JPH09324425A - ねじ込み式鋼管杭 - Google Patents

ねじ込み式鋼管杭

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JPH09324425A
JPH09324425A JP14389596A JP14389596A JPH09324425A JP H09324425 A JPH09324425 A JP H09324425A JP 14389596 A JP14389596 A JP 14389596A JP 14389596 A JP14389596 A JP 14389596A JP H09324425 A JPH09324425 A JP H09324425A
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pipe pile
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blades
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敏雄 篠原
Hisatoshi Shimaoka
久壽 島岡
Takashi Okamoto
隆 岡本
Masahiro Hayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下段翼と上段翼により鋼管杭を強固な地層ま
でねじ込んで埋設することができ、また、下段翼と上段
翼により大きな支持力が得られ、下段翼と上段翼から伝
達される曲げモーメントにより鋼管に過大な曲げ応力が
生ずることがなく、製作が容易で加工費を低減できるね
じ込み式鋼管杭を得ること。 【解決手段】 先端部を円周方向に複数に分割し、この
分割された個々の部分に同方向に向ってレ字状の取付部
5a,5bが形成された鋼管2と、直径が鋼管2の直径
より大きい円形鋼板又は楕円形鋼板を複数に分割したほ
ぼ半円状又は扇形状の下段翼10a,10bと、ドーナ
ツ状の鋼板を1か所若しくは数か所で切断して螺旋状に
曲げ加工し、又はドーナツ状の鋼板を複数個に分割した
上段翼20a,20bとを有し、下段翼10a,10b
を鋼管先端部のほぼ中心部からレ字状の取付部5a,5
bの下面に沿って取付けると共に、この下段翼10a,
10bの上方において鋼管2の外周面に上段翼20a,
20bを取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ込み式鋼管杭
に係り、さらに詳しくは、鋼管の先端部に複数の下段翼
を傾斜して取付けると共に、この下段翼の上方に上段翼
を取付けて鋼管杭を構成し、この鋼管杭に回転力を与え
てねじ作用によって地中に押し込み、無排土で地中に埋
設するようにしたねじ込み式鋼管杭に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋼管の先端部や側面に螺旋翼などを取付
けた鋼管杭に、地上に設置した駆動装置により回転力を
与えることにより、ねじの作用で地中に埋設するように
したねじ込み式鋼管杭は従来から多数提案されており、
その一部は小径の杭を対象としたものではあるが実用化
されている。以下、従来のこの種のねじ込み式鋼管杭の
一例について説明する。
【0003】特開平7−292666号公報に記載され
た鋼管杭は、一枚の長さが半巻きで、外径が杭本体の
1.5〜3倍程度である一対のラセン翼を、鋼管杭の下
端部外周面の同じ高さ位置でラセン方向を同じにして互
いに相対的に複数枚不連続に固定したものである(従来
技術1)。
【0004】また、特開昭61−98818号公報に記
載された回転圧入式鋼管杭は、鋼製円筒体の下部に、上
下方向に延長する押込用傾斜前面を有する刃を設けると
共に、その傾斜前面の下端部から円筒体回転方向の後方
に向って斜めに上昇する傾斜ブレードを固定して環状の
ドリルヘッドを構成し、そのドリルヘッドの上端部に鋼
管杭の下端部を取付けたものである(従来技術2)。
【0005】さらに、特公平5−42524号公報に記
載された杭は、先端を尖端に形成した杭体の先端部に螺
旋状の掘鑿羽根又は掘鑿螺子を設け、後端に先端部に設
