JP2777587B2 - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JP2777587B2
JP2777587B2 JP29329891A JP29329891A JP2777587B2 JP 2777587 B2 JP2777587 B2 JP 2777587B2 JP 29329891 A JP29329891 A JP 29329891A JP 29329891 A JP29329891 A JP 29329891A JP 2777587 B2 JP2777587 B2 JP 2777587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機を管理する中央
情報処理装置からの信号を受信し、該信号に基づいて記
録媒体に必要事項を書き込むことができる記録媒体処理
装置、および、使用者の判断により前記記録媒体に手書
きにより必要事項を記録または消去することができるペ
ン型の記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、遊技場に設置されている
各々の遊技機において打止やフィーバーの発生または、
不正行為等といった事態が発生した場合には、これらの
信号を各遊技機を管理する中央情報処理装置が受信し、
それにより、打止やフィーバー等の事態の発生を自動的
に、「何番台打止です…」等というように放送したり、
CRT上に「打止」等として「台番号」を表示したりし
て、店員に知らせていた。
【0003】また、従来、遊技場の閉店後に、各パチン
コ機を管理する中央情報処理装置に記憶された各パチン
コ機の台番号とその台の入玉数と出玉数等から導かれる
釘調整用データを、普通の印刷用紙にプリントアウトし
て、その用紙に印字されたデータをもとに各パチンコ機
の釘調整を行なっていた。用紙には、釘調整を行なった
印を直接ペン等で書き込み、作業の能率化を図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、打止やフィーバー等の事態の発生
を放送したり、CRT上に表示したとしても、これらは
一時的なものであり、何台もの遊技機において同時に打
止等の事態が発生したり、連続して打止等の事態が発生
した場合には、店員がこれらの事態と台番号などを覚え
切るのは困難である。それにより、店員が、遊技場を管
理しているカウンターまで行き、打止台等の番号をメモ
してから、改めてそのメモを見ながら打止等の事態が発
生した各遊技機に対処する必要があり、迅速に対処する
ことができないという問題点があった。
【0005】また、釘調整用データを印刷する紙は普通
の用紙からなり、一度用紙に印刷したデータや、調整済
みであることを示す印は容易に消すことができないか
ら、釘調整後に印刷された用紙を処分するにあたり、そ
のままゴミ箱に捨てたのでは、情報が外部に漏洩するお
それがある。それにより、使用済みの用紙はシュレッダ
ーにかけなければならず、再使用が困難であり資源の無
駄を生じ、ゴミ公害の原因となるいう問題点があった。
【0006】ところで最近、加熱により文字等の書込・
消去が自在に繰り返せるカード材(PET(ポリエチレ
ンテフタレート)樹脂を基板に、表側の一部に感光フィ
ルムを張り、裏側は磁器記録層にしてある。)や、長い
波長の光820ナノメートル(ハロゲンランプの光)を
当てると色が消えてしまうという特殊なインクが開発さ
れた。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、遊技場に設置されている各々の遊
技機において打止やフィーバーなどの各事態が発生した
場合に、店員が迅速に対処することができる記録媒体処
理装置を提供することを目的とし、また、記録媒体を再
生可能とし、資源保護およびゴミ公害の減少を図ること
ができる記録媒体処理装置およびペン型の記録媒体処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、 1 遊技機(11)を管理する中央情報処理装置(1
0)からの信号を受信し、該信号に基づいて記録媒体
(20)に必要事項を書き込むことができる記録媒体処
理装置(30)であって、前記記録媒体(20)を内部
に取り込むための挿入口(31)と、該挿入口(31)
から送られた前記記録媒体(20)の記録を消すための
消去部(35)と、記録が消された前記記録媒体(2
0)を複数収納するスタッカ部(40)と、前記中央情
報処理装置(10)からの信号に基づき前記スタッカ部
(40)から送り出された各記録媒体(20)に新たに
必要事項を書き込むための記録部(53)と、前記新た
に必要事項が書き込まれた記録媒体(20)を外部から
取り出すための払出口(56)とを有することを、特徴
とする記録媒体処理装置(30)。
【0009】2 前記挿入口(31)と前記消去部(3
5)との間に、前記挿入口(31)から送られた前記記
録媒体(20)の記録を読み取って、その信号を前記中
央情報処理装置(10)に送信する読取部(34)を設
けたことを、特徴とする1項記載の記録媒体処理装置
(30)。
【0010】3 前記記録媒体(20)を、所定温度の
熱を加えることで必要事項を目視可能に記録できる一
方、別の所定温度の熱を加えることにより前記記録を消
去できるカードにより形成し、前記消去部(35)は、
前記別の所定温度の熱を前記カードに加えて記録を消す
発熱体を有し、前記記録部(53)は、前記所定温度の
熱を前記カードに加えて必要事項を目視可能に記録する
サーマルヘッド(54)を有することを、特徴とする1
項または2項記載の記録媒体処理装置(30)。
【0011】4 前記記録媒体(20a)を、所定の光
を照射することにより消えるインクにより必要事項を目
視可能に書き込み記録するカードにより形成し、前記消
