JPH09326052A - 券処理装置 - Google Patents
券処理装置Info
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- JPH09326052A JPH09326052A JP8145831A JP14583196A JPH09326052A JP H09326052 A JPH09326052 A JP H09326052A JP 8145831 A JP8145831 A JP 8145831A JP 14583196 A JP14583196 A JP 14583196A JP H09326052 A JPH09326052 A JP H09326052A
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- G07—CHECKING-DEVICES
- G07B—TICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
- G07B11/00—Apparatus for validating or cancelling issued tickets
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Ticket-Dispensing Machines (AREA)
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Abstract
う券の複数枚発行を止めて、券の削減による省資源化を
実現すること。 【解決手段】 券挿入口11から受け入れた券1の磁気
ストライプ1bの記録情報に基づき、収納庫3から券を
発行すると共に、取り込んだ券1に対しても磁気ストラ
イプ1bへの記録情報の書き込みと、券面の熱可逆性シ
ール1a部の印刷を消去し新たな文字記録情報を印刷し
て発行可能な券を提供する。
Description
搭乗券、特別乗車券等を取扱う券処理装置に関するもの
である。
262号公報に開示されているように挿入された券から
情報を読み取り、その情報に基づいて新たに別の券を発
行したり、挿入された券に装置内で印刷処理をして返却
(発行)するものがあった。例えば航空機の搭乗のため
の予約券を装置内に取り込み、券に設けられた磁気スト
ライプから磁気記録情報として搭乗者名や利用区間、予
約番号等を読み取り、搭乗券を発券するためにそれらの
情報の一部の利用と、搭乗便や出発時間,搭乗口番号な
どを係員が入力することにより全ての情報を揃えて印刷
を行ない搭乗券として発行していた。よって、取り込ま
れた予約券は装置内に回収される。
乗券の発行処理を行なった後に磁気記録情報の更新と共
に残回数を追記したり、残回数を目視可能にするためパ
ンチ穴を加えて利用者に返却をしていた。
し搭乗券を新たに発行することになり、更に予約券から
複数枚の券を発行するという場合もあり、特に利用が増
加傾向にある航空券の利用分野では省資源の面から問題
になっていた。また、航空券等はその大きさについても
携帯時の煩わしさを感じるものであり、利用者にとって
も利便性の良いものではなかった。
に本発明は、券を受け入れる券挿入口と、券挿入口に接
続された搬送路と、発行すべき券を収納した収納庫と、
収納庫から券を搬送路に繰り出す繰出手段と、券に記録
された情報の読取手段と、券に情報を記録可能な書込手
段と、搬送路の一部に設けられたサーマルヘッドとを有
する券処理装置において、印刷及び該印刷を消去可能な
印刷面を有する券と、サーマルヘッドに印刷用と印刷消
去用のエネルギーを印加可能な制御手段とを配し、挿入
口から受け入れた券の記録情報に基づき、収納庫から券
を発行すると共に取り込んだ券に対して印刷を消去し、
新たな情報を印刷して発行する。
続された搬送路と、搬送路に接続され、受入れた券を収
納する収納庫と、搬送路に設けられ、券に記録された情
報の読取手段とを有する券処理装置において、記録情報
の検出位置に基づいて受け入れた券の方向を判定し、表
裏,上下の4面を全て揃えて収納する。
の実施の形態を説明する。図1は本発明の券処理装置に
使用される航空券としての券媒体例を示す説明図で、
(a)は平面図で(b)は正面図であり、図4は本発明
の第1の実施の形態の券処理装置の概念を示す側断面
図,図5は本発明の第1の実施の形態の券処理装置の制
御ブロック図である。なお、各図面に共通する要素につ
いては同一の符号を付す。
予約券や搭乗券として使用される券であり、表面の一部
