JP3308961B2 - 簡易着脱型二軸蝶番構造 - Google Patents
簡易着脱型二軸蝶番構造Info
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- JP3308961B2 JP3308961B2 JP2000079435A JP2000079435A JP3308961B2 JP 3308961 B2 JP3308961 B2 JP 3308961B2 JP 2000079435 A JP2000079435 A JP 2000079435A JP 2000079435 A JP2000079435 A JP 2000079435A JP 3308961 B2 JP3308961 B2 JP 3308961B2
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D7/00—Hinges or pivots of special construction
- E05D7/10—Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D3/00—Hinges with pins
- E05D3/06—Hinges with pins with two or more pins
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D5/00—Construction of single parts, e.g. the parts for attachment
- E05D5/02—Parts for attachment, e.g. flaps
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D7/00—Hinges or pivots of special construction
- E05D7/12—Hinges or pivots of special construction to allow easy detachment of the hinge from the wing or the frame
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hinges (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は回転中心の平行枢
軸を2個設けて、キャビネット本体や、配電盤収納ボッ
クス本体等の固定枠に対して、扉を90度以上180度
までの任意の範囲大きく開放可能に装備する二軸型蝶番
に係るものであり、殊に扉と前記蝶番との組み付け分離
を容易にするものに関する。
軸を2個設けて、キャビネット本体や、配電盤収納ボッ
クス本体等の固定枠に対して、扉を90度以上180度
までの任意の範囲大きく開放可能に装備する二軸型蝶番
に係るものであり、殊に扉と前記蝶番との組み付け分離
を容易にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来この種の二軸蝶番においては、本
件出願人が先に開発したものが特許第2628140号
公報として知られており、一応の成果をおさめている。
しかしながら、これらのものは、固定翼板及び可動翼板
ともに直接固定枠、扉に対し、ネジ止めするのが一般的
である。この手順としては前記先行例公報には記載され
ていないが、先ず二軸蝶番の固定翼板を固定枠にネジ止
めし、しかる後、扉を可動翼板にネジ止めしているが、
扉の支持とネジ止めの作業は一人の作業者では殆ど不可
能であり、二人以上の作業者が必要で、工事費用を押し
上げている。同様に扉の交換などのとき、扉取り外し作
業も、扉を損傷しないようにするには中々面倒で相当の
熟練を要する。
件出願人が先に開発したものが特許第2628140号
公報として知られており、一応の成果をおさめている。
しかしながら、これらのものは、固定翼板及び可動翼板
ともに直接固定枠、扉に対し、ネジ止めするのが一般的
である。この手順としては前記先行例公報には記載され