去部(110)は、前記インクを消す所定の光を照射す
る光源を有し、前記記録部(120)は、前記インクに
より、送られる前記カードに必要事項を書き込むサーマ
ルヘッド(130)を有することを、特徴とする1項ま
たは2項記載の記録媒体処理装置(100)。
【0012】5 前記スタッカ部(40)は、出入口
(41a)から内部に複数の前記カードを重ねて収納す
るための収容箱体(41)と、前記収容箱体(41)の
内部で前記カードに対接し前記出入口(41a)に近接
する方向に付勢されたカード受け板(43)と、前記出
入口(41a)の両側端に開閉可能に設けられ前記カー
ド受け板(43)とともに前記カードを前記収容箱体
(41)内で挟持するシャッタ部材(42)と、送られ
た前記カードを前記出入口(41a)から前記シャッタ
部材(42)を押し開きつつ、前記収容箱体(41)内
に収納するカード収納機構(45)とを有することを、
特徴とする3項または4項記載の記録媒体処理装置(3
0,100)。
【0013】6 前記カード収納機構(45)は、前記
出入口(41a)まで送られた前記記録媒体(20)を
検知するセンサ部(47a)と、前記センサ部(47
a)からの信号に基づき、前記出入口(41a)から前
記シャッタ部材(42)を押し開きつつ前記収容箱体
(41)内に入り込む押込み位置と、前記中央情報処理
装置(10)からの信号に基づき、前記出入口(41
a)の両端のシャッタ部材(42)の間に現われる外側
の記録媒体(20)に接触する送出し位置とに伸縮可能
な駆動シリンダ(46)と、前記駆動シリンダ(46)
が送出し位置にある際に、該駆動シリンダ(46)の先
端に接触する前記記録媒体(20)を両側のシャッタ部
材(42)の下側から前記記録部(53)に送り出す搬
送ローラ(48)とを具備して成ることを、特徴とする
5項記載の記録媒体処理装置(30,100)。
【0014】7 前記記録媒体(60)を、所定の熱を
加えることで釘調整用データを目視可能に記録できる一
方、別の所定温度の熱を加えることにより前記釘調整用
データを消去できる印刷用紙により形成し、前記消去部
(35)は、前記別の所定温度の熱を前記印刷用紙に加
えて記録を消す発熱体を有し、前記記録部(53)は、
前記所定温度の熱を前記印刷用紙に加えて釘調整データ
を目視可能に記録するサーマルヘッド(54)を有する
ことを、特徴とする1項または2項記載の記録媒体処理
装置(30)。
【0015】8 前記記録媒体(60)を、所定の光を
照射することにより消えるインクにより釘調整用データ
を目視可能に書き込み記録する印刷用紙により形成し、
前記消去部(110)は、前記インクを消す所定の光を
照射する光源を有し、前記記録部(120)は、前記イ
ンクにより、送られる前記カードに釘調整用データを書
き込むサーマルヘッド(130)を有することを、特徴
とする1項または2項記載の記録媒体処理装置(10
0)。
【0016】9 3項または7項記載の記録媒体(2
0,60)に、所定温度の熱を加えることで必要事項を
目視可能に記録できるペン型の記録媒体処理装置(7
0)であって、電源(75)を内装できる軸筒(70
a)の先端に、前記電源(75)により所定の温度に発
熱する芯体(78)を設け、前記芯体(78)の発熱温
度を前記記録媒体(20,60)に必要事項を書き込め
る所定温度と、前記必要事項を消去できる別の所定温度
とに選択可能な切換スイッチ(71)を、前記軸筒(7
0a)の外側から操作可能に設けたことを特徴とするペ
ン型の記録媒体処理装置(70)。
【0017】10 3項または7項記載の記録媒体(2
0,60)に、所定の熱を加えることで必要事項を手書
きにより記録または消去することができるペン型の記録
媒体処理装置(80)であって、電源(87)を内装で
きる軸筒(80a)の先端または基端の一方に、前記電
源(87)により所定の温度に発熱する細書き用の細芯
体(90)を設ける一方、前記軸筒(80a)の先端ま
たは基端の他方に、前記電源(87)により所定の温度
に発熱する太き書き用の太芯体(93)を設け、前記細
芯体(90)または太芯体(93)の各発熱温度を前記
記録媒体(20,60)に必要事項を書き込める所定温
度と、前記必要事項を消去できる別の所定温度とに選択
可能な切換スイッチ(81)を、前記軸筒(80a)の
外側から操作可能に設けたことを特徴とするペン型の記
録媒体処理装置(80)。
【0018】11 前記芯体(78,90,93)を前
記記録媒体(20,60)に圧接することにより前記芯
体(78,90,93)が前記電源(75,87)に導
通する圧接スイッチ(76,88,92)を有すること
を特徴とする9項または10項記載のペン型の記録媒体
処理装置(70,80)に存する。
【0019】
【作用】複数の遊技機(11,11…)を管理する中央
情報処理装置(10)が、各遊技機(11)の打止やフ
ィーバーの発生その他不正行為等の事態の発生を察知す
ると、各事態に応じた信号を記録媒体処理装置(30)
に出力する。
【0020】記録媒体処理装置(30)が中央情報処理
装置(10)からの信号を受信すると、その信号に基づ
いて、スタッカ部(40)から送り出されたカード等の
記録媒体(20)に、記録部(53)で新たに必要事項
を書き込む。記録部(53)により記録媒体(20)に
書き込む必要事項(22,25)は、例えば、中央情報
処理装置(10)から『何番台打止』という信号を受信
したときには、その内容を店員が一見して確認できるよ
うに「何番台打止」という文字により示す。
【0021】店員は、必要事項が書き込まれた記録媒体
(20)を記録媒体処理装置(30)の払出口(56)
から受け取ることができる。この様にして受け取った記
録媒体(20)の指示にしたがって、店員は打止等の事
態が生じた各遊技機(11)に1台ずつ対処していくこ
とができる。それにより、何台もの遊技機(11)にお
いて同時に打止等の事態が発生したり、連続して打止等
