JPH09322996A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH09322996A
JPH09322996A JP8168651A JP16865196A JPH09322996A JP H09322996 A JPH09322996 A JP H09322996A JP 8168651 A JP8168651 A JP 8168651A JP 16865196 A JP16865196 A JP 16865196A JP H09322996 A JPH09322996 A JP H09322996A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注水すすぎ時の水溢れや水跳ねを防止する。 【解決手段】 水流が強いほど低い位置とするように、
水流の強さに応じ水溢れの危険性を未然に検知するため
の危険水位L5の高さを選択する(S14)。注水すす
ぎ中に、水位センサによる検知水位が危険水位L5に到
達しているか否かを判定し(S17)、危険水位L5に
なっている場合には給水電磁弁を閉鎖して注水を一時的
に停止する(S19)。水流が強いほど外槽内の水位と
洗濯兼脱水槽内の水位との差が大きくなるが、危険水位
L5の位置を変えているため、水流とは無関係に洗濯兼
脱水槽内の水位がほぼ同じ位置に到達したときに注水が
停止されるため、溢水口からの排水に不具合がある場合
でも水溢れや水跳ねを確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、特に
洗濯兼脱水槽を内装する外槽から水を排出しつつ洗濯兼
脱水槽内に注水を行なうと共に、洗濯兼脱水槽の底部に
設けた回転翼を回転させて洗濯物のすすぎを実行する洗
濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機におけるすすぎには、大別して、
いわゆる溜めすすぎ、注水すすぎ及び脱水すすぎ(シャ
ワーすすぎともいう)の3種類の方法がある。溜めすす
ぎは、洗濯兼脱水槽に所定量の注水を行なった後に注水
を停止し、洗濯兼脱水槽の底部に設けた回転翼を回転さ
せるすすぎの方法である。注水すすぎは、洗濯兼脱水槽
に所定量の水を注水した後も注水を継続し、洗濯兼脱水
槽内の水の一部を排出しながら回転翼を回転させるすす
ぎの方法である。また、脱水すすぎは、まず洗濯物全体
に水が染み込む程度に注水を行ない、注水を停止した後
に洗濯兼脱水槽を高速回転させて脱水を行なうことによ
り、洗濯物に浸透している洗剤水を水と共に飛ばして取
り除くすすぎの方法である。
【0003】図7は、一般的な全自動洗濯機の構成を示
す側面縦断面図である。機枠10の上面前方には操作キ
ーを備える入力部11が設けられている。機枠10の内
部には外槽12が4本の吊り棒(図示しない)により釣
支されており、外槽12の内部には周壁に多数の脱水孔
を有する洗濯兼脱水槽13がその底壁に設けられた回転
軸14を中心に回転自在に軸支されている。洗濯兼脱水
槽13底部には洗濯物を攪拌するための回転翼15が配
置され、モータ16の回転が、モータプーリ17、ベル
ト18、主プーリ19及び動力切換機構20を介して洗
濯兼脱水槽13及び回転翼15へ伝達される。動力切換
機構20は、洗い及びすすぎ(脱水すすぎを除く)時に
は回転翼15のみを回転させ、脱水時には洗濯兼脱水槽
13及び回転翼15を一体として回転させるべく機械的
な切換えを行なう。
【0004】外槽12の底部後方には排水口21が設け
られ、排水電磁弁22によって開閉される排水ホース2
3を通して外部へ排水がなされる。また、外槽12の底
部の一角にはエアトラップ24が設けられ、エアトラッ
プ24は圧力ホース25を介して水位センサ26に連結
されている。水位センサ26は、水位に応じた空気の圧
力を検出することにより外槽12内の水位を検知する。
【0005】機枠10の上部後方には、その途中に給水
電磁弁28が設けられた給水管27が配設され、給水管
27を通った水道水は洗剤容器を備える注水口29から
洗濯兼脱水槽13内へ注水される。また、外槽12の上
部後方には溢水口30が設けられ、溢水口30は外槽1
