JPH09317305A - 車両用スライドドア装置 - Google Patents

車両用スライドドア装置

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JPH09317305A
JPH09317305A JP13797196A JP13797196A JPH09317305A JP H09317305 A JPH09317305 A JP H09317305A JP 13797196 A JP13797196 A JP 13797196A JP 13797196 A JP13797196 A JP 13797196A JP H09317305 A JPH09317305 A JP H09317305A
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JP
Japan
Prior art keywords
guide surface
rail
roller unit
roller
slide door
Prior art date
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Pending
Application number
JP13797196A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Fujiwara
良治 藤原
Ryoji Shimura
良治 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by OI SEISAKUSHO CO Ltd, Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical OI SEISAKUSHO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、スライドドア装置のレー
ルにおけるローラ等の案内面に堆積した塵や砂埃等を、
容易に排除することができるようにする。 【解決手段】 車体の側部に設けられた前後を向くレー
ル4の案内面9に、スライドドアに連結されたローラユ
ニット6のローラ17を転動自在に載置して、前記スラ
イドドアを車体の側面に沿って前後方向に開閉自在とし
た車両用スライドドア装置において、前記レール4の案
内面9に隣接する部分に、下方に向かって凹入する溝8
を、前記案内面9に沿って設けるとともに、前記ローラ
ユニット6に、平面視においてローラユニット6の進行
方向に対して斜めを向き、かつ、下端が前記レール4の
案内面9に接触し、ローラユニットの前後動により、案
内面上の塵埃を前記溝に掻き落とすようにした摺接片2
1、22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドドアを車
体にスライド開閉可能に支持するスライドドア装置にお
いて、スライドドアを支持するレール上に塵や砂埃等が
堆積するのを防止するようにした車両用スライドドア装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用スライドドア装置として
は、ドア開口部の上縁部と下縁部と、車体側面のウエス
ト部とに、前後方向を向くアッパーレールとロアレール
とガイドレールとを設け、スライドドア裏面の上部及と
下部と中位部とに設けられたローラユニットを、アッパ
ーレールとロアレールとガイドレールとに係合させるこ
とにより、ドアを前後方向に開閉自在としたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アッパーレールとロア
レールは、ドアの開放時に車外に露出することがあり、
また、ガイドレールは常に車外にさらされるため、各レ
ールにおけるローラの案内面には、塵や砂埃等が堆積し
やすく、これらの堆積を放置しておくと、ローラの移動
時の抵抗が増大し、ローラユニットの移動が不円滑とな
ったり、または、ローラユニットの移動時に不快音を発
するようになる。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上述の問題
点に鑑み、簡単な構成により、各レールにおけるローラ
の案内面に堆積した塵埃を容易に排除しうるようにした
車両用スライドドア装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、車体の側部に設けられた前後を向くレールの案内
面に、スライドドアに連結されたローラユニットのロー
ラを転動自在に載置して、前記スライドドアを車体の側
面に沿って前後方向に開閉自在とした車両用スライドド
ア装置において、前記レールの案内面に隣接する部分
に、下方に向かって凹入する溝を、前記案内面に沿って
設けるとともに、前記ローラユニットに、平面視におい
てローラユニットの進行方向に対して斜めを向き、か
つ、下端が前記レールの案内面に接触し、ローラユニッ
トの前後動により、案内面上の塵埃を前記溝に掻き落と
すようにした摺接片を設けたことにより解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を添付図
面に基づいて説明する。
【0007】図1は本発明を適用したスライドドア装置
を備える車両である。車体パネル(1)のドア開口の上縁
部及び下縁部と、ドア開口後方の車体パネル(1)のウエ
スト部に設けられた凹部(1a)とには、それぞれ前後方向
を向くアッパーレール(2)とロアレール(3)とガイドレ
ール(4)とが設けられており、スライドドア(以下単に
ドアという)(5)裏面の上端部と下端部と中位部とに設
けたローラユニット(図1では省略)を、各レール(2)
(3)(4)に係合させることにより、ドア(5)は、ドア
(5)の後方に設けられたドアロック(5a)が車体パネル
(1)に固定されたストライカ(図示略)に係合する全閉位
置(図1の状態)と、車体パネル(1)の外側面より若干外
方に移動しながら車体パネル(1)の側面と平行に後方に
移動した全開位置(図示略)との間を移動しうるようにな
っている。
【0008】次に、ガイドレール(4)と、これに係合す
るローラユニット(6)とについて詳述する。なお、アッ
パーレール(2)とロアレール(3)、及びこれらに係合す
るローラユニットは、本発明に直接関係しないので、こ
れらについての詳細な説明は省略する。
【0009】図2〜図4に示すように、ガイドレール
(4)は、アルミニウム軽合金の引き抜き材で一体成形さ
