JPH09322370A - ジャンパ吊懸垂装置 - Google Patents

ジャンパ吊懸垂装置

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JPH09322370A
JPH09322370A JP8160854A JP16085496A JPH09322370A JP H09322370 A JPH09322370 A JP H09322370A JP 8160854 A JP8160854 A JP 8160854A JP 16085496 A JP16085496 A JP 16085496A JP H09322370 A JPH09322370 A JP H09322370A
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clamp
receiving groove
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wire receiving
jumper
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Masaru Kodama
優 小玉
Hideki Wada
英樹 和田
Hiroki Sakamoto
博樹 坂元
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Kansai Electric Power Co Inc
Nippon Katan Co Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Nippon Katan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプからのジャンパ線の脱落を防止する
と共に、クランプを取付けるヨ−ク体のコストを低減す
る。 【解決手段】 支持ア−ム1に碍子連5を介して垂設し
たヨ−ク体8を、懸垂碍子連5の下端に取付ける垂直取
付板10と、その両面に中間部13,13で取付ける一
対のコ状連結取付板12,12とで構成し、コ状取付板
12の上下のクランプ取付部17,17にそれぞれ線受
け溝42を上向きにとったクランプ本体34を固定し、
このクランプ本体34と押え金具37とでジャンパ線7
6を把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数送電線のジャ
ンパ線を懸垂するジャンパ吊懸垂装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置の線側のヨ−ク体71
は、例えば図11に示すように上面に碍子連取付部72
を突設した断面ロ状の本体部73の4つの角部にそれぞ
れア−ム74を放射方向に突設し、各ア−ム74の先端
部に線受け溝75を形成してなるものであり、ジャンパ
線76を把持するクランプ77は、ア−ム74の先端部
であるクランプ本体部78と、ボルト79、ナット80
によってクランプ本体部78に取付けられてクランプ本
体部78の線受け溝75に押え溝81で対向する押え金
具82とで構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本体部73
の下面角部から斜め下方へ突き出たア−ム74の線受け
溝75が下向きのため、クランプ本体部78の下面に取
付けられた押え金具82がジャンパ線76の振れ、ギヤ
ロッピング、微風振動その他の原因によるボルト79、
ナット80の緩みによって斜め下方に開き、さらにジャ
ンパ線76の自重により下方へ傾くため、ジャンパ線7
6がクランプ77から脱落することがあった。
【0004】また、クランプ本体部の上向き線受け溝に
対して押え金具の押え溝を斜め下方に押付ける構成のも
の(例えば実公昭51−8460号)では、線受け溝と
押え溝とで的確に押えきれない箇所でジャンパ線がクラ
ンプ本体部に擦れ、摩耗や素線切れの原因となってい
た。
【0005】しかも、前記ヨ−ク体71は、板材を口状
に折曲げてその両端突き合わせ箇所を溶接で接合するこ
とにより本体部73を形成すると、その上面に碍子連取
付部72を溶接し、各角部には切削加工により線受け溝
75を形成したア−ム74とその基部を補強するリブ8
4を溶接していたので、製作費が高騰する不具合があっ
た。
【0006】本発明は前記の実情に鑑みてなされたもの
で、ジャンパ線がボルト,ナットの緩みによってクラン
プから脱落することがなく、しかもヨ−ク体の製作費を
低減できるようにしたジャンパ吊懸垂装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るジャンパ吊
