JPH09323461A - ラベルプリンターにおけるフレームの支持構造 - Google Patents

ラベルプリンターにおけるフレームの支持構造

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JPH09323461A
JPH09323461A JP16692996A JP16692996A JPH09323461A JP H09323461 A JPH09323461 A JP H09323461A JP 16692996 A JP16692996 A JP 16692996A JP 16692996 A JP16692996 A JP 16692996A JP H09323461 A JPH09323461 A JP H09323461A
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frame
door
opening
label printer
thermal head
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JP16692996A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamakawa
喜代司 山川
Shigeo Kusaba
繁生 草場
Eiki Morisawa
栄樹 森澤
Jun Iimura
純 飯村
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストおよび重量を増やす事無く前記サーマ
ルヘッドフレームの変形を矯正するとともに、前記固定
板を不要にして該固定板を取り外す手間および時間を不
要にすること。 【解決手段】 ラベルプリンター1において、開口部1
1に支持された開閉部材としての扉2に係合凸部31が
配設され、ラベルプリンター本体10内に片持ち支持さ
れたサーマルヘッドフレーム4の前記扉に対向する部分
40に係合凹部32が配設され、前記扉2が閉じられた
時前記一対の係合凸部31および凹部32が係合して、
前記サーマルヘッドフレーム4を支持して位置決めし得
る構成より成るラベルプリンターにおけるフレームの支
持構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルプリンター
において、開口部に開閉可能に支持された開閉部材に一
対の係合凸部と係合凹部の一方が配設され、ラベルプリ
ンター本体内に片持ち支持されたサーマルヘッドフレー
ムの前記開閉部材に対向する部分に前記一対の係合凸部
と係合凹部の他方が配設され、前記開閉部材が閉じられ
た時前記一対の係合凸部および凹部が係合して、前記サ
ーマルヘッドフレームを支持して位置決めし、該サーマ
ルヘッドフレームの変形を矯正することを可能にするラ
ベルプリンターにおけるフレームの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラベルプリンタにおいては、図1
1に示されるように消耗品のカセット化を実現するため
にインクリボンおよびラベルをそれぞれインクリボンカ
セットIおよびラベルカセットLに入れられ、サーマル
ヘッドTを支持するサーマルヘッドフレームFを本体B
内に片持ち支持する構造にして、開閉可能に支持された
扉Tを開閉することにより、上記カセットI、Lを横方
向から脱着および装着出来るように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のラベルプリ
ンターにおいては、前記本体B内に片持ち支持された前
記サーマルヘッドフレームFの変形を回避するために全
体を高剛性にすると、製品のコストアップとなり、重量
も増加するという問題があった。
【0004】また前記カセットI、Lの交換を可能にす
るため前記サーマルヘッドフレームFに対向する部分が
開放端になり支持されないため、印字時プラテンローラ
により荷重が作用するので、サーマルヘッドTとプラテ
ンローラとの間の位置関係が変化するため、それを防止
するために固定板Pが配設される場合は、カセットの交
換をする度に該固定板Pを取り外す必要があり、手間お
よび時間がかかるという問題があった。
【0005】そこで本発明者らは、開口部に開閉可能に
支持された開閉部材に一対の係合凸部と係合凹部の一方
が配設され、ラベルプリンター本体内に片持ち支持され
たサーマルヘッドフレームの前記開閉部材に対向する部
分に前記一対の係合凸部と係合凹部の他方が配設され、
前記開閉部材が閉じられた時前記一対の係合凸部および
凹部が係合することにより該サーマルヘッドフレームを
支持して位置決めするという本発明の技術的思想に着眼
し、さらに研究開発を重ねた結果、コストおよび重量を
増やす事無く前記サーマルヘッドフレームの変形を矯正
するとともに、前記固定板を不要にして該固定板を取り
外す手間および時間を不要にするという目的を達成する
本発明に到達したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のラベルプリンターにおけるフレームの支
