JPH09326094A - ビル管理装置 - Google Patents

ビル管理装置

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JPH09326094A
JPH09326094A JP14198596A JP14198596A JPH09326094A JP H09326094 A JPH09326094 A JP H09326094A JP 14198596 A JP14198596 A JP 14198596A JP 14198596 A JP14198596 A JP 14198596A JP H09326094 A JPH09326094 A JP H09326094A
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JP
Japan
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control device
signal
active
communication
standby
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JP14198596A
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English (en)
Inventor
Takefumi Inuki
武文 井貫
Koji Kano
幸次 鹿野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信路の故障や信号線の断線などの通信路関
連の故障に対応できない課題があった。 【解決手段】 各種設備の監視信号の収集および蓄積、
現用系・待機系判定信号などの出力を行う2重化された
主制御装置と、該主制御装置と信号入出力制御装置との
間で前記監視信号,前記各種設備の制御信号や前記現用
系・待機系判定信号の送受信を行う通信制御装置と、前
記主制御装置とマン・マシンインターフェイスおよび前
記通信制御装置との間を接続した2重化された通信路
と、前記主制御装置に対し現用系および待機系の決定を
行う主制御装置・現用待機決定手段とを備えるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルに設置され
ている各種設備の監視および制御などのビル管理を行う
ビル管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のビル管理装置の構成を示
すブロック図である。図において、1,2は表示ディス
プレイや操作パネルなどのマン・マシンインターフェイ
ス、3,4はデータの管理などを行う二重化されている
メインコントローラ、5は帳票印字を行うロギングプリ
ンタ、6はメインコントローラ3,4とロギングプリン
タ5の切り替えを行う切替装置、7は監視対象の各種設
備機器から状態信号、警報信号、計測結果などの監視信
号の取り込みや前記各種設備機器を制御するための制御
信号の出力を各種設備機器との間で行うためのローカル
コントローラ、8はローカルコントローラ7とメインコ
ントローラ3,4との間のバス状ネットワーク9を介し
た通信を実現するネットワークコントローラである。バ
ス状ネットワーク(以下、Mバスという)9は、マン・
マシンインターフェイス1,2とメインコントローラ
3,4とネットワークコントローラ8との間を接続して
おり、バス状LANを構成している。
【0003】次に動作について説明する。Mバスはシン
グル構成であり、二重化されているのはメインコントロ
ーラ3,4であり、これら二重化されたメインコントロ
ーラ3とメインコントローラ4とを用いることで、一方
のメインコントローラが停止したときにはもう一方のメ
インコントローラへ切替装置6が自動的に切り替えを行
う。そして、各種設備機器の監視を継続可能にする。こ
のときロギングプリンタ5へのプリンタ出力も、運用中
のメインコントローラからのプリンタ出力へ自動的に切
り替わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のビル管理装置は
以上のように構成されているので、Mバスで発生した通
信路関連の故障に対応できない課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、通信路関連の故障、信号線の断線
によるシステムダウンを回避できるビル管理装置を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るビル管理装置は、各種設備とビル管理のための各種信
号処理を行う二重化されている主制御装置と、該主制御
装置との間で監視信号や制御信号を送受信する二重化さ
