JPH069712U - U字成形用金型 - Google Patents

U字成形用金型

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Publication number
JPH069712U
JPH069712U JP5116792U JP5116792U JPH069712U JP H069712 U JPH069712 U JP H069712U JP 5116792 U JP5116792 U JP 5116792U JP 5116792 U JP5116792 U JP 5116792U JP H069712 U JPH069712 U JP H069712U
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JP
Japan
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punch
shaped
slide
bending guide
die
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Pending
Application number
JP5116792U
Other languages
English (en)
Inventor
繁吉 橋本
Original Assignee
日新電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日新電機株式会社 filed Critical 日新電機株式会社
Priority to JP5116792U priority Critical patent/JPH069712U/ja
Publication of JPH069712U publication Critical patent/JPH069712U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回の曲げ加工動作によって規定寸法のU字
形材を成形しうるU字成形用金型を提供する。 【構成】 本考案に係るU字成形用金型は、下側先端位
置にU字形の加圧部3aが設けられたパンチ3と、パン
チ3の直下位置に配置され、かつ、上下方向に沿って弾
性変位自在に支持された曲げガイド5と、曲げガイド5
の左右両側位置に配置され、かつ、左右スライド自在に
支持された一対のスライド型6,6と、パンチ3ととも
に下降してスライド型6,6を曲げガイド5へ向かって
スライドさせるカム部4,4とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として板厚1mm程度の薄板材をU字形に曲げ加工してなる比較 的小型の製品を製作するのに使用するU字成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図3に示すような小型のU字形材Mは、図4に示すような成形用金 型による曲げ加工で形成されている。そして、この成形用金型を示す図4におけ る符号21は、上型であるパンチであり、先端にU字形の加圧部21aを有する 。下型は、可動の曲げガイド22と、固定型23とからなる。曲げガイド22は 、パンチ21の直下で、固定型23の中央の孔内にばね24により上下弾性的に 支持されている。
【0003】 上記の構成において、固定型23の孔の上にセットされた材料は、パンチ21 の下降により、パンチ21の加圧部21aと曲げガイド22との間に挟圧された 形で、固定型23の孔の内部に押し込まれて、U字形に曲げ加工される。
【0004】 こののち、パンチ21の上昇に伴い、曲げガイド22がばね24の復元弾力に より浮上するが、U字形に曲げ加工された材料は、この曲げガイド22の浮上に より、固定型23の孔の上に押し出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような成形金型で成形されたU字形材Mは、固定型23の孔 の外部に押し出されたとき、外部から拘束されなくなるので、スプリングバック により若干復元し、U字形の両端部の間隔dが規定寸法より広がってしまう。
【0006】 このため、U字形材Mは、前記した成形金型による曲げ加工ののち、図5に示 すような金型により、開き度の矯正が行われる。矯正用の金型は、平押しパンチ 25と、平押しダイ26とからなり、U字形材Mは、平押しダイ26上に横向き に載置されて、平押しパンチ25の加圧により、その開き形状が矯正される。
【0007】 このように、従来、U字形材の製作では、U字形の曲げ加工をした後に、別の 金型によりU字形の開き度の矯正を行わなければならず、2つの工程を必要とし 、作業効率が悪く、時間がかかる。
【0008】 本考案は、このような不都合に鑑みて創案されたものであって、1回の曲げ加 工動作によって規定寸法のU字形材を成形しうるようにし、成形工程を単一化し て作業効率の向上を図ることが可能なU字成形用金型の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るU字成形用金型は、上記課題を達成するために、下側先端位置に U字形の加圧部が設けられたパンチと、パンチの直下位置に配置され、かつ、上 下方向に沿って弾性変位自在に支持された曲げガイドと、曲げガイドの左右両側 位置に配置され、かつ、左右スライド自在に支持された一対のスライド型と、パ ンチとともに下降してスライド型を曲げガイドへ向かってスライドさせるカム部 とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記の構成において、U字形材となる材料は、パンチの下降により、パンチの 加圧部と曲げガイドとの間に挟圧された形で、一対のスライド型の間に押し込ま れて、U字形に曲げられる。一方、パンチの下降に伴ってカム部が下降し、その カム作用により、スライド型を中央側に押圧する。スライド型は曲げガイドの側 にスライドして、U字形材の両辺部を内側に加圧する。これで、U字形材の開き 度の矯正が行われる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図1および図2に示す一実施例に基づいて説明する。図 1は、本考案の一実施例に係る成形金型の一部破断した正面図、図2は、その側 面図である。