2背面に形成された排水管31を介して排水ホース23
に連結されている。更に、洗濯兼脱水槽13の内周壁の
適宜の箇所には、底壁から上部へ連なる循環水路32が
設けられている。
【0006】上記構成の洗濯機において、注水すすぎ時
の動作を概略的に説明する。まず、排水電磁弁22が閉
鎖される一方給水電磁弁28は開放され、洗濯兼脱水槽
13内へ注水口29から水道水が注水される。所定位置
にまで水位が到達するとモータ16が回転駆動され、こ
れにより回転翼15は回転し、洗濯兼脱水槽13内の洗
濯物は攪拌される。この回転翼15の回転中にも注水は
継続して行なわれ、更に水位が上昇し溢水口30の位置
にまで到達すると、外槽12内の水は溢水口30から溢
れ出て排水管31を介し外部に排出される。従って、き
れいな水道水が新たに注水される一方、洗濯兼脱水槽1
3内の汚れたすすぎ水の一部が溢水口30から排出され
るため、洗濯兼脱水槽13内の水は徐々に透明になる
(洗剤分を含まなくなる)。
【0007】しかしながら、例えば、排水ホース23の
接続先である外部排水口が詰まって排水能力が低下した
り、水道栓から給水管27への給水量が多過ぎて注水量
が排水量を上回るような場合、洗濯兼脱水槽13内の水
位は溢水口30の位置の溢水水位を越えて、水が洗濯兼
脱水槽13すなわち外槽12から外部に溢れ出てしまう
恐れがある。そこで、従来の洗濯機においては、溢水水
位よりも更に高い位置に予め危険水位を設定し、水位セ
ンサ26による検知水位がこの危険水位に到達した場合
には、強制的に給水電磁弁28を閉鎖し注水を停止する
ようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な洗濯機では、回転翼15が回転すると、その裏面の裏
羽根のポンプ作用により、外槽12と洗濯兼脱水槽13
との間隙に在る水は下方向へ吸引され、洗濯兼脱水槽1
3底壁の開口から洗濯兼脱水槽13へ流入し、更に循環
水路32中を上昇してその上部開口から洗濯兼脱水槽1
3内へ放出される。また、回転翼15の中心付近から洗
濯兼脱水槽13内へ水が噴出するような構成となってい
るものもある。いずれにしても、ポンプ作用により外槽
12と洗濯兼脱水槽13との間隙の水位(以下、この水
位を「外槽12内の水位」と呼ぶ)は低下する一方、洗
濯兼脱水槽13内の水位は上昇し、両者の間には水位差
が生じる。
【0009】勿論、洗濯兼脱水槽13内の水は脱水孔を
介して外槽12へ循環するが、回転翼15によるポンプ
作用は強いため、水位差の発生は避けられず、回転翼1
5の回転速度が速いほどその水位差は拡大する。また、
通常、注水すすぎの前には脱水が行なわれるため、注水
すすぎ開始時には洗濯物が洗濯兼脱水槽13の内周壁面
に張り付き、脱水孔を塞ぐような状態になっている。こ
のため、特に洗濯物の量が多い場合には、洗濯兼脱水槽
13から外槽12への水の循環が滞り、水位差は一層大
きなものとなる。
【0010】このような水位差が生じた場合、水位セン
サ26は外槽12内の水位を検知しているため、洗濯兼
脱水槽13内の水位は危険水位を越えているにも拘ら
ず、水位センサ26の検知水位は危険水位よりも低いと
判断されることがある。この結果、洗濯兼脱水槽13の
上端から水が溢れ出したり、充満した水が回転翼15に
て攪拌されることにより洗濯機の周囲に飛び散る等の問
題点があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、注水すすぎ時
の水溢れや水跳ねを防止した洗濯機を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された第1の発明は、洗濯兼脱水槽を内装する外槽
から水を排出しつつ該洗濯兼脱水槽内に注水を行なうと
共に、該洗濯兼脱水槽の底部に設けた回転翼を回転させ
てすすぎを実行する洗濯機において、 a)前記外槽に設けた水位検知手段、 b)前記回転翼を回転駆動するモータを複数の駆動制御パ
ターンのいずれかに従い制御する回転制御手段と、 c)前記水位検知手段による検知水位が所定水位に到達し
たか否かを判定する水位判定手段であって、前記回転制
御手段の駆動制御パターンに応じて該所定水位の高さを
変更する水位判定手段と、 d)該水位判定手段において検知水位が所定水位に到達し
