JPH09320847A - 垂直磁化膜およびその製造法ならびに 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

垂直磁化膜およびその製造法ならびに 垂直磁気記録媒体

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JPH09320847A
JPH09320847A JP17536696A JP17536696A JPH09320847A JP H09320847 A JPH09320847 A JP H09320847A JP 17536696 A JP17536696 A JP 17536696A JP 17536696 A JP17536696 A JP 17536696A JP H09320847 A JPH09320847 A JP H09320847A
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Masahito Watanabe
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Elect & Magn Alloys Res Inst
Research Institute for Electromagnetic Materials
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】大きな飽和磁化と高保磁力を持つ(FeCo
1−a100−x−yPt(0≦a≦0.4,
30≦x≦55,0≦y≦15)合金垂直磁化膜および
製造法ならびに垂直磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】基板温度が100〜1000℃の単結晶基
板上に、100Å以下の厚さの単体金属又は合金からな
るシード層を成膜し、100〜1000℃の基板温度で
5μm以下の厚さの面心立方金属からなるバッファ層を
成膜し、基板温度400〜700℃で該バッファ層上に
一般式(FeCo1−a100−x−yPt
で表わされ、副成分MはBe他から選択される1種又は
2種以上の元素であり、その組成比aと原子比率x、y
は 0≦a≦0.4,30≦x≦55,0≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層してな
り、飽和磁化が8kG以上、保磁力が500 Oe以上
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直磁気記録に用いら
れる垂直磁化膜及びその製造法並びにこの垂直磁化膜を
用いた垂直磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】Fe−Pt系合金は耐蝕性に優れた永久
磁石材料で歯科等の医療用としての応用が期待されてい
る。またCo−Pt系、Fe−Co−Pt系合金も優れ
た永久磁石材料であり、精密機器・健康医療機具等に用
いられている。先に本発明者らは、ガラス基板上に成膜
した50at%Pt付近の組成のFe−Pt系合金薄膜
が、その微細な結晶組織のために15kOe以上の非常
に大きな保磁力を示すことを開示した(特開平6−22
4038)。しかし、この合金薄膜はc軸配向膜ではな
く面内で高保磁力を有する面内磁化膜であり、光磁気記
録・垂直磁気記録等で必要とされる垂直磁化膜ではない
ので、これらの記録媒体には適さない。
【0003】現在実用化されている垂直磁気記録材料で
あるCo−Cr系合金垂直磁化膜はCoの一軸結晶磁気
異方性に基づいているが、この異方性磁界が飽和磁化の
値に及ばないため、副成分としてCrを添加して飽和磁
化を下げて垂直磁化膜としている。従ってCo本来の飽
和磁化の値(〜1.8T)を生かしきれていない。それ
に対し(FeCo1−a100−xPt(0≦a
≦0.4,30≦x≦55)合金の異方性磁界は、飽和
磁化4πMの値(FePtの場合1.45T)よりも
一桁以上大きいため、副成分を添加して飽和磁化を下げ
て使う必要がない。また、(FeCo1−a
100−xPt(0≦a≦0.4,30≦x≦55)
合金は、貴金属元素を含むためCo−Cr系合金よりも
耐食性に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、FePt合金と
CoPt合金は希土類系化合物に匹敵する一軸結晶磁気
異方性定数Kの値を有しているので(FePt;7x
10erg/cc、CoPt;4x10erg/c
c)、ガラスあるいは多結晶基板上に成長させたこれら
合金薄膜は、高保磁力の垂直磁化成分を有するが、膜面
内方向が容易軸である面内磁化膜であり角型性に劣る。
しかし、(FeCo1−a100−xPt(0≦
a≦0.4,30≦x≦55)合金膜の結晶配向を制御