懸垂装置は、懸垂碍子連5の下端に垂設されたヨ−ク体
8の複数のクランプ取付部17,22,27のそれぞれ
に、線受け溝42,58を有するクランプ本体34,5
3とこの線受け溝と対向する押え溝47,65を有する
押え金具37,54とを締結子35,36、55,56
で連結してなるクランプ9を設けたジャンパ吊懸垂装置
において、前記クランプ取付部17,22,27をヨ−
ク体8の垂直軸線に対してほぼ水平に突設し、このクラ
ンプ取付部に線受け溝42、58を上向きとしたクラン
プ本体34,53の基部39,49,63を固着したこ
とを特徴とするものである。
【0008】前記手段によれば、クランプ本体34,5
3に押え金具37,54を取付ける締結子35,36、
55,56が大きく緩んでも、クランプ本体34,53
の線受け溝42,58は常に上向きであってジャンパ線
76の下方への脱落はなく、また、ジャンパ線76によ
って上方へ回転しようとする押え金具37,54の開き
角度は、クランプ本体34に押え金具54を取付ける締
結子35,36、55,56により制限されるため、ク
ランプ9からのジャンパ線76の脱落を防止できる。
【0009】ヨ−ク体8は、上部に懸垂碍子連連結部を
設けた垂直取付板10を一対のコ状取付板12,12の
中間部13,13で挟着する構成とするか、または上部
に懸垂碍子連連結部を設けた垂直取付板10の両面の上
部と下部にそれぞれ垂直取付板10に対してほぼ直角に
クランプ取付部22を突設する構成とすることによっ
て、安価に製作することができる。
【0010】ヨ−ク体8が鋳物製では、ブロック23の
上面に懸垂碍子連連結部を設けた連結板部25を立設
し、この連結板部とほぼ平行のブロック両外側面の上部
と下部にそれぞれクランプ取付部27を前記連結板部2
5に対してほぼ直角に突設したものでもよい。尚、ブロ
ック23は、これにジャンパ吊懸垂装置の振れ抑制機能
を付与するため、予め所定重量としている。
【0011】クランプ9は、本体部38の上面の先端部
に線受け溝42を形成すると共に、線受け溝42の先端
に外向きで斜め上方へ突き出る突起43を形成したクラ
ンプ本体34と、先端部に前記線受け溝42と対向する
押え溝47を形成し、この押え溝47の先端を前記突起
43の内側にとり、基端の突起48でクランプ本体34
の上面に当接した押え金具37と、クランプ本体34に
押え金具37を着脱可能に取付ける締結子35,36で
構成している。
【0012】この場合の押え金具37の先端は、クラン
プ本体34の線受け溝42の先端から突き出る突起43
の内側に位置していて、開口する押え金具37の先端と
クランプ本体34の突起43との隙間が突起43がない
場合に比べかなり狭まくなるので、この隙間からのジャ
ンパ線の脱落は、ボルト35を折曲げない限り起こらな
い。また、図12に示すようにクランプ本体部78の先
端と押え金具82の先端とでジャンパ線76を挟着する
という嵌合不良の問題も生じない。
【0013】クランプ9は、本体部57の上面の中間に
線受け溝58を形成し、先端部と線受け溝58より基部
寄りにそれぞれ連結部60,62を設けたクランプ本体
53と、基部をクランプ本体53の先端部の連結部60
に回動可能に連結し、中間に前記線受け溝58と対向す
る押え溝65を形成し、先端部に締結子55,56の出
入り可能な切欠部66を形成した押え金具54と、基部
をクランプ本体53の基部側の連結部62に回動可能に
連結されて押え金具54の切欠部66に出入り可能とな
る締結子55,56とでヒンジ型式のクランプとするこ
とができる。
【0014】また、ヒンジ型式のクランプ9として、本
体部57の上面の中間に線受け溝58を形成し、先端部
と線受け溝58より基部寄りにそれぞれ連結部60,6
2を設けたクランプ本体53と、基部をクランプ本体5
3の基部側の連結部62に回動可能に連結し、中間に前
記線受け溝58と対向する押え溝65を形成し、先端部
に締結子55,56の出入り可能な切欠部66を形成し
た押え金具54と、基部をクランプ本体53の先端部の
連結部60に回動可能に連結されて押え金具54の切欠
部66に出入り可能となる締結子55,56で構成して
もよい。ヒンジ型式のクランプ9は、締結子55,56
が押え金具54の切欠部66から離脱しない限り、ジャ
ンパ線の脱落はない。
【0015】クランプ9のクランプ本体34,53の基
部に、ヨ−ク体8のクランプ取付部17,22,27の
先端部に嵌める凹部41を形成することによって、一組
の締結子19,20で両者を強固に連結することができ
る。
【0016】非鋳物製のヨ−ク体8は、その中間両側面
