JP3097705U - レーザプリンタおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多方向からの衝撃に対する耐衝撃性を向上させることが可能な構造のヒンジ部を有するカバーを備えたレーザプリンタを提供する。
【解決手段】このレーザプリンタは、カバー10のフック部11から所定の間隔を隔てた位置に設けられ、カバー10を閉じた場合にカバー10の主面板19に実質的に直交する方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する第1の内面部17aと、カバー10と実質的に平行な方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する第2の内面部17bとを有するL字状の内面部を含む補強部材17と、カバー10に設けられた凸状部18と、本体フレーム20に設けられ、カバー10が閉じた場合に凸状部18に係合する凹状部27とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】このレーザプリンタは、カバー10のフック部11から所定の間隔を隔てた位置に設けられ、カバー10を閉じた場合にカバー10の主面板19に実質的に直交する方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する第1の内面部17aと、カバー10と実質的に平行な方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する第2の内面部17bとを有するL字状の内面部を含む補強部材17と、カバー10に設けられた凸状部18と、本体フレーム20に設けられ、カバー10が閉じた場合に凸状部18に係合する凹状部27とを備える。
【選択図】図3
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、レーザプリンタおよび画像形成装置に関し、特に、本体フレームに対して開閉可能に設けられたカバーを備えたレーザプリンタおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カバーを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1、2および3参照)。上記特許文献1には、カバーの左右方向のがたつきを抑えるために、カバーを閉めたときにカバーを閉位置で固定保持するための保持部材にガイドを取付けたカバーの保持装置が開示されている。また、上記特許文献2には、ガイドに沿って上下動可能な扉を備え、かつ、この扉を上方の所定位置に保持する保持手段を備えた画像形成装置の筐体が開示されている。また、上記特許文献3には、画像形成装置の記録紙カバーの開閉機構において、装置本体と記録紙カバーとを繋ぐ開放ストッパを用いてカバー開度を調節し、シングルカセット用とマルチカセット用とで開放ストッパを共用することが可能なカバーが開示されている。また、従来、カバーを備えた画像形成装置の一例として、カバーを備えたレーザプリンタが知られている。
【0003】
図12は、従来の一例によるカバーを備えたレーザプリンタの全体構成を示した斜視図である。図13は、図12に示した従来のレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。図14〜図19は、図13に示したヒンジ部の詳細を示した拡大斜視図である。
【0004】
まず、図12を参照して、従来のレーザプリンタ100は、レーザープリンタ100の側面に位置するメインテナンス用の樹脂製のカバー110と、このカバー110が開閉可能に取付けられる樹脂製の本体フレーム120と、本体フレーム内に配置されたコントロールユニット150とを備えている。カバー110は、図13に示すように、第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140により、本体フレーム120に対して開閉可能に取付けられている。また、カバー110は、1つの第1固定部113aと2つの第2固定部113bとを含んでいる。また、本体フレーム120は、第1固定部113aに対応する位置に設けられた1つの第1固定部係合部123aと、第2固定部113bに対応する位置に設けられた2つの第2固定部係合部123bとを含んでいる。そしてメインテナンス時には、カバー110を開けて、本体フレーム120に設置されたコントロールユニット150を操作できるようになっている。また、カバーを閉じる際には、カバー110の第1固定部113aおよび第2固定部113bが、それぞれ、本体フレーム120の第1固定部係合部123aおよび第2固定部係合部123bに脱着可能に係合することにより、カバー110が閉じた状態で固定される。
【0005】
次に、図13〜図19を参照して、従来の第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140の詳細構造について説明する。
【0006】
まず、図13および図14に示すように、カバー110の奥側上部の第1ヒンジ部130は、カバー110のフック部111に対して、本体フレーム120の円柱状のフック係合部121が回動可能に係合することにより構成されている。フック部111は、図15に示すように、カバー110の側板114に一体的に設けられている。また、カバー110の側板114のフック係合部121が係合する部分には、凹部114aが形成されている。凹部114aのフック部111に対向する部分には、切り欠き部114bが設けられている。また、本体フレーム120の円柱状のフック係合部121は、図16に示すように、本体フレーム120の側板124の支持部124aおよび天板125の天板支持部125aにより支持されるように、本体フレーム120と一体的に形成されている。また、本体フレーム120の側板124から分岐するとともに、天板125に接続するように、側板分岐部124bが設けられている。そして、その側板分岐部124bのカバー110のフック部111(図15参照)に対応する部分には、方形状の切り欠き部124cが形成されている。
【0007】
また、図13および図17〜図19に示すように、カバー奥側下部の第2ヒンジ部140は、カバー110のピン112aが、本体フレーム120のピン係合穴122aに対して回動可能に係合することにより構成されている。また、図18に示すように、ピン112aは、カバー110のカバー底面板115から上方および本体フレーム120側に突出するように形成された突出部112の下面に一体的に形成されている。また、図19に示すように、ピン係合穴122aは、本体フレーム120の底面板126の端部に上方に突出するように形成された突出部122に設けられている。
【0008】
上記した第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140により、本体フレーム120に対してカバー110が開閉可能に取付けられた従来のレーザプリンタでは、カバー110に過度の衝撃が加わった場合に、第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140にも過度の衝撃が加わる。この場合、第1ヒンジ部130のフック部111および第2ヒンジ部140のピン112aが変形または破損するという不都合があった。その結果、カバー110を開閉するのが困難になるという不都合があった。また、上記した特許文献1〜3についても、カバーに衝撃が加わった場合の対策がなされていないため、同様の不都合があると考えられる。
【0009】
そこで、従来、補強部材を設けることにより強度向上を図った画像形成装置が種々提案されている(たとえば特許文献4、5、および6参照)。
【0010】
上記特許文献4には、製品の運搬・輸送時に、スキャナ部(画像読取装置)とプリンタ部(作像部)との間に、突起部を有する支持部材を嵌め込むとともに、装置使用時には、支持部材を取り外す構造が開示されている。この支持部材は、製品の運搬・輸送時におけるスキャナ部および本体構造体の変形を防止する補強部材として機能する。
【0011】
また、上記特許文献5には、第1のカバー部材の端縁部に、第2のカバー部材の端縁部に対向する凹溝を有するほぼコの字形横断面の第1の係合部を形成し、第2のカバー部材の端縁部に、第1の係合部の凹溝に係合するほぼL字型の第2の係合部を形成したことを特徴とするカバーを備えた画像形成装置が開示されている。この特許文献5に開示された構造では、外装カバー部材の合わせ部に外から大きな力が加えられた場合にも、両カバー部材間に大きな隙間ができることが抑制される。
【0012】
また、上記特許文献6には、ヒンジ部の強度を向上させるためにカバーの基端部に補強リブを設けることによって補強リブがカバーの荷重力を支え、これによりヒンジ部への荷重の集中をなくす構造を有する画像形成装置が開示されている。
【0013】
【特許文献1】
実開平2−147569号公報
【特許文献2】
特開平4−340976号公報
【特許文献3】
