JPH09318230A - 冷凍冷蔵庫の除霜制御装置 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の除霜制御装置

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JPH09318230A
JPH09318230A JP13808696A JP13808696A JPH09318230A JP H09318230 A JPH09318230 A JP H09318230A JP 13808696 A JP13808696 A JP 13808696A JP 13808696 A JP13808696 A JP 13808696A JP H09318230 A JPH09318230 A JP H09318230A
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JP
Japan
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defrosting
temperature
evaporator
defrost
fan
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Application number
JP13808696A
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English (en)
Inventor
Munekazu Maeda
宗万 前田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜ヒータ回路故障を誤診なく正確に自己診
断し異常を表示すると共に、故障の修理が長時間なされ
なかった場合でも、蒸発器の霜付きを軽減し、蒸発器の
霜詰まりを起こりにくくし、食品への悪影響を少なくす
ることを目的とする。 【解決手段】 除霜時において、蒸発器温度Eが除霜が
完了したとされる第1の所定温度E1より低く、かつ除
霜タイマ27の計測値が除霜に必要とする所定時間Tj
osoを越えた場合、強制終了手段28は除霜を強制的
に終了し、そして、除霜強制終了が連続して所定回数C
ijou発生し、かつ蒸発器温度Eが除霜が完了したと
される第1の所定温度E1よりも更に低い第2の所定温
度E2にさえも到達しない時、除霜異常診断手段32
は、除霜ヒータ回路故障と診断して、除霜異常を表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵庫の除霜
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍冷蔵庫の除霜制御装置におい
て、回路故障等により除霜が正常に行われなかった場合
に、その異常を表示するような装置は、例えば、特公平
7−30989号広報に開示されている。
【0003】以下、従来の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0004】図11は、従来の冷凍冷蔵庫の除霜制御装
置のブロック図を示すものである。図11において、1
は冷蔵庫本体で、外箱2と内箱3と両者の空隙に形成さ
れたウレタン発泡断熱剤のより構成され、前面開口部に
2つのドア5、6が配設されている。ドア5、6はそれ
ぞれ冷蔵庫本体1の冷凍室7、冷蔵室8の開口部に対応
して配設されている。
【0005】冷凍室7の奧壁板9と内箱3に囲まれた区
画壁内には蒸発器10と、その上部にファン11と、そ
の下部に除霜ヒータ12とを有している。また、冷凍室
7、冷蔵室8の背部には、蒸発器10からの冷却空気を
各室に導入するための通風路13、14が形成されてい
る。15はコンプレッサである。
【0006】また、16は冷凍室7内に設けられた庫内
温度センサである。17は庫内温度センサ16により冷
凍室7内の庫内温度を検出する庫内温度検出手段であ
る。18は庫内温度検出手段17により検出された庫内
温度が、冷凍室の設定温度の範囲内であるかを判断する
庫内温度判定手段である。19はコンプレッサ15を制
御するコンプレッサ制御手段であり、20はファン11
を制御するファン制御手段である。
【0007】また、21はコンプレッサ15の運転時間
を積算する運転時間積算タイマであり、22は運転時間
積算タイマ21が所定時間を計測したとき除霜開始信号
を出力すると共に運転時間積算タイマ21をセットする
除霜開始手段である。
【0008】また、23は蒸発器10に設けられた蒸発
器温度センサである。24は蒸発器温度センサ23によ
り蒸発器10の温度を検出する蒸発器温度検出手段であ
る。25は蒸発器温度検出手段24により検出された蒸
発器温度が除霜が完了したとされる第1の所定温度を越
えたかどうかを判定する蒸発器第1温度判定手段であ
る。
【0009】26は除霜制御手段で、除霜開始手段22
の除霜開始信号を受けてコンプレッサ制御手段19にコ
ンプレッサ停止信号を出力し、かつファン制御手段20
にファン停止信号を出力すると共に除霜ヒータ12に通
電開始し、蒸発器第1温度判定手段25の除霜が完了し
たとされる第1の所定温度を越えたとの判断結果を受け
て除霜ヒータ12への通電を終了すると共にコンプレッ
サ制御手段19にコンプレッサ始動信号を出力し、かつ
ファン制御手段20にファン始動信号を出力して除霜を
終了するよう動作するものである。
【0010】また、27は除霜ヒータ12への通電時間
を計測する除霜タイマである。28は強制終了手段で、
蒸発器第1温度判定手段25の判定結果を受けて除霜タ
イマ27をリセットすると共に、蒸発器第1温度判定手
段25の判定結果を受ける前に除霜タイマ27が所定時
間を計測したとき除霜制御手段26に除霜強制終了信号
を出力すると共に除霜タイマ27をリセットするよう動
作するものである。
【0011】29は異常表示&除霜禁止手段で、強制終
了手段28の除霜強制終了信号を受けて除霜が正常に行
われなかったことを表示すると共に、運転時間積算タイ
マ21を強制停止させ、移行の除霜を禁止するよう動作
するものである。
【0012】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の除霜
