JPH0350139Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350139Y2
JPH0350139Y2 JP1985083520U JP8352085U JPH0350139Y2 JP H0350139 Y2 JPH0350139 Y2 JP H0350139Y2 JP 1985083520 U JP1985083520 U JP 1985083520U JP 8352085 U JP8352085 U JP 8352085U JP H0350139 Y2 JPH0350139 Y2 JP H0350139Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate part
hanging
flat plate
fixing
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985083520U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61200890U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985083520U priority Critical patent/JPH0350139Y2/ja
Publication of JPS61200890U publication Critical patent/JPS61200890U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350139Y2 publication Critical patent/JPH0350139Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は吊下げ兼固定金具に関するものであ
る。
(従来の技術) 冷凍装置のケーシングの側部に複数の吊下げ兼
固定金具を取着し、この吊下げ兼固定金具にワイ
ヤ等の吊下げ部材を掛けて該装置を搬送すること
は、例えば実公昭58−34339号公報にも記載され
ているように公知である。この吊下げ兼固定金具
は、第12図に示すように、冷凍装置のケーシン
グ51の側面に固定される第1平板部52と、こ
の第1平板部52の上端部から外方へ略水平に延
びる第2平板部53とを有するもので、上記第2
平板部53の裏側に吊下げ部材54を掛けて冷凍
装置を吊上げるようなされている。
そしてこの吊下げ兼固定金具においては、第1
2図の状態からその上下を逆にして、第2平板部
53をケーシング51の底面と略同一面上に配置
すると共に、図示しない取付孔を利用して、アン
カーボルト等に対するケーシング51の固定を行
うようになつている。なお同趣旨の先行技術とし
ては、さらに実開昭58−123279号公報を挙げるこ
とができる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記吊下兼固定金具においては、次の
ような欠点が生じている。まず第1には、吊下げ
た冷凍装置を一旦下ろし、金具の取付状態を変更
し、その後アンカーボルト等に対する位置調整を
行う必要があるため、この位置調整作業に多くの
労力を要するということである。つまり吊下げた
状態のままで位置調整を行うことが不可能である
ということである。また第2には、吊下げ状態に
おけるワイヤ等の吊下げ部材の外れを確実には防
止し得ないということである。さらに第3には、
据付用のアンカーボルト等の突出長が大であるよ
うな場合には、突出部を処理する煩雑な作業が必
要であつたり、そのような処理を行わないときに
は据付外観が悪くなるという不具合が生じること
である。さらにワイヤ等の吊下げ部材に損傷が生
じ易いという欠点もある。
この考案は上記従来の欠点を解決するためにな
されたものであつて、その目的は、吊下げ状態の
ままでアンカーボルト等に対する位置調整が可能
であり、また吊下げ部材の外れを確実に防止し得
ると共に、アンカーボルト等の突出長が大である
ような場合にも容易に対処可能な吊下げ兼固定金
具を提供することにある。
さらにワイヤ等の吊下げ部材の損傷を防止し得
る吊下げ兼固定金具を提供することも他の目的で
ある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の吊下げ兼固定金具は、ケーシ
ング1の側部に取付ける吊下げ兼固定金具2にお
いて、上記吊下げ兼固定金具2は、上記ケーシン
グ1の側面に取着される第1平板部3と、この第
1平板部3の上端部から上記側面とは離反する方
向に延びる第2平板部4と、上記第1平板部3の
下端部から第2平板部4と同方向に延びると共
に、その下面がケーシング1の底面と略同一面状
に位置する固定板部5とを有し、上記第2平板部
4と上記固定板部5とには、それぞれ透孔11,
12が略同軸に穿設されていることを特徴として
いる。
また好ましい実施態様では、上記第2平板部4
の側端面のうち、ワイヤ等の吊下げ部材13の接
触する側端面には円弧状に上方へと湾曲した湾曲
板部8を連設し、この湾曲板部8は、その先端に
おける接線が上記第2平板部4の上面と鋭角θで
交差するよう形成されたものであることを特徴と
している。
(作用) 上記吊下げ兼固定金具においては、吊下げ部材
13を第2平板部4の裏面に掛け、冷凍装置等を
吊下げた状態で、固定板部5の透孔11とアンカ
ーボルト等との位置合わせが行える。また吊下げ
部材13を第2平板部4の裏面に掛けると共に、
第2平板部4と固定板部5との両透孔11,12
にピン等を挿入すれば、吊下げ部材13の外れを
確実に防止し得る。さらにアンカーボルト等の突
出長が大である場合には、これを固定板部5の透
孔11のみならず、さらに第2平板部4の透孔1
2にも挿通し、この第2平板部4を利用して固定
することも可能である。
また実施態様においては、吊下げ部材13を第
2平板部4の裏面に掛けた場合、上記のように吊
下げ部材13の接触する側端面に円弧状に上方へ
