JPH0327000Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327000Y2
JPH0327000Y2 JP19272585U JP19272585U JPH0327000Y2 JP H0327000 Y2 JPH0327000 Y2 JP H0327000Y2 JP 19272585 U JP19272585 U JP 19272585U JP 19272585 U JP19272585 U JP 19272585U JP H0327000 Y2 JPH0327000 Y2 JP H0327000Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
vehicle body
vehicle
door
slide step
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19272585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6299456U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19272585U priority Critical patent/JPH0327000Y2/ja
Publication of JPS6299456U publication Critical patent/JPS6299456U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0327000Y2 publication Critical patent/JPH0327000Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両におけるスライドステツプの駆
動機構に関する。
〔従来技術〕
従来の車両の一形式として、車体の一側に前後
方向に摺動可能に組付けられて乗降用開口部を開
閉するスライドドアを備えるとともに、前記車体
の乗降用開口部に対応する部位に車体の左右方向
に摺動可能に組付けたスライドステツプを備え、
このスライドステツプを駆動機構を介して前記ス
ライドドアに連結して同スライドドアの開閉動作
に連動して前記スライドステツプを出没させるよ
うにした車両がある。
この種形式の車両は第2図に示すように、幼児
送迎用バス、その他商業車両として使用され、乗
降時スライドステツプを所定量外側へ突出させる
ことにより乗降の便を図るものである。しかし
て、従来のスライドステツプの駆動機構は第6図
および第7図に示すように、スライドステツプ1
の内側に前後方向に設けたレール2と、このレー
ル2とスライドドア3とを連結する連結アーム4
とからなり、レール2内に設けたカム溝2aに連
結アーム4の内端に設けたローラ5が転動可能に
嵌合している。かかるレール2においては、後方
に延びるに従い漸次内側へ傾斜していて、車体6
の乗降口6aを閉鎖しているスライドドア3を後
方へ摺動して乗降口6aを開放すると、同スライ
ドドア3の後方への摺動に応じてスライドステツ
プ1が漸次外側へ突出し、かつ同スライドドア3
を前方へ摺動して乗降口6aを閉鎖する際スライ
ドステツプ1が漸次内側へ没入する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、かかる駆動機構においては、スライ
ドドアがスライドステツプを左右方向に直接押動
して摺動させるものであるから、スライドドアを
摺動させる開閉操作がかなり重くなり、相当の操
作力を必要とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる問題に対処すべく前記駆動機
構を、前記車体側に前後方向に張設したチエー
ン,ベルト等車体の前後方向に駆動する無端状の
駆動部材と、この駆動部材を前記スライドドアに
連結し同スライドドアの前後方向の摺動に応じて
前記駆動部材を前後方向に駆動させる連結部材
と、前記駆動部材と前記スライドステツプ間に設
けられ同駆動部材の駆動により正逆回転するピニ
オンおよび前記スライドステツプ側に設けられて
前記ピニオンに噛合し同ピニオンの回転により車
体の左右方向に移動して前記スライドステツプを
出没させるラツクからなる駆動力変換手段とによ
り構成している。
〔考案の作用・効果〕
本考案の駆動機構においては、スライドドアの
摺動によりチエーン,ベルト等駆動部材を駆動し
て同駆動部材に生じる駆動力をピニオン、ラツク
からなる変換手段を介してスライドステツプに伝
達し、これによりスライドステツプが出没するも
のであるから、スライドステツプをスライドドア
の摺動により直接押動する従来の機構に比し、ス
ライドドアの開閉操作力が著しく軽減される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第1図には本考案に係る駆動機構が示さ
れかつ第2図には同駆動機構を備えた車両が示さ
れている。当該車両においては運転室の後方が複
数のシートを備えた客室になつており、車体11
の左側略中央部には乗降口11aが設けられてい
る。また、客室のフロア12の乗降口11aに対
応する側部は1段低くなつており、その段部フロ
ア12aの上方に所定間隔を保つて固定ステツプ
13が水平状に設けられている。固定ステツプ1
3は前後方向に延びて乗降口11aの前後方向の
幅全体に位置している。一方、車体11の左側に
は乗降口11aを開閉するスライドドア14が組
付けられている。このスライドドア14は公知の
スライドドアで、乗降口11aに嵌込んだ状態で
同乗降口11aを閉鎖し、かつ摺動時には図示し
ないアツパレール,センターレールおよびロアレ
ールにて案内され、先ずフロア12の側部から外
側へ所定量離間して車体11の外側に沿つて後方
へ摺動し、乗降口11aを開放して固定ステツプ
13を露呈する。
しかして、当該車両においてはスライドステツ
プ15を備えているとともに、スライドステツプ
15を出没させる駆動機構20を備えている。ス
ライドステツプ15は乗降口11aの前後の幅と
略同じ長さで、その前後両端部には第3図に示す
ようにローラ15aが複数回転可能に設けられて
いて、段部フロア12aの下面に設けた前後一対
のガイドレール16の溝部にローラ15aを転動
可能に嵌合させることにより、両ガイドレール1
6に支持されている。これにより、スライドステ
ツプ15は段部フロア12aの下面にて外側、内
側に出没可能になつている。
駆動機構20は駆動部材たるチエーン21、連
結部材たる連結アーム22、駆動力変換手段たる
ピニオン23a,23bおよびラツク24a,2
4bにより構成されている。
チエーン21は第1図、第4図および第5図に
示すように、段部フロア12aの前後両部に貫通
して回転可能に支持した一対の回転軸25a,2
5bの上端に組付けた両スプロケツト26a,2
6bに張設されている。また、スライドドア14
を構成するインナパネル14aの前方下部には連
結アーム22が組付けられている。この連結アー
ム22はチエーン21の一側に延びて同チエーン
21と連結し、同チエーン21とスライドドア1
4とを連結させている。一方、両回転軸25a,
25bの下端にはピニオン23a,23bが組付
けられており、またスライドステツプ15の前後
両端部にラツク24a,24bが組付けられてい
る。各ラツク24a,24bは左右方向に所定長
さ延びていて、各ピニオン23a,23bとそれ
ぞれ噛合している。