ていないが、先ず二軸蝶番の固定翼板を固定枠にネジ止
めし、しかる後、扉を可動翼板にネジ止めしているが、
扉の支持とネジ止めの作業は一人の作業者では殆ど不可
能であり、二人以上の作業者が必要で、工事費用を押し
上げている。同様に扉の交換などのとき、扉取り外し作
業も、扉を損傷しないようにするには中々面倒で相当の
熟練を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、前述のような扉の取付け取り外しの困難性を改
善し、これらの作業が容易にでき、かつ、取付後は強固
に二軸蝶番と扉が結合状態となる二軸蝶番構造を提供す
ることである。
目的は、前述のような扉の取付け取り外しの困難性を改
善し、これらの作業が容易にでき、かつ、取付後は強固
に二軸蝶番と扉が結合状態となる二軸蝶番構造を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記の課題を解決する
ために本発明の二軸蝶番構造では、単一の扉Aに上下二
組の蝶番が設けてあり、各組の蝶番共に固定翼板、中間
連結板及び可動翼板が順次平行な枢軸2本で連続されて
いる二軸蝶番H1、H2としてあり、前記上部二軸蝶番
H1のうち上部可動翼板10は、互いに直角に配置され
た第2水平枢着部13と水平挿入突片11とからなり、
上部可動翼板10は前記第2水平枢着部13において上
部可動側枢軸12によって前記中間連結板30に枢着さ
れており、これを扉Aに取付ける上部可動翼板固定金具
15は扉Aに取付けたとき、この扉Aとの間に丁度前記
水平挿入片11が挿入可能な横向きの支持上部ポケット
23が形成できるものであり、この支持上部ポケット2
3には、前記水平挿入片11が完全に挿入された位置
で、これと掛合するバネ型逆止ロック爪22が設けてあ
り、前記可動翼板のうち、下部可動翼板50には起立挿
入突片52が形成してあり、これを前記扉Aに取付ける
下部可動翼板固定金具60は扉Aに取付けたとき、この
扉Aとの間に丁度前記起立挿入突片52が下方から上方
に向けて挿入可能な下部ポケット62乃至間隙が形成し
てある。
ために本発明の二軸蝶番構造では、単一の扉Aに上下二
組の蝶番が設けてあり、各組の蝶番共に固定翼板、中間
連結板及び可動翼板が順次平行な枢軸2本で連続されて
いる二軸蝶番H1、H2としてあり、前記上部二軸蝶番
H1のうち上部可動翼板10は、互いに直角に配置され
た第2水平枢着部13と水平挿入突片11とからなり、
上部可動翼板10は前記第2水平枢着部13において上
部可動側枢軸12によって前記中間連結板30に枢着さ
れており、これを扉Aに取付ける上部可動翼板固定金具
15は扉Aに取付けたとき、この扉Aとの間に丁度前記
水平挿入片11が挿入可能な横向きの支持上部ポケット
23が形成できるものであり、この支持上部ポケット2
3には、前記水平挿入片11が完全に挿入された位置
で、これと掛合するバネ型逆止ロック爪22が設けてあ
り、前記可動翼板のうち、下部可動翼板50には起立挿
入突片52が形成してあり、これを前記扉Aに取付ける
下部可動翼板固定金具60は扉Aに取付けたとき、この
扉Aとの間に丁度前記起立挿入突片52が下方から上方
に向けて挿入可能な下部ポケット62乃至間隙が形成し
てある。
【0005】また前記の課題を解決するために、前記バ
ネ型逆止ロック爪22は前記上部可動翼板固定金具15
の外側であって、上部ポケット23の奥端寄りに片持ち
支持された板バネ20の一部を角U字型に打ち抜いて、
前記上部ポケットの奥向きに形成してあり、前記上部可
動翼板固定金具15に設けたロック爪逃げ角孔18を通
して、前記水平挿入片11に設けた逆止ロック爪を掛合
する掛合角孔14に前記バネ型逆止ロック爪22が掛合
可能に設けてあり、前記バネ20の自由端24を上部可
動翼板固定金具15から離反させることによって、前記
バネ型逆止ロック爪22が掛合角孔14から離反可能と
してあるのが好ましい。
ネ型逆止ロック爪22は前記上部可動翼板固定金具15
の外側であって、上部ポケット23の奥端寄りに片持ち
支持された板バネ20の一部を角U字型に打ち抜いて、
