JPH09319966A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JPH09319966A
JPH09319966A JP13657696A JP13657696A JPH09319966A JP H09319966 A JPH09319966 A JP H09319966A JP 13657696 A JP13657696 A JP 13657696A JP 13657696 A JP13657696 A JP 13657696A JP H09319966 A JPH09319966 A JP H09319966A
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display
data
customer
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JP13657696A
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Naoki Ito
直樹 伊藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータに対してデータ表示を行う画面表
示器の表示内容を、適時、客にとって不必要なデータを
除いて客に見せられるようにする。 【解決手段】 オペレータに対する表示データを記憶す
る店用バッファと、顧客に対する表示データを記憶する
客用バッファとを設け、両バッファ内の表示データのう
ちのいずれかを選択的に画面表示器3に表示させるよう
にする。ここで、顧客に対する表示データは、オペレー
タに対する表示データのうち顧客には不要なデータを削
除して生成するとともに、表示データの表示方向をオペ
レータに対する表示データとは逆向きにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子式キャッシュ
レジスタやPOS(販売時点情報管理)ターミナル等の
商品販売登録データ処理装置に関わり、特に商品販売デ
ータの登録処理に伴い生成される表示データを表示可能
な画面表示器を備えた商品販売登録データ処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子式キャッシュレジスタやPOSター
ミナル等の商品販売登録データ処理装置は、例えばキー
ボード等の入力手段を介して客が買上げる商品の商品コ
ード等が入力されると、この商品の販売点数,販売金額
等の商品販売データを売上累計ファイルに登録処理する
とともに、商品名,販売金額等の商品明細項目の表示デ
ータを生成して表示器に表示させる。続いて、合計キー
が入力されると、1客が買上げた全商品の合計金額を算
出して表示器に表示させるとともにレシートを発行す
る。続いて、締めキーにより例えば現金取引による代金
支払いが指示されると、釣銭金額を算出して表示し、ク
レジットによる代金支払いが指示されると、返済方法、
返済金額等のクレジットデータを表示するように構成さ
れている。
【0003】ところで一般に、この種の商品販売登録デ
ータ処理装置は、商品販売データの登録処理に伴い生成
される表示データ(商品明細項目,合計金額,釣銭金
額,クレジットデータ等)を表示可能な表示器として、
オペレータ用の表示器と客用の表示器の2台を備えてい
る。このものにおいて、オペレータ用表示器としては、
液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等のように大量
のデータを表示可能な画面表示器を用いるが、客用表示
器としては、上記画面表示器に比べて低価格の7セグメ
ント表示器や20文字程度のドット表示器を用いて、製
品の低価格化を図ったものが多かった。このため、例え
ばクレジットによる代金支払いが指示された際にクレジ
ットデータの全部を客用表示器で表示することは困難で
あり、オペレータがオペレータ表示器の内容を客に伝え
ることで対応せざるを得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のこ
の種の商品販売登録データ処理装置においては、画面表
示器を用いたオペレータ用表示器に比べて客用表示器の
表示データ量が著しく少ないために、顧客に対して十分
な情報を客用表示器に表示することができず、オペレー
タ用表示器に表示された内容をオペレータが顧客に伝え
なければならない面倒が生じることがあった。また、顧
客にとってもオペレータからの伝聞だけでは情報を十分
に理解できず、間違った情報を受取ってしまう場合もあ
った。
【0005】このような課題は、オペレータ用表示器と