れた通信路と、前記監視信号や前記制御信号の送受信を
実現する通信制御装置と、前記二重化された主制御装置
に対し現用系および待機系の決定を行う主制御装置・現
用待機決定手段とを備えるようにしたものである。
【0007】請求項2記載の発明に係るビル管理装置
は、ビルを管理する各種設備の監視信号の取り込みや前
記各種設備の状態を制御する制御信号の前記各種設備へ
の出力を行う信号入出力制御装置と、前記監視信号や前
記制御信号の表示、前記各種設備の状態の表示、前記制
御信号の入力を行うためのマン・マシンインターフェイ
スと、前記信号入出力制御装置により取り込まれた前記
各種設備の監視信号の収集と蓄積、各種演算処理、現用
系および待機系を判断するための現用系・待機系判定信
号の出力などを行う機能を有した二重化された主制御装
置と、該主制御装置と前記信号入出力制御装置との間で
前記監視信号,前記制御信号や前記現用系・待機系判定
信号の送受信を実現する機能を有した通信制御装置と、
前記二重化された主制御装置と前記マン・マシンインタ
ーフェイスおよび前記通信制御装置との間をそれぞれ接
続する二重化された通信路とを備えるようにしたもので
ある。
【0008】請求項3記載の発明に係るビル管理装置
は、二重化された各主制御装置に対し現用系および待機
系の決定を行う手動操作スイッチを備えるようにしたも
のである。
【0009】請求項4記載の発明に係るビル管理装置
は、二重化された主制御装置間で相手主制御装置へその
動作状態の報告を求めたときに応答のない前記相手主制
御装置に対し動作異常の判定を行い、動作異常であると
判定された前記相手主制御装置を待機系に決定する機能
を有した主制御装置・現用待機決定手段を備えるように
したものである。
【0010】請求項5記載の発明に係るビル管理装置
は、通信路のそれぞれに接続され二重化されている通信
制御装置と、現用系の主制御装置から前記各通信制御装
置へその動作状態の報告を求めたときに応答のない前記
通信制御装置に対し動作異常の判定を行い、動作異常で
あると判定された前記通信制御装置を待機系に決定し、
他方の通信制御装置を現用系に決定する通信制御装置・
現用待機決定手段とを備えるようにしたものである。
【0011】請求項6記載の発明に係るビル管理装置
は、通信制御装置相互間の接続手段と、通信制御装置・
現用待機決定手段により待機系に決定されると、その通
信制御装置は信号入出力制御装置を介して各種設備から
取り込んだり前記各種設備へ出力する監視信号や制御信
号をバイパスさせ、現用系に決定された通信制御装置に
よる前記監視信号や前記制御信号の送受信を実現するバ
イパス手段を備えるようにしたものである。
【0012】請求項7記載の発明に係るビル管理装置
は、主制御装置・現用待機決定手段が、二重化された各
主制御装置が収集して蓄積した監視信号のうちの現用系
の主制御装置が収集して蓄積した監視信号を、前記現用
系の主制御装置と接続された印字装置へ出力する監視信
号出力手段を備えるようにしたものである。
【0013】請求項8記載の発明に係るビル管理装置
は、二重化されたそれぞれの通信路に接続された印字装
置と、主制御装置・現用待機決定手段により現用系に決
定された主制御装置が収集して蓄積した監視信号を前記
通信路を介して前記印字装置へ出力する監視信号出力手
段とを備えるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
ビル管理装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、1,2は表示ディスプレイや操作パネルなどのマン
・マシンインターフェイス、3,4はデータの管理など
を行う二重化されているメインコントローラ(主制御装
置,主制御装置・現用待機決定手段、監視信号出力手
段)、5は帳票印字を行うロギングプリンタ(印字装
置)、6はメインコントローラ3,4とロギングプリン
タ5の切り替えを行う切替装置(主制御装置・現用待機
決定手段,監視信号出力手段)、7は監視対象の各種設
備機器から状態信号、警報信号、計測結果などの監視信
号の取り込みや前記各種設備機器を制御するための制御
信号の出力を各種設備機器との間で行うためのローカル
コントローラ(入出力制御装置)である。このローカル
コントローラは各種設備機器の設置数や設置場所などに
応じて必要数設けられている。
【0015】8はローカルコントローラ7とメインコン
トローラ3,4との間のバス状ネットワークを介した通
信を実現するネットワークコントローラ(通信制御装
置)である。9aと9bは二重化されたバス状ネットワ
ーク(通信路)であり、第1のバス状ネットワーク(以
下、第1のMバスという)9aと第2のバス状ネットワ
ーク(以下、第2のMバスという)9bはマン・マシン
インターフェイス1,2とメインコントローラ3,4と