たとの結果を得たとき前記洗濯兼脱水槽への注水を停止
する注水制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】また、上記課題を解決するために成された
第2の発明は、洗濯兼脱水槽を内装する外槽から水を排
出しつつ該洗濯兼脱水槽内に注水を行なうと共に、該洗
濯兼脱水槽の底部に設けた回転翼を回転させてすすぎを
実行する洗濯機において、 a)前記外槽に設けた水位検知手段、 b)前記洗濯兼脱水槽に収容された洗濯物の量を検知する
負荷量検知手段と、 c)前記水位検知手段による検知水位が所定水位に到達し
たか否かを判定する水位判定手段であって、前記負荷量
検知手段により検知した負荷量に応じて該所定水位の高
さを変更する水位判定手段と、 d)該水位判定手段において検知水位が所定水位に到達し
たとの結果を得たとき前記洗濯兼脱水槽への注水を停止
する注水制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】なお、上記第2の発明に係る洗濯機におい
て前記負荷量検知手段は、前記洗濯兼脱水槽内に注水を
行なう前若しくは若干量の注水を行なった後に該回転翼
を回転させ、該回転時のモータの負荷に基づき洗濯物の
量を判断する構成とすることができる。
【0015】また、前記水位判定手段は、注水停止から
所定時間が経過したときに検知水位が前記所定水位より
も所定分低い位置に定めた水位を下回っているか否かを
判定し、前記注水制御手段は、検知水位が該水位を下回
っている場合に注水を再開する構成とすることが好まし
い。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の発明に係る洗濯機におい
て、回転制御手段は、洗濯物の繊維の種類や洗濯物の量
等に応じた駆動制御パターンに従いモータを回転駆動す
る。すなわち、駆動制御パターンを変えることにより洗
濯兼脱水槽内に発生する水流の強さを調節する。例え
ば、回転制御手段は、モータを第1の所定時間の間回転
させた後第2の所定時間の間の停止するような断続運転
を1サイクルとし、このサイクルを繰り返すようにモー
タを駆動制御する。複数の駆動制御パターンは、第1の
所定時間と第2の所定時間の割合を変えたものとするこ
とができる。強い水流を必要とする場合には第1の所定
時間の割合を相対的に長くし、逆に弱い水流を必要とす
る場合には第2の所定時間の割合を相対的に長くする。
【0017】洗濯兼脱水槽内の水流が強いときにはポン
プ作用の影響も強いため、外槽内の水位と洗濯兼脱水槽
内の水位との差は大きいものとなる。そこで、水位判定
手段は、検知水位を判定するに際し、水流が強い場合に
は判定の基準となる所定水位の高さを低くし、逆に、水
流が弱い場合には所定水位の高さを高くする。この複数
の所定水位は、外槽内の水を外部に排出するためにその
上部に設けられた溢水口よりも高い位置に予め定められ
る危険水位である。外槽において検知される水位を判定
するための基準は水流により相違するが、外槽内の水位
と洗濯兼脱水槽内の水位との差も水流により相違するた
め、結果的に、水流の強さに拘らず、洗濯兼脱水槽内の
水位が略同じ位置に到達したときに、水位判定手段は検
知水位が所定水位に到達したとの判断を下す。そして、
その結果を受けて注水制御手段は給水弁を閉鎖すること
により注水を停止する。
【0018】第2の発明に係る洗濯機においては、負荷
量検知手段が注水すすぎの初期の段階において洗濯兼脱
水槽内に収容された洗濯物の量(通常は重量)を検知す
る。水位判定手段は、モータの駆動制御パターンではな
く先立って検知された負荷量に応じて所定水位の高さを
決定する。洗濯物の量が多いほど脱水孔を介した洗濯兼
脱水槽から外槽への水の循環が停滞するため、外槽内の
水位と洗濯兼脱水槽内の水位との差は大きいものとな
る。そこで、水位判定手段は、検知水位を判定するに際
し、負荷量が大きい場合には判定の基準となる所定水位
の高さを低くし、逆に、負荷量が小さい場合には所定水
位の高さを高くする。これにより、上記第1の発明に係
る洗濯機と同様に、洗濯物の量が相違しても、洗濯兼脱
水槽内の水位が略同じ位置に到達したときに、水位判定
