対値判
定回路128−4と同様な機能を実施する。尚、三角関
数メモリは図示しないが、図6(b)に示したU,V,
W相の三角関数演算メモリをVαに関してVαcとVαs
メモリになり、Vβに関してはVβcとVβsメモリにな
る。
【0030】交流系統の異常により電圧低下あるいは不
平衡になったとき、絶対値演算回路128−6の絶対値
の大きさを絶対値判定回路128−7により判断し、基
準値以下の値に低下したとき、スイッチ128−8、1
28−9を解放し、フーリエ変換演算回路127−10
から127−13の三角関数メモリの値VαcとVαsと
VβcとVβsを一定に保ち、周波数基準信号132、角
速度積分回路134、加算器128−10を動作させて
位相角θFiを演算すると、サンプリング時間毎に一定値
を加算増加した位相角θFiを得、予測演算が実施され
る。絶対値判定回路128−7は、事故解除を判定した
とき、スイッチ128−8、128−9を復帰し、12
7−10から127−13のフーリエ変換の演算を再び
動作させれば、位相角θFiはすでに三角関数演算メモリ
が存在する時点から復帰するので、迅速かつ円滑な位相
制御ができ、有効電力および無効電力を制御する電力変
換制御を円滑に実施できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
系統電圧の各相をフーリエ変換を行い、正相電圧の位相
θdiを演算し、この位相θdiは系統電圧の位相θsと位
相角θFiとの位相差を演算することになることから、位
相差θdiを比例積分制御することによって、系統電圧の
位相を精度よく検出することができ、また、位相制御系
が一次遅れ要素となり、制御が安定するので、位相角θ
Fiを有効電力および無効電力を制御する電力変換制御に
用いると、比例積分制御の定数を最適に選択するによっ
て、電源位相が変動しても電力変換制御を円滑に実施で
きる。また、交流系統の異常により電圧低下あるいは不
平衡になったとき、正相分の絶対値の大きさから判断
し、系統電圧異常と判定したときは、位相差比例積分制
御を事故の期間中、中断し、このとき、位相差比例積分
制御の積分項のみを事故直前の値に保持し、周波数基準
信号に加算して位相角θFiを形成し、フーリエ演算を行
うので、事故期間中ほぼ正常時に近い系統電圧位相を予
測でき、電力変換器装置を停止せず、制御可能となる。
また、位相差θdiの演算は、正相電圧の演算から行うた
め、地絡事故等のとき、系統電圧に高調波が含まれても
正確に演算でき、特に、系統に3相の地落事故等で電圧
が零になったときでも、予測位相制御を行って位相を演
算するので、電力変換器を停止させることなく、安定に
運転を続行し、無停止運転が可能となる。このことは、
電力系統に電力変換器が接続される直流送電装置、無効
電力制御装置、周波数変換装置では特に有効である。ま
た、系統電源の周波数が大幅に変化するときは、記憶テ
ーブルに格納する順番をサンプリング時間ごとに入れて
いたものを、角速度積分回路の出力位相θFiによるテー
ブルに置き換えるので、電源周波数が大幅に変化して
も、フーリエ演算を精度よく実施することができる。ま
た、3相の系統電圧を2相の2軸電圧VαとVβに変換
し、2相の電圧に対してフーリエ変換を行い、正相電圧
の位相θdiを演算し、この位相θdiは系統電圧の位相θ
sと位相角θFiとの位相差を演算することになることか
ら、位相差θdiを比例積分制御することによって、系統
電圧の位相を精度よく検出することができ、また、3相
電源の各相毎にフーリエ演算するよりも演算時間が短く
なり、より高速制御が可能になり、有効電力および無効
電力を制御する電力変換制御を円滑に実施することがで
きる。また、交流系統の異常により電圧低下あるいは不
平衡になったとき、フーリエ変換演算回路の三角関数メ
モリの値を一定に保ち、サンプリング時間毎に一定値を
加算増加した位相角θFiを得、予測演算が実施され、ま
た、事故が解除したとき、位相角θFiはすでに三角関数
演算メモリが存在する時点から復帰するので、迅速かつ
円滑な位相制御ができ、有効電力および無効電力を制御
する電力変換制御を円滑に実施ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電力変換装置の構成図
【図2】本発明の特徴部を示す系統電圧位相角検出器の
詳細図
【図3】本発明の位相を演算するためのU相フーリエ変
換α成分演算の原理説明図
【図4】本発明の位相を演算するためのU相フーリエ変
換β成分演算の原理説明図
【図5】本発明の位相およびフーリエ変換のためのta
n,sin,cosテーブル
【図6】本発明の記憶素子の説明図
【図7】系統電圧に異常が生じたときの正相分の大きさ
の変化を示す図
【図8】本発明の特徴部を示す他の系統電圧位相角検出
器の詳細図
【図9】本発明の図8の説明のためのベクトル図