ネットワークコントローラ8との間を接続しており、バ
ス状LANを構成している。SWは切替装置6に設けら
れている二重化されたメインコントローラ3,4および
Mバス9a,9bに対し現用系および待機系の決定を行
うための手動操作スイッチである。
【0016】次に動作について説明する。まず、制御信
号をビル内の各種設備機器へ出力するときの動作につい
て説明する。オペレータがマン・マシンインターフェイ
ス1の操作パネルなどで各種設備機器を制御するための
制御操作を行うと、その操作に応じた制御信号が現用系
のメインコントローラ1もしくはメインコントローラ2
の接続されている第1のMバス9aあるいは第2のMバ
ス9bへ出力される。ネットワークコントローラ8は、
現用のMバスを介して送られてきた制御信号を取り込ん
でその制御信号の送り先であるローカルコントローラ、
例えばローカルコントローラ7へ出力する。ローカルコ
ントローラ7は、ネットワークコン卜ローラ8が出力し
た制御信号を受けて該当する設備機器の制御を行う。
【0017】次に、各種設備機器で得られた監視信号に
より前記各種設備機器を監視する際の動作について説明
する。各種設備機器の状態,故障の有無,計測量,計量
値などは、ローカルコントローラ7により取り込まれ、
監視信号としてネットワークコントローラ8へ送信され
る。ネットワークコントローラ8は、受信した監視信号
を第1のMバス9aおよび第2のMバス9bの双方へ送
信する。マン・マシンインターフェイス1は、現用系の
主制御装置が受信した第1のMバス9aもしくは第2の
Mバス9bを介して送られてきた監視信号をディスプレ
イなどへ表示出力する。
【0018】メインコントローラ3およびメインコント
ローラ4は、第1のMバス9aおよび第2のMバス9b
を介して送られてきた監視信号を受信して、蓄積データ
の更新を行う。蓄積データの印字出力を行う場合には、
現用系のメインコントローラ3もしくはメインコントロ
ーラ4が演算処理を行い、帳票出力信号を生成し、切替
装置6を経由してロギングプリンタ5へ印字出力する。
【0019】メインコントローラ3,4および第1のM
バス9a,第2のMバス9bの現用と待機の判断は、切
替装置6の手動操作スイッチSWの操作により設定され
るか、もしくはメインコントローラの故障状態によって
行われる。このメインコントローラの故障状態による現
用と待機の判断は、二重化されたメインコントローラ間
で所定の周期で相手メインコントローラへその動作状態
の報告を求めたときの応答のない前記相手メインコント
ローラに対し動作異常の判定を行うものであり、動作異
常であると判定された前記相手メインコントローラが待
機系に決定される。
【0020】現用あるいは待機を判断するための現用系
・待機系判定信号は、前記決定された現用系のメインコ
ントローラからそのメインコントローラが接続している
Mバスを経由してマン・マシンインターフェイス1,2
へ通信で伝えられる。
【0021】なお、以上の説明では、マン・マシンイン
ターフェイス1において各種設備機器を監視したり制御
するとしたが、マン・マシンインターフェイス2におい
てもマン・マシンインターフェイス1と同様に各種設備
機器を監視したり制御することが行われる。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、現用系と待機系とに切り替え可能な二重化された第
1のMバス9aと第2のMバス9bを介して前記監視信
号や制御信号、さらに現用系・待機系判定信号を送受信
することができ、二重化されたMバスの一方に故障や信
号線の断線などが生じても、現用系のMバスを他方のM
バスへ切り替えてシステムダウンを有効に回避できる効
果がある。また、待機系のメインコントローラにも全て
の監視信号が入力されるため、メインコントローラ切り
替えの際の監視信号などのデータの整合性には問題が生
じない。
【0023】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2によるビル管理装置の構成を示すブロック図であ
る。図2において図1と同一または相当する部分は同一
符号を付し説明を省略する。3aはメインコントローラ
3が有している通信制御装置・現用待機決定手段、4a
はメインコントローラ4が有している通信制御装置・現
用待機決定手段である。現用系のメインコントローラの
通信制御装置・現用待機決定手段は、前記メインコント
ローラから二重化された第1ネットワークコントローラ
(通信制御装置)8a,第2ネットワークコントローラ
(通信制御装置)8bへその動作状態の報告を求めたと
きに応答のないネットワークコントローラに対し動作異
常の判定を行い、動作異常であると判定された前記ネッ
トワークコントローラを待機系に決定し、他方のネット
ワークコントローラを現用系に決定する機能を有してい