手段は検知水位が所定水位に到達したとの判断を下す。
【0019】負荷量検知の具体的な方法としては、上記
記載の構成において、例えば注水開始前にモータを短時
間所定の駆動電圧にて回転駆動し、モータが停止するま
での時間又は回転数を検知することにより、洗濯物の量
に応じた負荷量を検知することができる。このような方
法によれば、殆どコストアップ無く負荷量検知が行なえ
る。なお、一般には、このような負荷量検知手段は、自
動運転において洗濯水位等を自動選択するために洗濯機
に備えられているから、これを利用することができる。
【0020】また、注水停止から所定時間が経過したと
きに検知水位が前記所定水位よりも所定分低い位置に定
めた水位を下回っている場合に注水制御手段が給水弁を
開放して注水を再開する構成とすれば、洗濯兼脱水槽内
の水位が減少したときにきれいな水が追加されるため、
すすぎ性能を高めることができる。
【0021】
【発明の効果】第1の発明に係る洗濯機によれば、水流
の強さに応じて相違する所定水位すなわち危険水位に外
槽内の水位が到達したときに、注水が停止される。従っ
て、水流の強さにより外槽内の水位と洗濯兼脱水槽内の
水位との水位差が異なっていても、洗濯兼脱水槽内の水
位が略同じ位置に達したときに注水が停止されるため、
いずれの水流においても、水溢れや水が多量に飛び散っ
て洗濯機周囲を水浸しにすることを確実に防ぐことがで
きる。
【0022】また、第2の発明に係る洗濯機によれば、
負荷量に応じて相違する所定水位すなわち危険水位に外
槽内の水位が到達したときに、注水が停止される。従っ
て、洗濯物の量により外槽内の水位と洗濯兼脱水槽内の
水位との水位差が異なっていても、洗濯兼脱水槽内の水
位が略同じ位置に達したときに注水が停止されるため、
洗濯物の量の多少に拘らず、水溢れや水が多量に飛び散
って洗濯機周囲を水浸しにすることを確実に防ぐことが
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5を参照
して説明する。
【0024】まず、本発明に係る洗濯機の電気系構成を
図1において説明する。制御部40は主としてマイクロ
コンピュータから構成されており、水位判定部41、回
転制御部42、開閉制御部43、中央処理部44を含ん
でいる。水位センサ26からの水位検知信号は水位判定
部41に入力され、その判定結果は中央処理部44へ与
えられる。また、回転制御部42及び開閉制御部43
は、中央処理部44からの指令を受けて、モータ16を
駆動するモータ駆動部52、及び、給水電磁弁28と排
水電磁弁22とを駆動する電磁弁駆動部53に対し、そ
れぞれ制御信号を出力する。中央処理部44には、入力
部11からキー入力信号が入力され、またそのキー入力
や運転状態のモニタのための表示制御信号を表示部51
へ出力する。中央処理部44は運転プログラムを格納し
たメモリを備えており、キー入力信号を受けて運転プロ
グラムを実行することにより洗濯の各動作処理を進め
る。
【0025】次に、入力部11及び表示部51の構成を
図2の外観平面図を参照して説明する。図2において、
入力部11は複数の入力キーから成り、表示部51は入
力キーの操作により選択されたモードや数値を表示する
ための複数のLED等から成る。本発明による洗濯機の
特徴的な動作に関連する入力キーについてのみ、以下に
説明する
【0026】水位選択キー61は、洗濯物の量に応じて
洗いやすすぎ時の洗濯水量を「極少」「少量」「低」
「中」及び「高」の5モードの中から使用者が選択する
ための入力キーであり、表示部51中の水位選択キー6
1の上部に、選択された水位モードが点灯するようにな
っている。なお、自動運転時には、負荷量センサによっ
て検知される洗濯物の量に応じて適切な洗濯水位が自動
的に選択され、その水位モードが表示される。また、コ
ース選択キー62は、洗濯物の種類や汚れの程度に応じ
て、予め洗い時間や水流等が決められている複数の洗濯
コースの中から1つを使用者が選択するための入力キー
であり、表示部51の中のコース選択キー62の上部
に、選択されたコースが点灯するようになっている。こ
の洗濯コースにおいて、例えば、「しっかり」コースは
汚れの酷い洗濯物を洗うために特に強い水流で洗い及び