同様な画面表示器で客用表示器を構築すれば解決できる
が、製品の高価格化を招くので導入が困難である。そこ
で、顧客もオペレータ用表示器の表示内容を確認できる
ようにオペレータ用表示器の向きを変えられるようにす
ることが考えられる。しかるに、オペレータ用表示器に
はオペレータにとっては重要だが顧客には不要であった
り見せたくないデータが表示される場合があり、この方
法も現状では適用が困難であった。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的とするところは、オペレータに
対してデータ表示を行う画面表示器の表示内容を、適
時、客にとって不必要なデータを除いて客に見せること
ができ、製品の低価格化を維持しつつ客に正確な情報を
大量に与えることができる商品販売登録データ処理装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品販売デー
タの登録処理に伴い生成される表示データを表示可能な
画面表示器を備えてなる商品販売登録データ処理装置に
おいて、オペレータに対する表示データを記憶する店用
データ記憶手段と、顧客に対する表示データを記憶する
客用データ記憶手段と、店用データ記憶手段及び客用デ
ータ記憶手段に記憶している表示データのうちのいずれ
かを選択的に画面表示器に表示させる表示制御手段とを
設け、顧客に対する表示データは、オペレータに対する
表示データのうち顧客には不要なデータを削除して生成
するとともに、表示データの表示方向をオペレータに対
する表示データとは逆向きにしたものである。
【0008】また、顧客に対する表示データを、オペレ
ータに対する表示データのうち顧客には不要なデータを
削除しかつ必要なデータを付加して生成するとともに、
表示データの表示方向をオペレータに対する表示データ
とは逆向きにしたものである。
【0009】さらに、画面表示器を前後方向に回動自在
とするとともに、該画面表示器の表示向きを検知する検
知手段を設け、表示制御手段は、検知手段により表示向
きが前向きであるときにはオペレータに対する表示デー
タを画面表示器に表示させ、後向きであるときには顧客
に対する表示データを画面表示器に表示させるようにし
たものである。
【0010】またさらに、画面表示器を前後方向に回動
自在とし、表示制御手段は、平時はオペレータに対する
表示データを画面表示器に表示させ、画面表示器が後側
に回動されると顧客に対する表示データの表示に切換
え、その後再び前側に回動されるとオペレータに対する
表示データの表示に戻すようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わる一実施の形
態を図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で
は、本発明をクレジットによる代金支払処理機能を有す
るPOSターミナルに適用した場合について述べる。
【0012】図1はかかるPOSターミナルの外観斜視
図であって、ターミナル本体1の前部にキーボード2を
設け、後部にオペレータ用表示器としての液晶ディスプ
レイ3と、客用表示器としての7セグメント表示器4
と、レシート・ジャーナルプリンタ5とを設けている。
【0013】前記キーボード2は、販売商品の商品コー
ド,販売点数の商品データを入力するキーの他、1取引
の合計金額出力を指示する合計キー、現金取引による代
金支払いを指示する預/現計キーやクレジットによる代
金支払いを指示するクレジットキー等の締めキー、クレ
ジットの支払方法を選択入力するキー等の各種キーを配
設してなるPOSターミナル専用のものである。
【0014】前記7セグメント表示器4は、セグメント
表示面をターミナル本体1の後面側に向けた状態で、タ
ーミナル本体1の後部に立設している。前記液晶ディス
プレイ3は、矩形状の表示画面を上向きにした状態で支
持フレーム6の上部に配置し、かつその両側縁の中間部
を、該支持フレーム6の両端にそれぞれ設けた支軸7
a,7b(7bは不図示)によって前後方向に回動自在
に支持している。
【0015】そして、ターミナル本体1の表面には、前
記液晶ディスプレイ3が支軸7a,7bを中心に手前側
に所定角度まで回動してその前縁が該ターミナル本体1
に当接したことを検知する接触検知センサ、つまりは液
晶ディスプレイ3の表示画面が前向きに傾斜した状態
[図1(a)に示す状態]を検知する店側センサ8と、
前記液晶ディスプレイ3が支軸7a,7bを中心に後側
に所定角度まで回動してその後縁が該ターミナル本体1
に当接したことを検知する接触検知センサ、つまりは液
晶ディスプレイ3の表示画面が後向きに傾斜した状態