に重錘28を付設することによって、ジャンパ吊懸垂装
置の最下端位置を下げることなしに、即ち、下面に重錘
を吊下げることなしにジャンパ吊懸垂装置の振れを抑制
することができる。
【0017】鋳物製のヨ−ク体では重錘機能をもたせる
ためブロック状としているが、所定重量を越える場合に
はブロック23の中央に貫通孔または凹部を形成して重
量を調整している。
【0018】ジャンパ線を補強する補強線を把持する補
強線クランプ30は、ヨ−ク体8の中間両側面に直接ま
たは重錘28を介して取付けている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。支持ア−ム1に懸垂碍子連5を介して吊
下げられたヨ−ク体8は、上部に懸垂碍子連連結部を設
けた垂直取付板10の両面中央縦方向に中間部13,1
3を添わせた一対のコ状取付板12,12をボルト1
5、ナット16により垂直取付板10に固着してなり、
そのコ状取付板12の上下にあって垂直取付板10に対
してほぼ水平に突き出るクランプ取付部17,17の先
端部にクランプ9,9を取付けている。このコ状取付板
12の幅はクランプ9の幅にほぼ等しい。
【0020】即ち、ヨ−ク体8は1枚の垂直取付板10
と比較的幅の狭い一対のコ状取付板12,12とをボル
ト15、ナット16で一体的に連結してなる簡潔にして
溶接不要な構成ゆえ、安価に製作することができる。
【0021】また、ヨ−ク体8は、前記垂直取付板10
の両面中央の上下に、それぞれ垂直取付板10に対して
ほぼ直角にクランプ取付部22を溶着または連結子で一
体的に連結する構成であってもよい。この場合、垂直取
付板10に溶接する各クランプ取付部22の幅はクラン
プ9の幅とほぼ等寸であるから、その合計溶接長は図1
1に示す従来品に比べごく短くてすむ。また、垂直取付
板10に連結子で連結するクランプ取付部はL形でよ
く、その連結子取付座はコ状取付板12の中間部13の
長さに比べ著しく短縮できるので、材料を節減できる。
【0022】クランプ9は、本体部38の上面の中間に
線路方向の溝部44を形成し先端部上面に線受け溝42
を形成すると共に、線受け溝42の先端に外向きで斜め
上方、例えば45°の方向へ突き出る突起43を形成
し、基部にヨ−ク体8に取付ける座部39を形成したク
ランプ本体34に、前記線受け溝42に先端部の押え溝
47で対向し、前記溝部44に中間の突起部46を遊嵌
し、基端の突起48をクランプ本体34の上面に当接し
た押え金具37を、押え金具37の基部とクランプ本体
34の中間とに挿通したボルト35,ナット36で着脱
可能に取付ける構成である。
【0023】このクランプ9では、クランプ取付部1
7,22に固定されたクランプ本体34の溝部44に押
え金具37の突起部46を遊嵌しているので、ボルト3
5、ナット36で押え金具37をクランプ本体34に締
付ける際、押え金具37がボルト35と共回りすること
がなく、効率よく締付けできる。また、押え金具37は
ジャンパ線76の回転モ−メントが作用しても回転しな
いので、ボルト35、ナット36の緩み止めに役立つ。
【0024】クランプ9はヒンジ形式のもの、例えば、
本体部57の上面の中間に線受け溝58を形成すると共
に、この線受け溝58より先端寄りに押え金具54の基
部を支軸59を介して回動可能に取付ける連結部60を
設け、前記線受け溝58より基部寄りに締結子55,5
6の基部を支軸61を介して回動可能に取付ける軸受部
62を設け、基部にはヨ−ク体8に取付ける座部63を
形成したクランプ本体53と、中間に前記線受け溝58
と対向する押え溝65を形成し、先端部に前記締結子5
5,56の出入り可能な切欠部66を形成してクランプ
本体53の先端部の連結部60に連結した押え金具54
とを、クランプ本体53の連結部62に連結されて押え
金具54の切欠部66に挿入した締結子55,56で連
結したものでもよい。
【0025】ジャンパ吊懸垂装置の振れ防止に使用する
重錘28は、ヨ−ク体8の中間両側部に付設しているの
で、ジャンパ吊懸垂装置の垂下長は重錘28の有無に関
係なく一定である。
【0026】以下、具体的に説明する。図1において、
鉄塔の支持ア−ム1にはUボルト2、Uクレビス3、ボ
−ルクレビス4を介して1連の懸垂碍子連5を吊下げ、
この碍子連5の下端はソケットクレビス6、直角クレビ
ス7を介してヨ−ク体8の上部に連結する。このヨ−ク
体8は両面中央の上部と下部にそれぞれジャンパ線76
を把持するクランプ9を取付けている。
【0027】図1〜図3に示すヨ−ク体8は、上部中央
に前記直角クレビス7のクレビス部21をボルト,ナッ
トで取付けるためのボルト孔11とその若干下方の両側
