JP4320826B2 - 2段折れ式リクライニング装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤操作防止機構を備えた2段折れ式リクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートを構成するシートクッションとシートバックを連結する連結装置として、2段折れ式リクライニング装置がある。当該形式のリクライニング装置は、シートクッション側に固定されるロアアームと、シートバック側に固定されるアッパアームと、これら両アームに回動可能に組付けられてこれら両アームを互いに連結する中間アームと、同中間アームと前記ロアアーム間に設けられてこれら両アームを解除可能に結合する第1の結合手段および同第1の結合手段によるこれら両アームの結合を解除する第1の結合解除手段と、前記中間アームと前記アッパアーム間に設けられてこれら両アームを解除可能に結合する第2の結合手段および同第2の結合手段によるこれら両アームの結合を解除する第2の結合解除手段を備えている。
【0003】
当該形式のリクライニング装置においては、第1の結合解除手段の操作により、第1の結合手段による中間アームのロアアームとの結合を解除して中間アームのロアアームとの連結点を中心とする回動動作を可能とし、中間アームをアッパアームと一体に回動させることができる第1段のリクライニング動作と、第2の結合解除手段の操作により、第2結合手段による中間アームのアッパアームとの結合を解除してロアアームの中間アームとの連結点を中心とする回動動作を可能とし、アッパアームを回動させることができる第2段のリクライニング動作とを行うことができる。
【0004】
当該形式のリクライニング装置の第1段のリクライニング動作は、シートトラックのロック機構によるロックを解除する操作が連動していて、第1段のリクライニング動作によりシートトラックのロック機構のロックを解除して、シートバックを所定量前傾させた状態でシートを前方へスライドさせて、後方のシートにおける乗降を容易にするウォークイン状態にすることができるとともに、シートバックを後方へ最大限倒してフルフラット状態にすることができる。
【0005】
一方、当該形式のリクライニング装置の第2段のリクライニング動作により、アッパアームに固定されているシートバックをシートクッション上に倒伏させてシートをフォールディング状態にして、荷室スペースの拡大を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該形式のリクライニング装置においては、シートをウォークイン状態にした状態で第2段のリクライニング動作をさせると、シートバックが前席のシートバックに緩衝して、シートをフォールディング状態にし得ないとともに両シートのシートバックを損傷するおそれがある。また、シートをフォールディング状態にした状態で第1段のリクライニング動作をさせると、シートトラックのロック機構によるロックが解除されて、フォールディング状態にあるシートがそのままの状態で前後方向へスライド可能となり、車両の走行中にシートが移動するおそれがある。
【0007】
従って、本発明の目的は、当該形式のリクライニング装置において、第1段のリクライニング動作を行ってシートをウォークイン状態にした状態では、第2段のリクライニング動作ができないようにするとともに、第2段のリクライニング動作を行ってシートをフォールディング状態にした状態では、第1段のリクライニング動作ができないようにすることにより、上記した両問題を解決することにある。本発明では、特に、このように機能する誤操作防止機構を簡単な構成として、容易に構成することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、誤操作防止機構を備えた2段折れ式リクライニング装置に関するもので、シートクッション側に固定されるロアアームと、シートバック側に固定されるアッパアームと、これら両アームに回動可能に組付けられてこれら両アームを互いに連結する中間アームと、同中間アームと前記ロアアーム間に設けられてこれら両アームを解除可能に結合する第1の結合手段および同第1の結合手段によるこれら両アームの結合を解除する第1の結合解除手段と、前記中間アームと前記アッパアーム間に設けられてこれら両アームを解除可能に結合する第2の結合手段および同第2の結合手段によるこれら両アームの結合を解除する第2の結合解除手段を備えてなる形式の2段折れ式リクライニング装置を適用対象とするものである。
【0009】
しかして、本発明に係るリクライニング装置は、前記中間アームの前記ロアアームに対する連結点を中心とする回動動作時前記アッパアームの前記中間アームに対する連結点を中心とする回動動作を規制する規制機能と、前記アッパアームの前記中間アームに対する連結点を中心とする回動動作時前記中間アームの前記ロアアームに対する連結点を中心とする回動動作を規制する規制機能を有する誤操作防止機構を備えるもので、当該誤操作防止機構は下記に示すように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
