JPH09323571A - シートトラックスライド装置におけるロック構造及びロック解除方法 - Google Patents

シートトラックスライド装置におけるロック構造及びロック解除方法

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JPH09323571A
JPH09323571A JP14164796A JP14164796A JPH09323571A JP H09323571 A JPH09323571 A JP H09323571A JP 14164796 A JP14164796 A JP 14164796A JP 14164796 A JP14164796 A JP 14164796A JP H09323571 A JPH09323571 A JP H09323571A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】左右両シートトラック1,2において、ロ
ック作動レバー21の回動伝達部33と連動レバー26
の回動伝達部32との間を互いに離間させた伝達遅れ空
間36を有し、両回動伝達部33,32が互いに分離可
能に設けられて当接状態から離間する方向へ独立して動
く。そのため、ロック状態から、左側シートトラック1
の操作ハンドルを持ち上げると、操作しない右側シート
トラック2で非ロック状態になるタイミングが、操作し
た左側シートトラック1で非ロック状態になるタイミン
グよりも若干早くなる。また、右側シートトラック2で
ロック爪15がロック孔12の周縁部にたとえ引掛かか
っても、左側シートトラック1でロック爪15が独立し
て動いてロック孔12に係入される。 【効果】ロック解除操作時に起こり得る使用者の違和感
を解消するとともに、ロック作動を確実かつ円滑に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用シートト
ラックスライド装置において、シートの両側にあるシー
トトラックを互いに連動させるロック構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9〜13に示す従来の車両用シートト
ラックスライド装置においては、使用者から見て左右両
側になる左側シートトラック1及び右側シートトラック
2で、車体フロア側のロアレール5,6に対しシート側
のアッパレール7,8が移動可能に支持され、ロアレー
ル5,6側の各ロック孔12に対しアッパレール7,8
側のロック板14のロック爪15が係脱されるようにな
っている。このアッパレール7,8側で操作ハンドル2
9に対しロック作動レバー21と連動レバー26とが一
体回動可能に取着され、左側シートトラック1の連動レ
バー26と右側シートトラック2のロック作動レバー2
1とが連動ワイヤ9により連結されているとともに、左
側シートトラック1のロック作動レバー21と右側シー
トトラック2の連動レバー26とが連動ワイヤ10によ
り連結されている。そして、図9,10に示すロック状
態では、操作ハンドル29が引張りコイルばね22の弾
性力により回動し、ロック爪15がロック孔12に係入
されている。
【0003】このロック状態から、例えば左側シートト
ラック1側の操作ハンドル29を持ち上げると、図11
に示すように、左側シートトラック1側でロック作動レ
バー21と連動レバー26とが回動するとともに、右側
シートトラック2側でロック作動レバー21と連動レバ
ー26とが両連動ワイヤ9,10を介して回動し、ロッ
ク爪15がロック孔12から離脱して非ロック状態にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用シー
トトラックスライド装置は、下記の欠点(イ)〜(ロ)
を有する。
【0005】(イ) 前述したように、図10のロック
状態から、例えば左側シートトラック1側の操作ハンド
ル29を持ち上げると、正常時には左側シートトラック
1側と右側シートトラック2側とで同時にロック爪15
がロック孔12から離脱して図11の非ロック状態にな
る。しかし、製造誤差や組付け誤差などが原因して、右
側シートトラック2側で非ロック状態になるタイミング
が、左側シートトラック1側で非ロック状態になるタイ
ミングよりも遅れることがあり得る。
【0006】そのような場合、使用者は、操作ハンドル
29を自ら操作しているため、その操作と同時に非ロッ
ク状態になったと思い込んでしまうおそれがある。従っ
て、操作しながらシートを動かすと、その操作直後に生
じる右側シートトラック2側での非ロック状態がシート
の動きを一瞬阻止して使用者の違和感として残る。
【0007】(ロ) 製造誤差や組付け誤差などが原因
して、左側シートトラック1側と右側シートトラック2
側とでロック孔12とロック爪15との位置関係が異な
る場合がある。
【0008】そのような場合、前述した図11の非ロッ
ク状態でシートを移動させて操作ハンドル29を離した
図12の状態を経てシートの位置を調節すると、図13
に示すように、例えば、右側シートトラック2側でロッ