実開平5−64856号公報
【特許文献4】
特開2001−1608号公報
【特許文献5】
実開平4−109764号公報
【特許文献6】
特開平11−192767号公報
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
上記特許文献4に開示された構造では、装置使用時には、支持部材が取り外されるので、装置使用時の衝撃対策がなされていないという問題点がある。また、支持部材を脱着可能に取付ける必要があるため、支持部材が別体であり、その結果、部品点数が増加するという問題点もある。さらに、この構造を開閉可能なカバーのヒンジ部にそのまま適用するのは困難であるという問題点もある。
【0015】
また、上記特許文献5では、第1のカバー部材および第2のカバー部材はねじ止めされることによって本体に取付けられた構造であるため、この構造をそのままヒンジ部の補強構造に適用するのは困難である。
【0016】
また、上記特許文献6に開示された構造では、補強リブは、一つの面に当接する方向でしか強度を向上させることができないという問題点がある。
【0017】
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この考案の1つの目的は、多方向からの衝撃に対する耐衝撃性を向上させることが可能な構造のヒンジ部を有するカバーを備えたレーザプリンタおよび画像形成装置を提供することである。
【0018】
この考案のもう1つの目的は、上記のレーザプリンタおよび画像形成装置において、部品点数を増加させることなく、耐衝撃性を向上させることである。
【0019】
【課題を解決するための手段および考案の効果】
上記目的を達成するために、この考案の第1の局面によるレーザプリンタは、コントロールユニットが取付けられた本体フレームと、コントロールユニットが調整可能なように、本体フレームの側部に開閉可能に設けられた主面を有するカバーとを備え、カバーは、カバーの奥側上部にカバーと一体的に設けられた第1ヒンジ部を構成するフック部と、カバーの奥側下部にカバーと一体的に設けられた第2ヒンジ部を構成するピンとを含み、本体フレームの側部は、本体フレームと一体的に形成され、カバーのフック部が回動可能に係合する第1ヒンジ部を構成するフック係合部と、本体フレームと一体的に形成され、カバーのピンが回動可能に係合する第2ヒンジ部を構成するピン係合部とを含むレーザプリンタにおいて、カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置にカバーと一体的に設けられ、カバーを閉じた場合にカバーの主面に実質的に直交する方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、第1の内面部と実質的に直交するとともに、カバーを閉じた場合にカバーの主面に実質的に平行な方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含む補強部材と、カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に、カバーと一体的に設けられ、本体フレーム側に突出する凸状部と、カバーの凸状部に対応する本体フレームの部分に、本体フレームと一体的に設けられ、カバーを閉じた場合に凸状部に係合する凹状部とをさらに備える。
【0020】
この考案の第1の局面によるレーザプリンタでは、上記のように、カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置に、カバーを閉じた場合に本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する補強部材を設けることによって、レーザプリンタの持ち運びの際などに外部からカバーへ衝撃が加わった場合に、本体フレームに当接する補強部材により衝撃が受け止められるので、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができる。これにより、過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。また、補強部材を、カバーの主面に実質的に直交する方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、第1の内面部と実質的に直交するとともに、カバーを閉じた場合にカバーの主面に実質的に平行な方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含むように設けることによって、カバーの主面に対して直交する方向から力が加わった場合には第1の内面部により衝撃が受け止められるとともに、カバーの主面に対して平行な方向から力が加わった場合には第2の内面部により衝撃が受け止められる。これにより、カバーに多方向から過度の衝撃が加わった場合にも、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。また、補強部材を、カバーと一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、カバーへの衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。これにより、コストを増加させることなく、レーザプリンタの耐衝撃性を向上させることができる。
【0021】
また、第1の局面では、カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に、本体フレーム側に突出する凸状部と、カバーの凸状部に対応する本体フレームの部分に、カバーを閉じた場合に凸状部に係合する凹状部とを設けることによって、凸状部と凹状部とが係合する方向に対して直交する方向の衝撃がカバーに加わった場合に、凸状部と凹状部との係合部分によりその衝撃が受け止められるので、ピンに過度の力が加わるのを抑制することができる。これにより、耐衝撃性を向上させることができるので、衝撃に起因するピンの変形および破損を抑制することができる。また、凸状部をカバーと一体的に設けるとともに、凹状部を本体フレームと一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、カバーへの衝撃に起因するピンの変形および破損を抑制することができる。 これにより、コストを増加させることなく、レーザプリンタの耐衝撃性を向上させることができる。
【0022】
この考案の第2の局面による画像形成装置では、本体フレームと、本体フレームの側部に開閉可能に設けられた主面を有するカバーとを備えた画像形成装置であって、カバーは、カバーに設けられたピンと、カバーに設けられたフック部と、フック部から所定の間隔を隔てた位置に本体フレームのフック係合部の近傍部分に異なる2つの方向から当接するように設けられた補強部材とを含み、本体フレームの側部は、カバーのピンが回動可能に係合するピン係合部と、カバーのフック部が回動可能に係合するフック係合部とを含む。
【0023】
この考案の第2の局面による画像形成装置では、上記のように、カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置に、本体フレームのフック係合部の近傍部分に異なる2つの方向から当接するように設けられた補強部材を含むように構成することによって、画像形成装置の持ち運びの際などに外部の異なる2方向からカバーへ衝撃が加わった場合に、本体フレームに当接する補強部材によりその異なる2方向からの衝撃が受け止められるので、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができる。これにより、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。
【0024】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、補強部材は、カバーを閉じた場合に、カバーの主面に実質的に直交する方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、第1の内面部と実質的に直交するとともに、カバーを閉じた場合に、カバーの主面に実質的に平行な方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含む。このように構成すれば、カバーの主面に対して直交する方向および平行な方向の多方向から過度の衝撃が加わった場合にも、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、フック部の強度を向上させることができる。その結果、容易に、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。
