JP2002103755A - 電子機器の表示装置及び表示制御方法 - Google Patents

電子機器の表示装置及び表示制御方法

Info

Publication number
JP2002103755A
JP2002103755A JP2000300927A JP2000300927A JP2002103755A JP 2002103755 A JP2002103755 A JP 2002103755A JP 2000300927 A JP2000300927 A JP 2000300927A JP 2000300927 A JP2000300927 A JP 2000300927A JP 2002103755 A JP2002103755 A JP 2002103755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
electronic device
light emitting
power saving
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000300927A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Teradaira
光明 寺平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000300927A priority Critical patent/JP2002103755A/ja
Publication of JP2002103755A publication Critical patent/JP2002103755A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常動作モードと省電力モードを有する電子
機器において、省電力モードでの省電力効果を維持しつ
つ、1つのLEDで2つの状態を正確に表現できる表示
制御方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 消費物品の残量が無くなったときには省
電力モードに移行させないようにし、電子機器で使用さ
れる消費物品の残量が所定の量以下になったときには発
光手段を点灯させ、前記消費物品の残量が無くなったと
きに前記発光手段を点滅させるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ、コピーマ
シーン、ATM、及びパーソナルコンピュータ(P
C)、POSプリンタ等の電子機器に関するものであ
り、特にこれらの電子機器において使用する表示機の表
示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、プリンタ、コ
ピーマシーン、自動預貯金機(ATM)、POS端末装
置等の電子機器では、その装置の状態を示すために種々
の表示手段が使用されている。例えば、液晶表示機をオ
ペレータパネル上に設けて、機器の状況又は求める操作
を文字又は絵で表示したり、操作パネル上にLED等の
発光装置を設置して、発光装置を点灯又は点滅させて、
所定の表示を行う等の方法が用いられている。これらの
表示には、それぞれ、長所と短所を有している。例え
ば、液晶表示は、機器の状態を文字等で詳細に表現でき
るという長所を有するが、液晶事態は発光しないため、
表示が見難いという欠点がある。一方LED等の発光装
置は視認が容易であるという長所を有するが、表現態様
に限界があるという欠点を有している。そのために、こ
れらは用途に応じて使い分けられており、液晶表示機は
具体的な操作手順等の表示に使用され、発光装置では、
例えば、電源のオン状態、レディー状態、エラー状態の
表示等の所定の重要な機能状態を示すために用いられ
る。
【0003】LED等の発光装置の表示態様には、LE
Dを点灯させる他、点滅させることにより異なる状況を
表示することが可能である。発光装置の点灯と、点滅
と、発光される色の違いを組み合せることにより、数種
類の状態を表示することが可能である。電子機器におい
ては、発光装置は通常何らかの異常状態の発生を知らせ
るときには、主として赤色のLEDの点灯、及び点滅は
利用されており、レディー状態を表示するのは緑色のL
EDが使用されている。
【0004】例えば、印字用紙又はインクの残りが少な
くなったことを表すニアエンド状態をオペレータに警告
するためにLEDを点滅させ、最終的に無くなったとき
には点灯状態にする等のような使用方法が用いられてい
る。LEDの点灯には、駆動トランジスタを作動可能に
しておけば足りるが、点滅表示をさせるには、駆動トラ
ンジスタを所定の長さで交互にオン−オフする必要があ
るため、CPUによる点滅制御または、点滅制御回路が
必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように発光装置
を点滅表示させるためには、CPUによる制御または点