ク爪15がロック孔12の周縁部に引掛かり、左側シー
トトラック1側でロック爪15がロック孔12の真上に
位置しても係入されなくなるおそれがある。従って、ロ
ック孔12にロック爪15を確実に係入することができ
ない。
【0009】本発明は、ロック解除操作時に起こり得る
使用者の違和感を解消するとともに、ロック作動を確実
に行うことを目的にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】後記各実施形態の図面
(図1〜8)の符号を援用して本発明を説明する。第一
発明(図1〜7に示す第一実施形態)及び第三発明(図
8に示す第二実施形態)にかかるシートトラックスライ
ド装置は、いずれも下記の共通構成を備えている。
【0011】第一及び第二のロアレール(5,6)は、
シート(3)の両側で車体のフロア(4)に固定され
る。第一及び第二のアッパレール(7,8)は、シート
(3)の両側に固定され、前記第一及び第二ロアレール
(5,6)に対しこのシート(3)とともに移動可能に
支持されている。複数のロック部(12)は、前記第一
及び第二ロアレール(5,6)側でこの第一及び第二ア
ッパレール(7,8)の移動方向に沿って並設されてい
る。ロック部材(14)は、前記第一及び第二アッパレ
ール(7,8)側においてこの第一及び第二ロアレール
(5,6)側の各ロック部(12)に対し係脱可能なロ
ック部(15)を有し、これらのロック部(12,1
5)が係合するロック位置と離脱するロック解除位置と
を取り得る。第一及び第二のロックリンク機構(AL,
AR)は、前記第一及び第二アッパレール(7,8)側
においてロック部材(14)をロック位置とロック解除
位置とに作動させるようにロック位置とロック解除位置
との間で移動可能に支持したロック作動部材(第三発明
ではロック作動レバー21、以下同様)を有する。第一
及び第二の連動リンク機構(BL,BR)は、前記第一
及び第二アッパレール(7,8)側において第一及び第
二のロックリンク機構(AL,AR)のロック作動部材
(21)をロック位置とロック解除位置とに作動させる
ようにロック位置とロック解除位置との間で移動可能に
支持した連動部材(第三発明では連動レバー26、以下
同様)を有する。第一連動索(9)は、前記第一連動リ
ンク機構(BL)の連動部材(26)と第二ロックリン
ク機構(AR)のロック作動部材(21)との間に連結
されている。第二連動索(10)は、前記第一ロックリ
ンク機構(AL)のロック作動部材(21)と第二連動
リンク機構(BR)の連動部材(26)との間に連結さ
れている。
【0012】さらに、第一発明は、下記の構成を有して
いる。前記第一連動リンク機構(BL)の連動部材(2
6)と第一ロックリンク機構(AL)のロック作動部材
(21)とには互いに当接して相互に回動力を伝達する
第一の両回動伝達部(32,33)を設けている。前記
第二連動リンク機構(BR)の連動部材(26)と第二
ロックリンク機構(AR)のロック作動部材(21)と
には互いに当接して相互に回動力を伝達する第二の両回
動伝達部(32,33)を設けている。前記第一の両回
動伝達部(32,33)間及び第二の両回動伝達部(3
2,33)間をそれぞれ当接状態から離間する方向へ互
いに分離可能に設けている。
【0013】第二発明は、第一発明に下記の構成を加え
ている。第一及び第二アッパレール(7,8)側におい
て第一の両回動伝達部(32,33)間及び第二の両回
動伝達部(32,33)間をそれぞれ互いに離間させた
伝達遅れ空間(36)を有している。
【0014】さらに、第三発明は、下記の構成を有して
いる。前記第一連動リンク機構(BL)の連動レバー
(26)と第一ロックリンク機構(AL)のロック作動
レバー(21)とには互いに一体回動するように連結可
能にして相互に回動力を伝達する第一の両回動伝達部
(32,33)を設けている。前記第二連動リンク機構
(BR)の連動レバー(26)と第二ロックリンク機構
(AR)のロック作動レバー(21)とには互いに一体
回動するように連結可能にして相互に回動力を伝達する
第二の両回動伝達部(32,33)を設けている。
【0015】第一ロックリンク機構(AL)のロック作
動レバー(21)にあってその回動中心(18a)と第
二連動索(10)の連結部(30)との間の回動半径
(R21)は、第一連動リンク機構(BL)の連動レバー
(26)にあってその回動中心(18a)と第一連動索
(9)の連結部(31)との間の回動半径(R26)より
も短くしている。第二ロックリンク機構(AR)のロッ
ク作動レバー(21)にあってその回動中心(18a)
と第一連動索(9)の連結部(30)との間の回動半径
(R21)は、第二連動リンク機構(BR)の連動レバー
(26)にあってその回動中心(18a)と第二連動索
(10)の連結部(31)との間の回動半径(R26)よ
りも短くしている。
【0016】また、第四発明にかかるシートトラックス
ライド装置のロック解除方法は、シート(3)を移動可
能に支持するとともにシート(3)を移動不能にロック
することができる第一シートトラック(1)と第二シー