に課電側防絡具14をボルト,ナットで取付けるための
複数のボルト孔18とを穿設した鋼板製の垂直取付板1
0と、垂直取付板10の両面中央縦方向に中間部13,
13を添わせた一対の鋼板製のコ状取付板12,12と
を、両中間部13,13と垂直取付板10とに挿通した
複数の通しボルト15と複数のナット16とで一体的に
連結してなる。
【0028】ヨ−ク体8のコ状取付板12は、その幅が
クランプ9の幅とほぼ等しく、コ状取付板12の上下に
位置するクランプ取付部17,17はそれぞれ中間部1
3に対してほぼ直角で先端部に2本のボルト19,19
とナット20,20とでクランプ9を取付けている。
【0029】図4に示すヨ−ク体8は、図2および図3
に示す前記垂直取付板10と同じ構成の垂直取付板10
の両面中央の上下にそれぞれ鋼材または鋼板のクランプ
取付部22を垂直取付板10に対して直角に溶着してな
る。尚、このクランプ取付部22は、その基部を直角に
折曲げて取付座を形成し、この取付座をボルト,ナット
で垂直取付板10に連結してもよい。
【0030】図5に示すヨ−ク体8はアルミ合金鋳物
(鋳鉄、鋳鋼でも可)製で、6面体のブロック23には
上面中央に図1に示す直角クレビス7のクレビス部21
をボルト,ナットで取付けるための取付孔11および課
電側防絡具14を取付けるための複数のボルト孔18を
設けた連結板部25を立設すると共に、連結板部25の
両面とほぼ平行となる両垂直面部26,26の中央縦方
向の上部と下部にそれぞれクランプ取付座27,27を
その取付面29,29がブロック23の上面または下面
と面一となるように突設している。尚、ブロック23
は、ジャンパ吊懸垂装置の振れを抑制するために予め所
定重量としており、ブロックが所定重量を越える場合に
は中央に適度の大きさの貫通孔または凹部を設けてい
る。
【0031】図1〜図3に示すものでは、垂直取付板1
0に複数の通しボルト15とナット16で一対のコ状取
付板12,12と複数の重錘28とを同時に取付けてお
り、図4に示すものでは垂直取付板10に複数のボルト
50とナット51とで複数の重錘28を取付けている。
【0032】ジャンパ線補強に使用する補強線を把持す
る補強線クランプ30は、図3および図4に示すように
重錘28に穿設された複数のボルト孔31にボルト32
を挿通しナット33で重錘28に取付けているが、重錘
28の有無に関係なく直接ヨ−ク体8に取付ける構成と
してもよい。
【0033】図1〜図4に示すクランプ9は、ヨ−ク体
8のクランプ取付部17,22の先端部に取付ける鋳物
製のクランプ本体34にボルト35、ナット36で鋳物
製の押え金具37を取付けてなる。クランプ本体34
は、本体部38の基部39の下面にクランプ取付部17
の先端部に当接する段部40(図2)、または先端部に
嵌める凹部41(図4)を形成し、本体部38の上面の
先端部には線受け溝42を形成すると共に、線受け溝4
2の先端から外向きで斜め上方へ突起43を突設し、上
面の中間には線受け溝42と平行で逆台形断面の溝部4
4を形成している。尚、本体部38の基部に段部40や
凹部41を形成したものでは、単に基部下面をクランプ
取付部17,22に当接してボルト19、ナット20で
固定する場合に比べ強固に固定することがてきる。ま
た、クランプ本体34の幅は基部に凹部41を形成する
もの除きクランプ取付部17の幅にとっている。
【0034】押え金具37は、押え本体部45の下面の
基部にクランプ本体34の溝部44に遊嵌する突起部4
6を突設し、先端部にクランプ本体34の線受け溝42
と対向する押え溝47を形成すると共に、先端をクラン
プ本体34の突起43の基部の内壁より少し内側に位置
せしめ、基部の基端にはクランプ本体34に当接する突
起48を突設しており、クランプ本体34の中間と押え
本体部45の基部とに挿通したボルト35、ナット36
でクランプ本体34に取付けている。
【0035】図5に示す鋳物製のクランプ9において、
ブロック23の上部のクランプ取付座27に取付けるク
ランプ9は、図1〜図4に示すクランプ9と基部の厚み
が異なる点を除いては同じ構成である。また、ブロック
23の下部のクランプ取付座27に取付けるクランプ9
は、クランプ本体34の基部39の上面をクランプ取付
座27への取付面とした点を除いては図1〜図4に示す
クランプとほぼ同じ構成である。
【0036】図6〜図10に示すヨ−ク体8は、図1〜
図3に示すヨ−ク体8と同じ構成である。このヨ−ク体
8に取付けるクランプ9はアルミ合金鋳物(鋳鉄、鋳鋼
でも可)製で、クランプ本体53に押え金具54の基部
を回動可能に連結したヒンジ形式のクランプである。即
