JPH09328902A - 吊り込み用出窓及びその吊り込み方法 - Google Patents

吊り込み用出窓及びその吊り込み方法

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JPH09328902A
JPH09328902A JP14715396A JP14715396A JPH09328902A JP H09328902 A JPH09328902 A JP H09328902A JP 14715396 A JP14715396 A JP 14715396A JP 14715396 A JP14715396 A JP 14715396A JP H09328902 A JPH09328902 A JP H09328902A
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JP
Japan
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bay window
hanging
frame
reinforcing frame
unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14715396A
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English (en)
Inventor
Shoji Ono
昭治 大野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り込み時の出窓サッシの撓みや歪みを防止
することができる吊り込み用出窓及びその吊り込み方法
を提供する。 【解決手段】 吊り込み用出窓ユニット11は、出窓ユニ
ット12の出窓サッシ13と、この出窓サッシ13の上枠材14
と下枠材15の間に架け渡された補強フレーム16と、この
補強フレーム16に取り付けられた出窓ユニット12の吊り
込み具であるアイボルト17とを有して構成されている。
クレーンのチェーンのフックをアイボルト17のリング部
26に掛止して吊り込み用出窓ユニット11を吊り込んだ
後、この吊り込み用出窓ユニット11を建物の外壁の開口
部に配置する。次に、補強フレーム16を出窓サッシ13か
ら取り外した後、出窓ユニット12を開口部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り込み用出窓及
びその吊り込み方法に関し、例えばユニット式建物にお
ける出窓ユニットの吊り込みに利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、工場で建物を構成する居室等を建物
ユニットとして作製しておき、現場にこれらの建物ユニ
ットを輸送して建築するようにしたユニット式建物が施
工されている。前記建物ユニットは、床パネル、天井パ
ネル、前記床パネルと天井パネルの間に立設された柱、
壁パネル等を備えて構成されたものである。また、建物
ユニットの中には、出窓ユニットを備えたものもある。
このような出窓ユニットは、建物ユニットとは別体とし
て現場に輸送され、複数の建物ユニット同士が組み合わ
された後、クレーンで吊り込まれて所定の建物ユニット
の開口部に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、出窓を吊り込む
際、出窓サッシの上枠材の2個所にクレーンのフックを
引っ掛けて吊り込むようにしていた。このため、吊り込
み作業時、出窓の自重によっては出窓サッシが撓んだ
り、歪んだりする虞れもあった。
【0004】そこで、本発明は、吊り込み時の出窓サッ
シの撓みや歪みを防止することができる吊り込み用出窓
及びその吊り込み方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図面を参照して説明する
と、図1に示すように、本発明の第1発明に係る吊り込
み用出窓11は、出窓サッシ13の対向する2つの枠材14,1
5 の間に架け渡された補強フレーム16と、この補強フレ
ーム16に取り付けられたクレーンのフック係止用吊り込
み具17とを有することを特徴とする。
【0006】前記吊り込み用出窓とは、出窓を吊り込ん
で建物ユニットの開口部に設けるまでの間において、吊
り込み部材としての補強フレームと吊り込み具とを一時
的に有する出窓のことである。前記出窓サッシは、通
常、上枠材、下枠材及び上下の枠材に連結された2本の
縦枠材を備えて四角形状に形成されたものである。前記
吊り込み具としては、ボルト部を有するアイボルト等を
使用できる。
【0007】前記補強フレームが架け渡される2本の枠
材は、補強目的に応じて、対向する枠材同士又は隣合う
枠材同士とすればよい。前記補強フレームとしては、例
えば溝形鋼、山形鋼等を使用できる。本発明により、吊
り込み時の出窓サッシの撓みや歪みを防止することがで
きる補強構造が得られる。
【0008】本発明の第2発明に係る吊り込み用出窓11
は、第1発明において、前記2つの枠材14,15 は、上枠
材14と下枠材15であり、前記補強フレーム16はこれらの
枠材14,15 の外壁開口部32側に取り付けられることを特
徴とする。即ち、本発明においては、補強フレームが対