(斜線部)には熱可逆性シール1aの設定部があり、更
に裏面の一部には磁気情報を記録できる磁気ストライプ
1bが設けられている。熱可逆性シール(リライタブル
シール)とは表示部が感熱記録層(加熱により光の屈折
率に差を生じる)を使用し、文字や数字等の表示内容を
印刷及び消去を繰り返して行なうことが可能なものであ
る。
るPET(ポリエチレン・テレフタレート)カードなど
のサイズ(54mm×85.6mm)としている。ま
た、定期券サイズ(57.5mm×85mm)とするこ
とや磁気ストライプと熱可逆性シールを券全面に設ける
ことも可能である。
1を取込み各種の処理を行なう券処理装置である。3は
前述の発行用の券1を複数枚収納可能な収納庫であり、
矢印A方向に挿脱可能に取り付けられ、収納されている
券1は押圧手段3aにより繰出ローラ4に一定の圧力で
押し付けられている。
より収納庫3より繰り出された券1を挟持可能な複数対
の搬送ローラ5aや案内部材5b(図示しない)により
構成されている。6は搬送路5に設けられた磁気読取ヘ
ッドであり、券1に設けられた磁気ストライプ1bより
磁気記録情報の読み取りを行なえるものである。7は搬
送路5に設けられた磁気書込ヘッドであり、券1に設け
られた磁気ストライプ1bへの磁気記録情報の書き込み
を行なえるものである。なお、磁気読取ヘッド6及び磁
気書込ヘッド7には対向して設けたプレスローラが設け
られていて、券1を該ヘッド表面と密着させることがで
きる。
ール1aの設定部の全域への印刷と、印刷の消去を行な
うためのものであリ、対向して設けたプラテン9と所定
の間隙を確保及び所定圧で圧接できるように構成されて
いる。10は磁気読取ヘッドであり、券挿入口11から
挿入された券1などの磁気ストライプ1bより磁気記録
情報の読み取りを行なえるものである。
センサであり、挿入された券1を検出するもので、対向
して配設された発光素子と受光素子により構成してあ
る。13は入力操作・表示部であり、券処理のための各
種指示入力や操作誘導のための画面表示を行なうもので
ある。
納する格納部14aと、再使用不可能な券を格納する格
納部14bにより構成され、格納部14aと14bは略
中央で仕切られている。また、この回収箱14も矢印B
方向に挿脱可能に取り付けられている。
設けられたブレードであり、ソレノイド16a,17a
により所定の角度だけ回動させることが可能で券1の搬
送方向を切り換えることを可能にしたものである。
気書込ヘッド7や光学センサ12の出力電流を増幅する
ためのアンプ回路であり、21はサーマルヘッド8へ印
刷用の駆動電力を供給するとともに、所定の段階での駆
動電力を供給できるような回路構成を有する駆動・切換
回路である。なお、この電力値によるサーマルヘッド8
の発熱で熱可逆性シール1aの印刷を消去することがで
きる。
回転させるための搬送モータ5cやソレノイド16a,
17aを駆動するためのものであり、23は以上の各回
路を制御する制御部である。
するためのプログラムや磁気ストライプ1bより読み取
った情報や上位装置25から送信される情報等を一時的
に記憶可能なRAM(Randam Access Memory) やROM
(Read Only Memory) 等で構成されている。更に、券処
理取引においては明細票印刷発行部が設けられるが本発
明に関係がないので省略する。
図2に示す本発明の第1の実施の形態の挿入券処理フロ
ーチャートと、図3の本発明の第1の実施の形態の新規
券発行処理フローチャートにより説明する。まず、券1
が券挿入口11から挿入されると(S1)、券1により
光学センサ12の光軸が遮断され、受光素子の電流が変
化する(S2)。この変化をアンプ回路20により増幅
して制御部23に送信されると、制御部23は搬送モー
タ5cを制御して券1を搬送路5に沿って矢印D方向に
搬送して内部に取り込む。
り磁気ストライプ1bに磁気記録されている情報の読み
取りに移行する(S3)。この読取情報は上位装置25
に送信されると共に、磁気ストライプ1bに磁気記録さ
れている使用済回数を含めた磁気情報の読取結果を記憶
部24に一時格納する。
であるか挿入券発行処理であるかの判断がなされること
になり(S4)、まず挿入券発行の処理から説明する。
挿入券が例えば、図6に示したように「航空券」の場合
には、図7に示したような「搭乗券」に情報を更新して
発行(その券を返却)するもので、まず、搬送路5を搬
送させつつ、サーマルヘッド8に熱可逆性シール1aの
印刷を消去可能な電力を加えて、印刷内容を全て消去す
る(S5)。更に券1を搬送路5内部まで搬送し磁気書