すなわち、本発明に係るリクライニング装置が有する誤操作防止機構は、前記中間アーム側に設けられて前記第1の結合手段と前記第1の結合解除手段とに連係する誤操作防止部材を備え、前記誤操作防止部材を、前記中間アームの前記ロアアームに対する連結点を中心とする回動動作時前記アッパアームに係合して同アッパアームの回動を規制し、かつ、前記中間アームの前記アッパアームに対する連結点を中心とする回動動作時同アッパアームに係合して前記第1の結合解除手段の解除操作を規制するように構成されている。
【0011】
本発明に係る誤操作防止機構を備えたリクライニング装置においては、前記第1の結合手段を、前記中間アームに摺動可能に組付けられて前記ロアアームに設けた歯部に噛合可能なポールと、前記中間アームに回動可能に組付けられて前記ポールを押圧して前記歯部に噛合させるカムを備える構成とするとともに、前記第1の結合解除手段をリリースハンドルを備えた構成として、前記誤操作防止部材を前記カムと前記リリースハンドルとに、同リリースハンドルの回動操作を前記カムに伝達して同カムを回動すべく連係する構成とすることができる。
【0012】
【発明の作用・効果】
本発明に係るリクライニング装置によれば、誤操作防止機構により、中間アームをアッパアームと一体に回動させる第1段のリクライニング動作を行ってシートをウォークイン状態にした状態では第2段のリクライニング動作が規制され、また、アッパアームのみを回動させる第2段のリクライニング動作を行ってシートをフォールディング状態にした状態では第1段のリクライニング動作が規制される。
【0013】
このため、当該リクライニング装置においては、シートをウォークイン状態にした状態では、誤操作により第2段のリクライニング動作を行おうとしても、第2段のリクライニング動作を行うことはできず、誤操作によるシートフォールディング状態を行うことができないとともに、両シートのシートバックを損傷するおそれがない。また、シートをフォールディング状態にした状態では、誤操作により第1段のリクライニング動作を行おうとしても、シートトラックのロック機構によるロックが解除されることがなくて第1段のリクライニング動作を行うことができず、フォールディング状態にあるシートの車両の走行中での移動を防止することができる。
【0014】
このような規制機能を有する当該誤操作防止機構については、中間アーム側に設けられて第1の結合手段と第1の結合解除手段とに連係する誤操作防止部材を備えた構造として、同誤操作防止部材を、中間アームのロアアームに対する連結点を中心とする回動動作時、アッパアームに係合して同アッパアームの回動を規制し、かつ、中間アームのアッパアームに対する連結点を中心とする回動動作時同アッパアームに係合して第1の結合解除手段の解除操作を規制する構造とすることにより、容易に構成することができる。
【0015】
また、このような規制機能を有する当該誤操作防止機構については、第1の結合手段を、中間アームに摺動可能に組付けられてロアアームに設けた歯部に噛合可能なポールと、中間アームに回動可能に組付けられてポールを押圧して歯部に噛合させるカムを備える構造とするとともに、第1の結合解除手段をリリースハンドルを備えた構造として、誤操作防止部材をカムとリリースハンドルとに、同リリースハンドルの回動操作をカムに伝達して同カムを回動すべく連係する構造とすることにより、容易に構成とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1〜図4には、誤操作防止機構を備えた本発明の一例に係る2段折れ式リクライニング装置が示され、かつ、図5には、当該リクライニング装置の分解された状態が示されている。
【0017】
当該リクライニング装置は、ロアアーム11、中間アーム12、アッパアーム13、左右一対の下側の連結プレート14、および左右一対の上側の連結プレート15をリクライニング構造体とするもので、このリクライニング構造体に第1結合機構20a、第1結合解除機構20b、第2結合機構30a、および第2結合解除機構30bが組付けられている。なお、第1結合機構20aおよび第1結合解除機構20bは本発明における第1の結合手段および第1の結合解除手段に該当し、かつ、第2結合機構30aおよび第2結合解除機構30bは本発明における第2の結合手段および第2の結合解除手段に該当する。
【0018】
下側の両連結プレート14は、中間アーム12を左右から挟持した状態で第1ブラケット16aとともに、リベット17aにて中間アーム12に固定されていて、ロアプレート11に対しては、その左右から挟持した状態でヒンジピン17bを介して回動可能に組付けられている。これにより、両連結プレート14は、中間アーム12をロアアーム11に対してヒンジピン17bを回動中心として回動可能に連結している。この状態では、中間アーム12の凹所に、第1結合機構20aを構成するポール21およびカム22が収容されている。