前記上部ポケットの奥向きに形成してあり、前記上部可
動翼板固定金具15に設けたロック爪逃げ角孔18を通
して、前記水平挿入片11に設けた逆止ロック爪を掛合
する掛合角孔14に前記バネ型逆止ロック爪22が掛合
可能に設けてあり、前記バネ20の自由端24を上部可
動翼板固定金具15から離反させることによって、前記
バネ型逆止ロック爪22が掛合角孔14から離反可能と
してあるのが好ましい。
【0006】また前記の課題を解決するために、前記水
平挿入片11の基端部に固定用ネジ孔25を設け、前記
上部可動翼板固定金具15の基端部にネジ通し孔26を
設け、前記水平挿入突片11が前記上部ポケット23に
完全に嵌合した位置において、互いに完全に一致する位
置に前記固定用ネジ孔25と前記ネジ通し孔26を配置
してあり、下部二軸蝶番H2の起立挿入突片52の周縁
は円弧周縁53としてあるのが好ましい。
平挿入片11の基端部に固定用ネジ孔25を設け、前記
上部可動翼板固定金具15の基端部にネジ通し孔26を
設け、前記水平挿入突片11が前記上部ポケット23に
完全に嵌合した位置において、互いに完全に一致する位
置に前記固定用ネジ孔25と前記ネジ通し孔26を配置
してあり、下部二軸蝶番H2の起立挿入突片52の周縁
は円弧周縁53としてあるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】 本発明の前提条件である二軸蝶
番H1、及びH2は次のように構成されている。図2な
いし図4に示すものは、扉Aの上部に取付けられている
ものであり(図1参照)、図5及び図6に示すものは扉
Aの下部に取付けられるものである。先ず上部の二軸蝶
番H1を説明する。これは請求項1ないし記載の発明を
含む実施の形態である。図1ないし図4において、上部
固定翼板1には固定枠Bに当接し、ネジ止めする垂直壁
よりなる上部固定翼板基部2が設けてあり、上部固定翼
板1の第1水平枢着部4には上部中間連結板30の一端
が、上部固定側枢軸3によって枢着してある。前記中間
連結板30の他端には上部可動翼板10の第2水平枢着
部13が可動側枢軸12によって枢着してある。前記上
部固定側枢軸3と下部可動側枢軸12とは相互に平行で
ある。
番H1、及びH2は次のように構成されている。図2な
いし図4に示すものは、扉Aの上部に取付けられている
ものであり(図1参照)、図5及び図6に示すものは扉
Aの下部に取付けられるものである。先ず上部の二軸蝶
番H1を説明する。これは請求項1ないし記載の発明を
含む実施の形態である。図1ないし図4において、上部
固定翼板1には固定枠Bに当接し、ネジ止めする垂直壁
よりなる上部固定翼板基部2が設けてあり、上部固定翼
板1の第1水平枢着部4には上部中間連結板30の一端
が、上部固定側枢軸3によって枢着してある。前記中間
連結板30の他端には上部可動翼板10の第2水平枢着
部13が可動側枢軸12によって枢着してある。前記上
部固定側枢軸3と下部可動側枢軸12とは相互に平行で
ある。
【0008】次に下部の二軸蝶番H2を説明する。原則
的に上部の二軸蝶番H2の構造と同様の構造である。図
5及び図6において、下部固定翼板40には固定枠Bに
当接し、ネジ止めする垂直壁よりなる下部固定翼板基部
41が設けてあり、下部固定翼板40の第3枢軸部43
には下部中間連結板70の一端が下部固定側枢軸42に
よって枢着してあり、前記下部中間連結板70の他端は
下部可動翼板50の水平枢着部54が下部可動側の第4
枢軸55によって枢着して構成してある。上記が上下の
前提条件に示す二軸蝶番の構成である。
的に上部の二軸蝶番H2の構造と同様の構造である。図
5及び図6において、下部固定翼板40には固定枠Bに
当接し、ネジ止めする垂直壁よりなる下部固定翼板基部
41が設けてあり、下部固定翼板40の第3枢軸部43
には下部中間連結板70の一端が下部固定側枢軸42に
よって枢着してあり、前記下部中間連結板70の他端は
下部可動翼板50の水平枢着部54が下部可動側の第4
枢軸55によって枢着して構成してある。上記が上下の
前提条件に示す二軸蝶番の構成である。
