JPH09329155A - 多板式摩擦係合装置のばねプレート - Google Patents
多板式摩擦係合装置のばねプレートInfo
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- JPH09329155A JPH09329155A JP8168722A JP16872296A JPH09329155A JP H09329155 A JPH09329155 A JP H09329155A JP 8168722 A JP8168722 A JP 8168722A JP 16872296 A JP16872296 A JP 16872296A JP H09329155 A JPH09329155 A JP H09329155A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
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- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
-
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/583—Diaphragm-springs, e.g. Belleville
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/02—Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多板式摩擦係合装置において、ばねプレート
によって互いに摩擦係合させられる部材が、摩擦熱に起
因して局部的に高温にならないようにすること。 【解決手段】 ばねプレート61は全体として皿形状を
なす弾性部材である。相手部材に対する圧接作用面63
は、外径側端部65の側面71と、円弧状の突出面67
と、この突出面に滑らかに連なる斜面68とで構成され
ている。圧接作用面63の軸方向断面は、直線と曲線が
連なって形成されている。ばねプレート61は、ピスト
ンによって相手部材に押付けられて弾性変形させられ、
圧接作用面63で相手部材の広い範囲を押圧するので、
摩擦係合装置の摩擦係合する部材を局部的に高温にする
ことなく、これらの部材の熱歪みと不均一な焼損を防止
して、摩擦係合装置を長期間、円滑に作動させる。
によって互いに摩擦係合させられる部材が、摩擦熱に起
因して局部的に高温にならないようにすること。 【解決手段】 ばねプレート61は全体として皿形状を
なす弾性部材である。相手部材に対する圧接作用面63
は、外径側端部65の側面71と、円弧状の突出面67
と、この突出面に滑らかに連なる斜面68とで構成され
ている。圧接作用面63の軸方向断面は、直線と曲線が
連なって形成されている。ばねプレート61は、ピスト
ンによって相手部材に押付けられて弾性変形させられ、
圧接作用面63で相手部材の広い範囲を押圧するので、
摩擦係合装置の摩擦係合する部材を局部的に高温にする
ことなく、これらの部材の熱歪みと不均一な焼損を防止
して、摩擦係合装置を長期間、円滑に作動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多板式クラッチ又
はブレーキ機構のような、多板式摩擦係合装置に使用さ
れるばねプレートの技術分野に属する。
はブレーキ機構のような、多板式摩擦係合装置に使用さ
れるばねプレートの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、多板式摩擦係合装置の一例である
多板式クラッチ機構30(図19参照)には、皿形状の
ばねプレート34が組み込まれている。このばねプレー
ト34は、ピストン31によって内径側端部42が押さ
れて、外径側端部43でメイティングプレート(相手部
材)32を押圧する。押圧されたメイティングプレート
32は、相対回転運動をする摩擦板33に押付けられて
摩擦係合させられ、回転トルクを伝達する。
多板式クラッチ機構30(図19参照)には、皿形状の
ばねプレート34が組み込まれている。このばねプレー
ト34は、ピストン31によって内径側端部42が押さ
れて、外径側端部43でメイティングプレート(相手部
材)32を押圧する。押圧されたメイティングプレート
32は、相対回転運動をする摩擦板33に押付けられて
摩擦係合させられ、回転トルクを伝達する。
【0003】ばねプレート34は適度な弾性を有してい
るから、この弾性によって、上記摩擦係合の初期の段階
において、ピストンの前進による摩擦係合圧力の立ち上
がりを漸進的なものとして、トルクの急激な伝達を緩和
する作用をしている。
るから、この弾性によって、上記摩擦係合の初期の段階
において、ピストンの前進による摩擦係合圧力の立ち上
がりを漸進的なものとして、トルクの急激な伝達を緩和
する作用をしている。
【0004】ばねプレート34は、図20(a)、(b)に
示すように皿状に形成されており、径方向に均一の厚さ
になっている。そして、ピストン31と対向する被押圧
面39と、メイティングプレート32に対する圧接作用
面40は互いに平行で且つ平らである。また、ばねプレ
ート34の外周には、ドラム35とスプライン係合する
歯36が形成されている。
示すように皿状に形成されており、径方向に均一の厚さ
になっている。そして、ピストン31と対向する被押圧
面39と、メイティングプレート32に対する圧接作用
面40は互いに平行で且つ平らである。また、ばねプレ
ート34の外周には、ドラム35とスプライン係合する
歯36が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このばねプレート34
は、ピストン31によって押されたとき、ピストン31
とメイティングプレート32とに挟まれ、皿状の形状か
ら、平板に近い形状に弾性変形させられる。ばねプレー
ト34の被押圧面39と圧接作用面40とが互いに平行
で且つ平らであるため、ピストン31とメイティングプ
レート32に対するばねプレート34の接触位置は殆ど
変わらない。すなわち、図20(a)において、内径側端
部42の左角がピストン31に常時接触し、外径側端部
43の右角がメイティングプレート32に常時接触して
いる。
は、ピストン31によって押されたとき、ピストン31
とメイティングプレート32とに挟まれ、皿状の形状か
ら、平板に近い形状に弾性変形させられる。ばねプレー
ト34の被押圧面39と圧接作用面40とが互いに平行
で且つ平らであるため、ピストン31とメイティングプ
レート32に対するばねプレート34の接触位置は殆ど
変わらない。すなわち、図20(a)において、内径側端