持構造は、ラベルプリンターにおいて、開口部に開閉可
能に支持された開閉部材に一対の係合凸部と係合凹部の
一方が配設され、ラベルプリンター本体内に片持ち支持
されたサーマルヘッドフレームの前記開閉部材に対向す
る部分に前記一対の係合凸部と係合凹部の他方が配設さ
れ、前記開閉部材が閉じられた時前記一対の係合凸部お
よび凹部が係合して、該サーマルヘッドフレームを支持
して位置決めし得る構成より成るものである。
【0007】本発明(請求項2に記載の第2発明)のラ
ベルプリンターにおけるフレームの支持構造は、前記第
1発明において、前記係合凸部が、先端にいくに従い断
面積が減少する先細形状に形成され、前記係合凹部が、
開口端にいくに従い開口面積が増加する末広がり形状に
形成されているものである。
【0008】本発明(請求項3に記載の第3発明)のラ
ベルプリンターにおけるフレームの支持構造は、前記第
2発明において、前記係合凸部が、前記開閉部材を構成
する扉に配設された複数のピンによって構成され、前記
係合凹部が、前記サーマルヘッドフレームの前記扉に対
向する部分の前記複数のピンに対向する位置に配設され
た複数の穴部によって構成されているものである。
【0009】本発明(請求項4に記載の第4発明)のラ
ベルプリンターにおけるフレームの支持構造は、前記第
3発明において、前記扉の取手のフック部が、前記扉の
閉時前記ラベル本体内のピンに係合するように構成され
ているものである。
【0010】本発明(請求項5に記載の第5発明)のラ
ベルプリンターにおけるフレームの支持構造は、前記第
4発明において、前記扉の取手のフック部が、前記扉の
開閉時の操作力を軽減するカム形状に形成されているも
のである。
【0011】(作用)上記構成より成る第1発明のラベ
ルプリンターにおけるフレームの支持構造は、ラベルプ
リンターにおいて、前記開口部に開閉可能に支持された
前記開閉部材に前記一対の係合凸部と係合凹部の一方が
配設され、前記ラベルプリンター本体内に片持ち支持さ
れた前記サーマルヘッドフレームの前記開閉部材に対向
する部分に前記一対の係合凸部と係合凹部の他方が配設
されているので、前記開閉部材が閉じられた時前記一対
の係合凸部および凹部が係合して、該サーマルヘッドフ
レームを支持して位置決めするものである。
【0012】上記構成より成る第2発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第1発明にお
いて、前記係合凸部が、先端にいくに従い断面積が減少
する先細形状に形成され、前記係合凹部が、開口端にい
くに従い開口面積が増加する末広がり形状に形成されて
いるので、前記開閉部材が閉じられた時前記先細形状の
係合凸部が前記末広がり形状の凹部に係合してガイドさ
れ滑らかに係合して、前記サーマルヘッドフレームを支
持して位置決めするものである。
【0013】上記構成より成る第3発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第2発明にお
いて、前記係合凸部が、前記開閉部材を構成する扉に配
設された複数のピンによって構成され、前記係合凹部
が、前記扉に対向する部分の前記複数のピンに対向する
位置に配設された複数の穴部によって構成されているの
で、前記開閉部材が閉じられた時前記先細形状のピンが
前記末広がり形状の穴部に係合してガイドされ滑らかに
係合して、前記サーマルヘッドフレームを支持して位置
決めするものである。
【0014】上記構成より成る第4発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第3発明にお
いて、前記扉の取手のフック部が、前記扉の閉時前記ラ
ベル本体内のピンに係合するように構成されているの
で、前記フック部が前記ピンに係合して該扉をロックす
るものである。
【0015】上記構成より成る第5発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第4発明にお
いて、前記扉の取手のフック部が、カム形状に形成され
ているので、前記扉の開閉時の操作力を軽減するもので
ある。
【0016】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のラベルプリ
ンターにおけるフレームの支持構造は、前記開閉部材が
閉じられた時前記一対の係合凸部および凹部が係合し
て、前記サーマルヘッドフレームを支持して位置決めす
るので、コストおよび重量を増やす事無く前記サーマル
ヘッドフレームの変形を矯正するとともに、前記固定板
を不要にして該固定板を取り外す手間および時間を不要
にするという効果を奏する。
【0017】上記作用を奏する第2発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第1発明の効
果に加え、前記開閉部材が閉じられた時前記先細形状の
係合凸部が前記末広がり形状の凹部に係合してガイドさ
れ滑らかに係合して、前記サーマルヘッドフレームを支
持して位置決めするので、前記サーマルヘッドフレーム