【0009】本発明の実施の形態においては、前記上部
の二軸蝶番H1の上部可動翼板10において、水平挿入
突片11は第2水平枢着部13よりも水平方向に突出し
て形成してあり、この中間部にバネ型逆止ロック爪22
を掛合する掛合角孔14が設けてある。前記水平挿入突
片11を扉Aに取付けるには別個の上部可動翼板固定金
具15を先ず扉Aに取付けるものであり、その上部には
扉Aの上面に当接する押え水平部19及びこの下側にこ
の上部可動翼板固定金具15を扉Aに取付けたとき、扉
Aとの間に横向きの上部ポケット23が形成されるよ
う、プレス加工によって基部16、17が段差をつけて
形成してあり、上部ポケット23の下縁及び上部ポケッ
ト23の奥部分に形成してある上部金具基部16、17
を扉Aに当接して、これを扉Aにネジ止などによって強
固に固定可能に設けてある(図1参照)。このようにす
ると上部金具基部16、17より浮き上がっている中央
部分15aと扉Aの間に上部ポケット23が形成され
る。この上部可動翼板固定金具15のポケット23の中
間部分には前記水平挿入突片11を完全に上部ポケット
23に挿入したとき、掛合角孔14の位置に符合する位
置にロック爪逃げ角孔18が設けてある。
の二軸蝶番H1の上部可動翼板10において、水平挿入
突片11は第2水平枢着部13よりも水平方向に突出し
て形成してあり、この中間部にバネ型逆止ロック爪22
を掛合する掛合角孔14が設けてある。前記水平挿入突
片11を扉Aに取付けるには別個の上部可動翼板固定金
具15を先ず扉Aに取付けるものであり、その上部には
扉Aの上面に当接する押え水平部19及びこの下側にこ
の上部可動翼板固定金具15を扉Aに取付けたとき、扉
Aとの間に横向きの上部ポケット23が形成されるよ
う、プレス加工によって基部16、17が段差をつけて
形成してあり、上部ポケット23の下縁及び上部ポケッ
ト23の奥部分に形成してある上部金具基部16、17
を扉Aに当接して、これを扉Aにネジ止などによって強
固に固定可能に設けてある(図1参照)。このようにす
ると上部金具基部16、17より浮き上がっている中央
部分15aと扉Aの間に上部ポケット23が形成され
る。この上部可動翼板固定金具15のポケット23の中
間部分には前記水平挿入突片11を完全に上部ポケット
23に挿入したとき、掛合角孔14の位置に符合する位
置にロック爪逃げ角孔18が設けてある。
【0010】前記上部ポケット23部分の上部可動翼板
固定金具15の外側には板バネ20が上部ポケット23
の奥寄りの一端の板バネ片持基部21によって、片持固
定してあり、前記板バネ20は、その中間部が角U字型
に切り込まれて、上部ポケット23の奥方向に向いたバ
ネ型逆止ロック爪22が形成してあり、前記ロック爪逃
げ角孔18を通って、上部ポケット23内にその先端が
突出させてある。
固定金具15の外側には板バネ20が上部ポケット23
の奥寄りの一端の板バネ片持基部21によって、片持固
定してあり、前記板バネ20は、その中間部が角U字型
に切り込まれて、上部ポケット23の奥方向に向いたバ
ネ型逆止ロック爪22が形成してあり、前記ロック爪逃
げ角孔18を通って、上部ポケット23内にその先端が
突出させてある。
【0011】他方、下部二軸蝶番H2の可動翼板50に
はその一部に起立挿入突片52が形成してあり、その両
側縁は概ね円弧周縁53に形成してある(図1、図4な
いし図5参照)。この起立挿入突片52を扉Aに固定す
るための下部固定金具60は、一枚の延べ板の中間が起
立挿入片52の厚み分、プレス加工によって浮き上げら
れてあり、この両端を扉Aにネジ止めなどで取付けたと
き、扉Aとの間に間隙62乃至ポケットが形成されるよ
うに下部基部64より、中央65が浮きあがって段差が
付けてある。この間隙62の下側から前記起立挿入突片
52が挿入できるようにしてある。
はその一部に起立挿入突片52が形成してあり、その両
側縁は概ね円弧周縁53に形成してある(図1、図4な
いし図5参照)。この起立挿入突片52を扉Aに固定す
るための下部固定金具60は、一枚の延べ板の中間が起