【0025】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、L字状の内面部を含む補強部材は、フック部から所定の間隔を隔てた位置にカバーと一体的に設けられている。このように構成すれば、補強部材を設けたとしても部品点数が増加することがないので、コストを増加させることなく、画像形成装置の耐衝撃性を向上させることができる。
【0026】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に設けられ、本体フレーム側に突出する凸状部と、カバーの凸状部に対応する本体フレームの部分に設けられ、カバーを閉じた場合に、凸状部に係合する凹状部とをさらに備える。このように構成すれば、耐衝撃性を向上させることができるので、衝撃に起因するピンの変形および破損を抑制することができる。
【0027】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、凸状部は、カバーと一体的に設けられており、凹状部は、本体フレームと一体的に設けられている。このように構成すれば、凸状部および凹状部を設けたとしても部品点数が増加することがないので、コストを増加させることなく画像形成装置の耐衝撃性を向上させることができる。
【0028】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1は、本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。図2〜図7は、図1に示したヒンジ部の詳細を示した拡大斜視図である。
【0030】
まず、図1を参照して、本考案の一実施形態によるレーザプリンタの樹脂製のカバー10は、第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40により、樹脂製の本体フレーム20に対して開閉可能に取付けられている。また、カバー10は、1つの第1固定部13aと2つの第2固定部13bとを含んでいる。また、本体フレーム20は、第1固定部13aに対応する位置に設けられた1つの第1固定部係合部23aと、2つの第2固定部13bに対応する位置に設けられた第2固定部係合部23bとを含んでいる。そして、メインテナンス時には、カバー10を開けて、本体フレーム20に設置されたコントロールユニット150を操作できるようになっている。また、カバーを閉じる際には、カバー10の第1固定部13aおよび第2固定部13bが、それぞれ、本体フレーム20の第1固定部係合部23aおよび第2固定部係合部23bに脱着可能に係合することにより、カバー10が閉じた状態で固定される。
【0031】
次に、図1〜図7を参照して、本考案の一実施形態による第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40の詳細構造について説明する。
【0032】
まず、図1および図2に示すように、カバー10の奥側上部の第1ヒンジ部30は、カバー10のフック部11に対して、本体フレーム20の円柱状のフック係合部21が回動可能に係合することにより構成されている。フック部11は、図3に示すように、カバー10の側板14に一体的に設けられている。そして、フック部11の背面には、カバー10の主面板19から延びたフック部補強リブ16が設けられている。また、カバー10の側板14のフック係合部21(図2参照)が係合する部分には、凹部14aが形成されている。凹部14aのフック部11に対向する部分には、切り欠き部14bが設けられている。
【0033】
ここで、本実施形態では、フック部11からカバー10の底面側に所定の間隔を隔てた位置には、L字形状の補強部材17が設けられている。この補強部材17は、カバー10と一体的に設けられているとともに、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを有する。第1の内面部17aは、カバー10を閉じた場合にカバー10の主面板19に実質的に直交する方向から本体フレーム20の後述する側板分岐部24bに当接するように設けられている。第2の内面部17bは、第1の内面部17aに実質的に直交するとともに、カバー10を閉じた場合に本体フレーム20の手前側からカバー10の主面板19に実質的に平行な方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接するように設けられている。
【0034】
また、本体フレーム20の円柱状のフック係合部21は、図4に示すように、本体フレーム20の側板24の支持部24aおよび天板25の天板支持部25aにより支持されるように、本体フレーム20と一体的に形成されている。また、本体フレーム20の側板24から分岐するとともに、天板25に接続するように、側板分岐部24bが設けられている。そして、その側板分岐部24bのカバー10のフック部11に対応する部分には、方形状の切り欠き部24cが形成されている。
【0035】
また、図1および図5〜図7に示すように、カバー奥側下部の第2ヒンジ部40は、カバー10のピン12aが、本体フレーム20のピン係合穴22aに対して回動可能に係合することにより構成されている。また、図6に示すように、ピン12aは、カバー10のカバー底面板15から上方および本体フレーム20側に突出するように形成された突出部12の下面に一体的に形成されている。また、図7に示すように、ピン係合穴22aは、本体フレーム20の底面板26の端部に上方に突出するように形成された突出部22に設けられている。
【0036】
ここで、本実施形態では、図6に示すように、カバー10のカバー底面板15に形成された突出部12から所定の間隔を隔てた位置に、カバー10から本体フレーム20に向かう方向に突出した凸状部18が形成されている。また、この凸状部18が形成された位置に対応する本体フレーム20の底面板26の側部には、図7に示すように、凹状部27が形成されている。そして、カバー10を閉じた場合に、凸状部18と凹状部27とが係合するようになっている。
【0037】
図8および図9は、カバー開閉時の第1ヒンジ部の状態を説明するための断面図であり、図10および図11は、カバー開閉時の第2ヒンジ部の状態を説明するための断面図である。次に、図8〜図11を参照して、本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバー10の開閉時の第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40の状態について説明する。
【0038】
まず、図8および図9を参照して、カバー10の開閉時の第1ヒンジ部30の状態について説明する。図8に示すように、カバー10が開いた状態では、フック部11の先端部11aは、本体フレーム20の側板分岐部24bの面方向と交差する。この場合、方形状の切り欠き部24cが設けられているため、フック部11の先端部11aは、本体フレーム20とは干渉しない。そして、カバー10の開閉を行うときは、フック部11は、円柱状のフック係合部21の中心を支点として、回動する。また、図8に示すように、カバー10が開いた状態では、補強部材17の第1の内面部17aおよび第2の内面部17bはどの部分にも当接していない。
【0039】
そして、図9に示すように、カバー10が閉じた状態になったとき、補強部材17のL字状の内面部は、本体フレーム20に当接する。すなわち、補強部材17の第1の内面部17aは、カバー10の主面板19に実質的に直交する方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する。また、第2の内面部17bは、本体フレーム20の手前側からカバー10の主面板19と実質的に平行な方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する。
【0040】
次に、図10および図11を参照して、カバー10の開閉時の第2ヒンジ部40の状態について説明する。図10に示すように、カバー10が90度近く開いた状態では、カバー10のカバー底面板15の側面に形成された凸状部18と、本体フレーム20の底面板26の側面に形成された凹状部27とは係合していない。カバー10が閉じる方向に動くと、凸状部18は、図10の矢印の方向に動く。そして、図11に示すように、カバー10が閉じた状態になったときに、凸状部18と凹状部27とが係合する。
【0041】