の事態が発生した場合でも、これらの事態の発生を知ら
せる一時的な放送やCRT上の表示を店員が覚えたり、
カウンターに行きメモしてから各遊技機(11)に対処
する場合に比べて、記録媒体処理装置(30)から受け
取った記録媒体(20)の利用によって、確実かつ迅速
に各遊技機(11)に対処することができる。
【0022】対処の済んだ記録媒体(20)は、店員が
記録媒体処理装置(30)の挿入口(31)に入れて、
再び記録媒体処理装置(30)の内部に取り込ませるこ
とができる。記録媒体処理装置(30)の挿入口(3
1)と消去部(35)との間に読取部(34)を設けれ
ば、記録媒体(20)の内容を消し去る前に、その内容
を読み取ることにより、例えば、何時何分に何番台に対
処したというような信号を前述の中央情報処理装置(1
0)に送信するよう設定することができる。この場合、
必要事項をバーコード(27)などにより記録するもの
であれば、光学的に読み取ることが可能である。
【0023】読取部(34)からの信号による各種デー
タを、中央情報処理装置(10)で掌握することによ
り、打止やその他異常が発生してから店員が対処するま
での時間がわかったりして、店員の動きを判断するため
の指標とすることができる。
【0024】読取部(34)により必要事項を読み取ら
れた記録媒体(20)は、消去部(35)に送られて記
録が消される。この場合に記録媒体(20)を加熱によ
って、記録を書込・消去できるカードにより形成する場
合は、消去部(35)を発熱体で構成し、所定温度の熱
をカードに加えて記録を消す。
【0025】一方、記録媒体(20a)を、所定の光を
照射により消えるインクで書き込み記録するカードによ
り形成する場合は、消去部(110)を光源で構成し、
所定の光をカードに照射して記録を消す。このように、
加熱または光の照射により記録が消された複数の記録媒
体(20,20a)であるカードは、スタッカ部(4
0)により収納される。
【0026】スタッカ部(40)では、例えば、次のよ
うにしてカードが処理される。スタッカ部(40)の出
入口(41a)まで送られたカードはセンサ部(47
a)で検知され、それにより、カード収納機構(45)
の駆動シリンダ(46)がシャッタ部材(42)を押し
開きつつ、カードを収容箱体(41)の中に押し入れ
る。
【0027】収容箱体(41)内のカードは、カード受
け板(43)とシャッタ部材(42)とにより挟まれて
保持される。中央情報処理装置(10)からの信号に応
じて、収容箱体(41)内のカードは搬送ローラ(4
8)により両側のシャッタ部材(42)の下側から記録
部(53)に逐次送り出されて、新たなデータが記録さ
れ払出口(56)に払出される。
【0028】記録媒体(60)を定形の印刷用紙とし
て、遊技場の閉店後に、遊技機(11)であるパチンコ
機を管理する中央情報処理装置(10)に記憶された各
パチンコ機の台番号とその台の入玉数と出玉数等から導
かれる釘調整用データ(62)を、前記印刷用紙に加熱
または光の照射によって書込み・消去することもでき
る。
【0029】店員は記録媒体処理装置(30)の払出口
(56)から釘調整用データ(62)が書き込まれた印
刷用紙を取り出し、これをもとに各パチンコ機(11)
の釘調整を行なうことができ、さらに、ペン型の記録媒
体処理装置(70,80)を使うことにより手軽に釘調
整を行なったというチェック印(63)等を加熱により
書き込んだり、消去することができる。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。なお、各種実施例につき同種の部位には同一符
号を付し重複した説明を省略する。
【0031】図1から図3は本発明の第1実施例を示し
ている。
【0032】図1および図2に示すように、記録媒体処
理装置30は、複数の遊技機であるパチンコ機11,1
1…を備えた遊技場で用いられ、各遊技機11を管理す
る中央情報処理装置であるホール用コンピータ10から
の信号を受信して、記録媒体である店員用カード20に
必要事項を書き込み、遊技場の店員に打止やフィーバー
などの事態の発生を知らせるための装置である。
【0033】記録媒体処理装置30は、挿入口31と払
出口56とをつなぐ搬送経路に沿って店員用カード20
を搬送するカード送り機33,52と、搬送経路に沿っ
て設けられた読取部34と、発熱ドラム35と、スタッ
カ部40と、記録部53とを具備して成る。図2に示す
ように、読取部34および記録部53は、各パチンコ機
11を集中管理するホール用コンピータ10に信号を送
受可能に接続されている。
【0034】記録媒体である店員用カード20は、最近
開発された加熱により文字等の書込、消去が自在に繰り
返せるカード材(PET(ポリエチレンテフタレート)
樹脂を基板に、表側の一部に感光フィルムを張り、裏側
は磁器記録層にしてある。)を用いたものである。以
下、このカード材を「PET」とする。PETは感光フ
ィルムに熱を加えるとその部分が透明になり、鮮明な文
字、数字が浮き出るものである。
【0035】このようなPETから作られた店員用カー
ド20は、所定の熱を加えることにより、文字や数字等
を目視可能に表わすことができる一方、前記所定の熱と
異なる温度の熱を加えると、文字や数字等が消える性質
を有するものである。なお、消去する際の温度は、書込
む際の温度に対して高い場合も、低い場合もある。
【0036】図4に示すように、店員用カード20に
は、使用される遊技場名の表示21と、枠線24の中に
書き込まれた『打止発生』という各パチンコ機11にお
いて発生した事態を示す種別表示25と、事態が発生し
たパチンコ機11を特定する台表示22と、事態発生回
数を表示する回数表示23と、各事態の発生年月日及び
時刻を示す時間表示26が記録されている。
【0037】また、枠線24の下には台表示22と回数