立挿入片52の厚み分、プレス加工によって浮き上げら
れてあり、この両端を扉Aにネジ止めなどで取付けたと
き、扉Aとの間に間隙62乃至ポケットが形成されるよ
うに下部基部64より、中央65が浮きあがって段差が
付けてある。この間隙62の下側から前記起立挿入突片
52が挿入できるようにしてある。
【0012】請求項1ないし請求項3記載の発明の作用
を前述の実施の形態の作用と併せて説明する。先ず固定
枠Bの上下に上部及び下部の二軸蝶番H1、及びH2を
固定する。次にこの位置に対応させて、扉Aに上部可動
翼板固定金具15及び下部可動翼板固定金具54を固定
する。しかして、扉Aを固定枠Bに取付けられている二
組の二軸蝶番H1、H2に組み付けるには、扉Aを少し
持ち上げて、下部可動翼板固定金具60と扉Aとで構成
されている下部ポケット62乃至間隙に起立挿入突片5
2を下から挿入する。このようにすると扉Aの自重は一
応下部二軸蝶番H2に支えられることになる。
を前述の実施の形態の作用と併せて説明する。先ず固定
枠Bの上下に上部及び下部の二軸蝶番H1、及びH2を
固定する。次にこの位置に対応させて、扉Aに上部可動
翼板固定金具15及び下部可動翼板固定金具54を固定
する。しかして、扉Aを固定枠Bに取付けられている二
組の二軸蝶番H1、H2に組み付けるには、扉Aを少し
持ち上げて、下部可動翼板固定金具60と扉Aとで構成
されている下部ポケット62乃至間隙に起立挿入突片5
2を下から挿入する。このようにすると扉Aの自重は一
応下部二軸蝶番H2に支えられることになる。
【0013】次に扉Aの上端を上部二軸蝶番Hに近づ
け、その横向きの上部ポケット23に水平挿入突片11
を挿入する。このようにすると、扉Aの自重は二軸蝶番
H1及びH2に支えられることになる。このとき、前記
起立挿入突片52と下部可動翼板固定金具60との間に
若干の遊びが形成してあり、実施の形態においては、起
立挿入突片52の外周縁が円弧周縁53としてあるた
め、扉Aはその縦縁が垂直な位置から扉Aの面内におい
て、20度ないし30度前後の位置まで回動可能であ
り、前記の上部の水平挿入突片11と上部ポケット23
の嵌合時に、前記下部の起立挿入突片52と下部ポケッ
ト又は間隙62との間には何の無理も生じない(請求項
3の発明の作用)。
け、その横向きの上部ポケット23に水平挿入突片11
を挿入する。このようにすると、扉Aの自重は二軸蝶番
H1及びH2に支えられることになる。このとき、前記
起立挿入突片52と下部可動翼板固定金具60との間に
若干の遊びが形成してあり、実施の形態においては、起
立挿入突片52の外周縁が円弧周縁53としてあるた
め、扉Aはその縦縁が垂直な位置から扉Aの面内におい
て、20度ないし30度前後の位置まで回動可能であ
り、前記の上部の水平挿入突片11と上部ポケット23
の嵌合時に、前記下部の起立挿入突片52と下部ポケッ
ト又は間隙62との間には何の無理も生じない(請求項
3の発明の作用)。
【0014】しかして、水平挿入突片11を上部ポケッ
ト23の奥まで挿入すると、バネ型逆止ロック爪22は
水平挿入突片11に設けた掛合角孔14に掛合し、一応
扉Aは上下二組の二軸蝶番を介して固定枠Bに組み付け
られることになる(請求項3の発明の作用)。
ト23の奥まで挿入すると、バネ型逆止ロック爪22は
水平挿入突片11に設けた掛合角孔14に掛合し、一応
扉Aは上下二組の二軸蝶番を介して固定枠Bに組み付け
られることになる(請求項3の発明の作用)。
【0015】扉Aを固定枠Bから外すときは、前記板バ
ネ20を撓ませてバネ型逆止ロック爪22を掛合角孔1
4から外して、扉Aをその面内において傾斜させ、後は
組み立て時と逆の手順で外す。
ネ20を撓ませてバネ型逆止ロック爪22を掛合角孔1
4から外して、扉Aをその面内において傾斜させ、後は
組み立て時と逆の手順で外す。
【0016】扉Aを取付けた後、使用するとき、請求項
3の発明においてはバネ型逆止ロック爪22の機械的強
度が充分に強ければ、そのままでもよいが、これに過度
の負荷が作用し続けることがないよう水平挿入突片11
が上部ポケット23に完全に挿入された位置において、