込ヘッド7により「搭乗券」としての情報、即ち搭乗便
名や座席,搭乗口情報等と前記記憶部24に格納した券
情報と使用済回数に1を加えた回数を磁気記録する(S
6)。磁気記録が終了したら搬送路5での搬送(矢印D
方向)を一旦停止する。
サーマルヘッド8により熱可逆性シール1aへの印刷可
能な電力を加えて、「搭乗券」としての文字情報を印刷
する(S7)。印刷が完了したら磁気読取ヘッド10に
より磁気情報の読取確認を行ない(S8)、磁気情報の
読取結果に誤りがなければ券挿入口11に排出して(S
9)、記憶部24に一時格納した情報から保存不要な情
報を消去して取引が終了する。なお、磁気情報の読取結
果に誤りがあれば所定回数のリトライ動作を行なうが説
明は省略する。
したように「団体航空券」を人数分(30名)の「搭乗
券」に交換発行の処理が行なわれる場合を説明する。な
お、ステップ4においては、すでに発行すべき券の処理
数量は確定しているものとする。
レード16を回動させて、挿入した券1を矢印E方向へ
導いて搬送路5に係合しない位置で一時退避(保持)す
る(S10)。次にソレノイド16aを消磁することに
よりブレード16を戻し、収納庫3から繰出ローラ4を
制御して券1を搬送路5に1枚繰り出して(S11)、
磁気読取ヘッド6により磁気ストライプ1bから使用済
回数情報を読取り、読取結果を記憶部24に一時格納す
る。
しての情報、即ち搭乗便名や座席,搭乗口情報等と前記
記憶部24に格納した使用済回数に1を加えた回数を磁
気記録する(S12)。磁気情報の書込みが完了した
ら、券1を更に矢印C方向へ搬送し、サーマルヘッド8
により熱可逆性シール1aへの印刷可能な電力を加え
て、「搭乗券」としての情報を印刷する(S13)。印
刷が完了したら磁気読取ヘッド10により磁気情報の読
取確認を行ない(S14)、磁気情報の読取り結果に誤
りがなければ券挿入口11に排出する(S15)。
0枚)の搭乗券を発行する場合のように発行枚数が複数
枚必要であるときには、前述のステップ(S11〜1
5)を繰り返して券の発行動作を行ない必要枚数より1
枚少ない所定枚数(例えば29枚)まで発行処理が終了
したら(S16)、収納庫3からの券1の繰り出しを一
旦停止し、ステップ10で一時退避している券1の処理
を開始する(S17)。この挿入した券1の処理は使用
済回数により再度の使用が可能であるときである(S1
8)。挿入した券の処理が必要で、且つ、使用限界回数
に到達していなければ、ソレノイド16aを励磁してブ
レード16を回動させてから、例えば30枚目の「搭乗
券」として券1に磁気書込ヘッド7による磁気記録情報
の書き込みを行なうことになり、前述のステップ(S5
〜9)と同様の処理を行なう。退避している券1の処理
が不要であればステップ18に進む。
劣化および磁気ストライプの摩耗程度から1000回程
度に設定しておくことができるが、何れにいおても寿命
と1取引当たりの処理回数から想定して短い方に設定す
ればよいことは言うまでもない。
りから再使用の可否が判断され(S18)、使用限界回
数に到達していれば発券用として使用不可となるため、
まずソレノイド16aを励磁してブレード16を回動さ
せると共に券1をプラテン9部まで逆方向に搬送し、次
に矢印D方向に搬送させながらサーマルヘッド8により
図9に示したようにボイド印刷(斜線1c)を行なう
(S19)。次に磁気書込ヘッド7により再使用不可を
意味する磁気情報の書き込みを行なうことになる(S2
0)、続けてソレノイド17aを励磁してブレード17
を回動させてから、券1を格納部14bに送り込み(S
21)、処理を終了する。
1cを印刷することとして説明したがこれに限定される
ものではなく、「印刷を消去すること」や「VOI
D」,「無効」等の文字を印刷することも可能であるこ
とは言うまでもない。更に再使用不可を意味する磁気情
報の書き込みも、前述のボイド印刷等により再度券処理
装置に装填されることがないように管理されることを前
提に磁気書き込みを省くことも可能であり、処理速度を
向上させることができる。
気読取/書込回数は1000回以上の使用が可能である
が、券は取扱により折り曲げられたりすることもあるた
め、このような券は係員の指示入力により再使用せず
に、新規に発券指示を行なうこともある。この際には使
用可能な回数であっても前述のステップ19〜21によ
り処理することもできる。
乗券」に交換発行したが、図10に示すような「回数カ
ード」を取り込み、「搭乗券」1枚を発行し、取り込ん
だ「回数カード」の残回数を1回分減ずる表示内容に印