表示23と種別表示25に関するバーコード表示27が
記録される。遊技場名の表示21、枠線24及びその他
の文字は消えにくい通常のインクによって、店員用カー
ド20に印刷されている。
【0038】図1に記すように、記録媒体処理装置30
のケース体30aの上部には、店員用カード20を取り
込むための挿入口31が開口しており、一方、ケース体
30aの下部の正面側には店員用カード20を取り出す
ための払出口56が形成されている。ケース体30aの
内部には、挿入口31から払出口56に続く店員用カー
ド20の搬送経路が形成されている。
【0039】挿入口31に近接した搬送経路の始端には
第1カード送り機33が設けられている。第1カード送
り機33は、挿入口31に入れられた店員用カード20
をスタッカ部40の予備室47まで搬送するためのもの
であり、上下のプーリの間に掛け渡された無端ベルトか
ら構成されており、また、上側のプーリに対向するよう
に第1押圧プーリ32が設けられている。
【0040】読取部34は、第1カード送り機33の中
央付近に沿うように設けられており、搬送される店員用
カード20に記録されているバーコード表示27を光学
的に読み取って、その内容と読取り時刻の信号をホール
用コンピータ10に送信するように構成されている。バ
ーコードを光学的に読取るバーコードリーダーや信号を
送信する構成は一般的なものであり説明は省略する。ま
た、読取り時刻はホール用コンピータ10において記録
するようにしてもよい。
【0041】消去部は、発熱体35により構成されてお
り、第1カード送り機33を構成する下側のプーリに対
向するように設けられている。発熱体35は、読取部3
4に読取られた店員用カード20に所定の熱を加えるこ
とによって、店員用カード20に書き込まれている台表
示22や種別表示24などの必要事項を消し去るもので
ある。
【0042】発熱体35は回転可能に枢支されており、
第1カード送り機33と協働して店員用カード20をス
タッカ部40の予備室47に送り出すように配設されて
いる。なお、この発熱体をサーマルヘッドにより構成
し、その発熱温度を消去用の温度に設定し、その傍らを
通して必要事項を消去するようにしてもよい。
【0043】スタッカ部40は、最初に1枚ずつ店員用
カード20を取り込むための予備室47と、複数のカー
ド店員用カード20,20…を重ねて収納するための収
容箱体41と、予備室47から収容箱体41内に店員用
カード20を収納し、また収容箱体41内の店員用カー
ド20を1枚ずつ排出するカード収納機構45とを有し
ている。
【0044】さらに詳しく言えば、図3に示すように、
予備室47の一方側は搬送経路に沿うよう開口してお
り、予備室47の他方側に連なる収容箱体41の出入口
41aの両側端には、開閉可能な一対のシャッタ部材4
2,42が設けられている。
【0045】各シャッタ部材42は内側方向に開く位置
と、収容箱体41の側壁に対して直角に延びるように閉
じる位置とに揺動可能に枢支されており、ばね(図示せ
ず)により閉じる位置に付勢されている。
【0046】収容箱体41の内部には、店員用カード2
0に対接して出入口41aに近接する方向にコイルばね
44で付勢されたカード受板43が内装されている。カ
ード受板43は、閉じる位置にあるシャッタ部材42,
42とともに収容箱体41内で店員用カード20を挟持
するものである。
【0047】カード収納機構45は、センサ部47a
と、駆動シリンダ46と、搬送ローラ48とを具備して
成る。センサ部47aは予備室47の側壁上端に取付け
られており、予備室47内に位置する出入口41aまで
送られた店員用カード20の有無を検知し、その信号を
駆動シリンダ46に出力するものである。
【0048】駆動シリンダ46は、センサ部47aから
の信号に基づき、出入口41aからシャッタ部材42,
42を押し開きつつ収容箱体41内に入り込む押込み位
置と、ホール用コンピータ10からの信号に基づき、出
入口41aの両端のシャッタ部材42,42の間に現わ
れる外側の記録媒体20に接触する送出し位置とに伸縮
可能に配設されている。
【0049】駆動シリンダ46の先端部には、駆動シリ
ンダ46が送出し位置にある際に、店員用カード20を
両側のシャッタ部材42,42の下側から記録部53に
送り出す搬送ローラ48が取り付けられている。搬送ロ
ーラ48は、ホール用コンピータ10からの信号に応じ
て店員用カード20を搬送する方向に回転駆動するもの
である。
【0050】スタッカ部40の下方の搬送経路の途中に
は、第2カード送り機52が設けられている。第2カー
ド送り機52は、スタッカ部40から送り出された店員
用カード20を搬送経路の終端にあるガイド部材55ま
で搬送するためのものであり、上下のプーリの間に掛け
渡された無端ベルトから構成されている。上下のプーリ
の傍らには、それぞれ各プーリに対向するように第2押
圧プーリ50および第3押圧プーリ51が設けられてい
る。
【0051】記録部53は、第2押圧プーリ50と第3
押圧プーリ51との間において搬送経路に沿うように設
けられている。記録部53はホール用コンピータ10か
らの信号に基づき、搬送途中の店員用カード20に新た
に台表示22や種別表示25等の必要事項を書き込むた
めのものである。
【0052】さらに詳しく言えば、記録部53は、文字
などを目視可能に書き込むためのサーマルヘッド34
と、サーマルヘッド34を所定の温度に加熱するための
加熱手段(図示せず)を有している。
【0053】第2カード送り機52の下側には、店員用
カード20をケース体30aの正面側の下部に開口する
払出口56に導くためのガイド部材55が設けられてい
る。
【0054】次に、第1実施例の作用を説明する。図2
に示すように、複数のパチンコ機11,11…を集中管
理する中央情報処理装置であるホール用コンピータ10
が、各パチンコ機11の打止やフィーバーの発生その他