滅制御回路が必要になる。
【0006】一方、最近の電子機器においては、省電力
モードという機能を有しているものも多くなっている。
省電力モードとは、非動作状態が一定時間継続したとき
には、その消費電力を抑制する観点から、最低限の一定
の機能だけを動作させておき、他の機能を停止させてお
くものである。一般的に、省電力モードでは、最も消電
力効果の大きい主要電源及びCPU(中央処理装置)の
主クロックを含む主要クロック等が停止される構成とな
っている。
【0007】このように省電力モードでは主要電源及び
主要クロックを停止させるものであるため、省電力時に
は、CPU動作を伴なう制御動作はできない。従って、
省電力モード中は、CPU制御による点滅制御はできな
い。また、CPU動作を伴なわない点滅制御回路をしよ
うする場合、省電力モード時でもその回路を可動にして
おく必要があり、省電力効果がそれだけ減殺されること
となる。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、省電力モードにおいても特別の制御回路を動作させ
る必要がなく、従って、消費電力効果を損なうことのな
い発光装置の表示制御装置及び表示方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者達は、上述の課
題を達成するべく検討を重ねた結果、発光装置による表
示形態と動作モードと関連付けて表示態様を確定するこ
とにより、上記課題を解決した。すなわち、省電力モー
ド時においても表示する可能性のある状態は点灯表示と
し、点滅表示は通常動作モードでのみ表示する必要のあ
る状態に限定して使用するよう構成した。
【0010】本発明の第1の態様にかかる電子機器の表
示装置は、消灯、点灯又は点滅により電子機器の所定の
状態を表示する発光手段と、電子機器の通常動作モード
及び前記省電力モードの双方において、電子機器の第1
の状態を表示するために発光手段を点灯又は消灯させる
よう制御し、電子機器の通常動作モード状態において、
電子機器の第2の状態を表示するために前記発光手段を
点滅させるよう制御する表示制御手段を備えることを特
徴とする。この態様により、例えば、第2の状態では省
電力モードには移行できないようにしておくことによ
り、省電力モードでは点灯表示又は消灯表示のみの動作
となるので、消費電力の抑制をはかりつつ第1及び第2
の状態の2つの状態を正確に表示することが可能とな
る。第1の状態は点灯又は消灯のいずれを選択しても良
い。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の状態は電子
機器が正常に動作可能な状態であり、第2の状態は第1
の状態以外の状態であることを特徴とする。
【0012】本発明の第3の態様にかかる電子機器の表
示装置は、発光装置がフォトダイオードであることを特
徴とする。電子機器の表示手段に使用する発光装置とし
ては、消費電力、耐久性の観点からフォトダイオードが
適当であるため、これを明らかにするものである。
【0013】本発明の第4の態様にかかる電子機器の表
示装置は、電子機器が、印刷可能な状態であることを省
電力モードへの移行のための必要条件とする印刷装置で
あって、第1の状態は、印刷用紙のニアエンドまたはイ
ンクのニアエンドからなり、第2の状態は、インクエン
ドまたは印刷用紙エンドからなることを特徴とする。ニ
アエンド状態では、印刷が可能であり消費電力モードへ
の移行を認めても問題は少ないので、ニアエンド状態の
ときには点灯表示にして双方のモードでの表示動作を可
能とするようにしたものである。
【0014】本発明の第5の態様にかかる電子機器の表
示装置は、消灯、点灯又は点滅により電子機器の所定の
状態を表示する発光手段と、電子機器の正常状態を発光
手段の消灯又は点灯のみにより表示し、電子機器の異常
状態を発光手段の消灯、点灯又は点滅により表示するよ
う制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
発光手段は1個でも複数でもよいが、1個の場合には、
例えば、正常状態を発光手段の消灯で表示したとする
と、異常状態の表示には消灯以外の表示である、点灯又
は点滅が選択されることになる。
【0015】本発明の第6の態様にかかる電子機器の表
示装置は、電子機器が2つの正常状態を有しており、前
記表示制御手段は、第1の正常状態のときには発光手段
を消灯し、第2の正常状態のときには発光手段を点灯す
るよう制御することを特徴とする。例えば、インクの量
を表示するために発光手段を使用したとする。第1の正
常状態として、電子機器に故障等がなくかつインクが十
分残っている状態、第2の正常状態として、インクの残
量が少なくなった状態(ニアエンド状態という)を設け
ることが可能である。インク残量が少なくても正常に印
字動作は可能であり電子機器としては正常状態である
が、残量が少ないことを使用者に知らせることができ
る。この場合には、2個の正常状態を表示するために、