ち、図7および図8に示すクランプ本体53は、本体部
57の上面の中間に線受け溝58を形成すると共に、先
端部に押え金具54の基部を支軸59を介して回動可能
に連結するための一対の軸受部60を突設し、線受け溝
58より基部寄りに締付ボルト55の基部を支軸61を
介して回動可能に連結するための一対の軸受部62を突
設し、基部にはヨ−ク体8のクランプ取付部17の先端
部の上面に下面で当接してボルト19、ナット20で取
付けるための座部63を形成している。
【0037】押え金具54は、押え本体部64の中間に
クランプ本体53の線受け溝58と対向する押え溝65
を形成し、先端部に締付ボルト55が出入り可能となる
切欠部66を形成し、基部を支軸59を介してクランプ
本体53の軸受部60に回動可能に取付けている。
【0038】図9および図10に示すクランプ9のクラ
ンプ本体53、押え金具54および締付ボルト55の構
造は図7および図8に示すクランプ9のものと基本的に
同じである。ただし、押え金具54は、その基部をクラ
ンプ本体53の線受け溝58より基部寄りに位置する一
対の軸受部62に支軸61を介して回動可能に連結し、
締付ボルト55は線受け溝58の先端寄りに位置する一
対の軸受部60に支軸59を介して回動可能に連結し、
押え金具54の切欠部66に出入り可能とした点で相違
する。
【0039】碍子連5は1連懸垂碍子連であったが、こ
れに代えて2連懸垂碍子連あるいはV吊懸垂碍子連とし
てもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヨ
−ク体が簡潔で且つ安価に製作できると共に、ヨ−ク体
に設けたクランプからのジャンパ線の脱落を確実に防止
することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図である。
【図2】図1に示すクランプ・重錘付きヨ−ク体の拡大
正面図である。
【図3】図2に示すクランプ・重錘付きヨ−ク体の一部
切欠き側面図である。
【図4】図2および図3に示すクランプ・重錘付きヨ−
ク体の変更例の正面図である。
【図5】図2および図4に示すクランプ付きヨ−ク体の
いま一つの変更例の正面図である。
【図6】本発明装置のいま一つの正面図である。
【図7】図6に示すクランプ・重錘付きヨ−ク体の拡大
正面図である。
【図8】図7に示すクランプ・重錘付きヨ−ク体の一部
切欠き側面図である。
【図9】図7に示すクランプ・重錘付きヨ−ク体の変更
例の正面図である。
【図10】図9に示すクランプ・重錘付きヨ−ク体の一
部切欠き側面図である。
【図11】従来品におけるクランプ・重錘付きヨ−ク体
の正面図である。
【図12】従来品に取付けられたジャンパ線の離脱説明
用図である。
【符号の説明】
5 懸垂碍子連 8 ヨ−ク体 9 クランプ 10 垂直取付板 12 コ状取付板 13 中間部 17 クランプ取付部 22 クランプ取付部 23 ブロック 25 連結板部 27 クランプ取付部 28 重錘 30 補強線クランプ 34 クランプ本体 37 押え金具 38 本体部 41 凹部 42 線受け溝 43 突起 47 押え溝 48 突起 53 クランプ本体 54 押え金具 57 本体部 58 線受け溝 60 連結部 62 連結部 65 押え溝 66 切欠部 76 ジャンパ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂元 博樹 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸垂碍子連(5) の下端に垂設されたヨ−
    ク体(8) の複数のクランプ取付部(17,22,27)のそれぞれ
    に、線受け溝(42,58) を有するクランプ本体(34,53) と
    この線受け溝と対向する押え溝(47,65) を有する押え金
    具(37,54) とを締結子(35,36、55,56) で連結してなるク
    ランプ(9) を設けたジャンパ吊懸垂装置において、前記
    クランプ取付部(17,22,27)をヨ−ク体(8) の垂直軸線に
    対してほぼ水平に突設し、このクランプ取付部に線受け
    溝(42,58) を上向きとしたクランプ本体(34,53) の基部
    (39,49,63) を固着したことを特徴とするジャンパ吊懸
    垂装置。
  2. 【請求項2】 ヨ−ク体(8) を、上部に懸垂碍子連連結
    部を設けた垂直取付板(10)と、この垂直取付板を中間部
    (13,13) で挟着する一対のコ状取付板(12,12) で構成し
    た請求項1記載のジャンパ吊懸垂装置。