が変形しても前記係合凸部と係合凹部との係合を容易に
するという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第3発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第2発明の効
果に加え、前記扉が閉じられた時前記先細形状の前記複
数のピンが前記末広がり形状の前記複数の穴部に係合し
てガイドされ滑らかに係合して、該扉を位置決めするの
で、簡単な構成により前記サーマルヘッドフレームの変
形を矯正するとともに、前記複数のピンによって前記ラ
ベル本体の開口部に位置する各部品の相対的位置のズレ
を防止するという効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第4発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第3発明の効
果に加え、前記扉の取手のフック部が前記ピンに係合す
ることにより、前記扉をロックし前記サーマルヘッドフ
レームの支持状態を維持するという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第5発明のラベルプリン
ターにおけるフレームの支持構造は、前記第4発明の効
果に加え、前記扉の取手のフック部が、カム形状に形成
されているので、前記扉の開閉時および前記サーマルヘ
ッドフレームの支持状態の切換の操作力を軽減するとい
う効果を奏するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0022】(第1実施形態)本第1実施形態のラベル
プリンターにおけるフレームの支持構造は、図1ないし
図10に示されるようにラベルプリンター1において、
開口部11に支持された開閉部材としての扉2に係合凸
部31が配設され、ラベルプリンター本体10内に片持
ち支持されたサーマルヘッドフレーム4の前記扉に対向
する部分40に係合凹部32が配設され、前記扉2が閉
じられた時前記一対の係合凸部31および凹部32が係
合して、前記サーマルヘッドフレーム4を支持して位置
決めし得る構成より成るものである。
【0023】前記ラベルプリンター1は、図1に示され
るようにフレーム全体の基本となるリヤフレーム12
と、該リヤフレーム12に対向して配設され前記開口部
11が形成された略L字形状のフロントフレーム13
と、該フロントフレーム13と前記リヤフレーム12と
の間を下部において連結する連結フレーム14と、前記
リヤフレーム12の上部左側に一端が連結されたレフト
フレーム15と、前記リヤフレーム12の右側に一端が
連結されたライトフレーム16と、前記レフトフレーム
15とライトフレーム16とのフロント側を連結するト
ップステイ17と、前記ライトフレーム16に固定され
たライトステイ18とからフレーム本体10が構成され
る。
【0024】前記扉2は、矩形のコの字状断面の扉本体
20によって構成され、前記フレーム本体10の右側上
下両端に配設したヒンジ21、22によって開閉自在に
支持されている。
【0025】前記サーマルヘッドフレーム4は、図1に
示されるように後端が前記リヤフレーム12に固定され
前端は開放端40であり、片持ち支持構造を構成し、サ
ーマルヘッド41が取り付けられ、正常な印字を行うた
めには位置精度が要求される。
【0026】プラテンローラ42は、図1および図3に
示されるようにアーム43によりフロントフレーム13
とリヤフレーム12に軸受けを介して取り付けられたシ
ャフト44に連結されている。前記プラテンローラ42
は、前記シャフト44を支点にして回転することによ
り、サーマルヘッド41の発熱体に適当な圧力を与える
とともに、ラベルの搬送を行うものである。
【0027】前記ラベルプリンター1は、図1および図
3に示されるように前記サーマルヘッド41とプラテン
ローラ42により適当な圧力でラベルカセット48から
供給されるラベル45とリボンカセット47内に挿置さ
れたインクリボン46を挟み、コントローラ(図示せ
ず)からの信号により電源部(図示せず)の適当な電気
的エネルギーをサーマルヘッド41に供給し、熱変換す
ることにより前記インクリボン46の熱可塑性物質が溶
け、前記ラベル45に転移することにより印字し得る構
成より成る。
【0028】本ラベルプリンター1は、図3に示される
ようにFAまたは物流関係で使用されることが多く、消
耗品の交換時間の短縮のため前記インクリボン46が挿
置された前記リボンカセット47と前記ラベル45が挿
置された前記ラベルカセット48を脱着出来るように構
成されている。
【0029】前記扉2には、図1に示されているように
矩形の断面略コの字状のプレート23が裏面に固着さ
れ、該プレート23には4箇所に前記係合凸部31を構
成する位置決めピンが突設されている。
【0030】前記4個のピン31の内の上方の2個の位
置決め用ピン311、312は、図1に示されているよ
うに前記サーマルヘッド41が取り付けられている前記