消灯及び点灯の双方が使用されることになる。この場
合、正常状態と異常状態とが同じ表示では、状態の判別
ができないので、異常状態の表示は残りの点滅表示によ
り行われることになる。この場合の異常状態とは、イン
クが完全に無くなった状態、インクタンクが取り外され
た状態等が考えられる。例えば、正常状態の表示が消灯
のみであれば、正常状態以外の表示には点灯又は点滅が
割り当てられる。このような状態表示は、インクに限ら
ず、印字用紙等の消費物品にも適用可能である。
【0016】本発明の第7の態様は、電子機器で使用さ
れる消費物品の残量が所定の量以下になったときに発光
手段を点灯させ、前記消費物品の残量が無くなったとき
に前記発光手段を点滅させることを特徴とする通常動作
モードと省電力モードとを有する電子機器の表示制御方
法を特徴とするものである。
【0017】本発明の他の態様にかかる電子機器の表示
制御方法は、電子機器で使用される消耗品の耐用限界が
近づいたときに発光手段を点灯させ、消耗品の耐用限界
に達したときに発光手段を点滅させることを特徴とす
る。例えば、印刷装置のカッターの刃の駆動限界回数ま
で残り100回となったときにLEDを点灯させ、駆動
限界に達したときに点滅させるようにすること等のよう
に、消耗品に関する表示ついても本発明の適用が可能で
ある。
【0018】本発明のその他の態様にかかる電子機器の
表示制御方法は、電子機器は印刷可能な状態であること
を通常動作モードから省電力モードへの移行のための必
要条件とする印刷装置であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。本発明はプリンタ、コピーマシー
ン、ATM、パーソナルコンピュータ(PC)、POS
端末装置及びそのプリンタ等の電子機器に適用可能であ
るが、ここでは、説明を簡潔にするためにPOS端末装
置等に使用される印刷装置(プリンタ)を用いて説明す
る。
【0020】図1は、本発明に係る表示制御装置をPO
S端末装置に使用される印刷装置1に適用した場合の1
実施例の構成を示す機能ブロック図である。
【0021】印刷刷装置1は、主制御部8により装置全
体が制御され、印刷バッファ6に記憶されたデータが印
刷機構7により印刷される。印刷機構7は、印刷ヘッ
ド、用紙搬送手段、及びシリアルプリンタの場合にはキ
ャリッジ駆動機構等を備えているが、本発明とは直接関
係しないのでこれらについてはいずれも図示していな
い。印刷機構7には、インクの残量、印刷用紙の残量、
印刷用紙の搬送等を監視するためのセンサ等の多くのセ
ンサが設けられている。さらに印刷装置1には、各部に
供給される電源電圧の異常を検知するためのセンサ及び
その他各種のセンサが多数設けられている。 図1にお
いては、電源異常センサ11、カバーオープン12、用
紙エンド13、用紙の残量が少ないことを示す用紙ニア
エンド14、インクエンド15及びインク残量が少ない
ことを示すインクニアエンド16を示している。
【0022】本発明は、通常動作モードと省電力モード
を有する電子機器における発光装置の表示制御方法に関
わるものであるので、通常動作モード及び省電力モード
について簡単に説明する。
【0023】(通常動作モード)通常動作モードとは、
ホスト装置との通信、印刷動作を本来の機能通り実行可
能な動作モードである。印刷動作とは、印刷バッファ6
にドットパターンデータとしてに展開された印刷データ
を印刷機構7で印刷する一連の動作である。印刷バッフ
ァ6へは、通常、ホスト装置(図示せず)からインター
フェース2を介して送信される。ホスト装置からの送信
データはまず、インターフェース2及び受信部3を介し
て受信バッファ4に記憶される。受信バッファ4に記憶
されたデータは、記憶された順番にデータ解析手段5に
より解析される。解析されたデータがコマンドであれば
主制御部8の制御に基づきそのコマンドが実行され、印
刷データであれば、キャラクタジェネレータ等(図示せ
ず)を介してドットパターンデータの形式に変換された
状態で印刷バッファ6に記憶される。印刷バッファ6に
記憶されたデータは、所定の印刷コマンドに従い印刷機
構7により印刷される。
【0024】通常動作モード中に印刷用紙の残りが少な
くなったとすると、用紙ニアエンドセンサ14がその状
態を検知し、主制御部8及び省電力モード移行制御手段
9に検知信号を出力する。主制御部8はこれにより、駆
動トランジスタ17を駆動してLED18を点灯させる
ことにより使用者に用紙の残りが少なくなったことを知
らせる。用紙の無くなったときには、用紙エンドセンサ
13から主制御部8に検知信号が送信される。主制御部
8では、エンドセンサ13からの検知信号を受信する
と、点滅制御信号を駆動トランジスタ17に送出し、L
ED18を点滅させて、用紙が無くなったことをオペレ
ータに知らせる。点滅制御信号については後述する。
【0025】同様にインクの残りが少なくなった場合に
は、インクニアエンドセンサ16により駆動トランジス
タ19が駆動されて、LED20が点灯する。インクが
