JP2680912B2 - ベンド装置 - Google Patents

ベンド装置

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JP2680912B2
JP2680912B2 JP7612790A JP7612790A JP2680912B2 JP 2680912 B2 JP2680912 B2 JP 2680912B2 JP 7612790 A JP7612790 A JP 7612790A JP 7612790 A JP7612790 A JP 7612790A JP 2680912 B2 JP2680912 B2 JP 2680912B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はベンドカム装置に関し、一層詳細には、例え
ば、薄板状の鋼板を金型上に載置し、この鋼板のフラン
ジ部分の隅角部を簡便且つ美麗に折曲乃至湾曲加工する
ことを可能とするベンド装置に関するものである。
[従来の技術] 薄板状の鋼板を所望の形状に湾曲乃至折曲するため
に、従来からベンド装置が採用されている。一般的に、
この種のベンド装置は、固定の下型に対して可動な上型
を配置し、この上型を昇降させることにより当該上型と
下型との間で前記鋼板に対して所望の湾曲乃至折曲部位
を形成するものである。
このベンド装置において、上型の昇降方向に対し偏位
した湾曲乃至折曲部位を得ようとするためにベンドカム
機構が設けられる場合がある。すなわち、このベンドカ
ム機構では上型等の昇降動作に連動してベンドカム自体
を変位させ、これによって複雑な形状の加工品を得るこ
とが可能である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、特に、鋼板のフランジ部位を構成する
隅角部を折曲しようとするとき、従来技術においては、
その複雑な形状の故に人手に依存せざるを得なかった。
これによってこの種の加工品の製造コストが上昇すると
ともに、さほどに生産能率が向上することなく、しかも
この加工のために熟練者を必要とするために、作業上制
約がある。従って、自動車産業のように、効率的に数多
くの加工品を得ようとするとき、到底その要請に沿うこ
とができない。しかも、人手に依存するために、その完
成品にばらつきが生じ、これが結果的に全体としての製
品の品質を低下させる欠点ともなっている。
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので
あって、下型に対して上型を変位自在に配置し、且つこ
の上型の変位動作に応じてさらに下型に載置された薄板
状のワークの隅角部に指向して変位するベンド機構を設
けることにより、複雑な形状であっても効率的且つ品質
に優れた加工品を得ることが可能なベンド装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は下型を構成す
るカムスライダ上に摺動自在に設けられた第1のベンド
ダイと、 前記ベンドダイに指向して変位する上型に設けられ、
前記ベンドダイと共働してワークをベンドするベンドパ
ンチと、 前記上型の変位動作により前記第1ベンドダイの摺動
方向に対し偏位した方向に移動する移動ダイと、 さらに前記移動ダイに従動し、且つこの移動ダイの移
動方向に対し偏位して移動する第2のベンドダイと、 を有することを特徴とする。
[作用] 以上のような構成において、上型を下降させることに
より第1ベンドダイを下型上に載置されたワークに対し
て変位させベンドパンチとともにそのフランジ部位を折
曲する。次いで上型をさらに下降させると、移動ダイが
変位し、この移動ダイの変位方向と異なる方向に偏位可
能な第2ベンドダイがワークの隅角部をさらに成形す
る。
[実施例] 次に、本発明に係るベンド装置について好適な実施例
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図において、参照符号10は下型を示し、この下型
10には上型12に固着されたカムドライバ14によって摺動
変位する第1のベンドダイ16が設けられている。実際、
このベンドダイ16は下型10に画成された空間18に設けら
れている。前記カムドライバ14は下型10において直立す
るカムスライダ20と係合するために傾斜面22と垂直面24
とを有する。前記傾斜面22が摺接するためにカムスライ
ダ20は傾斜面26を有するとともに、さらに前記垂直面24
が係合する垂直面28を有する。
第2図に示すように、第1ベンドダイ16はその下側部
分に、図において水平方向に延在するストッパピン30を
有し、当該ストッパピン30は前記第1ベンドダイ16を貫
通して下型10のカムスライダ20の反対側に配置されてい
るダイ32の垂直面に係合している。図から容易に諒解さ
れるように、ストッパピン30の一端側にはコイルスプリ
ング34が巻回装着され、このコイルスプリング34は第1
ベンドダイ16を常時カムスライダ20側へと押圧するよう
構成されている。第1ベンドダイ16はさらに耐摩耗性に
富む合成樹脂体からなる摺動部材36をその傾斜面38に有
する。この摺動部材36はカムドライバ14が下降すると
き、その傾斜面40と摺接する。第1ベンドダイ16のダイ
32側の上部隅角部はこれを膨出形成し、パンチ42として
構成している。前記ダイ32の上面はその先端部が湾曲し
て後、屈曲する加工部44として構成している。
次に、この下型10のダイ32には、第1図に示すよう
に、第1ベンドダイ16の変位方向と直交する方向に移動
ダイ46が設けられる。前記移動ダイ46は一組のレール部
材48a、48b上を変位する。実際、この移動ダイ46を変位
させるために上型12と共働して昇降するカムスライダ50
が配設され、前記カムスライダ50は移動ダイ46と一体的
にカムドライバ52を有する。
カムスライダ50は傾斜面54と垂直面56とを有し、カム