トトラック(2)にあって、それらのロック状態から、
第一シートトラック(1)側にある操作ハンドル(2
9)を操作し、操作しない第二シートトラック(2)側
で非ロック状態になるタイミングを、操作した第一シー
トトラック(1)側で非ロック状態になるタイミングよ
りも若干早くして、それらを非ロック状態にするもので
ある。
【0017】
【発明の実施形態】
〔第一実施形態〕以下、本発明の第一実施形態にかかる
車両用シートトラックスライド装置を図1〜7を参照し
て説明する。
【0018】図1(a)(b)に概略的に示すように、
使用者から見て左右両側になる左側シートトラック1及
び右側シートトラック2として、シート3の左右両側で
車体のフロア4に左側ロアレール5及び右側ロアレール
6が固定されているとともに、シート3の左右両側に左
側アッパレール7及び右側アッパレール8が固定され、
この両アッパレール7,8は両ロアレール5,6に嵌入
されてシート3とともに前後方向へ移動可能に支持され
ている。この左側シートトラック1と右側シートトラッ
ク2とは同一構造(シート3の中央前後方向延設線に対
し左右対称な構造)をなし、両連動ワイヤ9,10(連
動索)により互いに連動するようになっている。
【0019】(図1〜3に示すロック部について)左側
ロアレール5及び右側ロアレール6はシート3の前後方
向へ延設され、それらの相対向内側にロックプレート1
1が取着されて前後方向へ延設されている。これらのロ
ックプレート11には複数のロック孔12(ロック部)
が前記左右両アッパレール7,8の移動方向に沿って並
設されている。
【0020】前記ロックプレート11の上方で左右両ア
ッパレール7,8の相対向内側の後側寄り位置にロック
ブラケット13が取着されている。このロックブラケッ
ト13に対しロック板14(ロック部材)が上下動可能
に支持され、このロック板14の下端部にロック爪15
(ロック部)が形成されている。そして、このロック板
14は、前記ロックプレート11の各ロック孔12のう
ちいずれかのものに対し、アッパレール7,8の任意移
動位置で下動してロック爪15が係合されるロック位置
(図3参照)と、上動してロック爪15が離脱されるロ
ック解除位置(図5参照)とを取り得るようになってい
る。
【0021】(図1〜3に示すロックリンク機構AL,
ARについて)前記アッパレール7,8の前端部とロッ
クブラケット13にそれぞれ支持ブラケット16,17
が取着され、この前後両支持ブラケット16,17間に
ロック軸18がその軸線を中心にして回動可能に取り付
けられている。このロック軸18の後端側には係合部1
9が屈曲されて形成されている。前記ロック板14に形
成された係合孔20(係合部)にこの係合部19が挿入
されている。また、前側支持ブラケット16の付近でこ
のロック軸18に対しロック作動レバー21(ロック作
動部材)が一体回動可能に取着されている。
【0022】前記ロックブラケット13の付近で引張り
コイルばね22(弾性体)がアッパレール7,8とロッ
ク軸18の掛止め部23との間に連結されている。そし
て、この引張りコイルばね22の弾性力によりロック軸
18が回動すると、その係合部19がロック板14を係
合孔20で下方へ押さえてロック位置(図3参照)へ下
動させる。前記ロック作動レバー21に形成されたスト
ッパ24がアッパレール7,8のストッパ25に当接す
るまで、ロック軸18が引張りコイルばね22の弾性力
に抗して回動すると、その係合部19がロック板14を
係合孔20で上方へ押さえてロック解除位置(図5参
照)へ上動させる。
【0023】(図1〜3に示す連動リンク機構BL,B
Rについて)前記ロック作動レバー21に隣接して連動
レバー26(連動部材)が前記ロック軸18に対しその
軸線を中心に回動可能に支持されている。また、前記引
張りコイルばね22の付近で支持レバー27が前記ロッ
ク軸18に対しその軸線を中心に回動可能に支持されて
いる。この連動レバー26及び支持レバー27にはロッ
ク軸18の回動中心18aから離れた位置で連動軸28
が一体回動可能に取着されてロック軸18に対し平行に
延設されている。この連動軸28には操作ハンドル29
が一体的に形成されて前方へ延設されている。
【0024】(図1〜3に示す前記両連動ワイヤ9,1
0の連結について)前記ロック作動レバー21において
は、ロック軸18及び連動軸28よりも上方位置で、連
結孔30がロック軸18を中心とする円弧状に形成され
ている。また、前記連動レバー26においては、ロック
軸18及び連動軸28よりも下方位置で、連結孔31が
ロック軸18を中心とする円弧状に形成されている。そ
して、一方の連動ワイヤ9は、左側連動リンク機構BL
における連動レバー26の連結孔31と右側ロックリン
ク機構ARにおけるロック作動レバー21の連結孔30
との間に連結されている。他方の連動ワイヤ10は、左
側ロックリンク機構ALにおけるロック作動レバー21
の連結孔30と右連動リンク機構BRにおける連動レバ
ー26の連結孔31との間に連結されている。
【0025】左側ロックリンク機構ALのロック作動レ