[図1(b)に示す状態]を検知する客側センサ9とを
設けている。ここに、店側センサ8及び客側センサ9
は、液晶ディスプレイ3の表示向き(「前向き」及び
「後向き」)を検知する検知手段を構成する。
【0016】図2はかかるPOSターミナルの制御回路
構成を示すブロック図であって、制御部本体としてCP
U(中央処理装置)11を搭載している。また、上記C
PU11が実行するプログラムデータ等を予め格納した
ROM(リード・オンリ・メモリ)12と、上記CPU
11によってデータの書込み及び読取りが行われるRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)13とを搭載してい
る。
【0017】さらに、日時を計時する時計回路14、通
信回線を介して接続されたストアプロセッサとの間で行
われるデータの送受信を制御する通信インタフェース1
5、前記キーボード2からキー操作に応じて発生するキ
ー信号を取込むキーボードコントローラ16、前記7セ
グメント表示器4のセグメント表示を制御する表示コン
トローラ17、前記レシート・ジャーナルプリンタの駆
動を制御して印字データに対応する文字等をレシート用
紙及びジャーナル用紙に印字させるプリンタコントロー
ラ18、前記液晶ディスプレイ3の表示画面に表示する
表示データを記憶するビデオRAM19、前記店側セン
サ8及び客側センサ9からの信号を入力するI/Oポー
ト20等を搭載している。そして、前記CPU11と、
ROM12,RAM13,時計回路14,通信インタフ
ェース15,キーボードコントローラ16,表示コント
ローラ17,プリンタコントローラ18,VRAM19
及びI/Oポート20とを、アドレスバス、データバス
等のバスライン21で接続して、POSターミナルの制
御回路を構成している。
【0018】前記RAM13には、商品販売データを登
録処理する売上累計ファイルや、1客の買上商品の合計
金額を記憶する合計金額メモリ等のPOSターミナルで
既に周知のメモリエリアの他、特に図3に示すように、
オペレータに対する表示データを記憶する店用データ記
憶手段としての店用バッファ31と、顧客に対する表示
データを記憶する客用データ記憶手段としての客用バッ
ファ32と、前記液晶ディスプレイ3の表示向きが「前
向き」のとき“0”となり、「後向き」のとき“1”と
なるLCD(液晶ディスプレイ)位置フラグFのフラグ
メモリ33とを形成している。
【0019】しかして、前記CPU11は、前記キーボ
ード2のキー入力により販売商品の商品コードが入力さ
れると、通信インタフェース15を介してストアプロセ
ッサに商品データの問合わせを行い、ストアプロセッサ
から当該商品コードに対応する商品名及び単価の商品デ
ータを取得すると、単価に販売点数を乗じて販売金額を
算出し、この販売金額及び販売点数の商品販売データを
RAM13の売上累計ファイルに登録処理する。また、
商品名,販売金額等の商品明細項目の印字データを生成
し、プリンタコントローラ18に送出して、レシート用
紙及びジャーナル用紙に上記商品明細項目を印字させ
る。さらに、販売金額の表示データを生成し、表示コン
トローラ17に送出して、7セグメント表示器4に販売
金額を表示させる。
【0020】またさらに、図5の流れ図で示す液晶ディ
スプレイ3に対する表示処理を実行する。すなわち、先
ず、ST(ステップ)1として登録処理した商品の商品
名,販売金額等の商品明細項目を含む店用画面の表示デ
ータを生成する。そして、この店用画面の表示データ
を、オペレータに対する表示データとして、前記店用バ
ッファ31へ格納する。
【0021】次に、ST2として上記店用画面の表示デ
ータから客には不要なデータを削除しかつ必要なデータ
を付加して客用画面の表示データを生成する。このと
き、客用画面の表示データは表示方向を上記店用画面の
表示データとは180度回転させた逆向きとする。そし
て、この店用画面の表示データとは表示方向が逆向きの
客用画面の表示データを、顧客に対する表示データとし
て、前記客用バッファ32へ格納する。
【0022】次に、ST3として前記フラグメモリ33
内のLCD位置フラグFを調べる。ここで、LCD位置
フラグFが“1”の場合には、ST4として前記客用バ
ッファ32の内容(客用画面の表示データ)をビデオR
AM19に転送する。これに対し、LCD位置フラグF
が“0”の場合には、ST5として前記店用バッファ3
1の内容(店用画面の表示データ)をビデオRAM19
に転送する。しかる後、ST6として上記ビデオRAM
19の内容を液晶ディスプレイ3に表示させたならば、
この表示処理を終了する。
【0023】ここに、上記表示処理のST3,4,5,