制御装置について、以下図11、図12を用いてその動
作を説明する。
【0013】図12は、従来の冷凍冷蔵庫の除霜制御装
置の除霜制御を説明するためのフローチャートである。
まず、庫内温度検出手段17は庫内温度センサ16によ
り冷凍室7内の庫内温度Fを検出する(Step10
1)。すると庫内温度判定手段18は、庫内温度Fが冷
凍室の設定温度(Fon:コンプレッサ、ファンのon
温度,Foff:コンプレッサ、ファンのoff温度)
の範囲内あるかを判断し(Step102)、庫内温度
FがFoffより低い場合は、コンプレッサ制御手段1
9、ファン制御手段20は、それぞれコンプレッサ1
5、ファン11をOFFするよう制御し(Step10
3)、庫内温度FがFonより高い場合は、コンプレッ
サ制御手段19、ファン制御手段20は、それぞれコン
プレッサ15、ファン11をONするよう制御する(S
tep104)。また、庫内温度FがFonとFoff
の間にある場合は、コンプレッサ制御手段19、ファン
制御手段20は、それぞれコンプレッサ15、ファン1
1の現在の運転状態を維持するよう制御する。この時、
コンプレッサ15のON時は、運転時間積算タイマ21
はコンプレッサ15の運転時間を積算する(Step1
05)。
【0014】次に除霜開始手段22は運転時間積算タイ
マ21の値を計測し、計測値が除霜を必要とする所定時
間Tseki未満の場合は、Step101に戻り、冷
却運転を継続する(Step106)。また、計測値が
除霜を必要とする所定時間Teski以上の場合は、除
霜開始信号を出力すると共に運転時間積算タイマ21を
リセットする(Step107)。
【0015】次に、除霜制御手段26は、除霜開始手段
22の除霜開始信号を受けてコンプレッサ制御手段19
にコンプレッサ停止信号を出力し、かつファン制御手段
20にファン停止信号を出力すると共に除霜ヒータ12
に通電開始し、除霜タイマ27を起動する(Step1
08)。
【0016】次に、蒸発器温度検出手段24は蒸発器温
度センサ23により蒸発器10の温度Eを検出する(S
tep109)。すると蒸発器第1温度判定手段25
は、蒸発器温度Eが、除霜が完了したとされる第1の所
定温度E1を越えたかどうかを判定し(Step11
0)、除霜ヒータ12が正しく通電されて発熱し、蒸発
器温度Eが高くなりE1を越えた場合は、除霜手段26
は除霜ヒータ12への通電を終了すると共にコンプレッ
サ制御手段19にコンプレッサ始動信号を出力し、かつ
ファン制御手段20にファン始動信号を出力し、強制終
了手段28は除霜タイマ27をリセットして、除霜を正
常に終了し(Step111)、Step101に戻
り、冷却運転をおこなう。
【0017】また、蒸発器温度EがE1より低い場合
は、強制終了手段28は除霜ヒータ12への通電時間を
計測する除霜タイマ27の計測値をチェックし(Ste
p112)、計測値が除霜に必要とする所定時間Tjo
so未満の場合は、Step109に戻り、除霜運転を
継続する(Step113)。ここで、除霜ヒータ回路
が故障で、除霜ヒータ12に通電されず、従って蒸発器
の温度が上がらず、計測値が除霜に必要とする所要時間
Tjoso以上の場合は、除霜制御手段26に除霜強制
終了信号を出力し(Step114)、これを受けて除
霜手段26に除霜ヒータ12への通電を終了すると共に
コンプレッサ制御手段19にコンプレッサ始動信号を出
力し、かつファン制御手段20にファン始動信号を出力
し、強制終了手段28は除霜タイマ27をリセットし
て、除霜を強制的に終了する(Step115)。そし
て、異常表示&除霜禁止手段29は、強制終了手段28
の除霜強制終了信号を受けて除霜異常を表示すると共に
(Step116)、運転時間積算タイマ21を強制停
止させ、以降の除霜を禁止し(Step117)、St
ep101に戻る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、回路故障、例えば除霜ヒータの断線や蒸
発器温度センサの故障等により除霜が正常に行われなか
った場合に、その異常を自己診断し、除霜を強制終了
し、その異常を表示することで、除霜の継続による庫内
温度上昇を防止し、食品への悪影響を防止することを目
的としているが、除霜ヒータ断線及びその通電回路故障
等の除霜ヒータ回路故障の自己診断において、例えば、
食品の詰めすぎ等による冷凍室のドア隙き等により、蒸
発器に異常に過多な霜が付いた場合も、通常の除霜に必
要とする所定時間Tjoso内では除霜しきれず、蒸発
器温度が所定低温度E1を越えないから、これを除霜ヒ
ータ回路故障と誤って診断するという問題点を有してい
た。
【0019】更に、この場合に、以降の除霜を禁止する
ことで、蒸発器の霜付きを更に増大させ、結果的に蒸発
器の霜詰まりを起こして冷えなくなり、食品に悪影響を
及ぼすという問題点を有していた。
【0020】また、正しく自己診断した場合において
も、以降の除霜を禁止することから、利用者が異常の表
示に気付かなかったり、家を留守にしていたり等で、故
障の修理が長時間なされなかった場合は、蒸発器の霜付
きを更に増大させ、結果的に蒸発器の霜詰まりを起こし
て冷えなくなり、食品に悪影響を及ぼすという問題点を
有していた。
【0021】本発明は上記の問題点を解決するもので、
除霜ヒータ回路故障を誤診なく正確に自己診断し異常を
表示すると共に、故障の修理が長時間なされなかった場
合でも、蒸発器の霜付きを軽減し、蒸発器の霜詰まりを
起こしにくくし、食品への悪影響を少なくすることがで
きる冷凍冷蔵庫の除霜制御装置を提供することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置は、コンプレッサ
を制御するコンプレッサ制御手段と、ファンを制御する
ファン制御手段と、コンプレッサの運転時間を積算する
運転時間積算タイマと、運転時間積算タイマが所定時間
を計測したとき除霜開始信号を出力すると共に運転時間
積算タイマをリセットする除霜開始手段と、蒸発器温度
センサと、蒸発器温度センサにより蒸発器の温度を検出
する蒸発器温度検出手段と、蒸発器温度検出手段により
検出された蒸発器温度が除霜が完了したとされる第1の
所定温度を越えたかどうかを判定する蒸発器第1温度判