すすぎを行なうもので、「ドライ」コースはドライクリ
ーニング指定の衣類を家庭で洗濯するために極く弱い水
流で洗い及びすすぎを行なうものである。
【0027】以下、図4〜図6を参照しつつ図3のフロ
ーチャートに沿って、上記構成の洗濯機における注水す
すぎ時の制御部40の処理動作を説明する。図4は洗濯
兼脱水槽13内に設定されている水位を示す模式図、図
5は洗濯コース毎の設定パラメータの一例を示す図、図
6はモータ16の駆動制御パターンの一例を示す波形図
である。
【0028】まず、排水電磁弁22を閉鎖すると共に給
水電磁弁28を開放することにより、洗濯兼脱水槽13
内への注水を開始する(ステップS10)。このとき、
モータ16は停止状態とする。注水開始後、水位センサ
26の出力を所定時間間隔毎に検知し後述するような複
数の水位に到達したか否かを判定する(ステップS1
1)。ここで、所定時間が短か過ぎると、水位判定の間
の水位上昇が少な過ぎて非効率的であるのみならず、他
の動作処理を行なうための時間の確保が困難になる。一
方、水位判定の時間間隔が長過ぎると、予め定めた水位
に到達したことの検知が遅延することになる。このた
め、この時間間隔は注水速度の範囲を想定して適宜に設
定されることが好ましいが、例えばその値を0.5秒程
度とする。
【0029】注水が進み、検知水位が洗濯水位L3に到
達すると、所定のサイクルにてモータ16を断続運転す
るようにモータ駆動部52へ制御信号を出力する(ステ
ップS12)。ここで、洗濯水位は上述の如く複数の水
位の中から予め選択された水位である。
【0030】モータ16の断続運転のサイクルにおける
駆動制御パターンは、洗濯兼脱水槽13内に発生させる
水流の強さに応じて決められる。一般的には、第1の所
定時間の間モータ16を回転駆動し次に第2の所定時間
の間モータ16を停止させることを1サイクルとし、1
サイクル毎に回転方向を反転することを基本パターンと
する。そして、第1の所定時間及び第2の所定時間を適
宜定めた複数の駆動制御パターンの中から、コース選択
キー62の操作により選ばれたれ洗濯コース、或いは、
後述する負荷量センサにより検知した洗濯物の量等に応
じて適当なものを選び出し、その駆動制御パターンに従
ってモータ駆動部52へ制御信号を与える。
【0031】各洗濯コースに対応する駆動制御パターン
の一例として、1サイクルにおけるモータ16をオン/
オフ制御する時間を図5に示し、その中の「標準」コー
スの駆動制御パターンを図6(a)に示す。例えば、
「標準」コースでは、モータ16をオン/オフ制御する
1サイクルの時間を1.5秒/0.5秒とし、1サイク
ル毎に回転方向を反転させる。すなわち、回転方向が反
転する際に0.5秒間モータが停止する。なお、洗濯物
の量に応じて更にきめ細かくオン/オフ制御の時間を変
えるようにすると良い。
【0032】モータ16の回転駆動を開始すると共に、
第1タイマ45の計時を開始する(ステップS13)。
また、モータ16の駆動制御パターンにより決まる水流
の強さに応じ、危険水位L5の高さを決定する(ステッ
プS14)。すなわち、図4及び図5に示すように水流
の強さに対応した複数の水位(HHT1、HHT2及び
HHT3)が溢水口30に対応する溢水水位L4よりも
高い位置に予め設定されており、選ばれた水流に対応し
た水位が危険水位L5として選ばれる。予め設定される
複数の水位は、各水流の強さにより生じる外槽12内の
水位と洗濯兼脱水槽13内の水位との差、及び、後述す
るような、回転翼15の回転が停止した後の水位差の減
少度合を考慮して予め適宜の位置に定められる。基本的
に、水流が強い場合には水位差が大きくなるため低い位
置(例えばHHT1)とし、逆に水流が弱い場合には水
位差が小さいため高い位置(例えばHHT3)とする。
【0033】第1タイマ45の計時が30秒を経過した
とき(ステップS15)、モータ16の断続運転のサイ
クルをオフ時間を長くするように変更する(ステップS
16)。例えば、図5に示すような駆動制御パターンで
ある場合、オフ時間の長い弱水流の場合を除き、オフ時
間を2.5秒とする。すなわち、強水流のサイクルは2
秒/2.5秒に、標準水流のサイクルは1.5秒/2.
