JP3228821B2 - エレベータ出入口部材の仮固定装置 - Google Patents
エレベータ出入口部材の仮固定装置Info
- Publication number
- JP3228821B2 JP3228821B2 JP15546793A JP15546793A JP3228821B2 JP 3228821 B2 JP3228821 B2 JP 3228821B2 JP 15546793 A JP15546793 A JP 15546793A JP 15546793 A JP15546793 A JP 15546793A JP 3228821 B2 JP3228821 B2 JP 3228821B2
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- Japan
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- entrance
- landing
- fixing device
- temporary fixing
- hoistway
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】三方枠、扉およびシルを含む出入
口部材を乗場の出入口に仮固定するエレベータ出入口部
材の仮固定装置に関する。
口部材を乗場の出入口に仮固定するエレベータ出入口部
材の仮固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新設エレベータを据え付けるに際し、三
方枠、扉およびシルを含む出入口部材を、他の昇降路内
機器の芯出しおよび据付け終了まで乗場の出入口に仮固
定するエレベータ出入口部材の仮固定装置として、例え
ば実開昭63−100475号公報に記載されるものを
挙げることができる。この従来のエレベータ出入口部材
の仮固定装置は、昇降路内に吊り上げた出入口部材を、
出入口近傍の昇降路壁に設けた係止部へ係止して仮固定
するようになっていた。このように仮固定された出入口
部材は、上述した昇降路内機器との関係に応じて芯出し
された後、据え付けられる。
方枠、扉およびシルを含む出入口部材を、他の昇降路内
機器の芯出しおよび据付け終了まで乗場の出入口に仮固
定するエレベータ出入口部材の仮固定装置として、例え
ば実開昭63−100475号公報に記載されるものを
挙げることができる。この従来のエレベータ出入口部材
の仮固定装置は、昇降路内に吊り上げた出入口部材を、
出入口近傍の昇降路壁に設けた係止部へ係止して仮固定
するようになっていた。このように仮固定された出入口
部材は、上述した昇降路内機器との関係に応じて芯出し
された後、据え付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエレベータ出入口部材の仮固定装置は、出入口部材
を昇降路壁に設けた係止部に係止するため、昇降路内に
仮固定用の足場を組むことが必要となる。したがって、
足場材の搬出入、足場組み作業、足場解体作業および管
理作業などの特別な準備作業を要するという問題があっ
た。また、昇降路内というスペースの限られた場所で出
入口部材の仮固定作業を行わなければならないため、こ
の作業が煩雑で面倒なものになり、したがって、能率の
向上を見込めないという問題もあった。
来のエレベータ出入口部材の仮固定装置は、出入口部材
を昇降路壁に設けた係止部に係止するため、昇降路内に
仮固定用の足場を組むことが必要となる。したがって、
足場材の搬出入、足場組み作業、足場解体作業および管
理作業などの特別な準備作業を要するという問題があっ
た。また、昇降路内というスペースの限られた場所で出
入口部材の仮固定作業を行わなければならないため、こ
の作業が煩雑で面倒なものになり、したがって、能率の
向上を見込めないという問題もあった。
【0004】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
ので、その目的は、昇降路内の足場の設置、解体作業な
どを要せずに出入口部材の仮固定を行なうことができる
エレベータ出入口部材の仮固定装置を提供することにあ
る。
ので、その目的は、昇降路内の足場の設置、解体作業な
どを要せずに出入口部材の仮固定を行なうことができる
エレベータ出入口部材の仮固定装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、三方枠、扉およびシルを含む出入口部材を
乗場の出入口に仮固定するエレベータ出入口部材の仮固
定装置において、前記乗場の床の昇降路側端部近傍に設
けられる係止部と、前記出入口部材の前記シル近傍に装
着され前記係止部に係止される掛止部材と、前記出入口
部材の垂直方向中間部と乗場との間に介設され、出入口
部材を乗場に保持する保持手段とを備えた構成にしてあ
る。
に本発明は、三方枠、扉およびシルを含む出入口部材を
乗場の出入口に仮固定するエレベータ出入口部材の仮固
定装置において、前記乗場の床の昇降路側端部近傍に設
けられる係止部と、前記出入口部材の前記シル近傍に装
着され前記係止部に係止される掛止部材と、前記出入口
部材の垂直方向中間部と乗場との間に介設され、出入口
部材を乗場に保持する保持手段とを備えた構成にしてあ
る。
【0006】
【作用】本発明は前記のように構成したので、出入口部
材を乗場の出入口に仮固定するには、前記出入口部材を
昇降路内で吊り上げるとともに、この出入口部材のシル
近傍に装着される掛止部材を前記乗場の床の昇降路側端
部近傍に設けられる係止部に係止し、次いで、この状態
で前記出入口部材の垂直方向中間部と乗場との間に介設
される保持手段により前記出入口部材を保持するように
なっている。これによって、出入口部材の仮固定作業を
乗場で行なうことができ、したがって、昇降路内での足
場の設置、解体作業などを要することはない。
材を乗場の出入口に仮固定するには、前記出入口部材を
昇降路内で吊り上げるとともに、この出入口部材のシル