無くなると駆動トランジスタ19に主制御部8から点滅
制御信号が送出されて、LED20が点滅する。
【0026】(省電力モードへの遷移)通常動作モード
では、ホスト装置又はオペレータからの要求があったと
きにすぐに動作を開始するために、印刷装置1を動作可
能に維持した状態で動作要求を待っている。そのため印
刷装置1は、動作指示が無いときでも、主要電力を各部
に供給し、制御クロック等を動作させながら、ホスト装
置又はオペレータの動作指示を待っている状態(ホット
スタンバイ状態)に保たれている。したがって、非動作
状態にもかかわらずホットスタンバイ状態が長時間続く
と、各部に供給され続けている電力が無駄になってしま
う。そのため、一定の条件を満足するときには、省電力
モードに移行して消費電力を抑制するようにしている。
【0027】すなわち、非動作状態が一定時間以上継続
すると見込まれるときには、主用電力の投入を一時停止
するとともに、中央処理装置(CPU)、ダイレクト・
メモリ・アクセス(DMA)装置、バス制御装置及びバ
スクロック等を停止させて消費電力を抑制する。
【0028】通常動作モードから省電力モードへの移行
は、省電力モード移行制御手段9により制御する。通
常、受信バッファ、印刷バッファが空であり、非動作状
態が一定時間以上継続したことが省電力モードへの移行
の条件とされる。これに加えて、印刷が可能な状態であ
ることが省電力モードに移行するための必要条件とする
ことが望ましい。例えば印刷用紙が無くなった状態(用
紙エンド)のときに、たまたま、一定時間以上非動作状
態が継続したとする。このような場合には、省電力モー
ドにしても、印刷用紙が無いことに気づくとオペレータ
はすぐに用紙を補給する等の回復処理動作を行うため、
POSプリンタのような電子機器の場合には実質的な省
電力効果はあまり期待できないからである。
【0029】印刷動作不能時には省電力モードへの移行
を行わないこととすると、電源異常センサ11、インク
無しセンサ13、用紙無しセンサ14、カバーオープン
センサ12等が出力されていないことを確認するだけで
よいために、省電力モードへの移行のための確認及び移
行のための制御が簡単になる。
【0030】今、印刷装置1に対して、ホスト装置及び
オペレータから動作要求が何もない状態が一定時間継続
したとする。この場合には、省電力モード移行制御手段
9は、受信バッファ4及び印刷バッファ6が空であるこ
と、及びホスト装置へデータを送信中でないこと等の所
定の移行条件を満たすことに加えて、各種センサの出力
状況から印刷装置が印刷可能な状態であることを確認
し、これらの条件を満たすときには所定の処理を経て、
省電力モードに移行する。
【0031】(省電力モード移行制御手段の実施例)図
2に省電力モード移行制御手段9の1実施例を示す。通
常動作モードから省電力モードに移行する条件を検出す
る移行条件検出手段45の出力と、印刷不能状態検出手
段46の出力を否定したものとの論理積が“1”のとき
に主制御部8に移行信号が出力されて、省電力モードへ
の移行処理が開始される。
【0032】移行条件検出手段45には、受信バッファ
エンプティ、印刷バッファエンプティ、メカ動作の終
了、データ送信終了等の信号が入力される。移行条件検
出手段24は、その入力が全て“1”のときに“1”を
出力する(論理積の機能を有する)。移行条件検出手段
45の出力はアンドゲート48の入力の1つに接続され
る。
【0033】印刷不能状態検出手段46には、印刷不能
状態を表す信号、すなわち、インク無し、用紙無し、カ
バーオープン、電源異常等のセンサからの出力が入力さ
れる。これらの入力のいずれかが“1”であるときには
印刷不能状態検出手段46からは“1”が出力され、入
力のすべてが“0”のときにその出力が“0”となる
(論理和の機能を有する)。すなわち、印刷不能状態検
出手段46の出力が“0”のときが、印刷可能状態であ
ることを示す。印刷不能状態検出手段46の出力は、イ
ンバータ47により反転されてアンドゲート48の入力
の1つに接続されるので、印刷可能状態のときに、イン
バータ47から“1”が出力され、アンドゲート48に
入力される。
【0034】今、移行条件検出手段45の出力が“1”
であり、印刷不能状態検出手段46の出力が“0”(印
刷可能状態)であると、インバータ47によりその出力
が反転され“1”がアンドゲート48に出力される。従
って、アンドゲート48の両入力はいずれも“1”とな
り、アンドゲート48から、省電力モードへの移行信号
が“1”として主制御部8(図1)へ出力される。
【0035】主制御部8は移行信号を受信すると、所定
の機能を停止させる。例えば主電源及びCPUクロック
等を停止するべく、電源制御手段22、クロック制御手
段24を介して所定の電源23、クロック25を停止さ
せる。
【0036】(省電力モードでのLEDの表示動作)省
電力モードでは、前述の通り、主用電源、クロック、D
MA、バスクロック等が停止しており、CPUも割り込