サーマルヘッドフレーム4の前記開放端41に形成され
た穴部321と、前記プラテンローラ42を支持するレ
フトフレーム15のフロント端に形成された穴部322
とに対向して配置されており、下方の2個の位置決め用
ピン313、314は、L字形状のフロントフレーム1
3に形成された2個の穴部323、324に対向して配
置されている。
【0031】前記フロントフレーム13と前記扉2は、
前記サーマルヘッドフレーム4に比べて相対的に充分剛
性が高く形成されているので、前記フロントフレーム1
3に形成された2個の穴部323、324および前記扉
2のプレート23に突設された4個の位置決め用ピン3
11ないし314が絶対的位置を保つので、前記サーマ
ルヘッドフレーム4が変形して前記サーマルヘッドフレ
ーム4の前記開放端41に形成された前記穴部321の
位置が若干ずれても、該穴部321に前記ピン311が
挿入され正確な相対的位置に矯正し得る構成より成る。
【0032】図2に示されるように前記位置決め用ピン
311が、先端にいくに従い断面積が減少する先細の円
錐形状に形成され、前記穴部321が、開口端にいくに
従い開口面積が増加する末広がり形状に形成され、該穴
部321の位置がずれても容易に挿入出来る構成より成
るものである。
【0033】前記扉2は、図1および図4ないし図10
に示されるように揺動可能に配設された取手5に連結し
た上下2箇所に配設されたピン53を支点に揺動するフ
ック部51を、該取手5のレバー部50を揺動させるこ
とにより、前記フロントフレーム13とレフトフレーム
15にそれぞれ取り付けられた上下2個のピン52に係
合することにより、ロックされる構成より成る。
【0034】前記取手5のフック部51が、前記扉2の
開閉時の操作力を軽減するカム形状に形成されるととも
に、前記ピン53に両端が前記扉2と前記取手5に接す
るトーションスプリング54が取り付けられ、一定の回
転力を付与して前記扉2が閉まる際に前記フック部51
の開口部511が前記ピン52に係合する位置を保持す
るものである。
【0035】図1において、板バネ55は、前記プレー
ト23を介して前記扉2に取り付けられ、該扉2が閉ま
っている時に前記フロントフレーム13に接触して変形
し、変形に伴う反力が生じているため、前記扉2に配設
された前記取手5の前記フック部51の前記開口部51
1と前記ピン52が密着係合する構成より成る。
【0036】上記構成より成る第1実施形態のラベルプ
リンターにおけるフレームの支持構造は、前記フレーム
本体10の右側上下両端に配設したヒンジ21、22に
よって開閉自在に支持された前記扉2が閉じられると、
該扉2の裏面に配設された前記プレート23に突設され
た位置決め用ピン311ないし314が、図1に示され
ているように前記サーマルヘッド41が取り付けられて
いる前記サーマルヘッドフレーム4に形成された穴部3
21と、前記レフトフレーム15に形成された穴部32
2と、L字形状のフロントフレーム13に形成された2
個の穴部323、324にそれぞれ挿入される。
【0037】図2に示されるように前記位置決め用ピン
311が、先端にいくに従い断面積が減少する先細の円
錐形状に形成され、前記穴部321が、開口端にいくに
従い開口面積が増加する末広がり形状に形成されている
ので、該穴部321の位置がずれ相対位置が狂っても、
先細の円錐形状を備えた前記位置決め用ピン311が前
記穴部321の末広がり形状の開口端によって滑らかに
ガイドされるため、容易に挿入出来るものである。
【0038】前記サーマルヘッド41が取り付けられて
いる前記サーマルヘッドフレーム4および前記プラテン
ローラ42を支持するレフトフレーム15は、前記穴部
321および322に挿入された位置決め用ピン31
1、312を介して前記扉2に支持して位置決めするの
で、フレーム相互の正確な位置に矯正され、フロントフ
レーム13の位置に前記サーマルヘッドフレーム4およ
び前記レフトフレーム15の位置を合わせて、片持ち支
持フレーム構造のラベルプリンタにおける前記サーマル
ヘッド41と前記プラテンローラ42の相対位置を出し
て良好な印字を可能にするものである。
【0039】本第1実施形態において、前記扉2に突設
された前記位置決め用ピン311ないし314が、前記
扉2がヒンジ21、22を支点として揺動しながら前記
各フレームに形成された前記穴部321ないし324よ
り抜き挿しするため、前記扉2の開閉時に必要になる大
きな開閉力を緩和するメカニズムについて以下説明す
る。
【0040】図4において、ユーザーが前記取手5のレ
バー部50を扉2が閉まる方向に押していったとき、前
記トーションスプリング54によって、前記取手5の前
記フック部51の前記開口部511が前記ピン52に係
合する位置に保持される。
【0041】図5において、ユーザーが前記取手5のレ
バー部50を前記扉2が閉まる方向に押すと、図10に
おける前記フック部51のC部に前記ピン52が当接し
て、前記取手5に反時計方向の揺動力が与えられる。
【0042】図6において、さらにレバー部50を押し
ていくと、図10における前記フック部51のA部に前
