JPH09314242A - 吐水管の製造方法及びその製造に使用するプレス装置 - Google Patents
吐水管の製造方法及びその製造に使用するプレス装置Info
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- JPH09314242A JPH09314242A JP8138468A JP13846896A JPH09314242A JP H09314242 A JPH09314242 A JP H09314242A JP 8138468 A JP8138468 A JP 8138468A JP 13846896 A JP13846896 A JP 13846896A JP H09314242 A JPH09314242 A JP H09314242A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造工程数を減らして製造コストを低減するこ
とにある。 【解決手段】プレス装置13を固定金型14と、同固定
金型14の上方に配置された可動金型15とから構成す
る。そして、固定金型14に長尺パイプ状をなす成形素
材24をセットした後、可動金型15が固定金型14に
接近させる。すると、成形素材24先端の切欠部24a
内に、固定金型14に設けたポンチ21が挿入され、成
形素材24の先端が絞り込まれる。この絞り込みによ
り、蛇口が成形される。成形素材24の先端を絞り込む
際において、切欠部24aの幅方向両側部を拘束した。
この拘束により、成形後において、成形素材24の幅方
向両側部には凹状の成形跡が残らくなる。従って、成形
跡を修正する工程が省略される。
とにある。 【解決手段】プレス装置13を固定金型14と、同固定
金型14の上方に配置された可動金型15とから構成す
る。そして、固定金型14に長尺パイプ状をなす成形素
材24をセットした後、可動金型15が固定金型14に
接近させる。すると、成形素材24先端の切欠部24a
内に、固定金型14に設けたポンチ21が挿入され、成
形素材24の先端が絞り込まれる。この絞り込みによ
り、蛇口が成形される。成形素材24の先端を絞り込む
際において、切欠部24aの幅方向両側部を拘束した。
この拘束により、成形後において、成形素材24の幅方
向両側部には凹状の成形跡が残らくなる。従って、成形
跡を修正する工程が省略される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ状をなす成
形素材の先端を絞り込んで吐水口を成形する吐水管の製
造方法及びその製造に使用するプレス装置に関するもの
である。
形素材の先端を絞り込んで吐水口を成形する吐水管の製
造方法及びその製造に使用するプレス装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、図10に示すように、吐水管と
しての蛇口51の先端には吐水口52が形成されてい
る。この吐水口52はプレス装置により絞り込まれるこ
とにより成形されている。そして、従来より、このよう
な蛇口の製造に使用するプレス装置としては、例えば、
図12に示すものがある。即ち、このプレス装置53
は、その下部に設けられた固定金型54と、固定金型5
4の上方に対向配置された可動型55とから構成され、
可動型55は固定金型54に対して接近離間可能になっ
ている。固定金型54におけるダイホルダ56の上面に
はダイス57が取り付けられている。このダイス57の
内側におけるダイホルダ56の上面には、圧縮バネ58
を介してノックアウトプレート59がダイス57の側面
に沿って上下方向へ移動可能に設けられている。そし
て、可動型55が固定金型54に向かって接近すると、
ポンチ61は圧縮バネ58の弾性力に抗してノックアウ
トプレート59を押圧しながら下降するようになってい
る。又、可動金型55におけるポンチホルダ60の側方
には円柱状をなすポンチ61が僅かな隙間をおいて設け
られている。そして、この隙間は後記する成形素材62
を係入するための係入部63が形成されている。図14
に示すように、この係入部63の両端はポンチ61の中
心を通る仮想線βより内側(図14の左側)に位置して
いる。
しての蛇口51の先端には吐水口52が形成されてい
る。この吐水口52はプレス装置により絞り込まれるこ
とにより成形されている。そして、従来より、このよう
な蛇口の製造に使用するプレス装置としては、例えば、
図12に示すものがある。即ち、このプレス装置53
は、その下部に設けられた固定金型54と、固定金型5
4の上方に対向配置された可動型55とから構成され、
可動型55は固定金型54に対して接近離間可能になっ
ている。固定金型54におけるダイホルダ56の上面に
はダイス57が取り付けられている。このダイス57の
内側におけるダイホルダ56の上面には、圧縮バネ58
を介してノックアウトプレート59がダイス57の側面
に沿って上下方向へ移動可能に設けられている。そし
て、可動型55が固定金型54に向かって接近すると、
ポンチ61は圧縮バネ58の弾性力に抗してノックアウ
トプレート59を押圧しながら下降するようになってい
る。又、可動金型55におけるポンチホルダ60の側方
には円柱状をなすポンチ61が僅かな隙間をおいて設け
られている。そして、この隙間は後記する成形素材62
を係入するための係入部63が形成されている。図14
に示すように、この係入部63の両端はポンチ61の中
心を通る仮想線βより内側(図14の左側)に位置して
いる。
【0003】次に、このように構成されたプレス装置5
3を用いて成形素材62の先端を絞り込んで蛇口51の
吐水口52を成形するには以下のように行われる。即
ち、図12に示すように、上下両型54,55を離間し
た状態で、固定金型54のノックアウトプレート59に
成形素材62を載せ、その先端がノックアウトプレート
59の端部から外側へ突出するようにする。図11に示
すように、プレス装置53により絞り込まれるパイプ状
の成形素材62は、その先端に形成された切欠部64の
周縁に沿って突条部65が形成されたものを使用してい
る。
3を用いて成形素材62の先端を絞り込んで蛇口51の
吐水口52を成形するには以下のように行われる。即
ち、図12に示すように、上下両型54,55を離間し
た状態で、固定金型54のノックアウトプレート59に
成形素材62を載せ、その先端がノックアウトプレート
59の端部から外側へ突出するようにする。図11に示
すように、プレス装置53により絞り込まれるパイプ状
の成形素材62は、その先端に形成された切欠部64の
周縁に沿って突条部65が形成されたものを使用してい
る。
【0004】この状態で、図13に示すように、可動金
型55が固定金型54に接近すると、ポンチ61が下降
して成形素材62の切欠部64内に挿入される。それと
ともに、成形素材62の突条部65の基端が係入部63
内に係入される。そして、ポンチ61が圧縮バネ58の
弾性力に抗してノックアウトプレート59を下降させる
と、成形素材62の先端がダイス57とポンチ61との
間に挟み込まれながら絞られる。この絞り込みにより、
前記蛇口51の吐水口52が成形される。その後、可動
金型55の上昇に伴いポンチ61が上昇すると、圧縮バ
ネ58の弾性力によりノックアウトプレート59も押し
上げられる。そして、上下両型54,55が離間するこ
とにより、絞り込み成形された成形素材62からポンチ
61が離間される。
型55が固定金型54に接近すると、ポンチ61が下降
して成形素材62の切欠部64内に挿入される。それと
ともに、成形素材62の突条部65の基端が係入部63
内に係入される。そして、ポンチ61が圧縮バネ58の
弾性力に抗してノックアウトプレート59を下降させる
と、成形素材62の先端がダイス57とポンチ61との
間に挟み込まれながら絞られる。この絞り込みにより、
前記蛇口51の吐水口52が成形される。その後、可動
金型55の上昇に伴いポンチ61が上昇すると、圧縮バ
ネ58の弾性力によりノックアウトプレート59も押し
上げられる。そして、上下両型54,55が離間するこ
とにより、絞り込み成形された成形素材62からポンチ
61が離間される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記プレス
装置53においては、成形素材62が絞り込まれる際に
おいて、蛇口51の先端から基端側に曲げ応力がかかる
が、成形素材62の幅方向両側部(図14に示す)62
aが拘束されていないため、その両側部62aが変形し
てしまう。即ち、図10に示すように、蛇口51の幅方
向両側部には凹状の成形跡51aが残ってしまってい
た。従って、この成形跡51aを平坦にするためにプレ
ス機により打ち直さなければならず、製造工程数が増加
するという問題があった。
装置53においては、成形素材62が絞り込まれる際に
おいて、蛇口51の先端から基端側に曲げ応力がかかる
が、成形素材62の幅方向両側部(図14に示す)62
aが拘束されていないため、その両側部62aが変形し
てしまう。即ち、図10に示すように、蛇口51の幅方
向両側部には凹状の成形跡51aが残ってしまってい
た。従って、この成形跡51aを平坦にするためにプレ
ス機により打ち直さなければならず、製造工程数が増加
するという問題があった。
【0006】又、例えば突条部65がない成形素材62
を絞り込む場合において、ダイス57の上面が平坦にな
っているため、絞り込まれる際に成形素材62がダイス
57から離間する方向(図13に示す矢印a方向)へ僅
かに位置ずれしてしまう。この位置ずれによって、成形
素材62の両側部62aが変形することがあった。この
場合においても、蛇口51の幅方向両側部に成形跡51
aが残ってしまい、この成形跡51aを平坦にするため
の作業を必要としていた。よって、製造工程数が増加す
るという問題があった。
を絞り込む場合において、ダイス57の上面が平坦にな
っているため、絞り込まれる際に成形素材62がダイス
57から離間する方向(図13に示す矢印a方向)へ僅
かに位置ずれしてしまう。この位置ずれによって、成形
素材62の両側部62aが変形することがあった。この
場合においても、蛇口51の幅方向両側部に成形跡51
aが残ってしまい、この成形跡51aを平坦にするため
の作業を必要としていた。よって、製造工程数が増加す
るという問題があった。
【0007】そこで、本発明は成形素材を絞り込んだ際
にその成形跡が残るのを無くすことで製造工程数を減ら
すとともに、製造コストを低減することを目的とする。
にその成形跡が残るのを無くすことで製造工程数を減ら
すとともに、製造コストを低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、長尺パイプ状をなす成形素材の先端に形成された切
欠部に挿入部材を挿入しながら、同成形素材の先端を絞
り込むことにより、吐水口を成形する吐水管の製造方法
において、前記成形素材の切欠部に対応する幅方向両側
部を拘束しながら同成形素材の先端を絞り込むようにし
たことを要旨とする。従って、請求項1に記載の発明に
よれば、成形素材の幅方向両側部が拘束されながら絞り
込まれるため、絞り込む際の曲げ応力によって成形素材
の切欠部に対応する両側部が変形することはない。
は、長尺パイプ状をなす成形素材の先端に形成された切
欠部に挿入部材を挿入しながら、同成形素材の先端を絞
り込むことにより、吐水口を成形する吐水管の製造方法
において、前記成形素材の切欠部に対応する幅方向両側
部を拘束しながら同成形素材の先端を絞り込むようにし
たことを要旨とする。従って、請求項1に記載の発明に
よれば、成形素材の幅方向両側部が拘束されながら絞り
込まれるため、絞り込む際の曲げ応力によって成形素材
の切欠部に対応する両側部が変形することはない。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記成形素材を
絞り込む際において、前記成形素材はその切欠部が挿入
部材から離間しない方向へ引かれながら絞り込まれるこ
とを要旨とする。従って、請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の作用に加え、切欠部が挿入
部材から離間せずに成形素材は絞り込まれる。
絞り込む際において、前記成形素材はその切欠部が挿入
部材から離間しない方向へ引かれながら絞り込まれるこ
とを要旨とする。従って、請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の作用に加え、切欠部が挿入
部材から離間せずに成形素材は絞り込まれる。
【0010】請求項3に記載の発明は、互いに接近離間
する金型のうち何れか一方の金型には成形素材の先端に
設けられた切欠部に挿入可能な挿入部材を設け、他方の
金型には前記挿入部材に対向するダイスを設け、前記両
金型が接近するのに伴い成形素材を挿入部材とダイスと
の間に挟入させ、挿入部材とダイスとの協働により成形
素材の先端を絞り込むようにした吐水管のプレス装置に
おいて、前記挿入部材には成形素材の切欠部に対応する
幅方向両側部が変形しないように拘束する拘束手段を設
けたことを要旨とする。従って、請求項3に記載の発明
の作用によれば、拘束手段により成形素材の両側部が拘
束されながら絞り込まれるため、絞り込む際に曲げ応力
がかかっても、成形素材の両側部が変形するすることは
ない。
する金型のうち何れか一方の金型には成形素材の先端に
設けられた切欠部に挿入可能な挿入部材を設け、他方の
金型には前記挿入部材に対向するダイスを設け、前記両
金型が接近するのに伴い成形素材を挿入部材とダイスと
の間に挟入させ、挿入部材とダイスとの協働により成形
素材の先端を絞り込むようにした吐水管のプレス装置に
おいて、前記挿入部材には成形素材の切欠部に対応する
幅方向両側部が変形しないように拘束する拘束手段を設
けたことを要旨とする。従って、請求項3に記載の発明
の作用によれば、拘束手段により成形素材の両側部が拘
束されながら絞り込まれるため、絞り込む際に曲げ応力
がかかっても、成形素材の両側部が変形するすることは
ない。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記拘束手段
は、成形素材の切欠部に対応する幅方向両側部が係入さ
れる係入部であることを要旨とする。従って、請求項4
に記載の発明の作用によれば、請求項3に記載の発明の
発明の作用に加え、成形素材の幅方向両側部が係入部に
係入されることにより拘束される。
は、成形素材の切欠部に対応する幅方向両側部が係入さ
れる係入部であることを要旨とする。従って、請求項4
に記載の発明の作用によれば、請求項3に記載の発明の
発明の作用に加え、成形素材の幅方向両側部が係入部に
係入されることにより拘束される。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記ダイスの対
向面には挿入部材と対向配置された凹部が形成され、こ
の凹部の内側面の角度は前記両金型の移動に伴ってダイ
スの移動する方向に対して鋭角となるように傾斜してい
ることを要旨とする。従って、請求項5に記載の発明に
よれば、請求項3又は請求項4に記載の発明の作用に加
え、両金型が接近すると、凹部の内側面は傾斜している
ため、成形素材が凹部に食いつきながら絞り込まれる。
そのため、成形素材の切欠部が挿入部材から離れ難くな
る。
向面には挿入部材と対向配置された凹部が形成され、こ
の凹部の内側面の角度は前記両金型の移動に伴ってダイ
スの移動する方向に対して鋭角となるように傾斜してい
ることを要旨とする。従って、請求項5に記載の発明に
よれば、請求項3又は請求項4に記載の発明の作用に加
え、両金型が接近すると、凹部の内側面は傾斜している
ため、成形素材が凹部に食いつきながら絞り込まれる。
そのため、成形素材の切欠部が挿入部材から離れ難くな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直線状をなす蛇口
に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1,図2に示すように、黄銅からなる吐
水管としの蛇口11の先端には吐水口12が後記するプ
レス装置13により絞り込みにより一体に形成されてい
る。この吐水口12の軸線と蛇口11の軸線とは互いに
直交している。
水管としの蛇口11の先端には吐水口12が後記するプ
レス装置13により絞り込みにより一体に形成されてい
る。この吐水口12の軸線と蛇口11の軸線とは互いに
直交している。
【0015】次に、上記のように構成された蛇口11を
製造するためのプレス装置について説明する。図3に示
すように、プレス装置13は、その下部に設けられた一
方の金型としての固定金型14と、同固定金型14の上
方に配置された他方の金型としての可動金型15とから
構成されている。そして、可動金型15は固定金型14
に対して接近離間可能になっている。
製造するためのプレス装置について説明する。図3に示
すように、プレス装置13は、その下部に設けられた一
方の金型としての固定金型14と、同固定金型14の上
方に配置された他方の金型としての可動金型15とから
構成されている。そして、可動金型15は固定金型14
に対して接近離間可能になっている。
【0016】まず、固定金型14について説明する。な
お、図3の左右方向又は図5の左右方向を固定金型14
の前後方向とする。図3,図5に示すように、ガイドホ
ルダ16の上面には一対のガイド軸17が立設されてい
る。両ガイド軸17の内側におけるガイドホルダ16の
上面にはポンチホルダ18が配設されている。このポン
チホルダ18には下部ノックアウトプレート19が図示
しない案内ポストにより上下方向へ移動可能に支持され
ている。ポンチホルダ18の上面及び下部ノックアウト
プレート19の下面には、収容凹部18a,19aがそ
れぞれ互いに対向するように形成され、各収容凹部18
a,19aには圧縮バネ20の上下両端が挿入されてい
る。そして、前記下部ノックアウトプレート19は、圧
縮バネ20の弾性力により上方へ付勢されている。
お、図3の左右方向又は図5の左右方向を固定金型14
の前後方向とする。図3,図5に示すように、ガイドホ
ルダ16の上面には一対のガイド軸17が立設されてい
る。両ガイド軸17の内側におけるガイドホルダ16の
上面にはポンチホルダ18が配設されている。このポン
チホルダ18には下部ノックアウトプレート19が図示
しない案内ポストにより上下方向へ移動可能に支持され
ている。ポンチホルダ18の上面及び下部ノックアウト
プレート19の下面には、収容凹部18a,19aがそ
れぞれ互いに対向するように形成され、各収容凹部18
a,19aには圧縮バネ20の上下両端が挿入されてい
る。そして、前記下部ノックアウトプレート19は、圧
縮バネ20の弾性力により上方へ付勢されている。
【0017】又、前記下部ノックアウトプレート19に
は前後方向に切欠部19bが形成されている。この切欠
部19bの内側におけるポンチホルダ18の上面には、
挿入部材としてのポンチ21が突設されている。ポンチ
21の後方側におけるポンチホルダ18の上面には受け
台22が設けられ、受け台22の上面は凹状に形成され
ている。この受け台22の前端面には湾曲部23が凹設
され、湾曲部23はポンチ21の前後方向中央から後方
側に対応する外周面に沿って湾曲している。
は前後方向に切欠部19bが形成されている。この切欠
部19bの内側におけるポンチホルダ18の上面には、
挿入部材としてのポンチ21が突設されている。ポンチ
21の後方側におけるポンチホルダ18の上面には受け
台22が設けられ、受け台22の上面は凹状に形成され
ている。この受け台22の前端面には湾曲部23が凹設
され、湾曲部23はポンチ21の前後方向中央から後方
側に対応する外周面に沿って湾曲している。
【0018】図6(a)に示すように、ポンチ21と受
け台22との間には、僅かな隙間を有している。この両
者21,22間の隙間は、長尺パイプ状をなす成形素材
24を係入するための係入部(拘束手段)25となって
いる。この成形素材24の先端には基端側に向けて切欠
部24aが形成され、切欠部24aの周縁に沿って突条
部24bが形成されている。
け台22との間には、僅かな隙間を有している。この両
者21,22間の隙間は、長尺パイプ状をなす成形素材
24を係入するための係入部(拘束手段)25となって
いる。この成形素材24の先端には基端側に向けて切欠
部24aが形成され、切欠部24aの周縁に沿って突条
部24bが形成されている。
【0019】又、図6(b)に示すように、受け台22
の湾曲部23の両端はポンチ21の中心を通り、かつ成
形素材24の幅方向に平行な仮想線(図6に一点鎖線で
示す)L上に位置している。そして、突条部24bが係
入部25に係入されることにより、成形素材24の切欠
部24aに対応する同成形素材の幅方向両側部αが拘束
されるようになっている。即ち、成形素材24の幅方向
両側部αが、受け台22における湾曲部23の内側面
と、ポンチ21の外側面に当接されることにより拘束さ
れるようになっている。
の湾曲部23の両端はポンチ21の中心を通り、かつ成
形素材24の幅方向に平行な仮想線(図6に一点鎖線で
示す)L上に位置している。そして、突条部24bが係
入部25に係入されることにより、成形素材24の切欠
部24aに対応する同成形素材の幅方向両側部αが拘束
されるようになっている。即ち、成形素材24の幅方向
両側部αが、受け台22における湾曲部23の内側面
と、ポンチ21の外側面に当接されることにより拘束さ
れるようになっている。
【0020】次に、可動金型15について説明する。な
お、前記固定金型14と同様に、図3の左右方向又は図
4の左右方向を可動金型15の前後方向とする。図3,
図4に示すように、前記各ガイド軸17に対応する軸受
けホルダ26の下面には一対の軸受け27が設けられ、
この軸受け27には前記ガイド軸17が上下方向に摺動
可能に挿入されている。そして、このガイド軸17が上
下方向へ摺動されることにより、固定金型14に対して
可動金型15が接近離間可能に案内されるようになって
いる。
お、前記固定金型14と同様に、図3の左右方向又は図
4の左右方向を可動金型15の前後方向とする。図3,
図4に示すように、前記各ガイド軸17に対応する軸受
けホルダ26の下面には一対の軸受け27が設けられ、
この軸受け27には前記ガイド軸17が上下方向に摺動
可能に挿入されている。そして、このガイド軸17が上
下方向へ摺動されることにより、固定金型14に対して
可動金型15が接近離間可能に案内されるようになって
いる。
【0021】前記軸受け27の内側における軸受けホル
ダ26の下面には、ダイホルダ28が配設されている。
このダイホルダ28にはT字状をなす上部ノックアウト
プレート29が図示しない案内ポストにより上下方向へ
移動可能に支持されている。ダイホルダ28の下面及び
上部ノックアウトプレート29の上面には、バネ収容凹
部28a,29aがそれぞれ互いに対向するように形成
され、各バネ収容凹部28a,29aには圧縮スプリン
グ30の上下両端が挿入されている。そして、前記上部
ノックアウトプレート29は、圧縮バネ20の弾性力に
より下方へ付勢されている。又、上部ノックアウトプレ
ート29の下面には前後方向へ延びる溝部29bが形成
され、この溝部29bは前記受け台22の上面に対向し
ている。
ダ26の下面には、ダイホルダ28が配設されている。
このダイホルダ28にはT字状をなす上部ノックアウト
プレート29が図示しない案内ポストにより上下方向へ
移動可能に支持されている。ダイホルダ28の下面及び
上部ノックアウトプレート29の上面には、バネ収容凹
部28a,29aがそれぞれ互いに対向するように形成
され、各バネ収容凹部28a,29aには圧縮スプリン
グ30の上下両端が挿入されている。そして、前記上部
ノックアウトプレート29は、圧縮バネ20の弾性力に
より下方へ付勢されている。又、上部ノックアウトプレ
ート29の下面には前後方向へ延びる溝部29bが形成
され、この溝部29bは前記受け台22の上面に対向し
ている。
【0022】又、前記ダイホルダ28にはダイス31が
設けられ、ダイス31の下面には前記ポンチ21と対向
配置された凹部としての溝32が形成されている。この
溝32は前方へ向かうほど斜めに上がる傾斜面32aを
有している。即ち、ダイス31の移動する方向(上下方
向)に対して傾斜面32aのなす角度θは鋭角となって
いる。
設けられ、ダイス31の下面には前記ポンチ21と対向
配置された凹部としての溝32が形成されている。この
溝32は前方へ向かうほど斜めに上がる傾斜面32aを
有している。即ち、ダイス31の移動する方向(上下方
向)に対して傾斜面32aのなす角度θは鋭角となって
いる。
【0023】そして、図9に示すように、受け台22に
成形素材24を載せた状態において、可動金型15が固
定金型14に接近すると、成形素材24の切欠部24a
内にポンチ21が挿入されるようになっている。そし
て、成形素材24の先端がポンチ21とダイス31との
協働により絞り込まれて前記蛇口11の吐水口12が成
形されるようになっている。なお、傾斜面32aの角度
θは成形素材24の先端が絞り込まれた際に破損しない
程度に設定されている。
成形素材24を載せた状態において、可動金型15が固
定金型14に接近すると、成形素材24の切欠部24a
内にポンチ21が挿入されるようになっている。そし
て、成形素材24の先端がポンチ21とダイス31との
協働により絞り込まれて前記蛇口11の吐水口12が成
形されるようになっている。なお、傾斜面32aの角度
θは成形素材24の先端が絞り込まれた際に破損しない
程度に設定されている。
【0024】次に、上記のように構成されたプレス装置
13を使用して行われる蛇口の製造方法について説明す
る。図7に示すように、成形素材24を固定金型14に
セットする。即ち、成形素材24の下面を受け台22に
載せるとともに、成形素材24の突条部24bを係入部
25に係入する。図8に示すように、この状態で固定金
型14に対して可動金型15が接近して型閉じがなされ
ると、成形素材24の上面が上部ノックアウトプレート
29の溝部29bに当接する。そして、下部ノックアウ
トプレート19が圧縮バネ(図8には図示せず)20の
弾性力に抗して上方へ移動し、ポンチ21の先端が同プ
レート29の上面から突出し、成形素材24の切欠部2
4a内に挿入される。それとともに、ポンチ21の突き
上げにより上部ノックアウトプレート29が圧縮スプリ
ング30の弾性力に抗して下方へ移動する。すると、成
形素材24の切欠部24aにポンチ21が挿入された状
態で、成形素材24の先端はダイス31との間に挟入さ
れることにより絞り込まれる。このとき、成形素材24
の切欠部24aに対応する両側部αが拘束されているた
め、絞り込み時において蛇口51の先端から基端側に曲
げ応力がかかっても、成形素材24の両側部αが変形す
ることはない。そして、図9に示すように、両金型1
4,15が完全に閉じられると、蛇口11の吐水口12
が成形される。
13を使用して行われる蛇口の製造方法について説明す
る。図7に示すように、成形素材24を固定金型14に
セットする。即ち、成形素材24の下面を受け台22に
載せるとともに、成形素材24の突条部24bを係入部
25に係入する。図8に示すように、この状態で固定金
型14に対して可動金型15が接近して型閉じがなされ
ると、成形素材24の上面が上部ノックアウトプレート
29の溝部29bに当接する。そして、下部ノックアウ
トプレート19が圧縮バネ(図8には図示せず)20の
弾性力に抗して上方へ移動し、ポンチ21の先端が同プ
レート29の上面から突出し、成形素材24の切欠部2
4a内に挿入される。それとともに、ポンチ21の突き
上げにより上部ノックアウトプレート29が圧縮スプリ
ング30の弾性力に抗して下方へ移動する。すると、成
形素材24の切欠部24aにポンチ21が挿入された状
態で、成形素材24の先端はダイス31との間に挟入さ
れることにより絞り込まれる。このとき、成形素材24
の切欠部24aに対応する両側部αが拘束されているた
め、絞り込み時において蛇口51の先端から基端側に曲
げ応力がかかっても、成形素材24の両側部αが変形す
ることはない。そして、図9に示すように、両金型1
4,15が完全に閉じられると、蛇口11の吐水口12
が成形される。
【0025】又、成形素材24の絞り込み時において、
溝32の傾斜面32aの角度θは鋭角となっているた
め、成形素材24の先端が傾斜面32a側に食いつき易
い。この食いつきにより、成形素材24がその先端側で
あるダイス側へ引かれるため、成形素材24の切欠部2
4aの内縁がポンチ21の外縁に当接保持される。その
ため、成形素材24の先端が絞り込まれる際において、
成形素材24の突条部24bが係入部25から外れて、
同成形素材24がその長手方向へ位置ずれすることはな
い。
溝32の傾斜面32aの角度θは鋭角となっているた
め、成形素材24の先端が傾斜面32a側に食いつき易
い。この食いつきにより、成形素材24がその先端側で
あるダイス側へ引かれるため、成形素材24の切欠部2
4aの内縁がポンチ21の外縁に当接保持される。その
ため、成形素材24の先端が絞り込まれる際において、
成形素材24の突条部24bが係入部25から外れて、
同成形素材24がその長手方向へ位置ずれすることはな
い。
【0026】特に、突条部24bのない成形素材(図示
しない)を絞り込む場合には、係入部25に係入する手
段がないため、成形素材がその長手方向へ位置ずれしや
すくなる。しかし、突条部24bのない成形素材の先端
が傾斜面32aに食いつくことにより、切欠部24aは
ポンチ21に当接保持される。そのため、前記成形素材
24と同様に突条部24bのない成形素材においてもそ
の長手方向へ位置ずれすることはない。
しない)を絞り込む場合には、係入部25に係入する手
段がないため、成形素材がその長手方向へ位置ずれしや
すくなる。しかし、突条部24bのない成形素材の先端
が傾斜面32aに食いつくことにより、切欠部24aは
ポンチ21に当接保持される。そのため、前記成形素材
24と同様に突条部24bのない成形素材においてもそ
の長手方向へ位置ずれすることはない。
【0027】本実施形態は以下に示す(1)〜(3)の
効果を有する。 (1)成形素材24の切欠部24aに対応する両側部α
を拘束しながら、成形 素材24の先端を絞り込むようにしたため、成形素材2
4の先端から基端側に曲げ応力がかっても、成形素材2
4の両側部αが変形しない。即ち、蛇口11の幅方向両
側部には凹状の成形跡が残ることがない。従って、凹状
の成形跡を平坦にするためにプレス機により打ち直すと
いう作業工程を減らすことができるとともに、この作業
工程の減少に伴って製造コストも低減することができ
る。
効果を有する。 (1)成形素材24の切欠部24aに対応する両側部α
を拘束しながら、成形 素材24の先端を絞り込むようにしたため、成形素材2
4の先端から基端側に曲げ応力がかっても、成形素材2
4の両側部αが変形しない。即ち、蛇口11の幅方向両
側部には凹状の成形跡が残ることがない。従って、凹状
の成形跡を平坦にするためにプレス機により打ち直すと
いう作業工程を減らすことができるとともに、この作業
工程の減少に伴って製造コストも低減することができ
る。
【0028】(2)ダイス31に形成された溝32を形
成し、その傾斜面32aの角度θを鋭角としたため、絞
り込み時において成形素材24の先端が傾斜面32a側
に食いつき易くなるようにした。そのため、係入部25
から成形素材24の突条部24bが外れて、成形素材2
4の切欠部24aがポンチ21から離間する方向へ位置
ずれするのを防止できる。特に、突条部24bのない成
形素材を絞り込む場合に有効とした。従って、蛇口11
の両側部に従来技術に示すような凹状の成形跡が残るこ
とがない。
成し、その傾斜面32aの角度θを鋭角としたため、絞
り込み時において成形素材24の先端が傾斜面32a側
に食いつき易くなるようにした。そのため、係入部25
から成形素材24の突条部24bが外れて、成形素材2
4の切欠部24aがポンチ21から離間する方向へ位置
ずれするのを防止できる。特に、突条部24bのない成
形素材を絞り込む場合に有効とした。従って、蛇口11
の両側部に従来技術に示すような凹状の成形跡が残るこ
とがない。
【0029】(3)固定金型14にポンチ21を設ける
とともに、可動金型15にダイス31を設けたため、ポ
ンチ21を移動させずに成形素材24の先端を絞り込む
ことができる。従って、ポンチ21のストローク調整を
省略することができるため、作業工程数を減らすことが
できる。
とともに、可動金型15にダイス31を設けたため、ポ
ンチ21を移動させずに成形素材24の先端を絞り込む
ことができる。従って、ポンチ21のストローク調整を
省略することができるため、作業工程数を減らすことが
できる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、ダイス31の下面に溝32を
形成し、その溝32に傾斜面32aを形成したが、この
傾斜面32a以外に図3に二点鎖線で示す円弧面35に
してもよい。
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、ダイス31の下面に溝32を
形成し、その溝32に傾斜面32aを形成したが、この
傾斜面32a以外に図3に二点鎖線で示す円弧面35に
してもよい。
【0031】(b)前記実施形態では、全体がほぼ直線
状をなす蛇口の製造方法及びその製造に使用するプレス
装置13に具体化したが、湾曲した蛇口11の製造に具
体化してもよい。この場合、受け台22の上面及び上部
ノックアウトプレート29の下面を蛇口11の湾曲に沿
って湾曲するように変更してもよい。
状をなす蛇口の製造方法及びその製造に使用するプレス
装置13に具体化したが、湾曲した蛇口11の製造に具
体化してもよい。この場合、受け台22の上面及び上部
ノックアウトプレート29の下面を蛇口11の湾曲に沿
って湾曲するように変更してもよい。
【0032】(c)前記実施形態では、プレス装置13
の下側に固定金型14を設け、上側に可動金型15を設
けたが、両金型14,15の上下関係を逆にしてもよ
い。又、両金型14,15を上下方向に設けるのではな
く、水平方向に設けるようにすることも可能である。
の下側に固定金型14を設け、上側に可動金型15を設
けたが、両金型14,15の上下関係を逆にしてもよ
い。又、両金型14,15を上下方向に設けるのではな
く、水平方向に設けるようにすることも可能である。
【0033】(d)前記実施形態では、蛇口11に具体
化したが、蛇口以外にも水道管や、水道管と蛇口との間
に接続された接続管等に具体化することも可能である。
化したが、蛇口以外にも水道管や、水道管と蛇口との間
に接続された接続管等に具体化することも可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1又は請求項3に記載の発明によ
れば、成形素材を絞り込んだ際に成形跡が残るのを無く
すことで製造工程数を減少でき、その減少に伴い製造コ
ストを低減することができる。
れば、成形素材を絞り込んだ際に成形跡が残るのを無く
すことで製造工程数を減少でき、その減少に伴い製造コ
ストを低減することができる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、成形素材を絞り込んだ際
に、成形素材が位置ずれするのを防止できるため、成形
跡が残らないようにすることができる。
に記載の発明の効果に加え、成形素材を絞り込んだ際
に、成形素材が位置ずれするのを防止できるため、成形
跡が残らないようにすることができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加え、簡単な構造で成形素材の切
欠部に対応する幅方向両側部を拘束することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は請求項4
に記載の発明の効果に加え、成形素材を絞り込んだ際
に、成形素材が位置ずれするのを防止できるため、成形
跡が残らないようにすることができる。
に記載の発明の効果に加え、簡単な構造で成形素材の切
欠部に対応する幅方向両側部を拘束することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は請求項4
に記載の発明の効果に加え、成形素材を絞り込んだ際
に、成形素材が位置ずれするのを防止できるため、成形
跡が残らないようにすることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す蛇口の先端部を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】同じく、蛇口の断面図。
【図3】同じく、プレス装置の縦断面図。
【図4】同じく、可動金型を示す図3のX−X断面図。
【図5】同じく、固定金型を示す図3のY−Y断面図。
【図6】同じく、(a)は成形素材とポンチ及び受け台
を示す斜視図、(b)は受け台及びポンチの一部切欠平
面図。
を示す斜視図、(b)は受け台及びポンチの一部切欠平
面図。
【図7】同じく、プレス装置に成形素材をセットした状
態を示す断面図。
態を示す断面図。
【図8】同じく、成形素材の絞り込み最中を示すプレス
装置の断面図。
装置の断面図。
【図9】同じく、成形素材が絞り込まれた後におけるプ
レス装置の断面図。
レス装置の断面図。
【図10】従来の技術を示す蛇口の斜視図。
【図11】同じく、成形素材の斜視図。
【図12】同じく、プレス装置を型開きした状態を示す
断面図。
断面図。
【図13】同じく、プレス装置を型閉じした状態を示す
断面図。
断面図。
【図14】同じく、ポンチと受け台の平断面図。
11…蛇口(吐水管)、12…吐水口、14…固定金型
(一方の金型)、15…可動金型(他方の金型)、21
…ポンチ(挿入部材)、24…成形素材、24a…切欠
部、25…係入部(拘束手段)、31…ダイス、32…
溝(凹部)、α…両側部。
(一方の金型)、15…可動金型(他方の金型)、21
…ポンチ(挿入部材)、24…成形素材、24a…切欠
部、25…係入部(拘束手段)、31…ダイス、32…
溝(凹部)、α…両側部。
Claims (5)
- 【請求項1】長尺パイプ状をなす成形素材の先端に形成
された切欠部に挿入部材を挿入しながら、同成形素材の
先端を絞り込むことにより、吐水口を成形する吐水管の
製造方法において、 前記成形素材の切欠部に対応する幅方向両側部を拘束し
ながら同成形素材の先端を絞り込むようにした吐水管の
製造方法。 - 【請求項2】前記成形素材を絞り込む際において、前記
成形素材はその切欠部が挿入部材から離間しない方向へ
引かれながら絞り込まれる請求項1に記載の吐水管の製
造方法。 - 【請求項3】互いに接近離間する金型のうち何れか一方
の金型には成形素材の先端に設けられた切欠部に挿入可
能な挿入部材を設け、他方の金型には前記挿入部材に対
向するダイスを設け、前記両金型が接近するのに伴い成
形素材を挿入部材とダイスとの間に挟入させ、挿入部材
とダイスとの協働により成形素材の先端を絞り込むよう
にした吐水管のプレス装置において、 前記挿入部材には成形素材の切欠部に対応する幅方向両
側部が変形しないように拘束する拘束手段を設けた吐水
管の製造に使用するプレス装置。 - 【請求項4】前記拘束手段は、成形素材の切欠部に対応
する幅方向両側部が係入される係入部である請求項3に
記載の吐水管の製造に使用するプレス装置。 - 【請求項5】前記ダイスの対向面には挿入部材と対向配
置された凹部が形成され、この凹部の内側面の角度は前
記両金型の移動に伴ってダイスの移動する方向に対して
鋭角となるように傾斜している請求項3又は請求項4に
記載の吐水管の製造に使用するプレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8138468A JP2784344B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 吐水管の製造方法及びその製造に使用するプレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8138468A JP2784344B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 吐水管の製造方法及びその製造に使用するプレス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09314242A true JPH09314242A (ja) | 1997-12-09 |
JP2784344B2 JP2784344B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=15222758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8138468A Expired - Lifetime JP2784344B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 吐水管の製造方法及びその製造に使用するプレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784344B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103658398A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-03-26 | 乔登卫浴(江门)有限公司 | 一种用于薄壁管水龙头出水嘴成型的模具 |
CN105251819A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 用于折弯落料的装置 |
CN105251828A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 自动折弯落料设备 |
CN105251821A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 折弯落料装置 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP8138468A patent/JP2784344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103658398A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-03-26 | 乔登卫浴(江门)有限公司 | 一种用于薄壁管水龙头出水嘴成型的模具 |
CN105251819A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 用于折弯落料的装置 |
CN105251828A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 自动折弯落料设备 |
CN105251821A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 折弯落料装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2784344B2 (ja) | 1998-08-06 |
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