定手段と、除霜開始信号を受けてコンプレッサ制御手段
にコンプレッサ停止信号を出力し、かつファン制御手段
にファン停止信号を出力すると共に除霜ヒータに通電開
始し、前記蒸発器第1温度判定手段の除霜が完了したと
される第1の所定温度を越えたとの判定結果を受けて除
霜ヒータへの通電を終了すると共にコンプレッサ制御手
段にコンプレッサ始動信号を出力し、かつファン制御手
段にファン始動信号を出力して除霜を終了する除霜制御
手段と、除霜ヒータへの通電時間を計測する除霜タイマ
と、前記蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受けて除
霜タイマをリセットすると共に、蒸発器第1温度判定手
段の判定結果を受ける前に除霜タイマが所定時間を計測
したとき除霜制御手段に除霜強制終了信号を出力すると
共に除霜タイマをリセットする強制終了手段と、蒸発器
温度検出手段により検出された蒸発器温度が前記除霜が
完了したとされる第1の所定温度よりも更に低い第2の
所定温度を越えたかどうかを判定する蒸発器第2温度判
定手段と、強制終了手段の除霜強制終了信号の発生回数
を計数する強制終了カウンタと、蒸発器第1温度判定手
段の判定結果を受けて強制終了カウンタをリセットする
と共に、蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受ける前
に前記強制終了カウンタが所定回数を計数し、かつ蒸発
器第2温度判定手段の判定結果を受けないときに除霜異
常信号を出力する除霜異常診断手段と、除霜の異常を表
示する異常表示手段とを備える。
【0023】また、前記除霜異常診断手段は、除霜異常
信号を出力したとき、前記除霜開始手段の除霜開始信号
出力までに計測する運転時間積算タイマの所定時間を通
常所定時間より短くし、以後これを継続する。
【0024】または、前記除霜異常診断手段は、除霜異
常信号を出力したとき、前記強制終了手段の強制終了信
号出力までに計測する除霜タイマの所定時間を通常の所
定時間より長くし、以後これを継続する。
【0025】または、前記除霜異常診断手段が除霜異常
信号を出力したとき、前記除霜開始手段の除霜開始信号
を受けてから、前記強制終了手段の除霜強制終了信号を
受けて除霜を終了するまで、ファン制御手段にファンを
強制運転させる第1ファン強制運転手段を備える。
【0026】または、前記除霜異常診断手段が除霜異常
信号を出力したとき、前記庫内温度判定手段の判定結果
に無関係に、ファン制御手段にファンを強制運転させる
第2ファン強制運転手段を備えた構成である。
【0027】本発明は上記構成により、除霜強制終了が
連続して所定回数発生し、かつ蒸発器温度が除霜が完了
したとされる所定温度よりも更に低い第2の所定温度に
さえも到達しない時、除霜ヒータ回路故障とすること
で、除霜ヒータ回路故障を誤診なく正確に自己診断し異
常を表示する。
【0028】例えば、冷凍室のドア隙き等により、蒸発
器に異常に過多な霜が付いた場合は、これを除霜ヒータ
回路故障と誤って診断することはない。
【0029】また、除霜ヒータ回路故障と自己診断した
場合においても、以降の除霜を禁止することなく、蒸発
器の霜付きを軽減すべく動作するため、故障の修理が長
時間なされなかった場合でも、蒸発器の霜詰まりを起こ
りにくくし、食品への悪影響を少なくすることができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、冷凍室と冷蔵室を設けた冷凍冷蔵庫において、冷凍
室内に設けられた庫内温度センサと、前記庫内温度セン
サにより冷凍室内の庫内温度を検出する庫内温度検出手
段と、前記庫内温度検出手段により検出された庫内温度
が冷凍室の設定温度を越えたかどうかを判定する庫内温
度判定手段と、前記庫内温度判定手段の判定結果から冷
凍サイクルのコンプレッサを制御するコンプレッサ制御
手段と、前記庫内温度判定手段の判定結果から冷凍サイ
クルの蒸発器の冷気を冷凍室と冷蔵室の庫内に循環する
ファンを制御するファン制御手段と、前記コンプレッサ
の運転時間を積算する運転時間積算タイマと、前記運転
時間積算タイマが所定時間を計測したとき除霜開始信号
を出力すると共に運転時間積算タイマをリセットする除
霜開始手段と、前記蒸発器に設けられた蒸発器温度セン
サと、前記蒸発器温度センサにより蒸発器の温度を検出
する蒸発器温度検出手段と、前記蒸発器温度検出手段に
より検出された蒸発器温度が除霜が完了したとされる第
1の所定温度を越えたかどうかを判定する蒸発器第1温
度判定手段と、前記除霜開始手段の除霜開始信号を受け
て前記コンプレッサ制御手段にコンプレッサ停止信号を
出力し、かつ前記ファン制御手段にファン停止信号を出
力すると共に前記蒸発器に付いた霜を溶かす除霜ヒータ
に通電開始し、前記蒸発器第1温度判定手段の除霜が完
了したとされる第1の所定温度を越えたとの判定結果を
受けて前記除霜ヒータへの通電を終了すると共に前記コ
ンプレッサ制御手段にコンプレッサ始動信号を出力し、
かつ前記ファン制御手段にファン始動信号を出力して除
霜を終了する除霜制御手段と、前記除霜ヒータへの通電
時間を計測する除霜タイマと、前記蒸発器第1温度判定
手段の判定結果を受けて前記除霜タイマをリセットする
と共に、前記蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受け
る前に前記除霜タイマが所定時間を計測したとき前記除
霜制御手段に除霜強制終了信号を出力すると共に除霜タ
イマをリセットする強制終了手段と、前期蒸発器温度検
出手段により検出された蒸発器温度が前期除霜が完了し
たとされる第1の所定温度よりも更に低い第2の所定温
度を越えたかどうかを判定する蒸発器第2温度判定手段
と、前期強制終了手段の除霜強制終了信号の発生回数を
計数する強制終了カウンタと、前期蒸発器第1温度判定
手段の判定結果を受けて前期強制終了カウンタをリセッ
トすると共に、前期蒸発器第1温度判定手段の判定結果
を受ける前に前記強制終了カウンタが所定回数を計数
し、かつ前記蒸発器第2温度判定手段の判定結果を受け
ないときに除霜異常信号を出力する除霜異常診断手段
と、前記除霜異常信号を受けて異常を表示する異常表示