5秒に変更される(図6(b)参照)。
【0034】上述のように、回転翼15が回転している
間はその裏羽根のポンプ作用により外槽12内の水位と
洗濯兼脱水槽13内の水位との差は大きいが、回転翼1
5が停止し水流が緩やかになるに伴い水位差は縮小す
る。従って、回転翼15の停止時間が長いほど水位差は
縮小し、水位センサ26による検知水位が実際の洗濯兼
脱水槽13内の水位に近ずく。例えば、オフ時間を2.
5秒に延長すると、0.5秒間隔にてなされる水位判定
は、1サイクルのオフ期間中に少なくとも5回実行され
る。モータ16がオフ制御された後、時間の経過に伴い
水位差は縮小するから、その5回の判定の内の後半の判
定時には、洗濯兼脱水槽13内の水位を反映した正確な
水位判定が行なえる。
【0035】また、ステップS15、S16において、
回転翼15の回転を始めてから30秒経過した後に断続
運転のサイクルを変更する理由は以下の通りである。す
なわち、上述のようにモータ16のオフ時間を延ばすこ
とは水位判定を正確に行なうには有用であるが、一方、
水流はそれ以前よりも弱くなるため、すすぎ性能は劣化
する。そこで、すすぎ性能をできる限り落とさずに危険
水位L5に到達したか否かを正確に判定するには、洗濯
兼脱水槽13内の水位が危険水位L5の近傍に達する迄
の間はオフ時間の短い断続運転のサイクルにてモータ1
6を駆動し、危険水位L5の近傍に達した後にオフ時間
の長い断続運転のサイクルにてモータ16を駆動するこ
とが望ましい。上記のような処理によれば、回転翼15
が回転し始めた後の30秒間はすすぎ性能が確保され、
その後は回転翼15の停止時間が長くなって水位判定の
正確さが増し、危険水位L5に達した場合迅速に検知さ
れる。
【0036】なお、実際には水位の上昇速度は注水流量
に依存しているため、すすぎ性能をより高いものとする
ためには、注水流量に応じて断続運転のサイクルを変更
する迄の時間を変えることが好ましい。このための構成
としては、例えば、洗濯水位L3よりも低い位置に2段
階の水位を予め設定しておき、注水開始後にこの両水位
に到達する時間の差を測定することにより注水流量を算
出し、この注水流量に応じて断続運転のサイクルを変更
する迄の時間を決定するようにすれば良い。
【0037】A モータ16を回転駆動することにより
回転翼15が回転し洗濯兼脱水槽13内の洗濯物は攪拌
されるが、その後も注水は継続して行なわれ、水位が更
に上昇し溢水水位L4にまで到達すると溢水口30から
水の排出が始まる。
【0038】水位センサ26による検知水位が先に選択
された危険水位L5に到達したか否かを判断し(ステッ
プS17)、検知水位が危険水位L5に到達していない
場合にはステップS18へ進み、第1タイマ45の計時
を確認し、所定のすすぎ時間が経過したか否かを判定す
る。所定のすすぎ時間、例えば3分を経過していない場
合には、ステップS17へ戻り、繰り返し検知水位が危
険水位L5に到達したか否かを判定する。ステップS1
8にて所定のすすぎ時間が経過している場合には、給水
電磁弁28を閉鎖すると共にモータ16の回転を停止
し、注水すすぎを停止する。
【0039】一方、ステップS17にて検知水位が危険
水位L5に到達している場合には、ステップS19へ進
み、給水電磁弁28を閉鎖することにより注水を一時的
に停止する。そして、同時に第2タイマ46の計時を開
始する(ステップS20)。第2タイマ46の計時が3
0秒経過したときステップS21からS23へ進み、検
知水位が危険水位L5よりも20mm低い位置に設定さ
れた水位L6(図4に示していない)以下に低下してい
るか否かを判定する。検知水位が水位L6以下になって
いたならば、給水電磁弁28を再び開放して注水を再開
する(ステップS24)。検知水位が水位L6以下に下
がる以前に第1タイマ45の計時が所定のすすぎ時間を