バー21にあってその回動中心18aと連動ワイヤ10
の連結部(連結孔30)との間の回動半径R21は、左側
連動リンク機構BLの連動レバー26にあってその回動
中心18aと連動ワイヤ9の連結部(連結孔31)との
間の回動半径R26に等しくなっている。また、右側ロッ
クリンク機構ARのロック作動レバー21にあってその
回動中心18aと連動ワイヤ9の連結部(連結孔30)
との間の回動半径R21は、右側連動リンク機構BRの連
動レバー26にあってその回動中心18aと連動ワイヤ
10の連結部(連結孔31)との間の回動半径R26に等
しくなっている。
【0026】なお、前記連結孔30,31がロック軸1
8を中心とする円弧状に形成されているので、連動ワイ
ヤ9,10の長さの誤差を吸収することができる。 (前記ロック作動レバー21と連動レバー26との関係
について)前記左側連動リンク機構BLの連動レバー2
6と左側ロックリンク機構ALのロック作動レバー21
とには、ロック軸18及び連動軸28よりも下方位置
で、互いに当接して相互に回動力を伝達する回動伝達部
32,33がそれぞれ形成されている。また、前記右側
連動リンク機構BRの連動レバー26と右側ロックリン
ク機構ARのロック作動レバー21とには、ロック軸1
8及び連動軸28よりも下方位置で、互いに当接して相
互に回動力を伝達する回動伝達部32,33がそれぞれ
形成されている。この両回動伝達部32,33間はそれ
ぞれ当接状態から離間する方向へ互いに分離可能になっ
ている。
【0027】前記引張りコイルばね22の付近でロック
軸18の外周には、この引張りコイルばね22よりも弾
性力が弱いねじりコイルばね34(弾性体)が巻装さ
れ、このねじりコイルばね34の両端部が前記ロック軸
18の掛止め部23と連動軸28の支持レバー27とに
係止されている。そして、連動軸28のストッパ35が
前側支持ブラケット16に当接するまで、このねじりコ
イルばね34の弾性力により連動軸28がロック軸18
に対し回動すると、前記両回動伝達部32,33がそれ
ぞれ互いに離間されて伝達遅れ空間36が生じるように
なっている。
【0028】(図1〜3に示すロック状態について)左
側シートトラック1及び右側シートトラック2ともに、
操作ハンドル29を離してロック位置にした状態で、引
張りコイルばね22の弾性力により、各ロック孔12の
うち任意のものにロック板14のロック爪15が係入さ
れ、フロア4上のロアレール5,6に対しアッパレール
7,8がシート3とともに移動できないようになってい
る。この場合、ねじりコイルばね34の弾性力により、
ロック作動レバー21の回動伝達部33と連動レバー2
6の回動伝達部32とが互いに離間されて伝達遅れ空間
36が生じている。
【0029】(前記ロック状態から非ロック状態にして
シート3を調節する場合について)例えば、左側シート
トラック1側において使用者が操作ハンドル29を引張
りコイルばね22の弾性力に抗して少し持ち上げると、
図4に示すように、連動レバー26のみが回動してその
回動伝達部32がロック作動レバー21の回動伝達部3
3に当接するとともに、それらの間の伝達遅れ空間36
がなくなる。この連動レバー26の回動により連動ワイ
ヤ9が引かれると、右側シートトラック2側においてロ
ック作動レバー21が少し回動し、ロック板14のロッ
ク爪15がロック孔12から抜ける上方向へ若干移動す
る。この場合、左側シートトラック1側のロック作動レ
バー21により連動ワイヤ10を介して右側シートトラ
ック2側の連動レバー26が引かれているので、右側シ
ートトラック2側において連動レバー26の回動伝達部
32からロック作動レバー21の回動伝達部33がさら
に離れて伝達遅れ空間36が広がる。
【0030】左側シートトラック1側において使用者が
操作ハンドル29をさらに持ち上げると、図5に示すよ
うに、連動レバー26の回動により連動ワイヤ9が引か
れ、右側シートトラック2側においてロック作動レバー
21がさらに回動し、ロック板14のロック爪15がロ
ック孔12から完全に抜ける。これと同時に、左側シー
トトラック1側において連動レバー26によりロック作
動レバー21がそれらの回動伝達部32,33で押され
ると、ロック作動レバー21が始めて回動してロック板
14のロック爪15がロック孔12から完全に抜ける。
また、左側シートトラック1側のロック作動レバー21
の回動により連動ワイヤ10が緩んで右側シートトラッ
ク2側の連動レバー26の回動を許容するため、右側シ
ートトラック2側において連動レバー26もロック作動
レバー21との間の伝達遅れ空間36を保持したままロ
ック作動レバー21に追従して回動する。
【0031】従って、右側シートトラック2側でまずロ
ック爪15がロック孔12から完全に抜けた後、僅かに
遅れて左側シートトラック1側(使用者が操作ハンドル
29を持ち上げた側)でロック爪15がロック孔12か
ら完全に抜ける。
【0032】(シート3の位置調節後に非ロック状態か
らロック状態に戻す場合について)使用者が前記操作ハ
ンドル29を持ち上げた非ロック状態のままでシート3