次に、図9および図11を参照して、本実施形態の第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40に外部から衝撃が加わった場合の耐衝撃機能について説明する。まず、図9を参照して、本実施形態の第1ヒンジ部30では、カバー10を閉じた状態でA方向(カバー10の主面板19に平行な方向)に衝撃が加わった場合、その衝撃は、本体フレーム20の側板分岐部24bに当接している補強部材17の第2の内面部17bにより受け止められる。これにより、フック部11にA方向の過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、A方向の過度の衝撃に起因するフック部11の変形および破損を抑制することができる。また、C方向に衝撃が加わった場合、その衝撃は、本体フレーム20の側板分岐部24bに当接している補強部材17の第1の内面部17aにより受け止められる。これにより、フック部11にC方向の過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、C方向の過度の衝撃に起因するフック部11の変形および破損を抑制することができる。すなわち、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを有するL字状に補強部材17を形成することによって、多方向から過度の衝撃が加わった場合にも、フック部11に過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部11の変形および破損を抑制することができる。
【0042】
また、図11を参照して、本実施形態の第2ヒンジ部40では、カバー10を閉じた状態でA方向およびB方向に衝撃が加わった場合、その衝撃は、カバー10に形成された凸状部18と本体フレーム20に形成された凹状部27との係合部分により受け止められるので、ピン12aに過度の力が加わるのを抑制することができる。これにより、耐衝撃性を向上させることができるので、衝撃に起因するピン12aの変形および破損を抑制することができる。
【0043】
また、本実施形態では、上記のように、補強部材17および凸状部18をカバー10と一体的に形成することにより、補強部材17および凸状部18設けた場合にも、部品点数が増加することがない。また、凹状部27を本体フレーム20と一体的に形成することによって、凹状部27を設けた場合にも、部品点数が増加することがない。これらにより、部品点数を増加させることなく、レーザプリンタの耐衝撃性を向上させることができる。
【0044】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0045】
たとえば、上記実施形態では、L字状の内面部を含む補強部材17は、フック部11からカバー10の底面側に所定の間隔を隔てた位置に1つのみ設けたが、本考案はこれに限らず、L字状の内面部を含む補強部材17を、フック部11からカバー10の上面側に所定の間隔を隔てた位置に設けてもよいし、複数設けるようにしてもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、補強部材17の第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを、それぞれ、カバー10の主面板19に実質的に平行な方向(図9のA方向)および直交する方向(図9のC方向)に形成することによって、補強部材17の第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを、それぞれ、図9のC方向およびA方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接するようにしたが、本考案はこれに限らず、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを、図9のA方向およびC方向以外の方向に形成するとともに、本体フレーム20の側板分岐部24bを対応した形状に形成することによって、図9のC方向およびA方向以外の方向から第1の内面部17aおよび第2の内面部17bが本体フレーム20の側板分岐部24bに当接するようにしてもよい。このようにすれば、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bと本体フレーム20の側板分岐部24bとが当接する面の方向に直交する2方向の衝撃を第1の内面部17aおよび第2の内面部17bと本体フレーム20の側板分岐部24bとの当接面により受け止めることができる。これにより、その当接面で受け止める2方向の衝撃に対する耐衝撃性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。
【図2】本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーの奥側上部に設けられた第1ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図3】図2に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第1ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図4】図2に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第1ヒンジ部の本体フレーム側を示した斜視図である。
【図5】本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーの奥側下部に設けられた第2ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図6】図5に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第2ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図7】図5に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第2ヒンジ部の本体フレーム側を示した斜視図である。
【図8】図2の200−200線に沿ったカバーが開いた状態を示した断面図である。
【図9】図2の200−200線に沿ったカバーが閉じた状態を示した断面図である。
【図10】図5の300−300線に沿ったカバーが開いた状態を示した断面図である。
【図11】図5の300−300線に沿ったカバーが閉じた状態を示した断面図である。
【図12】従来のカバーを備えたレーザプリンタの斜視図である。
【図13】図12に示した従来のレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。
【図14】従来のレーザプリンタのカバーの奥側上部に設けられた第1ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図15】図14に示した従来のレーザプリンタの第1ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図16】図14に示した従来のレーザプリンタの第1ヒンジ部の本体フレーム側を示した斜視図である。
【図17】従来のレーザプリンタのカバーの奥側下部に設けられた第2ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図18】図17に示した従来のレーザプリンタの第2ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図19】図17に示した従来のレーザプリンタの第2ヒンジ部のフレーム側を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 カバー
11 フック部
12a ピン
17 補強部材
17a 第1の内面部
17b 第2の内面部
18 凸状部
27 凹状部
20 本体フレーム
21 フック係合部
22a ピン係合穴
24b 側板分岐部
【考案の属する技術分野】
この考案は、レーザプリンタおよび画像形成装置に関し、特に、本体フレームに対して開閉可能に設けられたカバーを備えたレーザプリンタおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カバーを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1、2および3参照)。上記特許文献1には、カバーの左右方向のがたつきを抑えるために、カバーを閉めたときにカバーを閉位置で固定保持するための保持部材にガイドを取付けたカバーの保持装置が開示されている。また、上記特許文献2には、ガイドに沿って上下動可能な扉を備え、かつ、この扉を上方の所定位置に保持する保持手段を備えた画像形成装置の筐体が開示されている。また、上記特許文献3には、画像形成装置の記録紙カバーの開閉機構において、装置本体と記録紙カバーとを繋ぐ開放ストッパを用いてカバー開度を調節し、シングルカセット用とマルチカセット用とで開放ストッパを共用することが可能なカバーが開示されている。また、従来、カバーを備えた画像形成装置の一例として、カバーを備えたレーザプリンタが知られている。
【0003】
図12は、従来の一例によるカバーを備えたレーザプリンタの全体構成を示した斜視図である。図13は、図12に示した従来のレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。図14〜図19は、図13に示したヒンジ部の詳細を示した拡大斜視図である。
【0004】