【0019】
上側の両連結プレート15は、アッパアーム13を左右から挟持した状態で第2ブラケット16bとともに、リベット17cにてアッパアーム13に固定されていて、中間アーム12に対しては、その左右から挟持した状態でヒンジピン17dを介して回動可能に組付けられている。これにより、両連結プレート15は、アッパアーム13を中間アーム12に対してヒンジピン17dを回動中心として回動可能に連結している。この状態では、アッパアーム13の凹所に、第2結合機構30aを構成するポール31およびカム32が収容されている。
【0020】
このように構成されているリクライニング構造体においては、ヒンジピン17bに、第3ブラケット16cが回転可能に嵌合して組付けられいているとともに、スパイラルスプリング18aの一端が掛止されている。また、ロアアーム11の側面には第4ブラケット16dが固定されており、第4ブラケット16dにはトラックケーブル18bが支持されている。トラックケーブル18bのインナワイヤの先端は第3ブラケット16cに連結されている。
【0021】
なお、リクライニング構造体を構成するロアアーム11は車両用シートのシートクッションC1側に取付けられ、かつ、アッパアーム13はシートバックC2側に取付けられる。また、トラックケーブル18bは図示しないシートトラックのロック機構のロック解除レバーに連結されて、トラックケーブル18bが伸張操作されるとロック解除レバーが回動操作されて、シートトラックを構成するアッパレールのロアレールに対するロックが解除される。
【0022】
第1結合機構20aは、ポール21、カム22、およびラチェット23にて構成されている。ラチェット23は、ロアアーム11の後端上部に設けた円弧状の歯部からなるもので、中間アーム12におけるラチェット23と対向する部位に設けた凹所に、ポール21およびカム22が配置されている。ポール21はリリースピン21aを備え、リリースピン21aを両連結プレート14の長孔14aに挿入した状態で凹所内で摺動可能に組付けられて、ラチェット23に対して進退可能に位置している。カム22は凹所内に位置した状態で、連結プレート14を貫通するリリースヒンジピン24aを介して、後述するリリースブラケット24に固定されていて、テンションスプリング26に付勢されてポール22を背部から押圧している。
【0023】
これにより、第1結合機構20aにおいては、図6に示すように、ポール21がラチェット23に噛合して中間アーム12をロアアーム11に結合し、第1結合解除機構20bの解除操作により、カム22が回転してポール21に対する押圧が解除されてポール21が引上げられると、ポール21がラチェット23から離脱して中間アーム12のロアアーム11に対する結合が解除される。
【0024】
第1結合解除機構20bは、リリースブラケット24、リリースハンドル25、およびテンションスプリング26からなるもので、リリースブラケット24はリリースヒンジピン24aを介してカム22に一体的に連結されている。リリースハンドル25はリリースピン25aを備え、ハンドルピン25bを介して第1ブラケット16aに回動可能に組付けられていて、リリースピン25aをリリースブラケット24の円弧状長孔24bに挿通させている。テンションスプリング26は、リリースブラケット24と第1ブラケット16aに掛止されていて、リリースブラケット24を図1〜図3の図示時計方向へ付勢している。
【0025】
第1結合解除機構20bにおいては、リリースハンドル25の非操作時には図1に示す状態にあって、図6に示すように、第1結合機構20aのカム22をポール21の背部に押付けているとともに、ポール21を下動させてラチェット23に噛合させて、中間アーム12をロアアーム11に結合状態としている。
【0026】
第2結合機構30aは、ポール31、カム32、およびラチェット33にて構成されている。ラチェット33は、中間アーム12の上端部に設けた円弧状の歯部からなるもので、アッパアーム13におけるラチェット33と対向する部位に設けた凹所に、ポール31およびカム32が配置されている。ポール31はリリースピン31aを備え、リリースピン31aを両連結プレート15の長孔15aに挿入した状態で凹所内で摺動可能に組付けられて、ラチェット33に対して進退可能に位置している。カム32は凹所内に位置した状態で、連結プレート15を貫通するリリースハンドルピン34aを介して、後述するリリースハンドル34に固定されていて、テンションスプリング35に付勢されてポール31を背部から押圧している。
【0027】
これにより、第2結合機構30aにおいては、図6に示すように、ポール31がラチェット33に噛合してアッパアーム13を中間アーム12に結合し、第2結合解除機構30bの解除操作により、カム32が回転してポール31に対する押圧が解除されてポール31が引上げられると、ポール31がラチェット33から離脱してアッパアーム13の中間アーム12に対する結合が解除される。