向する上枠材と下枠材の間に架け渡されることになる。
本発明により、吊り込み時の出窓サッシの撓みを防止す
ることができる補強構造が得られる。
【0009】本発明の第3発明に係る吊り込み用出窓11
は、第2発明において、前記補強フレーム16は、前記上
枠材14と下枠材15の間に2本間隔をあけて架け渡されて
いることを特徴とする。本発明により、吊り込み時にお
ける出窓サッシの安定な吊り込み状態を保持できる。
【0010】本発明の第4発明に係る吊り込み用出窓11
の吊り込み方法は、出窓サッシ13の2つの枠材14,15 の
間に架け渡された補強フレーム16に出窓12の吊り込み具
17を取り付け、前記吊り込み具17を介して出窓11を吊り
込み、建物34の開口部32にこの出窓11を配置した後、前
記吊り込み具17と補強フレーム16を取り外して前記出窓
11を前記開口部32に設けることを特徴とする。本発明に
より、吊り込み用出窓が前記補強フレームを有するもの
であるため、吊り込み時の出窓サッシの撓みや歪みを防
止することができるようになる。
【0011】本発明の第5発明に係る吊り込み用出窓11
の吊り込み方法は、第4発明において、前記補強フレー
ム16は、現場において前記出窓サッシ13に架け渡すこと
を特徴とする。本発明によれば、補強フレームの形状に
よっては、補強フレームをそのまま出窓サッシに架け渡
した状態で出窓を輸送しにくい場合にも支障なく輸送す
ることができるようになる。
【0012】本発明の第6発明に係る吊り込み用出窓11
の吊り込み方法は、第4発明において、前記補強フレー
ム16は、工場において前記出窓サッシ13に架け渡すこと
を特徴とする。本発明によれば、現場において補強フレ
ームを出窓サッシに架け渡す作業が不要となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照して本発明の一
実施形態に係る吊り込み用出窓ユニット11及びこの吊り
込み用出窓ユニット11の吊り込み方法を説明する。図
1、2に示すように、この吊り込み用出窓ユニット11
は、出窓ユニット12の出窓サッシ13と、この出窓サッシ
13の2つの枠材14,15 の間に架け渡された補強フレーム
16と、この補強フレーム16に取り付けられた出窓ユニッ
ト12の吊り込み具であるアイボルト17とを有して構成さ
れている。
【0014】前記出窓ユニット12は、出窓サッシ13にガ
ラス窓18が組み込まれたものである。この出窓サッシ13
は、対向する上枠材14と下枠材15、及び上下の枠材14,1
5 間に連結された2本の縦枠材19を備えて四角形状に形
成されている。前記補強フレーム16が取り付けられるの
は、これらの枠材14,15 の外壁開口部32側である。前記
補強フレーム16は、溝形鋼21、この溝形鋼21の上枠材14
近傍に固着されたL字形金具22及び溝形鋼21の下枠材15
側下端に固着されたL字形金具20よりなる。この補強フ
レーム16は、上枠材14の一方の端部近くと下枠材15の一
方の端部近くの間、及び上枠材14の他方の端部近くと下
枠材15の他方の端部近くの間にそれぞれ架け渡され、出
窓ユニット12が建物ユニット31A の外壁の開口部32に設
けられる際に用いられる出窓サッシ13の取付け部位(図
6参照)と同じ部位にボルト38とビス39で固定されてい
る。
【0015】前記L字形金具22は、上面部23と側面部24
を有し、側面部24が補強フレーム16に固着されている。
この上面部23の中央にはアイボルト17用の孔部25が形成
されている。前記アイボルト17は、クレーンのチェーン
29のフック(図示せず)が掛止されるリング部26と、ボ
ルト部27とを有し、このボルト部27が前記孔部25に挿通
されてナット28でL字形金具22に固着されている。
【0016】次に、この吊り込み用出窓ユニット11の吊
り込み方法を説明する。工場において、通常の建物ユニ
ット31、出窓ユニット12用の開口部32が形成された建物
ユニット31A 、屋根ユニット33、出窓ユニット12等を作
製した後、この出窓ユニット12の出窓サッシ13にアイボ
ルト17が取り付けられた前記補強フレーム16を架け渡す
ことにより、吊り込み用出窓ユニット11としておく。
【0017】図3に示すように、ユニット式建物34を建
築する際、現場に前記建物ユニット31,31A、吊り込み用
出窓ユニット11等を輸送した後、複数の建物ユニット31
を組み合わせて建物躯体35を造り、更にこの建物躯体35
の上に複数の屋根ユニット33を組み合わせて屋根36を造
る。
【0018】次に、図4に示すように、クレーンのチェ
ーン29のフック(図示せず)を前記アイボルト17のリン
グ部26に掛止して前記吊り込み用出窓ユニット11を吊り
込んだ後、この吊り込み用出窓ユニット11を前記建物ユ
ニット31A の外壁の開口部32に配置する。
【0019】次に、図5、6に示すように、この吊り込
み用出窓ユニット11を前記開口部32に対して適当な保持
具(図示せず)で一時的に保持しておき、前記補強フレ
ーム16を出窓サッシ13から取り外した後、出窓ユニット
12を開口部32に設けられた取付け金具37にボルト38で固
定する。なお、出窓サッシ13における補強フレーム16の
L字形金具20が固着されていた部位については、補強フ