手段とを備えることを特徴とする冷凍冷蔵庫の除霜制御
装置であり、除霜強制終了が連続して所定回数発生し、
かつ蒸発器温度が除霜が完了したとされる所定温度より
も更に低い第2の所定温度にさえも到達しない時、除霜
ヒータ回路故障とすることで、除霜ヒータ回路故障を誤
診なく正確に自己診断し異常を表示する。例えば、冷凍
室のドア隙き等により、蒸発器に異常に過多な霜が付い
た場合は、これを除霜ヒータ回路故障と誤って診断する
ことはない。
【0031】請求項2に記載の発明は、前記除霜異常診
断手段が、除霜異常信号を出力したとき、前記除霜開始
手段の除霜開始信号出力までに計測する運転時間積算タ
イマの所定時間を通常の所定時間より短くし、以後これ
を継続することを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵庫
の除霜制御装置であり、除霜ヒータ回路故障と自己診断
した場合においても、以降の除霜を禁止することなく、
除霜終了から次の除霜開始までのインターバル(コンプ
レッサの積算運転時間)を通常より短くすることで、蒸
発器への着霜量を少なくし、除霜時に除霜ヒータは無通
電でも、コンプレッサが所定時間停止することで除霜を
行ない、蒸発器の霜付きを軽減するため、故障の修理が
長時間なされなかった場合でも、蒸発器の霜詰まりを起
こりにくくし、食品への悪影響を少なくすることができ
る。
【0032】請求項3に記載の発明は、前記除霜異常診
断手段が、除霜異常信号を出力したとき、前記強制終了
手段の強制終了信号出力までに計測する除霜タイマの所
定時間を通常の所定時間より長くし、以後これを継続す
ることを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵庫の除霜制
御装置であり、除霜ヒータ回路故障と自己診断した場合
においても、以降の除霜を禁止することなく、除霜時に
除霜ヒータは無通電でも、コンプレッサが所定時間停止
することで除霜を行い、しかもコンプレッサの停止する
所定時間を通常の所定時間より長くすることで除霜を促
進し、蒸発器の霜付きを軽減するため、故障の修理が長
時間なされなかった場合でも、蒸発器の霜詰まりを起こ
りにくくし、食品への悪影響を少なくすることができ
る。
【0033】請求項4に記載の発明は、前期除霜異常診
断手段が除霜異常信号を出力したとき、前記除霜開始手
段の除霜開始信号を受けてから、前記強制終了手段の除
霜強制終了信号を受けて除霜を終了するまで、ファン制
御手段にファンを強制運転させる第1ファン強制運転手
段を備えた請求項1記載の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置で
あり、除霜ヒータ回路故障と自己診断した場合において
も、以降の除霜を禁止することなく、除霜時に除霜ヒー
タは無通伝でも、コンプレッサが所定時間停止すること
で除霜を行い、しかも除霜中にファンを強制運転するこ
とで蒸発器に通風して、蒸発器の昇温と霜の昇華とで除
霜を促進し、蒸発器の霜付きを軽減するために故障の修
理が長時間なされなかった場合でも、蒸発器の霜詰まり
を起こりにくくし、食品への悪影響を少なくすることが
できる。
【0034】請求項5に記載の発明は、前記除霜異常診
断手段が除霜異常信号を出力したとき、前記庫内温度判
定手段の判定結果に無関係に、ファン制御手段にファン
を強制運転させる第2ファン強制運転手段を備えた請求
項1記載の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置であり、除霜ヒー
タ回路故障と自己判断した場合においても、以降の除霜
を禁止することなく、冷却運転中にコンプレッサ停止時
でもファンを強制運転することで蒸発器に通風して、蒸
発器の昇温と霜の昇華とで蒸発器への着霜量を少なく
し、除霜時に除霜ヒータは無通電でも、コンプレッサが
所定時間停止することで除霜を行い、蒸発器の霜付きを
軽減するため、故障の修理が長時間なされなかった場合
でも、蒸発器の霜詰まりを起こりにくくし、食品への悪
影響を少なくすることができる。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。また、図において、従来例と
共通のものは同一の番号を賦し、その説明を省略する。
【0036】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施形態における冷凍冷蔵庫の除霜制御装置の構成を示す
ブロック図、図2本発明の第1の実施の形態における動
作を説明するためのフローチャートである。
【0037】図1において、1から28は従来例と共通
である。30は前記蒸発器温度検出手段24により検出
された蒸発器温度Eが前記除霜が完了したとされる第1
の所定温度E1よりも更に低い第2の所定温度E2を越
えたかどうかを判定する蒸発器第2温度判定手段であ
る。また、31は前記強制終了手段28の除霜強制終了
信号の発生回数を計数する強制終了カウンタである。
【0038】32は除霜異常診断手段で、前記蒸発器第
1温度判定手段25の判定結果を受けて前記強制終了カ
ウンタ31をリセットすると共に、前記蒸発器第1温度
判定手段25の判定結果を受ける前に前記強制終了カウ
ンタ31が所定回数を計数し、かつ前記蒸発器第2温度
判定手段30の判定結果を受けないときに除霜異常信号
を出力するよう動作するものである。また、33は前記
除霜異常信号を受けて異常を表示する異常表示手段とで
ある。
【0039】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の除霜
制御装置について、以下図1、図2を用いてその動作を
説明する。
【0040】図2において、Step101からSte
p115は従来例と共通であり、前述のように、除霜時
において、蒸発器温度Eが除霜が完了したとされる第1
の所定温度E1より低く、かつ除霜タイマ27の計測値
が除霜に必要とする所定時間Tjosoを越えた場合、
強制終了手段28は除霜制御手段26に除霜強制終了信
号を出力し、除霜を強制的に終了する。
【0041】次に、強制終了カウンタ31は除霜強制終
了信号の発生回数を計数する(Step120)。
【0042】そして、除霜異常診断手段32は、前記強