と湾曲した湾曲板部8を連設してあるため、吊下
げ部材13はこの湾曲板部8に接触することとな
り、そのため吊下げ部材13に対してこの部分か
ら大きな力が作用することはなく、また吊下げ部
材13と上記湾曲板部8とが擦れ合つても、吊下
げ部材13の損傷を招くことはない。また上記湾
曲板部8は、その先端における接線が上記第2平
板部4の上面と鋭角θをなすように形成してある
ので、上記湾曲板部8の先端隅部が吊下げ部材1
3と接触するのを防止し得る。
(実施例) 次にこの考案の吊下げ兼固定金具を冷凍装置に
使用した場合の具体的な実施例について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。
第2図〜第4図のように、この冷凍装置におい
ては、ケーシング1の前側面の下部の位置に一対
の吊下げ金具2,2が、またその後側面の上記と
対応する位置に一対の吊下げ兼固定金具2,2が
取付けられている。
上記吊下げ兼固定金具2の詳細を、第5図〜第
8図に示すが、この吊下げ兼固定金具2は、上記
ケーシング1の側面に取付けられると共に上下方
向に延びる第1平板部3と、この第1平板部の上
端部から外方へ略水平に延びる第2平板部4とを
有している。また上記第1平板部3の下端部に
は、上記第2平板部4と同方向に略平行に延びる
固定板部5が固着されている。この固定板部5
は、冷凍装置を所定位置に固定する際に使用する
ものであつて、そのためその下面は上記ケーシン
グ1の底面と略同一面上に位置するように配置さ
れるものである。一方上記第2平板部4の先端部
には、下方へと延びる垂下板部6が連設されてお
り、またこの第2平板部4の両側端部には、一対
の板状耳部7,7が連設されている。この板状耳
部7は、第6図のように、上記第2平板部4の側
端面に連設されると共に、円弧状に上方へと湾曲
して延びる湾曲板部8と、この湾曲板部8の先端
部から斜め上方へ直線的に延びる延長板部9とよ
り成るもので、延長板部9は上記第2平板部4の
上面に対して約45度の角度θで傾斜した状態に配
置されている。つまり上記湾曲板部8は、その先
端部での接線が上記第2平板部4の上面に対して
約45度となるように大きく折り返されているとい
うことである。また上記第1平板部3には第6図
のように、この吊下げ兼固定金具2を上記ケーシ
ング1の側面にボルトで固定するための一対の取
付孔10,10が穿設されている。一方上記第2
平板部4と固定板部5の略中央部には、第5図及
び第8図のように同軸状に透孔11,12が穿設
されている。なおこれら透孔11,12の用途ト
ついては後記する。
上記吊下げ兼固定金具2を使用した場合の冷凍
装置の吊下げ状態を第1図に示す。図のように吊
下げ部材13を第2平板部4の裏面に掛けた場
合、該部材13は、上記湾曲板部8に接触するこ
ととなる。このように吊下げ部材13が円弧状に
形成された部分に接触することになる結果、吊下
げ部材13に対して湾曲板部8から大きな力が作
用することはなく、また吊下げ部材13と上記湾
曲板部8とが擦れ合つても、吊下げ部材13の損
傷を招くことはない。また上記湾曲板部8を上記
のように大きく折り返してあるので、上記延長板
部9の先端隅部が上記吊下げ部材13に接触し、
この部分で吊下げ部材13を傷付けるのを防止す
ることが可能である。
また上記のように第2平板部4の先端部に垂下
板部6を設けてあるために、第9図のように、こ
の垂下板部6によつて、第2平板部4の裏面に掛
けられた吊下げ部材13が作業中に外れるのを防
止でき、作業の安全性を向上することが可能であ
る。またこの垂下板部6を省略して実施すること
も可能であるが、この場合には、吊下げ部材13
を第2平板部4の裏面に掛けた状態で、第10図
のように、上記第2平板部4と固定板部5とに設
けた透孔11,12内にピン14等を嵌入するこ
とにより、吊下げ部材13が外れるのを防止する
ことが可能である。上記固定板部5に設けた透孔
11は、冷凍装置を設置基部に固定するのに用い
るものであるが、第11図のように、設置基部に
植設されたアンカーボルト15が長い場合には、
このアンカーボルト15を固定板部5と第2平板
部4との2つの透孔11,12内を挿通させ、第
2平板部4の透孔12を利用して冷凍装置を固定
するようにしてもよい。
上記実施例においては、湾曲板部8の先端部に
さらに延長板部9を形成した例を示したが、この
延長板部9は省略して実施してもよいし、また形
成する場合の形状は図示の形状に限定される訳で
もない。またさらに上記においては、第2平板部
4の両側端面にそれぞれ湾曲板部8,8を連設し
た例を示したが、必要のある一方の側端面にのみ
湾曲板部8を連設して実施することも可能であ
る。
(考案の効果) この考案の吊下げ兼固定金具においては、冷凍
装置等を吊下げた状態で、固定板部とアンカーボ
ルト等との位置合わせが行えるので、据付作業が
容易に行えることになる。また第2平板部と固定
板部との両透孔にピン等を挿入することで、吊下
げ部材の外れを確実に防止し得るので吊下げ作業
の安全性が向上する。さらにアンカーボルト等の
突出長が大である場合には、上側に位置する第2
平板部を利用した据付が行えることから、突出部
の処理が不要になつたり、据付外観を向上し得る
ことになる。
また実施態様においては、吊下げ部材に接触す
る部分を円弧状に湾曲形成してあるので、吊下げ
金具が吊下げ部材を傷付けるのを防止でき、その
ため吊下げ部材の損傷による事故の発生を防止す
ると共に、吊下げ部材の寿命を向上することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の吊下げ兼固定金具を冷凍装
置に用いた場合の吊下げ状態の要部の斜視図、第
2図は上記冷凍装置の平面図、第3図はその正面
図、第4図はその側面図、第5図は上記吊下げ兼
固定金具の平面図、第6図はその正面図、第7図
はその側面図、第8図はその底面図、第9図は使
用状態の断面図、第10図は他の使用状態の断面
図、第11図はさらに他の使用状態の断面図、第