【図10】本発明の特徴部を示す他の系統電圧位相角検
出器の詳細図
【符号の説明】
101 交流系統 102 直流系統 103 電力変換器 105 計器用変圧器 110 位相角検出器 111 サンプリングタイマ 126 系統電圧検出回路 127 フーリエ変換演算回路 127−1 U相フーリエ変換α成分演算回路 127−2 U相フーリエ変換β成分演算回路 127−3 V相フーリエ変換α成分演算回路 127−4 V相フーリエ変換β成分演算回路 127−5 W相フーリエ変換α成分演算回路 127−6 W相フーリエ変換演β成分算回路 127−7 α軸演算回路 127−8 β軸演算回路 127−9 3相/2相変換回路 127−10 α軸正弦波振幅回路 127−11 α軸余弦波振幅回路 127−12 β軸正弦波振幅回路 127−13 β軸余弦波振幅回路 127−14 β軸加算器 127−15 α軸減算器 128 正相絶対値位相差演算回路 128−1 正相電圧演算回路 128−2 絶対値演算回路 128−3 位相差演算回路 128−4 絶対値判定回路 128−5 スイッチ 128−6 絶対値演算回路 128−7 絶対値判定回路 128−8 スイッチ 128−9 スイッチ 128−10 加算器 129 …零値指令 130 位相減算器 131 位相差比例積分制御回路 132 周波数基準信号器 133 速度加角算器 134 角速度積分回路 135 位相演算回路 136 逆α−β変換器 137 逆2/3相変換器 138 PWMパルス発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 茂太 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、周波数基準信号の発生器と、この周波数基準信号
    から位相(θFi)を演算する角速度積分回路と、各相ご
    とのフーリエ変換α成分演算回路およびフーリエ変換β
    成分演算回路と、フーリエ変換された各相のα軸を演算
    する回路およびβ軸を演算する回路と、正相電圧絶対値
    および正相電圧位相を演算する正相絶対値位相差演算回
    路を有し、前記角速度積分回路の位相(θFi)を前記フ
    ーリエ変換の三角関数演算に用い、一方、前記正相電圧
    位相(θdi)を系統電圧の位相(θs)と前記角速度積
    分回路の位相(θFi)の位相差として、この位相差(θ
    di)と零値の偏差を比例積分制御し、この比例積分制御
    の出力と前記周波数基準信号を加算し、前記フーリエ変
    換の三角関数の位相に負帰還することを特徴とする電力
    変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記正相絶対値位相
    差演算回路は絶対値演算回路および絶対値判定回路から
    なり、前記位相差演算回路を遮断するスイッチと、前記
    位相差(θdi)と零値の偏差を比例積分制御する位相差
    比例積分回路を有し、前記絶対値判定回路が3相交流電
    源の異常を判断した時、前記スイッチを遮断するととも
    に、前記位相差比例積分回路の積分項を異常時の前の値
    に一定に保ち、この積分項を前記周波数基準信号に加算
    することを特徴とした電力変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記絶対値判定回路
    による3相交流電源の異常の判断には、フ−リエ変換さ
    れた正相分のα軸成分とβ軸成分からα軸正相分基本波
    振幅値とβ軸正相分基本波振幅値を求め、α軸正相分基
    本波振幅値の二乗とβ軸正相分基本波振幅値の二乗を加
    えて平方根演算した絶対値か、α軸正相分基本波振幅値
    の二乗とβ軸正相分基本波振幅値の二乗を加えた二乗加
    算値か、または、α軸正相分基本波振幅値とβ軸正相分
    基本波振幅値を加えた絶対値加算値を用いることを特徴
    とした電力変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記絶対値判定回路
    は、3相交流電源の電圧異常の状態を正相分の絶対値が
    基準値から小さくなったことから判断し、一方、正相分
    の絶対値の大きさが基準値よりさらにある値以上大きく
    なったことを判断して、ヒステリシスをもって前記位相
    差比例積分演算回路を正常の状態に復帰させることを特
    徴とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、フー
    リエ変換を行うとき、各相電圧と前記角速度積分回路の
    位相に基づいた正弦波値と余弦波値を乗算した三角関数
    演算結果を格納する記憶手段を有し、サンプリング毎に