れ、その断面形状は、車外側に開口するほぼコ字型をな
しており、その側壁(7)が凹部(1a)の内壁に固着されて
いる。側壁(7)の下端には、車外側に向かう水平な受片
(9)が連設され、受片(9)の基端部に下方に向かって凹
入する溝(8)が設けられている。受片(9)の先端には、
垂直な起立片(10)が設けられ、また、側壁(7)における
起立片(10)と等高をなす位置には、水平な突出片(11)が
突設されている。側壁(7)の上端には車外側に向かう上
片(12)が連設されており、その先端には、垂直な垂下片
(13)が連設されている。
【0010】ローラユニット(6)は、図示を省略した連
結部材を介してドア(5)に連結された断面U字形のベー
スプレート(14)と、ベースプレート(14)の内側片(15)に
ガイドレール(4)の内部に向かう水平軸(16)をもって枢
着された第1ローラ(17)と、内側片(15)の上部に連設さ
れた前後1対の水平片(15a)(15a)の下面に、第1ローラ
(17)を挾むようにして、前後2カ所に設けられた垂直軸
(18)をもって枢着された第2ローラ(19)(19)とを有して
おり、第1ローラ(17)はガイドレール(4)の受片(9)の
案内面(20)に載置され、第2ローラ(19)(19)は、起立片
(10)と突出片(11)の先端との間に嵌合されている。
【0011】(21)(22)は、前後の第2ローラ(19)(19)の
前方及び後方において、水平片(15a)(15a)に固定され
た、硬質ゴム等の弾性体よりなる摺接片であり、その薄
肉とした下端が、案内面(20)に接触している(図2、図
4参照)。前方の摺接片(21)は、溝(8)側の側端よりも
車外側の側端の方がドア(5)の前方に位置するように傾
けられ、後方の摺接片(22)は、溝(8)側の側端よりも車
外側の側端の方がドア(5)の後方に位置するように傾け
られている(図3参照)。
【0012】(23)は、凹部(1a)の開口部に固定されて、
ガイドレール(4)等が外部に露呈するのを防止する合成
樹脂材料からなるカバーであり、その下端部には、ベー
スプレート(14)と干渉しないようにするための切欠部(2
4)が設けられている。
【0013】このような本実施例によれば、第1ローラ
(17)が案内面(20)上を転動するとともに、第2ローラ(1
8)が起立片(10)と突出片(11)とに摺動または転動するこ
とにより、ドア(5)は全開位置と全閉位置との間を円滑
に移動することができる。
【0014】また、ドア(5)を閉じる際には、前方の摺
接片(21)が案内面(20)上に堆積した塵や砂埃等を溝(8)
へ排除し、ドア(5)を開く際には、後方の摺接片(22)が
案内面(20)上に堆積した塵や砂埃等を溝(8)へ排除する
ので、案内面(20)は常に滑らかな状態に保たれ、ドア
(5)の移動が不円滑になったり、第1ローラ(17)が案内
面(20)上を転動する際に、不快音を発することもない。
【0015】摺接片(21)の下端部をブラシ状とすること
もあり、このようにすれば、摺接片(21)と案内面(20)と
の摺動抵抗が低減し、ドア(5)の移動がより滑らかにな
る。また、摺接片(21)は前後2個所に設ける必要はな
く、1つだけとして、ドア(5)を閉じるときまたは開く
ときのいずれか一方のみにおいて、案内面(20)上の塵等
を除去するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、スライドドアの移動時
に、摺接片の下端がレールの案内面と接触し、案内面上
にあった塵や砂埃等を溝へ排除し、案内面を滑らかな状
態に保つので、スライドドアの移動が不円滑になった
り、ローラが案内面に沿って移動する際に、不快音を発
することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動車の外観斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線拡大断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
(1)車体パネル (1a)凹部 (2)アッパーレール (3)ロアレール (4)ガイドレール (5)スライドドア (5a)ドアロック (6)ローラユニット (7)側壁 (8)溝 (9)受片 (10)起立片 (11)突出片 (12)上片 (13)垂下片 (14)ベースプレート (15)内側片 (15a)水平片 (16)水平軸 (17)第1ローラ (18)垂直軸 (19)第2ローラ (20)案内面 (21)前方の摺接片 (22)後方の摺接片 (23)カバー (24)切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側部に設けられた前後を向くレー
    ルの案内面に、スライドドアに連結されたローラユニッ
    トのローラを転動自在に載置して、前記スライドドアを
    車体の側面に沿って前後方向に開閉自在とした車両用ス
    ライドドア装置において、 前記レールの案内面に隣接する部分に、下方に向かって
    凹入する溝を、前記案内面に沿って設けるとともに、前
    記ローラユニットに、平面視においてローラユニットの
    進行方向に対して斜めを向き、かつ、下端が前記レール
    の案内面に接触し、ローラユニットの前後動により、案
    内面上の塵埃を前記溝に掻き落とすようにした摺接片を
    設けたことを特徴とする車両用スライドドア装置。
JP13797196A 1996-05-31 1996-05-31 車両用スライドドア装置 Pending JPH09317305A (ja)

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JP13797196A JPH09317305A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 車両用スライドドア装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0940278A3 (de) * 1998-03-05 2001-10-04 IFE Industrie-Einrichtungen Fertigungs-Aktiengesellschaft Teleskop für Schwenkschiebetüren von Fahrzeugen
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