JP3324249B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP3324249B2
JP3324249B2 JP33491593A JP33491593A JP3324249B2 JP 3324249 B2 JP3324249 B2 JP 3324249B2 JP 33491593 A JP33491593 A JP 33491593A JP 33491593 A JP33491593 A JP 33491593A JP 3324249 B2 JP3324249 B2 JP 3324249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源系統に接続さ
れた交直流変換を行う電力変換装置に係り、特に直流送
電装置や無効電力調整装置や周波数変換装置を構成する
に適した電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体スイッチング素子を用いて交流を
直流に変換する順変換器または直流を交流に変換する逆
変換器有効電力または無効電力を制御する自励式電力
変換装置では、有効,無効電力の演算電流,電圧を検
出してd−q軸の回転座標に変換するときや、自励式電
力変換器に与えるPWMパルスを生成するときに交流
の系統電圧の位相の検出が必要である。この例としては
特開平3−45126号に示すように交流系統電圧から
直接位相を検出する手段がある。また特開平4−367
011号は系統の交流電圧と交流電流から実電力と虚電
力を求め、この実電力と虚電力を検出された交流電圧か
ら交流電圧の最大値で割算することで、系統電圧の位相
を検出することなく、d−q軸の回転座標の電流を求め
ている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自励式電力変換器にお
いて3相交流から電圧,電流を検出して有効電力や無効
電力を制御したり、ベクトル制御方式を用いてd−q軸
に座標変換して電流制御を行う。このとき、電圧の位相
θを用いて変換を行う。特開平3−45126号の例では交流
系統電圧から直接、位相θを検出するためPLL回路
(フェイズロック回路)を用いている。PLL回路を用
いる時電源電圧の零点を基準に位相を制御するため、電
源の地絡事故による不平衡電圧になったり、波形歪によ
る電源の零点通過時にチャタリング等により零点を正確
に検出が出来なくなる事も生じる。
【0004】また、特開平4−367011 号の例では系統電
圧の位相を検出しなくとも電力制御,電流制御を行える
利点があるが位相を検出することができない。そのた
め、電源の地絡事故等により不平衡電圧が発生した時に
自励式電力変換器が過電流になり装置が停止する事態に
なることもある。
【0005】本発明の目的は、交流系統の異常により不
平衡電圧が発生しても、電力系統に電力変換器が接続さ
れる直流送電装置,無効電力制御装置,周波数変換装置
を安定に制御して無停止運転を可能にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、3相交流電源
の電圧位相に基づいて交流電源の交流電力を直流電力に
変換する電力変換装置において、前記交流電源の3相分
の電圧信号を実軸と虚軸の各成分に分解し、該各成分か
ら瞬時対称座標法を用いて正相分の位相を検出する位相
角検出器を備え、該検出器からの正相分位相を前記電圧
位相とすることを特徴とする。
【0007】また、交流電源の3相分の電圧信号を実軸
と虚軸の各成分に分解し、該各成分から瞬時対称座標法
を用いて逆相分の電圧の大きさを検出する手段と、該逆
相分の電圧の大きさに基づき該逆相分の電圧の大きさが
小さくなるように前記電力変換器の電圧を制御する手段
を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】交流系統の3相電源の電圧を波形変換して実
軸,虚軸に分けて測定し、瞬時対称座標法により正相分
の演算から正相分位相を演算することで、安定した交流
系統の位相が検出でき、特に3相の内1線地落して電圧
が零になっても精度良く位相が検出できるため、該位相
に基づき電力変換器制御することにより電力変換器を停
止させることなく安定に運転を続行でき、電力系統に電
力変換器が接続される直流送電装置,無効電力制御装
置,周波数変換装置では重要な課題の一つである無停止
運転が可能となる。
【0009】また、交流系統の異常により不平衡電圧が