近傍に装着される掛止部材を前記乗場の床の昇降路側端
部近傍に設けられる係止部に係止し、次いで、この状態
で前記出入口部材の垂直方向中間部と乗場との間に介設
される保持手段により前記出入口部材を保持するように
なっている。これによって、出入口部材の仮固定作業を
乗場で行なうことができ、したがって、昇降路内での足
場の設置、解体作業などを要することはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明のエレベータ出入口部材の仮固
定装置の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明
のエレベータ出入口部材の仮固定装置の一実施例を示す
縦断面図、図2は図1の仮固定装置に備えられる保持手
段を示す横断面図、図3は図1の仮固定装置が設けられ
る出入口部材を示す正面図、図4は図3の出入口部材の
側面図、図5は昇降路内に出入口部材を搬入する状態を
示す説明図である。
定装置の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明
のエレベータ出入口部材の仮固定装置の一実施例を示す
縦断面図、図2は図1の仮固定装置に備えられる保持手
段を示す横断面図、図3は図1の仮固定装置が設けられ
る出入口部材を示す正面図、図4は図3の出入口部材の
側面図、図5は昇降路内に出入口部材を搬入する状態を
示す説明図である。
【0008】本実施例のエレベータ出入口部材の仮固定
装置1は図1に示すように、乗場2の床2aの梁材2b
に設けられ、L字形の断面を有する係止部3と、出入口
部材4のシルブラケット5に装着されるとともにU字形
の断面を有し、係止部3に係止される掛止部材6と、図
2に示すように出入口部材4および乗場2間に介設さ
れ、出入口部材4を保持する保持手段、例えば三方枠7
に取付けられたナット固定部材8a、このナット固定部
材8aに溶接固定されたナット8b、ボルト8cにより
ナット固定部材8aに取付けられるステー8d、このス
テー8dを乗場2cの壁に固定する釘8eとを備えてい
る。
装置1は図1に示すように、乗場2の床2aの梁材2b
に設けられ、L字形の断面を有する係止部3と、出入口
部材4のシルブラケット5に装着されるとともにU字形
の断面を有し、係止部3に係止される掛止部材6と、図
2に示すように出入口部材4および乗場2間に介設さ
れ、出入口部材4を保持する保持手段、例えば三方枠7
に取付けられたナット固定部材8a、このナット固定部
材8aに溶接固定されたナット8b、ボルト8cにより
ナット固定部材8aに取付けられるステー8d、このス
テー8dを乗場2cの壁に固定する釘8eとを備えてい
る。
【0009】また、一般に前述の出入口部材4は図3お
よび図4に示すように、扉9の下端に配置されるシル1
0と、扉9の上端に設けられるポケット11と、このポ
ケット11とシル10との間に介設される三方枠7と、
シル10を上述の梁材2bに固定するシルブラケット5
と、ポケット11を昇降路13の壁2cに固定するポケ
ットブラケット12とをそれぞれ一体的に形成してなっ
ている。さらに、エレベータの設置される建屋には図5
に示すように、建屋の上下方向に延設される上述の昇降
路13と、昇降路13の最上部に設けられる機械室14
と、機械室14の天井に開口された搬入口15と、出入
口部材4が設置される乗場2の出入口2dとが形成され
ている。
よび図4に示すように、扉9の下端に配置されるシル1
0と、扉9の上端に設けられるポケット11と、このポ
ケット11とシル10との間に介設される三方枠7と、
シル10を上述の梁材2bに固定するシルブラケット5
と、ポケット11を昇降路13の壁2cに固定するポケ
ットブラケット12とをそれぞれ一体的に形成してなっ
ている。さらに、エレベータの設置される建屋には図5
に示すように、建屋の上下方向に延設される上述の昇降
路13と、昇降路13の最上部に設けられる機械室14
と、機械室14の天井に開口された搬入口15と、出入
口部材4が設置される乗場2の出入口2dとが形成され
ている。
【0010】この実施例にあっては、出入口部材4は工
場においてあらかじめ組み立てられて現場に搬送され、
そして、図5に示すようにタワークレーンにより搬入口
15を介して昇降路13内に搬入される。次いで、出入
口部材4を乗場2の出入口2dに仮固定する。この仮固
定は、まず、図1に示すように昇降路13の上方から吊
り降ろされる出入口部材4の掛止部材6の溝内に、前記
乗場2の床2aに設けられる係止部3を受け入れること
により係止し、次いで、この状態で図2に示すようにス
テー8dをボルト8cによりナット固定部材8aに取付
けるとともに、ステー8dを乗場2の壁2cへ釘8eに
より打ち付け、出入口部材4が昇降路13方向へ傾倒す
ることを防止するようになっている。
場においてあらかじめ組み立てられて現場に搬送され、
そして、図5に示すようにタワークレーンにより搬入口
15を介して昇降路13内に搬入される。次いで、出入
口部材4を乗場2の出入口2dに仮固定する。この仮固
定は、まず、図1に示すように昇降路13の上方から吊
り降ろされる出入口部材4の掛止部材6の溝内に、前記
乗場2の床2aに設けられる係止部3を受け入れること
により係止し、次いで、この状態で図2に示すようにス
テー8dをボルト8cによりナット固定部材8aに取付
けるとともに、ステー8dを乗場2の壁2cへ釘8eに
より打ち付け、出入口部材4が昇降路13方向へ傾倒す
ることを防止するようになっている。
【0011】図6は本発明のエレベータ出入口部材の仮
固定装置の他の実施例を示す保持手段の平面図である。
なお。前述した図2に示すものと同等のものには同一符
号が付してある。
固定装置の他の実施例を示す保持手段の平面図である。
なお。前述した図2に示すものと同等のものには同一符
号が付してある。
【0012】他の実施例にあっては図6に示すように、
出入口部材4および乗場2間に介設され、出入口部材4