けられた螺旋状の掘鑿羽根又は掘鑿螺子のねじピッチよ
りも間隔の狭いねじピッチに形成した填圧羽根又は填圧
螺子を設けたものである(従来技術3)。これら従来技
術1〜3に示す螺旋翼又は傾斜ブレード等は、施工に際
してねじとして機能すると共に、大きな地盤支持力を得
るための支持体として機能も備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の鋼管杭
は、工事完了後上載建造物の重量や地震により鉛直力が
作用すると、螺旋翼には翼面下の地盤から強い反力を受
ける。その結果、螺旋翼の付け根部分に大きな曲げモー
メントが生じ、螺旋翼が鋼管の外周面に強固に固着され
ているために、この曲げモーメントが鋼管に伝達されて
大きな曲げ応力が発生する。この曲げ応力は、従来技術
1の明細書に記載されているように、鋼管の外径が10
0〜200mm程度の小さい鋼管杭であれば実用上大き
な問題にはならない。しかし、広く使用されている外径
が500〜600mmの鋼管杭では、設計上大きな問題
となる。
【0007】螺旋翼の外径は、従来技術1においては、
施工上あるいは支持力上、鋼管径の2倍程度がよいとさ
れている。ここで、鋼管径200mmの鋼管杭と、60
0mmの鋼管杭とを比較する。いま、それぞれの螺旋翼
の外径を鋼管径の2倍である400mm、1200mm
とすると、螺旋翼の幅((螺旋翼外径−鋼管外径)/
2)は、それぞれ100mm、300mmとなる。螺旋
翼に作用する単位面積当りの地盤反力が同じとすると、
螺旋翼の付け根に作用する単位周長当りの曲げモーメン
トは、螺旋翼の幅のほぼ2乗に比例するので、外径60
0mmの鋼管杭では、外径200mmの鋼管杭に比べて
約9倍の大きさになり、このため、螺旋翼は大変厚い鋼
板が要求される。発明者の試算によれば、外径600m
mの鋼管杭の場合、設計上40mm以上の厚さが必要に
なる。このように厚さが厚くなると、平鋼板を螺旋状に
曲げ加工するのがきわめて面倒であり、高価になる。
【0008】また、螺旋翼で大きな地盤支持力を得るた
めには、鋼管と螺旋翼の結合部は螺旋翼と同等以上の強
度が要求される。そのため、図18に示すように、螺旋
翼22に開先加工23を施して全断面溶け込み溶接24
により剛接合することが必要であり、厚さが大きくなる
と溶接費用が非常に高くなる。
【0009】一方、鋼管の螺旋翼の付け根付近には、前
述のように螺旋翼から曲げモーメントが伝達され、曲げ
応力が発生する。鋼管に伝達される曲げモーメントは外
径寸法によって異なるが、螺旋翼の付け根部の曲げモー
メントの5〜10割程度の値になる。例えば、外径60
0mmの鋼管の場合、設計上40mm以上の厚さが必要
な螺旋翼の曲げモーメント値の5〜10割の曲げモーメ
ントが付け根付近の鋼管に発生する。外径600mmの
鋼管杭の場合、一般に使用されている肉厚は9〜12m
m程度であり、螺旋翼の曲げモーメントによって生ずる
鋼管の曲げ応力は、設計許容曲げ応力を大きく超過する
ことになる。これに対処するため、螺旋翼の付け根付近
の鋼管の厚さを、一般の厚さの2〜3倍に増やすことも
考えられるが、そのためにはコストが著しく増加し、実
用上設計不可能にならざるを得ない。
【0010】また、従来技術1は、大きな地盤支持力を
得るために、鋼管の先端部に底板を取付ける必要があ
り、そのためには、鋼管の先端部と底板を強固に溶接結
合しなければならず、そのコストも少なくない。
【0011】従来技術2は、鋼製円筒体の先端部に蓋が
ないため大きな地盤支持力を得ることができない。ま
た、傾斜ブレードの幅が狭く、鋼製円筒体の先端部の内
外に僅かに突出する構造のため、傾斜ブレードを大きな
地盤支持力の支持体として期待することはできない。さ
らに、従来技術2は、傾斜ブレード付き鋼製円筒体を製
作してからこれを鋼管の先端部に固着するため、コスト
の増嵩は避けられない。
【0012】さらに、従来技術1及び2においては、螺
旋翼又は傾斜ブレードが鋼管の下端部に1か所だけしか
設けられていない、いわゆる一段翼であるため、鋼管杭
のねじ込み施工時において、鋼管杭を下方に押し込む力
が比較的弱い。このため、鋼管杭の先端部が硬い地層に
達すると、から廻りすることがある。
【0013】また、従来技術3においては、この技術を