不正行為等の事態の発生を察知すると、各事態に応じた
信号を記録媒体処理装置30のスタッカ部40および記
録部53に出力する。
【0055】スタッカ部40がホール用コンピータ10
からの信号を受信すると、その信号に基づいて、スタッ
カ部40から店員用カード20が記録部53に送り出さ
れる。店員用カード20は、記録部53にあらかじめセ
ットしてあってもよい。スタッカ部40はその収容箱体
41に、複数の店員用カード20を収容している。
【0056】さらに詳しく説明すれば、カード収納機構
45がホール用コンピータ10からの信号を受けると、
まず、カード収納機構45を構成する駆動シリンダ46
が出入口41aの両側のシャッタ部材42,42の間に
現われる収容箱体41内の一番外側の店員用カード20
に接する送出し位置に変位する。続いて、駆動シリンダ
46の先端の搬送ローラ48が回転駆動して店員用カー
ド20は収容箱体41から排出され、さらに、第2カー
ド送り機52により記録部53の傍らに送られる。
【0057】送り出された店員用カード20は、記録部
53で新たに必要事項が書き込まれる。記録部53が店
員用カード20に書き込む必要事項は、例えば、ホール
用コンピータ10から『何番台打止』という信号を受信
したときには、図4(A)に示すように、その内容を店
員が一見して確認できるように、打止が発生したパチン
コ機11を特定する台表示22と、『打止発生』という
発生した事態を示す種別表示25と、事態発生回数を表
示する回数表示23と、各事態の発生年月日及び時刻を
示す時間表示26が書き込まれる。さらに、台表示22
と回数表示23と種別表示25に関するバーコード表示
27も書き込まれる。
【0058】すなわち、記録部53のサーマルヘッド5
4のドット素子が加熱手段(図示せず)により所定の温
度に発熱し、その所定の熱を店員用カード20の表面に
加えることにより、店員用カード20の表面に台表示2
2等を表わす数字や文字等を目視可能に書き込む。
【0059】書き込みが終了すると、店員用カード20
は、第2カード送り機52により下方に搬送され、ガイ
ド部材55を介して払出口56から外部に排出される。
それにより、店員は必要事項が書き込まれた店員用カー
ド20を記録媒体処理装置30の払出口56から受け取
ることができる。この様にして受け取った店員用カード
20の指示にしたがって、店員は打止等の事態が生じた
各パチンコ機11に1台ずつ対処していくことができ
る。
【0060】それにより、何台ものパチンコ機11にお
いて同時に打止等の事態が発生したり、連続して打止等
の事態が発生した場合でも、これらの事態の発生を知ら
せる一時的な放送やCRT上の表示を店員が覚えたり、
カウンターに行きメモしてから各パチンコ機11に対処
する場合に比べて、記録媒体処理装置30から受け取っ
た店員用カード20の利用によって、確実かつ迅速に各
パチンコ機11に対処することができる。
【0061】対処の済んだ店員用カード20は、店員が
記録媒体処理装置30の挿入口31に入れて、再び記録
媒体処理装置30の内部に取り込ませることができる。
すなわち、挿入口31に入れられた店員用カード20
は、第1カード送り機33により搬送経路を送られつつ
読取部34により、その内容を読み取られる。読取部3
4は店員用カード20から読取った内容と読取り時刻と
の信号をホール用コンピータ10に送信する。
【0062】読取部34からの信号による各種データ
を、ホール用コンピータ10で掌握することにより、打
止やその他異常が発生してから店員が対処するまでの時
間がわかるように設定することができ、店員の動きを判
断するための指標とすることができる。
【0063】次に、読取部34により必要事項を読み取
られた店員用カード20は、発熱体35により搬送経路
を送られつつ必要事項の記録が消される。すなわち、支
払いを終わった店員用カード20は発熱体35により所
定温度の熱が加えられ、それにより、店員用カード20
に書き込まれていた文字や数字等が消えて見えなくな
る。この店員用カード20は再び、記録部53で加熱さ
れることにより繰返し使用することができる。
【0064】図4(B)に示すように、必要事項の記録
が消された店員用カード20は、そのままスタッカ部4
0に搬送され、スタッカ部40の予備室47で待機す
る。このとき店員用カード20が送り込まれたことをカ
ード収納機構45のセンサ部47aが検知して、その信
号をカード収納機構45に送る。
【0065】それにより、図3に示すように、カード収
納機構45の駆動シリンダ46が押入れ位置に伸び出
て、予備室47内の店員用カード20を出入口41aの
シャッタ部材42,42を押し開きつつ、収容箱体41
の中に押し入れる。
【0066】収容箱体41内の店員用カード20は、カ
ード受け板43とシャッタ部材42,42とにより挟ま
れて保持される。収納された店員用カード20は、前述
したようにホール用コンピータ10からの信号に応じ
て、搬送ローラ48により両側のシャッタ部材42,4
2の下側から記録部53に逐次送り出される。
【0067】図5は、本発明の第2実施例を示してい
る。本実施例に係る記録媒体処理装置では、図5に示す
ように、必要事項を書き込み、消去する記録媒体を、所
定の熱を加えることで釘調整用データ61,62a〜6
2cを目視可能に記録できる一方、別の所定温度の熱を
加えることにより釘調整用データ61,62a〜62c
を消去できる定形の印刷用紙60により形成している。
【0068】この印刷用紙60も第1実施例の店員用カ
ード20と同様に、最近開発された加熱により文字等の
書込、消去が自在に繰り返せるカード材(PET)を用
いたものである。また、装置自体の構成は、ほぼ第1実
施例と同様であり重複した記載は省略する。
【0069】次に、第2実施例の作用を説明する。図2
に示すように、遊技場の閉店後に、複数のパチンコ機1