部42の左角がピストン31に常時接触し、外径側端部
43の右角がメイティングプレート32に常時接触して
いる。
【0006】ピストン31に押されたばねプレート34
は、外径側端部43の右角でメイティングプレート32
の外径側端部を局部的に押圧する。従って、メイティン
グプレート32の外径側と摩擦板33の摩擦材37の外
径側は、他の部分より互いに強く圧接させられることに
なる。このため、メイティングプレート32と摩擦材3
7との両方の外径側に、他の部分より大きな摩擦熱が発
生し高温になる。しかも、この摩擦熱の発生箇所は、外
径側に偏在するため、熱が逃げにくく、この部分は局部
的に更に高温になる。
は、外径側端部43の右角でメイティングプレート32
の外径側端部を局部的に押圧する。従って、メイティン
グプレート32の外径側と摩擦板33の摩擦材37の外
径側は、他の部分より互いに強く圧接させられることに
なる。このため、メイティングプレート32と摩擦材3
7との両方の外径側に、他の部分より大きな摩擦熱が発
生し高温になる。しかも、この摩擦熱の発生箇所は、外
径側に偏在するため、熱が逃げにくく、この部分は局部
的に更に高温になる。
【0007】従って、ばねプレート34は、被押圧面3
9と圧接作用面40とが互いに平行で且つ平らであるこ
とによって、各メイティングプレート32に熱歪みを生
じさせ易いとともに、摩擦材37に不均一な焼損を生じ
させ易いという問題点を基本的に有している。
9と圧接作用面40とが互いに平行で且つ平らであるこ
とによって、各メイティングプレート32に熱歪みを生
じさせ易いとともに、摩擦材37に不均一な焼損を生じ
させ易いという問題点を基本的に有している。
【0008】なお、ばねプレート34の内径側端部42
と外径側端部43の角には、図21に示す面取り44,
45を施してあるので、ばねプレート34の弾性変形に
伴って、ピストン31とメイティングプレート32とに
対するばねプレート34の接触位置は少しずつ変わる。
しかし、面取り44,45の面積が被押圧面39、圧接
作用面40の面積の約10%以下であるため、高温にな
る位置は殆ど変わらない。
と外径側端部43の角には、図21に示す面取り44,
45を施してあるので、ばねプレート34の弾性変形に
伴って、ピストン31とメイティングプレート32とに
対するばねプレート34の接触位置は少しずつ変わる。
しかし、面取り44,45の面積が被押圧面39、圧接
作用面40の面積の約10%以下であるため、高温にな
る位置は殆ど変わらない。
【0009】なお、ばねプレートには、図22(a)、
(b)に示すように、外周に歯が形成されていないばねプ
レートもある。このばねプレート47の場合も、被押圧
面46と圧接作用面49とが互いに平行で且つ平らであ
り、外径側端部48の右角でメイティングプレートの外
径側端部を局部的に押圧して、メイティングプレートに
熱歪みを生じさせ易いとともに、摩擦材に不均一な焼損
を生じさせ易いという問題点を有している。
(b)に示すように、外周に歯が形成されていないばねプ
レートもある。このばねプレート47の場合も、被押圧
面46と圧接作用面49とが互いに平行で且つ平らであ
り、外径側端部48の右角でメイティングプレートの外
径側端部を局部的に押圧して、メイティングプレートに
熱歪みを生じさせ易いとともに、摩擦材に不均一な焼損
を生じさせ易いという問題点を有している。
【0010】一方、図23に示す多板クラッチ機構50
に組み込まれたばねプレート54は、ピストン51によ
って外径側端部55を押され、内径側端部56でメイテ
ィングプレート(相手部材)52を押圧するようになっ
ている。このばねプレート54も、メイティングプレー
ト52の内径側端部と摩擦板53(相手部材)の摩擦材
57の内径側端部とを高温にして、メイティングプレー
ト52に熱歪みを生じさせ易いとともに、摩擦材57に
不均一な焼損を生じさせ易いという問題点を有してい
る。
に組み込まれたばねプレート54は、ピストン51によ
って外径側端部55を押され、内径側端部56でメイテ
ィングプレート(相手部材)52を押圧するようになっ
ている。このばねプレート54も、メイティングプレー
ト52の内径側端部と摩擦板53(相手部材)の摩擦材
57の内径側端部とを高温にして、メイティングプレー
ト52に熱歪みを生じさせ易いとともに、摩擦材57に
不均一な焼損を生じさせ易いという問題点を有してい
る。
【0011】なお、ばねプレート34,54とメイティ
ングプレート32,52は、ドラム35,58にスプラ
イン係合して、ドラム35,58と一体に回転するた
め、互いに相対回転運動をすることはない。図22のば
ねプレート47には、ドラムにスプライン係合する歯が
形成されていないが、ピストンとメイティングプレート
がドラムと一体に回転するため、このばねプレート47
も、メイティングプレートに対して殆ど相対回転運動を
することはない。従って、ばねプレート34,47,5
4とメイティングプレートとの間に、摩擦熱は生じな
い。
ングプレート32,52は、ドラム35,58にスプラ
イン係合して、ドラム35,58と一体に回転するた
め、互いに相対回転運動をすることはない。図22のば
ねプレート47には、ドラムにスプライン係合する歯が
形成されていないが、ピストンとメイティングプレート
がドラムと一体に回転するため、このばねプレート47
も、メイティングプレートに対して殆ど相対回転運動を
することはない。従って、ばねプレート34,47,5
4とメイティングプレートとの間に、摩擦熱は生じな
い。
【0012】また、ばねプレート34,47,54は、
多板ブレーキ機構(図示省略)に組み込まれた場合も、
相手部材に不均一な焼損や熱歪みを生じさせ易いという
問題点を有している。
多板ブレーキ機構(図示省略)に組み込まれた場合も、
相手部材に不均一な焼損や熱歪みを生じさせ易いという
問題点を有している。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、多板式摩擦係
合装置に使用される、全体として皿形状のばねプレート
であって、相手部材に対する圧接作用面の軸方向断面
が、多段直線、多段曲線単純曲線、又はこれらの組合せ
からなることを特徴とするばねプレートにより、前記の
課題を解決した。
合装置に使用される、全体として皿形状のばねプレート
であって、相手部材に対する圧接作用面の軸方向断面
が、多段直線、多段曲線単純曲線、又はこれらの組合せ
からなることを特徴とするばねプレートにより、前記の
課題を解決した。
【0014】
【作用】本発明のばねプレートは、ピストンによって押
されて内径側端部と外径側端部との何れか一方の端部の
側面で相手部材を押圧する。本発明のばねプレートは、