【0028】
第2結合解除機構30bは、リリースハンドル34およびテンションスプリング35からなるもので、リリースハンドル34はリリースハンドルピン34aを介してカム32に一体的に連結されている。このリリースハンドル34には、円弧状の長孔34bが形成されていて、ポール31のリリースピン31aが長孔34bに挿通されている。テンションスプリング35は、リリースハンドル34とと第2ブラケット16bに掛止されていて、リリースハンドル34を図1〜図3の図示時計方向へ付勢している。
【0029】
第2結合解除機構30bにおいては、リリースハンドル34の非操作時には図1に示す状態にあって、図6に示すように、第2結合機構30aのカム32をポール31の背部に押付けているとともに、ポール31を下動させてラチェット33に噛合させて、アッパアーム13を中間アーム12に結合状態としている。
【0030】
しかして、第1結合解除機構20bを構成するリリースブラケット24は係合突起部24cが形成されており、また、上側の連結プレート15にはその下端側縁部15bに係合凹所15cが形成されている。当該リクライニング装置においては、リリースブラケット24および連結プレート15が誤操作防止部材に該当するもので、これら両部材が誤操作防止機構を構成する。
【0031】
当該誤操作防止機構においては、第1結合機構20aによる結合状態を解除してヒンジピン17bを中心とする第1段のリクライニング動作時に、図2に示すように、リリースブラケット24の係合突起部24cが回動する連結プレート15の係合凹所15cに係合してそれ以上の回動を規制する。また、第2結合機構30aによる結合状態を解除してヒンジピン17dを中心とする第2段のリクライニング動作時には、回動する連結プレート15の下端側縁部15bがリリースブラケット24の係合突起部24cに当接して、リリースブラケット24の回動を規制する。
【0032】
このように構成したリクライニング装置においては、第1結合機構20aおよび第2結合機構30aは、第1結合解除機構20bおよび第2結合解除機構30bの非操作時には図6に示す状態にあって、第1結合機構20aは中間アーム12をロアアーム11に結合させ、かつ、第2結合機構30aはアッパアーム13中間アーム12に結合させていて、図1に示す状態を構成している。この状態では、シートは使用可能な状態にある。
【0033】
この使用可能な状態にあるシートをウォークイン状態にするには、第1結合解除機構20bを構成するリリースハンドル25を回動操作する。これにより、リリースハンドル25はリリースピン25aを介してリリースブラケット24を回動し、カム22を回動してポール21に対する押圧を解除するとともに、リリースヒンジピン24aを介してポール21を引上げてラチェット23から離間させる。
【0034】
これにより、第1結合機構20aによる中間アーム12のロアアーム11に対する結合状態が解除されてシートバックC2は前方へ回動可能となり、シートバックC2を前方へ回動させることにより、トラックケーブル18bが伸張されてシートトラックのアッパレールのロアレールに対するロック状態を解除して、シートバックC2を図2に示すように前方へ傾動させた状態(第1段のリクライニング動作)で、シートを前方へスライドさせてウォークイン状態とすることができる。また、中間アーム12のロアアーム11に対する結合状態が解除された状態では、シートバックC2を後方へ最大限回動させることにより、シートをフルフラット状態とすることができる。
【0035】
また、シートをフォールディング状態にするには、第2結合解除機構30bを構成するリリースハンドル34を回動操作する。これにより、リリースハンドル34はリリースハンドルピン34aを介してカム32を回動してポール31に対する押圧を解除するとともに、リリースピン31aを介してポール31を引上げてラチェット33から離間させる。これにより、第2結合機構30aによるアッパアーム13の中間アーム12に対する結合状態が解除されて、シートバックC2はヒンジピン17dを中心に前方へ回動可能となり、シートバックC2を図3に示すように前方へ回動させてシートクッションC1上に折畳むこと(第2段のリクライニング動作)により、シートをフォールディング状態にすることができる。
【0036】
しかして、当該リクライニング装置においては、連結プレート15およびリリースブラケット24からなる誤操作防止機構を備えており、中間アーム12をアッパアーム13と一体に回動させる第1段のリクライニング動作を行ってシートをウォークイン状態にした状態では、図2に示すように、リリースブラケット24の係合突起部24cが連結プレート15の係合凹所15cに係合し、シートバックC2のそれ以上の前方への傾動を規制する。この規制状態では、第2結合解除機構30bを操作して第2結合機構30aによるアッパアーム13の中間アーム12に対する結合状態を解除してもアッパアーム13は回動不能であって、第2結合解除機構30bを誤操作してもシートをフォールディング状態にすることはできない。