し異方性化できれば、高飽和磁化・高保磁力を持つ垂直
磁化膜が実現でき、垂直磁気記録媒体として応用できる
ものと考えられる。また、(FeCo1−a
100−xPt系合金膜は、貴金属ベースであるため
高い耐食性を示すことも有利な点である。本発明は(F
Co1−a100−xPt系合金の結晶配向を
揃えた垂直磁化膜及びこれを得る方法と、これを用いた
垂直磁気記録媒体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はFePtおよび
CoPt合金の高い結晶磁気異方性と飽和磁化に着目
し、結晶配向性と結晶組織を制御することにより、高飽
和磁化・高保磁力の垂直磁化膜が得られることを見出し
たものである。薄膜製造法としては真空蒸着法、各種ス
パッタリング法(直流スパッタ、高周波スパッタ、マグ
ネトロンスパッタ、イオンビームスパッタ、イオンプレ
ーティング)と、各種化学的気相成長法(CVD、MO
CVD等)が適用できる。
【0006】成膜方法は、真空中または各種ガス(アル
ゴン、ネオン、キセノン、窒素など)雰囲気中において
先ず100〜1000℃の単結晶基板上に5μm以下
(0を含まず)の厚さの面心立方金属からなるバッファ
層を積層し、次いでその上に400〜700℃の基板温
度で(FeCo1−a100−xPt(0≦a≦
0.4,30≦x≦55)または(FeCo1−a
100−x−yPtMy(0≦a≦0.4,30≦x
≦55,0.001≦y≦15)合金層を積層する。必
要ならばバッファ層を積層する前に100Å以下(0を
含まず)の厚さの単体金属あるいは合金からなるシード
層を積層すれば、より結晶配向性の良好な薄膜が得られ
る。
【0007】またバッファ層と(FeCo1−a
100−x−yPtあるいは(Fe
1−a100−xPt合金層を交互に積層した多
層膜としても、良好な磁気特性の垂直磁化膜が得られ
る。多層膜を構成するバッファ層厚は、磁気特性の低下
を防ぐため100Å以下が望ましい。
【0008】本発明に関る基板としてはMgO、サファ
イア、Si、Ge、GaAs、スピネル、アルカリハラ
イド、マイカ等の単結晶基板を用いることができるが、
バッファ層の金属との格子整合がよいことが望ましい。
シード層としてはFe、Co、Ni、Mn、Cr等の遷
移金属あるいは遷移金属合金が望ましい。バッファ層と
してはFePt層との格子整合がよい面心立方晶の金属
・合金が望ましく、具体的にはPt、Au、Ag、C
u、Pdとこれらの元素からなる合金があげられる。
【0009】また、ガラスまたは多結晶基板上にMg
O、Si、Ge、GaAsの(100)配向膜を成膜
し、これを基板として用いてもよい。
【0010】また、必要により200℃〜700℃の温
度で熱処理することで垂直磁気異方性が増すため、優れ
た垂直磁化膜を得ることができる。
【0011】本発明の特徴とするところは次の通りであ
る。 [第1発明]単結晶基板上に、5μm以下(0を含ま
ず)の厚さの面心立方金属からなるバッファ層と、該バ
ッファ層上に一般式(FeCo1−a100−x
で表わされ、組成比aと原子比率xは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層してな
り、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が500 O
e以上を有することを特徴とする垂直磁化膜。
【0012】[第2発明]単結晶基板上に、5μm以下
(0を含まず)の厚さの面心立方金属からなるバッファ
層と、該バッファ層上に一般式(FeCo1−a
100−x−yPtで表わされ、MはBe、B、
C、Mg、Al、Si、Ti、V、Cr、Ni、Mn、
Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、A
g、In、Sn、Sb、希土類元素、Hf、Ta、W、
Re、Os、Ir、Au、Biのうちから選択される1
種または2種以上の元素であり、その組成比aと原子比
率x、yは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層してな
り、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が500 O
e以上を有することを特徴とする垂直磁化膜。
【0013】[第3発明]単結晶基板上とバッファ層の
間に、100Å以下(0を含まず)の厚さの単体金属あ
るいは合金からなるシード層を成膜したことを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の垂直磁化膜。
【0014】[第4発明]単結晶基板がMgO、サファ
イア、Si、Ge、GaAs、スピネル、アルカリハラ