る。
【0024】13aは第1ネットワークコントローラ8
aのバイパス手段、13bは第2ネットワークコントロ
ーラ8bのバイパス手段である。第1ネットワークコン
トローラ8a,第2ネットワークコントローラ8bのバ
イパス手段は、通信制御装置・現用待機決定手段3aあ
るいは通信制御装置・現用待機決定手段4aによりその
バイパス手段が設けられているネットワークコントロー
ラが待機系に決定されると、ローカルコントローラを介
して各種設備機器から取り込んだ監視信号や前記各種設
備機器へ出力する制御信号をバイパスさせ、現用系に決
定されたネットワークコントローラによるマン・マシン
インターフェイスやメインコントローラとの間の前記監
視信号や前記制御信号の送受信を実現する機能を有して
いる。10は第1ネットワークコントローラ8aと第2
ネットワークコントローラ8bとの間を接続する伝送路
(接続手段)、11は第1ネットワークコントローラ8
aに接続された各種設備機器と第2ネットワークコント
ローラ8bに接続された各種設備機器とを接続する伝送
路である。この伝送路11と前記伝送路10とにより、
第1ネットワークコントローラ8a,第2ネットワーク
コントローラ8bとローカルコントローラ7a,7bは
ループ状に接続された構成となる。
【0025】次に動作について説明する。第1ネットワ
ークコントローラ8aは第1のMバス9aに接続され、
第2ネットワークコントローラ8bは第2のMバス9b
に接続される。そして、待機系のネットワークコントロ
ーラはバイパスモードになり信号の入出力は行わず、現
用系のネットワークコントローラが信号の入出力を行
う。各種設備機器の状態,故障の有無,計測量,計量値
などは、ローカルコントローラ7aおよびローカルコン
トローラ7bから取り込まれ、監視信号として第1ネッ
トワークコントローラ8a,第2ネットワークコントロ
ーラ8bへ送られる。各ネットワークコントローラは受
信した監視信号を第1のMバス9a,第2のMバス9b
の双方へ送信するが、待機系のネットワークコントロー
ラではそのバイパス手段により監視信号をバイパスさせ
現用系のネットワークコントローラへ送り、その現用系
のネットワークコントローラがマン・マシンインターフ
ェイス1や現用系のメインコントローラとの間で前記監
視信号の送受信を行う。
【0026】マン・マシンインターフェイス1は、第1
のMバス9aもしくは第2のMバス9bを介して送られ
てきた監視信号を受信してディスプレイへ表示出力を行
う。また、メインコントローラ3およびメインコントロ
ーラ4は、第1のMバス9aおよび第2のMバス9bを
介して送られてきた監視信号を受信して蓄積データの更
新を行う。蓄積データの印字を行う場合には、現用系の
メインコントローラが演算処理を行い、この結果生成さ
れた帳票出力信号が切替装置6を経由してロギングプリ
ンタ5へ出力され印字が行われる。
【0027】メインコントローラ3,4および第1のM
バス9a,第2のMバス9bの現用と待機の判断は、前
記実施の形態1と同様に行われる。そして、この現用系
と待機系とを判断するための現用系・待機系判定信号が
マン・マシンインターフェイス1,2および第1ネット
ワークコントローラ8a,第2ネットワークコントロー
ラ8bへ、現用系のメインコントローラより現用系のM
バスを経由して通信で伝えられる。
【0028】なお、以上の説明では、マン・マシンイン
ターフェイス1において各種設備機器を監視したり制御
するとしたが、マン・マシンインターフェイス2におい
てもマン・マシンインターフェイス1と同様に各種設備
機器を監視したり制御することが行われる。
【0029】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ネットワークコントローラの二重化を各ネットワー
クコントローラを切り替えることにより実現するのでは
なく、Mバスに対しネットワークコントローラをそれぞ
れ接続することによるネットワークコントローラの並列
構成で実現し、さらに各ネットワークコントローラには
待機系になったときに機能するバイパス手段を設けたの
で、ネットワークコントローラの切替装置が省略でき、
信頼性が高くかつ経済性に優れたビル管理装置が得られ
る。
【0030】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3によるビル管理装置の構成を示すブロック図であ
る。図3において図2と同一または相当する部分は同一
符号を付し説明を省略する。前記実施の形態1や前記実
施の形態2ではMバスを二重化する場合について述べた
が、この実施の形態3では、図3に示すように、ロギン
グプリンタ5を第1のMバス9a,第2のMバス9bの
両方へ接続することにより、前記実施の形態1や前記実
施の形態2で切替装置6に必要であったプリンタ切替処