12図は従来例の説明図である。 1……ケーシング、2……吊下げ兼固定金具、
3……第1平板部、4……第2平板部、5……固
定板部、8……湾曲板部、11,12……透孔、
13……吊下げ部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーシング1の側部に取付ける吊下げ兼固定
    金具2において、上記吊下げ兼固定金具2は、
    上記ケーシング1の側面に取着される第1平板
    部3と、この第1平板部3の上端部から上記側
    面とは離反する方向に延びる第2平板部4と、
    上記第1平板部3の下端部から第2平板部4と
    同方向に延びると共に、その下面がケーシング
    1の底面と略同一面状に位置する固定板部5と
    を有し、上記第2平板部4と上記固定板部5と
    には、それぞれ透孔11,12が略同軸に穿設
    されていることを特徴とする吊下げ兼固定金
    具。 2 上記第2平板部4の側端面のうち、ワイヤ等
    の吊下げ部材13の接触する側端面には円弧状
    に上方へと湾曲した湾曲板部8を連設し、この
    湾曲板部8は、その先端における接線が上記第
    2平板部4の上面と鋭角θで交差するよう形成
    されたものであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の吊下げ兼固定金具。
JP1985083520U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0350139Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985083520U JPH0350139Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985083520U JPH0350139Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200890U JPS61200890U (ja) 1986-12-16
JPH0350139Y2 true JPH0350139Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=30632224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985083520U Expired JPH0350139Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350139Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2660547B2 (ja) * 1988-06-10 1997-10-08 日本石油化学株式会社 サーモトロピック液晶ポリマーのインサート成形法
JPH09133382A (ja) * 1995-11-06 1997-05-20 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP3494822B2 (ja) * 1996-10-08 2004-02-09 クボタ空調株式会社 空気調和機の固定金具
JP2011079609A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Mie Seiki Kogyosho:Kk 吊り治具
JP6844919B2 (ja) * 2016-07-27 2021-03-17 株式会社ディスコ 固定具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135084U (ja) * 1974-09-09 1976-03-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123279U (ja) * 1982-02-15 1983-08-22 ダイキン工業株式会社 屋外設置物の吊下げ兼据付け固定装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135084U (ja) * 1974-09-09 1976-03-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61200890U (ja) 1986-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0350139Y2 (ja)
JP2987692B2 (ja) 物掛け具
JP2568229Y2 (ja) 吊りボルト付設具
JP2628759B2 (ja) パネル吊上治具とパネル吊上法
JPH0748882Y2 (ja) パネルの吊り具
JPH0715946Y2 (ja) 軒樋吊り具
JPH0331775Y2 (ja)
JPH0334134Y2 (ja)
JP3462326B2 (ja) 懸垂クランプ
JPS6111529Y2 (ja)
JP3505712B2 (ja) 誘導灯取付金具
JPH07616Y2 (ja) 吊戸の振れ止めローラ受け
JPS6085579U (ja) マンドレルミルにおけるロ−ルハウジング用吊り具
JP3146795B2 (ja) 自動販売機の固定装置
JPS6334411Y2 (ja)
JP2577957Y2 (ja) 軒樋取付具
JPS60148782U (ja) 吊下げ用治具
JPH0325904Y2 (ja)
JPH0338035Y2 (ja)
JP2589677Y2 (ja) 照明器具
JPS581987Y2 (ja) 被接地金具
JPS5923327U (ja) ハンガ−ケ−ス用吊り金具
JPS5967723U (ja) 高所設置用空気調和機の据付装置
JPS5933892U (ja) ホイスト用ロ−プ端末取付構造
JPS58162729U (ja) 自己支持形ケ−ブル支持具