イドまたはマイカからなり、バッファ層がPt、Au、
Ag、CuおよびPdの1種または2種以上の金属から
なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
に記載の垂直磁化膜。
【0015】[第5発明]シード層がFe、Co、N
i、MnおよびCrの1種または2種以上の元素からな
ることを特徴とする請求項3に記載の垂直磁化膜。
【0016】[第6発明]単結晶基板が、ガラスまたは
多結晶基板上にMgO、Si、Ge、GaAsの(10
0)配向膜を成膜してなることを特徴とする請求項1な
いし5のいずれか1項に記載の垂直磁化膜。
【0017】[第7発明]バッファ層と合金層とを交互
に積層した多層膜からなることを特徴とする請求項1な
いし6のいずれか1項に記載の垂直磁化膜。
【0018】[第8発明]100℃〜1000℃の単結
晶基板上に、先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの面
心立方金属からなるバッファ層を成膜し、次いで基板温
度400℃〜700℃で該バッファ層上に一般式(Fe
Co1−a100−xPtで表わされ、組成比a
と原子比率xは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層するこ
とを特徴とし、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が
500 Oe以上を有する垂直磁化膜の製造法。
【0019】[第9発明]100℃〜1000℃の単結
晶基板上に、先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの面
心立方金属からなるバッファ層を成膜し、次いで基板温
度400℃〜700℃で該バッファ層上に一般式(Fe
Co1−a100−x−yPtで表わされ、
MはBe、B、C、Mg、Al、Si、Ti、V、C
r、Ni、Mn、Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、R
u、Rh、Pd、Ag、In、Sn、Sb、希土類元
素、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Au、Biの
うちから選択される1種または2種以上の元素であり、
その組成比aと原子比率x、yは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層するこ
とを特徴とし、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が
500 Oe以上を有する垂直磁化膜の製造法。
【0020】[第10発明]100℃〜1000℃の単
結晶基板上に、先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの
面心立方金属からなるバッファ層を成膜し、次いで基板
温度400℃〜700℃で該バッファ層上に一般式(F
Co1−a100−xPtで表わされ、組成比
aと原子比率xは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層し、こ
れをさらに真空中または非酸化性雰囲気中の200℃〜
700℃の温度で加熱することを特徴とし、飽和磁化が
8kG以上であり、保磁力が500 Oe以上を有する
垂直磁化膜の製造法。
【0021】[第11発明]100℃〜1000℃の単
結晶基板上に、先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの
面心立方金属からなるバッファ層を成膜し、次いで基板
温度400℃〜700℃で該バッファ層上に一般式(F
Co1−a100−x−yPtで表わさ
れ、MはBe、B、C、Mg、Al、Si、Ti、V、
Cr、Ni、Mn、Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、R
u、Rh、Pd、Ag、In、Sn、Sb、希土類元
素、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Au、Biの
うちから選択される1種または2種以上の元素であり、
その組成比aと原子比率x、yは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層し、こ
れをさらに真空中または非酸化性雰囲気中の200℃〜
700℃の温度で加熱することを特徴とし、飽和磁化が
8kG以上であり、保磁力が500 Oe以上を有する
垂直磁化膜の製造法。
【0022】[第12発明]バッファ層と合金層とを交
互に積層した多層膜とすることを特徴とする請求項8な
いし11のいずれか1項に記載の垂直磁化膜の製造法。