1,11…を集中管理するホール用コンピュータ10に
記憶された各パチンコ機11の台番号61と、その台の
入玉数62aと、出玉数62bと、入玉数62と出玉数
62bとの差玉数62cから成る釘調整用データを、ホ
ール用コンピュータ11からの信号に基づき印刷用紙6
0に加熱によって書き込み記録する。
【0070】図1、図2および図5に示すように、店員
は記録媒体処理装置30の払出口56から釘調整用デー
タ61,62a〜62cが書き込まれた印刷用紙60を
取り出し、これをもとに各パチンコ機11の釘調整を行
なうことができる。
【0071】店員が釘調整を行なった後、使用済みの印
刷用紙60は、挿入口31から記録媒体処理装置30の
内部に取り込ませて、発熱体35により釘調整用データ
61,62a〜62cを判読不能に消すことができる。
【0072】それにより、釘調整用データ61,62a
〜62に関する秘密を保守することが可能であり、ま
た、印刷用紙60を再利用することができ、資源の無駄
を極力抑えることができる。
【0073】図6は、本発明の第3実施例を示してい
る。本実施例に係るペン型の記録媒体処理装置70は、
図6に示すように、携帯に便利であり、通常の筆記具と
同様の感覚で、前述したPETを用いた記録媒体20,
60に必要事項等を書き込み、さらに消去することがで
きるものである。
【0074】さらに詳しく説明すれば、ペン型の記録媒
体処理装置70は、電源75を内装できる軸筒70aの
先端に、電源75に接続して所定の温度に発熱する芯体
78を設け、芯体78の発熱温度を記録媒体20,60
に必要事項を書き込める所定温度と、必要事項を消去で
きる別の所定温度とに選択可能な切換スイッチ71を、
軸筒70aの基端側に内装して成る。
【0075】軸筒70aの基端には、切換スイッチ71
の可動端子71bを低抵抗73または高抵抗74の各々
の一端に選択的に接続するための操作ノブ72が設けら
れている。低抵抗73および高抵抗74の各々の他端
は、軸筒70a内の電源75の負端子に接続されてい
る。
【0076】電源75の正端子は、圧接スイッチ76の
一端子に接続されている。圧接スイッチ76は電源75
に接続されている一端子と、一端子に離接可能に対向す
る他端子とを有し、他端子は通電可能なコイルばね77
を介して芯体78に接続されている。
【0077】圧接スイッチ76は、芯体78をコイルば
ね77の付勢力に抗して記録媒体20,60に押し付け
ることにより、芯体78を電源75に電気的に接続する
ためのものである。なお、軸筒70aの先端の芯体78
は、通電可能な軸筒70aを介して、切換スイッチ71
の固定端71aに接続されている。
【0078】次に、第3実施例の作用を説明する。例え
ば、ペン型の記録媒体処理装置70によって、図5に示
す記録媒体である印刷用紙60に、店員が釘調整を終了
したことを示すチェック印63を書き込む場合には、ま
ず、操作ノブ72を押して切換スイッチ71の可動端子
71bを高抵抗74に接続する。
【0079】次に、芯体78をコイルばね77の付勢力
に抗して印刷用紙60に押し付けると、圧接スイッチ7
6が電気的に接続し、高抵抗74の抵抗値に応じた低い
電流が芯体78に流れて、その低い電流値に対応したP
ETに書き込み可能な発熱量が得られる。
【0080】それにより、店員は手書き感覚で自在に印
刷用紙60にチェック印63などの所定事項を自在に書
き込むことができる。
【0081】一方、操作ノブ72を押して切換スイッチ
71の可動端子71bを低抵抗73に接続し、芯体78
をコイルばね77の付勢力に抗して印刷用紙60に押し
付けると、圧接スイッチ76が電気的に接続し、低抵抗
73の抵抗値に応じた高い電流が芯体78に流れて、そ
の高い電流値に対応したPETの記録を消去可能な発熱
量が得られる。
【0082】それにより、店員は迅速かつ手軽に、不要
となった印刷用紙60のチェック印63などの所定事項
を容易に消し去ることができる。
【0083】図7は、本発明の第4実施例を示してい
る。本実施例に係るペン型の記録媒体処理装置80は、
図7に示すように、PETを用いた記録媒体20,60
に必要事項等を太字または細字により書き込み、さらに
消去することができるものである。
【0084】さらに詳しく説明すれば、ペン型の記録媒
体処理装置80は、電源75を内装できる軸筒80aの
先端に、電源75により所定の温度に発熱する細芯体9
0を設る一方、軸筒80aの基端に、電源75により所
定の温度に発熱する太芯体93を設けている。
【0085】軸筒80aには、細芯体90と太芯体93
との発熱温度をそれぞれ記録媒体20,60に必要事項
を書き込める所定温度と、必要事項を消去できる別の所
定温度とに選択可能な切換スイッチ81が内装されてい
る。
【0086】切換スイッチ81は、軸筒80aの先端の
細芯体90側および基端の太芯体93側にそれぞれ接続
している端子76aを、低抵抗73の一端73aまたは
高抵抗74の一端74aに選択的に接続するための操作
レバー82aを有している。
【0087】操作レバー82aは、軸筒80aの基端側
に取り付けたクリップ82を軸筒80a側に押しつける
ことにより切替え操作可能に設けられている。他の構成
は、第3実施例と同様であり重複した記載は省略する。
【0088】それにより、第4実施例では、記入する文
字や図柄の大きさに応じて、軸筒80aの先端の細芯体
90を使い細く書き込んだり、一方、軸筒80aの基端
の太芯体93を使って太く書き込むことができ、文字等
の太さを適宜選択すめことができる。また、太芯体93
を消去用として使用すれば、消去効率を向上することが
できる。
【0089】図8は、本発明の第5実施例を示してい
る。本実施例では、図8に示すように、記録媒体を所定
の光を照射することにより消える所定のインクにより必
要事項を目視可能に書き込み記録する店員用カード20