まず、図12を参照して、従来のレーザプリンタ100は、レーザープリンタ100の側面に位置するメインテナンス用の樹脂製のカバー110と、このカバー110が開閉可能に取付けられる樹脂製の本体フレーム120と、本体フレーム内に配置されたコントロールユニット150とを備えている。カバー110は、図13に示すように、第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140により、本体フレーム120に対して開閉可能に取付けられている。また、カバー110は、1つの第1固定部113aと2つの第2固定部113bとを含んでいる。また、本体フレーム120は、第1固定部113aに対応する位置に設けられた1つの第1固定部係合部123aと、第2固定部113bに対応する位置に設けられた2つの第2固定部係合部123bとを含んでいる。そしてメインテナンス時には、カバー110を開けて、本体フレーム120に設置されたコントロールユニット150を操作できるようになっている。また、カバーを閉じる際には、カバー110の第1固定部113aおよび第2固定部113bが、それぞれ、本体フレーム120の第1固定部係合部123aおよび第2固定部係合部123bに脱着可能に係合することにより、カバー110が閉じた状態で固定される。
【0005】
次に、図13〜図19を参照して、従来の第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140の詳細構造について説明する。
【0006】
まず、図13および図14に示すように、カバー110の奥側上部の第1ヒンジ部130は、カバー110のフック部111に対して、本体フレーム120の円柱状のフック係合部121が回動可能に係合することにより構成されている。フック部111は、図15に示すように、カバー110の側板114に一体的に設けられている。また、カバー110の側板114のフック係合部121が係合する部分には、凹部114aが形成されている。凹部114aのフック部111に対向する部分には、切り欠き部114bが設けられている。また、本体フレーム120の円柱状のフック係合部121は、図16に示すように、本体フレーム120の側板124の支持部124aおよび天板125の天板支持部125aにより支持されるように、本体フレーム120と一体的に形成されている。また、本体フレーム120の側板124から分岐するとともに、天板125に接続するように、側板分岐部124bが設けられている。そして、その側板分岐部124bのカバー110のフック部111(図15参照)に対応する部分には、方形状の切り欠き部124cが形成されている。
【0007】
また、図13および図17〜図19に示すように、カバー奥側下部の第2ヒンジ部140は、カバー110のピン112aが、本体フレーム120のピン係合穴122aに対して回動可能に係合することにより構成されている。また、図18に示すように、ピン112aは、カバー110のカバー底面板115から上方および本体フレーム120側に突出するように形成された突出部112の下面に一体的に形成されている。また、図19に示すように、ピン係合穴122aは、本体フレーム120の底面板126の端部に上方に突出するように形成された突出部122に設けられている。
【0008】
上記した第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140により、本体フレーム120に対してカバー110が開閉可能に取付けられた従来のレーザプリンタでは、カバー110に過度の衝撃が加わった場合に、第1ヒンジ部130および第2ヒンジ部140にも過度の衝撃が加わる。この場合、第1ヒンジ部130のフック部111および第2ヒンジ部140のピン112aが変形または破損するという不都合があった。その結果、カバー110を開閉するのが困難になるという不都合があった。また、上記した特許文献1〜3についても、カバーに衝撃が加わった場合の対策がなされていないため、同様の不都合があると考えられる。
【0009】
そこで、従来、補強部材を設けることにより強度向上を図った画像形成装置が種々提案されている(たとえば特許文献4、5、および6参照)。
【0010】
上記特許文献4には、製品の運搬・輸送時に、スキャナ部(画像読取装置)とプリンタ部(作像部)との間に、突起部を有する支持部材を嵌め込むとともに、装置使用時には、支持部材を取り外す構造が開示されている。この支持部材は、製品の運搬・輸送時におけるスキャナ部および本体構造体の変形を防止する補強部材として機能する。
【0011】
また、上記特許文献5には、第1のカバー部材の端縁部に、第2のカバー部材の端縁部に対向する凹溝を有するほぼコの字形横断面の第1の係合部を形成し、第2のカバー部材の端縁部に、第1の係合部の凹溝に係合するほぼL字型の第2の係合部を形成したことを特徴とするカバーを備えた画像形成装置が開示されている。この特許文献5に開示された構造では、外装カバー部材の合わせ部に外から大きな力が加えられた場合にも、両カバー部材間に大きな隙間ができることが抑制される。
【0012】
また、上記特許文献6には、ヒンジ部の強度を向上させるためにカバーの基端部に補強リブを設けることによって補強リブがカバーの荷重力を支え、これによりヒンジ部への荷重の集中をなくす構造を有する画像形成装置が開示されている。
【0013】
【特許文献1】
実開平2−147569号公報
【特許文献2】
特開平4−340976号公報
【特許文献3】
実開平5−64856号公報
【特許文献4】
特開2001−1608号公報
【特許文献5】
実開平4−109764号公報
【特許文献6】
特開平11−192767号公報
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
上記特許文献4に開示された構造では、装置使用時には、支持部材が取り外されるので、装置使用時の衝撃対策がなされていないという問題点がある。また、支持部材を脱着可能に取付ける必要があるため、支持部材が別体であり、その結果、部品点数が増加するという問題点もある。さらに、この構造を開閉可能なカバーのヒンジ部にそのまま適用するのは困難であるという問題点もある。
【0015】
また、上記特許文献5では、第1のカバー部材および第2のカバー部材はねじ止めされることによって本体に取付けられた構造であるため、この構造をそのままヒンジ部の補強構造に適用するのは困難である。
【0016】
また、上記特許文献6に開示された構造では、補強リブは、一つの面に当接する方向でしか強度を向上させることができないという問題点がある。
【0017】
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この考案の1つの目的は、多方向からの衝撃に対する耐衝撃性を向上させることが可能な構造のヒンジ部を有するカバーを備えたレーザプリンタおよび画像形成装置を提供することである。
【0018】
この考案のもう1つの目的は、上記のレーザプリンタおよび画像形成装置において、部品点数を増加させることなく、耐衝撃性を向上させることである。
【0019】
【課題を解決するための手段および考案の効果】
上記目的を達成するために、この考案の第1の局面によるレーザプリンタは、コントロールユニットが取付けられた本体フレームと、コントロールユニットが調整可能なように、本体フレームの側部に開閉可能に設けられた主面を有するカバーとを備え、カバーは、カバーの奥側上部にカバーと一体的に設けられた第1ヒンジ部を構成するフック部と、カバーの奥側下部にカバーと一体的に設けられた第2ヒンジ部を構成するピンとを含み、本体フレームの側部は、本体フレームと一体的に形成され、カバーのフック部が回動可能に係合する第1ヒンジ部を構成するフック係合部と、本体フレームと一体的に形成され、カバーのピンが回動可能に係合する第2ヒンジ部を構成するピン係合部とを含むレーザプリンタにおいて、カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置にカバーと一体的に設けられ、カバーを閉じた場合にカバーの主面に実質的に直交する方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、第1の内面部と実質的に直交するとともに、カバーを閉じた場合にカバーの主面に実質的に平行な方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含む補強部材と、カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に、カバーと一体的に設けられ、本体フレーム側に突出する凸状部と、カバーの凸状部に対応する本体フレームの部分に、本体フレームと一体的に設けられ、カバーを閉じた場合に凸状部に係合する凹状部とをさらに備える。
【0020】