  3. 【請求項3】 ヨ−ク体(8) を、上部に懸垂碍子連連結
    部を設けた垂直取付板(10)と、その両面の上部と下部に
    それぞれ垂直取付板(10)に対してほぼ直角に突設するク
    ランプ取付部(22)で構成した請求項1記載のジャンパ吊
    懸垂装置。
  4. 【請求項4】 ヨ−ク体(8) が鋳物製では、ブロック(2
    3)の上面に懸垂碍子連連結部を設けた連結板部(25)を立
    設し、この連結板部とほぼ平行のブロック両外側面の上
    部と下部にそれぞれクランプ取付部(27)を前記連結板部
    (25)に対してほぼ直角に突設する構成とした請求項1記
    載のジャンパ吊懸垂装置。
  5. 【請求項5】 クランプ(9) を、本体部(38)の先端部に
    線受け溝(42)を形成すると共に、線受け溝(42)の先端に
    外向きで斜め上方へ突き出る突起(43)を形成したクラン
    プ本体(34)と、先端部に前記線受け溝(42)と対向する押
    え溝(47)を形成すると共に、この押え溝の先端を前記突
    起(43)の内側にとり、基端の突起(48)でクランプ本体(3
    4)に当接した押え金具(37)と、クランプ本体(34)に押え
    金具(37)を着脱可能に取付ける締結子(35,36) で構成し
    た請求項1記載のジャンパ吊懸垂装置。
  6. 【請求項6】 クランプ(9) を、本体部(57)の中間上面
    に線受け溝(58)を形成し、先端部と線受け溝(58)より基
    部寄りにそれぞれ連結部(60,62) を設けたクランプ本体
    (53)と、基部をクランプ本体(53)の先端部の連結部(60)
    に回動可能に連結し、中間に前記線受け溝(58)と対向す
    る押え溝(65)を形成し、先端部に締結子(55,56) の出入
    り可能な切欠部(66)を形成した押え金具(54)と、基部を
    クランプ本体(53)の基部側の連結部(62)に回動可能に連
    結されて押え金具(54)の切欠部(66)に出入り可能となる
    締結子(55,56) で構成した請求項1記載のジャンパ吊懸
    垂装置。
  7. 【請求項7】 クランプ(9) を、本体部(57)の中間上面
    に線受け溝(58)を形成し、先端部と線受け溝(58)より基
    部寄りにそれぞれ連結部(60,62) を設けたクランプ本体
    (53)と、基部をクランプ本体(53)の基部側の連結部(62)
    に回動可能に連結し、中間に前記線受け溝(58)と対向す
    る押え溝(65)を形成し、先端部に締結子(55,56) の出入
    り可能な切欠部(66)を形成した押え金具(54)と、基部を
    クランプ本体(53)の先端部の連結部(60)に回動可能に連
    結されて押え金具(54)の切欠部(66)に出入り可能となる
    締結子(55,56) で構成した請求項1記載のジャンパ吊懸
    垂装置。
  8. 【請求項8】 クランプ本体(34,53) の基部にクランプ
    取付部(17,22,27)の先端部に嵌める凹部(41)を形成した
    請求項1,5,6または7記載のジャンパ吊懸垂装置。
  9. 【請求項9】 ヨ−ク体(8) に重錘(28)を設けた請求項
    1記載のジャンパ吊懸垂装置。
  10. 【請求項10】 ヨ−ク体(8) の中間両側面に重錘(28)
    を設けた請求項2または3記載のジャンパ吊懸垂装置。
  11. 【請求項11】 ブロック(23)の中央に貫通孔または凹
    部を形成した請求項4記載のジャンパ吊懸垂装置。
  12. 【請求項12】 ヨ−ク体(8) に直接または重錘(28)を
    介して補強線クランプ(30)を設けた請求項1,2,3ま
    たは4記載のジャンパ吊懸垂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100843162B1 (ko) * 2008-02-14 2008-07-02 김정숙 전선케이블 경완금 연결장치
KR101100794B1 (ko) * 2010-06-30 2012-01-02 한국전력공사 현수애자련 연결장치
WO2012057423A1 (ko) * 2010-10-29 2012-05-03 대원전기 주식회사 가공지선 겸용 중성선 설치 멀티캡
CN105826886A (zh) * 2016-03-25 2016-08-03 江苏祥源电气设备有限公司 一种高压输电线路用绝缘下拉索

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