記ピン52が当接して、該ピン52は該A部に沿ってB
部の方向に滑る。この時、前記位置決め用ピン311な
いし314が前記各フレームに形成された位置決め用の
前記穴部321ないし324に挿入しはじめる。
【0043】図7において、前記ピン52は、図10に
示される前記取手5の前記フック部51のB部に係合し
て固定される。前記取手5の前記フック部51の前記開
口部511に前記ピン52に係合しており、前記板バネ
55の変形による反力により前記扉2を開く方向の力が
働き、前記フック部51の前記開口部511のB部と前
記ピン52が常に接触する。
【0044】その結果、前記扉2とラベルプリンター本
体10との間のガタツキがなくなる。また、前記取手5
の前記フック部51の前記開口部511とピン52との
接触による摩擦力が前記トーションスプリング54によ
り前記取手5を時計方向に揺動させる力よりも大きいた
め、前記取手5は静止している。この時、前記位置決め
用ピン311および312は、前記穴部321および3
22に挿入され支持されており、前記フレーム4、15
の矯正を行う。
【0045】図8に示されるようにユーザーが前記取手
5のレバー部50を引くと、図10に示される取手5の
C部前記ピン52に接触し、該ピン52が前記B部に沿
って開口方向に滑り、前記ピン52が前記取手5の前記
フック部51の前記開口部511より抜ける。この時、
位置決め用ピン311および312が、位置決め用穴部
321および322より抜け、前記扉2が開く。
【0046】図9に示されるように、ユーザーが前記取
手5のレバー部50を押すとき、故意に前記取手5と前
記扉2の相対位置が図9に示されるような位置で前記扉
2を閉めていくと、前記取手5のD部とピン52が接触
し、該ピン52は前記フック部51の開口部511に入
らない。
【0047】しかし、前記取手5の前記フック部51の
D部と前記ピン52が接触すると、前記取手5に時計方
向の揺動力が与えられるようなD部形状になっており、
該取手5に時計方向の揺動力を与えることで、前記取手
5の前記フック部51の前記開口部511に前記ピン5
2が入り込む位置に来る、ユーザーがさらに前記取手5
の前記レバー部50を押すと、図6および図7に示され
るような過程で前記扉2が閉まる。
【0048】上記作用を奏する第1実施形態のラベルプ
リンターにおけるフレームの支持構造は、前記扉2が閉
じられた時前記位置決め用ピン311と前記穴部321
とが係合して、前記サーマルヘッドフレーム4を支持し
て位置決めするので、コストおよび重量を増やす事無く
前記サーマルヘッドフレーム4の変形を矯正するととも
に、上記従来装置における前記固定板を不要にして該固
定板を取り外す手間および時間を不要にするという効果
を奏する。
【0049】また第1実施形態のラベルプリンターにお
けるフレームの支持構造は、前記扉2が閉じられた時前
記ピン311の前記先細の円錐形状の前記先端部が、前
記穴部321の前記末広がり形状の開口端にガイドされ
滑らかに係合して、前記サーマルヘッドフレームを支持
して位置決めするので、前記サーマルヘッドフレームが
変形しても前記位置決め用ピン311と前記穴部321
との係合を容易にするという効果を奏する。
【0050】さらに第1実施形態のラベルプリンターに
おけるフレームの支持構造は、前記扉が閉じられた時前
記複数のピン311ないし314が前記複数の穴部32
1ないし324に係合して、該扉2を位置決めするの
で、簡単な構成により前記サーマルヘッドフレーム4お
よびレフトフレーム15の変形を矯正するとともに、前
記複数のピンによって前記ラベル本体の開口部に位置す
る各部品の相対的位置のズレを防止するという効果を奏
する。
【0051】また第1実施形態のラベルプリンターにお
けるフレームの支持構造は、前記扉2が閉じられると、
前記取手5の前記フック部51が前記ピン52に係合す
ることにより、前記扉2をロックし前記サーマルヘッド
フレーム4の支持状態を維持するという効果を奏する。
【0052】さらに第1実施形態のラベルプリンターに
おけるフレームの支持構造は、前記扉2の前記取手の前
記フック部51が、カム形状に形成されているととも
に、前記板バネ55の変形に伴う反力を利用するので、
前記扉の開閉時および前記サーマルヘッドフレーム4の
支持状態の切換の操作力を軽減するという効果を奏する
ものである。
【0053】また第1実施形態のラベルプリンターにお
けるフレームの支持構造は、コストダウンや機械の軽量
化のため、低剛性の部材を使用した片持ち支持構造のフ
レームにおいても、前記扉2が閉められている時には、
フレームまたは部品相互の位置精度を保持出来るという
効果を奏する。
【0054】さらに第1実施形態のラベルプリンターに
おける開閉部材の支持構造は、前記扉2を開閉して、前
記インクリボン46が挿置された前記リボンカセット4
7と前記ラベル45が挿置された前記ラベルカセット4
8を脱着出来るので、当該消耗品の交換時間を短縮する
という効果を奏する。
【0055】また第1実施形態のラベルプリンターにお
ける開閉部材の支持構造は、前記扉2の開閉時に大きな