外径が比較的大きい鋼管杭に適用する場合は、従来技術
1の場合と同様に、鋼管に過大な曲げ応力が発生すると
いう問題がある。さらに、上段の掘鑿羽根等のピッチは
下段の掘鑿羽根等のピッチより小さいために、鋼管杭の
ねじ込み施工時において、上段の掘鑿羽根等には鋼管杭
を下方に押し込む力は発生せず、上方に引く抜く力が発
生してしまう。このため、硬い地盤に到達すると一段翼
の場合よりもさらにから廻りしてしまい、深くねじ込む
ことができない。なお、鋼管外周面の下方から上方まで
連続した螺旋翼を取付けた鋼管杭も提案されているが、
このような構造では、螺旋翼に挾まれた土砂を上方に押
し上げて螺旋翼の上下に空隙が発生するため、大きな周
面摩擦力を得ることができない。
【0014】本発明は、上記従来技術の問題に鑑みて、
以下の課題を解決することを目的としたものである。 (1)下段翼及び上段翼を利用して大きな地盤支持力が
得られること。 (2)下段翼及び上段翼から伝達される曲げモーメント
により、鋼管に過大な曲げ応力を発生させないこと。 (3)下段翼を含めた鋼管杭先端部近傍の加工が容易
で、加工費が安いこと。 (4)下段翼と上段翼により鋼管杭を強固な地層までね
じ込んで埋設できること。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るねじ込み式鋼管杭は、先端部を円周
方向に複数に分割し、この分割された個々の部分に同方
向に向ってそれぞれレ字状の取付部が形成された鋼管
と、直径が鋼管の直径より大きい円形鋼板又は楕円形鋼
板を複数に分割したほぼ半円状又は扇形状の下段翼と、
ドーナツ状の鋼板を1か所若しくは数個所で切断して螺
旋状に曲げ加工し、又はドーナツ状の鋼板を複数個に分
割した上段翼とを有し、下段翼を鋼管の先端部のほぼ中
心部からレ字状の取付部の下面に沿ってそれぞれ取付け
ると共に、下段翼の上方において鋼管の外周面に上段翼
を取付けたものである。
【0016】(2)上記(1)のねじ込み式鋼管杭にお
いて、隣接する下段翼と鋼管との間に形成された開口部
を閉塞部材によって閉塞した。
【0017】(3)上記(1)又は(2)のねじ込み式
鋼管杭において、鋼管の先端部に設けたレ字状の取付部
に、低強度溶接手段又はヒンジ手段により下段翼を取付
けた。 (4)また、上記(1),(2)又は(3)のねじ込み
式鋼管杭において、鋼管の外周面に低強度溶接手段によ
り上段翼を取付けた。 (5)上記(1),(2),(3)又は(4)のねじ込
み式鋼管杭において、下段翼を平坦面又は螺旋面に形成
した。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1は本発明に係るねじ込み式鋼管杭の実施形態1の斜
視図、図2はそのA−A断面図である。図において、1
はねじ込み式鋼管杭(以下単に鋼管杭という)、2はこ
の鋼管杭1を構成する鋼管、10a,10bは鋼管2の
先端部に互いに反対方向に傾斜して取付けられた下段翼
で、20a,20bは下段翼10a,10bの上方にお
いて、鋼管2の外周に取付けられた上段翼である。
【0019】鋼管2の先端部は、図3に示すように(図
3では、説明を容易にするため、鋼管2の上下を逆にし
てある)、円周方向に2等分して段部3a,3bにより
2部分に分割し、一方の部分は、一方の段部3aの下端
部から他方の段部3bの上端部に連続する傾斜面4aと
し、他方の部分は、前記一方の段部3aの上端部から他
方の段部3bの下端部に連続する傾斜面4bとして、互
いに同方向に向うレ字状の下段翼10a,10bの取付
部5a,5bを形成したものである。なお、傾斜面4
a,4bを形成する段部の高さhは、鋼管杭1を埋設す
る地盤の状態、鋼管2の外径及び下段翼10a,10b
の数などによって異なるが、一般にh=0.1〜0.5
D(Dは鋼管2の外径)程度であることが望ましい。
【0020】下段翼10a,10bは、図4に示すよう
に、鋼管2の外径Dより大きい外径D1 (例えば、D1
=2D)の円形鋼板を又は楕円形鋼板中心部から2分割
してほぼ半円状又は扇形状に構成したものである。な
お、下段翼10a,10bを曲げ又は反らせ加工して螺
旋面に形成してもよい。この下段翼10a,10bの大