理を不要にして、切替装置6の機能を簡略化する。この
ため各メインコントローラ3,4は切替装置6により現
用系に決定されると、収集して蓄積した監視信号を現用
系のMバスを介してロギングプリンタ5へ出力する監視
信号出力機能を備えている。
【0031】この実施の形態3のビル管理装置では、各
種設備機器の状態,故障の有無,計測量,計量値など
は、ローカルコントローラ7aもしくはローカルコント
ローラ7bから取り込まれ、監視信号として第1ネット
ワークコントローラ8a,第2ネットワークコントロー
ラ8bへ送られる。第1ネットワークコントローラ8
a,第2ネットワークコントローラ8bは、受信した監
視信号を第1のMバス9aおよび第2のMバス9bの双
方へ送信する。マン・マシンインターフェイス1は、現
用系のメインコントローラが第1のMバス9aもしくは
第2のMバス9bを介して受信した監視信号をディスプ
レイへ表示出力する。
【0032】また、メインコントローラ3およびメイン
コントローラ4は、第1のMバス9aおよび第2のMバ
ス9bを介して監視信号を受信し蓄積データの更新を行
う。そして、メインコントローラの蓄積データの印字出
力を行う場合には、現用系のメインコントローラが演算
処理を行い、その結果生成された帳票出力信号が現用系
のMバスを経由してロギングプリンタ5へ出力され印字
が行われる。
【0033】メインコントローラ3,4および第1のM
バス9a,第2のMバス9bの現用と待機の判断は、前
記実施の形態2と同様に行われる。そして、この現用系
と待機系とを判断するための現用系・待機系判定信号が
マン・マシンインターフェイス1,2およびネットワー
クコントローラ8a,8bへ、現用系のメインコントロ
ーラより現用系のMバスを経由して通信で伝えられる。
【0034】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、現用系のメインコントローラのみがロギングプリン
タ5へ印字出力を行うので、切替装置6によるプリンタ
切替処理が不要となり、切替装置6の機能を簡略化する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、各種設備とビル管理のための各種信号処理を行う
二重化されている主制御装置と、該主制御装置との間で
監視信号や制御信号を送受信する二重化された通信路
と、前記監視信号や前記制御信号の送受信を実現する通
信制御装置と、前記二重化された主制御装置に対し現用
系および待機系の決定を行う主制御装置・現用待機決定
手段とを備えるように構成したので、二重化された通信
路の一方の通信路の故障、信号線の断線などが生じても
他方の通信路を現用系の通信路として監視信号や制御信
号を送受信することが可能となり、二重化された通信路
の一方の通信路の故障、信号線の断線などによるシステ
ムダウンを有効に回避できる効果がある。
【0036】請求項2記載の発明によれば、各種設備の
監視信号や前記各種設備の状態を制御する制御信号の入
出力を前記各種設備に対して行う信号入出力制御装置
と、前記監視信号や前記制御信号の表示、前記各種設備
の状態の表示、前記制御信号の入力を行うためのマン・
マシンインターフェイスと、前記各種設備の監視信号の
収集と蓄積、各種演算処理、現用系および待機系を判断
するための現用系・待機系判定信号の出力などを行う機
能を有した二重化された主制御装置と、該主制御装置と
前記信号入出力制御装置との間で前記監視信号,前記制
御信号や前記現用系・待機系判定信号の送受信を実現す
る機能を有した通信制御装置と、前記二重化された主制
御装置と前記マン・マシンインターフェイスおよび前記
通信制御装置との間をそれぞれ接続する二重化された通
信路とを備えるように構成したので、前記主制御装置と
前記マン・マシンインターフェイスおよび前記通信制御
装置との間で、二重化された通信路を介して前記監視信
号や制御信号を送受信することができ、二重化された通
信路の一方の通信路の故障、信号線の断線などによるシ
ステムダウンを有効に回避できる効果がある。
【0037】請求項3記載の発明によれば、二重化され
た各主制御装置に対し現用系および待機系の決定を行う
ための手動操作スイッチを備えるように構成したので、
通信路の故障、信号線の断線などが生じた場合でも容易
にもう一方の主制御装置および通信路を現用系に切り替
えることができ、二重化された通信路により通信路の故
障、信号線の断線などによるシステムダウンに対し速や
かに対応できる効果がある。
【0038】請求項4記載の発明によれば、二重化され
た主制御装置間で相手主制御装置へその動作状態の報告
を求めたときの応答のない前記相手主制御装置に対し動
作異常の判定を行い、動作異常であると判定された前記
相手主制御装置を待機系に決定する機能を有した主制御