    三角関数演算結果を順次格納場所を変えて格納し、フー
    リエ演算を行うことを特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、三角関数演算結果を
    格納するテーブルは、サンプリング毎に演算した前記角
    速度積分回路の位相に依存したテーブルの場所に格納す
    ることを特徴とした電力変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、余弦波振幅全積算結
    果と正弦波振幅全演算結果を記憶し、それぞれサンプリ
    ングの都度、前記記憶した余弦波振幅全積算結果と正弦
    波振幅全演算結果から余弦波振幅メモリと正弦波振幅メ
    モリの前回の演算結果を減算し、今回演算した余弦波振
    幅値と正弦波振幅振幅値を加算してテーブル数で除算し
    て正相分の絶対値および位相差演算を行うことを特徴と
    する電力変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、サンプリング毎に演
    算した位相角(θFi)に依存して三角関数演算結果を三
    角関数演算メモリテーブルに順次格納するにあたって、
    3相交流電源の異常を判断したとき、各相の三角関数演
    算メモリの値を書き換えず、保持し、系統の事故解除が
    確認されたとき、サンプリング毎に演算した前記位相角
    (θFi)に依存して三角関数演算結果を三角関数演算メ
    モリテーブルに順次格納してフーリエ演算を再び行うこ
    とを特徴とした電力変換装置。
  9. 【請求項9】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、周波数基準信号の発生器と、この周波数基準信号
    から位相を演算する角速度積分回路と、電源電圧を2軸
    に変換する3/2相変換器と、変換された2相ごとのフ
    ーリエ変換α軸正弦波演算回路、α軸余弦波演算回路お
    よびβ軸正弦波演算回路、β軸余弦波演算回路と、正相
    電圧合成のための加算器、減算器と、正相電圧絶対値お
    よび正相電圧位相(θdi)を演算する正相絶対値位相差
    演算回路を有し、前記角速度積分回路の位相(θFi)を
    前記フーリエ変換α軸、β軸の各正弦波演算、余弦波演
    算の演算に用い、一方、前記正相電圧位相(θdi)を系
    統電圧の位相(θs)と前記角速度積分回路の位相(θF
    i)の位相差として、この位相差(θdi)と零値の偏差
    を比例積分制御し、この比例積分制御の出力と前記周波
    数基準信号を加算し、前記フーリエ変換α軸、β軸の各
    正弦波演算、余弦波演算の演算にフィードバックするこ
    とを特徴とする電力変換装置。
  10. 【請求項10】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交
    流電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に
    おいて、周波数基準信号の発生器と、この周波数基準信
    号から位相(θFi)を演算する角速度積分回路と、電源
    電圧を2軸に変換する3/2相変換器と、変換された2
    相ごとのフーリエ変換α軸正弦波演算回路、α軸余弦波
    演算回路およびβ軸正弦波演算回路、β軸余弦波演算回
    路と、正相電圧合成のための加算器、減算器と、正相電
    圧位相(θdi)を演算する正相位相差演算回路と、前記
    3/2相変換器から正相電圧絶対値を演算し、この絶対
    値の大きさを判断する絶対値判定回路を有し、前記角速
    度積分回路の位相(θFi)に前記正相電圧位相(θdi)
    を加算し、前記フーリエ変換α軸、β軸の各正弦波演
    算、余弦波演算の演算にフィードバックすることを特徴
    とする電力変換装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記絶対値判断
    回路は、正相電圧絶対値が基準値以下に低下したとき、
    スイッチを解放し、フーリエ変換α軸正弦波演算回路、
    α軸余弦波演算回路、β軸正弦波演算回路およびβ軸余
    弦波演算回路のメモリ値を一定に保持し、前記絶対値が
    基準値以上に回復したとき、スイッチを投入し、前記フ
    ーリエ変換α軸正弦波演算回路、α軸余弦波演算回路、
    β軸正弦波演算回路およびβ軸余弦波演算回路を再び動
    作させることを特徴とする電力変換装置。
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