刷更新する取引も相当する。
明する。例えば係員が汚損券であると判断し再使用を不
可と判断した時や、磁気読取情報の一部に判読できない
情報があり入力操作・表示部13から情報を入力した場
合などである。ソレノイド16aを励磁してブレード1
6を回動させてから、券1に磁気書込ヘッド7により無
効を意味する磁気情報の書き込みを行ない(S22)、
続けて券1を格納部14aに送り込む(S23)。
規券発行処理フローチャートを説明すると、係員の操作
により入力操作・表示部13から券発行のための各種情
報の入力が行なわれたり、上位装置25からの発券命令
を受信すると(S31)、収納庫3から繰出ローラ4を
制御して券1を搬送路5に1枚繰り出して(S32)、
磁気読取ヘッド6により磁気ストライプ1bから使用済
回数情報を読取り(S33)、読取結果を記憶部24に
一時格納する。次に磁気書込ヘッド7により「航空券」
としての情報、即ち搭乗区間や日時,出発時刻等と前記
記憶部24に格納した使用済回数に1を加えた回数と共
に磁気記録する(S34)。
1を更に矢印C方向へ搬送し、サーマルヘッド8により
熱可逆性シール1aの印刷を消去可能な電力を加えて、
印字内容を全て消去する(S35)。なお、予め消去し
てある券や新券の場合には不要となる。次にサーマルヘ
ッド8により熱可逆性シール1aヘの印刷可能な電力を
加えて、「航空券」としての各文字情報を印刷する(S
36)。
り磁気記録情報の読取確認を行ない(S37)、磁気情
報の読み取り結果に誤りがなければ券挿入口11に排出
する(S38)。指示された発券が複数枚必要であれば
同様に処理を行なう(S39)。
収納されていることと、回収箱14には回収可能な空間
が存在することを前提に説明したが、これらは図示しな
い検知センサにより随時監視され、例えば収納庫3に券
1の収納量が少なくなればニアエンドを、無くなればエ
ンド情報を報知して係員による補充対応等を行なうもの
である。
明する。図11は本発明の第2の実施の形態の券処理装
置の概念を示す側断面図であり、図12は第2の実施の
形態の磁気読取ヘッド位置を示す斜視図,図13は第2
の実施の形態の清掃ローラの作用を示す斜視図である。
また、図14は本発明の第2の実施の形態の券処理装置
の制御ブロック図である。
搭乗口で回収した後に、その券を再使用するために再生
する券処理装置としての券回収装置である。31は再生
するための券1を載置するステージで、係員により載置
された券1にはウエイト32が乗せられ取込ローラ33
に所定の圧力で押し付けられる。32aは前記ウエイト
32を上下方向に移動可能に支持するガイド部材であ
る。
り込む際に取込ローラ33による送り方向に所定の負荷
を与えて、複数枚の取り込みを阻止するためのものであ
る。また、本第2の実施の形態では券1は表裏,上下の
向きはいずれの方向であっても処理できるものとして構
成されている。
搬送路であり、取込ローラ33によりステージ31上か
ら取り込まれた券1を挟持可能な複数対の搬送ローラ3
4aと案内部材34b(図示しない)により構成されて
いる。35は第1の磁気読取ヘッドで、第2の磁気読取
ヘッド36と対向して互いに圧接し、券1の磁気ストラ
イプ1bが係合した場合には、磁気記録情報を検出でき
るものである。図12に前記第1、第2の磁気読取ヘッ
ド35,36と券1及び搬送ローラ34aの対応位置を
示す斜視図として記載した。
2の磁気読取ヘッド35,36の下流から分岐して、第
1、第2の磁気読取ヘッド35,36の上流に合流する
ループ形状をした搬送路であり、経路の一部に水平方向
に回転可能なターンテーブル38を配設してある。この
ターンテーブル38の回転はステッピングモータで構成
され所定の角度(矢印R方向に180度)回転すること
ができるターンモータ38aにより駆動される。更にタ
ーンテーブル38上に券1を取り込み、保持したまま回
転後、該券1を送り出すような搬送手段も構築されてい
る。
ル38部から第1の搬送路34に接続される第3の搬送
路39が設けられている。これらの各搬送路の分岐部と
合流部には図12に示したようにブレード40a,40
b,40d,40eが設けられており第1,第2のブレ
ード40a,40bは各々ソレノイド41a,41bに
より所定の角度だけ回動させることが可能で券1の搬送
方向を切り換えることを可能にしている。
の関係から、ソレノイドによる回動は必ずしも必要なも
のではなく、例えば、第1の搬送路34を搬送可能な位
置に付勢しておき矢印J,K方向から券1自身により付
勢力に抗して搬送可能に構成しているためソレノイドは