きさは、鋼管杭1を埋設する地盤の状態、鋼管2の外径
及び下段翼10a,10bの数などによって異なるが、
一般に鋼管2の外径の1.5〜3倍程度が望ましい。こ
のような下段翼10a,10bは、鋼管2の先端部のほ
ぼ中心部からレ字状の取付部5a,5bの下面(図3で
は上面)に沿ってその内部を塞ぐように載置し、溶接等
により鋼管2に傾斜して取付けられる。
【0021】上段翼20a,20bは、図5に示すよう
に、下段翼10a,10bの外径Dより大きいか、ほぼ
等しいか、又は若干小さい外径のドーナツ状の鋼板を中
心部から2等分し、直線側を、下段翼10a,10bの
傾斜に対応した鋼管外周面の形状に整合させて切除し、
ほぼ半ドーナツ状に構成したものである。そして、下段
翼10a,10bの上方において、下段翼10a,10
bの傾斜線の延長線、つまり、仮想ピッチ上の鋼管2の
外周面に、溶接により取付けたものである。この場合、
下段翼10a,10bと上段翼20a,20bとの間隔
は、0.5〜5D(但し、Dは鋼管2の外径)程度が望
ましい。
【0022】なお、上段翼20a,20dは、上述のよ
うに、下段翼10a,10bと同様の状態で鋼管2に取
付けてもよいが、一方の端部を互に溶接して一体化して
もよく、あるいはドーナツ状の鋼板を1か所若しくは複
数か所で切断し前述の仮想ピッチに対応させて曲げ加工
し、又はドーナツ状の鋼板を複数個に分割して形成して
もよい。
【0023】上記のように構成した鋼管杭1は、例えば
図17に示すように、ベースマシン30に搭載したオー
ガー31に連結され、オーガー31によって回転されて
下段翼10a,10bと上段翼20a,20bのねじ作
用により地中にねじ込まれ、埋設される。このとき、下
段翼10a,10bの食い違い部の間に形成された開口
部11が小さいため、鋼管2内には土砂はほとんど侵入
しない。
【0024】実施形態2 本実施形態は、図6に示すように、ドーナツ状の鋼板か
らなり1か所が切断された1枚の上段翼20を、下段翼
10a,10bの傾斜に合わせて曲げ加工して構成し、
下段翼10a,10bの仮想ピッチ上において鋼管2の
外周面に溶接により取付けたものである。本実施形態に
係る鋼管杭1の施工方法及び作用、効果は実施形態1の
場合と同様である。
【0025】実施形態3 図7は本発明の実施形態3の斜視図、図8は図7のB−
B断面図である。本実施形態においては、図9に示すよ
うに、鋼管2の先端部を円周方向に4等分して段部3
a,3b,3c,3dにより4部分に分割し、各部分に
それぞれ隣接する段部3a〜3dの下端部から上端部に
連続する傾斜面4a,4b,4c,4dを形成し、これ
により、互いに同方向に向うレ字状の取付部5a,5
b,5c,5dを形成する。
【0026】そして、上記のように構成した鋼管2の取
付部5a〜5dに、鋼管2の外径より大きい外形の円形
鋼板又は楕円形鋼板を4等分した扇形状の下段翼10
a,10b,10c,10dを溶接等により傾斜して取
付けると共に、その上方に、実施例2の上段翼20に準
じた構造の上段翼20を溶接により鋼管2の外周面に取
付けて、鋼管杭1を構成したもである。なお、上記の上
段翼20に代えて、実施形態1の上段翼20a,20b
に準じてドーナツ状の鋼板を4等分した扇形状の上段翼
を、下段10a〜10dの仮想ピッチに合わせて、鋼管
2の外周面に傾斜して取付けてもよい。本実施形態に係
る鋼管杭1も、実施形態1,2の場合と同様にして地中
にねじ込まれ、埋設される。
【0027】実施形態4 本実施形態は、実施形態1〜3において、鋼管2と隣接
する下段翼10a,10b又は10a〜10d(以下特
別の場合を除き、下段翼10a,10bと記す)との間
に形成された小さい開口部11を、図10(a),
(b)に示すように、鋼板等からなる閉塞部材12によ
って閉塞し、併せて下段翼10a,10b同志を相互に
剛接合したものである。
【0028】上記のように構成した実施形態1〜3に係
る鋼管杭1は、下段翼10a,10bが鋼管1の下部開
口部の大部分を閉塞すると共に、下段翼10a,10b
及び上段翼20又は20a,20b(以下特別の場合を
除き、上段翼20a,20bと記す)は鋼管2の外周面
から大きく突出しているため、地中へのねじ込み施工時
においては、下段翼10a,10bは、その下方の地盤
へ食い込んで鋼管杭1をねじ込む機能と、鋼管杭1の下
方の土砂を食い違い部で掘削して鋼管2の周囲に押出
し、かつこれを圧縮する機能を有し、上段翼20a,2
0bは、鋼管杭1を下方に押込む機能を有する。
【0029】また、施工後において、上載建造物等によ
る鉛直荷重を支持する杭として機能するときは、下段翼
10a,10bは、鋼管2の下端開口部を閉塞する底板
としての部分と、鋼管2の外周から突出した部分とを合
わせた全面積が支持体として機能し、さらに、鋼管2の
外周面から突出した上段翼20a,20bも地盤支持力
を得ることができる。
【0030】このように、半円状又は扇形状の下段翼1
0a,10bは、鋼管2の外周に突出して地盤へ食い込
む機能と、鋼管先端部の開口部を閉塞する底板としての
機能との両機能を備えており、先端部を閉塞した鋼管杭
の地盤支持力は、閉塞面積に比例することが知られてい
る。よって、例えば、下段翼10a,10bの外径を鋼
管2の外径の2倍にすると、下段翼の面積は、これがな
い場合の4倍の面積となり、非常に大きな地盤支持力が
得られる。
【0031】また、実施形態4に示すように、鋼管2
と、隣接する下段翼10a,10bとの間に形成される
小さい開口部11を、閉塞板12で閉塞することによ
り、鋼管2内への土砂の侵入を防止できるので、鋼管杭
1の先端部の下方にあるすべての土砂は、鋼管杭1の側
方に押し出しされ、圧縮されて密度の高い土砂になるた
め、鋼管杭1の周面摩擦による地盤支持力を大きくする
ことができる。
【0032】ところで、下段翼10a,10bによって
大きな地盤反力を受けるためには、下段翼10a,10
bは高い剛性が要求される。例えば、鋼管2の外径が5
00mm、下段翼10a,10bの外径が1000mm
の場合、下段翼10a,10bには、地盤反力により大
きな曲げモーメントが発生するため、設計上、厚さ40
mm程度の鋼板を用いることが要求され、この曲げモー
メントは鋼管2に伝達されて鋼管2に大きな曲げ応力が
生ずることになる。
【0033】しかしながら、下段翼10a,10bは、
図11(a)に示すように、鋼管2の先端部の内側から
外側に亘って連続しているため、下段翼10a,10b
の鋼管2の外側の部分に対する地盤反力による曲げモー
メントM1 ,M4 と、内側の部分に対する曲げモーメン
トM2 ,M3 が、鋼管2と下段翼10a,10bとの結
合部において互いに打消し合い、結果として、鋼管2の
下段翼10a,10bの結合部近傍には、両者の差の小
さい曲げモーメントM1 −M2 及びM4 −M3が伝達さ
れるだけなので、鋼管2には過大な曲げ応力は生じな
い。また、実施形態4に示すように、下段翼10a,1
0b同志を剛接合した場合は、図9(b)に示すよう
に、対向する外側の部分同志及び内側の部分同志で互い
に曲げモーメントを打消し合ってバランスするため、鋼
管2との接合部には曲げモーメントはほとんど作用しな
い。
【0034】このように、鋼管の外周面に螺旋翼などを
取付ける従来技術1,2で問題になった鋼管に生じる過
大な曲げ応力を、本発明は下段翼10a,10bにより
大幅に軽減することができる。一方、上段翼20a,2
0bには下段翼10a,10bほど大きな地盤支持力は
期待できず、限られた地盤支持力しか得られない。しか
し、上段翼20a,20bは下段翼10a,10bほど
厚くないため(例えば、25mm程度)、上段翼20
a,20bから鋼管2に伝達される曲げモーメントは小
さく、大きな問題にはならない。
【0035】また、鋼管2の外径と下段翼10a,10
bの外径との関係や地盤反力の分布状態によっては、下
段翼10a,10bの鋼管2の内側と外側に加えられる
曲げモーメントに大きなアンバランスが生じ、この曲げ
モーメントの差の曲げモーメントが鋼管2に加えられ、
鋼管2に大きな曲げ応力が発生することも考えられる。
さらに、鋼管2に剛接合された下段翼10a,10bに
加えられる曲げモーメントが前述のように打消し合った
場合でも、下段翼10a,10bが比較的薄肉のとき
は、全体が曲げ変形することも考えられる。このような
場合は、鋼管2の下段翼10a,10bの接合部には二
次的な曲げモーメントが作用する。
【0036】このような場合、図18に示すように、鋼
管2の先端部と下段翼10a,10bとを剛接合する
と、従来技術1,2と同様の問題が生じるので、図12
に示すように、鋼管2の先端部(取付部5a,5b)
に、例えば隅肉溶接の如く全断面に溶け込まない簡略な
溶接13、あるいは鋼管2の材質よりも降伏強度の小さ
い溶接材料を用いた全断面溶け込み溶接(以下両者を合
わせて低強度溶接手段という)により下段翼10a,1
0bを取付け、鋼管2の曲げ応力が許容値に達する前に
故意に溶接部を降伏(塑性化)させてしまい、鋼管2に
それ以上の曲げモーメントが伝達されないようにしても
よい。
【0037】溶接材料などの鋼材は、図13に示すよう
に、降伏後も相当変形するまで破壊を生じないという性
質があり、そのため、下段翼10a,10bは、溶接部
の降伏後においても鋼管2の先端部から脱落することは
ない。また、溶接部が降伏しても、下段翼10a,10
bは、地盤反力を受ける支持体として健全に機能するこ
とができる。
【0038】また、上述の溶接に代えて、図14に示す
ように、鋼管2の外周面の下端部に、ブロック状の複数
の鋼片15を溶接して取付けると共に、下段翼10a,
10bの上面に、これら各鋼片15に対向し、かつその
周囲を取り囲むようにコ字状の鋼板16を溶接して配置
し、鋼板16を鋼片15にそれぞれ嵌合して(以下ヒン
ジ手段14という)、下段翼10a,10bを鋼管2の
先端部に取付けるようにしてもよい。
【0039】このようにして下段翼10a,10bが取
付けられた鋼管杭1は、鉛直力とせん断力は伝達できる
構造であるため、ねじ込みによる鋼管杭1の埋設施工性
及び上載建造物完成後の支持機能上なんら問題はない。
また、下段翼10a,10bに生じた曲げモーメント
は、鋼管2には伝達されないので、鋼管2に曲げ応力が
発生することはない。
【0040】一方、上段翼20a,20bには、通常、
大きな曲げモーメントは作用しない。しかし、地中への
ねじ込み時に、大きな押し込み力を得るために上段翼2
0a,20bの外径を、下段翼10a,10bのそれよ
り大きくすることがある。こように場合には、鋼管杭1
に上載建造物などによる鉛直荷重により、下段翼10
a,10bと同様に大きな曲げモーメントを受けること
がある。このような場合は、上段翼20a,20bを鋼
管2に前述の簡略な溶接手段により結合して、上段翼2
0a,20bに一定以上の曲げモーメントが加えられる
と降伏(塑性化)するようにすれば、上段翼20a,2
0bから鋼管2に伝達される曲げモーメントを抑えるこ
とができる。
【0041】図15は、鋼管杭1を地中にねじ込んで埋
設する際、下段翼10a,10bの端部が変形するのを
防止するため、下段翼10a,10bの回転方向側の端
部に、補強用鋼板17を取付けたものである。また、図
16は、鋼管杭1のねじ込み効率を向上するために、下
段翼10a,10bの回転方向側の端部に、下段翼10
a,10bの掘削を補助するための掘削刃18を取付け
たものである。なお、これら補強用鋼板17及び掘削刃
18は、本発明に必須のものではない。
【0042】図17は本発明に係る鋼管杭1を地中に埋
設する場合の施工試験の一例を示すもので、鋼管杭1を
構成する鋼管2の寸法は、外径:500mm、肉厚:1
4mm、長さ:21mであり、先端部に設けた取付部5
a,5bの傾斜面4a,4bの段部の高さhを0.25
Dとした。また、下段翼10a,10bは外径:100
0mm、厚さ:40mmの円形鋼板を2分割し、上段翼
20a,20bは外径:1000mm、厚さ25mmの
ドーナツ状の鋼板を2分割したものを用い、鋼管2の取
付部5a,5bへの結合は、いずれも低強度溶接手段に
よった。鋼管杭1の回転力は、ベースマシン30に搭載
したオーガー31により杭頭に伝達した。試験場所の地
盤は、地表から深さ19mまでがN値5〜30の砂とシ
ルトの互層、それ以深はN値60以上の礫層で非常に硬
い地盤である。この施工試験の結果、鋼管杭1は短時間
でスムーズに所定の深さまで埋設することができた。
【0043】このように、本発明に係る鋼管杭は、鋼管
杭1に回転力を与えてねじ込みにより地中に埋設する
際、複数の下段翼10a,10bの鋼管2の外周面より
外側の部分及び上段翼20a,20bは、ねじの作用と
同様に周囲の地盤からの反力により、鋼管杭1を下方へ
推進させる機能を備えている。また、鋼管の内側の部分
は、従来技術に示された底板と異なり下段翼10a,1
0bが互いに食い違って配置されているため、鋼管先端
部の下方の地盤を掘削する効果を有する。そして、下段
翼10a,10bは2個又は4個に分割されているた
め、1個の場合に比べて地盤に食い込む力が大きい。な
お、実施形態1〜4及び上述の説明では、下段翼10
a,10bを2個又は4個とした場合を示したが、円形
鋼板を3等分した扇形状の3個の鋼製板を用いてもよ
い。しかし、下段翼が5個以上になると、鋼管2に取付
けた各下段翼の傾斜が急になる。
【0044】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、以下に記載する理由により、鋼管杭先端部の加
工費、したがって、鋼管杭の製造費を大幅に低減するこ
とができる。 (1)下段翼10a,10bは、鋼管杭1を推進させる
ためのねじとしての機能と、底板としての機能の両機能
を備えているので、従来のようにこれらを別々に設ける
必要がなく、このため、材料費及び取付費を低減するこ
とができる。 (2)鋼管先端部と下段翼10a,10b及び上段翼2
0〜20bとの結合は、隅肉溶接の如き部分溶接でも行
えるので、コストの大きな部分を占めていた溶接費用を
大幅に低減することができる。
【0045】(3)レ字状の取付部5a,5bを直線状
に形成すれば、平坦面の下段翼10a,10bを用いる
ことができる。これは、下段翼10a,10bを複数に
分割したためで、下段翼の曲げ加工に要する費用が不要
になる。
【0046】また、以下の理由により、鋼管杭1を強固
な地層までねじ込むことができる。 (1)上段翼20a,20bにより鋼管杭1を下方に押
し込む力が強いために、下段翼10a,10bが硬い地
層に入ってもから回りを防止し、又は軽減する。 (2)下段翼10a,10bは、鋼管2の側方に食い込
むだけでなく、鋼管杭1の下方の地盤まで掘削して側方
に押出す作用を行う。 (3)下段翼10a,10bは複数個に分割されてお
り、鋼管杭1の下方の地盤に食い込む部分が分割数だけ
確保できるので、食い込み力が大きくなる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るねじ込み式鋼管杭によれ
ば、次のような効果を得ることができる。 (1)先端部を円周方向に複数に分割し、この分割され
た個々の部分に同方向に向ってそれぞれレ字状の取付部
が形成された鋼管と、直径が鋼管の直径より大きい円形
鋼板又は楕円形鋼板を複数に分割したほぼ半円状又は扇
形状の下段翼と、ドーナツ状の鋼板を1か所又は複数か
所で切断して螺旋状に曲げ加工し、又はドーナツ状の鋼
板を複数個に分割した上段翼とを有し、下段翼を鋼管の
先端部のほぼ中心部からレ字状の取付部の下面に沿って
それぞれ取付けると共に、下段翼の上方において鋼管の
外周面に上段翼を取付けたので、以下のような効果が得
られる。
【0048】地盤への下段翼のねじ込み作用及び上段翼
の押し込み作用により、非常に硬い地盤でも下段翼がか
ら廻りすることなく貫入することができる。また、複数
に分割された下段翼は、鋼管杭先端部の地盤に食い込む
部分が複数のため、非常に硬い地盤にも適用することが
できる。また、下段翼に作用する曲げモーメントは互い
に打消されて、鋼管には両者の差の小さい曲げモーメン
トが伝達されるだけなので、鋼管に過大な曲げ応力が発
生することはない。
【0049】下段翼は硬い支持層に貫入されて広い面積
で地盤反力を受け、これに上段翼の支持機能が付加され
るため、大きな鉛直支持力を得ることができる。また、
下段翼は底板の機能を備えているため別に底板を設ける
必要がないこと、下段翼は半円状又は扇形状の鋼板を用
いているため曲げ加工が不要であることなどから、鋼管
杭の製造費を低減することができる。
【0050】(2)上記(1)の隣接する下段翼と鋼管
との間に形成された開口部を閉塞部材で閉塞したので、
鋼管杭のねじ込みに際して土砂が鋼管内に侵入すること
がなく、無排土で地中に埋設することができる。また、