この考案の第1の局面によるレーザプリンタでは、上記のように、カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置に、カバーを閉じた場合に本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する補強部材を設けることによって、レーザプリンタの持ち運びの際などに外部からカバーへ衝撃が加わった場合に、本体フレームに当接する補強部材により衝撃が受け止められるので、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができる。これにより、過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。また、補強部材を、カバーの主面に実質的に直交する方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、第1の内面部と実質的に直交するとともに、カバーを閉じた場合にカバーの主面に実質的に平行な方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含むように設けることによって、カバーの主面に対して直交する方向から力が加わった場合には第1の内面部により衝撃が受け止められるとともに、カバーの主面に対して平行な方向から力が加わった場合には第2の内面部により衝撃が受け止められる。これにより、カバーに多方向から過度の衝撃が加わった場合にも、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。また、補強部材を、カバーと一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、カバーへの衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。これにより、コストを増加させることなく、レーザプリンタの耐衝撃性を向上させることができる。
【0021】
また、第1の局面では、カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に、本体フレーム側に突出する凸状部と、カバーの凸状部に対応する本体フレームの部分に、カバーを閉じた場合に凸状部に係合する凹状部とを設けることによって、凸状部と凹状部とが係合する方向に対して直交する方向の衝撃がカバーに加わった場合に、凸状部と凹状部との係合部分によりその衝撃が受け止められるので、ピンに過度の力が加わるのを抑制することができる。これにより、耐衝撃性を向上させることができるので、衝撃に起因するピンの変形および破損を抑制することができる。また、凸状部をカバーと一体的に設けるとともに、凹状部を本体フレームと一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、カバーへの衝撃に起因するピンの変形および破損を抑制することができる。 これにより、コストを増加させることなく、レーザプリンタの耐衝撃性を向上させることができる。
【0022】
この考案の第2の局面による画像形成装置では、本体フレームと、本体フレームの側部に開閉可能に設けられた主面を有するカバーとを備えた画像形成装置であって、カバーは、カバーに設けられたピンと、カバーに設けられたフック部と、フック部から所定の間隔を隔てた位置に本体フレームのフック係合部の近傍部分に異なる2つの方向から当接するように設けられた補強部材とを含み、本体フレームの側部は、カバーのピンが回動可能に係合するピン係合部と、カバーのフック部が回動可能に係合するフック係合部とを含む。
【0023】
この考案の第2の局面による画像形成装置では、上記のように、カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置に、本体フレームのフック係合部の近傍部分に異なる2つの方向から当接するように設けられた補強部材を含むように構成することによって、画像形成装置の持ち運びの際などに外部の異なる2方向からカバーへ衝撃が加わった場合に、本体フレームに当接する補強部材によりその異なる2方向からの衝撃が受け止められるので、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができる。これにより、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。
【0024】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、補強部材は、カバーを閉じた場合に、カバーの主面に実質的に直交する方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、第1の内面部と実質的に直交するとともに、カバーを閉じた場合に、カバーの主面に実質的に平行な方向から本体フレームのフック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含む。このように構成すれば、カバーの主面に対して直交する方向および平行な方向の多方向から過度の衝撃が加わった場合にも、フック部に過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、フック部の強度を向上させることができる。その結果、容易に、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部の変形および破損を抑制することができる。
【0025】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、L字状の内面部を含む補強部材は、フック部から所定の間隔を隔てた位置にカバーと一体的に設けられている。このように構成すれば、補強部材を設けたとしても部品点数が増加することがないので、コストを増加させることなく、画像形成装置の耐衝撃性を向上させることができる。
【0026】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に設けられ、本体フレーム側に突出する凸状部と、カバーの凸状部に対応する本体フレームの部分に設けられ、カバーを閉じた場合に、凸状部に係合する凹状部とをさらに備える。このように構成すれば、耐衝撃性を向上させることができるので、衝撃に起因するピンの変形および破損を抑制することができる。
【0027】
上記の第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、凸状部は、カバーと一体的に設けられており、凹状部は、本体フレームと一体的に設けられている。このように構成すれば、凸状部および凹状部を設けたとしても部品点数が増加することがないので、コストを増加させることなく画像形成装置の耐衝撃性を向上させることができる。
【0028】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1は、本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。図2〜図7は、図1に示したヒンジ部の詳細を示した拡大斜視図である。
【0030】
まず、図1を参照して、本考案の一実施形態によるレーザプリンタの樹脂製のカバー10は、第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40により、樹脂製の本体フレーム20に対して開閉可能に取付けられている。また、カバー10は、1つの第1固定部13aと2つの第2固定部13bとを含んでいる。また、本体フレーム20は、第1固定部13aに対応する位置に設けられた1つの第1固定部係合部23aと、2つの第2固定部13bに対応する位置に設けられた第2固定部係合部23bとを含んでいる。そして、メインテナンス時には、カバー10を開けて、本体フレーム20に設置されたコントロールユニット150を操作できるようになっている。また、カバーを閉じる際には、カバー10の第1固定部13aおよび第2固定部13bが、それぞれ、本体フレーム20の第1固定部係合部23aおよび第2固定部係合部23bに脱着可能に係合することにより、カバー10が閉じた状態で固定される。
【0031】
次に、図1〜図7を参照して、本考案の一実施形態による第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40の詳細構造について説明する。
【0032】
まず、図1および図2に示すように、カバー10の奥側上部の第1ヒンジ部30は、カバー10のフック部11に対して、本体フレーム20の円柱状のフック係合部21が回動可能に係合することにより構成されている。フック部11は、図3に示すように、カバー10の側板14に一体的に設けられている。そして、フック部11の背面には、カバー10の主面板19から延びたフック部補強リブ16が設けられている。また、カバー10の側板14のフック係合部21(図2参照)が係合する部分には、凹部14aが形成されている。凹部14aのフック部11に対向する部分には、切り欠き部14bが設けられている。
【0033】