ピストンによって押されるに従って弾性変形させられ、
内径側端部と外径側端部との間の中間部分でも相手部材
を押圧する。
されて内径側端部と外径側端部との何れか一方の端部の
側面で相手部材を押圧する。本発明のばねプレートは、
ピストンによって押されるに従って弾性変形させられ、
内径側端部と外径側端部との間の中間部分でも相手部材
を押圧する。
【0015】なお、請求項2のばねプレートの場合は、
ピストンによって押されると、最も突出している径方向
の中間部分で相手部材の外径側端部と内径側端部との間
の中間部分を押圧する。この場合のばねプレートは、ピ
ストンによって押圧されるに従って弾性変形させられ、
内径側端部と外径側端部とに近い部分でも、相手部材を
押圧する。
ピストンによって押されると、最も突出している径方向
の中間部分で相手部材の外径側端部と内径側端部との間
の中間部分を押圧する。この場合のばねプレートは、ピ
ストンによって押圧されるに従って弾性変形させられ、
内径側端部と外径側端部とに近い部分でも、相手部材を
押圧する。
【0016】従って、本発明のばねプレートは、ピスト
ンによって相手部材に押付けられて弾性変形させられる
際に、相手部材に対する圧接作用面積を増加しながら、
分散した力で相手部材を押圧し、その結果、多板式摩擦
係合装置が作動させられる。多板式摩擦係合装置におい
て互いに圧接させられる部材の摩擦係合面に加わる圧接
力は分散された圧接力になるから、摩擦係合面において
も、特定の箇所が集中的に圧接させられるようなことが
ない。
ンによって相手部材に押付けられて弾性変形させられる
際に、相手部材に対する圧接作用面積を増加しながら、
分散した力で相手部材を押圧し、その結果、多板式摩擦
係合装置が作動させられる。多板式摩擦係合装置におい
て互いに圧接させられる部材の摩擦係合面に加わる圧接
力は分散された圧接力になるから、摩擦係合面において
も、特定の箇所が集中的に圧接させられるようなことが
ない。
【0017】よって、摩擦係合面に摩擦熱が生じる際に
も、摩擦係合面の特定の箇所が局部的に高温になること
はない。しかも、圧接力が加わる中心部分は摩擦係合面
の径方向の中間部分になる。従って、摩擦熱が摩擦係合
面の径方向に伝達して逃げ易く、摩擦係合面が局部的に
高温になることが防止される。
も、摩擦係合面の特定の箇所が局部的に高温になること
はない。しかも、圧接力が加わる中心部分は摩擦係合面
の径方向の中間部分になる。従って、摩擦熱が摩擦係合
面の径方向に伝達して逃げ易く、摩擦係合面が局部的に
高温になることが防止される。
【0018】なお、本発明のばねプレートは、多板式ブ
レーキ機構に組み込まれた場合も、摩擦係合部材同士の
摩擦係合面を局部的に高温にするようなことがない。
レーキ機構に組み込まれた場合も、摩擦係合部材同士の
摩擦係合面を局部的に高温にするようなことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図18に基づいて説明する。図1乃至図8に示すば
ねプレート61,161,261,361,461,5
61,661,761は、図19の多板式クラッチ機構
に組み込まれる全体として皿形状をなす弾性部材であ
る。これらのばねプレートは、従来のばねプレートと同
様に、ピストンによって押されてメイティングプレート
(相手部材)と摩擦板とを互いに圧接させて、摩擦係合
させる。
乃至図18に基づいて説明する。図1乃至図8に示すば
ねプレート61,161,261,361,461,5
61,661,761は、図19の多板式クラッチ機構
に組み込まれる全体として皿形状をなす弾性部材であ
る。これらのばねプレートは、従来のばねプレートと同
様に、ピストンによって押されてメイティングプレート
(相手部材)と摩擦板とを互いに圧接させて、摩擦係合
させる。
【0020】図1に示すばねプレート61の外径側端部
65には、ドラムとスプライン係合する歯66が形成さ
れている。しかし、図2乃至図8に示すばねプレート1
61,261,361,461,561,661,76
1の外径側端部165,265,365,465,56
5,665,765には、歯が形成されていない。
65には、ドラムとスプライン係合する歯66が形成さ
れている。しかし、図2乃至図8に示すばねプレート1
61,261,361,461,561,661,76
1の外径側端部165,265,365,465,56
5,665,765には、歯が形成されていない。
【0021】図1乃至図6に示すばねプレート61,1
61,261,361,461,561は、全体とし
て、皿状に形成されている。ばねプレート61,16
1,261,361,461,561の内径側端部6
4,164,264,364,464,564と外径側
端部との間の中間部分70,170,270,370,
470,570は、メイティングプレート側に突出して
いる。
61,261,361,461,561は、全体とし
て、皿状に形成されている。ばねプレート61,16
1,261,361,461,561の内径側端部6
4,164,264,364,464,564と外径側
端部との間の中間部分70,170,270,370,
470,570は、メイティングプレート側に突出して
いる。
【0022】図1乃至図4に示すばねプレート61,1
61,261,361の被押圧面62,162,26
2,362は、従来のばねプレート34(図19参照)
と同様に平らである。被押圧面は、ピストンによって押
される面である。また、各ばねプレートの圧接作用面6
3,163,263,363は、メイティングプレート
側に突出している。圧接作用面はメイティングプレート
を押す面である。従って、図1乃至図4に示すばねプレ
ート61,161,261,361の厚み(被押圧面に
直角に計るものとする。)は、不均一である。
61,261,361の被押圧面62,162,26
2,362は、従来のばねプレート34(図19参照)
と同様に平らである。被押圧面は、ピストンによって押
される面である。また、各ばねプレートの圧接作用面6
3,163,263,363は、メイティングプレート
側に突出している。圧接作用面はメイティングプレート
を押す面である。従って、図1乃至図4に示すばねプレ
ート61,161,261,361の厚み(被押圧面に
直角に計るものとする。)は、不均一である。
【0023】図1に示すばねプレート61は、内径側端
部64から外径側端部65に向けて徐々に厚くなるよう
になっている。圧接作用面63は、外径側端部65の側
面71と、円弧状の突出面67と、突出面67に滑らか
に連なる斜面68とで構成されている。斜面68の断面
は、曲線でも直線でもよい。すなわち、断面における直
線と曲線は、組み合わせて用いることができる。ばねプ