制終了カウンタ31の計数値Cをチェックし(Step
121)、計数値が所定値Cijou未満の場合は、S
tep101に戻る(Step122)。しかし、計数
値Cが所定値Cijou以上の場合は、蒸発器第2温度
判定手段30は蒸発器温度検出手段24により検出され
た蒸発器温度Eをチェックし(Step123)、前記
蒸発器第1温度判定手段25の除霜が完了したとされる
第1の所定温度E1よりも更に低い第2の所定温度E2
(即ち、E2<E1)を越えたかどうかを判定し(St
ep124)、蒸発器温度Eが高くなりE2を越えた場
合は、Step101に戻る(Step125)。しか
し、蒸発器温度Eが上がらずE2にさえも到達しない場
合は、除霜ヒータ回路故障と診断して、除霜異常信号を
出力する(Step126)。
【0043】また、除霜異常診断手段32は、除霜時
に、前記蒸発器第1温度判定手段25の蒸発器温度Eが
除霜が完了したとされる第1の所定温度E1を越えたと
の判定結果を受けた場合は、前記強制終了カウンタ31
をリセットする(Step127)。
【0044】そして、異常表示手段33は除霜異常信号
を受けて異常を表示し(Step128)、Step1
01に戻る。
【0045】従って、この実施例では、除霜強制終了が
連続して所定回数Cjoin発生し、かつ蒸発器温度E
が除霜が完了したとされる第1の所定温度E1よりも更
に低い第2の所定温度E2にさえも到達しない時、除霜
ヒータ回路故障とすることで、除霜ヒータ回路故障を誤
診なく正確に自己診断し異常を表示する。例えば、冷凍
室のドア隙き等により、蒸発器10に異常に過多な霜が
付いた場合は、これを除霜ヒータ回路故障と誤って診断
することはない。
【0046】ここで、実用的には、E1を10℃程度と
すると、E2は0℃程度が適切である。これは、例え
ば、冷凍室のドア隙き等により、蒸発器10に異常に過
多な霜が付いた場合でも、除霜ヒータ12に通電されて
おれば、除霜に必要とされる所定時間Tjoso(45
分程度)以内には、蒸発器温度Eは0℃程度まで上昇す
るという実験的データによる。
【0047】また、Cijouは3回程度が適切であ
り、これは、運転時間積算タイマの除霜を必要とする所
定時間Tsekiを8時間程度、コンプレッサ運転率を
50%とすると、除霜ヒータ回路が故障で除霜ヒータ1
2は無通電でも、除霜時にコンプレッサ15が所定時間
Tjoso停止することである程度除霜されるため、故
障発生から異常を表示するまでの時間約2日間(8時間
×2×3回+α)程度では、蒸発器10は霜詰まりを起
こさないという実験的データによる。
【0048】次に、他の実施形態について、図面を参照
しながら説明する。また、図において、従来例、第1の
実施の形態と共通した構成のものは、同一番号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0049】(実施の形態2)図3は本発明の他の実施
の形態における冷凍冷蔵庫の除霜制御装置の構成を示す
ブロック図、図4は本発明の他の実施の形態における動
作を説明するためのフローチャートである。
【0050】図3において、1から33は第1の実施に
形態と共通である。ただし、前記除霜異常診断手段32
が、除霜異常信号を出力したとき、前記除霜開始手段2
2の除霜開始信号出力までに計測する運転時間積算タイ
マ21の所定時間を通常の所定時間Tsekiより短く
し、以後これを継続するものである。
【0051】このように構成された冷凍冷蔵庫の除霜制
御装置について、以下図3、図4を用いてその動作を説
明する。
【0052】図4において、Step101からSte
p128は第1の実施の形態と共通であり、前述のよう
に、除霜時において、蒸発器温度Eが除霜が完了したと
される第1の所定温度E1より低く、かつ除霜タイマ2
7の計測値が除霜に必要とする所定時間Tjosoを越
えた場合、強制終了手段28は除霜制御手段26に除霜
強制終了信号を出力し、除霜を強制的に終了し、そし
て、除霜強制終了が連続して所定回数Cijou発生
し、かつ蒸発器温度Eが除霜が完したとされる。第1の
所定温度E1よりも更に低い第2の所定温度E2にさえ
も到達しない時、除霜異常診断手段32は、除霜ヒータ
回路故障と診断して、除霜異常信号を出力し、除霜異常
を表示させる。
【0053】次に、除霜異常診断手段32が、除霜異常
信号を出力したとき、除霜開始手段22の除霜開始信号
出力までに計測する運転時間積算タイマ21の所定時間
を通常の所定時間Tsekiより短い時間に変更し(S
tep130)、Step101に戻る。
【0054】従って、この実施例では、除霜ヒータ回路
故障と自己診断した場合においても、以降の除霜を禁止
することなく、除霜終了から次の除霜開始までのインタ
ーバル(コンプレッサの積算運転時間)を通常の所定時
間Tsekiより短くすることで、蒸発器10への着霜
量を少なくし、除霜時に除霜ヒータ12は無通電でも、
コンプレッサ15が所定時間Tjoso停止することで
除霜を行い、蒸発器10の霜付きを軽減するため、故障
の修理が長時間なされなかった場合でも、蒸発器10の
霜詰まりを起こりにくくし、食品への悪影響を少なくす
ることができる。
【0055】次に、他の実施の形態について、図面を参
照しながら説明する。また、図において、従来例、第1
の実施の形態と共通した構成のものは、同一番号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0056】(実施の形態3)図5は本発明の他の実施
の形態における冷凍冷蔵庫の除霜制御装置の構成を示す
ブロック図、図6は、本発明の他の実施の形態における
動作を説明するためのフローチャートである。
【0057】図5において、1から33は第1の実施に
形態と共通である。ただし、前記除霜異常診断手段32
が、除霜異常信号を出力したとき、前記強制終了手段2
8の強制終了信号出力までに計測する除霜タイマ27の
所定時間を通常の所定時間Tjosoより長くし、以後
これを継続するものである。
【0058】このように構成された冷凍冷蔵庫の除霜制
御装置について、以下図5、図6を用いてその動作を説
明する。
【0059】図6において、Step101からSte
p128は第1の実施の形態と共通であり、前述のよう