を保持する保持手段は、例えば三方枠7に取付けられ、
貫通穴16aを有する板体16、三方枠7と対向可能な
固定ブラケット17に取付けられ、貫通穴18aを有す
る他の板体18、およびそれぞれの貫通穴16a、18
aに挿通される番線19から構成されている。
出入口部材4および乗場2間に介設され、出入口部材4
を保持する保持手段は、例えば三方枠7に取付けられ、
貫通穴16aを有する板体16、三方枠7と対向可能な
固定ブラケット17に取付けられ、貫通穴18aを有す
る他の板体18、およびそれぞれの貫通穴16a、18
aに挿通される番線19から構成されている。
【0013】この他の実施例では、前述と同様の手順に
より出入口部材4の掛止部材6を係止部3へ係止した
後、三方枠7に取付けられた板体16と、固定ブラケッ
ト17に取付けられた他の板体18とを近接させ、次い
で、それぞれの貫通穴16a、18aに番線19を挿通
するとともに結束して、出入口部材4が昇降路13方向
へ傾倒することを防止するようになっている。
より出入口部材4の掛止部材6を係止部3へ係止した
後、三方枠7に取付けられた板体16と、固定ブラケッ
ト17に取付けられた他の板体18とを近接させ、次い
で、それぞれの貫通穴16a、18aに番線19を挿通
するとともに結束して、出入口部材4が昇降路13方向
へ傾倒することを防止するようになっている。
【0014】このように構成した実施例では、出入口部
材4の仮固定作業を乗場2で行なうことができ、したが
って、昇降路13内での足場の設置、解体作業などを要
することはない。
材4の仮固定作業を乗場2で行なうことができ、したが
って、昇降路13内での足場の設置、解体作業などを要
することはない。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、昇
降路内の足場の設置、解体作業などを要せずに、比較的
広い作業スペースを確保できる乗場で出入口部材の仮固
定を行なうことができ、これによって、作業の能率の向
上を図ることができるという効果がある。
降路内の足場の設置、解体作業などを要せずに、比較的
広い作業スペースを確保できる乗場で出入口部材の仮固
定を行なうことができ、これによって、作業の能率の向
上を図ることができるという効果がある。
【図1】本発明のエレベータ出入口部材の仮固定装置の
一実施例を示す縦断面図である。
一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の仮固定装置に備えられる保持手段を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図3】図1の仮固定装置が設けられる出入口部材を示
す正面図である。
す正面図である。
【図4】図3の出入口部材の側面図である。
【図5】昇降路内に出入口部材を搬入する状態を示す説
明図である。
明図である。
【図6】本発明のエレベータ出入口部材の仮固定装置の
他の実施例を示す保持手段の平面図である。
他の実施例を示す保持手段の平面図である。
2 乗場 2a 床 2d 出入口 3 係止部 4 出入口部材 6 掛止部材 7 三方枠 8a ナット固定部材(保持手段) 8b ナット(保持手段) 8c ボルト(保持手段) 8d ステー(保持手段) 8e 釘(保持手段) 9 扉 10 シル 16 板体(保持手段) 18 他の板体(保持手段) 19 番線(保持手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 三方枠、扉およびシルを含む出入口部材
を乗場の出入口に仮固定するエレベータ出入口部材の仮
固定装置において、前記乗場の床の昇降路側端部近傍に
設けられる係止部と、前記出入口部材の前記シル近傍に
装着され前記係止部に係止される掛止部材と、前記出入
口部材の垂直方向中間部と乗場との間に介設され、出入
口部材を乗場に保持する保持手段とを備えたことを特徴
とするエレベータ出入口部材の仮固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15546793A JP3228821B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | エレベータ出入口部材の仮固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15546793A JP3228821B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | エレベータ出入口部材の仮固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710442A JPH0710442A (ja) | 1995-01-13 |
JP3228821B2 true JP3228821B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=15606694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15546793A Expired - Fee Related JP3228821B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | エレベータ出入口部材の仮固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228821B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15546793A patent/JP3228821B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710442A (ja) | 1995-01-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |