JPH09314962A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JPH09314962A
JPH09314962A JP9005013A JP501397A JPH09314962A JP H09314962 A JPH09314962 A JP H09314962A JP 9005013 A JP9005013 A JP 9005013A JP 501397 A JP501397 A JP 501397A JP H09314962 A JPH09314962 A JP H09314962A
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直彦 小圷
Giichi Ito
義一 伊藤
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和寿 有賀
Masahiro Minowa
政寛 箕輪
Kazuko Fukano
和子 深野
Tomohiro Oguchi
朝弘 小口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用のオンラインスイッチを省略しながら、印
刷処理に伴い消費される消耗材の補充等の処理を改善す
る。 【解決手段】本発明の印刷装置は、印刷媒体を搬送する
搬送機構と、この印刷媒体に印刷を行う印刷機構とを用
い、ホスト装置から受信したデータに基づいて印刷処理
を行うように構成されるとともに、いわゆるオンライン
状態とオフライン状態とを選択的に取り、且つその状態
をホスト装置に通知する印刷装置であって、印刷処理に
伴い消費されるロール紙やインク等の消費材の有無を検
出するセンサと、オフライン状態からオンライン状態へ
の遷移を指示するオンライン機能と、消費材の補充に伴
って印刷装置が行うべきペーパフィード等の処理を指示
する第2の機能とを選択的に備えたスイッチと、センサ
による消費材の無しの検出に基づいて印刷装置をオフラ
イン状態に遷移させ、また、このオフライン状態への遷
移の後、センサによる消費材の有りの検出に基づいてス
イッチのオンライン機能を選択する制御装置とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置から受
信したコマンド等のデータに基づいて印字処理を行うプ
リンタに係り、特に、 消耗部品が消耗した際にこれの
補充があるまで印字処理を中断するプリンタにおける印
字処理の再開処理プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、POS/ECRの分野において
は、データ入力装置、ホスト装置、及びプリンタが一体
となったスタンドアロン型の装置によって専用システム
が構成されていた。
【0003】しかし近年では、データ処理の迅速性やシ
ステム構成の柔軟性から、データ入力装置、ホスト装
置、プリンタがそれぞれ分離され、互いに離間した場所
で使用される分散型システムが広く用いられるようにな
って来た。
【0004】このような分散型システムに用いられるプ
リンタは、一般にはターミナルプリンターと呼ばれてい
る。以下、この種のプリンタを用いるシステムをレスト
ラン等の飲食店で用いられるものを例示して説明する。
ここで用いられるプリンタはキッチンプリンターと称さ
れており、接客者が店内フロアーで受注したオーダーを
携帯型のデータ入力装置に入力するとオーダーが直ちに
ホスト装置1に送信され、厨房内に置かれたキッチンプ
リンターがオーダー内容を印字出力するように構成され
ている。このようなシステムによれば、オペレータが印
字内容を見ながら処理できるのでミスが防止でき、販売
内容の管理、処理も容易にできることから種々の業種に
導入されつつある。
【0005】しかしながらこのようなプリンタが置かれ
る場所では、調理器具や金庫等の他の設備を優先的に配
置しなければならない場合が多く、そのため、データプ
リンタには、小型で設置面積が小さいものであることが
求められており、装着されるロール紙やインクカートリ
ッジのインク等の消耗部品の量には限界がある。また、
ホスト装置は使用環境の制約等から離れた場所に設置さ
れるのが通例である。他方、そのようなプリンタは多量
のデータを印字処理しているため、システムの稼働中に
インク等の消耗部品を使い尽くしてしまう場合が多い。
【0006】ロール紙の残量は、ロール紙がなくなった
ことを検出するペーパアウトセンサや、ロール紙の残り
が少ないことを検出する周知のニアエンドセンサによっ
て検出される。また、装着されたインクカートリッジ内
のインク残量はインク残量検出器で監視されている。こ
れらの消耗部品がなくなるとプリンタは直ちに印字処理
を停止し、更なるデータの受信を行わないか、あるいは
その蓄積を保証しない状態、即ちオフライン状態とな
る。更に、これをホスト装置に知らせることによってホ
スト装置から受信するデータの喪失を防止していた。
【0007】そしてホスト装置はオフライン状態を検知
すると、ランプの点滅やブザー音で消耗部品の補充が必
要なことをオペレータに知らせる。そして、補充後は、
オンラインスイッチが押されるか、ロール紙やインクカ
ートリッジを覆っているカバーが閉じられるかするとオ
ンライン状態に回復して印字処理を再開していた。すな
わち、ロール紙の補充やインクカートリッジの交換が終
了した場合には、オペレータは図示しないオンラインス
イッチを操作してオンライン状態に回復させ、印字処理
を再開させる。または、消耗部品の補充後に閉成される
上記のカバーを取り付けてある場合には、カバーセンサ
ーがその閉成を検出してプリンタはオンライン状態に回
復し、印字処理が再開されるのである。
【0008】なお、ロール紙の補充の際には、オペレー
タはペーパフィードスイッチを操作して損傷や変色のあ
るロール紙の先端部分を更に空送りした後上記の操作に
よりオンライン状態に移行させる。また、インクカート
リッジの種類によっては、インクが吐出されるインクノ
ズル近傍のインクが増粘してインクの吐出不良が発生す
る場合があるため、インクカートリッジの交換後、スイ
ッチ操作によって、増粘したインクの強制吐出、いわゆ
るフラッシングを行わせた後、更に前述の操作を行って
オンラインに回復させる必要があった。
【0009】上記はロール紙やインクが消耗した場合に
ついての例であるが、従来技術においては、例えば熱転
写プリンタにおけるインクリボンのような消耗部品が無
くなるか又は残量が少なくなった場合も、プリンタによ
って一旦オフライン状態とした後、オペレータが同様の
処理を行ってオンライン状態に回復させていた。
【0010】しかしながら近年、低価格、高信頼性への
要求が一層強くなり、機能を維持した上での部品点数の
削減が求められている。そしてカバーセンサーや専用の
オンラインスイッチもその必要性が再検討された。
【0011】従来、これらのオンラインスイッチやカバ
ーセンサーを省略する技術は、特開平6−47992号
公報に開示されているように、プリンタがオフライン状
態になった後、予め設定されている所定時間の経過によ
りインク等の消耗部品の補充作業が完了したものとし
て、自動的にオンライン状態に復帰するものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オペレータの
熟練度によってロール紙等の消耗部品の交換に要する時
間が異なり、また、ロ−ル紙の交換に引き続いてインク
カートリッジ等の他の消耗部品の交換をもしなければな
らない場合もあり、必ずしも一定の時間内に印字を再開
できる状態になるとは限らない。そして、印字を再開で
きる状態になる前に印字を行った場合には、印字が正し
く行われず、印字データが失われてしまうおそれがあ
る。従って、前述のキッチンプリンターやレジスター等
に従来の技術を用いた場合には、印字データが失われて
業務が混乱するおそれがあった。
【0013】本発明は、このような従来の技術における
不具合を解消し、機能を維持した上でオンラインスイッ
チやカバーセンサを省略しようとするものであり、特
に、印字データを失うことなく、オンライン状態に回復
することができるプリンタを提供することを目的とする
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の印刷装置は、印刷媒体を搬送する搬送機構
と、この印刷媒体に印刷を行う印刷手段とを用い、ホス
ト装置から受信したデータに基づいて印刷処理を行うよ
うに構成されるとともに、そのデータの処理を保証する
第1の状態、いわゆるオンライン状態と、データの処理
を保証しない第2の状態、いわゆるオフライン状態とを
選択的に取り、且つその状態をホスト装置に通知する印
刷装置であって、印刷処理に伴い消費されるロール紙や
インク等の消費材の消耗または無し、及び補充または有
りを検出するペーパエンドセンサやインク残量センサ等
の消費材検出手段と、手動操作可能であり、且つオフラ
イン状態からオンライン状態への遷移を指示するオンラ
イン機能と、消費材の補充に伴って印刷装置が行うべき
ペーパフィードやインクノズルのリフレッシュ等の処理
を指示する第2の機能とを選択的に備えた操作手段と、
消費材検出手段による消費材の消耗または無しの検出に
基づいて印刷装置をオフライン状態に遷移させる第1の
状態遷移手段と、この第1の状態遷移手段によるオフラ
イン状態への遷移の後、消費材検出手段による消費材の
補充または有りの検出に基づいて操作手段のオンライン
機能を選択する機能選択手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】この場合の第1の状態は、いわゆるオンラ
イン状態を意味しており、本発明では印字装置内に設け
られた記憶装置から印字すべきデータを取り出して印刷
媒体に印字処理を行う状態の他、記憶装置を有しない印
字装置では、受信したデータを直ちに印刷媒体に印字処
理する状態も含まれる。また、本発明における第2の状
態は、いわゆるオフライン状態を意味しており、この状
態ではホスト装置はデータの送信を停止するのが普通で
ある。しかし、この状態で印字装置がデータを受信した
場合には、記憶装置がオーバーフローしたり、印字手段
が動作しない等によって、印字処理すべきデータが失わ
れることがあるものの、データを受信しない状態ではな
いものとする。
【0016】また、この場合の消耗及び補充は、単純に
有無としても良く、消耗検出器は単純に消費材の有無を
検出する、消費材検出器としてもよい。
【0017】これにより、印字処理に伴って消費される
消費材が消耗し、消耗検出器による消耗の検出に基づい
て印字装置がオフライン状態となった場合には、操作者
が当該消費材を補充した後、操作手段を操作するば印字
装置をオンライン状態に回復させられる機能、すなわち
オンライン復帰機能を持たせることができる。
【0018】例えば、消費材として印刷媒体である印字
用紙を、その消耗を検出する消耗検出器としてペーパエ
ンドセンサを、また、操作手段としてペーパフィードス
イッチを挙げることができる。この場合には、ペーパフ
ィードスイッチの本来の機能は、印字用紙を所定量搬送
することであり、消費材であるロール紙の補充に伴って
印刷装置が行うべき処理である。これによれば、ロ−ル
紙のような印字用紙がなくなって、印字装置がオフライ
ン状態となった場合には、操作者が印字用紙の補充を行
った後ペーパフィードスイッチを操作すれば、印字装置
はオンライン状態に回復し、印字処理を正常に継続する
ことができる。
【0019】この場合において、操作手段のオンライン
指定機能の選択は、消耗検出器又は消費材検出器の補充
又は有りの検出の時から、所定の期間の経過の後に行わ
れることが望ましい。これにより、消費材を補充した後
に操作手段の本来の機能を用いることができ、消費材の
補充を一層確実に行うことができる。上記の例において
は、所定の期間内にペーパフィードスイッチを操作する
ことにより、ペーパフィードを行うことができ、印字用
紙の装填を容易且つ確実に行うことができる。
【0020】更に、この場合において、所定の期間内に
操作手段が操作された場合には、最後の操作の時から所
定の期間が経過した後にオンライン指定機能の選択が行
われるようにすることが望ましい。これにより、消費材
補充後に操作手段の本来の機能を用いる場合の時間的制
約を排除することができる。上記の例では、印字用紙補
充後に多量のペーパフィードを行っても、その操作の途
中でペーパフィードスイッチの機能がオンライン指定機
能に切り替わり、意に反してオンライン状態に遷移する
ことを避けることができる。
【0021】以上の場合において、操作手段のオンライ
ン指定機能の選択の時から所定の期間の経過の後に、操
作手段の本来の機能が選択されるとともにオンライン状
態に遷移するようにしてもよい。これにより、操作手段
の操作を行うことが煩雑な場合や、操作をし忘れた場合
にも、所定の期間の経過により自動的に操作手段は本来
の機能に戻り、印字装置はオンライン状態に回復するこ
とができる。
【0022】また、これらの場合において、操作手段の
オンライン指定機能の選択の後は、ホスト装置から受信
した時に印字装置のオンライン、オフラインの状態に拘
わらず即時に実行されるコマンド、即ちリアルタイムコ
マンドに基づき、オンライン状態に遷移するようにして
もよい。これにより、手動操作及びコマンドによるオン
ライン状態への回復が可能となり、ホスト装置が離れた
場所に設置されている場合には、何れか近い方の装置か
ら操作できる。
【0023】更に本発明は印刷装置の制御方法としても
表現することができ、上記と同様の作用効果を奏するも
のである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図面
を用いて説明する。図1は、本発明のプリンタ2の外観
斜視図であり、該プリンタ2の内部には、図2に示すよ
うな、不図示のステッピングモーターや紙送りローラ7
a、7b等で構成され、ロール紙の搬送を行う紙送り機
構と、インクリボン17と印刷ヘッド9等で構成され、
ロール紙10への印字を行う印字部と、対向型のフォト
センサ若しくはレバースイッチ等で構成されたの周知の
ペーパエンドセンサ29とが設けられている。
【0025】プリンタ2はオペレータが誤って印字部に
触れないようにこれを保護するカバー11を有し、カバ
ー11はプリンタ操作パネル16の側を上方に持ち上げ
ることにより、後方のヒンジを支点として回動し、開放
状態とすることができる。カバー11の中央部には、印
字の行われたロ−ル紙が排出されるための開口部12が
設けられており、プリンタ2がレシート発行用に用いら
れる場合には、切断されたレシートが開口部12より排
出される。
【0026】尚、カバー11は必ずしもヒンジを介して
プリンタ本体2に接続されている必要はなく、全体がプ
リンタ本体2から取り外せるように装着されてもよい。
この場合には、上記の開口部12の左右であってカバー
11の前後方向の重心位置近傍に、指の入る窪み11a
を設けておくことが望ましい。また、プリンタ本体2の
側面には、インクリボン17の交換を容易に行えるよう
にするために凹部11bが設けられている。
【0027】プリンタ2の前面には操作パネル16及び
電源スイッチ13が設けられている。操作パネル16は
オペレータが誤って触れることがないようにプリンタ2
の前面より窪んだ位置に設けられており、ロール紙の搬
送を指示するためのスイッチ14及びプリンタ2の状態
をオペレータに知らせるための表示器15を備えてい
る。尚、本例では表示器15として発光ダイオード(L
ED)を用いているが、本発明はこれに限らず、液晶表
示器等の周知の表示装置を用いることができる。また、
本例ではスイッチ14として導電ゴムスイッチを用いて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、周知
のプッシュスイッチやモーメンタリスイッチを用いるこ
とができる。また、電源スイッチ13はオペレータが誤
って操作してしまうことがないように、スイッチ操作部
がプリンタ2の前面から突出しない位置まで前面より窪
んだ状態で取り付けられている。
【0028】図2に本例で用いるロール紙プリンタ機構
の横断面図を示す。プリンタ機構3にはすでにロール紙
10が装填されている。ロール紙の補充は以下のように
行われる。ロール紙給紙口5にロール紙10の先端11
を挿入し、紙案内板4に当接させて滑らせながら挿入す
ると、ペーパーエンドセンサ29がロール紙10の先端
11を検出する。この状態でスイッチ14を押すと、紙
送りローラ6a、6b、7a及び7bが矢印の方向へ回
転し、紙送りローラー6aと6bとがロール紙10の先
端部11をつかみ、ローディング動作が開始される。所
定量の紙送りが行われると、ロール紙10は印字ヘッド
9とプラテン18との間を通過して搬送され、印字が可
能な状態に設定される。その後、ロール紙10のプリン
タ機構3外に搬送された部分は、プリンタ機構3の上部
に配置されたカッター19で切断される。なお、給紙口
5には繰り出しローラー8が配置されており、ロール紙
10の慣性モーメントに起因する紙送り負荷を軽減して
いる。
【0029】図3に本例のプリンタ2の機能を説明する
ためのブロック図を示し、これを用いて本例のプリンタ
2を更に詳細に説明する。本例のプリンタ2において
は、ホスト装置1から送信されるコマンド及び印字デー
タ39をプリンタ2内部のホストインタフェース25で
受信し、ホストインタフェース25はこれを内部入力デ
ータ38に変換した後コマンド解釈部26に渡す。コマ
ンド解釈部26では内部入力データ38を解釈し、直ち
に実行すべきコマンド(リアルタイムコマンド)36で
あればこれを制御ユニット28に渡し、それ以外のコマ
ンド、即ち通常のコマンドあるいは印字データ37であ
ればこれをデータバッファ27に格納する。データバッ
ファ27はいわゆるFIFOバッファであり、制御ユニ
ット28の要求に応じて、格納されているコマンドまた
は印字データ37をコマンド解釈部26から渡された順
に制御ユニット28に渡す。
【0030】制御ユニット28はコマンド解釈部26か
ら渡されたリアルタイムコマンド36があればこれを最
優先で実行し、これが無ければデータバッファ27から
通常のコマンド等37を順次に読み出して実行する。ま
た、制御ユニット28はコマンドの実行のために必要が
あればプリンタ機構3及び操作パネルとの間で所用の信
号の授受を行い、また、必要があれば内部出力データ3
3をホストインタフェース25に渡す。この場合には、
ホストインタフェース25は内部出力データ33をプリ
ンタステータスデータ40に変換してホスト装置1に送
信する。
【0031】前述のように、プリンタ機構3にはロール
紙10が装填されており、ロール紙10の有無を検出す
るペーパエンドセンサ29が設けられている。ペーパエ
ンドセンサ29からの検出信号31は制御ユニット28
に入力され周知の回路によって2値化される。また、ペ
ーパエンドセンサ29自身によって2値化されていても
よい。この信号を、また、ペーパアウト信号31と称
し、低レベルでロール紙がなくなっている状態を示すも
のとする。
【0032】また、制御ユニット28からはプリンタ機
構3に対しロール紙の搬送を指示するペーパフィード信
号32が供給されている。この信号が高レベルとなると
ロール紙の搬送を開始し、この信号が低レベルとなるま
でロール紙の搬送を続ける。
【0033】操作パネル16に設けられたスイッチ14
からのスイッチ信号35は制御ユニット28に入力され
ており、後述するように、制御ユニット28は当該信号
に応じて複数の処理を選択的に実行する。
【0034】すなわち、制御ユニット28は、オンライ
ン状態では、プリンタ機構3を動作させ、印字データ等
に基づいてロール紙に印字処理ができるように構成され
ており、また、スイッチ14が操作されたことを検出す
ると、その時にスイッチ14に付与されている機能に従
って処理を行うように構成されている。また、ペーパエ
ンドセンサ29がロール紙がなくなったことを検出する
と、制御ユニット28は上記の印字処理を中止し、従っ
てデータバッファ27からの制御ユニット28へのデー
タ等の取り出しも停止される。そして、データバッファ
27の記憶容量を超えてデータが送られることによって
データが失われるのを回避するため、プリンタ2がデー
タを受け付けない状態、即ちオフライン状態とし、これ
をホスト装置1へプリンタステータスデータ40として
通知する。
【0035】オフライン状態においても、実際にはコマ
ンド/データ39の受信及び解析は実行されるが、それ
らのコマンド/データ39を変換した通常コマンド等3
7はデータバッファ27の残り容量が無くなった場合に
は格納することができないので失われることになる。従
って、ホスト装置1は、オフライン状態の通知を受信し
た後は、後述するリアルタイムコマンド36を除き、デ
ータ39の送信を速やかに停止し、且つ、その後に送信
したデータは別途保存しておく必要がある。
【0036】次に、図4に示すフローチャートに基づい
て本例のプリンタ2におけるロール紙の補充処理を詳細
に説明する。ステップS61においてロール紙がなくな
った状態(ペーパアウト信号31)が検出されると、制
御ユニット28はステップS62においてオフライン状
態に遷移する。この状態では印字処理やデータバッファ
27からのコマンド及びデータの取り出しは行われず、
データーバッファ27のオーバフローを回避するため、
制御ユニット28は、ホストインターフェース25を介
して、オフライン状態となったことをホスト装置1に通
知し、データの送信停止を促す。一方、ペーパアウト信
号31が検出されなければ、直ちにロール紙補充処理を
終了して通常の処理、例えば印字処理を続行する。
【0037】ステップS62でオフライン状態に設定さ
れた後は、ロール紙10が補充されるまで待機する(ス
テップS63)。そしてロール紙10が補充されてペー
パアウト信号31が紙有りを示すと、ステップS64に
おいてロール紙10のローディング動作を行う。すなわ
ち、制御ユニット28はペーパフィード信号32をアク
ティブとしてプリンタ機構3に所定量のペーパフィード
を行わせるのである。そして、ローディング動作終了後
ステップS65においてタイマー(t1)がセットされ
る。
【0038】ここで設定される時間t1はスイッチ14
の機能の設定をペーパフィードのままにしておく時間で
あり、この間にオペレータはオフライン状態のままでロ
ール紙の搬送を行わせることができる。従って、例えば
ロール紙の先端部分が損傷していたり変色していた場合
は、ロール紙のローディング後にこの部分を必要なだけ
プリンタ機構3から排出することができる。
【0039】その後、ステップS66においてスイッチ
14が操作されたか否かがチェックされ、操作されてい
たらステップS67においてペーパフィード信号をプリ
ンタ機構3に出力し、さらにペーパフィードを行う。
【0040】このペーパフィード動作にはある程度の時
間を要するので、その後はt1にセットされたタイマー
を、セットしなおしてもよい。図中の経路はこの場合
を示し、タイマーはステップS68においてペーパフィ
ード動作に要した時間を考慮して新たな値t2にリセッ
トされる。また、の経路はタイマーの値を変更しない
場合の例であり、の経路はタイマーを初期の値即ちt
1にリセットする場合の例である。
【0041】ステップS69においてタイマーが所定の
時間の計測を終了すると、ステップS70において、後
述するリアルタイムコマンドのチェックが行われる。そ
して、当該コマンドが検出されなければ、ステップS7
1においてスイッチ14の機能をオンライン状態への遷
移を指示する機能(オンライン機能)に切り替える。ス
テップS72においてタイマーをt3にセットし、ステ
ップS73でスイッチ14が操作されたかをチェックす
る。そして、当該スイッチ14が押されていたら制御ユ
ニット28は、印字処理が可能な状態に回復したものと
判断し、ステップS77においてオンライン状態に遷移
するとともに、データバッファ27にデータが蓄積され
ている場合には当該データの処理及び印字処理が再開さ
れる。このとき、ホスト装置1に対してその旨を通知す
ることはいうまでもない。また、この状態ではスイッチ
14に割り当てられたオンライン機能はもはや必要が無
いため、ステップS76においてスイッチ14の機能を
通常のペーパフィード機能に戻しておく。
【0042】ところで、本例において、オンライン状態
に復帰するためには必ずスイッチ14を押さなければな
らないこととすると、当該スイッチを押し忘れた場合に
は、印字処理が再開されず、また、ホスト装置1からの
データ等39の送信ができないので、プリンタ2への消
耗部品の補充が完了しているにもかかわらず、ホスト装
置1を含めた情報処理システム全体の停止状態が継続し
てしまう。そこで、本例のプリンタ2は上記の他に、更
に次に述べる機能をも備えている。
【0043】第1の機能はオンライン回復を指定するリ
アルタイムコマンド(以下、オンライン回復コマンドと
称する。)である。上述のように、プリンタ2は、割込
処理回路によるコマンド解析部26によってデータを解
析した結果、そのデータがリアルタイムコマンドである
と判断した場合には、データバッファ27に蓄えられて
いる未処理のデータにかかわらず、当該コマンドを制御
ユニット28へ即刻送信する。そして、制御ユニット2
8においては当該コマンドが直ちに実行されるのであ
る。なお、上記の割込処理回路はいわゆる割込回路の他
にも、定期的なポーリングや、一連の処理の終了時に要
求の有無を検出する処理等、比較的頻繁に処理が行われ
る回路及び処理方法をも含むものとする。
【0044】以下、図4に示すフローチャートに従って
当該処理を説明する。制御ユニット28は、オンライン
回復コマンドを受信すると以下の処理を行う。先ず上述
のスイッチ14の機能を切り換えるべき時刻(タイマー
t1のオーバフローが発生した時刻。以下時刻Qとい
う。)となっているか否かがステップS69において検
知される。当該時刻Qにおいては、所要のローディング
及びペーパフィード処理が行われたものと考えられるか
ら、これ以降であればロール紙10の補充が完了してい
る蓋然性が高いものと考えられる。従って、当該時刻Q
以降に当該コマンドを受信した場合には(ステップS7
0)、ステップS77において直ちに印字処理を可能と
し、オンライン状態へ遷移する。一方、当該コマンドの
受信が当該時刻Qより前であれば、当該時刻Qまで待っ
て(ステップS70)、同様の処理を実行する。これに
より、スイッチ14を操作し忘れた場合等でも、ホスト
装置1からの制御コマンドによってプリンタをオンライ
ン状態へ回復させることが可能となる。
【0045】第2の機能はいわゆるタイムアウト機能で
ある。即ち、図4のフローチャートにおいて、上述のス
イッチ14の機能を切り換えるべき時刻Qの後、所定の
時間t3が経過した時(ステップS74)までにスイッ
チ14が操作されておらず(ステップS73)、且つオ
ンライン回復コマンドを受信していない場合(ステップ
S75)には、その後に、自動的に印字処理の可能な状
態に復帰し、オンライン状態に遷移する(ステップS7
7)。なお、このときペーパフィードスイッチの機能は
通常のペーパフィード機能に遷移することはいうまでも
ない(ステップS76)。この場合、t3はロール紙の
補充作業を完了するのに充分な時間とすることが必要で
ある。これにより、スイッチ14の操作を行わなかった
場合でも、補充作業の終了の後に装置をオンライン状態
に回復させることができる。
【0046】なお、上記の所定時間t1、t2、及びt
3の値はプリンタの初期化動作時に設定しても良く、ま
た、ホスト装置1から制御コマンドを用いて予め設定す
ることも可能である。本例においては、これらの所定時
間はマイクロプロセッサに内蔵されたタイマーを用いて
測定し、所定時間の経過の時にイベント割込を発生して
それぞれの処理を行っているが、これに限らず、積分回
路、微分回路等の時定数、NE555等のタイマーIC
を用いても実現できる。時間の設定はカウンタへの数値
の設定、D/A変換器からの電圧出力等の周知の方法に
よって行うことができる。
【0047】図5にスイッチ14の機能の切り替えを説
明するためのブロック図を示す。上記のスイッチ14の
機能の遷移は、スイッチ信号35をオンライン信号生成
部28a及びペーパフィード信号生成部28bに選択的
に接続する信号切替部28cと、当該接続の切換を指示
するスイッチ機能切換信号34とによって行われる。ス
イッチ14が押され、入力バッファ14aに低レベルの
信号が入力されると、入力バッファ14aからはスイッ
チ信号35として反転信号、即ち高レベルの信号が出力
される。そして、スイッチ信号35は信号切替部28c
によって、スイッチ機能切替信号34に応じてオンライ
ン信号生成部28aまたはペーパフィード信号生成部2
8bに供給される。
【0048】具体的には制御ユニット28内部における
スイッチ信号35の解釈を変更することによって行われ
る。本例においては制御ユニット28はマイクロプロセ
ッサによって実現されており、その処理プログラムの中
でスイッチ信号35の接続された入力ポートの状態をペ
ーパフィード動作の指定と判断するか、あるいはオンラ
イン状態への遷移の指定と判断するかに応じて、機能の
遷移が可能となるのである。他の例としては、信号切替
部28cを周知のデータセレクタを用いて構成し、その
選択信号として、マイクロプロセッサからスイッチ機能
切替信号34を供給してもよい。その場合には、データ
セレクタの出力がそれぞれマイクロプロセッサの入力端
子に接続され、それぞれの機能を要求する信号として用
いられる。
【0049】上記の例ではロール紙10という消耗部品
の有無をペーパエンドセンサ29を用いて検出する場合
について示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばロール紙10の残量を周知のニアエンドセ
ンサを用いて検出する場合や、インクリボンの残量をリ
ボンセンサを用いて検出する場合、インクジェットプリ
ンタのインク残量をインク残量検出器によって検出する
場合等にも用いることができる。
【0050】以下、消耗部品の他の例として、インクカ
ートリッジの交換を行う場合について説明する。なお、
上述したロール紙の補充の場合と同様の部分については
説明を省略する。
【0051】本例の印字部は、インクカートリッジの先
端部に配設されたインクジェットヘッドを用いてロール
紙への印字を行うように構成されており、インクカート
リッジの近傍にはインクカートリッジ内のインクの残量
を検出するためのインク残量センサが設けられている。
尚、本例においてはインク残量センサとして、インクカ
ートリッジ内のインク流路に一対の電極を設け、この電
極間の抵抗値を検出する方式のものを用いているが、本
発明はこれに限らず、インク袋の一部に設けられた反射
板に赤外光を投射し、この反射光を検出することによっ
てインク袋の変形量を検出する方式等の周知のインク残
量センサを用いることができる。
【0052】図6に本例のプリンタ102で用いるプリ
ンタ機構103の斜視図を示す。ロ−ル紙等の記録用紙
は紙送りユニット104によってインクカートリッジ1
18等からなる印字部へ搬送され、インクカートリッジ
118はキャリッジ117に搬送されて記録紙の搬送方
向と直角方向に移動する。従って、記録紙の全面に印字
を行うことができる。尚、当該移動は、キャリッジモー
タ120の回転をベルト123を介してキャリッジ11
7に伝達することによって行われる。
【0053】インクカートリッジ118の交換は、交換
レバー119を操作することによって行う。即ち、交換
レバー119を紙面右側に倒すように操作するとキャリ
ッジ117とインクカートリッジ118との係合が解除
され、インクカートリッジ118はオペレータによって
容易に取り外すことが可能となる。また、新しいインク
カートリッジ118をキャリッジ117の所定の位置に
セットした後、交換レバー119を元の位置に戻せば、
インクカートリッジ118とキャリッジ117との係合
が施錠される。
【0054】プリンタ機構103にはプリンタ制御回路
より多数の電気信号が配線されている。ケーブル121
はプリンタ機構103の固定部、例えばキャリッジモー
タ120や印字タイミングを検出するためのキャリッジ
駆動系位置センサ(不図示)への配線を含んでおり、フ
レキシブルケーブル122はキャリッジに搭載されたイ
ンクジェットヘッド(カートリッジ)118及びインク
残量センサ(不図示)への配線を含んでいる。前述のよ
うにキャリッジは記録紙の搬送方向と直角方向に移動可
能となっているので、キャリッジへの配線はフレキシブ
ルケーブル122で行う必要がある。
【0055】図7は本例のプリンタ機構103及び紙送
りユニット104の分解斜視図である。図示したよう
に、プリンタ機構103と紙送りユニット104とはド
ライブシャフト124を介して結合されており、紙送り
ユニット104の駆動力はキャリッジモータ120から
ドライブシャフト124を介して供給されている。ただ
し、紙送りユニット側には当該駆動力を間欠的に紙送り
に用いるための輪列が用意されており、いわゆる一行分
に相当するキャリッジの移動が行われるまでは紙送りを
行わず、その後次の行の先頭桁にキャリッジが移動する
までの間に一行分の紙送りが行われるようになってい
る。
【0056】インクカートリッジ118の前面にはイン
クジェットヘッドが取り付けられており、そのインクノ
ズル118aが露出している。本例のインクジェットヘ
ッドはインクノズルの間隔(ノズルピッチ)と印刷すべ
きドットの紙送り方向の間隔(ドットピッチ)との関係
を調整するために、紙送り方向と平行に配列されておら
ず、所定の角度を有して配列されている。
【0057】本例のプリンタ102の機能を説明するた
めのブロック図は上述の例で示したブロック図(図3)
と同様であるので、説明を省略する。すなわち、図3に
示すブロック図において、ロール紙10をインクカート
リッジ18に、ペーパエンドセンサ29をインク残量検
出器129に、また、ペーパフィード信号32をリフレ
ッシュ信号132にそれぞれ置き換えることによって、
本例のブロック図を得ることができる。
【0058】前述のように、プリンタ機構103はイン
クカートリッジ18及びインク残量検出器129を有し
ている。本例におけるインク残量検出はインクカートリ
ッジ118内のインク流路に設けた2本の電極の間の抵
抗を検出する方式のものであるので、本例におけるイン
ク残量検出器129は当該電極を言うものとする。尚、
当該電極間の抵抗値を基にインクの残量を検出するため
の回路は、例えば抵抗値を電圧に変換するための定電流
回路と、当該電圧を所定の電圧値と比較するコンパレー
タとから周知の構成で実現することができる。インク残
量検出器129からのインク残量検出信号131は制御
ユニット28に入力される。このインク残量検出信号1
31は、以降の信号処理を考慮すれば、上記の回路また
はインク残量検出器129自身によって2値化されるこ
とが望ましい。この2値化された信号を、また、インク
残量信号131と称する。
【0059】また、制御ユニット28からのリフレッシ
ュ信号132に応じて、プリンタ機構103はインクノ
ズル118aのフラッシングを行う。すなわち、この信
号が高レベルとなるとキャリッジをリフレッシュ動作に
適した所定の位置まで移動させた後、この信号が低レベ
ルとなるまでノズルのフラッシングを続けるのである。
【0060】次に、図8に示すフローチャートを用い
て、本例のプリンタ102におけるインクカートリッジ
交換処理を詳細に説明する。この処理も上述の例とほぼ
同様であるので、異なる部分のみの説明に止めることと
する。
【0061】本例では、インクカートリッジ118をキ
ャリッジ117に搭載しているため、カートリッジの交
換を検出した直後(ステップS83)にリフレッシュ動
作を開始することは危険である。オペレータがインクカ
ートリッジ118から手を離したか否かを検出すること
ができないからである。従って、この時には上述の例と
は異なり、プリンタ102はリフレッシュ動作を開始し
ない。
【0062】ただし、インクカートリッジ交換後に初め
て行われるリフレッシュ動作におけるフラッシングの回
数を、その後にスイッチ操作に応じて行われるリフレッ
シュ動作におけるものより多く設定することは有効であ
る。交換直後のカートリッジであっても、ノズル内のイ
ンクは増粘している場合があり、これを十分に排出する
必要が有るからである。これにより、その後のスイッチ
操作に応じて行われるリフレッシュ動作におけるインク
の吐出量を必要以上に増大させることを防止できる。ま
た、リフレッシュスイッチが押されている間はフラッシ
ングを継続して行ってもよい。これにより、リフレッシ
ュ時のインク吐出量をオペレータの任意に行うことがで
きる。
【0063】本例の場合には、インクカートリッジ11
8の交換を検出した後、スイッチ14が操作された場合
に、オペレータの準備が整ったと判断して、初回のリフ
レッシュ動作を行う。また、タイマーt1がオーバフロ
ーするまでは、スイッチ14の操作に応じて更にフラッ
シングを行う。
【0064】以上述べたように、本発明は、消耗部品の
残量が所定量よりも少なくなったことがセンサによって
検出された場合にオフライン状態となるプリンタにおい
て、当該消耗部品の補充の完了を、専用のスイッチ等を
用いないでプリンタに知らしめるための有効な方法及び
装置を提供するものである。従って、当該分野における
通常の知識を有する者であれば、上記の例に基づき必要
な変形を施すことによって、あらゆる消耗部品について
本発明を実施することが可能である。
【0065】以上、プリンタの消耗部品または消耗品が
なくなったかあるいは残り少なくなったことが検出され
た場合の処理について詳述したが、オンライン/オフラ
インの切替を指定する専用のスイッチまたはカバー開放
センサを省略した場合には、使用環境や応用分野によっ
ては更に次の課題を生じることがある。すなわち、プリ
ンタが判断できない障害が発生したり、誤った印刷デー
タをプリンタに送信してしまった等の場合に、プリンタ
の電源を切ることでしかプリンタの印刷動作を停止させ
ることができないのである。そして、この場合には、す
でにプリンタに送信され、これに格納されているコマン
ドや印刷データが全て失われてしまうこととなる。以下
に述べる実施例はプリンタの電源を切ることなく印刷動
作の中断を行うことができる有効な装置及び方法に関す
るものである。
【0066】本例においては印字装置の記録用紙の搬送
を指示するペーパーフィードスイッチを印字装置の状況
に対応してその機能を選択的に切り替えることにより、
この不都合を解消している。すなわち、プリンタが印字
動作を開始すると当該印字動作が終了するまでは、ペー
パーフィードスイッチやリフレッシュスイッチ等は、通
常は、使用されることはない。従って、この期間に、そ
れらのスイッチの機能を切り替え、オンライン/オフラ
インスイッチとして利用しようとするものである。本例
においては、印字がスタートした後、このスイッチが操
作されると、印字の制御を行う制御ユニットはプリンタ
の状態をオンラインからオフラインに切り替え、受信さ
れたデータの格納が保証されない状態となり、印字動作
も停止する。
【0067】本例のプリンタ202の構成は上述のプリ
ンタ2の構成と類似しているので、図示は省略し、相違
点のみを説明することとする。なお、参照符号の下二桁
はそれぞれ対応する構成要素を示している。
【0068】まず、後述するようなプリンタの複数の動
作状態を表示するため、LED215は複数設けられて
おりLED群を構成している。これらのLED215は
印字制御を行う制御ユニット228によって点灯消灯の
制御が行われる。
【0069】また、制御ユニット228内部にはデータ
バッファ227から取り出した印刷データが1行毎のビ
ットマップデータに展開されて格納される印字バッファ
228dを備えられている。印字バッファ228dのビ
ットマップデータは印刷ヘッド209の印刷要素の配列
に応じて読み出され、読み出された後は消去される。ま
た、印字バッファ228dへのデータの格納は、一行の
印字が終了して紙送り等の改行処理を行う際に平行して
行われる。従って、印字バッファ228dにデータが存
在していれば一行の印刷処理の実行中または待機中であ
る。
【0070】次に、本例のプリンタの制御方法の一実施
例を、図9に示すフローチャートを用いて詳細に説明す
る。ステップS210でプリンタ202は印字処理のた
めの周知の初期化処理を行った後通常の処理を開始す
る。。ステップS211でオンライン状態となりデータ
受信待ちとなる。この状態で、スイッチ214が操作さ
れると(ステップS223)、スイッチを押された時間
または回数等に応じた所定量の紙送りが実行される(ス
テップS224)。
【0071】一方、データの受信が開始されると、受信
バッファのデータを展開し印字バッファ228dに一行
分のデータが揃ったところでステップS213で印字処
理がスタートする。なお、本例のプリンタはいわゆるシ
リアルプリンタであるために、印字バッファ228dと
して一行分のビットマップを格納するものを用いている
が、本発明はページプリンタにも適用可能であり、その
場合には印字バッファ228dは一ページ分のビットマ
ップデータを格納する。
【0072】その後、ステップS214においてスイッ
チ214が操作されていなかった場合には、ステップS
215で印字バッファ228dに次の行の印字データが
有るか無いか確認し、印字データがなければ、ステップ
S216で受信データバッファ227に未処理の印字デ
ータがないか確認して、未処理の印字データが存在する
場合には印字処理を継続する(ステップS213)。当
該データが存在しない場合にはステップS217で印字
処理を停止し、ステップS218で受信バッファ、印字
バッファ等をクリアし、ステップS219でオンライン
状態に遷移する。その後はステップS212へループし
てホストからのデータを待つ。
【0073】印字処理中、スイッチ214が操作される
と(ステップS214)、プリンタ202は、緊急停止
指令を受けたと判断し、印字データの受信を禁止するた
め、ステップS220でオフライン状態に遷移する。そ
して印字動作を中断し(ステップS221)、印字バッ
ファ228d、受信データバッファ227内のデータ
は、そのまま保存され(ステップS222)、ステップ
S225以下において、印字中断が解除されるのを待
つ。
【0074】本例では、スイッチ214がペーパーフィ
ードスイッチとして機能するか、オンライン/オフライ
ン切り替えスイッチとして機能するかは、受信データバ
ッファ227にデータが有るかないかに応じて設定され
る。すなわち、ホスト装置1からのデータの受信が開始
されると同時に、スイッチ214の機能の切り替えが行
われる(ステップS212)。
【0075】オペレータによって緊急停止したプリンタ
202は、本例では、スイッチ214を用いて、その中
断した印字処理を再開することができる。ステップS2
25で所定の待機時間を設定した後、スイッチ214の
操作を待ち(ステップS226)、スイッチ214が操
作されると、プリンタ202は不具合が解消されたもの
と判断して印刷を開始する。
【0076】なお、処理中の印刷をキャンセルしたい場
合は、ホスト装置21からリアルタイムコマンドによっ
て印字バッファ228d及びデータバッファ227のク
リアを指示することもできる。ステップS227では、
これを可能にするため、スイッチ214の操作を待ちな
がら同時に印刷取り消しを指示するリアルタイムコマン
ドの入力を確認する。そして入力があれば、バッファの
クリア等の取り消し処理を実行する。更に、これらの処
理の指定を待ちながら上記ステップS225で設定した
所定の待機時間の経過を検知し(ステップS228)、
当該待機時間が経過した場合は、エラー処理として例え
ばLED215等の表示手段あるいはブザー等を用いて
警告を発生する。
【0077】本例では印字処理中のスイッチ214の操
作を一行分の印字処理(ステップS213)の後に行っ
ている(ステップS214)が本発明はこれに限らず、
例えば周知の割り込み処理などを用いて、当該印字処理
の中で平行して 行ってもよい。
【0078】さて、上述した例においては、操作を行っ
たオペレータにはプリンタの状態がわかっているはずで
あるが、他のオペレータには、プリンタがどの状態にあ
るのかがわからない場合がある。すなわち、印字処理の
中断によって停止しているのか、データ受信まちで停止
しているのか判断しにくいのである。そこで、更に以下
に説明する制御装置及び方法を追加した例によればこの
点が改善される。
【0079】図10は本発明のプリンタ202の制御ユ
ニット228における制御方法の別の例を示すフローチ
ャートである。図9と同一の処理ステップは同一記号で
示し説明を省略する。
【0080】ステップS212でデータ受信待ちの時、
ステップS230でスイッチ214が操作されると、ス
テップS231で一端オフライン状態となり、所定時間
を計測するタイマーをセットした後次のスイッチ操作を
待つ。ステップS232でスイッチ214が操作される
と操作に応じた所定量の紙送りが実行される(ステップ
S233)。この場合は上記のタイマーをリセットして
おく。これにより紙送りが継続して行われる場合にはオ
フライン状態が維持される。しかし、所定時間経過して
も何の操作もないと(ステップS234)、自動的にオ
ンライン状態に復帰する(ステップS235)。従っ
て、本例では、一端オンラインからオフラインに遷移し
た後、記録用紙の搬送指示を待つ点が上記の例と異な
る。
【0081】そして、緊急停止と、ペーパーフィード待
ちとを区別するため、操作パネル上の表示部のLEDを
用いてそれぞれに対応して表示する。
【0082】例えば、LEDは以下のように定義する。 LED1(点灯)・・・電源投入表示 (点滅)・・・緊急停止中 LED2(点灯)・・・オンライン表示 (点滅)・・・ペーパーフィード待ちオフライン LED3(点灯)・・・消耗品アウト表示 (点滅)・・・消耗品補充後のオンライン待ち このようなLED215の点灯制御は、制御ユニット2
28によって行われる。なお、点滅は制御ユニット22
8を構成するマイクロプロセッサに内蔵されているタイ
マー割り込み機能等を用いて周知の方法によって実現可
能であり、説明を省略する。従って、図4、図9及び図
10のフローチャートにおいて、次のようなLED制御
の設定を行えばよい。
【0083】図4中、ステップS62においてLED
2:OFF(消灯)及びLED3:ON(点灯)、ステ
ップS64においてLED3:OFF、ステップS71
においてLED3:BK(点滅)、ステップS76にお
いてLED3:OFF、ステップS77においてLED
2:ON。
【0084】図9中、ステップ210においてLED
1:ON、ステップS211においてLED2:ON、
ステップS219においてLED2:ON、ステップS
220においてLED2:OFF、ステップS221に
おいてLED1:BK、ステップS226においてスイ
ッチ214の操作が検出されたらLED1:ON。
【0085】図10中、ステップ231においてLED
2:BK、ステップS235においてLED2:ON。
【0086】このような表示の差別化により、使用者は
プリンタ202が現在どのような状態にあるか一目で分
かり極めて便利である。
【0087】このような制御装置及び方法にによって、
例えばペーパーフィードスイッチとオンラインオフライ
ン切り替えスイッチとを1つのスイッチで兼用させ且つ
操作ミスを防止することが可能となる。
【0088】以上述べた本発明のプリンタは、シリアル
型のプリンタ202限定されるものでなく、パラレル型
のプリンタにも適用可能であり、又、本発明の制御方法
は、すでに述べたようにロール紙の消耗だけでなく、イ
ンパクトドットプリンタやサーマルプリンタのインクリ
ボンの寿命、インクジェットプリンタのインクの消耗等
のあらゆる消耗品の消耗の検出に適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上詳細に説明したとおり、本発明によ
れば、オンライン状態に復帰するためのオンラインスイ
ッチやカバーセンサーを省略できるので、プリンタの小
型化、低コスト化及び信頼性の向上を達成することが可
能となった。また、消耗部品が補充された後十分な時間
が経過すれば、スイッチの操作によらなくても確実にオ
ンライン状態に回復させることが可能となる。
【0090】更に、スイッチ操作に関わるプリンタの状
態を的確に表示する手段によって操作ミスを防止し、確
実な操作を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプリンタの外観を示す斜視
図。
【図2】本発明の一実施例に用いるプリンタ機構を示す
横断面図。
【図3】本発明の一実施例であるプリンタの機能ブロッ
ク図。
【図4】本発明の一実施例であるプリンタの動作を示す
フローチャート。
【図5】本発明の実施例のスイッチ機能の切替部を示す
ブロック図。
【図6】本発明の他の実施例に用いるプリンタ機構を示
す斜視図。
【図7】本発明の他の実施例に用いるプリンタ機構を示
す分解斜視図。
【図8】本発明の他の実施例であるプリンタの動作を示
すフローチャート。
【図9】本発明の他の実施例に係る制御方法を示すフロ
ーチャート。
【図10】本発明の他の実施例に係る制御方法を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 ・・・ ホスト装置 2 ・・・ プリンタ 3 ・・・ プリンタ機構 14 ・・・ スイッチ 15 ・・・ 表示器 16 ・・・ 操作パネル 118 ・・・ インクカートリッジ 25 ・・・ ホストインタフェース 26 ・・・ コマンド解釈部 27 ・・・ データバッファ 28 ・・・ 制御ユニット 129 ・・・ インク残量検出器 33 ・・・ 内部出力データ 36 ・・・ リアルタイムコマンド 37 ・・・ 通常コマンド 38 ・・・ 内部入力データ 39 ・・・ コマンド/データ 40 ・・・ プリンタステータスデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕輪 政寛 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 深野 和子 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小口 朝弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体を搬送する搬送機構と、前記印
    刷媒体に印刷を行う印刷手段とを用い、ホスト装置から
    受信したデータに基づいて印刷処理を行うように構成さ
    れるとともに、前記データの処理を保証する第1の状態
    と、前記データの処理を保証しない第2の状態とを選択
    的に取り、且つ当該状態を前記ホスト装置に通知する印
    刷装置であって、 印刷処理に伴い消費される消費材の消耗または無し、及
    び補充または有りを検出する消費材検出手段と、 手動操作可能であり、且つ前記第2の状態から前記第1
    の状態への遷移を指示する第1の機能と、前記消費材の
    補充に伴って前記印刷装置が行うべき処理を指示する第
    2の機能とを選択的に備えた操作手段と、前記消費材検
    出手段による前記消費材の消耗または無しの検出に基づ
    いて前記印刷装置を前記第2の状態に遷移させる第1の
    状態遷移手段と、前記第1の状態遷移手段による前記第
    2の状態への遷移の後、前記消費材検出手段による前記
    消費材の補充または有りの検出に基づいて前記操作手段
    の前記第1の機能を選択する機能選択手段とを有するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    消費材検出手段はロール紙のペーパエンドセンサであ
    り、前記操作手段の前記第2の機能は前記ロール紙の搬
    送を指示する機能であることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    消費材検出手段はインクジェットヘッドに用いるインク
    カートリッジのインク残量センサであり、前記操作手段
    の前記第2の機能は前記インクヘッドのリフレッシュ動
    作を指示する機能であることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    消費材検出手段による補充または有りの検出に基づいて
    第1の所定の期間を計測する第1のタイミング手段をさ
    らに有し、 前記機能選択手段は前記第1のタイミング手段に応じて
    前記前記操作手段の前記第1の機能の選択を行うことを
    特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の印刷装置において、前記
    第1のタイミング手段は、前記第1の所定の期間の計測
    が完了する前に前記操作手段が操作された場合には、前
    記所定の期間を延長することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    機能選択手段による前記操作手段の前記第1の機能の選
    択に基づいて第2の所定の期間の計測を行う第2のタイ
    ミング手段と、前記第2のタイミング手段に応じて前記
    印刷装置を前記第1の状態に遷移させる第2の状態遷移
    手段とをさらに有することを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    機能選択手段による前記操作手段の前記第1の機能の選
    択の後に、前記ホスト装置から受信した所定のデータに
    基づき、前記印刷装置を前記第2の状態から前記第1の
    状態に遷移させる第3の状態遷移手段をさらに有するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の印刷装置において、 前記操作手段は前記印刷装置に前記第1の状態から前記
    第2の状態への遷移を指示する第3の機能をさらに有
    し、 前記印刷装置は、前記印刷処理の実行中は前記操作手段
    の前記第3の機能を選択する第3の機能選択手段をさら
    に有することを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の印刷装置において、前記
    操作手段の操作に応じて、前記印刷処理を停止する印刷
    処理停止手段をさらに有することを特徴とする印刷装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の印刷装置において、前
    記操作手段は前記印刷装置に前記停止した印刷処理の再
    開を指示する第4の機能をさらに有し、 前記印刷処理の停止後、前記操作手段の前記第4の機能
    を選択する第4の機能選択手段をさらに有することを特
    徴とする請求項2記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の印刷装置において、 前記操作手段は前記印刷装置に前記第1の状態から前記
    第2の状態への遷移を指示する第3の機能をさらに有
    し、 前記印刷装置は、前記データが受信されていない場合に
    前記操作手段の前記第3の機能を選択する第5の機能選
    択手段をさらに有することを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の印刷装置において、
    前記第5の機能選択手段に応じて第3のタイミングを計
    測する第3のタイミング手段をさらに有し、 前記第3のタイミング手段に応じて前記印刷装置を前記
    第2の状態から前記第1の状態に遷移させる第4の状態
    遷移手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の印刷装置において、前
    記操作手段の前記複数の機能に対応した前記印刷装置の
    状態を表示する表示手段をさらに有することを特徴とす
    る印刷装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の印刷装置において、
    前記第4の機能選択手段に応じて第4の所定の時間を計
    測する第4のタイミング手段と、 前記第4のタイミング手段に応じて、且つ前記操作手段
    の操作が行われなかった場合に、所定の警告を発生する
    エラー出力手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  15. 【請求項15】 手動操作可能な操作手段を有し、印刷
    媒体に印刷を行う印刷手段を用いてホスト装置から受信
    したデータに基づいて印刷処理を行う印刷装置を制御す
    る方法であって、前記データの処理を保証する第1の状
    態に遷移する工程と、前記データの処理を保証しない第
    2の状態に遷移する工程と、前記第1及び第2の状態を
    前記ホスト装置に通知する工程とを有する方法におい
    て、 印刷処理に伴い消費される消費材の消耗または無し、及
    び補充または有りを検出する第1の消費材検出工程と、 前記消費材検出工程における前記消費材の消耗または無
    しの検出に基づいて前記印刷装置を前記第2の状態に遷
    移させる第1の状態遷移工程と、 前記第1の状態遷移工程の後に前記消費材検出工程にお
    ける前記消費材の補充または有りを検出する第2の消費
    材検出工程と、 前記第2の消費材検出工程の後に、前記操作手段の操作
    に基づいて、前記印刷装置を前記第2の状態から前記第
    1の状態に遷移させる第2の状態遷移工程とを有するこ
    とを特徴とする印刷装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の制御方法において、
    前記第2の消費材検出工程に基づいて第1の所定の期間
    を計測する第1のタイミング工程と、前記第1のタイミ
    ング工程の終了前における前記操作手段の操作に基づい
    て、前記消費材の補充に伴って前記印刷装置が行うべき
    処理を行う工程とをさらに有し、前記第1のタイミング
    工程の終了の後における前記操作手段の操作に基づい
    て、前記第2の状態遷移工程を行うことを特徴とする制
    御方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の制御方法において、
    前記第1のタイミング工程における前記第1の所定の期
    間は、前記第1の所定の期間の計測が完了する前に前記
    操作手段が操作された場合には、延長されることを特徴
    とする制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の制御方法において、
    前記第2の消費材検出工程に基づいて第2の所定の期間
    の計測を行う第2のタイミング工程と、前記第2のタイ
    ミング工程に応じて前記印刷装置を前記第1の状態に遷
    移させる第3の状態遷移工程とをさらに有することを特
    徴とする制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の制御方法において、
    前記第2の消費材検出工程の後に、前記ホスト装置から
    受信した所定のデータに基づき前記印刷装置を前記第1
    の状態に遷移させる第4の状態遷移工程をさらに有する
    ことを特徴とする制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の制御方法において、 前記印刷処理実行中の前記操作手段の操作に基づいて、
    前記印刷装置を前記第1の状態から前記第2の状態に遷
    移させる第5の状態遷移工程と、 前記第5の状態遷移工程に同期して前記印刷処理を停止
    する印刷処理停止行程と前記印刷処理停止工程の後の前
    記操作手段の操作に応じて、印刷処理を再開する印刷処
    理再開工程とをさらに有することを特徴とする制御方
    法。
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