適宜のビスやタッピングネジなどのネジ27を水平挿入
突片11のネジ通し孔26に通して、水平挿入突片11
の固定用ネジ孔25に捻じ込み、水平挿入突片11を上
部可動翼板固定金具15に固定すれば、以後、バネ型逆
止ロック22に過度の負荷が作用せず、これを座屈させ
ることはない(請求項3の発明の作用)。また、下部の
起立挿入突片52と下部可動翼板固定板60ともネジ6
3で固定する場合もある。
3の発明においてはバネ型逆止ロック爪22の機械的強
度が充分に強ければ、そのままでもよいが、これに過度
の負荷が作用し続けることがないよう水平挿入突片11
が上部ポケット23に完全に挿入された位置において、
適宜のビスやタッピングネジなどのネジ27を水平挿入
突片11のネジ通し孔26に通して、水平挿入突片11
の固定用ネジ孔25に捻じ込み、水平挿入突片11を上
部可動翼板固定金具15に固定すれば、以後、バネ型逆
止ロック22に過度の負荷が作用せず、これを座屈させ
ることはない(請求項3の発明の作用)。また、下部の
起立挿入突片52と下部可動翼板固定板60ともネジ6
3で固定する場合もある。
【0017】
【発明の効果】 請求項1の発明においては、前述の通
りの構成であり、かつ前述の作用をなすから、扉Aの取
付、取外しが極めて容易で、一人の作業者でも充分に作
業ができる。先ず下部の二軸蝶番H2と掛合した後、上
部二軸蝶番H1との結合ができるので、取付け作業が容
易であるだけでなく、取付や取外し作業中に扉Aや二組
の二軸蝶番に無理な力が作用せず、作業性がよい。請求
項2の発明においては、バネ型逆止ロック爪22が板バ
ネ20の一部に構成してあるから、水平挿入突片11の
挿入時には殆ど抵抗はなく、かつ掛合は確実となり、掛
合角孔14との掛合状態の解除も板バネ20をドライバ
ーなどで若干撓わませることによって、簡単に解除で
き、特別な工具を必要としない。請求項3の発明におい
ては、前述の固定用のネジ孔25及びネジ通し孔26を
設けることによって、バネ型逆止ロック爪22に過度な
負荷が作業せず、これを座屈させるおそれはないし、止
ネジ27などで固定すれば扉Aが安定する。また、起立
挿入突片52の周縁を円弧周縁53としたから、この起
立挿入突片52の周りに扉Aはその面を含む平面図内に
おいて垂直線から20度ないし30度の範囲までスムー
スに回動でき、上部の水平挿入突片11と上部可動翼板
固定金具15の上方ポケット23への挿入抜去作業が容
易である。
りの構成であり、かつ前述の作用をなすから、扉Aの取
付、取外しが極めて容易で、一人の作業者でも充分に作
業ができる。先ず下部の二軸蝶番H2と掛合した後、上
部二軸蝶番H1との結合ができるので、取付け作業が容
易であるだけでなく、取付や取外し作業中に扉Aや二組
の二軸蝶番に無理な力が作用せず、作業性がよい。請求
項2の発明においては、バネ型逆止ロック爪22が板バ
ネ20の一部に構成してあるから、水平挿入突片11の
挿入時には殆ど抵抗はなく、かつ掛合は確実となり、掛
合角孔14との掛合状態の解除も板バネ20をドライバ
ーなどで若干撓わませることによって、簡単に解除で
き、特別な工具を必要としない。請求項3の発明におい
ては、前述の固定用のネジ孔25及びネジ通し孔26を
設けることによって、バネ型逆止ロック爪22に過度な
負荷が作業せず、これを座屈させるおそれはないし、止
ネジ27などで固定すれば扉Aが安定する。また、起立
挿入突片52の周縁を円弧周縁53としたから、この起
立挿入突片52の周りに扉Aはその面を含む平面図内に
おいて垂直線から20度ないし30度の範囲までスムー
スに回動でき、上部の水平挿入突片11と上部可動翼板
固定金具15の上方ポケット23への挿入抜去作業が容
易である。
【図1】 本発明の一実施例に係る二軸蝶番構造の組み
付け状態を示す全体の斜視図である。
付け状態を示す全体の斜視図である。
【図2】 図1の蝶番構造における上部側の二軸蝶番の
正面図である。
正面図である。
【図3】 図2の上部側二軸蝶番の平面図である。
【図4】 図2の上部側二軸蝶番のバネ型止ロック爪部
分の横断平面図である。