6の各処理は、店用データ記憶手段(店用バッファ3
1)及び客用データ記憶手段(客用バッファ32)に記
憶している表示データのうちのいずれかを選択的に画面
表示器(液晶ディスプレイ3)に表示させる表示制御手
段を構成する。
【0024】次に、前記CPU11は、上述した商品販
売データの登録処理に続いて前記キーボード2の合計キ
ー入力により1取引の合計金額出力が指示されると、R
AMの合計金額メモリに記憶した合計金額の表示データ
を生成し、表示コントローラ17に送出して、7セグメ
ント表示器4に合計金額を表示させる。
【0025】また、図5に示した液晶ディスプレイ3に
対する表示処理を実行して、LCD位置フラグFが
“0”の場合、すなわち液晶ディスプレイ3が前向きの
場合には、店用バッファ31内の商品明細項目及び合計
金額を含む店用画面の表示データを液晶ディスプレイ3
に表示させ、LCD位置フラグFが“1”の場合、すな
わち液晶ディスプレイ3が後向きの場合には、客用バッ
ファ32内の客用画面の表示データを液晶ディスプレイ
3に表示させる。ここで、客用画面の表示データは、店
用バッファ31内の店用画面の表示データから客には不
要なデータを削除しかつ必要なデータを付加するととも
に、表示方向を上記店用画面の表示データとは180度
回転させた逆向きのものとする。
【0026】次に、前記CPU11は、上述した合計キ
ー処理に続いて前記キーボード2の締めキー入力により
1取引の登録終了が宣言されると、取引の種類を判断す
る。ここで、預/現計キーの入力による現金取引の場合
には、預り金額と合計金額との差額を釣銭金額として算
出する。そして、この釣銭金額の表示データを生成し、
表示コントローラ17に送出して、7セグメント表示器
4に釣銭金額を表示させる。
【0027】また、図5に示した液晶ディスプレイ3に
対する表示処理を実行して、LCD位置フラグFが
“0”の場合、すなわち液晶ディスプレイ3が前向きの
場合には、店用バッファ31内の商品明細項目,合計金
額及び釣銭金額を含む店用画面の表示データを液晶ディ
スプレイ3に表示させ、LCD位置フラグFが“1”の
場合、すなわち液晶ディスプレイ3が後向きの場合に
は、客用バッファ32内の客用画面の表示データを液晶
ディスプレイ3に表示させる。ここで、客用画面の表示
データは、店用バッファ31内の店用画面の表示データ
から客には不要なデータを削除しかつ必要なデータを付
加するとともに、表示方向を上記店用画面の表示データ
とは180度回転させた逆向きのものとする。
【0028】その後、合計金額、預り金額及び釣銭金額
を含む締め印字データを生成し、プリンタコントローラ
18に送出して、レシート用紙及びジャーナル用紙に印
字させたならば、レシート発行を行って、登録締め処理
を終了する。
【0029】一方、取引の種類がクレジットキー入力に
よるクレジットの場合には、キー入力により選択された
支払方法に基づいて返済期日及び返済金額等のクレジッ
トデータを取得する。
【0030】そして、図5に示した液晶ディスプレイ3
に対する表示処理を実行して、LCD位置フラグFが
“0”の場合、すなわち液晶ディスプレイ3が前向きの
場合には、店用バッファ31内の商品明細項目,合計金
額及びクレジットデータを含む店用画面の表示データを
液晶ディスプレイ3に表示させ、LCD位置フラグFが
“1”の場合、すなわち液晶ディスプレイ3が後向きの
場合には、客用バッファ32内の客用画面の表示データ
を液晶ディスプレイ3に表示させる。ここで、客用画面
の表示データは、店用バッファ31内の店用画面の表示
データから客には不要なデータを削除しかつ必要なデー
タを付加するとともに、表示方向を上記店用画面の表示
データとは180度回転させた逆向きのものとする。
【0031】しかる後、クレジットを許容する“Y”キ
ー入力があると、CPU11は合計金額を含む締め印字
データを生成し、プリンタコントローラ18に送出して
レシート発行を行って、登録締め処理を終了する。な
お、クレジットの際には、当該POSターミナルとは別
に設けたクレジット端末からクレジットカードのカード
データや暗証番号等の顧客データを入力して、取引の与
信チェックを行い、許諾応答があった場合にクレジット
を許容するものとなっている。
【0032】また、前記CPU11は、例えば時計回路
14から1秒毎に発生する割込信号の入力に応じて、図
6の流れ図で示す割込み処理を実行する。すなわち、先
ず、ST11としてI/Oポート20に入力されている
店側センサ8の信号を読み込み、この店側センサ8がオ
ンしているか否かを判断する。そしてオンしている場合
には、液晶ディスプレイ3の表示画面が前向きなので、
ST12としてフラグメモリ33のLCD位置フラグF