【0037】
また、当該リクライニング装置においては、アッパアーム13のみを回動させる第2段のリクライニング動作を行ってシートをフォールディング状態にした状態では、図3に示すように、連結プレート15の下端側縁部15bがリリースブラケット24の係合突起部24cに当接し、リリースブラケット24の図示時計方向への回動を規制する。この規制状態では、第1結合解除機構20bを操作することはできず、シートをフォールディング状態にした状態では、第1結合解除機構20bの誤操作は不可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るリクライニング装置におけるシートが通常状態にある場合の側面図である。
【図2】同リクライニング装置におけるシートがウォークイン状態にある場合の側面図である。
【図3】同リクライニング装置におけるシートがフォールディング状態にある場合の側面図である。
【図4】同リクライニング装置における図1の矢印4−4線方向の断面図である。
【図5】同リクライニング装置の分解斜視図である。
【図6】同リクライニング装置における第1,第2結合機構による結合状態を示す側面図である。
【符号の説明】
11…ロアアーム、12…中間アーム、13…アッパアーム、14…下側の連結プレート、14a…長孔、15…上側の連結プレート、15a…長孔、15b…下端側縁部、15c…係合凹所、16a…第1ブラケット、16b…第2ブラケット、16c…第3ブラケット、16d…第4ブラケット、17a…リベット、17b…ヒンジピン、17c…リベット、17d…ヒンジピン、18a…スパイラルスプリング、18b…トラックケーブル、20a…第1結合機構、21…ポール、21a…リリースピン、22…カム、23…ラチェット、20b…第1結合解除機構、24…リリースブラケット、24a…リリースヒンジピン、24b…長孔、24c…係合突起部、25…リリースハンドル、25a…リリースピン、26…テンションスプリング、30a…第2結合機構、31…ポール、31a…リリースピン、32…カム、33…ラチェット、30b…第2結合解除機構、34…リリースハンドル、34a…リリースハンドルピン、34b…長孔、35…テンションスプリング、C1…シートクッション、C2…シートバック。

Claims (2)

  1. シートクッション側に固定されるロアアームと、シートバック側に固定されるアッパアームと、これら両アームに回動可能に組付けられてこれら両アームを互いに連結する中間アームと、前記中間アームと前記ロアアーム間に設けられてこれら両アームを解除可能に結合する第1の結合手段および同第1の結合手段によるこれら両アームの結合を解除する第1の結合解除手段と、前記中間アームと前記アッパアーム間に設けられてこれら両アームを解除可能に結合する第2の結合手段および同第2の結合手段によるこれら両アームの結合を解除する第2の結合解除手段を備えてなる2段折れ式リクライニング装置であり、当該リクライニング装置は、前記中間アームの前記ロアアームに対する連結点を中心とする回動動作時前記アッパアームの前記中間アームに対する連結点を中心とする回動動作を規制する規制機能と、前記アッパアームの前記中間アームに対する連結点を中心とする回動動作時前記中間アームの前記ロアアームに対する連結点を中心とする回動動作を規制する規制機能を有する誤操作防止機構を備え、前記誤操作防止機構は、前記中間アーム側に設けられて前記第1の結合手段と前記第1の結合解除手段とに連係する誤操作防止部材を備え、前記誤操作防止部材は、前記中間アームの前記ロアアームに対する連結点を中心とする回動動作時前記アッパアーム側に係合して同アッパアームの回動を規制し、かつ、前記中間アームの前記アッパアームに対する連結点を中心とする回動動作時同アッパアーム側に係合して前記第1の結合解除手段の解除操作を規制することを特徴とする2段折れ式リクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の2段折れ式リクライニング装置において、前記第1の結合手段は、前記中間アームに摺動可能に組付けられて前記ロアアームに設けた歯部に噛合可能なポールと、前記中間アームに回動可能に組付けられて前記ポールを押圧して前記歯部に噛合させるカムを備えるとともに、前記第1の結合解除手段はリリースハンドルを備え、前記誤操作防止部材は前記カムと前記リリースハンドルとに、同リリースハンドルの回動操作を前記カムに伝達して同カムを回動すべく連係されていることを特徴とする2段折れ式リクライニング装置。
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