開閉力が必要でも、前記取手5の前記レバー部50の操
作により、小さな開閉力による開閉を可能にするという
効果を奏する。
【0056】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のラベルプリンターにお
けるフレームの支持構造を示す斜視図である。
【図2】本第1実施形態における一対の係合凸部および
凹部の一例をを示す部分拡大断面図である。
【図3】本第1実施形態のラベルプリンターの内部を示
す正面図である。
【図4】本第1実施形態における扉が閉められ取手のフ
ック部とピンが係合する前の状態を示す部分拡大図であ
る。
【図5】本第1実施形態における扉が閉められ取手のフ
ック部とピンが係合を始めた状態を示す部分拡大図であ
る。
【図6】本第1実施形態における扉が閉められ取手のフ
ック部とピンが係合しロックする前の状態を示す部分拡
大図である。
【図7】本第1実施形態における扉が閉められ取手のフ
ック部とピンがロックした状態を示す部分拡大図であ
る。
【図8】本第1実施形態における扉が開けられ取手のフ
ック部とピンがロックした状態から係合を一部解除した
状態を示す部分拡大図である。
【図9】本第1実施形態における取手に触れないで扉が
閉められフック部とピンが当接した状態を示す部分拡大
図である。
【図10】本第1実施形態における取手のフック部を示
す部分拡大図である。
【図11】従来装置の基本的構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンター 10 ラベルプリンター本体 11 開口部 2 扉 31 係合凸部 32 係合凹部 4 サーマルヘッドフレーム 40 対向部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯村 純 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルプリンターにおいて、 開口部に開閉可能に支持された開閉部材に一対の係合凸
    部と係合凹部の一方が配設され、 ラベルプリンター本体内に片持ち支持されたサーマルヘ
    ッドフレームの前記開閉部材に対向する部分に前記一対
    の係合凸部と係合凹部の他方が配設され、 前記開閉部材が閉じられた時前記一対の係合凸部および
    凹部が係合して、該サーマルヘッドフレームを支持して
    位置決めし得る構成より成ることを特徴とするラベルプ
    リンターにおけるフレームの支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記係合凸部が、先端にいくに従い断面積が減少する先
    細形状に形成され、 前記係合凹部が、開口端にいくに従い開口面積が増加す
    る末広がり形状に形成されていることを特徴とするラベ
    ルプリンターにおけるフレームの支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記係合凸部が、前記開閉部材を構成する扉に配設され
    た複数のピンによって構成され、 前記係合凹部が、前記サーマルヘッドフレームの前記扉
    に対向する部分の前記複数のピンに対向する位置に配設
    された複数の穴部によって構成されていることを特徴と
    するラベルプリンターにおけるフレームの支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記扉の取手のフック部が、前記扉の閉時前記ラベル本
    体内のピンに係合するように構成されていることを特徴
    とするラベルプリンターにおけるフレームの支持構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記扉の取手のフック部が、前記扉の開閉時の操作力を
    軽減するカム形状に形成されていることを特徴とするラ
    ベルプリンターにおけるフレームの支持構造。
JP16692996A 1996-06-05 1996-06-05 ラベルプリンターにおけるフレームの支持構造 Pending JPH09323461A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335292A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Canon Inc カートリッジ及びプリンタ装置
JP2008049539A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Canon Inc プリンタ
JP2021003830A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置
JP2021003831A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置

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