を調べる。ここで、LCD位置フラグFが“0”の場合
には、液晶ディスプレイ3には店用画面の表示データが
表示されているので、今回の割込み処理を終了する。
【0033】これに対し、LCD位置フラグFが“1”
の場合には、液晶ディスプレイ3には客用画面の表示デ
ータが表示されているので、ST13としてLCD位置
フラグFを“0”にするとともに、ST14として店用
バッファ31の内容をビデオRAM19に転送する。そ
して、ST15として上記ビデオRAM19の内容を液
晶ディスプレイ3に表示させたならば、今回の割込み処
理を終了する。
【0034】一方、ST11にて店側センサ8がオフし
ている場合には、ST16としてI/Oポート20に入
力されている客側センサ9の信号を読み込み、この客側
センサ9がオンしているか否かを判断する。そしてオン
している場合には、液晶ディスプレイ3の表示画面が後
向きなので、ST17としてフラグメモリ33のLCD
位置フラグFを調べる。ここで、LCD位置フラグFが
“1”の場合には、液晶ディスプレイ3には客用画面の
表示データが表示されているので、今回の割込み処理を
終了する。
【0035】これに対し、LCD位置フラグFが“0”
の場合には、液晶ディスプレイ3には店用画面の表示デ
ータが表示されているので、ST18としてLCD位置
フラグFを“1”にするとともに、ST19として客用
バッファ32の内容をビデオRAM19に転送する。そ
して、ST21として上記ビデオRAM19の内容を液
晶ディスプレイ3に表示させたならば、今回の割込み処
理を終了する。
【0036】なお、ST16にて客側センサ9もオフし
ている場合には、液晶ディスプレイ3が前方向から後方
向、または、後方向から前方向に回動していると考えら
れるので、今回の割込み処理を終了する。
【0037】このように構成した本実施の形態のPOS
ターミナルを取扱うオペレータは、平時は液晶ディスプ
レイ3の表示画面を前向きにして、客買上商品の販売登
録等を行う。こうすることにより、液晶ディスプレイ3
には、商品販売データの登録処理に伴い生成される店用
画面の表示データ、つまりはオペレータに対する表示デ
ータが表示される。すなわち、液晶ディスプレイ3はオ
ペレータ用表示器として機能する。
【0038】一方、客がクレジットにより買上商品の代
金支払いを申し出た場合には、オペレータはその客が買
上げた商品の販売登録後、クレジットキーを入力する。
そうすると、液晶ディスプレイ3は表示画面が前向きの
ままなので、図4(a)に示すようにクレジット締め処
理に伴い生成される店用画面の表示データ、つまりはオ
ペレータに対するクレジットの表示データが表示され
る。
【0039】因みに、画面中のデータ「96.05.0
1」は日付であり、データ「Y/N入力した下さい」は
オペレータへのメッセージであり、データ「ワンピース
¥10.000」と「ベルト ¥2.000」は登録
商品の明細項目であり、データ「合計 ¥12.00
0」は合計データであり、データ「ボーナス時 ¥5.
000 1回」と「毎月 ¥1.000 7回」はクレ
ジットデータであり、データ「与信情報 100.00
0まで」はオペレータへのメッセージである。
【0040】ここで、オペレータは客にクレジットの返
済金額、返済期日等を客に告げる必要がある。そこで、
オペレータは液晶ディスプレイ3の後縁がターミナル本
体1に当接するまで該液晶ディスプレイ3を後方に回動
させる。すると、液晶ディスプレイ3の後縁がターミナ
ル本体1に当接して客側センサ9がオンするや否や、液
晶ディスプレイ3の表示画面が、図4(b)に示すよう
にクレジット締め処理に伴い生成される客用画面の表示
データ、つまりは顧客に対するクレジットの表示データ
に自動的に切替わる。
【0041】因みに、画面中のデータ「96.05.0
1」は日付であり、データ「ワンピース ¥10.00
0」と「ベルト ¥2.000」は登録商品の明細項目
であり、データ「合計 ¥12.000」は合計データ
であり、データ「ボーナス時¥5.000 1回」と
「毎月 ¥1.000 7回」はクレジットデータであ
り、データ「毎月25日が払込日です」は顧客へのメッ
セージである。
【0042】すなわち顧客に対するクレジットの表示デ
ータは、オペレータに対するクレジットの表示データか
ら、客には不要なデータ「Y/N入力した下さい」と
「与信情報 100.000まで」とを削除し、その代
わりに顧客にとって必要なデータ「毎月25日が払込日
です」を付加して生成したものである。なお、客用画面
の表示データは表示方向を店用画面の表示データとは1
80度回転した逆向きとなっている。これにより、顧客
はPOSターミナルの後方より液晶ディスプレイ3の表
