JP2576542Y2 - キャブのスライドドア装置 - Google Patents

キャブのスライドドア装置

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JP2576542Y2
JP2576542Y2 JP1992067166U JP6716692U JP2576542Y2 JP 2576542 Y2 JP2576542 Y2 JP 2576542Y2 JP 1992067166 U JP1992067166 U JP 1992067166U JP 6716692 U JP6716692 U JP 6716692U JP 2576542 Y2 JP2576542 Y2 JP 2576542Y2
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JP
Japan
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guide rail
door
cab
entrance
center
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JP1992067166U
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JPH0624043U (ja
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聡 藤本
秀哲 青木
美喜男 水野
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両の運転室用キャブに装備されているスラ
イドドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来技術のスライドドア装置を
そなえたキャブ1の側面図である。図において、2はド
ア、3はドアハンドル、4は上部ガイドレール、5は下
部ガイドレール、6は後部ガイドレール、aは後部ガイ
ドレール6の長さ、bはドア2の幅寸法、Lはキャブ1
の前後方向の全長である。図5は、図4におけるドア2
を開き操作した状態を示す一部切欠き平面図である。図
6は、図5のA側より見たドア2を示す図である。図に
おいて、7,8,9はそれぞれアーム、10,11,1
2をそれぞれ上部ローラ,下部ローラ,後部ローラであ
る。なお下部ローラ11及び後部ローラ12は垂直及び
水平方向の力に対して円滑に転動できるように組付けら
れているローラであり、またガイドレール5及び6は上
記下部ローラ10及び後部ローラ11をそれぞれ案内す
ることができる。
【0003】次に、従来技術のスライドドア装置の構成
を図4〜図6について述べる。キャブ1の乗降口の上部
及び下部の内側に、前後方向かつ水平の上部ガイドレー
ル4及び下部ガイドレール5を配設し、また高さ位置が
上記上部ガイドレール4と下部ガイドレール5の中間の
高さで、しかも乗降口から後方に向けてキャブ1の外側
面部に、上記両ガイドレール4、5と略平行に後部ガイ
ドレール6を配設し、一方、ドア2の前側上部、前側下
部、及び後側中間部にそれぞれアーム7、8、9を前後
水平方向に回動可能に取付け、そのアーム7、8、9の
先端部にそれぞれ上部ローラ10、下部ローラ11、後
部ローラ12を枢着し、その各ローラ10,11,12
を上記各ガイドレール4,5,6にそれぞれ嵌合せしめ
ている。
【0004】上記のドア2を開くときには、ドアハンド
ル3に手をかけて、ドア2をキャブ1の側面イ(図6に
示す)より外側へ略寸法lだけ変移させる。ドア2に取
付けているアーム(7、8、9)先端部に3個のローラ
10、11、12は各ガイドレール4、5、6に嵌合さ
れているので、ドア2を後方へ移動させると、3点支持
されているドア2はバランスを保って後方へスムーズに
移動する。したがってドア2をキャブ1の側面イに沿っ
て円滑にスライドさせ、乗降口を開くことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】スライドドア装置は、
従来より商用自動車(図示しない)などに多く装備され
ているが、その商用自動車などに比べて、油圧ショベル
のキャブ1の前後方向長さ(図4に示す寸法L)はかな
り短寸である。したがってキャブ1に後部ガイドレール
6を設けた場合に、ドア幅寸法bを十分な長さに設定す
ると、後部ガイドレール6の長さを長く設定できないの
で、ドア2を十分に開放することができない。すなわち
ドア2の後方移動量は後部ガイドレール6の長さaに規
制されるので、キャブ1の乗降口の幅寸法を十分に確保
できない。また上記後部ガイドレール6はキャブ1の外
側面部に露出して設けられているので、外観上の見映え
が悪い。それに加えて後部ガイドレール6は摺動部であ
るので錆が発生し、その錆が目立つときには非常に見苦
しかった。また上記後部ガイドレール6には外部からの
砂ぼこりやごみが溜まるので、メンテナンス上具合が悪
かった。本考案は、上記の問題点を解決できるキャブの
スライドドア装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のスライドドア装
置では、ガイドレールを、前記乗降口の上部及び下部の
キャブ内側に、前後方向かつ水平に配設された上部ガイ
ドレール及び下部ガイドレールと、前記上部ガイドレー
ルと下部ガイドレールの中間高さにおけるドア内面部に
前記両ガイドレールと平行に配設された中間ガイドレー
ルとにより構成するとともに、前記ドアの前側上部及び
前側下部と、前記乗降口の前記中間ガイドレールと同じ
高さ位置の内側後部付近とに、それぞれアームを前後方
向に回動自在に取付け、前記各アームの先端部にそれぞ
れ上部ローラ、下部ローラ、センターローラを枢着し、
前記各ローラをそれぞれ前記上部ガイドレール、下部ガ
イドレール、センタガイドレールに移動自在に嵌合し、
ドアをキャブ側面より外側へ変位させて後方に移動でき
るようにした。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案のスライドドア装置をそな
えたキャブ1’の側面図である。図において、従来技術
と同一構成要素を使用しているものに対しては同符号を
付す。2’はドア、13はセンタガイドレールである。
図2は、図1のBーBより見た要部平面図である。図に
おいて、14はキャブ1’の内部側に固定して設けたボ
ス、15はアーム、16はピン、17はセンタローラで
ある。図3は、キャブ1’の斜視図である。次に、本考
案のスライドドア装置の構成を図1〜図3について述べ
る。キャブ1’の乗降口の上部及び下部の内側に、前後