をアッパレール7,8とともに移動させた後、任意の位
置で操作ハンドル29を離すと、図6に示すように、左
側シートトラック1側及び右側シートトラック2側にお
いて互いに隣接する両ロック孔12間でロックプレート
11上にロック爪15が載ることがある。そのような場
合、使用者がシート3を僅かに移動させると、ロック爪
15がロックプレート11上を滑ってロック孔12に再
び係入される。
【0033】本実施形態は下記(イ)〜(ロ)の特徴
(後記する他の技術的思想以外)を有する。 (イ) 左側シートトラック1側及び右側シートトラッ
ク2側において、ロック作動レバー21の回動伝達部3
3と連動レバー26の回動伝達部32との間を互いに離
間させた伝達遅れ空間36を有している。そのため、前
述したように、ロック状態から、例えば左側シートトラ
ック1側の操作ハンドル29を持ち上げると、操作しな
い右側シートトラック2側で非ロック状態になるタイミ
ングが、操作した左側シートトラック1側で非ロック状
態になるタイミングよりも若干早くなる。従って、使用
者が、操作ハンドル29を自ら操作した時、左側シート
トラック1側及び右側シートトラック2側ともに、非ロ
ック状態になるので、操作しながらシート3を動かして
も、ロック解除操作時に起こり得る使用者の違和感を解
消することができる。
【0034】(ロ) 左側シートトラック1側及び右側
シートトラック2側において、ロック作動レバー21の
回動伝達部33と連動レバー26の回動伝達部32との
間が互いに分離可能に設けられ、それぞれが当接状態か
ら離間する方向へ独立して動く。
【0035】ところで、製造誤差や組付け誤差などが原
因して、左側シートトラック1側と右側シートトラック
2側とでロック孔12とロック爪15との位置関係が異
なる場合がある。そのような場合、前述したように、左
側シートトラック1側及び右側シートトラック2側にお
いて互いに隣接する両ロック孔12間でロックプレート
11上にロック爪15が載っている状態から、使用者が
シート3を僅かに移動させると、図7に示すように、例
えば、右側シートトラック2側でロック爪15がロック
プレート11上を滑ってロック孔12の周縁部にたとえ
引掛かかっても、左側シートトラック1側でロック爪1
5が独立して動いてロック孔12に確実に係入され、ロ
ック作動を確実かつ円滑に行うことができる。
【0036】〔他の実施形態〕前記第一実施形態以外に
も下記(イ)〜(ロ)のように構成してもよい。 (イ) 図8に示す第二実施形態は、第一実施形態と比
較して、下記の点で主に異なる。
【0037】左側ロックリンク機構ALのロック作動レ
バー21にあってその回動中心18aと連動ワイヤ10
の連結部(連結孔30)との間の回動半径R21は、左側
連動リンク機構BLの連動レバー26にあってその回動
中心18aと連動ワイヤ9の連結部(連結孔31)との
間の回動半径R26よりも短くなっている。また、右側ロ
ックリンク機構ARのロック作動レバー21にあってそ
の回動中心18aと連動ワイヤ9の連結部(連結孔3
0)との間の回動半径R21は、右側連動リンク機構BR
の連動レバー21にあってその回動中心18aと連動ワ
イヤ10の連結部(連結孔31)との間の回動半径R26
よりも短くなっている。なお、左側シートトラック1側
及び右側シートトラック2側において、ロック作動レバ
ー21の回動伝達部33と連動レバー26の回動伝達部
32との間が互いに分離可能に設けられ、それぞれ独立
して互いに離れる方向へ動くことは、第一実施形態の場
合と同様であるが、第一実施形態の伝達遅れ空間36は
形成されていない。
【0038】この回動半径R21,R26の差により、同一
回動円周角度であっても、ロック作動レバー21におけ
る連結部(連結孔30)の円弧状移動距離が連動レバー
26における連結部(連結孔30)の円弧状移動距離よ
りも小さくなり、基本的には第一実施形態の伝達遅れ空
間36と同様な機能を果たす。なお、第一実施形態の図
3(a)、図4(a)及び図5(a)が、それぞれ、第
二実施形態の図8(a)、図8(b)及び図8(c)に
対応する。
【0039】従って、ロック状態から、例えば左側シー
トトラック1側の操作ハンドル29を持ち上げると、右
側シートトラック2側で非ロック状態になるタイミング
が、左側シートトラック1側で非ロック状態になるタイ
ミングよりも若干早くなる。
【0040】(ロ) 第一実施形態では操作ハンドル2
9が左側シートトラック1側及び右側シートトラック2
側ともに設けられているが、その一方側のみに設ける。
〔他の技術的思想〕各実施形態から把握できる技術的思
想(請求項以外)を効果と共に記載する。
【0041】(イ) 請求項1または請求項2におい
て、第一ロックリンク機構ALのロック作動レバー21
にあってその回動中心18aと第二連動索10の連結部
(連結孔30)との間の回動半径R21は、第一連動リン
ク機構BLの連動レバー26にあってその回動中心18
aと第一連動索9の連結部(連結孔31)との間の回動
半径R26よりも短くし、第二ロックリンク機構ARのロ
ック作動レバー21にあってその回動中心18aと第一