装置・現用待機決定手段を備えるように構成したので、
主制御装置を接続する通信路の故障、信号線の断線など
が生じた場合でも容易にもう一方の主制御装置を現用系
へ切り替えることができ、主制御装置を接続する通信路
の故障、信号線の断線などによるシステムダウンに対し
速やかに対応できる効果がある。
【0039】請求項5記載の発明によれば、二重化され
ている通信制御装置と、現用系の主制御装置から前記各
通信制御装置へその動作状態の報告を求めたときに応答
のない前記通信制御装置に対し動作異常の判定を行い、
動作異常であると判定された前記通信制御装置を待機系
に決定し、他方の通信制御装置を現用系に決定する通信
制御装置・現用待機決定手段とを備えるように構成した
ので、通信制御装置を接続する通信路の故障、信号線の
断線などが生じた場合でも容易にもう一方の通信制御装
置を現用系へ切り替えることができ、通信制御装置を接
続する通信路の故障、信号線の断線などによるシステム
ダウンに対し速やかに対応できる効果がある。
【0040】請求項6記載の発明によれば、通信制御装
置相互間の接続手段と、通信制御装置・現用待機決定手
段により待機系に決定されると、監視信号や制御信号を
バイパスさせ、前記通信制御装置・現用待機決定手段に
より現用系に決定された通信制御装置による前記監視信
号や前記制御信号の送受信を実現するバイパス手段とを
備えるように構成したので、通信制御装置を接続する通
信路の故障、信号線の断線などが生じた場合でも、前記
故障や断線の生じた通信路や信号線により接続される通
信制御装置を待機系へ切り替え、もう一方の通信制御装
置を現用系に切り替え、通信制御装置を接続する通信路
の故障,信号線の断線などによるシステムダウンに対し
速やかに対応できる効果がある。
【0041】請求項7記載の発明によれば、二重化され
た各主制御装置が収集して蓄積した監視信号のうちの現
用系の主制御装置が収集して蓄積した監視信号を、現用
系の主制御装置と接続された印字装置へ出力する監視信
号出力手段を備えるように構成したので、二重化された
通信路の一方に故障が発生したり信号線の断線などが生
じ、現用系の主制御装置の切り替えが行われた場合で
も、印字装置へ出力されるデータの整合性に影響するこ
とがなく、通信路の故障,信号線の断線などによるシス
テムダウンに対し速やかに対応できる効果がある。
【0042】請求項8記載の発明によれば、二重化され
たそれぞれの通信路に接続された印字装置と、主制御装
置・現用待機決定手段により現用系に決定された主制御
装置が収集して蓄積した監視信号を前記通信路を介して
前記印字装置へ出力する監視信号出力手段とを備えるよ
うに構成したので、現用系の主制御装置と接続された印
字装置を用いる場合のように監視信号を印字装置へ出力
する機能を主制御装置・現用待機決定手段が備えている
必要がなく、機能が簡略化された主制御装置・現用待機
決定手段を用いて通信路の故障、信号線の断線などによ
るシステムダウンに対し速やかに対応できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるビル管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるビル管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるビル管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】 従来のビル管理装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1,2 マン・マシンインターフェイス、3,4 メイ
ンコントローラ(主制御装置,主制御装置・現用待機決
定手段,監視信号出力手段)、3a,4a 通信制御装
置・現用待機決定手段、5 ロギングプリンタ(印字装
置)、6 切替装置(主制御装置・現用待機決定手段,
監視信号出力手段)、7 ローカルコントローラ(入出
力制御装置)、8 ネットワークコントローラ(通信制
御装置)、8a 第1ネットワークコントローラ(通信
制御装置)、8b 第2ネットワークコントローラ(通
信制御装置)、9a 第1のバス状ネットワーク(通信
路)、9b 第2のバス状ネットワーク(通信路)、S
W 手動操作スイッチ、10 伝送路(接続手段)、1
3a,13b バイパス手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種設備の監視信号の収集,蓄積や前記
    各種設備の状態を制御する制御信号の入出力を行い、前
    記各種設備の監視を行うことでビルを管理するビル管理
    装置において、前記各種設備とビル管理のための各種信
    号処理を行う二重化されている主制御装置と、前記主制