レート61は、ピストンによって押されて、皿状から平
板状に弾性変形させられながら、外径側端部65の側面
71、突出面67及び斜面68の順にメイティングプレ
ートに圧接させられ、メイティングプレートと摩擦板と
を互いに摩擦係合させる。
部64から外径側端部65に向けて徐々に厚くなるよう
になっている。圧接作用面63は、外径側端部65の側
面71と、円弧状の突出面67と、突出面67に滑らか
に連なる斜面68とで構成されている。斜面68の断面
は、曲線でも直線でもよい。すなわち、断面における直
線と曲線は、組み合わせて用いることができる。ばねプ
レート61は、ピストンによって押されて、皿状から平
板状に弾性変形させられながら、外径側端部65の側面
71、突出面67及び斜面68の順にメイティングプレ
ートに圧接させられ、メイティングプレートと摩擦板と
を互いに摩擦係合させる。
【0024】図2に示すばねプレート161の圧接作用
面163は、外径側端部165の側面171と、ばねプ
レート161の軸心に対して傾斜角が急な斜面167
と、傾斜角が緩やかな斜面168とで、断面が多段直線
をなすように構成されている。なお、「多段」直線と
は、傾斜の異なる直線が連なっているという趣旨であ
る。ばねプレート161は、ピストンによって押され
て、皿状から平板状に弾性変形させられながら、外径側
端部165の側面171、急な斜面167及び緩やかな
斜面168の順にメイティングプレートに圧接され、メ
イティングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
面163は、外径側端部165の側面171と、ばねプ
レート161の軸心に対して傾斜角が急な斜面167
と、傾斜角が緩やかな斜面168とで、断面が多段直線
をなすように構成されている。なお、「多段」直線と
は、傾斜の異なる直線が連なっているという趣旨であ
る。ばねプレート161は、ピストンによって押され
て、皿状から平板状に弾性変形させられながら、外径側
端部165の側面171、急な斜面167及び緩やかな
斜面168の順にメイティングプレートに圧接され、メ
イティングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0025】次に、図3に示すばねプレート261の中
間部分270は、内径側端部264と外径側端部265
より厚く形成されている。圧接作用面263は、ばねプ
レート261の軸心に対してほぼ垂直な面267と、傾
斜が急な斜面268と、傾斜が緩やかな斜面269と
で、断面が多段直線をなすように構成されている。この
ばねプレート261は、ピストンによって押されて、皿
状から平板状に弾性変形させられながら、垂直な面26
7、急な斜面268及び緩やかな斜面269の順にメイ
ティングプレートに圧接され、メイティングプレートと
摩擦板とを摩擦係合させる。
間部分270は、内径側端部264と外径側端部265
より厚く形成されている。圧接作用面263は、ばねプ
レート261の軸心に対してほぼ垂直な面267と、傾
斜が急な斜面268と、傾斜が緩やかな斜面269と
で、断面が多段直線をなすように構成されている。この
ばねプレート261は、ピストンによって押されて、皿
状から平板状に弾性変形させられながら、垂直な面26
7、急な斜面268及び緩やかな斜面269の順にメイ
ティングプレートに圧接され、メイティングプレートと
摩擦板とを摩擦係合させる。
【0026】次に、図4に示すばねプレート361の圧
接作用面363の軸方向断面は、メイティングプレート
側に突出した円弧状に形成されている。このばねプレー
ト361は、ピストンによって押されて、皿状から平板
状に弾性変形させられながら、外径側端部365から内
径側端部364へとメイティングプレートに圧接され、
メイティングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
接作用面363の軸方向断面は、メイティングプレート
側に突出した円弧状に形成されている。このばねプレー
ト361は、ピストンによって押されて、皿状から平板
状に弾性変形させられながら、外径側端部365から内
径側端部364へとメイティングプレートに圧接され、
メイティングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0027】図5、図6に示すばねプレート461,5
61の厚みは、ほぼ均一である。このため、ばねプレー
ト461,561は、プレス機械によって、図1乃至図
4に示すばねプレートより、容易に製造することができ
る。
61の厚みは、ほぼ均一である。このため、ばねプレー
ト461,561は、プレス機械によって、図1乃至図
4に示すばねプレートより、容易に製造することができ
る。
【0028】図5に示すばねプレート461の被押圧面
462は、直線ではなく、凹んでいる。圧接作用面46
3は、ばねプレート461の軸心に対してほぼ垂直な面
467と、傾斜が急な斜面468と、傾斜が緩やかな斜
面469とで、断面が多段直線をなすように構成されて
いる。このばねプレート461は、ピストンによって押
されて、皿状から平板状に弾性変形させられながら、垂
直な面467、急な斜面468及び緩やかな斜面469
の順でメイティングプレートに圧接され、メイティング
プレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
462は、直線ではなく、凹んでいる。圧接作用面46
3は、ばねプレート461の軸心に対してほぼ垂直な面
467と、傾斜が急な斜面468と、傾斜が緩やかな斜
面469とで、断面が多段直線をなすように構成されて
いる。このばねプレート461は、ピストンによって押
されて、皿状から平板状に弾性変形させられながら、垂
直な面467、急な斜面468及び緩やかな斜面469
の順でメイティングプレートに圧接され、メイティング
プレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0029】次に、図6に示すばねプレート561の被
押圧面562は、曲線をなして凹んでいる。圧接作用面
563の軸方向断面は、メイティングプレート側に突出
した円弧状である。このばねプレート561は、ピスト
ンによって押されて、皿状から平板状に弾性変形させら
れながら、外径側端部565の側面から内径側端部56
4の側面へとメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
押圧面562は、曲線をなして凹んでいる。圧接作用面
563の軸方向断面は、メイティングプレート側に突出
した円弧状である。このばねプレート561は、ピスト
ンによって押されて、皿状から平板状に弾性変形させら
れながら、外径側端部565の側面から内径側端部56
4の側面へとメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0030】図7、図8に示すばねプレート661,7
61における内径側端部664,764と外径側端部6
65,765との間の中間部分670,770は、メイ
ティングプレート側に内、外端部のいずれよりも突出し
ている。また、ばねプレート661,761の被押圧面
662,762は、多段直線、又は曲面をなして凹んで
いる。
61における内径側端部664,764と外径側端部6
65,765との間の中間部分670,770は、メイ
ティングプレート側に内、外端部のいずれよりも突出し
ている。また、ばねプレート661,761の被押圧面
662,762は、多段直線、又は曲面をなして凹んで
いる。
【0031】さらに、これらのばねプレート661,7
61の厚みは、ほぼ均一である。このため、これらのば
ねプレートも、プレス機械によって、図1乃至図4に示
すばねプレートより、容易に製造することができる。
61の厚みは、ほぼ均一である。このため、これらのば
ねプレートも、プレス機械によって、図1乃至図4に示
すばねプレートより、容易に製造することができる。
【0032】図7に示すばねプレート661の圧接作用
面663は、断面図において、3つの直線667,66
8,669で構成されている。このように形成された3
つの平面の内、符号668で示される中間平面がメイテ
ィングプレートに最も近い。このばねプレート661
は、ピストンによって押されて、平板状に弾性変形させ
られながら、符号668で示される平面、符号667,
669で示される2つの平面の順でメイティングプレー
トに圧接され、メイティングプレートと摩擦板とを摩擦
係合させる。
面663は、断面図において、3つの直線667,66
8,669で構成されている。このように形成された3
つの平面の内、符号668で示される中間平面がメイテ
ィングプレートに最も近い。このばねプレート661
は、ピストンによって押されて、平板状に弾性変形させ
られながら、符号668で示される平面、符号667,
669で示される2つの平面の順でメイティングプレー
トに圧接され、メイティングプレートと摩擦板とを摩擦
係合させる。
【0033】図8に示すばねプレート761の圧接作用
面763の軸方向断面は、メイティングプレート側に突
出して円弧状に形成されている。このばねプレート76
1は、ピストンによって押されて、平板状に弾性変形さ
せられながら、圧接作用面763の径方向の中間部分7
70がメイティングプレートに圧接された後に、外径側
端部765付近と内径側端部764付近とがメイティン
グプレートに圧接され、メイティングプレートと摩擦板
とを摩擦係合させる。
面763の軸方向断面は、メイティングプレート側に突
出して円弧状に形成されている。このばねプレート76
1は、ピストンによって押されて、平板状に弾性変形さ
せられながら、圧接作用面763の径方向の中間部分7
70がメイティングプレートに圧接された後に、外径側
端部765付近と内径側端部764付近とがメイティン
グプレートに圧接され、メイティングプレートと摩擦板
とを摩擦係合させる。
【0034】次に、図9乃至図14に示すばねプレート
81,181,281,381,481,581は、図
23の多板式クラッチ機構に組み込まれる皿状の弾性部
材である。これらのばねプレートも、従来のばねプレー
トと同様に、ピストンによって押されてメイティングプ
レートと摩擦板とを互いに圧接させて、摩擦係合させ
る。
81,181,281,381,481,581は、図
23の多板式クラッチ機構に組み込まれる皿状の弾性部
材である。これらのばねプレートも、従来のばねプレー
トと同様に、ピストンによって押されてメイティングプ
レートと摩擦板とを互いに圧接させて、摩擦係合させ
る。
【0035】図9乃至図12に示すばねプレート81,
181,281,381は、全体として皿状に形成され
ている。これらのばねプレート81,181,281,
381における内径側端部84,184,284,38
4と外径側端部85,185,285,385との間の
中間部分90,190,290,390は、メイティン
グプレート側に突出している。
181,281,381は、全体として皿状に形成され
ている。これらのばねプレート81,181,281,
381における内径側端部84,184,284,38
4と外径側端部85,185,285,385との間の
中間部分90,190,290,390は、メイティン
グプレート側に突出している。
【0036】図9、図10に示すばねプレート81,1
81の被押圧面82,182は、従来のばねプレート5
4(図23参照)と同様に平らである。被押圧面はピス
トンに押される面である。ばねプレート81,181の
圧接作用面83,183は、メイティングプレート側に
突出している。圧接作用面はメイティングプレートを押
す面である。従って、図9、図10に示すばねプレート
81,181の厚みは、不均一である。
81の被押圧面82,182は、従来のばねプレート5
4(図23参照)と同様に平らである。被押圧面はピス
トンに押される面である。ばねプレート81,181の
圧接作用面83,183は、メイティングプレート側に
突出している。圧接作用面はメイティングプレートを押
す面である。従って、図9、図10に示すばねプレート
81,181の厚みは、不均一である。
【0037】図9に示すばねプレート81の中間部分9
0は、内径側端部84と外径側端部85より厚く形成さ
れている。圧接作用面83は、ばねプレート81の軸心
に対してほぼ垂直な面87と、傾斜が急な斜面88と、
傾斜が緩やかな斜面89とで、断面が多段直線をなすよ
うに構成されている。このばねプレート81は、ピスト
ンによって押されて、皿状から平板状に弾性変形させら
れながら、垂直な面87、急な斜面88及び緩やかな斜
面89の順にメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
0は、内径側端部84と外径側端部85より厚く形成さ
れている。圧接作用面83は、ばねプレート81の軸心
に対してほぼ垂直な面87と、傾斜が急な斜面88と、
傾斜が緩やかな斜面89とで、断面が多段直線をなすよ
うに構成されている。このばねプレート81は、ピスト
ンによって押されて、皿状から平板状に弾性変形させら
れながら、垂直な面87、急な斜面88及び緩やかな斜
面89の順にメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0038】図10に示すばねプレート181の中間部
分190は、内径側端部184と外径側端部185より
厚く形成されている。圧接作用面183の軸方向断面
は、メイティングプレート側に突出して円弧状に形成さ
れている。ばねプレート181は、ピストンによって押
されて、皿状から平板状に弾性変形させられながら、内
径側端部184から外径側端部185側へとメイティン
グプレートに圧接され、メイティングプレートと摩擦板
とを摩擦係合させる。
分190は、内径側端部184と外径側端部185より
厚く形成されている。圧接作用面183の軸方向断面
は、メイティングプレート側に突出して円弧状に形成さ
れている。ばねプレート181は、ピストンによって押
されて、皿状から平板状に弾性変形させられながら、内
径側端部184から外径側端部185側へとメイティン
グプレートに圧接され、メイティングプレートと摩擦板
とを摩擦係合させる。
【0039】図11、図12に示すばねプレート28
1,381の厚みは、ほぼ均一である。このため、ばね
プレート281,381は、プレス機械によって、図1
乃至図4に示すばねプレートより、容易に製造すること
ができる。また、図11、図12に示すばねプレート2
81,381の被押圧面282,382は、凹んでい
る。
1,381の厚みは、ほぼ均一である。このため、ばね
プレート281,381は、プレス機械によって、図1
乃至図4に示すばねプレートより、容易に製造すること
ができる。また、図11、図12に示すばねプレート2
81,381の被押圧面282,382は、凹んでい
る。
【0040】図11に示すばねプレート281の圧接作
用面283は、ばねプレート281の軸心に対してほぼ
垂直な面287と、傾斜が急な斜面288と、傾斜が緩
やかな斜面289とで、断面が多段直線をなすように構
成されている。ばねプレート281は、ピストンによっ
て押されて、皿状から平板状に弾性変形させられなが
ら、垂直な面287、急な斜面288及び緩やかな斜面
289の順でメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートを押して、メイティングプレートと摩擦
板とを摩擦係合させる。
用面283は、ばねプレート281の軸心に対してほぼ
垂直な面287と、傾斜が急な斜面288と、傾斜が緩
やかな斜面289とで、断面が多段直線をなすように構
成されている。ばねプレート281は、ピストンによっ
て押されて、皿状から平板状に弾性変形させられなが
ら、垂直な面287、急な斜面288及び緩やかな斜面
289の順でメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートを押して、メイティングプレートと摩擦
板とを摩擦係合させる。
【0041】次に、図12に示すばねプレート381の
圧接作用面383の径方向断面は、メイティングプレー
ト側に突出して円弧状に形成されている。ばねプレート
381は、ピストンに押されて、皿状から平板状に弾性
変形させられながら、内径側端部384から外径側端部
385側へとメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
圧接作用面383の径方向断面は、メイティングプレー
ト側に突出して円弧状に形成されている。ばねプレート
381は、ピストンに押されて、皿状から平板状に弾性
変形させられながら、内径側端部384から外径側端部
385側へとメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0042】図13、図14に示すばねプレート48
1,581の厚みも、ほぼ均一である。このため、ばね
プレート481,581も、プレス機械によって、図1
乃至図4に示すばねプレートより、容易に製造すること
ができる。ばねプレート481,581における内径側
端部484,584と外径側端部485,585との間
の中間部分490,590は、メイティングプレート側
に内、外径側端部のいずれよりも突出している。また、
ばねプレート481,581の被押圧面482,582
は、凹んでいる。
1,581の厚みも、ほぼ均一である。このため、ばね
プレート481,581も、プレス機械によって、図1
乃至図4に示すばねプレートより、容易に製造すること
ができる。ばねプレート481,581における内径側
端部484,584と外径側端部485,585との間
の中間部分490,590は、メイティングプレート側
に内、外径側端部のいずれよりも突出している。また、
ばねプレート481,581の被押圧面482,582
は、凹んでいる。
【0043】図13に示すばねプレート481の圧接作
用面483は、3つの平面487,488,489で、
断面が多段直線をなすように構成されている。この3つ
の平面の内、符号488で示す平面がメイティングプレ
ートに最も近い。このばねプレート481は、ピストン
によって押されて、平板状に弾性変形させられながら、
符号488で示す平面、符号487,489で示す2つ
の平面の順でメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
用面483は、3つの平面487,488,489で、
断面が多段直線をなすように構成されている。この3つ
の平面の内、符号488で示す平面がメイティングプレ
ートに最も近い。このばねプレート481は、ピストン
によって押されて、平板状に弾性変形させられながら、
符号488で示す平面、符号487,489で示す2つ
の平面の順でメイティングプレートに圧接され、メイテ
ィングプレートと摩擦板とを摩擦係合させる。
【0044】図14に示すばねプレート581の圧接作
用面583の軸方向断面は、メイティングプレート側に
突出して円弧状に形成されている。ばねプレート581
は、ピストンによって押されて、平板状に弾性変形させ
られ、圧接作用面583の径方向の中間部分590がメ
イティングプレートに圧接された後に、外径側端部58
5付近と内径側端部584付近もメイティングプレート
に圧接され、メイティングプレートと摩擦板とを摩擦係
合させる。
用面583の軸方向断面は、メイティングプレート側に
突出して円弧状に形成されている。ばねプレート581
は、ピストンによって押されて、平板状に弾性変形させ
られ、圧接作用面583の径方向の中間部分590がメ
イティングプレートに圧接された後に、外径側端部58
5付近と内径側端部584付近もメイティングプレート
に圧接され、メイティングプレートと摩擦板とを摩擦係
合させる。
【0045】図1乃至図14のいずれのばねプレートに
おいても、ピストンの押圧力の増加に伴って、メイティ
ングプレートに対する圧接作用面63,163,26
3,363,463,563,663,763,83,
183,283,383,483,583の接触面積が
ばねプレートの径方向に増える。また、メイティングプ
レートに対するばねプレートの押圧力の中心が径方向に
移動する。
おいても、ピストンの押圧力の増加に伴って、メイティ
ングプレートに対する圧接作用面63,163,26
3,363,463,563,663,763,83,
183,283,383,483,583の接触面積が
ばねプレートの径方向に増える。また、メイティングプ
レートに対するばねプレートの押圧力の中心が径方向に
移動する。
【0046】このため、ばねプレートの押圧力は、メイ
ティングプレートの広い範囲に加わり、局部的に集中し
て加わるようなことがない。また、メイティングプレー
トと摩擦板との摩擦係合によって生じる摩擦熱の大部分
は、ばねプレートの中間部分の広い部分に発生し、分散
される。従って、メイティングプレートと摩擦板は、局
部的に高温になることがなく、メイティングプレートに
熱歪みが生じにくくなるとともに、摩擦材に不均一な焼
損が生じにくくなる。
ティングプレートの広い範囲に加わり、局部的に集中し
て加わるようなことがない。また、メイティングプレー
トと摩擦板との摩擦係合によって生じる摩擦熱の大部分
は、ばねプレートの中間部分の広い部分に発生し、分散
される。従って、メイティングプレートと摩擦板は、局
部的に高温になることがなく、メイティングプレートに
熱歪みが生じにくくなるとともに、摩擦材に不均一な焼
損が生じにくくなる。
【0047】ところで、図15は、図20に示す従来の
ばねプレート34を使用した場合と、図4に示す本発明
のばねプレート361を使用した場合との、メイティン
グプレートと摩擦板との摩擦係合面の圧力を測定した結
果を示す図表である。図15によって、摩擦係合面の圧
力は、従来のばねプレートを使用すると外周端部におい
て最も高くなり、図4に示す本発明のばねプレートを使
用すると径方向の中間部分において最も高くなることが
分かる。
ばねプレート34を使用した場合と、図4に示す本発明
のばねプレート361を使用した場合との、メイティン
グプレートと摩擦板との摩擦係合面の圧力を測定した結
果を示す図表である。図15によって、摩擦係合面の圧
力は、従来のばねプレートを使用すると外周端部におい
て最も高くなり、図4に示す本発明のばねプレートを使
用すると径方向の中間部分において最も高くなることが
分かる。
【0048】また、図16は、図20に示す従来のばね
プレート34を使用した場合と、図4に示す本発明のば
ねプレート361を使用した場合との、メイティングプ
レートと摩擦板との摩擦係合面の温度を測定した結果を
示す図表である。図16によって、摩擦係合面の温度
は、従来のばねプレートを使用すると、メイティングプ
レートと摩擦板との外周端部において局部的に高くな
り、図4に示す本発明のばねプレートを使用すると径方
向の中間部分において最も高くなることが分かる。
プレート34を使用した場合と、図4に示す本発明のば
ねプレート361を使用した場合との、メイティングプ
レートと摩擦板との摩擦係合面の温度を測定した結果を
示す図表である。図16によって、摩擦係合面の温度
は、従来のばねプレートを使用すると、メイティングプ
レートと摩擦板との外周端部において局部的に高くな
り、図4に示す本発明のばねプレートを使用すると径方
向の中間部分において最も高くなることが分かる。
【0049】さらに、図17は、ばねプレートを使用し
ない場合と、図20に示す従来のばねプレート34を使
用した場合と、図4に示す本発明のばねプレート361
を使用した場合とにおいて、メイティングプレートがば
ねプレートから受ける押圧力を時間の経過とともに測定
した結果を示す図表である。図17によると、図4に示
す本発明のばねプレートを使用すると、押圧力が時間の
経過に従って、緩やかに増加することが分かる。すなわ
ち、図4に示すばねプレートは、ばねプレートを使用し
ない場合、或いは、従来のばねプレートを使用した場合
よりも、メイティングプレートと摩擦板との摩擦係合の
際に生じる急激なトルクの伝達を緩和することができる
という、優れた特性を備えている。
ない場合と、図20に示す従来のばねプレート34を使
用した場合と、図4に示す本発明のばねプレート361
を使用した場合とにおいて、メイティングプレートがば
ねプレートから受ける押圧力を時間の経過とともに測定
した結果を示す図表である。図17によると、図4に示
す本発明のばねプレートを使用すると、押圧力が時間の
経過に従って、緩やかに増加することが分かる。すなわ
ち、図4に示すばねプレートは、ばねプレートを使用し
ない場合、或いは、従来のばねプレートを使用した場合
よりも、メイティングプレートと摩擦板との摩擦係合の
際に生じる急激なトルクの伝達を緩和することができる
という、優れた特性を備えている。
【0050】最後に、図18は、図4に示すばねプレー
トを使用した場合のメイティングプレートと摩擦板との
相対回転速度差と、メイティングプレートが摩擦板を押
す力と、メイティングプレートと摩擦板との間での伝達
トルクとを時間の経過に従って、測定した結果の図表で
ある。摩擦熱は、主として、相対回転速度差が無くなる
までの間に生じる。図18において、「係合初期」と
は、メイティングプレートと摩擦板とが摩擦係合すると
きの初期の段階のことを言う。
トを使用した場合のメイティングプレートと摩擦板との
相対回転速度差と、メイティングプレートが摩擦板を押
す力と、メイティングプレートと摩擦板との間での伝達
トルクとを時間の経過に従って、測定した結果の図表で
ある。摩擦熱は、主として、相対回転速度差が無くなる
までの間に生じる。図18において、「係合初期」と
は、メイティングプレートと摩擦板とが摩擦係合すると
きの初期の段階のことを言う。
【0051】なお、図4以外の他の実施形態のばねプレ
ートの場合も、図4に示すばねプレートと同様の特性が
得られる。
ートの場合も、図4に示すばねプレートと同様の特性が
得られる。
【0052】また、図1乃至図14のばねプレートは、
多板式ブレーキ機構(図示省略)に組み込んでも、同様
に、メイティングプレートに熱歪みを生じさせることが
少なくないとともに、摩擦材に不均一な焼損を生じさせ
ることが少ない。
多板式ブレーキ機構(図示省略)に組み込んでも、同様
に、メイティングプレートに熱歪みを生じさせることが
少なくないとともに、摩擦材に不均一な焼損を生じさせ
ることが少ない。
【0053】
【発明の効果】本発明のばねプレートは、多板式摩擦係
合装置の摩擦係合する部材を局部的に高温にすることが
なく、これらの熱歪みと不均一な焼損を防止して、多板
式摩擦係合装置を長期間、円滑に作動させることができ