連動索9の連結部(連結孔30)との間の回動半径R21
は、第二連動リンク機構BRの連動レバー26にあって
その回動中心18aと第二連動索10の連結部(連結孔
31)との間の回動半径R26よりも短くした。
【0042】(ロ) 請求項1または請求項2または請
求項3または上記(イ)において、第一及び第二アッパ
レール7,8側でロック部材(ロック板14)をロック
位置にするように付勢する弾性体(引張りコイルばね2
2)を備えている。従って、ロック作動を確実かつ円滑
に行うことができる。
【0043】(ハ) 請求項2において、第一の両回動
伝達部32,33間の伝達遅れ空間36及び第二の両回
動伝達部32,33間の伝達遅れ空間36を形成するよ
うに付勢する弾性体(ねじりコイルばね34)を備えて
いる。従って、伝達遅れ空間36を確実に形成すること
ができる。
【0044】(ニ) 請求項1または請求項2または請
求項3または上記(イ)または上記(ロ)または上記
(ハ)において、第一及び第二連動リンク機構BL,B
Rは、連動部材(連動レバー26)を回動させるように
これに取着した操作ハンドル29を備えている。従っ
て、いずれかの操作ハンドル29を利用してロック解除
作動を行うことができ、便利である。
【0045】(ホ) 請求項1または請求項2または請
求項3または上記(イ)または上記(ロ)または上記
(ハ)または上記(ニ)において、第一及び第二のロッ
クリンク機構AL,ARは、ロック位置とロック解除位
置との間で回動可能に取り付けたロック軸18と、この
ロック軸18の回動をロック部材(ロック板14)に伝
達してロック部材(ロック板14)をロック位置とロッ
ク解除位置とに移動させるようにこのロック軸18に設
けた係合部19と、このロック軸18に対し一体回動可
能に取着したロック作動レバー21とを備え、第一及び
第二の連動リンク機構BL,BRは、前記ロック軸18
に対し回動可能に支持した連動レバー21と、この連動
レバー21を回動させるようにこれに取着した連動軸2
8とを備え、第一及び第二連動リンク機構BL,BRの
連動軸28を操作ハンドル29とした。従って、部品点
数を減らした簡単な構造にすることができる。
【0046】
【発明の効果】第一発明にかかるシートトラックスライ
ド装置のロック構造によれば、例えば、第二シートトラ
ック(2)側でアッパレール(8)側のロック部(1
5)がロアレール(6)側のロック部(12)に係合さ
れない状態になっても、第一シートトラック(1)側で
アッパレール(8)側のロック部(15)が独立して動
いてロアレール(6)側のロック部(12)に対し確実
に係合されるので、ロック作動を確実かつ円滑に行うこ
とができる。
【0047】第二発明によれば、第一発明の効果に加
え、ロック状態から、例えば第一シートトラック(1)
側を操作すると、操作しない第二シートトラック(2)
側で非ロック状態になるタイミングが、操作した第一シ
ートトラック(1)側で非ロック状態になるタイミング
よりも若干早くなって、ともに非ロック状態になるの
で、ロック解除操作時に起こり得る使用者の違和感を解
消することができる。
【0048】第三発明にかかるシートトラックスライド
装置のロック構造によれば、第二発明と同様に、ロック
解除操作時に起こり得る使用者の違和感を解消すること
ができる。
【0049】第四発明にかかるシートトラックスライド
装置のロック解除方法によれば、ロック解除操作時に起
こり得る使用者の違和感を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第一実施形態にかかる車両用シート
トラックスライド装置を組み込んだシートを示す概略正
面図であり、(b)はこの車両用シートトラックスライ
ド装置を示す概略斜視図である。
【図2】 図1(b)の平面図である。
【図3】 (a)はロック状態を示す図2のXーX線部
分拡大断面図であり、(b)は同じく図2のYーY線部
分拡大断面図である。
【図4】 (a)はロック状態から非ロック状態にする
途中状態を示す図3(a)相当の部分拡大断面図であ
り、(b)は同じく図3(b)相当の部分拡大断面図で
ある。
【図5】 (a)は非ロック状態を示す図3(a)相当
の部分拡大断面図であり、(b)は同じく図3(b)相
当の部分拡大断面図である。
【図6】 第一実施形態の車両用シートトラックスライ
ド装置においてシートを位置調節する場合の途中状態で
ロック孔とロック爪との関係を示す部分拡大断面図であ
る。
【図7】 (a)及び(b)は図6の途中状態からシー
トを位置調節した状態でロック孔とロック爪との関係を
示す部分拡大断面図であり、(c)は同じく図3(a)
相当の部分拡大断面図である。
【図8】 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ第二実
施形態において第一実施形態の図3(a)、図4(a)
及び5(a)に相当する部分拡大断面図である。
【図9】 従来の車両用シートトラックスライド装置を
示す概略斜視図である。
【図10】 (a)はロック状態を示す図9のZ1 ーZ