示画面からクレジットの返済金額や返済期日を容易に確
認することができる。
【0043】そこで、顧客がクレジットの返済金額や返
済期日を確認したならば、オペレータは液晶ディスプレ
イ3の前縁がターミナル本体1に当接するまで該液晶デ
ィスプレイ3を前方に回動させる。すると、液晶ディス
プレイ3の前縁がターミナル本体1に当接して店側セン
サ8がオンするや否や、液晶ディスプレイ3の表示画面
が、図4(a)に示すオペレータに対するクレジットの
表示データに自動的に復帰するので、オペレータは取引
の与信チェックの結果、許諾応答があった場合にクレジ
ットを許容する“Y”キーを入力することになる。
【0044】このように本実施の形態のPOSターミナ
ルにおいては、オペレータに対する表示データを記憶す
る店用バッファ31と、顧客に対する表示データを記憶
する客用バッファ32とを設け、両バッファ31,32
にそれぞれ記憶している表示データのうちのいずれかを
選択的に液晶ディスプレイ3に表示させるようにしてい
る。そして顧客に対する表示データは、オペレータに対
する表示データのうち顧客には不要なデータを削除して
生成するとともに、表示データの表示方向をオペレータ
に対する表示データとは逆向きにしている。
【0045】したがって、液晶ディスプレイ3の表示画
面を前向きに傾斜させた状態のオペレータ用表示器とし
て機能させているときに表示されるオペレータにとって
は重要だが顧客には不要であったり見せたくないデータ
が、表示画面を後向きに傾斜させた状態の客用表示器と
して機能させる際に消去されるので、オペレータ用とし
て備えた1台の液晶ディスプレイ3を、適時、顧客用の
表示器として兼用できるようになる。
【0046】また、本実施の形態のPOSターミナルに
おいては、顧客に対する表示データを、オペレータに対
する表示データから顧客には不要なデータを削除するの
みならず、顧客にとって必要なデータを付加して生成し
ている。したがって、顧客用の表示器として用いる際に
は顧客に正確な情報を大量に与えることができる効果を
奏する。
【0047】また、本実施の形態のPOSターミナルに
おいては、液晶ディスプレイ3を前後方向に回動自在に
設置するとともに、該液晶ディスプレイ3の表示向きを
検知する店側センサ8及び客側センサ9を設けている。
そして、店側センサ8により表示向きが前向きであるこ
とを検知しているときにはオペレータに対する表示デー
タを液晶ディスプレイ3に表示させ、客側センサ9によ
り表示向きが後向きであることを検知しているときには
顧客に対する表示データを液晶ディスプレイ3に表示さ
せるようにしている。
【0048】したがって、オペレータが液晶ディスプレ
イ3の表示向きを切換えるだけで、自動的にオペレータ
に対する表示画面と顧客に対する表示画面とが切替わる
ので、画面を切替えるための格別な操作が不要であり、
操作が煩雑になることもない。
【0049】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、前記実施の形態では画面表
示器として液晶ディスプレイを用いたが、CRTディス
プレイやELパネルディスプレイ等であってもよい。
【0050】また、前記実施の形態では液晶ディスプレ
イ3の表示向きを検知する検知手段として接触検知セン
サを用いたが、これに限定されるものではなく、近接し
ていることを検知するセンサや液晶ディスプレイ3の傾
きを検知するセンサ等であってもよい。特に液晶ディス
プレイ3の傾きを検知するセンサを用いた場合には、液
晶ディスプレイ3が水平状態から前方に傾いているとき
にはオペレータに対する表示データを表示させ、後方に
傾いているときには顧客に対する表示データを表示させ
るように表示制御できるようになる。
【0051】また、前記実施の形態では液晶ディスプレ
イ3をターミナル本体1に直接取付けた場合を示した
が、図7に示すように、オペレータOPと客CAとがカ
ウンター40を挟んで対面販売する場合に、液晶ディス
プレイ3をターミナル本体1から分離させ、カウンター
40上に液晶ディスプレイ3を前後方向に回動自在に設
置してもよい。
【0052】また、前記実施の形態では、商品販売デー
タの登録処理に伴い、常にオペレータに対する表示デー
タと顧客に対する表示データとを生成していたが、客が
確認する必要のある処理、例えばクレジットによる取引
締めが行われた際にオペレータに対する表示データと顧
客に対する表示データとを生成し、それ以外はオペレー
タに対する表示データのみ生成するようにして、処理速
度の高速化を図ることも可能である。この場合も、客が
確認する必要のない処理の後に液晶ディスプレイ3を顧