【0023】[第13発明]単結晶基板上とバッファ層
の間に、100Å以下(0を含まず)の厚さの単体金属
あるいは合金からなるシード層を成膜したことを特徴と
する請求項8ないし12のいずれか1項に記載の垂直磁
化膜の製造法。
【0024】[第14発明]請求項1ないし7のいずれ
か1項に記載の垂直磁化膜からなることを特徴とする光
磁気記録媒体。
【0025】
【作用】本発明の一般式(FeCo1−a
100−xPt系合金層の組成比aと原子比率xを 0≦a≦0.4 30≦x≦55 と限定したのは、この組成範囲ではバッファ層の存在に
より(FeCo1−a100−xPt合金層の組
織制御がなされ、その結果高保磁力と高角型比の優れた
垂直磁化膜が得られるが、この組成を外れると結晶磁気
異方性が低下し良好な垂直磁化膜が得られないからであ
る。
【0026】また一般式(FeCo1−a
100−x−yPt系合金層の組成比aと原子比
率x、yを 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 のように限定したのは、その組成を外れた場合には結晶
磁気異方性が低下するため良好な垂直磁化膜が得られな
くなり、飽和磁化とキュリー点が低下しすぎるためであ
る。
【0027】Be、B、C、Mg、Al、Si、Ti、
V、Ni、Mn、Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、A
g、In、Sn、Sb、希土類元素、Hf、Ta、W、
Λu、Biのいずれかを15%以下添加すると、保磁力
を大きくする効果がある。さらに、Cr、Ru、Rh、
Pd、Re、Os、Irのいずれかを15%以下添加す
ると、合金膜の耐食性を向上させる効果がある。
【0028】バッファ層厚を5μm以下(0を含まず)
に限定した理由は、バッファ層の磁気特性改善への効果
が、5000Å〜1μm程度で最も大きくなるが、これ
以上の厚さでは保磁力・角型比ともに徐々に減少してく
るためである。この効果は選ぶ基板の種類と表面状態に
よって若干異なっている。
【0029】また、ガラスあるいは多結晶基板上にMg
O、Si、Ge、GaAs等の(100)配向膜を成膜
し、これを基板として用いれば若干特性は低下するが同
等の効果が得られる。
【0030】100Å以下の単体金属あるいは合金から
なるシード層をバッファ層の前に成長させれば、結晶配
向性が改善され、より良好な磁気特性を有する垂直磁化
膜が得られる。
【0031】シード層とバッファ層の成長中基板温度は
100〜1000℃としているが、1000℃以上の基
板温度では薄膜の平滑性が悪くなり、100℃以下では
エピタキシャル成長が困難となるためである。一般に3
00℃以下の比較的低温の場合にはエピタキシャル成長
が難しくなってくるため、最終到達真空度をあげて清浄
な雰囲気中で成膜することが望ましい。
【0032】(FeCo1−a100−x−yPt
合金層成長中の基板温度は400℃〜700℃と
しているが、これは400℃以下では(FeCo
1−a100−x−yPt合金層が規則化せ
ず、700℃以上ではバッファ層との拡散を抑えること
ができないためである。垂直磁気記録媒体として用いる
場合、(FeCo1−a100−x−yPt
合金層は500Å以上の厚さであることが望ましい。
【0033】さらに必要に応じて成膜後に200℃〜7
00℃で加熱することにより、規則化が促進されその結
果垂直磁気異方性が大きくなり、優れた垂直磁化膜が得
られるが、200℃以下では効果が小さくまた700℃
以上ではバッファ層との拡散を抑えることができないの
で200℃〜700℃と限定した。
【0034】
【実施例】次に本発明の実施例につき説明する。 実施例1 (FeCo1−a100−xPtのa=1の場
合、すなわちFe100−xPt薄膜の製造と評価に
ついて説明する。
【0035】図1に、本発明の垂直磁化膜の形成に用い
た3元マグネトロン高周波スパッタリング装置を示す。
真空チャンバ内にFe−Pt層形成用ターゲット1と、
PtおよびAuバッファ層形成用ターゲット2と、Fe
シード層形成用ターゲット3を設置してある。Fe−P
t層形成用ターゲットは、Feターゲット上にPtチッ
プを対称に配置した複合ターゲットである。各ターゲッ
トをスパッタリング電極に取り付けた後に、真空チャン
バ内を2x10−7Torr以下に排気した。その後M
gO(100)単結晶基板をヒータで加熱し、600℃
まで昇温した。温度が安定した後に、アルゴンガスを真
空チャンバ内に導入し、20mTorrの圧力となるよ
うにメインバルブを調整した。その後、高周波電力を電
源から各ターゲットに与えて予備スパッタを30分間行
った後に、基板上に薄膜成長を始めた。先ず、600℃
の基板温度でシード層であるFe層を10Åと、次いで
PtおよびAuバッファ層を200Å〜1μmの厚さま