1 線部分拡大断面図であり、(b)は同じく図9のZ2
ーZ2 線部分拡大断面図である。
【図11】 (a)は非ロック状態を示す図10(a)
相当の部分拡大断面図であり、(b)は同じく図10
(b)相当の部分拡大断面図である。
【図12】 従来の車両用シートトラックスライド装置
においてシートを位置調節する場合の途中状態でロック
孔とロック爪との関係を示す部分拡大断面図である。
【図13】 図12の途中状態からシートを位置調節し
た状態でロック孔とロック爪との関係を示す部分拡大断
面図である。
【符号の説明】
1,2…シートトラック、3…シート、4…フロア、
5,6…ロアレール、7,8…アッパレール、9,10
…連動ワイヤ(連動索)、12…ロック孔(ロック
部)、14…ロック板(ロック部材)、15…ロック爪
(ロック部)、21…ロック作動レバー(ロック作動部
材)、26…連動レバー(連動部材)、29…操作ハン
ドル、30,31…ワイヤ連結孔(連結部)、32,3
3…回動伝達部、36…伝達遅れ空間、R21,R26…回
動半径、AL,AR…ロックリンク機構、BL,BR…
連動リンク機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート(3)の両側で車体のフロア
    (4)に固定される第一及び第二のロアレール(5,
    6)と、 シート(3)の両側に固定され、前記第一及び第二ロア
    レール(5,6)に対しこのシート(3)とともに移動
    可能に支持した第一及び第二のアッパレール(7,8)
    と、 前記第一及び第二ロアレール(5,6)側でこの第一及
    び第二アッパレール(7,8)の移動方向に沿って並設
    した複数のロック部(12)と、 前記第一及び第二アッパレール(7,8)側においてこ
    の第一及び第二ロアレール(5,6)側の各ロック部
    (12)に対し係脱可能なロック部(15)を有し、こ
    れらのロック部(12,15)が係合するロック位置と
    離脱するロック解除位置とを取り得るロック部材(1
    4)と、 前記第一及び第二アッパレール(7,8)側においてロ
    ック部材(14)をロック位置とロック解除位置とに作
    動させるようにロック位置とロック解除位置との間で移
    動可能に支持したロック作動部材(21)を有する第一
    及び第二のロックリンク機構(AL,AR)と、 前記第一及び第二アッパレール(7,8)側において第
    一及び第二のロックリンク機構(AL,AR)のロック
    作動部材(21)をロック位置とロック解除位置とに作
    動させるようにロック位置とロック解除位置との間で移
    動可能に支持した連動部材(26)を有する第一及び第
    二の連動リンク機構(BL,BR)と、 前記第一連動リンク機構(BL)の連動部材(26)と
    第二ロックリンク機構(AR)のロック作動部材(2
    1)との間に連結した第一連動索(9)と、 前記第一ロックリンク機構(AL)のロック作動部材
    (21)と第二連動リンク機構(BR)の連動部材(2
    6)との間に連結した第二連動索(10)とを備え、 前記第一連動リンク機構(BL)の連動部材(26)と
    第一ロックリンク機構(AL)のロック作動部材(2
    1)とには互いに当接して相互に回動力を伝達する第一
    の両回動伝達部(32,33)を設けるとともに、前記
    第二連動リンク機構(BR)の連動部材(26)と第二
    ロックリンク機構(AR)のロック作動部材(21)と
    には互いに当接して相互に回動力を伝達する第二の両回
    動伝達部(32,33)を設け、 前記第一の両回動伝達部(32,33)間及び第二の両
    回動伝達部(32,33)間をそれぞれ当接状態から離
    間する方向へ互いに分離可能に設けたことを特徴とする
    シートトラックスライド装置におけるロック構造。
  2. 【請求項2】 第一及び第二アッパレール(7,8)側
    において第一の両回動伝達部(32,33)間及び第二
    の両回動伝達部(32,33)間をそれぞれ互いに離間
    させた伝達遅れ空間(36)を有していることを特徴と
    する請求項1に記載のシートトラックスライド装置にお
    けるロック構造。
  3. 【請求項3】 シート(3)の両側で車体のフロア
    (4)に固定される第一及び第二のロアレール(5,
    6)と、 シート(3)の両側に固定され、前記第一及び第二ロア
    レール(5,6)に対しこのシート(3)とともに移動
    可能に支持した第一及び第二のアッパレール(7,8)
    と、 前記第一及び第二ロアレール(5,6)側でこの第一及
    び第二アッパレール(7,8)の移動方向に沿って並設
    した複数のロック部(12)と、 前記第一及び第二アッパレール(7,8)側においてこ
    の第一及び第二ロアレール(5,6)側の各ロック部
    (12)に対し係脱可能なロック部(15)を有し、こ
    れらのロック部(12,15)が係合するロック位置と