方向かつ水平の上部ガイドレール4及び下部ガイドレー
ル5を配設し、また高さ位置が上記上部ガイドレール4
と下部ガイドレール5の中間高さにおけるドア2’の内
面部に、上記両ガイドレール4、5と略平行にセンタガ
イドレール13を配設し、一方、ドア2’の前側上部及
び前側下部と、キャブ1’の中間高さにおける内側後部
のボス14に、それぞれアーム7、8、15を前後水平
方向に回動可能に取付け、その各アーム7、8、15の
先端部にそれぞれ上部ローラ10、下部ローラ11、セ
ンタローラ17を枢着し、その各ローラ10、11、1
7を上記ガイドレール4、5、17にそれぞれ嵌合し、
ドア2’をキャブ1’側面より外側へ変位せしめること
により後方へ移動できるようにした。
【0008】次に、本考案のスライドドア装置の作用に
ついて述べる。本考案ではセンタガイドレール13をド
ア2’の内面部に水平に設けるようにしたので、ドア幅
寸法b’を十分に長く設定すれば、その長さb’と略同
じ長さのセンタガイドレール13(センタガイドレール
13の長さa’とすればa’≒b’である)を設定する
ことができる。それでドア2’を開くときには、従来技
術の場合と同様にドアハンドル3に手をかけて、ドア
2’をキャブ1’の外側へ変位させる。ドア2’側の上
部ローラ10、下部ローラ11はキャブ1’側の上部ガ
イドレール4、下部ガイドレール5にそれぞれ嵌合さ
れ、またキャブ1’側のセンタローラ17はドア2’側
のセンタガイドレール13に嵌合されている。そこでド
ア2’を後方へ移動させると、3点支持されているドア
2’はバランスを保って後方へスムーズに移動するの
で、円滑に乗降口を開くことができる。そしてこの場合
に、開放する乗降口の幅寸法を図2に示すように十分大
なる寸法a’だけ確保することができる。また本考案で
は、車体の外側面部に露出するガイドレールが存在しな
いのでスマートな外観を呈するとともに、錆や砂ぼこり
などによる悪影響をなくすことができる。
【0009】
【考案の効果】油圧ショベルのキャブに装備した従来技
術のスライドドア装置では、キャブの前後方向長さが短
いために後部ガイドレールの長さも短寸となり、乗降口
の幅寸法を十分に確保できなかった。また後部ガイドレ
ールがキャブの外側面部に露出して設けられているの
で、外観上の見映えが悪いとともに、錆や砂ぼこりなど
により悪影響を受けていた。しかし本考案のスライドド
ア装置ではドアの内面部にセンタガイドレールを水平に
設けるようにしたので、ドア幅寸法を十分に長く設定す
れば、その長さと略同じ長さのセンタガイドレールを設
定することができる。ドアの後方移動量はセンタガイド
レールの長さによって定まるので、ドアの開放時に乗降
口の幅寸法を十分に確保することができる。また、車体
の外側面部にガイドレールを露出させていないので、外
観をスマートにすることができる。またガイドレールが
錆や砂ぼこりなどにより悪影響を受けないので、スライ
ドドア装置のメンテナンス性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライドドア装置をそなえたキャブの
側面図である。
【図2】図1のBーBより見た要部平面図である。
【図3】本考案のスライドドア装置を装備したキャブの
斜視図である。
【図4】従来技術のスライド装置をそなえたキャブの側
面図である。
【図5】図4におけるドアを開き操作した状態を示す一
部切欠き平面図である。
【図6】図5のA側より見たドアを示す図である。
【符号の説明】
1,1’ キャブ 2,2’ ドア 4 上部ガイドレール 5 下部ガイドレール 6 後部ガイドレール 7,8,9,15 アーム 10 上部ローラ 11 下部ローラ 12 後部ローラ 13 センタガイドレール 17 センタローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ側面部の乗降口に対してドアを設
    け、そのドア又はキャブに前後方向のガイドレールを配
    設し、そのガイドレールに沿ってドアを移動させること
    により乗降口を開閉するようにしたスライドドア装置で
    あって、前記ガイドレールは、前記乗降口の上部及び下
    部のキャブ内側に、前後方向かつ水平に配設された上部
    ガイドレール及び下部ガイドレールと、前記上部ガイド
    レールと下部ガイドレールの中間高さにおけるドア内面
    部に前記両ガイドレールと平行に配設されたセンタガイ
    ドレールとにより構成されるとともに、前記ドアの前側
    上部及び前側下部と、前記乗降口の前記センタガイドレ
    ールと同じ高さ位置の内側後部付近とに、それぞれアー
    ムを前後水平方向に回動自在に取付け、前記各アームの
    先端部にそれぞれ上部ローラ、下部ローラ、センタロー
    ラを枢着し、前記各ローラをそれぞれ前記上部ガイドレ
    ール、下部ガイドレール、センタガイドレールに移動自
    在に嵌合したことを特徴とするキャブのスライドドア装
    置。
JP1992067166U 1992-08-31 1992-08-31 キャブのスライドドア装置 Expired - Lifetime JP2576542Y2 (ja)

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JP1992067166U JP2576542Y2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 キャブのスライドドア装置

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JPH0624043U JPH0624043U (ja) 1994-03-29
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ID=13337045

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JP2002188182A (ja) * 2000-10-10 2002-07-05 Komatsu Ltd 建設機械の運転室
KR100861561B1 (ko) * 2006-11-08 2008-10-02 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 중장비용 운전실

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JPH0624043U (ja) 1994-03-29

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