客側に傾けると液晶ディスプレイ3にはデータが表示さ
れなくなるので、オペレータにとっては重要だが顧客に
は見せたくないデータが顧客に対して表示される不都合
は防止できる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
オペレータに対してデータ表示を行う画面表示器の表示
内容を、適時、客にとって不必要なデータを除いて客に
見せることができ、製品の低価格化を維持しつつ客に正
確な情報を大量に与えることができる商品販売登録デー
タ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるPOSターミナ
ルの外観斜視図。
【図2】 同POSターミナルの要部制御回路構成0示
すブロック図。
【図3】 同POSターミナルのRAMに形成する主要
なメモリエリアを示す図。
【図4】 同POSターミナルの液晶ディスプレイに表
示されるデータの一例を示す図。
【図5】 同POSターミナルのCPUが実行する液晶
ディスプレイに対する表示処理を示す流れ図。
【図6】 同POSターミナルのCPUが実行する割込
み処理を示す流れ図。
【図7】 本発明の他の実施の形態を説明する概略斜視
図。
【符号の説明】
1…ターミナル本体 2…キーボード 3…液晶ディスプレイ 4…顧客表示器 5…レシート・ジャーナルプリンタ 6…支持フレーム 8…店側センサ 9…客側センサ 11…CPU 12…ROM 13…RAM 19…ビデオRAM 31…店用バッファ 32…客用バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品販売データの登録処理に伴い生成さ
    れる表示データを表示可能な画面表示器を備えてなる商
    品販売登録データ処理装置において、 オペレータに対する表示データを記憶する店用データ記
    憶手段と、顧客に対する表示データを記憶する客用デー
    タ記憶手段と、前記店用データ記憶手段及び客用データ
    記憶手段に記憶している表示データのうちのいずれかを
    選択的に前記画面表示器に表示させる表示制御手段とを
    設け、 前記顧客に対する表示データは、前記オペレータに対す
    る表示データのうち顧客には不要なデータを削除して生
    成するとともに、表示データの表示方向を前記オペレー
    タに対する表示データとは逆向きにしたことを特徴とす
    る商品販売登録データ処理装置。
  2. 【請求項2】 商品販売データの登録処理に伴い生成さ
    れる表示データを表示可能な画面表示器を備えてなる商
    品販売登録データ処理装置において、 オペレータに対する表示データを記憶する店用データ記
    憶手段と、顧客に対する表示データを記憶する客用デー
    タ記憶手段と、前記店用データ記憶手段及び客用データ
    記憶手段に記憶している表示データのうちのいずれかを
    選択的に前記画面表示器に表示させる表示制御手段とを
    設け、 前記顧客に対する表示データは、前記オペレータに対す
    る表示データのうち顧客には不要なデータを削除しかつ
    必要なデータを付加して生成するとともに、表示データ
    の表示方向を前記オペレータに対する表示データとは逆
    向きにしたことを特徴とする商品販売登録データ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 画面表示器を前後方向に回動自在とする
    とともに、該画面表示器の表示向きを検知する検知手段
    を設け、表示制御手段は、前記検知手段により表示向き
    が前向きであるときにはオペレータに対する表示データ
    を前記画面表示器に表示させ、後向きであるときには顧
    客に対する表示データを前記画面表示器に表示させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1または2記載の商品
    販売登録データ処理装置。
  4. 【請求項4】 画面表示器を前後方向に回動自在とし、
    表示制御手段は、平時はオペレータに対する表示データ
    を前記画面表示器に表示させ、前記画面表示器が後側に
    所定角度まで回動されると顧客に対する表示データの表
    示に切換え、その後再び前側に所定角度まで回動される
    と前記オペレータに対する表示データの表示に戻すよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2記載の商品販
    売登録データ処理装置。
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