分の横断平面図である。
【図5】 図1の蝶番構造における下部側の二軸蝶番の
正面図である。
正面図である。
【図6】 図5の下部側二軸蝶番の平面図である。
1 上部固定翼板 2 上部固定翼板基部 3 上部固定側枢軸 4 上部固定翼板の第1水平枢着部 10 上部可動翼板 11 水平挿入突片 12 上部可動側枢軸 13 上部固定翼板の第2水平枢着部 14 逆止ロック爪を掛合する掛合角孔 15 上部可動翼板固定金具 16 上部金具基部 17 上部金具基部 18 ロック爪逃げ角孔 19 押え水平部 20 板バネ 21 板バネ片持基部 22 バネ型逆止ロック爪 23 上部ポケット 24 自由端 25 固定用ネジ孔 26 ネジ通し孔 27 ネジ 30 上部中間連結板 31 中間連結板の起立リブ 40 下部固定翼板 41 下部固定翼板基部 42 下部固定側枢軸 50 下部可動翼板 51 下部可動側枢軸 52 起立挿入突片 53 円弧周縁 54 下部可動水平枢着部 60 下部可動翼板固定金具 61 下部固定金具基部 62 下部ポケット 63 ネジ 70 下部中間連結板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−25949(JP,A) 特開 平7−82949(JP,A) 特開 平10−115142(JP,A) 実開 昭51−362(JP,U) 実開 平5−32657(JP,U) 実公 昭31−1640(JP,Y1) 特許2628140(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 7/12
Claims (3)
- 【請求項1】 単一の扉Aに上下二組の蝶番が設けてあ
り、各組の蝶番共に固定翼板、中間連結板及び可動翼板
が順次平行な枢軸2本で連続されている二軸蝶番H1、
H2としてあり、 前記上部二軸蝶番H1のうち上部可動翼板10は、互い
に直角に配置された第2水平枢着部13と水平挿入突片
11とからなり、上部可動翼板10は前記第2水平枢着
部13において上部可動側枢軸12によって前記中間連
結板30に枢着されており、これを扉Aに取付ける上部
可動翼板固定金具15は扉Aに取付けたとき、この扉A
との間に丁度前記水平挿入突片11が挿入可能な横向き
の支持上部ポケット23が形成できるものであり、この
支持上部ポケット23には、前記水平挿入突片11が完
全に挿入された位置で、これと掛合するバネ型逆止ロッ
ク爪22が設けてあり、 前記可動翼板のうち、下部可動翼板50には起立挿入突
片52が形成してあり、これを前記扉Aに取付ける下部
可動翼板固定金具60は扉Aに取付けたとき、この扉A
との間に丁度前記起立挿入突片52が下方から上方に向
けて挿入可能な下部ポケット62または間隙が形成して
ある簡易着脱型二軸蝶番構造。 - 【請求項2】 前記バネ型逆止ロック爪22は前記上部
可動翼板固定金具15の外側であって、上部ポケット2
3の奥端寄りに片持ち支持された板バネ20の一部を角
U字型に打ち抜いて、前記上部ポケットの奥向きに形成
してあり、前記上部可動翼板固定金具15に設けたロッ
ク爪逃げ角孔18を通して、前記水平挿入突片11に設
けた逆止ロック爪を掛合する掛合角孔14に前記バネ型
逆止ロック爪22が掛合可能に設けてあり、前記バネ2
0の自由端24を上部可動翼板固定金具15から離反さ
せることによって、前記バネ型逆止ロック爪22が掛合
角孔14から離反可能としてあることを特徴とする請求
項1記載の簡易着脱型二軸蝶番構造。 - 【請求項3】 前記水平挿入突片11の基端部に固定用
ネジ孔25を設け、前記上部可動翼板固定金具15の基
端部にネジ通し孔26を設け、前記水平 挿入突片11が
前記上部ポケット23に完全に嵌合した位置において、
互いに完全に一致する位置に前記固定用ネジ孔25と前
記ネジ通し孔26を配置してあり、下部二軸蝶番H2の
起立挿入突片52の周縁は円弧周縁53としてある事を
特徴とする請求項1又は2記載の簡易着脱型二軸蝶番構
造。
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