使用していない。また、第2のブレード40bについて
は矢印H方向に券1を搬送する場合にはソレノイド41
bによる回動は不要で、券1による押し下げることも不
要に構成されているものである。
ローラであり、外周の表面を摩擦部材で構成し、搬送ロ
ーラ34aの搬送力より弱く設定されているものであ
り、更に清掃用モータ42cは3段階に回転速度が制御
可能になっている。
1aの印刷を消去可能な表面温度になるように制御され
ていて、券1を挟持して通過(加熱)させるとともに搬
送能力も有している。この加熱ローラ43は搬送用モー
タ34cにより他の搬送ローラ34aと共に回動され
る。
すように、軸内部にヒータ43aが内蔵してあり、この
ヒータ43aの周囲にローラ部を回転可能に支持してい
るものであり、温度検知センサや温度ヒューズという安
全面の考慮もなされているものである。また、清掃ロー
ラ42a,42bの上流側の搬送ローラ34aと加熱ロ
ーラ43間の距離は券1の長さよりやや短く設定してあ
る。
るために設けられた券ガイドであり矢印L方向に搬送さ
れてきた券1の先端を収納庫3側に向けると共に、すで
に収納済の券1の中央部と斜めに接触させることにより
互いに損傷せずに順序よく収納するためのもので、券回
収装置側に設けられている。
上下を反転しても磁気ストライプの存在を検出できない
券などを、第3のブレード40cを回動させることによ
り券1を矢印M方向に搬送して取り込むものである。4
6は入力操作・表示部であり、券処理のための動作開始
を指示する操作キーや後述する処理件数の表示を行なえ
るものである。
置された各種センサ類であり、磁気読取ヘッド35,3
6とともにアンプ回路48により出力が増幅される。4
9はヒータ43aへの加熱を制御するもので、運用状態
においては一定の温度に保持させる機能を有する加熱制
御回路である。
タ42c,ターンモータ38a,ソレノイド41a〜4
1cを駆動する駆動回路であり、51は処理すべく取り
込んだ券1の枚数やリジェクトボックス45に取り込ま
れた券1の枚数、更に磁気ストライプ1bから読み取っ
た券種別などを集計するための計数部である。52は記
憶部であり券回収装置30を制御するためのプログラム
や処理した券の枚数や券種別等を記憶可能なROMやR
AM等である。
48、加熱制御回路49、駆動回路50、計数部51、
記憶部52などを制御する制御部53がある。更に、電
源を投入するスイッチや電源部を有するが省略した。
観で前記券ガイド44に対応する部分は逃げ部3bがあ
り、前記券ガイド44と所定の間隔を有するとともに、
前記第1の実施の形態で説明した繰出ローラ4とも所定
の間隔を有するように形成してあるので共通して使用で
きる。
券処理フローチャートを説明する。前記第1の実施の形
態で説明した券処理装置2から係員により取り出された
券1は所定期間が経過した後、本券回収装置により一括
して処理される。ステージ31上に券1を乗せウエイト
32を券1の上に重ねてから(S41)、入力操作・表
示部46の開始キー(図示しない)を押下すると(S4
2)、制御部53は次のように制御する。
されている券1を1枚だけ内部に取り込み、磁気読取ヘ
ッド35,36に券1の先端が到達すると磁気記録デー
タを5〜6ビット分だけ検出できる程度の読取搬送する
(S43)。磁気読取ヘッド35又は36のいずれか一
方が書込データ(例えば“0”)を検出していれば(S
44)、券1の向きとしては磁気ストライプ1bの対応
面であるから次ステップ45に移行する。磁気読取ヘッ
ド35及び36のいずれも書込データを検出できず“デ
ータなし”と検出された場合には磁気ストライプ1bの
対応面ではないと判断してステップ54(後述する)に
移行することになる。
書込データを検出した場合には「表向き」であるとして
(S45)、第1の搬送路34を矢印G方向に搬送を続
けて清掃ローラ42a,42bの位置まで券1の先端が
到達するまで搬送する。この状態が図12,図13
(a)に示すもので、続けて搬送ローラ34aの周速度
R0より清掃ローラ42a,42bの周速度R1を高速
(R1>R0)になるように図13(a)に示した矢印
方向に正回転させる(S46)。この回転量の差により
清掃ローラ42a,42bが券1に対して滑りが生じる
ために、券1の表面を滑動しつつ搬送ローラ34aによ
り搬送される。この滑動により券1の表裏面前半が清掃
されることになる。
送されると、清掃ローラ42a,42bの高速回転を停
止し、加熱ローラ43の周速度R0より清掃ローラ42
a,42bの周速度R2を低速(R2<R0)になるよ