発生したとき、瞬時対称座標法により逆相分の演算から
正相分の絶対値を検出し、該絶対値に基づいて電力変換
器の電流を制御することにより変換器の過電流を抑制す
ることができるとともに、異常が解除されれば、正常に
運転復帰でき、電力系統に電力変換器が接続される直流
送電装置,無効電力制御装置,周波数変換装置において
電力系統の安定化が図れることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例である無効電力調整
機能を備えた直流送電における電力変換装置の構成図を
示す。103は半導体スイッチング素子を用いて交流を
直流に、または直流を交流に変換する電力変換器で、交
流系統101と直流系統102間に配置され電力変換す
る。ここで、該変換器の半導体スイッチング素子にはG
TO等の自己消弧素子を用いている。電力変換器103
の交流側端子は、電圧の昇降を行う変圧器104とリア
クトル107−Aを介して交流系統101が接続され
る。電力変換器103の直流側端子間にはコンデンサ1
08が接続されるとともに、図示しないもう一方の電力
変換器の直流端子が直流送電線で接続される。尚、図示
の107−Dは直流送電線路に存在するリアクタンスを
表わしている。
【0011】上記電力変換器を制御するところの制御装
置は以下の構成からなる。105−Aは交流系の電圧を
測定する計器用変圧器、105−Dは変換器側の交流の
電圧を測定する計器用変圧器、106は交流系の電流を
測定する計器用変流器である。109は直流電圧指令V
dc* を出力する直流電圧指令部、110は直流電圧指令
Vdc* と変換器直流端子の電圧との偏差を求める加算
器、111は前記偏差がなくなるように有効電流指令I
p*を出力する直流電圧制御器である。112は計器用変
流器106で検出した3相系統電流から2相のα−β軸
座標に変換する3/2相電流変換器、113は計器用変
圧器105−Dで検出した3相系統電圧から2相のα−
β軸座標に変換する3/2相電圧変換器、114はα−
βに座標変換された電圧と電流から無効電力Qf を検出
する無効電力演算器、115は計器用変圧器105−A
で検出した電圧より無効電力指令Q* を求める無効電力
指令部、116は無効電力指令Q* と無効電力検出値Q
f との偏差を求める加算器、117は前記無効電力の偏
差がなくなるように無効電流指令Iq*を出力する無効電
力制御器である。
【0012】一点鎖線で囲んだブロック118は本発明
が特徴とする後述詳細に説明するところの電圧位相角検
出器で、それを構成する119は計器用変圧器105−
Dで降圧した3相の電圧を実軸と虚軸に波形変換して各
相の実軸電圧成分と虚軸電圧成分を検出する電圧実軸虚
軸検出回路、120は正相分演算回路、121は変換器
側電圧の正相分の位相θFを演算する正相位相演算回路
である。
【0013】122は3/2相電流変換器112よりの
α−β軸座標の電流成分Iα,Iβを正相分位相θFに
より有効−無効軸座標(p−q軸)における電流成分I
p,Iq に変換するp−q軸演算回路、123は有効電
流の指令Ip*とその検出値Ip との偏差を求める加算
器、124は前記有効電流の偏差がなくなるように有効
電圧指令Vp を出力する有効電流制御器、125は無効
電流の指令Iq*とその検出値Iq との偏差を求める加算
器、126は前記無効電流の偏差がなくなるように無効
電圧指令Vq を出力する無効電流制御器、127は前記
有効,無効電圧指令Vp,Vqを正相分位相θF によりα
−β軸座標の電圧成分Voα,Voβに変換するα−β軸
電圧変換器、128は電圧成分Voα,Voβを3相電圧
成分指令Vou〜Vowに変換する2/3相電圧変換器、1
29は3相電圧成分指令Vou〜Vowと正相分位相θF に
基づきPWM信号を発生させ、この信号により電力変換
器のスイッチング素子をオン,オフさせPWM制御を行
うPWM発生器である。次に上記本発明の電力変換装置
の動作原理を説明する。変換器103の直流端子電圧V
dcを制御するため、直流電圧指令部の指令値Vdc* とV
dcの偏差を加算器110で演算し、この偏差値を入力と
して直流電圧制御器111で比例積分演算を行い有効電
流指令Ip*を得る。
【0014】3/2相電流変換器112では、計器用変
流器106で検出した3相系統電流から数1を用いて2
相のα−β座標に変換する。
【0015】
【数1】
【0016】p−q軸演算回路122では、位相角検出
器118からの出力位相角θF を基準として、3/2相