レーム16を取り外した後、出窓ユニット12の取付け用部
材41を固定しておく。
【0020】本実施形態によれば、本実施形態の吊り込
み用出窓ユニット11は、上枠材14と下枠材15の間に補強
フレーム16が2本架け渡されたものであるため、吊り込
み時の出窓サッシ13の撓みを防止することができる。ま
た、アイボルト17のボルト部27が補強フレーム16の前記
孔部25に挿通されてナット28で固着されることにより、
アイボルト17が補強フレーム16に取り付けられる構造で
あるため、アイボルト17の補強フレーム16への取付け作
業を容易に行うことができる。
【0021】更に、工場において、出窓サッシ13にアイ
ボルト17が取り付けられた前記補強フレーム16を架け渡
して出窓ユニット12を吊り込み用出窓ユニット11として
おくため、現場において補強フレーム16を出窓サッシ13
に架け渡す作業が不要となり、現場での作業効率の向上
に役立つ。加えて、出窓ユニット12を輸送中に大きな衝
撃が加わった場合であっても出窓サッシ13の変形を防止
することができる。
【0022】なお、上記実施形態では、工場において、
出窓サッシ13に前記補強フレーム16を架け渡しておいた
が、輸送の都合によっては、現場において前記補強フレ
ーム16を前記出窓サッシ13に架け渡してもよい。また、
上記実施形態では、上枠材14と下枠材15の間に補強フレ
ーム16を架け渡しておいたが、上枠材14と縦枠材19の間
に補強フレーム16を架け渡して出窓サッシ13の歪みを防
止するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る吊り込み用出窓及びその吊
り込み方法によれば、出窓吊り込み時の出窓サッシの撓
みや歪みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る吊り込み用出窓ユニ
ットの断面図である。
【図2】本実施形態に係る吊り込み用出窓ユニットの正
面図である。
【図3】本実施形態に係る吊り込み用出窓ユニットの吊
り込み方法を示す斜視図である。
【図4】本実施形態の吊り込み方法を示す要部斜視図で
ある。
【図5】本実施形態の吊り込み方法を示す要部断面図で
ある。
【図6】本実施形態の吊り込み方法を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
11 吊り込み用出窓である吊り込み用出窓ユニット 12 出窓である出窓ユニット 13 出窓サッシ 14 上枠材 15 下枠材 16 補強フレーム 17 吊り込み具であるアイボルト 25 孔部 27 ボルト部 28 ナット 31 建物ユニット 32 開口部 34 建物であるユニット式建物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出窓サッシの対向する2つの枠材の間に
    架け渡された補強フレームと、この補強フレームに取り
    付けられたクレーンのフック係止用吊り込み具とを有す
    ることを特徴とする吊り込み用出窓。
  2. 【請求項2】 前記2つの枠材は、上枠材と下枠材であ
    り、前記補強フレームはこれらの枠材の外壁開口部側に
    取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の吊り
    込み用出窓。
  3. 【請求項3】 前記補強フレームは、前記上枠材と下枠
    材の間に2本間隔をあけて架け渡されていることを特徴
    とする請求項2に記載の吊り込み用出窓。
  4. 【請求項4】 出窓サッシの2つの枠材の間に架け渡さ
    れた補強フレームに出窓の吊り込み具を取り付け、前記
    吊り込み具を介して出窓を吊り込み、建物の開口部にこ
    の出窓を配置した後、前記吊り込み具と補強フレームを
    取り外して前記出窓を前記開口部に設けることを特徴と
    する吊り込み用出窓の吊り込み方法。
  5. 【請求項5】 前記補強フレームは、現場において前記
    出窓サッシに架け渡すことを特徴とする請求項4に記載
    の吊り込み用出窓の吊り込み方法。
  6. 【請求項6】 前記補強フレームは、工場において前記
    出窓サッシに架け渡すことを特徴とする請求項4に記載
    の吊り込み用出窓の吊り込み方法。
JP14715396A 1996-06-10 1996-06-10 吊り込み用出窓及びその吊り込み方法 Withdrawn JPH09328902A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021123878A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 積水ハウス株式会社 サッシの施工方法及びサッシ支持具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021123878A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 積水ハウス株式会社 サッシの施工方法及びサッシ支持具

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Effective date: 20030902