aにより形成し、消去部を前記所定のインクを消す所定
の光を照射するハロゲンランプ91により構成し、記録
部92は前記所定のインクからなる感熱テープカセット
(図示せず)と、搬送された店員用カード20aに必要
事項を書き込むサーマルヘッド93とを有している。
【0090】店員用カード20aは、図4(A)に示す
ように、前記所定のインクにより、『打止発生』という
各パチンコ機11(図2に示す)において発生した事態
を示す種別表示25と、事態が発生したパチンコ機11
を特定する台表示22と、事態発生回数を表示する回数
表示23と、台表示22と回数表示23と種別表示25
に関するバーコード表示27とが記録されている。
【0091】この所定のインクは、可視光線である40
0〜700ナノメートルの波長の光には影響を受けない
が、ハロゲンランプなどで820ナノメートルの光を当
てると短時間で消えてしまう性質を有するものである。
【0092】それにより、第5実施例では、記録部92
は、ホール用コンピータ10から信号を受けて、感熱テ
ープカセットとサーマルヘッド93を用いて、搬送され
る店員用カード20aに所定の波長の光を照射すること
により消えるインクにより必要事項22,23,25,
26,27を印刷する。
【0093】店員が処理し終えた店員用カード20a
は、ハロゲンランプ91により所定の波長の光を照射す
れば、記録される必要事項が消え、見えなくなる。従っ
て、店員用カード20a自体が損傷していなければ、消
えるインクにより繰返し必要事項を記録することができ
る。
【0094】なお、前記第5実施例に係る記録媒体処理
装置では、カード状の記録媒体を取り扱うが、印刷用紙
状の記録媒体を取り扱うように設定することもできる。
【0095】なお、以上の各種実施例では、加熱により
文字や記号等の書込・消去を行なう方式の一例を示した
が、もう一つの方式として、カードの全面を塗りつぶし
た状態または必要部分を書き込んだ状態で塗りつぶし、
文字や記号は上記消去用の温度で書き込む様にして、消
去は上記書込用の温度で塗りつぶす様にすることもでき
る。
【0096】
【発明の効果】本発明にかかる記録媒体処理装置によれ
ば、遊技機を管理する中央情報処理装置からの信号を受
信し、該信号に基づいて記録媒体に必要事項を書き込む
ことができる記録部を有し、消去部により記録が消され
て再度記録部により新たな必要事項を記載する記録媒体
を複数収納するスタッカ部を有するから、遊技場に設置
されている各々の遊技機において打止やフィーバーなど
の各事態が発生した場合に、それらの各事態に店員が迅
速に対処することができるように必要事項を書き込んだ
記録媒体を店員に提供することができ、店員の各事態へ
の対処能率や、閉店後の釘調整の作業能率を向上させる
ことができる。
【0097】さらに、対処の済んだ記録媒体に記録され
た必要事項を消すことにより、記載事項に関する秘密を
保持したり、記録媒体を繰り返し使用可能とし、資源保
護およびゴミ公害の減少を図ることができる。
【0098】また、記録媒体処理装置を記録媒体に所定
温度の熱を加えることで必要事項を目視可能に記録・消
去可能なペン型の記録媒体処理装置として構成すれば、
店員は手書きの感覚で容易かつ迅速に記録媒体に必要事
項を書き込んだり消去することができ、さらに店員の各
事態への対処能率や、閉店後の釘調整の作業能率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る記録媒体処理装置を
示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る記録媒体処理装置と
中央情報処理装置と複数の遊技機との関係を示す概略ブ
ロック図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る記録媒体処理装置で
扱う記録媒体である店員用カードを示す正面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る記録媒体処理装置で
扱う記録媒体である印刷用紙を示す正面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るペン型の記録媒体処
理装置を示す概略側面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係るペン型の記録媒体処
理装置を示す概略側面図である。
【図8】本発明の第5実施例に係る記録媒体処理装置を
示す概略側面図である。
【符号の説明】
10…中央情報処理装置(ホール用コンピュータ) 11…パチンコ機(遊技機) 20…店員用カード(記録媒体) 30…記録媒体処理装置 31…挿入口 34…読取部 35…発熱体(消去部) 40…スタッカ部 41…収納箱体 42…シャッタ部材 43…カード受板 45…カード収納機構 46…駆動シリンダ 48…搬送ローラ 53…記録部 56…払出口 60…印刷用紙(記録媒体) 70…ペン型の記録媒体処理装置 80…ペン型の記録媒体処理装置 90…記録媒体処理装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 17/00 A63F 7/02 337 H04N 1/23 102 B42D 15/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機を管理する中央情報処理装置からの
    信号を受信し、該信号に基づいて記録媒体に必要事項を
    書き込むことができる記録媒体処理装置であって、 前記記録媒体を内部に取り込むための挿入口と、 該挿入口から送られた前記記録媒体の記録を消すための
    消去部と、 記録が消された前記記録媒体を複数収納するスタッカ部
    と、 前記中央情報処理装置からの信号に基づき前記スタッカ
    部から送り出された各記録媒体に新たに必要事項を書き