うに図13(b)に示した矢印方向に逆回転させる(S
47)。この回転方向および摩擦力の差により清掃ロー
ラ42a,42bと券1において滑りが生じるために、
券1の表面を滑動しつつ加熱ローラ43により搬送され
る。この滑動により券1の表裏面の後半が清掃されるこ
とになる。
過させ(S48)、更に矢印L方向に搬送すると、券1
の先端が券ガイド44の斜面に当接する。この斜面によ
り券1は収納庫3側に誘導されて収納される(S4
9)。収納庫3に券1が収納され全てのソレノイド41
a〜41cに対して、消磁(OFF)命令を出して、各
ブレードを元に戻す(S50)。そして、収納枚数を1
枚加算して記憶部52に記憶すると共に、入力操作・表
示部46に表示する。なお、以上説明したステップでは
各ブレードは動作していないため実動作はしない。
6が書込データを検出した場合には「裏向き」であると
してステップ51に移行する。ステップ51ではソレノ
イド41aを励磁して第1のブレード40aを回動させ
て、第1の搬送路34からの搬送経路を第2の搬送路3
7と接続し(S51)、券1の搬送を再開してターンテ
ーブル38上まで搬送(矢印H方向)して停止する(S
52)。次にソレノイド41bを励磁して第2のブレー
ド40bを回動させてから第2の搬送路37と第3の搬
送路39を接続して(S53)、第3の搬送路39に券
1を搬送(矢印J方向)し、続けてブレード40cを押
し上げて第1の搬送路34に券1を戻す。この動作によ
り券1の上下端が入れ替わったことになり、以降は前述
ステップ46〜50に従って動作する。
5及び36のいずれも磁気書込データを検出できず“デ
ータなし”と検出された場合を説明する。これは磁気ス
トライプ1bが磁気読取ヘッド35,36側にないもの
であると判断し、券1を180度水平方向に反転させ、
左右を入れ替えるものである。
検出されたら計数部50に該券1の磁気データなし回数
を計数するように制御する(S54)。ソレノイド41
aを励磁して第1のブレード40aを回動させて、第1
の搬送路34からの搬送経路を第2の搬送路37と接続
し(S55)、券1の搬送を再開してターンテーブル3
8上まで搬送(矢印H方向)して停止する(S56)。
ターンテーブル38上で券1を保持したままターンモー
タ38aを制御して180度水平回転をする(S5
7)。この回転方向は左右どちらでもかまわない。
搬送し第2の搬送路37からブレード40d部を通過さ
せて再び第1の搬送路34に戻す(S58)。この動作
により券1は左右反転して第1の搬送路34に戻された
ことになる。
を行なうことになるが、磁気データの検出ができない場
合には(S44)、磁気ストライプ1bの存在しない券
であると判定され、計数部50における券1の磁気デー
タなし回数を1回アップすると、所定回数(2回)に達
するため(S54)、この券は異常券としてリジェクト
ボックス45に取り込むことにする。
ド41aを消磁して異常券を矢印G方向への搬送を可能
にする(S59)、並行して第1の搬送路34からリジ
ェクトボックス45への分岐点に設けた第3のブレード
40cをソレノイド41cを励磁して回動させておく
(S60)。
4aと同周速度(R0)で回転させる(S61)、この
時には異常券を清掃することは行なわないことになる。
続けて加熱ローラ43部を通過させ(S62)、リジェ
クトボックス45に異常券を格納することになる(S6
3)。リジェクトボックス45に異常券が格納されたこ
とが図示しない検知手段により検出されたらステップ5
0に移行する。
要はないが次の正常券処理を引き続いて行なうことを考
慮すると加熱を中止することが必須ではない。しかし、
加熱による印刷の消去を目的としていない搬送速度など
の高速化は可能である。
常券としてリジェクトした券は清掃しないで保管するた
め事後の原因究明の妨げにならない、更にステップ43
における磁気読取動作において出力が極端に低い場合な
どに、一旦清掃してから再度の磁気読取動作を行なうよ
うに制御することも可能である。
明したが、券1の搬送方向において逆搬送がないことか
ら必ず設ける必要はなく、例えば、第1の搬送路34に
向かって第2の搬送路37(又は第3の搬送路39)か
ら常時搬送可能に構成しておくことも可能である。
/書込共用の磁気ヘッドを組み込み所定レベルの磁気出
力が得られない場合に正常の磁気記録レベルでの書込み
を行ない、第2の搬送路を1周させたのち再読み取りす
ることにより磁気ストライプの劣化または装置側の問題
であるかなどの判別ができる。券を表裏,左右反転の不