電流変換器112で得られたIα,Iβから数2を用い
て有効電流検出値Ipと無効電流検出値Iqを得る。
【0017】
【数2】
【0018】同様に3/2相電圧変換器113では、計
器用変圧器105で検出した3相系統電圧から数3を用
いて2相のα−β座標に変換する。
【0019】
【数3】
【0020】無効電力演算器114では、α−β座標に
変換されたVα,Vβ,Iα,Iβから数4を用いて交
流系統の無効電力Qfを算出する。
【0021】
【数4】 Qf=VβIα−VαIβ …(数4) ここで、無効電力Qを制御するため、無効電力指令部1
15の指令値Q*とQfの偏差を加算器116で演算し、
この偏差値を入力として無効電力制御器117では比例
積分演算を行い無効電流指令Iq*を得る。
【0022】有効電流制御器124では、直流電圧制御
器111の出力Ip*とp−q軸演算回路122の出力I
pとの偏差を入力として比例積分演算を行い有効電圧指
令Vpを得る。
【0023】無効電流制御器126では、無効電力制御
器117の出力Iq*とp−q軸演算回路122の出力I
qとの偏差を入力として比例積分演算を行い無効電圧指
令Vqを得る。
【0024】α−β軸電圧変換器127は、位相角検出
器118からの出力位相角θF を基準として、有効電流
制御器124の出力Vpと無効電流制御器126の出力
Vqから数5を用いてα軸β軸出力電圧指令VoαとVo
βを得る。
【0025】
【数5】
【0026】2/3相変換器128は、α−β軸電圧変
換器127の出力VoαとVoβから数6を用いて3相P
WM電圧指令Vou,Vov,Vowを得る。
【0027】
【数6】
【0028】PWM発生器129は、3相PWM電圧指
令Vou,Vov,Vow の値と内蔵のタイマに位相角検
出器118からの位相信号θF を入力して得られた値と
比較してPWM電圧指令値とタイマの一致点でパルス発
生させるか3相PWM電圧指令Vou,Vov,Vow を
アナログに変換して三角波と比較してアナログ値と三角
波の一致点でパルス発生させ、該パルスを電力変換器1
03のゲート信号として駆動させる。
【0029】直流送電の制御は、2台ある電力変換器の
お互いの直流端子の直流電圧Vdcの大きさを制御するこ
とにより行う。
【0030】なお、該直流送電装置を使用して、それぞ
れの交流系統の周波数の異なる交流系統に接合すれば周
波数変換装置になり、また、その他交流系統の周波数が
等しければ、BTB(back−to−back)とな
る。また、電力変換器103が1台でその交流側を交流
系統101に接続するだけの構成とし、交流系統101
の交流電圧と変換器103の交流電圧の大きさを比較
し、制御すれば無効電力制御装置になる。
【0031】次に、図1の本発明の一実施例における特
徴部であるブロック118の電圧位相角検出器について
以下詳細に説明する。
【0032】図2は瞬時対称座標法に基づいて3相交流
電圧における正相分の振幅及び位相を検出するもので同
図には正相分検出に加え逆相分の検出回路も入った構成
になっている。1は同検出回路に入力に接続される3相
交流系統電源の電圧を検出する計器用変圧器105−D
の二次側巻線で、この巻線には3相交流系統電源に比例
した電圧が印加されている。2は検出した電圧から実
軸,虚軸成分の交流信号を検出する第1の検出回路で、
それを構成する21,22,23はU,V,W相の実軸
成分検出器、3は実軸,虚軸成分を検出する第2の検出
回路で、それを構成する30(31〜36)は第2の検
出回路の内、実軸,虚軸の交流信号をサンプルホールド
するサンプルホールダ、31,33,35はU,V,W
相の虚軸サンプルホールダを32,34,36はU,
V,W相の実軸サンプルホールダ、40(41〜46)
はそのアナログ値をディジタル値に変換するA/D変換
器である。4(47〜49)は各相を実軸,虚軸のベク
トルに評価する3相ベクトル演算回路、5は該3相ベク
トルと演算子を用いて正相分と逆相分の実軸,虚軸成分
に演算する正相逆相演算器、51と53は掛算器、52
は対称座標演算子aまたはa2、54は対称座標演算子
2またはa、6は実軸,虚軸演算器、61は正相実軸
演算器、62は正相虚軸演算器、63逆相実軸演算器、
64は逆相虚軸演算器である。7は正相逆相ベクトルか
ら振幅と位相を生成する正相逆相振幅位相演算器で、7
1は正相振幅演算器、72は正相位相演算器、73は逆
相振幅演算器、74は逆相位相演算器である。8は正相
逆相信号発生器で、81は基準正相正弦波発生器、82