    御装置との間で前記監視信号や前記制御信号を送受信す
    る二重化された通信路と、前記監視信号や前記制御信号
    の送受信を実現する通信制御装置と、前記二重化された
    主制御装置に対し現用系および待機系の決定を行う主制
    御装置・現用待機決定手段とを備えていることを特徴と
    するビル管理装置。
  2. 【請求項2】 ビルを管理する各種設備の監視信号の取
    り込みや前記各種設備の状態を制御する制御信号の前記
    各種設備への出力を行う信号入出力制御装置と、前記監
    視信号や前記制御信号の表示、前記各種設備の状態の表
    示、前記制御信号の入力を行うためのマン・マシンイン
    ターフェイスとを備え、主制御装置は、前記信号入出力
    制御装置により取り込まれた前記各種設備の監視信号の
    収集と蓄積、各種演算処理、現用系および待機系を判断
    するための現用系・待機系判定信号の出力などを行う機
    能を有し、通信制御装置は前記主制御装置と前記信号入
    出力制御装置との間で前記監視信号,前記制御信号や前
    記現用系・待機系判定信号の送受信を実現する機能を有
    し、前記二重化された通信路は前記二重化された主制御
    装置と前記マン・マシンインターフェイスおよび前記通
    信制御装置との間をそれぞれ接続する構成であることを
    特徴とする請求項1記載のビル管理装置。
  3. 【請求項3】 主制御装置・現用待機決定手段は、二重
    化された各主制御装置に対し現用系および待機系の決定
    を行うための手動操作スイッチを備えていることを特徴
    とする請求項2記載のビル管理装置。
  4. 【請求項4】 主制御装置・現用待機決定手段は、二重
    化された主制御装置間で相手主制御装置へその動作状態
    の報告を求めたときに応答のない前記相手主制御装置に
    対し動作異常の判定を行い、動作異常であると判定され
    た前記相手主制御装置を待機系に決定することを特徴と
    する請求項2記載のビル管理装置。
  5. 【請求項5】 通信路のそれぞれに接続され二重化され
    ている通信制御装置と、現用系の主制御装置と前記二重
    化された通信制御装置との間で、前記主制御装置から各
    通信制御装置へその動作状態の報告を求めたときに応答
    のない前記通信制御装置に対し動作異常の判定を行い、
    動作異常であると判定された前記通信制御装置を待機系
    に決定し、他方の通信制御装置を現用系に決定する通信
    制御装置・現用待機決定手段とを備えていることを特徴
    とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載
    のビル管理装置。
  6. 【請求項6】 通信制御装置相互間の接続手段と、通信
    制御装置・現用待機決定手段により通信制御装置が待機
    系に決定されると、信号入出力制御装置を介して各種設
    備から取り込んだり前記各種設備へ出力する監視信号や
    制御信号をバイパスさせ、前記通信制御装置・現用待機
    決定手段により現用系に決定された通信制御装置が前記
    主制御装置との間で行う前記監視信号や前記制御信号の
    送受信を実現するバイパス手段とを備えていることを特
    徴とする請求項5記載のビル管理装置。
  7. 【請求項7】 主制御装置・現用待機決定手段は、二重
    化された各主制御装置が収集して蓄積した監視信号のう
    ちの現用系の主制御装置が収集して蓄積した監視信号を
    前記現用系の主制御装置と接続された印字装置へ出力す
    る監視信号出力手段を備えていることを特徴とする請求
    項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のビル管理
    装置。
  8. 【請求項8】 二重化されたそれぞれの通信路に接続さ
    れた印字装置と、主制御装置・現用待機決定手段により
    現用系に決定された主制御装置が収集して蓄積した監視
    信号を前記通信路を介して前記印字装置へ出力する監視
    信号出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1
    から請求項6のうちのいずれか1項記載のビル管理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012160056A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Denso Corp 製造ライン監視システム

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