経過した場合には、ステップS23からS25へと進
み、モータ16の回転を停止して注水すすぎを終了す
る。
【0040】ステップS24にて給水電磁弁28を開放
し注水を再開した後は、ステップS17へ戻り、再び水
位が危険水位L5を越えないように監視を行なう。
【0041】なお、ステップS21において第2タイマ
46の計時が30秒に至る前に第1タイマ45の計時が
所定のすすぎ時間を経過した場合には、ステップS21
からS22へと進み、モータ16の回転を停止し(給水
電磁弁28は閉鎖した状態にある)、注水すすぎを終了
する。
【0042】上記実施例では、検知水位の判定を、モー
タ16の駆動制御のサイクルとは非同期の一定の時間間
隔毎に行なっていた。すなわち、モータ16が回転して
いる期間中にも水位判定を行なうようになっていた。し
かしながら、上述のように回転翼15の回転時には外槽
12内の水位は下がるため、危険水位L5に達したこと
を速く検知することができるのは回転翼15が停止して
いる期間中である。従って、モータ16の駆動制御のサ
イクルの中において、モータ16のオフ制御の期間内の
適当な時点で水位を判定する構成としても良い。この場
合、モータ16がオフしてからできる限り時間が経過し
た時点で水位判定を行なうことが好ましいから、例え
ば、モータ16がオフ状態からオン状態に移行する時点
よりも0.5秒(乃至はより短い時間)前に水位判定を
行なうようにすると良い。
【0043】ところで、上記実施例の洗濯機では、水流
の強さに応じて危険水位L5の高さを変更していたが、
外槽12内の水位と洗濯兼脱水槽13内の水位との差は
洗濯物の量によっても影響を受ける。すなわち、前述し
たように、洗濯物の量が多い場合には、脱水孔を介して
の洗濯兼脱水槽13から外槽12への水の循環が停滞す
るため、水位差が大きくなる。そこで、洗濯物の量を検
知する負荷量センサを備え、負荷量に応じて危険水位L
5の高さを選ぶ構成とすることもできる。
【0044】この負荷量センサは、自動運転を実行する
場合に洗濯兼脱水槽13内に投入された洗濯物の量に応
じた洗濯水位を決定するために用いられる負荷量センサ
と兼用することができる。この負荷量センサにおける負
荷量の検知は、例えば次のような手順で実行する。
【0045】まず、適宜の量の水(例えば最も低い位置
の洗濯水位である「極少」水位迄)を洗濯兼脱水槽13
に注入した後、モータ16に所定電圧を短時間印加する
ように回転制御部42はモータ駆動部52に制御信号を
出力する。これにより回転翼15は瞬間的に回転する
が、回転翼15に対する負荷が大きいほど、すなわち洗
濯物の量が多いほど回転翼15は早く停止する。そこ
で、モータ16に付随して設けられるパルス発生器から
モータ16の回転に対応したパルス信号を得て、中央処
理部44はこのパルス信号の数を計数する。そして、そ
の計数値に応じて負荷量の大小を判断する。
【0046】例えば、中央処理部44は、パルス計数結
果により負荷量を「大」、「中」及び「小」の3段階に
分類し、その負荷量に応じて洗濯水位をそれぞれ
「高」、「中」及び「低」に決めると共に、負荷量に応
じて危険水位L5の高さを「HHT1」、「HHT2」
及び「HHT3」と決める。すなわち、図3のフローチ
ャートのステップS14の危険水位L5の選択が負荷量
に基づいて行なわれ、「大」、「中」及び「小」の負荷
量に対応して「HHT1」、「HHT2」及び「HHT
3」が危険水位L5として選択される。
【0047】なお、以上説明した実施例は一例であっ
て、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行なえるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗濯機の電気系構成図。
【図2】 本発明に係る洗濯機の操作パネルの外観平面