は基準逆相正弦波発生器、83,84は81,82から
の信号をデジタル信号に変換するD/A変換器、85は
30,83,84の各回路におけるサンプリングの割込
み与えるサンプリング信号発生器である。
【0033】ここで、図1におけるブロック118内の
各構成要素を構成する図2の各構成要素は、電圧実軸虚
軸検出回路119が2,3,4の要素で、正相分検出演
算回路120が5,7の要素で、正相位相演算回路12
1が8の要素でそれぞれ構成される。
【0034】次に図2における動作を以下に説明する。
図3は3相交流電源電圧の3相バランス時の各相の実
軸,虚軸波形である。3相電圧波形U相,V相,W相は
互いに電気角で120度異なりその波高値をCm とする
とき各相の波形は数7,数8,数9で表される。また、
虚軸波形は実軸波形より90度進んでいる。
【0035】
【数7】 VU=Cmsinθ …(数7)
【0036】
【数8】
【0037】
【数9】
【0038】今、図3の時間軸のt1,t2時点における
電圧をベクトル表現をすると、図4になる。横軸を実軸
Rに、縦軸を虚軸j、ベクトルの回転方向を反時計方向
とし、U相のベクトルが実軸に一致し、さらに実軸が位
相角0度と仮定する。同図のt1時点は位相角0度の時間
軸におけるベクトルであり、t2 時点は30度の時間軸
におけるベクトル図である。このベクトルを実軸,虚軸
に対して表現し、サンプルホールドするために図3の実
軸波形と虚軸波形を作る必要がある。
【0039】図3の実線波形を虚軸波形と仮定すると、
この実線の虚軸波形から一点鎖線の実軸波形を作る図2
の21〜23の構成の一例はオペアンプと抵抗とコンデ
ンサCで積分反転回路で実施するかまたは微分回路を形
成するか、あるいは変圧器とコンデンサか変圧器とリア
クトルの回路で90度波形を進めることにより、実軸と
虚軸の関係を作ることができる。(実軸波形と虚軸波形
の関係は実軸と虚軸の関係と位相0度をどこのベクトル
に基準点をとるかで決定する。)今、各相のベクトルの
大きさが単位ベクトル1であると仮定して説明すると、
図3のt1 時点における位相角0度の時の各相の実線波
形と虚軸波形をサンプルホールドすれば良い。図2にお
いて、3相実軸虚軸電圧検出器3ではサンプリング信号
発生器85からの信号で一定時間毎に各相の実軸虚軸電
圧をサンプルホールダ31,32,33,34,35,
36でサンプリングし、このアナログ値をA/D変換器
41,42,43,44,45,46でディジタルに変
換し、3相ベクトル演算回路4では各相毎の実軸,虚軸
成分に分解する。U相のベクトル演算回路47のベクト
ルは数10,同様にV相のベクトル演算回路48のベク
トルは数11,W相のベクトル演算回路49のベクトル
数12で求められる。
【0040】
【数10】 Vu=u+jx …(数10)
【0041】
【数11】 Vv=v+jy …(数11)
【0042】
【数12】 Vw=w+jz …(数12) 今、サンプルホールドした位相が図4の0度であると仮
定するとA/D変換器41,42からU相のベクトル演
算回路47で数10に従い1+j0と分解できる。同様
にV相は数11に従い−1/2−j√3/2、W相は数
12に従い−1/2+j√3/2と分解できる。同様に
図4の30度の位相の点で演算器47,48,49でU
相,V相,W相に関し分解すると、√3/2+j1/
2,0−j1,−√3/2+j1/2と分解できる。
【0043】3相実軸,虚軸ベクトル数10,数11,
数12と数13,数14で表わすベクトル演算子a,a
2 から正相逆相実軸虚軸検出器5で数15を用いて正相
の実軸成分AFと虚軸成分BFを、数18を用いて逆相の
実軸成分ABと虚軸成分BBを求める。
【0044】
【数13】
【0045】
【数14】
【0046】
【数15】
【0047】
【数16】
【0048】
【数17】
【0049】
【数18】
【0050】
【数19】
【0051】
【数20】
【0052】図2の正相振幅演算器71は数16に基づ
いて正相実軸演算器61で求めたAF と正相虚軸演算器
62で求めたBF から正相の振幅値(絶対値)CF を演
算し、正相位相演算器72は数17に基づいて前記AF
とBF から正相の位相θFを演算する。また、逆相振幅
演算器73は数19に基づいて逆相実軸演算器63で求
めたAB と逆相虚軸演算器64で求めたBB から逆相
の振幅値(絶対値)CB を演算し、逆相位相演算器74
は数20に基づいて前記ABとBBから逆相の位相θB を
演算する。