に、除霜時において、蒸発器温度Eが除霜が完了したと
される第1の所定温度E1より低く、かつ除霜タイマ2
7の計測値が除霜に必要とする所定時間Tjosoを越
えた場合、強制終了手段28は除霜制御手段26に除霜
強制終了信号を出力し、除霜を強制的に終了し、そし
て、除霜強制終了が連続して所定回数Cijou発生
し、かつ蒸発器温度Eが除霜が完了したとされる第1の
所定温度E1よりも更に低い第2の所定温度E2にさえ
も到達しない時、除霜異常診断手段32は、除霜ヒータ
回路故障と診断して、除霜異常信号を出力し、除霜異常
を表示させる。
【0060】次に、除霜異常診断手段32が、除霜異常
信号を出力したとき、強制終了手段28の強制終了信号
出力までに計測する除霜タイマ27の所定時間を通常の
所定時間Tjosoより長い時間に変更し(Step1
40)、Step101に戻る。
【0061】従って、この実施例では、除霜ヒータ回路
故障と自己診断した場合においても、以降の除霜を禁止
することなく、除霜時に除霜ヒータ12は無通電でも、
コンプレッサ15が所定時間停止することで除霜を行
い、しかも、コンプレッサ15の停止する時間を通常の
所定時間Tjosoより長くすることで除霜を促進し、
蒸発器10の霜付きを軽減するため、故障の修理が長時
間なされなかった場合でも、蒸発器10の霜詰まりを起
こりにくくし、食品への悪営業を少なくすることができ
る。
【0062】次に、他の実施の形態について、図面を参
照しながら説明する。また、図において、従来例、第1
の実施の形態の状態と共通した構成のものは、同一番号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0063】(実施の形態4)図7は本発明の他の実施
の形態における冷凍冷蔵庫の除霜制御装置の構成を示す
ブロック図、図8は本発明の他の実施の形態における動
作を説明するためのフローチャートである。
【0064】図7において、1から33は第1の実施に
形態と共通である。そして、前記除霜異常診断手段32
が除霜異常信号を出力したとき、除霜運転中、即ち、前
記除霜開始手段22の除霜開始信号を受けてから、前記
強制終了手段28の除霜強制終了信号を受けて除霜を終
了するまで、ファン制御手段20にファン11を強制運
転させる第1ファン強制運転手段40を備えたものであ
る。
【0065】このように構成された冷凍冷蔵庫の除霜制
御装置について、以下図7、図8を用いてその動作を説
明する。
【0066】図8において、Step101からSte
p128は第1の実施の形態と共通であり、前述のよう
に、除霜時において、蒸発器温度Eが除霜が完了したと
される第1の所定温度E1より低く、かつ除霜タイマ2
7の計測値が除霜に必要とする所定時間Tjosoを越
えた場合、強制終了手段28は除霜制御手段26に除霜
強制終了信号を出力し、除霜を強制的に終了し、そし
て、除霜強制終了が連続して所定回数Cijou発生
し、かつ蒸発器温度Eが除霜が完了したとされる第1の
所定温度E1よりも更に低い第2の所定温度E2にさえ
も到達しない時、除霜異常診断手段32は、除霜ヒータ
回路故障と診断して、除霜異常信号を出力し、除霜異常
を表示させる。
【0067】次に、第1ファン強制運転手段40は、除
霜異常信号を受けて以降は、除霜運転中、即ち、除霜開
始手段22の除霜開始信号を受けてから、強制終了手段
28の除霜強制終了信号を受けて除霜を終了するまで、
ファン制御手段20にファン11を強制運転させるよう
制御する(Step150)。
【0068】従って、この実施例では、除霜ヒータ回路
故障と自己診断した場合においても、以降の除霜を禁止
することなく、除霜時に除霜ヒータ12は無通電でも、
コンプレッサ15が所定時間停止することで除霜を行
い、しかも、除霜中にファン11を強制運転することで
蒸発器10に通風して、蒸発器10の昇温と霜の昇華と
で除霜を促進し、蒸発器10の霜付きを軽減するため、
故障の修理が長時間なされなかった場合でも、蒸発器1
0の霜詰まりを起こりにくくし、食品への悪影響を少な
くすることができる。
【0069】次に、他の実施の形態について、図面を参
照しながら説明する。また、図において、従来例、第1
の実施の形態と共通した構成のものは、同一番号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0070】(実施の形態5)図9は本発明の他の実施
の形態における冷凍冷蔵庫の除霜制御装置の構成を示す
ブロック図、図10は本発明の他の実施の形態における
動作を説明するためのフローチャートである。
【0071】図9において、1から33は第1の実施に
形態と共通である。そして、前記除霜異常診断手段32
が除霜通常信号を出力したとき、前記庫内温度判定手段
18の判定結果に無関係に、ファン制御手段20にファ
ン11を強制運転させる第2ファン強制運転手段50を
備えたものである。
【0072】このように構成された冷凍冷蔵庫の除霜制
御装置について、以下図9、図10を用いてその動作を
説明する。
【0073】図10において、Step101からSt
ep128は第1の実施の形態と共通であり、前述のよ
うに、除霜時において、蒸発器温度Eが除霜が完了した
とされる第1の所定温度E1より低く、かつ除霜タイマ
27の計測値が除霜に必要とする所定時間Tjosoを
越えた場合、強制終了手段28は除霜制御手段26に除
霜強制終了信号を出力し、除霜を強制的に終了し、そし
て、除霜強制終了が連続して所定回数Cijou発生
し、かつ蒸発器温度Eが除霜が完了したとされる第1の
所定温度E1よりも更に低い第2の所定温度E2にさえ
も到達しない時、除霜異常診断手段32は、除霜ヒータ
回路故障と診断して、除霜異常信号を出力し、除霜異常
を表示させる。
【0074】次に、第2ファン強制運転手段50は、除
霜異常信号を受けて以降は、冷却運転中は常時、即ち、
庫内温度判定手段18の判定結果に無関係に、ファン制
御手段20にファン11を強制運転させるよう制御する
(Step160)。
【0075】従って、この実施例では、除霜ヒータ回路
故障と自己診断した場合においても以降の除霜を禁止す
ることなく、冷却運転中にコンプレッサ15停止時でも