で成長を行った。Fe−Pt層の形成は500℃で行っ
た。その後アルゴンガスを真空チャンバ内に導入し冷却
した。同様の方法で、MgO(100)単結晶基板上に
Fe50Pt50合金層とAuバッファ層からなる多層
膜を作製した。Fe50Pt50合金層厚とAu層厚
は、それぞれ100Åと50Åで、積層回数は10周期
である。多層膜部分の成長中基板温度は500℃であ
る。
【0036】図2に作製したFe−Pt薄膜とFe50
Pt50/Au多層膜の構成を示す。
【0037】図3に、一例として作製したFe50Pt
50薄膜のX線回折パターンを示す。Fe50Pt50
層は、(001)、(002)、(003)面のピーク
のみが観察され、ほぼ100%膜面垂直にc軸配向して
いることが分かる。
【0038】図4に、作製したFe50Pt50薄膜の
膜面垂直と膜面内に磁場を印加した時のヒステリシスル
ープを示す。膜面垂直方向が磁化容易方向の垂直磁化膜
であり、ほぼ100%の角型比と約5kOeの保磁力が
得られた。
【0039】図5に、キュリー点、保磁力および角型比
のPt組成依存性を示す。キュリー点はほぼ50at%
Ptで約480℃の最大値をとり、Fe側あるいはPt
側に組成がずれると低下するが、FePtの反強磁性
相の存在のために、Pt側の低下が顕著である。保磁力
および角型比は、ともにFePt規則相の存在する50
at%付近で最大値をとり、この組成からずれるほど特
性は低下する。
【0040】図6に、角型比および保磁力のバッファ層
厚依存性を示す。バッファ層厚の増大とともに角型比と
保磁力が増大し、磁気特性の改善に非常に有効であるこ
とが分かる。バッファ層厚が0.5μm以上ではやや特
性の低下が見られる。
【0041】図7に、Fe50Pt50/Au多層膜の
ヒステリシスループを示す。垂直磁化膜となり、飽和磁
化11.0kG保磁力3.0kOeが得られた。
【0042】実施例2 本実施例では各種副成分元素Mを添加した場合の(Fe
Co1−a100−x−yPt(0≦a≦
0.4,30≦x≦55,0.001≦y≦15)合金
薄膜の磁気特性について示す。副成分添加はFe−Co
およびCoターゲット上にPtチップと同時に添加元素
のチップを対称に配置して行い、他の作製方法は実施例
1と同様である。表1および表2に、(FeCo
1−a100−x−yPt合金薄膜の代表的な
ものについて、その磁気特性(保磁力、飽和磁化)の値
を示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】シード層は10ÅのFe層、バッファ層は
1000ÅのPt層の順でMgO(100)単結晶基板
上に成長させた。シード層およびバッファ層成長時の基
板温度は500℃で(FeCo1−a
100−x−yPt合金層成長時の基板温度は4
00℃である。
【0046】さらに各種副成分元素を添加する場合に
は、変態温度が低下し規則度も低下する。そのため、成
膜後に熱処理を行えば規則化が促進されて垂直異方性も
増加し、特性向上も期待される。表1および表2に、4
00℃で成膜後熱処理した場合と熱処理しない場合の磁
気特性を比較して示す。飽和磁化の熱処理前後の変化
は、ほとんどない。
【0047】図8〜図14に、(Fe0.7
0.355−yPt45合金垂直磁化膜の保磁
力Hおよび飽和磁化4πMと副成分組成yとの関係
を示す。なお、希土類元素はSc、Yおよびランタン系
元素からなるものであるが、その効果は均等である。
【0048】実施例3 本実施例では、あらかじめMgO(100)配向膜が成
膜されたガラス基板上に作製したFe30Co20Pt
50垂直磁化膜の磁気特性について示す。作製方法は実
施例1および2と同様である。図15に、膜面垂直と膜
面内方向に磁場を印加した時のヒステリシスループを示
す。MgO(100)単結晶基板上に成膜した場合より
は角型性に若干劣るが、垂直磁化膜が得られていること
がわかる。
【0049】
【発明の効果】本発明の垂直磁化膜は高い飽和磁化と高
保磁力を有するため、垂直磁気記録媒体等に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の成膜に用いた3元高周波マグ
ネトロンスパッタ装置の模式図である。
【図2】図2は、Fe−Pt垂直磁化膜とFe50Pt
50/Au多層膜の構成を示す模式図である。
【図3】図3は、Fe50Pt50垂直磁化膜のX線回
折パターンを示す特性図である。
【図4】図4は、Fe50Pt50垂直磁化膜の磁化の
ヒステリシスループを示す特性図である。
【図5】図5は、Fe−Pt垂直磁化膜のキュリー点T
、角型比M/Mおよび保磁力HのPt組成依存
性を示す特性図である。
【図6】図6は、Fe50Pt50垂直磁化膜の角型比
/Mおよび保磁力HのPtバッファ層厚依存性
を示す特性図である。
【図7】図7は、Fe50Pt50(100Å)/Au
(50Å)多層垂直磁化膜のヒステリシスループを示す
特性図である。
【図8】図8は、(Fe0.7Co0.355−y
45合金垂直磁化膜の保磁力Hとおよび飽和磁
化4πMと副成分組成yの関係を示す特性図である。
副成分はBe、B、C、Λl、Mgである。
【図9】図9は、(Fe0.7CO0.355−y
45合金垂直磁化膜の保磁力Hとおよび飽和磁
化4πMと副成分組成yの関係を示す特性図である。
副成分はSi、Ti、V、Ni、Mnである。
【図10】図10は、(Fe0.7Co0.3
55−yPt45合金垂直磁化膜の保磁力Hとお
よび飽和磁化4πMと副成分組成yの関係を示す特性
図である。副成分はCu、Ge、Zr、Nb、Moであ
る。
【図11】図11は、(Fe0.7Co0.3
55−yPt45合金垂直磁化膜の保磁力Hとお
よび飽和磁化4πMと副成分組成yの関係を示す特性
図である。副成分はAg、In、希土類、Sn、Sbで
ある。
【図12】図12は、(Fe0.7Co0.3
55−yPt45合金垂直磁化膜の保磁力Hとお
よび飽和磁化4πMと副成分組成yの関係を示す特性
図である。副成分はHf、Ta、W、Au、Biであ
る。
【図13】図13は、(Fe0.7Co0.3
55−yPt45合金垂直磁化膜の保磁力Hとお
よび飽和磁化4πMと副成分組成yの関係を示す特性
図である。副成分はCr、Ru、Rh、Pd、Reであ
る。
【図14】図14は、(Fe0.7Co0.3
55−yPt45My合金垂直磁化膜の保磁力Hとお
よび飽和磁化4πMと副成分組成yの関係を示す特性
図である。副成分はOs、Irである。
【図15】図15は、ガラス基板上にMgO(100)
配向膜を成膜し、その上に作製したFe30Co20
50垂直磁化膜のヒステリシスループを示す特性図で
ある。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単結晶基板上に、5μm以下(0を含ま
    ず)の厚さの面心立方金属からなるバッファ層と、該バ
    ッファ層上に一般式(FeCo1−a100−x
    で表わされ、組成比aと原子比率xは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層してな
    り、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が500 O
    e以上を有することを特徴とする垂直磁化膜。
  2. 【請求項2】単結晶基板上に、5μm以下(0を含ま
    ず)の厚さの面心立方金属からなるバッファ層と、該バ
    ッファ層上に一般式(FeCo1−a
    100−x−yPtで表わされ、MはBe、B、
    C、Mg、Al、Si、Ti、V、Cr、Ni、Mn、
    Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、A
    g、In、Sn、Sb、希土類元素、Hf、Ta、W、
    Re、Os、Ir、Au、Biのうちから選択される1
    種または2種以上の元素であり、その組成比aと原子比
    率x、yは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層してな
    り、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が500 O
    e以上を有することを特徴とする垂直磁化膜。
  3. 【請求項3】単結晶基板上とバッファ層の間に、100
    Å以下(0を含まず)の厚さの単体金属あるいは合金か
    らなるシード層を成膜したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の垂直磁化膜。
  4. 【請求項4】単結晶基板がMgO、サファイア、Si、
    Ge、GaAs、スピネル、アルカリハライドまたはマ
    イカからなり、バッファ層がpt、Au、Ag、Cuお
    よびPdの1種または2種以上の金属からなることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の垂直
    磁化膜。
  5. 【請求項5】シード層がFe、Co、Ni、Mnおよび
    Crの1種または2種以上の元素からなることを特徴と
    する請求項3に記載の垂直磁化膜。
  6. 【請求項6】単結晶基板が、ガラスまたは多結晶基板上
    にMgO、Si、Ge、GaAsの(100)配向膜を
    成膜してなることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載の垂直磁化膜。
  7. 【請求項7】バッファ層と合金層とを交互に積層した多
    層膜からなることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1項に記載の垂直磁化膜。
  8. 【請求項8】100℃〜1000℃の単結晶基板上に、
    先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの面心立方金属か
    らなるバッファ層を成膜し、次いで基板温度400℃〜
    700℃で該バッファ層上に一般式(Fe
    1−a100−xPtで表わされ、組成比aと原
    子比率xは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層するこ
    とを特徴とし、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が
    500 Oe以上を有する垂直磁化膜の製造法。
  9. 【請求項9】100℃〜1000℃の単結晶基板上に、
    先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの面心立方金属か
    らなるバッファ層を成膜し、次いで基板温度400℃〜
    700℃で該バッファ層上に一般式(Fe
    1−a100−x−yPtで表わされ、Mは
    Be、B、C、Mg、Al、Si、Ti、V、Cr、N
    i、Mn、Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、Ru、R
    h、Pd、Ag、In、Sn、Sb、希土類元素、H
    f、Ta、W、Re、Os、Ir、Au、Biのうちか
    ら選択される1種または2種以上の元素であり、その組
    成比aと原子比率x、yは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層するこ
    とを特徴とし、飽和磁化が8kG以上であり、保磁力が
    500 Oe以上を有する垂直磁化膜の製造法。
  10. 【請求項10】100℃〜1000℃の単結晶基板上
    に、先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの面心立方金
    属からなるバッファ層を成膜し、次いで基板温度400
    ℃〜700℃で該バッファ層上に一般式(FeCo
    1−a100−xPtで表わされ、組成比aと原子
    比率xは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層し、こ
    れをさらに真空中または非酸化性雰囲気中の200℃〜
    700℃の温度で加熱することを特徴とし、飽和磁化が
    8kG以上であり、保磁力が500 Oe以上を有する
    垂直磁化膜の製造法。
  11. 【請求項11】100℃〜1000℃の単結晶基板上
    に、先ず5μm以下(0を含まず)の厚さの面心立方金
    属からなるバッファ層を成膜し、次いで基板温度400
    ℃〜700℃で該バッファ層上に一般式(FeCo
    1−a100−x−yPtで表わされ、MはB
    e、B、C、Mg、Al、Si、Ti、V、Cr、N
    i、Mn、Cu、Ge、Zr、Nb、Mo、Ru、R
    h、Pd、Ag、In、Sn、Sb、希土類元素、H
    f、Ta、W、Re、Os、Ir、Au、Biのうちか
    ら選択される1種または2種以上の元素であり、その組
    成比aと原子比率x、yは 0≦a≦0.4 30≦x≦55 0.001≦y≦15 である組成と少量の不純物からなる合金層を積層し、こ
    れをさらに真空中または非酸化性雰囲気中の200℃〜
    700℃の温度で加熱することを特徴とし、飽和磁化が
    8kG以上であり、保磁力が500 Oe以上を有する
    垂直磁化膜の製造法。
  12. 【請求項12】バッファ層と合金層とを交互に積層した
    多層膜とすることを特徴とする請求項8ないし11のい
    ずれか1項に記載の垂直磁化膜の製造法。
  13. 【請求項13】単結晶基板上とバッファ層の間に、10
    0Å以下(0を含まず)の厚さの単体金属あるいは合金
    からなるシード層を成膜したことを特徴とする請求項8
    ないし12のいずれか1項に記載の垂直磁化膜の製造
    法。
  14. 【請求項14】請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    の垂直磁化膜からなることを特徴とする垂直磁気記録媒
    体。
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