【0053】基準正相正弦波発生器81及び基準逆相正
弦波発生器82では、上記U相に対して求められた正相
の振幅値(絶対値)CF,位相θF、及び逆相の振幅値
(絶対値)CB,位相θBより数21〜数26を用いて3
相の基準正相正弦波信号VUF,VVF,VWF及び基準逆相
正弦波信号VUB,VVB,VWBを演算する。
【0054】
【数21】 VUF=CFsinθF …(数21)
【0055】
【数22】
【0056】
【数23】
【0057】
【数24】 VUB=CBsinθB …(数24)
【0058】
【数25】
【0059】
【数26】
【0060】そして、上記基準正相正弦波発生81の出
力のVUF,VVF,VWF及び基準逆相正弦波発生82の出力
のVUB,VVB,VWBはそれぞれD/A変換器83,84に
よりアナログ信号として得ることができる。なお、正相
振幅演算器71,正相位相演算器72,逆相振幅演算器
73,逆相位相演算器74の出力をそれぞれ取り出せば
それぞれの状態をとりだすことができる。
【0061】次に、この瞬時対称座標法に基づく検出回
路で交流電源に3相アンバランスが生じた場合に検出結
果への影響について述べる。
【0062】例えば図5のようにU相が単位ベクトルで
1/2に減少した時の各相の実軸虚軸波形を想定する。
この時、時間軸のt1,t2時点における各ベクトル表現
をすると図6になる。t1時点は位相角0度であり、t2
時点は位相角30度の時である。この30度の時をサン
プルホールダ31,32,33,34,35,36でサ
ンプリングし、このアナログ値をA/D変換器41,4
2,43,44,45,46でディジタルに変換し、3
相ベクトル演算回路4で数10,数11,数12を用いて
各相毎の実軸,虚軸成分に分解すると数27,数28,
数29となる。
【0063】
【数27】
【0064】
【数28】Vv=0−j
…(数28)
【0065】
【数29】
【0066】これを数15に代入して正相分を正相逆相
実軸虚軸検出器5で演算すると、正相分=1/12(√
3+j)を得る。これより正相振幅演算器71で数16
を用いて絶対値CF を求めると5/6になる。また、正
相位相演算器72で数17を用いて位相θF を求めると
30度になる。これはU相と同相で大きさが5/6のベ
クトルとなる。このベクトルから基準正相正弦波発生器
81で数21,数22,数23を用いて正相による3相
瞬時値を求めることができる。この結果をベクトルで表
すと図7となる。
【0067】これからわかるようにU相の電圧の大きさ
が1/2になったにもかかわらず、正相分の検出出力値
は5/6に留まっており、従って、本願発明の瞬時対称
座標法を用いた正相及び逆相成分検出器によれば、3相
電源にアンバランスが生じても正相及び逆相成分を精度
良く検出することができる。
【0068】交流系統の異常により不平衡で歪んだ3相
波形になったとき、従来のような1相からの電圧からP
LL回路等による位相検出ではかなり不正確になった
り、最悪位相検出不能になり、その信号に基づく電力変
換器の制御は不能になることがある。しかし、本願の一
実施例によれば、本発明の3相電圧から波形変換して実
軸,虚軸に分けて測定し、正相分の演算から正相分位相
を演算することで、安定した交流系統の位相を検出する
ことができ、特に3相の内1線地落して電圧が零になっ
ても精度良く位相が検出できるので電力変換器を停止さ
せることなく安定に運転を続行し、無停止運転が可能と
なる。このことは電力系統に電力変換器が接続される直
流送電装置,無効電力制御装置,周波数変換装置では重
要な課題の一つである。
【0069】図8は本発明の他の実施例を示す電力変換
装置の構成図である。同図の要素の番号と図1の要素の
同一番号は同一物である。本実施例は図1の電力変換装
置に破線で示した不平衡補償回路130を付加している
ことに特徴がある。同回路の構成は電圧実軸虚軸検出回
路119からの検出信号と、図2で示す対称座標演算子
a,a2 より逆相実軸及び逆相虚軸成分を演算する逆相
実軸演算器63と逆相虚軸演算器64を備えた逆相分演
算回路131と、その出力から逆相振幅値CBを演算す
る逆相振幅演算回路73、及びこの逆相振幅値CB を有
効電流指令信号Ip*より減算する逆相減算器133を備
えたものである。
【0070】電力変換装置の交流系統の3相電圧の大き
さが等しく互いに120度の位相差を保ったバランス状
態の時は数19で演算する逆相振幅演算回路の出力CB
は零となるので制御特性に影響ないが、交流系統101