ファン11を強制運転することで蒸発器10に通風し
て、蒸発器10の昇温と霜の昇華とで蒸発器10への着
霜量を少なくし、除霜時に除霜ヒータ12は無通電で
も、コンプレッサ15が所定時間停止することで除霜を
行い、蒸発器10の霜付きを軽減するため、故障の修理
が長時間なされなかった場合でも、蒸発器10の霜詰ま
りを起こりにくくし、食品への悪影響を少なくすること
ができる。
【0076】尚、以上の説明において、除霜の異常を表
示する異常表示手段33は、LED等を用いた表示器で
あってもよいし、ブザー等を併用してもよいものであ
る。
【0077】また、本発明においては、故障の修理が長
時間なされなかった場合でも、蒸発器10の霜詰まりを
起こりにくくする目的で、蒸発器10への霜付きを軽減
する方法を(実施の形態2)〜(実施の形態5)に説明
したが、これらを組み合わせて実現してもよいことは言
うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明は、コンプレッサを
制御するコンプレッサ制御手段と、ファンを制御するフ
ァン制御手段と、コンプレッサの運転時間を積算する運
転時間積算タイマと、運転時間積算タイマが所定時間を
計測したとき除霜開始信号を出力すると共に運転時間積
算タイマをリセットする除霜開始手段と、蒸発器温度セ
ンサと、蒸発器温度センサにより蒸発器の温度を検出す
る蒸発器温度検出手段と、蒸発器温度検出手段により検
出された蒸発器温度が除霜が完了したとされる第1の所
定温度を越えたかどうかを判断する蒸発器第1温度判定
手段と、除霜開始信号を受けてコンプレッサ制御手段に
コンプレッサ停止信号を出力し、かつファン制御手段に
ファン停止信号を出力すると共に除霜ヒータに通電開始
し、前記蒸発器第1温度判定手段の除霜が完了したとさ
れる第1の所定温度を越えたとの判断結果を受けて除霜
ヒータへの通電を終了すると共にコンプレッサ制御手段
にコンプレッサ始動信号を出力し、かつファン制御手段
にファン始動信号を出力して除霜を終了する除霜制御手
段と、除霜ヒータへの通電時間を計測する除霜タイマ
と、前記蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受けて除
霜タイマをリセットすると共に、蒸発器第1温度判定手
段の判定結果を受ける前に除霜タイマが所定時間を計測
したとき除霜制御手段に除霜強制終了信号を出力すると
共に除霜タイマをリセットする強制終了手段と、蒸発器
温度検出手段により検出された蒸発器温度が前記除霜が
完了したとされる第1の所定温度よりも更に低い第2の
所定温度を越えたかどうかを判定する蒸発器第2温度判
定手段と、強制終了手段の除霜強制終了信号の発生回数
を計数する強制終了カウンタと、蒸発器第1温度判定手
段の判定結果を受けて強制終了カウンタをリセットする
と共に、蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受ける前
に前記強制終了カウンタが所定回数を計数し、かつ蒸発
器第2温度判定手段の判定結果を受けないときに除霜異
常信号を出力する除霜異常診断手段と、除霜の異常を表
示する異常表示手段とを備える。
【0079】また、前記除霜異常診断手段は、除霜異常
信号を出力したとき、前記除霜開始手段の除霜開始信号
出力までに計測する運転時間積算タイマの所定時間を通
常の所定時間より短くし、以後これを継続する。
【0080】または、前記除霜異常診断手段は、除霜異
常信号を出力したとき、前記強制終了手段の強制終了信
号出力までに計測する除霜タイマの所定時間を通常の所
定時間より長くし、以後これを継続する。
【0081】または、前記除霜異常診断手段が除霜異常
信号を出力したとき、前記除霜開始手段の除霜開始信号
を受けてから、前記強制終了手段の除霜強制終了を受け
て除霜を終了するまで、ファン制御手段にファンを強制
運転させる第1ファン強制運転手段を備える。
【0082】または、前記除霜異常診断手段が除霜異常
信号を出力したとき、前記庫内温度判定手段の判定結果
に無関係に、ファン制御手段にファンを強制運転させる
第2ファン強制運転手段を備えた構成である。
【0083】上記構成により、除霜強制終了が連結して
所定回数発生し、かつ蒸発器温度が除霜が完了したとさ
れる所定温度よりも更に低い第2の所定温度にさえも到
達しない時、除霜ヒータ回路故障とすることで、除霜ヒ
ータ回路故障を誤診なく正確に自己診断し異常を表示す
る。
【0084】例えば、冷凍室のドア隙き等により、蒸発
器に異常に過多な霜が付いた場合は、これを除霜ヒータ
回路故障と誤って診断することはない。
【0085】また、除霜ヒータ回路故障と自己診断した
場合においても、以降の除霜を禁止することなく、蒸発
器の霜付きを軽減すべく動作するため、例えば、利用社
が異常の表示に気付かなかったり、家を留守にしていた
り等で、故障の修理が長時間なされなかった場合でも、
蒸発器の霜詰まりを起こりにくくし、食品への悪影響を
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に形態における冷凍冷蔵
庫の除霜制御装置のブロック図
【図2】図1における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図3】本発明の他の実施の形態における冷凍冷蔵庫の
除霜制御装置のブロック図
【図4】図3における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図5】本発明の他の実施の形態における冷凍冷蔵庫の
除霜制御装置のブロック図
【図6】図5における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図7】本発明の他の実施の形態における冷凍冷蔵庫の
除霜制御装置のブロック図
【図8】図7における動作を説明するためのフローチャ
ート
【図9】本発明の他の実施例を示す冷凍冷蔵庫の制御装
置のブロック図
【図10】図9における動作を説明するためのフローチ
ャート
【図11】従来の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置のブロック
【図12】図11における動作を説明するためのフロー