【0012】 これらの図において、1は上型、2は下型である。上型1は、パンチ3とカム 部4とを一体に設けたものである。パンチ3は、先端にU字形の加圧部3aを有 し、その基部3bは先端加圧部3aにより若干細幅に形成されている。カム部4 は、パンチ3の左右両部にそれぞれ設けられ、下方ほど左右に開いたカム面が形 成されている。
【0013】 下型2は、可動の曲げガイド5と、左右一対のスライド型6,6と、ベース7 と、前後一対のガイド板8,8とからなる。曲げガイド5は、パンチ3の加圧部 3aに対応した形状の凹部を有し、パンチ3の直下位置にばね9と、ウレタンゴ ムのような弾性ブロック10とにより、上下弾性的に支持されている。
【0014】 スライド型6は、曲げガイド5の左右両部にそれぞれ設けられて、前後のガイ ド板8,8により左右スライド自在に支持されている。11は、スライド型6に 形成された左右方向の長孔、12は、この長孔11を貫通するボルトである。ス ライド型6の各肩部には、それぞれカム部4のカム面に対してカム従動面となる 傾斜面6aが形成されている。
【0015】 上記の構成において、U字形材となる材料は、一対のスライド型6,6の間に 架橋状にセットされる。そして、この材料は、パンチ3の下降により、パンチ3 の加圧部3aと曲げガイド5との間に挟圧された形で、一対のスライド型6,6 の間に押し込まれて、U字形に曲げられる。
【0016】 一方、パンチ3の下降に伴ってカム部4が下降し、そのカム面がスライド型6 の傾斜面6aに接触するから、スライド型6は中央側に押圧される。スライド型 6と曲げガイド5との間には、若干の隙間があるから、スライド型6は曲げガイ ド5の側にスライドして、U字形となった材料の両辺部を内側に加圧する。U字 形となった材料の内側では、パンチ3の基部3bが細幅になっているから、材料 の両辺部は内側に押し曲げられることになり、これで、U字形材の開き度の矯正 が行われる。
【0017】 こののち、パンチ3の上昇に伴い曲げガイド5が浮上することで、U字形材は 、スライド型6の上に押し出されるが、スライド型6の外部で、U字形材はその 両辺部が広がるようなことがなく、規定寸法のものが得られる。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、U字形の曲げ加工と同時に開き度の矯正 も行われるから、1回の曲げ加工動作によって規格通りのU字形材が得られるこ とになり、従来のように、曲げ工程とは別の工程でU字形の開き度の矯正を行う 必要がなくなる結果、成形工程が単一化して効率よくU字形材を製作することが できるという効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る成形用金型の構成を示す一部破
断正面図である。
【図2】上記実施例の側面図である。
【図3】成形金型により製作すべきU字形材の斜視図で
ある。
【図4】従来の成形金型の正面図である。
【図5】従来の矯正用金型の正面図である。
【符号の説明】
3 パンチ 4 カム部 5 曲げガイド 6 スライド型

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下側先端位置にU字形の加圧部(3a)が
    設けられたパンチ(3)と、 パンチ(3)の直下位置に配置され、かつ、上下方向に
    沿って弾性変位自在に支持された曲げガイド(5)と、 曲げガイド(5)の左右両側位置に配置され、かつ、左
    右スライド自在に支持された一対のスライド型(6,
    6)と、 パンチ(3)とともに下降してスライド型(6,6)を
    曲げガイド(5)へ向かってスライドさせるカム部
    (4,4)とを備えていることを特徴とするU字成形用
    金型。
JP5116792U 1992-07-21 1992-07-21 U字成形用金型 Pending JPH069712U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5116792U JPH069712U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 U字成形用金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5116792U JPH069712U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 U字成形用金型

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Publication Number Publication Date
JPH069712U true JPH069712U (ja) 1994-02-08

Family

ID=12879271

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JP5116792U Pending JPH069712U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 U字成形用金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120045A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Suncall Corp プレス成形品の製造装置及び製造方法

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