に異常が発生し3相が不平衡になると、逆相振幅演算回
路73は出力CB を発生する。この時、逆相加算器13
3は直流電圧制御器111の有効電流指令Ip*の絶対値
が小さくなるようにIp*からCBを減算し、それによっ
て得られる電流指令Ip**を小さくするように制御す
る。
【0071】交流系統の異常により不平衡電圧は発生し
たとき、電力変換器に異常電流が流れ過電流で変換器が
停止することがある。しかし、本発明の実施例によれ
ば、3相電圧から波形変換して実軸,虚軸に分けて測定
し、逆相分の絶対値を検出し、この逆相に相当した量を
有効電流指令で小さくすることで、変換器の過電流を抑
制することができる。また、異常が解除されれば、正常
に運転復帰できるため系統の安定化が図れるという効果
が得られる。
【0072】図9は本発明の他の実施例を示す電力変換
装置の構成図である。同図の要素の番号と図8の要素の
同一番号は同一物である。本実施例の図8と異なるとこ
ろは不平衡補償回路130を構成する逆相振幅演算回路
73の出力CB を、直流電圧制御器111の有効電流指
令Ip*の絶対値が小さくなるようにIp*からCB を減
算し電流指令Ip**を小さくする構成に加え、無効電力
制御器117の無効電流指令Iq*の絶対値が小さくな
るようにIq*からCB を減算し電流指令Iq**を小さ
くするように構成したものである。
【0073】本発明の実施例によれば、両方の電流成分
の指令値を制御するので過電流に対して動作する抑制効
果が大きく応答が向上し、図8より更に安定化が図れ
る。
【0074】なお、図8,図9では、逆相振幅演算回路
73からの出力CB を電流指令に加味しているが、電流
制御器124,126の出力である電圧指令Vp,Vq
に加味しても良く、これにより過電流を抑制するという
同様な効果が得られることはもちろんである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、系
統の3相電源の電圧を波形変換して実軸,虚軸に分けて
測定し、瞬時対称座標法により正相分の演算から正相分
位相を演算することで、安定した交流系統の位相が検出
でき、特に3相の内1線地落して電圧が零になっても精
度良く位相が検出できるので、該位相に基づき電力変換
器制御することにより電力変換器を停止させることなく
安定に運転を続行でき、電力系統に電力変換器が接続さ
れる直流送電装置,無効電力制御装置,周波数変換装置
では重要な課題の一つである無停止運転が可能となる。
【0076】また、交流系統の異常により不平衡電圧が
発生したとき、瞬時対称座標法により逆相分の演算から
正相分の絶対値を検出し、該絶対値に基づいて電力変換
器の電流を制御することにより変換器の過電流を抑制す
ることができるとともに、異常が解除されれば、正常に
運転復帰でき、電力系統に電力変換器が接続される直流
送電装置,無効電力制御装置,周波数変換装置において
電力系統の安定化が図れることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電力変換装置の構成図
である。
【図2】本発明の特徴部を示す図1の電圧位相角検出器
の構成図である。
【図3】本発明の動作を説明するに用いた3相バランス
時の3相交流電源電圧の各相における実軸,虚軸波形の
図である。
【図4】本発明の動作を説明するに用いた図3の実軸,
虚軸電圧波形のベクトル図である。
【図5】本発明の動作を説明するに用いた3相アンバラ
ンス時の3相交流電源電圧の各相における実軸,虚軸波
形の図である。
【図6】本発明の動作を説明するに用いた図5の実軸,
虚軸電圧波形のベクトル図である。
【図7】本発明の動作を説明するに用いた図5の正相分
のベクトル図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す電力変換装置の構成
図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す電力変換装置の構成
図である。
【符号の説明】
101…交流系統、102…直流系統、103…電力変
換器、104…変圧器、105…計器用変圧器、106
…計器用変流器、107−A…リアクトル、108…コ
ンデンサ、109…直流電圧指令部、111…直流電圧
制御器、112,113…3/2相電流変換器、114…
無効電力演算器、115…無効電力指令部、117…無
効電力制御器、118…位相角検出器、119…電圧実
軸虚軸検出回路、120…正相分演算回路、121…正