要な方向にセットされた券(矢印G方向)は、収納庫に
収納完了を待たずに次の券を処理を開始(取り込める)
できることは言うまでもない。
入口から受け入れた券の記録情報に基づき、収納庫から
券を発行すると共に、取り込んだ券に対しても印刷を消
去し、新たな情報を印刷して発行することにより券の再
利用が可能になり、省資源が図れる。また券サイズを金
融機関の顧客識別カードやテレホンカードサイズとし、
且つ、樹脂化できるため汗などによる変形、汚れ、取扱
いによる破損も少なくすることができ利用者にとっても
利便性の良いという効果がある。
に基づいて受け入れた券の方向を判定し、表裏,左右の
4面を全て揃えて収納庫に格納することにより係員によ
る券の取り揃えを不要にし、且つ、収納数量も装置側で
計数しているため煩わしさを与えない。更に、券の収納
庫を共通化したので収納庫の単位での交換も可能であ
り、取扱いにおいて極めて利便性の良い装置を提供でき
るという効果がある。
である。
チャートである。
ローチャートである。
を示す側断面図である。
ブロック図である。
念を示す側断面図である。
位置を示す斜視図である。
用を示す斜視図である。
御ブロック図である。
ーチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 券を受け入れる券挿入口と、 該券挿入口に接続された搬送路と、 発行すべき券を収納した収納庫と、 該収納庫から券を前記搬送路に繰り出す繰出手段と、 前記券に記録された情報の読取手段と、 該券に情報を記録可能な書込手段と、 前記搬送路の一部に設けられたサーマルヘッドと、 該サーマルヘッドに印刷用と印刷消去用のエネルギーを
各々印加可能な制御手段とを配し、 印刷及び該印刷の消去可能な印刷面を有する券を前記挿
入口から受け入れ、該券の記録情報に基づき前記収納庫
から券を発行すると共に取り込んだ券に対して印刷を消
去し新たな情報を印刷して発行することを特徴とする券
処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の券処理装置において、 受け入れた券に対しての印刷は印刷可能な全面を一旦消
去し、次に全面印刷を施すことを特徴とする券処理装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の券処理装置において、 前記収納庫に収納される券は、印刷及び該印刷の消去可
能な面を有する券であり、使用済みの券を含めることを
特徴とする券処理装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の券処理装置において、 前記券に記録された情報は、券の使用済回数情報が含め
られた磁気記録情報であり、発行される毎に前記使用済
回数情報を加算して磁気記録することを特徴とする券処
理装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の券処理装置において、 前記読取手段により読取不良となった場合には、券に不
良の種別を識別可能な表現による印刷をして回収するこ
とを特徴とする券処理装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の券処理装置において、 前記券の使用済回数情報が所定回数に達した場合には、
再使用せずに装置内に取り込むことを特徴とする券処理
装置。 - 【請求項7】 券を受け入れる券受入口と、 該券受入口に接続された搬送路と、 該搬送路に接続され、受入れた券を収納する収納庫と、 前記搬送路に設けられ、前記券に記録された情報の読取
手段とを有する券処理装置において、 前記記録情報の検出位置に基づいて受け入れた券の方向
を判定し、表裏,上下の4面を全て揃えて収納すること
を特徴とする券処理装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の券処理装置において、 前記搬送路の一部に券に所定の温度を加える加熱ローラ
を具備したことを特徴とする券処理装置。 - 【請求項9】 請求項7記載の券処理装置において、 前記搬送路の一部に券の表裏両面を清掃可能な清掃ロー
ラを具備したことを特徴とする券処理装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の券処理装置において、 前記清掃ローラの回転周速度差により券を清掃すること
を特徴とする券処理装置。
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