    離脱するロック解除位置とを取り得るロック部材(1
    4)と、 前記第一及び第二アッパレール(7,8)側においてロ
    ック部材(14)をロック位置とロック解除位置とに作
    動させるようにロック位置とロック解除位置との間で回
    動可能に支持したロック作動レバー(21)を有する第
    一及び第二のロックリンク機構(AL,AR)と、 前記第一及び第二アッパレール(7,8)側において第
    一及び第二のロックリンク機構(AL,AR)のロック
    作動レバー(21)をロック位置とロック解除位置とに
    作動させるようにロック位置とロック解除位置との間で
    回動可能に支持1た連動レバー(26)を有する第一及
    び第二の連動リンク機構(BL,BR)と、 前記第一連動リンク機構(BL)の連動レバー(26)
    と第二ロックリンク機構(AR)のロック作動レバー
    (21)との間に連結した第一連動索(9)と、前記第
    一ロックリンク機構(AL)のロック作動レバー(2
    1)と第二連動リンク機構(BR)の連動レバー(2
    6)との間に連結した第二連動索(10)とを備え、 前記第一連動リンク機構(BL)の連動レバー(26)
    と第一ロックリンク機構(AL)のロック作動レバー
    (21)とには互いに一体回動するように連結可能にし
    て相互に回動力を伝達する第一の両回動伝達部(32,
    33)を設けるとともに、前記第二連動リンク機構(B
    R)の連動レバー(26)と第二ロックリンク機構(A
    R)のロック作動レバー(21)とには互いに一体回動
    するようにに連結可能にして相互に回動力を伝達する第
    二の両回動伝達部(32,33)を設け、 第一ロックリンク機構(AL)のロック作動レバー(2
    1)にあってその回動中心(18a)と第二連動索(1
    0)の連結部(30)との間の回動半径(R21)は、第
    一連動リンク機構(BL)の連動レバー(26)にあっ
    てその回動中心(18a)と第一連動索(9)の連結部
    (31)との間の回動半径(R26)よりも短くし、 第二ロックリンク機構(AR)のロック作動レバー(2
    1)にあってその回動中心(18a)と第一連動索
    (9)の連結部(30)との間の回動半径(R21)は、
    第二連動リンク機構(BR)の連動レバー(26)にあ
    ってその回動中心(18a)と第二連動索(10)の連
    結部(31)との間の回動半径(R26)よりも短くした
    ことを特徴とするシートトラックスライド装置における
    ロック構造。
  4. 【請求項4】 シート(3)を移動可能に支持するとと
    もにシート(3)を移動不能にロックすることができる
    第一シートトラック(1)と第二シートトラック(2)
    にあって、それらのロック状態から、第一シートトラッ
    ク(1)側にある操作ハンドル(29)を操作し、操作
    しない第二シートトラック(2)側で非ロック状態にな
    るタイミングを、操作した第一シートトラック(1)側
    で非ロック状態になるタイミングよりも若干早くして、
    それらを非ロック状態にすることを特徴とするシートト
    ラックスライド装置におけるロック解除方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005152103A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Fuji Kiko Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
JP2008194523A (ja) * 2008-05-23 2008-08-28 Okamura Corp 椅子における座の前後摺動装置
JP2011230769A (ja) * 2011-08-25 2011-11-17 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ウォークイン装置

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JP2005152103A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Fuji Kiko Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
JP2008194523A (ja) * 2008-05-23 2008-08-28 Okamura Corp 椅子における座の前後摺動装置
JP2011230769A (ja) * 2011-08-25 2011-11-17 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ウォークイン装置

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