チャート
【符号の説明】
7 冷凍室 8 冷蔵室 10 蒸発器 11 ファン 12 除霜ヒータ 15 コンプレッサ 16 庫内温度センサ 17 庫内温度検出手段 18 庫内温度判定手段 19 コンプレッサ制御手段 20 ファン制御手段 21 運転時価積算タイマ 22 除霜開始手段 23 蒸発器温度センサ 24 蒸発器温度検出手段 25 蒸発器第1温度判定手段 26 除霜制御手段 27 除霜タイマ 28 強制終了手段 30 蒸発器第2温度判定手段 31 強制終了カウンタ 32 除霜異常診断手段 33 異常表示手段 40 第1ファン強制運転手段 50 第2ファン強制運転手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室内に設けられた庫内温度センサ
    と、前記庫内温度センサにより冷凍室内の庫内温度を検
    出する庫内温度検出手段と、前記庫内温度検出手段によ
    り検出された庫内温度が冷凍室の設定温度を越えたかど
    うかを判定する庫内温度判定手段と、前記庫内温度判定
    手段の判定結果から冷凍サイクルのコンプレッサを制御
    するコンプレッサ制御手段と、前記庫内温度判定手段の
    判定結果から冷凍サイクルの蒸発器の冷気を冷凍室と冷
    蔵室の庫内に循環するファンを制御するファン制御手段
    と、前記コンプレッサの運転時間を積算する運動時間積
    算タイマと、前記運転時間積算タイマが所定時間を計測
    したとき除霜開始信号を出力すると共に運転時間積算タ
    イマをリセットする除霜開始手段と、前記蒸発器に設け
    られた蒸発器温度センサと、前記蒸発器温度センサによ
    り蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手段と、前記
    蒸発器温度検出手段により検出された蒸発器温度が除霜
    が完了したとされる第1の所定温度を越えたかどうかを
    判定する蒸発器第1温度判定手段と、前記除霜開始手段
    の除霜開始信号を受けて前記コンプレッサ制御手段にコ
    ンプレッサ停止信号を出力し、かつ前記ファン制御手段
    にファン停止信号を出力すると共に前記蒸発器に付いた
    霜を溶かす除霜ヒータに通電開始し、前記蒸発器第1温
    度判定手段の除霜が完了したとされる第1の所定温度を
    越えたとの判定結果を受けて前記除霜ヒータへの通電を
    終了すると共に前記コンプレッサ制御手段にコンプレッ
    サ始動信号を出力し、かつ前記ファン制御手段にファン
    始動信号を出力して除霜を完了する除霜制御手段と、前
    記除霜ヒータへの通電時間を計測する除霜タイマと、前
    記蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受けて前記除霜
    タイマをリセットすると共に、前記蒸発器第1温度判定
    手段の判定結果を受ける前に前記除霜タイマが所定時間
    を計測したとき前記除霜制御手段に除霜強制終了信号を
    出力すると共に除霜タイマをリセットする強制終了手段
    と、前記蒸発器温度検出手段により検出された蒸発器温
    度が前記除霜が完了したとされる第1の所定温度よりも
    更に低い第2の所定温度を越えたかどうかを判定する蒸
    発器第2温度判定手段と、前記強制終了手段の除霜強制
    終了信号の発生回数を計数する強制終了カウンタと、前
    記蒸発器第1温度判定手段の判定結果を受けて前記強制
    終了カウンタをリセットすると共に、前記蒸発器第1温
    度判定手段の判定結果を受ける前に前記強制終了カウン
    タが所定回数を計数し、かつ前記蒸発器第2温度判定手
    段の判定結果を受けないときに除霜異常信号を出力する
    除霜異常診断手段と、前記除霜異常信号を受けて異常を
    表示する異常表示手段とを備えることを特徴とする冷凍
    冷蔵庫の除霜制御装置。
  2. 【請求項2】 除霜異常診断手段は、除霜異常信号を出
    力したとき、除霜開始手段の除霜開始信号出力までに計
    測する運転時間積算タイマの所定時間を通常の所定時間
    より短くし、以後これを継続することを特徴とする請求
    項1記載の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置。
  3. 【請求項3】 除霜異常診断手段は、除霜異常信号を出
    力したとき、強制終了手段の強制終了信号出力までに計
    測する除霜タイマの所定時間を通常の所定時間より長く
    し、以後これを継続することを特徴とする請求項1記載
    の冷凍冷蔵庫の除霜制御装置。
  4. 【請求項4】 除霜異常診断手段が除霜異常信号を出力
    したとき、除霜開始手段の除霜開始信号を受けてから、
    強制終了手段の除霜強制終了信号を受けて除霜を終了す
    るまで、ファン制御手段にファンを強制運転させる第1
    ファン強制運転手段を備えた請求項1記載の冷凍冷蔵庫
    の除霜制御装置。
  5. 【請求項5】 除霜異常診断手段が除霜異常信号を出力
    したとき、庫内温度判定手段の判定結果に無関係に、フ
    ァン制御手段にファンを強制運転させる第2ファン強制
    運転手段を備えた請求項1記載の冷凍冷蔵庫の除霜制御
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100400180B1 (ko) * 2001-09-07 2003-10-01 주식회사 세아이엔씨 쇼케이스에서 고내 온도 자동 조절 방법
JP2009074755A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2010181047A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫の除霜制御装置
JP2012177537A (ja) * 2012-04-05 2012-09-13 Toshiba Corp 冷蔵庫

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