    込むための記録部と、 前記新たに必要事項が書き込まれた記録媒体を外部から
    取り出すための払出口とを有することを、 特徴とする記録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】前記挿入口と前記消去部との間に、前記挿
    入口から送られた前記記録媒体の記録を読み取って、そ
    の信号を前記中央情報処理装置に送信する読取部を設け
    たことを、 特徴とする請求項1記載の記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体を、所定温度の熱を加えるこ
    とで必要事項を目視可能に記録できる一方、別の所定温
    度の熱を加えることにより前記記録を消去できるカード
    により形成し、 前記消去部は、前記別の所定温度の熱を前記カードに加
    えて記録を消す発熱体を有し、 前記記録部は、前記所定温度の熱を前記カードに加えて
    必要事項を目視可能に記録するサーマルヘッドを有する
    ことを、 特徴とする請求項1または2記載の記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】前記記録媒体を、所定の光を照射すること
    により消えるインクにより必要事項を目視可能に書き込
    み記録するカードにより形成し、 前記消去部は、前記インクを消す所定の光を照射する光
    源を有し、 前記記録部は、前記インクにより、送られる前記カード
    に必要事項を書き込むサーマルヘッドを有することを、 特徴とする請求項1または2記載の記録媒体処理装置。
  5. 【請求項5】前記スタッカ部は、出入口から内部に複数
    の前記カードを重ねて収納するための収容箱体と、 前記収容箱体の内部で前記カードに対接し前記出入口に
    近接する方向に付勢されたカード受け板と、 前記出入口の両側端に開閉可能に設けられ前記カード受
    け板とともに前記カードを前記収容箱体内で挟持するシ
    ャッタ部材と、 送られた前記カードを前記出入口から前記シャッタ部材
    を押し開きつつ、前記収容箱体内に収納するカード収納
    機構とを有することを、 特徴とする請求項3または4記載の記録媒体処理装置。
  6. 【請求項6】前記カード収納機構は、前記出入口まで送
    られた前記記録媒体を検知するセンサ部と、 前記センサ部からの信号に基づき、前記出入口から前記
    シャッタ部材を押し開きつつ前記収容箱体内に入り込む
    押込み位置と、前記中央情報処理装置からの信号に基づ
    き、前記出入口の両端のシャッタ部材の間に現われる外
    側の記録媒体に接触する送出し位置とに伸縮可能な駆動
    シリンダと、 前記駆動シリンダが送出し位置にある際に、該駆動シリ
    ンダの先端に接触する前記記録媒体を両側のシャッタ部
    材の下側から前記記録部に送り出す搬送ローラとを具備
    して成ることを、 特徴とする請求項5記載の記録媒体処理装置。
  7. 【請求項7】前記記録媒体を、所定の熱を加えることで
    釘調整用データを目視可能に記録できる一方、別の所定
    温度の熱を加えることにより前記釘調整用データを消去
    できる印刷用紙により形成し、 前記消去部は、前記別の所定温度の熱を前記印刷用紙に
    加えて記録を消す発熱体を有し、 前記記録部は、前記所定温度の熱を前記印刷用紙に加え
    て釘調整データを目視可能に記録するサーマルヘッドを
    有することを、 特徴とする請求項1または2記載の記録媒体処理装置。
  8. 【請求項8】前記記録媒体を、所定の光を照射すること
    により消えるインクにより釘調整用データを目視可能に
    書き込み記録する印刷用紙により形成し、 前記消去部は、前記インクを消す所定の光を照射する光
    源を有し、 前記記録部は、前記インクにより、送られる前記カード
    に釘調整用データを書き込むサーマルヘッドを有するこ
    とを、 特徴とする請求項1または2記載の記録媒体処理装置。
  9. 【請求項9】請求項3または7記載の記録媒体に、所定
    温度の熱を加えることで必要事項を目視可能に記録でき
    るペン型の記録媒体処理装置であって、 電源を内装できる軸筒の先端に、前記電源により所定の
    温度に発熱する芯体を設け、 前記芯体の発熱温度を前記記録媒体に必要事項を書き込
    める所定温度と、前記必要事項を消去できる別の所定温
    度とに選択可能な切換スイッチを、前記軸筒の外側から
    操作可能に設けたことを特徴とするペン型の記録媒体処
    理装置。
  10. 【請求項10】請求項3または7記載の記録媒体に、所
    定の熱を加えることで必要事項を手書きにより記録また
    は消去することができるペン型の記録媒体処理装置であ
    って、 電源を内装できる軸筒の先端または基端の一方に、前記
    電源により所定の温度に発熱する細書き用の細芯体を設
    ける一方、前記軸筒の先端または基端の他方に、前記電
    源により所定の温度に発熱する太き書き用の太芯体を設
    け、 前記細芯体または太芯体の各発熱温度を前記記録媒体に
    必要事項を書き込める所定温度と、前記必要事項を消去
    できる別の所定温度とに選択可能な切換スイッチを、前
    記軸筒の外側から操作可能に設けたことを特徴とするペ
    ン型の記録媒体処理装置。
  11. 【請求項11】前記芯体を前記記録媒体に圧接すること
    により前記芯体が前記電源に導通する圧接スイッチを有
    することを特徴とする請求項9または10記載のペン型
    の記録媒体処理装置。
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