このように構成した駆動機構20を備えた車両
においては、スライドドア14が乗降口11aを
閉鎖している場合スライドステツプ15は段部フ
ロア12aの下面内に没入している。この状態で
スライドドア14を後方へ摺動させると、スライ
ドドア14に連結アーム22を介して連結してい
るチエーン21が前後方向に駆動して両回転軸2
5a,25bを回転させる。このため、両ピニオ
ン23a,23bが回転して両ラツク24a,2
4bを組付けたスライドステツプ15をスライド
ドア14の摺動に応じて漸次外側へ突出し、乗降
口11aが完全に開放されたときにはスライドス
テツプ15の突出量は所定の値となり、客室に対
する乗降が容易となる。また、この状態でスライ
ドドア14を前方へ摺動させると、チエーン21
が前後方向に逆方向に駆動して両回転軸25a,
25bを回転させ、スライドステツプ15をスラ
イドドア14の摺動に応じて漸次内側へ没入させ
る。
このように、本実施例の駆動機構20において
は、スライドドア14に連動する駆動部材として
チエーン21を採用するとともに各ピニオン23
a,23bおよびラツク24a,24bからなる
駆動変換手段にてスライドステツプ15を出没す
るように構成しているため、スライドステツプを
スライドドアにて直接押動して出没させる従来の
駆動機構に比し、スライドドア14の開閉操作力
が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る駆動機構の斜
視図、第2図は同機構を備えた車両の斜視図、第
3図は第1図の矢印−方向にみた拡大断面
図、第4図は第1図の矢印−方向にみた拡大
断面図、第5図は第1図の矢印−方向にみた
拡大断面図、第6図は従来の駆動機構を示す第1
図に対応する斜視図、第7図は同機構の第4図に
対応する断面図である。 符号の説明、11……車体、11a……乗降
口、12……フロア、13……固定ステツプ、1
4……スライドドア、15……スライドステツ
プ、20……駆動機構、21……チエーン、22
……連結アーム、23a,23b……ピニオン、
24a,24b……ラツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の一側に前後方向に摺動可能に組付けられ
    て乗降用開口部を開閉するスライドドアを備える
    とともに、前記車体の乗降用開口部に対応する部
    位に車体の左右方向に摺動可能に組付けたスライ
    ドステツプを備え、このスライドステツプを駆動
    機構を介して前記スライドドアに連結して同スラ
    イドドアの開閉動作に連動して前記スライドステ
    ツプを出没させるようにした車両において、前記
    駆動機構を、前記車体側に前後方向に張設したチ
    エーン,ベルト等車体の前後方向に駆動する無端
    状の駆動部材と、この駆動部材を前記スライドド
    アに連結し同スライドドアの前後方向の摺動に応
    じて前記駆動部材を前後方向に駆動させる連結部
    材と、前記駆動部材と前記スライドステツプ間に
    設けられ同駆動部材の駆動により正逆回転するピ
    ニオンおよび前記スライドステツプ側に設けられ
    て前記ピニオンに噛合し同ピニオンの回転により
    車体の左右方向に移動して前記スライドステツプ
    出没させるラツクからなる駆動力変換手段とによ
    り構成したことを特徴とする車両におけるスライ
    ドステツプの駆動機構。
JP19272585U 1985-12-13 1985-12-13 Expired JPH0327000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19272585U JPH0327000Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19272585U JPH0327000Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6299456U JPS6299456U (ja) 1987-06-24
JPH0327000Y2 true JPH0327000Y2 (ja) 1991-06-11

Family

ID=31148078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19272585U Expired JPH0327000Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0327000Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4858092B2 (ja) * 2006-11-07 2012-01-18 アイシン精機株式会社 車両用ステップ装置
JP2008265650A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Aisin Seiki Co Ltd 車両用スライド装置
US7841609B2 (en) 2007-11-22 2010-11-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Step device for vehicle
JP5951974B2 (ja) * 2011-12-07 2016-07-13 トーシンテック株式会社 車両乗降用ステップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6299456U (ja) 1987-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6036257A (en) Articulating lower roller assembly for sliding vehicle door
US2785922A (en) Vehicle body construction with retractible rigid top
US7611190B1 (en) Vehicle door articulating and sliding mechanism
JPH0349047Y2 (ja)
JPS63173722A (ja) 車両のオ−プンル−フ構造
JP4182142B2 (ja) 自動車のスライドドア構造
US6234565B1 (en) Dual action bifold door assembly
JPS6229413A (ja) 引き戸式車輌ドア機構
US4068407A (en) Sliding vehicle door
US3961660A (en) Door operating apparatus
JPH0327000Y2 (ja)
JPS59230841A (ja) 自動車のサイドステツプ構造
JPH0156002B2 (ja)
JPH0218114A (ja) ドアシステム
JPH0235537Y2 (ja)
JPH057059Y2 (ja)
JPH0133364Y2 (ja)
JPH0277319A (ja) 車輌のリヤサイドウインド開閉装置
JPH09142142A (ja) 車両の側部ドア装置
JP4089336B2 (ja) 車両のスライドドア構造
JP3521917B2 (ja) 自動車のオープンルーフ構造
JP4089337B2 (ja) 車両のスライドドア構造
JPH0541451B2 (ja)
JP2523746Y2 (ja) 車両のドア装置
JPH0539927Y2 (ja)