みポートを除きその機能を停止している。すなわち主制
御部もその動作を停止している。これは、省電力モード
では、主制御により点滅制御信号を生成することができ
ないことを意味する。一方、駆動トランジスタ17,1
9、LED18,19の消費電力は小さいので省電力モ
ードでも可動状態を維持しても消費電力に与える影響は
少ない。以上の点を考慮の上、本発明では、省電力モー
ドでも表示が必要な状態は、点灯表示させるよう構成
し、点滅表示では通電状態でのみ表示が必要な状態を表
すようしている。
【0037】すなわち、本実施例では、印刷可能状態で
なければ省電力モードに移行しないため、用紙エンドま
たはインクエンドの状態の場合には、省電力モードに移
行しない。従って、用紙エンドまたはインクエンド場合
には必ず通常動作モードであるから、その表示態様とし
て点滅表示を採用しても問題がない。一方、用紙ニアエ
ンド又はインクニアエンドは、インクまたは用紙の残量
は少ないが印刷動作は可能であるので、省電力モードに
移行することもある。省電力モードでは点滅表示はでき
ないが、LED18、20の点灯状態を維持するのは可
能であるので、ニアエンドの場合は点灯表示するように
構成している。図1を用いて説明すると、例えば用紙ニ
アエンド14が“1”になると、駆動トランジスタ17
がオンになり、LED18が点灯される。
【0038】(省電力モードから通常動作モードへの復
帰)省電力モードから通常動作モードへの復帰について
説明する。
【0039】省電力モード中に、ホスト装置からデータ
を受信した場合、オペレータが操作パネルを操作した場
合、又はカバーオープン状態を検知した場合等には、復
帰制御手段10がこれを検知し、主制御装置8を起動し
て記録装置1は省電力モードから通常動作モードに復帰
する。具体的には、後述するように、復帰イベントの発
生により動作停止中のCPUに対して割り込み信号を発
生し、CPUの割り込み処理動作を起動する。
【0040】CPUは割り込み信号の受信により割り込
み処理ルーチンに基づく所定の復帰動作を実行する。例
えば、インクタンクが取り外された場合、カバーが開放
された場合等には、CPUに対して直ちに割り込み信号
が発生され、これにより印刷装置は通常動作モードに復
帰し、カバーオープン、インクタンク無し等の表示がな
される。
【0041】図3を用いて復帰動作を説明する。図3
は、CPU及びROMを用いて本発明にかかる印刷装置
を実施する場合の基本構成を示す。
【0042】図中、40はCPUであり、少なくとも通
常の動作モードと、省電力のための省電力モードに遷移
可能に構成されている。CPU40には、バスライン4
3を介して、印刷機構7、インターフェイス(I/F)
2、ROM41、RAM42等が接続されている。
【0043】ROM41及びRAM42には、CPU4
0の制御用ソフトウェア(ファームウェアを含む)及び
データが記憶されている。CPU40は、これらの制御
用ソフトウェア等による制御の下、インターフェース2
を介してホスト装置(図示せず)から送信された印刷命
令及び印刷データに従って、印刷を行うように印刷機構
7を制御する。
【0044】印刷機構7は、印刷機構駆動回路及びこれ
に接続されたヘッド、モータ、及びプランジャ等により
構成されている(いずれも図示せず)。
【0045】図3の構成において、図1の主制御装置
8、省電力モード移行制御手段9、受信バッファ4、デ
ータ解析手段5、印刷バッファ6、主制御部8の点滅制
御信号の作成、電源制御20、クロック制御22等の機
能は、CPU40、RAM42、ROM41に記憶され
た制御プログラムにより実現される。また、図1の復帰
制御手段10は、図3の割込信号発生装置33及びCP
U40の割込ポート(図示せず)及びROM41に記憶
された割込処理プログラム(割込処理ルーチン)等によ
って実現される。
【0046】復帰動作を起動する割込信号は、各種セン
サ(11乃至16)からの信号に基づいて、割込信号発
生装置33によって作成される。どのような場合に割込
信号が送出されるかは、後述する。割込信号は、割込信
号ライン44により、CPU40の割込ポート(図示せ
ず)に送出される。
【0047】CPU40は割込ポートに割込信号を受信
すると、ROM41から所定の割込処理ルーチンを読み
出して実行する。割込処理ルーチンは、割込条件に応じ
て所定の処理が予め決められており、省電力モードから
の復帰のための割込処理が要求されていることを認識
し、復帰のための処理、すなわち、電源の投入及びクロ
ックの起動を行い、通常動作モードに復帰する。通常動
作モードに復帰後は、復帰原因に応じて必要な対応処理
を行う。例えば、印刷要求があったために復帰した場合
には、印刷コマンドに基づいて印刷処理を実行し、イン
クエンドの場合には、インクLED20の点滅動作を行
う。
【0048】(省電力モード及び通常動作モード間の遷
移の制御条件)図4に省電力モードへの移行条件(a)
と、通常動作モードへの復帰条件(b)例示する。
【0049】図4(a)では、印刷可能条件を省電力モ
ード移行条件に含めて示している。ここでは、印刷可能
条件として、カバークローズ、印字ロール紙有り、イン
クエンドで無い、インクカートリッジ有り、及び電源異
常又は紙ジャム等の異常状態でないこと等を要件として
例示しているが、これに限定されることなくその印刷装
置に応じて設定可能である。例えば、インクリボンを使
用している場合には、インクリボン未装着でないことも
印刷可能条件になる。尚、インクカートリッジ有りと
は、インクタンク等のカートリッジが、正しい位置に装
着されていることを示している。
【0050】図4(b)に省電力モードから通常動作モ
ードへの復帰条件を示す。カバーオープン、ロール紙エ
ンド、インクカートリッジ無し等の印刷不能状態も復帰
条件として例示している。これらの場合にも通常動作モ
ードに復帰させて、印刷不能状態であることを表示する
ことが望ましいからである。但し、印刷不能条件が発生
しても復帰しないように構成することも可能である。省
電力モードへの移行とは異なり、省電力モード時の印刷
不能状態は、緊急度があまり高くないと考えられるから
である。その他、ホスト装置からの印刷要求、データの
受信、ステイタス報告要求(図示せず)等も通常動作モ
ードへの復帰条件となる。
【0051】以上の省電力モードへの移行条件及び通常
動作モードへの復帰条件は例示であり、これ以外の条件
を設定することも可能である。
【0052】(動作モードとLEDの表示の関係)図5
を用いて動作モードと表示の関係を説明する。図5は動
作モードとインクニアエンド及びインクエンド表示の関
係を示すタイミングチャートである。
【0053】図5の最上段は、印刷が可能であるかどう
かについての状態を示し、2段目は実際の印刷動作の有
無を示している。3段目は動作モードが通常動作モード
にあるのか、省電力モードにあるのかを示している。図
5の左端の状態は、印刷可能状態であり、通常動作モー
ドである。図5では、通常動作モード時に、印刷要求が
あり、それに応じて印刷動作が実行され、その印刷動作
の最中にインクニアエンド状態になったことを示してい
る。これにより、インクLEDが点灯する。その後しば
らく非動作状態が継続する等所定の条件に基づき、省電
力モードに移行する。この状態でもインクLEDは点灯
している。その後、印刷要求に応じて通常動作モードに
復帰し、印刷動作を実行する。しかし、この印刷動作の
途中でインクエンドになりインクLEDは点滅すること
となる。この状態では、印刷不能であるので、省電力モ
ードには移行せずに、インクの補充がなされるまで、通
常動作モード状態が維持されて、点滅表示が続けられ
る。オペレータがインクを交換すると、インクLEDは
消灯する。インクタンクの交換が終わると、インクタン
クの交換時に取り込まれてしまった気泡を除去するた
め、交換時クリーニング動作が行われ、それが終わると
印刷可能状態となる。印刷可能状態になると、途中で停
止していた印刷が続行され、その後非動作状態が継続す
ることにより、省電力モードに移行する。このように、
本発明においては、省電力モードであっても通常動作モ
ードであっても1つのLEDで所定の状態の2以上の表
示が可能となる。
【0054】以上の説明においては、発光装置の消灯状
態を正常状態として説明したが、点灯で正常状態を表す
ものとして(例えば「印刷レディ」の表示のように)構
成し、状態変化があったときに消灯又は点滅するように
構成することも可能である。この場合の消灯と、点灯の
表示の意味が逆転する。また、以上の説明においては、
印刷装置を用いて説明したが、これ以外の電子機器につ
いても使用することが可能である。さらに、インクニア
エンドとインクエンドまたは用紙エンドと用紙ニアエン
ドに限らず、1つの発光装置で2つの表現をさせる場合
であって、その一方が通常動作モ−ドでのみ表示される
場合には本発明を適用することが可能である。例えば、
印刷装置のカッターの刃の駆動限界回数まで残り100
回となったときにLEDを点灯させ、駆動限界に達した
ときに点滅させるようにすること等のように、消耗品に
ついても適用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明で
は、例えば、インク、印字用紙等のニアエンド状態をL
EDの点灯又は消灯により表示し、エンド状態をLED
の点滅により表示することにより、1つのLEDを用い
て、通常動作モード及び省電力モードを通じて2つの状
態を簡単な構成で表示することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷装置1の全体構成を示す
機能ブロック図である。
【図2】図1の省電力モード移行制御手段9の1実施例
を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の印刷装置をCPU及びROMを用いて実
施する場合の基本構成を示す図である。
【図4】省電力モードへの移行条件(a)と、通常動作
モードへの復帰条件(b)を例示する図である。
【図5】動作モードとインクニアエンド及びインクエン
ド表示の関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置 4 受信バッファ 5 データ解析手段 6 印刷バッファ 7 印刷機構 8 主制御部 9 省電力モード移行制御手段 10 復帰制御手段 17 用紙用LED駆動トランジスタ 18 用紙用LED 19 インク用LED駆動トランジスタ 20 インク用LED 40 中央処理装置(CPU) 33 割込信号発生装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の手段を備えることを特徴とする通
    常動作モードと省電力動作モードとを有する電子機器の
    表示装置。消灯、点灯又は点滅により電子機器の所定の
    状態を表示する発光手段と、 前記電子機器の通常動作モード及び前記省電力モードの
    双方において、前記電子機器の第1の状態を表示するた
    めに前記発光手段を点灯又は消灯させるよう制御し、前
    記電子機器の通常動作モード状態において、前記電子機
    器の第2の状態を表示するために前記発光手段を点滅さ
    せるよう制御する表示制御手段。
  2. 【請求項2】 前記第1の状態は前記電子機器が正常に
    動作可能な状態であり、前記第2の状態は前記第1の状
    態以外の状態であることを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記発光装置はフォトダイオードである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記電子機器は、印刷可能な状態である
    ことを省電力モードへの移行のための必要条件とする印
    刷装置であって、 前記第1の状態は、印刷用紙のニアエンドまたはインク
    のニアエンドからなり、前記第2の状態は、インクエン
    ド、印刷用紙エンドからなることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の電子機器の表示装置。
  5. 【請求項5】 消灯、点灯又は点滅により電子機器の所
    定の状態を表示する発光手段と、 前記電子機器の正常状態を前記発光手段の消灯又は点灯
    のみにより表示し、前記電子機器の異常状態を前記発光
    手段の消灯、点灯又は点滅により表示するよう制御する
    表示制御手段と、を備えることを特徴とする電子機器の
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記電子機器は2つの正常状態を有して
    おり、前記表示制御手段は、第1の正常状態のときには
    前記発光手段を消灯し、第2の正常状態のときには前記
    発光手段を点灯するよう制御することを特徴とする請求
    項5に記載の電子機器の表示装置。
  7. 【請求項7】 電子機器で使用される消費物品の残量が
    所定の量以下になったときに発光手段を点灯又は消灯
    し、前記消費物品の残量が無くなったときに前記発光手
    段を点滅することを特徴とする通常動作モードと省電力
    モードとを有する電子機器の表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記電子機器は印刷可能な状態であるこ
    とを前記通常動作モードから前記省電力モードへの移行
    のための必要条件とする印刷装置であることを特徴とす
    る請求項7に記載の電子機器の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 電子機器で使用される消耗品の耐用限界
    が近づいたときに発光手段を点灯し、前記消耗品の耐用
    限界に達したときに前記発光手段を点滅することを特徴
    とする通常動作モードと省電力モードとを有する電子機
    器の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 前記電子機器は印刷可能な状態である
    ことを前記通常動作モードから前記省電力モードへの移
    行のための必要条件とする印刷装置であることを特徴と
    する請求項9に記載の電子機器の表示制御方法。
JP2000300927A 2000-09-29 2000-09-29 電子機器の表示装置及び表示制御方法 Withdrawn JP2002103755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300927A JP2002103755A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電子機器の表示装置及び表示制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300927A JP2002103755A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電子機器の表示装置及び表示制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002103755A true JP2002103755A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18782537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000300927A Withdrawn JP2002103755A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電子機器の表示装置及び表示制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002103755A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437092B2 (en) * 2005-10-26 2008-10-14 Kyocera Mita Corporation Image forming device
JP2013239197A (ja) * 2013-07-11 2013-11-28 Casio Comput Co Ltd プログラム処理装置およびプログラム
JP2016224978A (ja) * 2016-08-29 2016-12-28 カシオ計算機株式会社 処理装置およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437092B2 (en) * 2005-10-26 2008-10-14 Kyocera Mita Corporation Image forming device
JP2013239197A (ja) * 2013-07-11 2013-11-28 Casio Comput Co Ltd プログラム処理装置およびプログラム
JP2016224978A (ja) * 2016-08-29 2016-12-28 カシオ計算機株式会社 処理装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5609436B2 (ja) 印刷装置におけるデータ記憶処理装置、印刷装置及びデータ記憶処理方法
US9800750B2 (en) Power saving control method and apparatus employing the same
JP2006215686A (ja) ホストコンピュータ、ネットワークプリンタおよびネットワークプリンタのパワーマネージメント制御方法
JP3217930B2 (ja) プリンタ装置
US20230144277A1 (en) Information processing apparatus and notification method
JP4775278B2 (ja) 動作制御装置、電子機器、動作制御方法、および、プログラム
JP2018079651A (ja) 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法
JP2002103755A (ja) 電子機器の表示装置及び表示制御方法
JP6207123B2 (ja) プリンターの制御方法およびプリンター
US6146037A (en) Method for indicating printer status
JP3290024B2 (ja) テープ印刷装置
JP3624608B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2002144677A (ja) 印刷装置、動作モード遷移制御方法、及び情報記録媒体
JP3163228B2 (ja) プリンタ装置
JP2001199057A (ja) インクジェット記録装置
JP2005007761A (ja) 印刷装置のエラー復帰方法、プログラムおよび印刷装置
JP2008183795A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の状態報知プログラムおよび状態報知方法
JP3389765B2 (ja) 印字装置及び印字装置制御方法
JP3517859B2 (ja) 印字装置及び印字装置の制御方法
JP2011255648A (ja) 電子機器
JP3049685B2 (ja) 情報出力装置及び情報出力方法
JPH07214836A (ja) テープ印刷装置
JP2013071270A (ja) プリンタ
JP2007144841A (ja) プリンタ
JP2012086427A (ja) 記録媒体のニアエンド表示機能を備えたプリンター

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204