る。また、本発明のばねプレートは、相対回転運動中の
摩擦係合初期の急激なトルクの伝達を従来よりも和らげ
ることができる。さらに、請求項3のばねプレートのよ
うに、厚みが径方向にほぼ均一であると、例えば、プレ
ス機械によって容易に製造することができる。
合装置の摩擦係合する部材を局部的に高温にすることが
なく、これらの熱歪みと不均一な焼損を防止して、多板
式摩擦係合装置を長期間、円滑に作動させることができ
る。また、本発明のばねプレートは、相対回転運動中の
摩擦係合初期の急激なトルクの伝達を従来よりも和らげ
ることができる。さらに、請求項3のばねプレートのよ
うに、厚みが径方向にほぼ均一であると、例えば、プレ
ス機械によって容易に製造することができる。
【図1】(a) 本発明の第1の実施形態のばねプレート
の軸方向(に沿った)断面図。 (b) 図1(a)の右側面図。
の軸方向(に沿った)断面図。 (b) 図1(a)の右側面図。
【図2】(a) 本発明の他の実施形態のばねプレートの
軸方向断面図。 (b) 図2(a)の右側面図。
軸方向断面図。 (b) 図2(a)の右側面図。
【図3】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図4】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図5】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図6】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図7】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図8】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図9】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図10】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図11】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図12】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図13】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図14】 本発明の他の実施形態のばねプレートの軸
方向の部分断面図。
方向の部分断面図。
【図15】 図20に示す従来のばねプレートと、図4
に示すばねプレートを使用したときの、メイティングプ
レートと摩擦板との摩擦係合面の圧力の測定結果を示す
図表。
に示すばねプレートを使用したときの、メイティングプ
レートと摩擦板との摩擦係合面の圧力の測定結果を示す
図表。
【図16】 図20に示す従来のばねプレートと、図4
に示すばねプレートとを使用したときの、メイティング
プレートと摩擦板との摩擦係合面の温度の測定結果を示
す図表。
に示すばねプレートとを使用したときの、メイティング
プレートと摩擦板との摩擦係合面の温度の測定結果を示
す図表。
【図17】 ばねプレートを使用しない場合と、図20
に示す従来のばねプレートを使用した場合と、図4に示
すばねプレートを使用した場合とにおいて、メイティン
グプレートが各ばねプレートから受ける押圧力の測定結
果を示す図表。
に示す従来のばねプレートを使用した場合と、図4に示
すばねプレートを使用した場合とにおいて、メイティン
グプレートが各ばねプレートから受ける押圧力の測定結
果を示す図表。
【図18】 図4に示すばねプレートを使用した場合の
メイティングプレートと摩擦板との相対回転速度差と、
メイティングプレートが摩擦板を押す力と、メイティン
グプレートと摩擦板との間での伝達トルクとを時間の経
過にともなって測定した結果の図表。
メイティングプレートと摩擦板との相対回転速度差と、
メイティングプレートが摩擦板を押す力と、メイティン
グプレートと摩擦板との間での伝達トルクとを時間の経
過にともなって測定した結果の図表。
【図19】 従来のばねプレートを具えた多板クラッチ
の軸方向に沿った断面図。
の軸方向に沿った断面図。
【図20】(a) 従来のばねプレートの軸方向断面図。 (b) 図20(a)の右側面図。
【図21】 図20(a)のばねプレートの軸方向の
拡大部分断面図。
拡大部分断面図。
【図22】(a) 従来のばねプレートの軸方向断面図。 (b) 図22(a)の右側面図。
【図23】 従来のばねプレートを具えた多板クラ
ッチの軸方向に沿った断面図。
ッチの軸方向に沿った断面図。
【符号の説明】 ばねプレート 61,161,261,361,46
1,561,661,761,81,181,281,
381,481,581 内径側端部 64,164,264,364,464,
564,664,764,84,184,284,38
4,484,584 外径側端部 65,165,265,365,465,
565,665,765,85,185,285,38
5,485,585 中間部分 70,170,270,370,470,5
70,670,770,90,190,290,39
0,490,590
1,561,661,761,81,181,281,
381,481,581 内径側端部 64,164,264,364,464,
564,664,764,84,184,284,38
4,484,584 外径側端部 65,165,265,365,465,
565,665,765,85,185,285,38
5,485,585 中間部分 70,170,270,370,470,5
70,670,770,90,190,290,39
0,490,590
Claims (3)
- 【請求項1】 多板式摩擦係合装置に使用される、全体
として皿形状のばねプレートであって、相手部材に対す
る圧接作用面の軸方向断面が、多段直線、多段曲線、単
純曲線、又はこれらの組合せからなることを特徴とす
る、ばねプレート。 - 【請求項2】 径方向の中間部分が径方向内、外端のい
ずれよりも相手部材方向に突出していることを特徴とす
る、請求項1のばねプレート。 - 【請求項3】 径方向に厚みがほぼ均一である、請求項
1又は2のばねプレート。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH09329155A true JPH09329155A (ja) | 1997-12-22 |
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