鋼管杭の先端部下方にある地盤は下段翼で掘削され、鋼
管杭の側方に押し出され圧縮されて密度の高い土砂にな
るため、鋼管杭の周面摩擦による地盤支持力を大きくす
ることができる。
【0051】(3)上記(1)又は(2)の鋼管の先端
部に設けたレ字状の取付部に、低強度溶接手段若しくは
ヒンジ手段によって下段翼を取付け、又上段翼を低強度
溶接手段により鋼管外周面に取付けるようにしたので、
下段翼及び上段翼から鋼管に伝達される曲げモーメント
を抑制することができ、これにより、鋼管に過大な曲げ
応力が発生するのを防止することができる。このため、
大径(例えば600mm)の鋼管からなるねじ込み式鋼
管杭にも本発明を実施することができる。
【0052】(4)上記(1),(2)又は(3)の下
段翼を平坦面又は螺旋面に形成したので、鋼管への接合
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の鋼管の先端部を示す斜視図である。
【図4】図1の下段翼の説明図である。
【図5】図1の上段翼の説明図である。
【図6】本発明の実施形態2の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態3の説明図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】図7の鋼管の先端部を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態4の斜視図である。
【図11】鋼製板に加わる地盤反力の説明図である。
【図12】鋼製板の鋼管への結合例を示す説明図であ
る。
【図13】溶接材料などの鋼材の性質を示す線図であ
る。
【図14】鋼製板の鋼管への他の結合例を示す説明図で
ある。
【図15】鋼製板に補強用鋼板を取付けた状態を示す斜
視図である。
【図16】鋼製板に掘削刃を取付けた状態を示す斜視図
である。
【図17】本発明に係るねじ込み式鋼管杭の施工例を示
す説明図である。
【図18】従来の螺旋翼の鋼管への結合状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 鋼管杭 2 鋼管 5a,5b 取付部 10a〜10d 下段翼 11 開口部 12 閉塞部材 13 低強度溶接(隅肉溶接) 14 ヒンジ手段 20,20a,20b 上段翼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正宏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部を円周方向に複数に分割し、この
    分割された個々の部分に同方向に向ってそれぞれレ字状
    の取付部が形成された鋼管と、 直径が前記鋼管の直径より大きい円形鋼板又は楕円形鋼
    板を複数に分割したほぼ半円状又は扇形状の下段翼と、 ドーナツ状の鋼板を1か所若しくは複数か所で切断して
    螺旋状に曲げ加工し、又はドーナツ状の鋼板を複数個に
    分割した上段翼とを有し、 前記下段翼を前記鋼管先端部のほぼ中心部から前記レ字
    状の取付部の下面に沿ってそれぞれ取付けると共に、該
    下段翼の上方において前記鋼管の外周面に前記上段翼を
    取付けたことを特徴とするねじ込み式鋼管杭。
  2. 【請求項2】 隣接する下段翼と鋼管との間に形成され
    た開口部を閉塞部材で閉塞したことを特徴とする請求項
    1記載のねじ込み式鋼管杭。
  3. 【請求項3】 鋼管の先端部に設けたレ字状の取付部
    に、低強度溶接手段又はヒンジ手段により下段翼を取付
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載のねじ込み式
    鋼管杭。
  4. 【請求項4】 鋼管の外周面に低強度溶接手段により上
    段翼を取付けたことを特徴とする請求項1,2又は3記
    載のねじ込み式鋼管杭。
  5. 【請求項5】 下段翼が平坦面又は螺旋面である請求項
    1,2,3又は4記載のねじ込み式鋼管杭。
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