ここで、本実施形態では、フック部11からカバー10の底面側に所定の間隔を隔てた位置には、L字形状の補強部材17が設けられている。この補強部材17は、カバー10と一体的に設けられているとともに、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを有する。第1の内面部17aは、カバー10を閉じた場合にカバー10の主面板19に実質的に直交する方向から本体フレーム20の後述する側板分岐部24bに当接するように設けられている。第2の内面部17bは、第1の内面部17aに実質的に直交するとともに、カバー10を閉じた場合に本体フレーム20の手前側からカバー10の主面板19に実質的に平行な方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接するように設けられている。
【0034】
また、本体フレーム20の円柱状のフック係合部21は、図4に示すように、本体フレーム20の側板24の支持部24aおよび天板25の天板支持部25aにより支持されるように、本体フレーム20と一体的に形成されている。また、本体フレーム20の側板24から分岐するとともに、天板25に接続するように、側板分岐部24bが設けられている。そして、その側板分岐部24bのカバー10のフック部11に対応する部分には、方形状の切り欠き部24cが形成されている。
【0035】
また、図1および図5〜図7に示すように、カバー奥側下部の第2ヒンジ部40は、カバー10のピン12aが、本体フレーム20のピン係合穴22aに対して回動可能に係合することにより構成されている。また、図6に示すように、ピン12aは、カバー10のカバー底面板15から上方および本体フレーム20側に突出するように形成された突出部12の下面に一体的に形成されている。また、図7に示すように、ピン係合穴22aは、本体フレーム20の底面板26の端部に上方に突出するように形成された突出部22に設けられている。
【0036】
ここで、本実施形態では、図6に示すように、カバー10のカバー底面板15に形成された突出部12から所定の間隔を隔てた位置に、カバー10から本体フレーム20に向かう方向に突出した凸状部18が形成されている。また、この凸状部18が形成された位置に対応する本体フレーム20の底面板26の側部には、図7に示すように、凹状部27が形成されている。そして、カバー10を閉じた場合に、凸状部18と凹状部27とが係合するようになっている。
【0037】
図8および図9は、カバー開閉時の第1ヒンジ部の状態を説明するための断面図であり、図10および図11は、カバー開閉時の第2ヒンジ部の状態を説明するための断面図である。次に、図8〜図11を参照して、本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバー10の開閉時の第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40の状態について説明する。
【0038】
まず、図8および図9を参照して、カバー10の開閉時の第1ヒンジ部30の状態について説明する。図8に示すように、カバー10が開いた状態では、フック部11の先端部11aは、本体フレーム20の側板分岐部24bの面方向と交差する。この場合、方形状の切り欠き部24cが設けられているため、フック部11の先端部11aは、本体フレーム20とは干渉しない。そして、カバー10の開閉を行うときは、フック部11は、円柱状のフック係合部21の中心を支点として、回動する。また、図8に示すように、カバー10が開いた状態では、補強部材17の第1の内面部17aおよび第2の内面部17bはどの部分にも当接していない。
【0039】
そして、図9に示すように、カバー10が閉じた状態になったとき、補強部材17のL字状の内面部は、本体フレーム20に当接する。すなわち、補強部材17の第1の内面部17aは、カバー10の主面板19に実質的に直交する方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する。また、第2の内面部17bは、本体フレーム20の手前側からカバー10の主面板19と実質的に平行な方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接する。
【0040】
次に、図10および図11を参照して、カバー10の開閉時の第2ヒンジ部40の状態について説明する。図10に示すように、カバー10が90度近く開いた状態では、カバー10のカバー底面板15の側面に形成された凸状部18と、本体フレーム20の底面板26の側面に形成された凹状部27とは係合していない。カバー10が閉じる方向に動くと、凸状部18は、図10の矢印の方向に動く。そして、図11に示すように、カバー10が閉じた状態になったときに、凸状部18と凹状部27とが係合する。
【0041】
次に、図9および図11を参照して、本実施形態の第1ヒンジ部30および第2ヒンジ部40に外部から衝撃が加わった場合の耐衝撃機能について説明する。まず、図9を参照して、本実施形態の第1ヒンジ部30では、カバー10を閉じた状態でA方向(カバー10の主面板19に平行な方向)に衝撃が加わった場合、その衝撃は、本体フレーム20の側板分岐部24bに当接している補強部材17の第2の内面部17bにより受け止められる。これにより、フック部11にA方向の過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、A方向の過度の衝撃に起因するフック部11の変形および破損を抑制することができる。また、C方向に衝撃が加わった場合、その衝撃は、本体フレーム20の側板分岐部24bに当接している補強部材17の第1の内面部17aにより受け止められる。これにより、フック部11にC方向の過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、C方向の過度の衝撃に起因するフック部11の変形および破損を抑制することができる。すなわち、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを有するL字状に補強部材17を形成することによって、多方向から過度の衝撃が加わった場合にも、フック部11に過度の衝撃が加わるのを抑制することができるので、多方向からの過度の衝撃に起因するフック部11の変形および破損を抑制することができる。
【0042】
また、図11を参照して、本実施形態の第2ヒンジ部40では、カバー10を閉じた状態でA方向およびB方向に衝撃が加わった場合、その衝撃は、カバー10に形成された凸状部18と本体フレーム20に形成された凹状部27との係合部分により受け止められるので、ピン12aに過度の力が加わるのを抑制することができる。これにより、耐衝撃性を向上させることができるので、衝撃に起因するピン12aの変形および破損を抑制することができる。
【0043】
また、本実施形態では、上記のように、補強部材17および凸状部18をカバー10と一体的に形成することにより、補強部材17および凸状部18設けた場合にも、部品点数が増加することがない。また、凹状部27を本体フレーム20と一体的に形成することによって、凹状部27を設けた場合にも、部品点数が増加することがない。これらにより、部品点数を増加させることなく、レーザプリンタの耐衝撃性を向上させることができる。
【0044】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0045】
たとえば、上記実施形態では、L字状の内面部を含む補強部材17は、フック部11からカバー10の底面側に所定の間隔を隔てた位置に1つのみ設けたが、本考案はこれに限らず、L字状の内面部を含む補強部材17を、フック部11からカバー10の上面側に所定の間隔を隔てた位置に設けてもよいし、複数設けるようにしてもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、補強部材17の第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを、それぞれ、カバー10の主面板19に実質的に平行な方向(図9のA方向)および直交する方向(図9のC方向)に形成することによって、補強部材17の第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを、それぞれ、図9のC方向およびA方向から本体フレーム20の側板分岐部24bに当接するようにしたが、本考案はこれに限らず、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bを、図9のA方向およびC方向以外の方向に形成するとともに、本体フレーム20の側板分岐部24bを対応した形状に形成することによって、図9のC方向およびA方向以外の方向から第1の内面部17aおよび第2の内面部17bが本体フレーム20の側板分岐部24bに当接するようにしてもよい。このようにすれば、第1の内面部17aおよび第2の内面部17bと本体フレーム20の側板分岐部24bとが当接する面の方向に直交する2方向の衝撃を第1の内面部17aおよび第2の内面部17bと本体フレーム20の側板分岐部24bとの当接面により受け止めることができる。これにより、その当接面で受け止める2方向の衝撃に対する耐衝撃性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。