相位相演算回路、122…p−q軸演算回路、124…
有効電流制御器、126…無効電流制御器、127…α
軸−β軸変換器、128…2/3相電圧変換器、129
…PWM発生器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 7/48 H02M 7/48 F (56)参考文献 特開 平5−30752(JP,A) 特開 平5−252746(JP,A) 特開 平4−285472(JP,A) 特開 平5−26933(JP,A) 特開 平5−199658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/70 H02J 3/18 H02M 7/155 H02M 7/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相交流電源の電圧位相に基づいて該3相
    交流電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置
    において、 該電力変換装置は、 半導体スイッチ素子を用いて交流を直流に変換する電力
    変換器と、 前記交流電力の回転座標上における直交するp−q軸電
    流成分(有効無効電流成分)を検出する電流検出手段
    と、 前記p−q軸の各電流成分の指令値を生成する電流指令
    値生成手段と、 前記p−q軸の各電流成分の検出値と指令値との偏差に
    基づいてp−q軸の各電圧成分の指令値を生成する電圧
    指令値生成手段と、 該生成手段からの各電圧成分の指令値を2相のα−β軸
    座標の電圧成分に変換するα−β軸電圧変換器と、該α
    −β軸電圧変換器の出力を3相交流電圧指令値に変換す
    る2/3相変換器と、 該3相電圧指令値に基づきパルス幅変調信号を生成する
    PWM信号生成手段と、 前記PWM信号生成手段からのパルス信号に基づいて前
    記電力変換器の半導体スイッチ素子を制御する制御手段
    前記3相交流電源の3相分の電圧信号をそれぞれ実軸と
    虚軸の各成分に分解し、該各成分から瞬時対称座標法を
    用いて正相分の位相を検出する位相角検出器と を備え、 位相角検出器からの正相分位相に基づき前記p−q軸
    成分の電流検出手段と、α−β軸電圧変換器と、PWM
    信号生成手段との演算することを特徴とする電力変換
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記位相角検出器は、 3相交流電源から各相毎の電圧信号を検出する第1の3
    交流電圧信号検出回路と、 前記第1の3相交流信号検出回路が出力する3相電圧信
    から3相分の実軸成分と、虚軸成分を検出する第2
    の検出回路と、 前記3相分の実軸成分と虚軸成分とから3相電圧信号の
    位相と振幅とを演算する演算回路と、 該演算回路の出力する3相電圧信号の位相と振幅とか
    ら、3相分基準電圧信号を出力する基準信号発生部と
    備え、 前記演算回路は、前記第2の検出回路からの実軸成分と
    虚軸成分の検出値に基づいて3相ベクトルを演算する手
    段と、 前記3相ベクトルから瞬時対称座標法を用いて正相分
    逆相分のそれぞれの実軸成分と虚軸成分を演算する手段
    と、 前記正相逆相それぞれの実軸成分と虚軸成分から正
    相分逆相分の位相を演算する手段と、前記正相逆相
    それぞれの実軸成分と虚軸成分から正相分逆相分の
    振幅とを演算する手段とを有し、 前記基準信号発生部が正相基準電圧信号と逆相基準電圧
    信号とを出力する ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】請求項において、前記位相角検出器の
    軸成分と虚軸成分を検出する第2の検出回路には、前記
    3相交流電圧信号を積分もしくは微分する回路を備え
    ことを特徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記位相角検出器が出
    力する逆相分の電圧の振幅に基づき該逆相分の電圧の
    が小さくなるように前記電力変換器の出力電圧を制御
    する手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
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