図。
【図3】 この洗濯機における注水すすぎの制御フロー
チャート。
【図4】 洗濯兼脱水槽内に設定されている水位を示す
模式図。
【図5】 洗濯コース毎の設定パラメータの一例を示す
図。
【図6】 モータ駆動制御パターンの一例を示す波形
図。
【図7】 一般的な洗濯機の構成を示す側面縦断面図。
【符号の説明】
12…外槽 13…洗濯兼脱水槽 15…回転翼 16…モータ 24…エアトラップ 25…圧力ホース 26…水位センサ 28…給水電磁弁 29…注水口 30…溢水口 40…制御部 41…水位判定部 42…回転制御部 43…開閉制御部 44…中央処理部 52…モータ駆動部 53…電磁弁駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を内装する外槽から水を排
    出しつつ該洗濯兼脱水槽内に注水を行なうと共に、該洗
    濯兼脱水槽の底部に設けた回転翼を回転させてすすぎを
    実行する洗濯機において、 a)前記外槽に設けた水位検知手段、 b)前記回転翼を回転駆動するモータを複数の駆動制御パ
    ターンのいずれかに従い制御する回転制御手段と、 c)前記水位検知手段による検知水位が所定水位に到達し
    たか否かを判定する水位判定手段であって、前記回転制
    御手段の駆動制御パターンに応じて該所定水位の高さを
    変更する水位判定手段と、 d)該水位判定手段において検知水位が所定水位に到達し
    たとの結果を得たとき前記洗濯兼脱水槽への注水を停止
    する注水制御手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯兼脱水槽を内装する外槽から水を排
    出しつつ該洗濯兼脱水槽内に注水を行なうと共に、該洗
    濯兼脱水槽の底部に設けた回転翼を回転させてすすぎを
    実行する洗濯機において、 a)前記外槽に設けた水位検知手段、 b)前記洗濯兼脱水槽に収容された洗濯物の量を検知する
    負荷量検知手段と、 c)前記水位検知手段による検知水位が所定水位に到達し
    たか否かを判定する水位判定手段であって、前記負荷量
    検知手段により検知した負荷量に応じて該所定水位の高
    さを変更する水位判定手段と、 d)該水位判定手段において検知水位が所定水位に到達し
    たとの結果を得たとき前記洗濯兼脱水槽への注水を停止
    する注水制御手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記負荷量検知手段は、前記洗濯兼脱水
    槽内に注水を行なう前若しくは若干量の注水を行なった
    後に該回転翼を回転させ、該回転時のモータの負荷に基
    づき洗濯物の量を判断することを特徴とする請求項2に
    記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記水位判定手段は、注水停止から所定
    時間が経過したときに検知水位が前記所定水位よりも所
    定分低い位置に定めた水位を下回っているか否かを判定
    し、前記注水制御手段は、検知水位が該水位を下回って
    いる場合に注水を再開することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019128733A1 (zh) * 2017-12-26 2019-07-04 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机
CN114438718A (zh) * 2022-01-21 2022-05-06 长虹美菱股份有限公司 一种波轮洗衣机的控制方法

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