【図2】本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーの奥側上部に設けられた第1ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図3】図2に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第1ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図4】図2に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第1ヒンジ部の本体フレーム側を示した斜視図である。
【図5】本考案の一実施形態によるレーザプリンタのカバーの奥側下部に設けられた第2ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図6】図5に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第2ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図7】図5に示した本考案の一実施形態によるレーザプリンタの第2ヒンジ部の本体フレーム側を示した斜視図である。
【図8】図2の200−200線に沿ったカバーが開いた状態を示した断面図である。
【図9】図2の200−200線に沿ったカバーが閉じた状態を示した断面図である。
【図10】図5の300−300線に沿ったカバーが開いた状態を示した断面図である。
【図11】図5の300−300線に沿ったカバーが閉じた状態を示した断面図である。
【図12】従来のカバーを備えたレーザプリンタの斜視図である。
【図13】図12に示した従来のレーザプリンタのカバーと本体フレームとを示した斜視図である。
【図14】従来のレーザプリンタのカバーの奥側上部に設けられた第1ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図15】図14に示した従来のレーザプリンタの第1ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図16】図14に示した従来のレーザプリンタの第1ヒンジ部の本体フレーム側を示した斜視図である。
【図17】従来のレーザプリンタのカバーの奥側下部に設けられた第2ヒンジ部の拡大斜視図である。
【図18】図17に示した従来のレーザプリンタの第2ヒンジ部のカバー側を示した斜視図である。
【図19】図17に示した従来のレーザプリンタの第2ヒンジ部のフレーム側を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 カバー
11 フック部
12a ピン
17 補強部材
17a 第1の内面部
17b 第2の内面部
18 凸状部
27 凹状部
20 本体フレーム
21 フック係合部
22a ピン係合穴
24b 側板分岐部
Claims (6)
- コントロールユニットが取付けられた本体フレームと、前記コントロールユニットが調整可能なように、前記本体フレームの側部に開閉可能に設けられた主面を有するカバーとを備え、前記カバーは、前記カバーの奥側上部に前記カバーと一体的に設けられた第1ヒンジ部を構成するフック部と、前記カバーの奥側下部に前記カバーと一体的に設けられた第2ヒンジ部を構成するピンとを含み、前記本体フレームの側部は、前記本体フレームと一体的に形成され、前記カバーのフック部が回動可能に係合する前記第1ヒンジ部を構成するフック係合部と、前記本体フレームと一体的に形成され、前記カバーのピンが回動可能に係合する前記第2ヒンジ部を構成するピン係合部とを含むレーザプリンタにおいて、
前記カバーのフック部から所定の間隔を隔てた位置に、前記カバーと一体的に設けられ、前記カバーを閉じた場合に前記カバーの主面に実質的に直交する方向から前記本体フレームの前記フック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、前記第1の内面部と実質的に直交するとともに、前記カバーを閉じた場合に前記カバーの主面に実質的に平行な方向から前記本体フレームの前記フック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含む補強部材と、
前記カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に、前記カバーと一体的に設けられ、前記本体フレーム側に突出する凸状部と、
前記カバーの凸状部に対応する前記本体フレームの部分に、前記本体フレームと一体的に設けられ、前記カバーを閉じた場合に前記凸状部に係合する凹状部とをさらに備えた、レーザプリンタ。 - 本体フレームと、前記本体フレームの側部に開閉可能に設けられた主面を有するカバーとを備えた画像形成装置であって、
前記カバーは、
前記カバーに設けられたピンと、
前記カバーに設けられたフック部と、
前記フック部から所定の間隔を隔てた位置に、前記本体フレームの前記フック係合部の近傍部分に異なる2つの方向から当接するように設けられた補強部材とを含み、
前記本体フレームの側部は、
前記カバーのピンが回動可能に係合するピン係合部と、
前記カバーのフック部が回動可能に係合するフック係合部とを含む、画像形成装置。 - 前記補強部材は、
前記カバーを閉じた場合に、前記カバーの主面に実質的に直交する方向から前記本体フレームの前記フック係合部の近傍部分に当接する第1の内面部と、前記第1の内面部と実質的に直交するとともに、前記カバーを閉じた場合に、前記カバーの主面に実質的に平行な方向から前記本体フレームの前記フック係合部の近傍部分に当接する第2の内面部とを有するL字状の内面部を含む、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記L字状の内面部を含む補強部材は、前記フック部から所定の間隔を隔てた位置に前記カバーと一体的に設けられている、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記カバーのピンから所定の間隔を隔てた位置に設けられ、前記本体フレーム側に突出する凸状部と、
前記カバーの凸状部に対応する前記本体フレームの部分に設けられ、前記カバーを閉じた場合に、前記凸状部に係合する凹状部とをさらに備えた、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記凸状部は、前記カバーと一体的に設けられており、
前記凹状部は、前記本体フレームと一体的に設けられている、請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002605U JP3097705U (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | レーザプリンタおよび画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003002605U JP3097705U (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | レーザプリンタおよび画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3097705U true JP3097705U (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=43251497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003002605U Expired - Lifetime JP3097705U (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | レーザプリンタおよび画像形成装置 |
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JP (1) | JP3097705U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177897A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Oki Electric Industry Co Ltd | 外装カバー構造およびロール状媒体取扱装置 |
-
2003
- 2003-05-09 JP JP2003002605U patent/JP3097705U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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