ドライバ52は前記カムスライダ50の傾斜面54と係合する
傾斜面58並びに垂直面56と係合する垂直面60とを有す
る。カムドライバ52の反対側にあって、移動ダイ46は空
間62を有し、この空間62の内部に移動ダイ64を配置して
いる。移動ダイ64の一方の隅角部には傾斜面66を形成
し、また、前記傾斜面66と略対角線上にある隅角部には
膨出する第2のベンドダイ68を突出形成している。移動
ダイ64と移動ダイ46との間にはコイルスプリング70を介
装し、このコイルスプリング70の弾発力によって移動ダ
イ64を空間62方向へと常時押圧している。
次に、移動ダイ64には傾斜面72を画成した板カム74を
設けている。なお、図中、参照符号80並びに82はパッド
を示し、このパッド80並びに82はコイルスプリング84並
びに86によって常時上型12からダイ32側へと押圧されて
いる。さらにまた、参照符号88並びに90はそれぞれ移動
ダイ64と移動ダイ46に設けられた摺動部材を示す。
本発明に係るベンド装置は基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。
まず、第4図に示すように、上型12の側部にダイ92が
設けられ、また、下型10のダイ32の近傍にダイ94が設け
られているものとする。そして、第1図並びに第2図に
示すように、先ず、上型12を下降させると、カムドライ
バ14の傾斜面22が下型10のカムスライダ20を構成する傾
斜面26に当接し、この結果、下型10は、第2図におい
て、矢印A方向へと変位する。このとき、第1ベンドダ
イ16はコイルスプリング34の弾発作用下に空間18内にお
いてカムスライダ20側へと変位した状態にある。
上型12がさらに下降してその垂直面24がカムスライダ
20の垂直面28に当接するに至ると、第1ベンドダイ16の
摺動部材36に傾斜面22と反対側に設けられた傾斜面40が
当接するに至る。さらに、上型12を下降させることによ
って傾斜面40と斜め方向に配置された摺動部材36の共働
作用下にコイルスプリング34の弾発作用に抗して第1ベ
ンドダイ16は矢印A方向と反対方向へと変位し始める。
このとき、パッド80と82はコイルスプリング84,86の弾
発作用下にダイ32上に載置されたワークWを押圧し始め
る。そして、パッド82の先端部に設けられた膨出部82a
と前記ダイ32の加工部44との共働作用下にワークWは湾
曲形状に加工されるとともに、第1ベンドダイ16のパン
チ42が当該ワークWのパッド82によって折曲された部位
に当接し、第2図に示すように、屈曲形状にベンド加工
される。この間、第1図に示すように、上型12に設けら
れたカムスライダ50の傾斜面54がカムドライバ52の傾斜
面58に当接し、当該カムドライバ52を矢印B方向へと変
位させる。すなわち、移動ダイ46は全体として前記矢印
Bに沿う方向で変位し、この結果、板カム74の傾斜面72
に対し移動ダイ64の傾斜面66が当接する。
コイルスプリング70の作用下に常時移動ダイ64は板カ
ム74の傾斜面72側に押しつけられているが、当該移動ダ
イ64の矢印B方向への移動動作に伴って第2ベンドダイ
68は矢印C方向へと偏位するに至る。この結果、ワーク
Wの隅角部がこの第2ベンドダイ68によってベンド加工
されることになる。カムスライダ50の垂直面56がカムド
ライバ52の垂直面60に当接することによって第2ベンド
ダイ68はそれ以上矢印C方向へ偏位することを阻止さ
れ、これでベンド加工が終了する。
上型12が上昇変位すれば、コイルスプリング70の弾発
力によって移動ダイ64が矢印B方向とは逆の方向へと変
位し、さらにまた、コイルスプリング34の作用下に第1
ベンドダイ16も矢印A方向へと変位してそのベンド加工
動作を終了する。なお、移動ダイ64の第2ベンドダイ68
をさらにその先端部が上方へと持ち上がるように構成し
ておけば、さらに複雑な形状の隅角部であってもベンド
加工を施すことが出来る。
本発明によれば、以上のように複雑な形状を呈する薄
板鋼板の隅角部であっても、上型の下型に対する下降動
作により容易に且つ短時間に美麗なベンド加工を施すこ
とができる。すなわち、ベンド装置におけるトリプルア
クションによって一挙に斜め方向へと第2ベンドダイ68
を偏位させることができるため、人手に頼らざるを得な
かった複雑な形状の隅角部であっても容易に加工するこ
とが可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、薄板状のワークのフ
ランジ部を加工することができるとともに、このフラン
ジ部の隅角部をそれに指向して偏位するベンドダイによ
ってベンド加工することができる。従来、この種のワー
クについては熟練した人手に頼らざるを得ず、また製造
効率もさほどに向上しなかったが、本発明によれば、短
時間に極めて効率的に加工を施すことが可能となり、ま
た、均一の品質の加工品を得ることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るベンド装置の概略斜視説明図、 第2図は本発明に係るベンド装置の縦断概略説明図、 第3図は本発明に係るベンド装置において、特に移動ダ
イとカムスライダとの関係を示す横断説明図、 第4図は本発明に係るベンド装置の初期状態における概
略斜視説明図である。 10……下型 12……上型 14……カムドライバ 16……ベンドダイ 20……カムスライダ 32……ダイ 42……パンチ 44……加工部 46……移動ダイ 50……カムスライダ 52……カムドライバ 64……移動ダイ 68……ベンドダイ 74……板カム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型を構成するカムスライダ上に摺動自在
    に設けられた第1のベンドダイと、 前記ベンドダイに指向して変位する上型に設けられ、前
    記ベンドダイと共働してワークをベンドするベンドパン
    チと、 前記上型の変位動作により前記第1ベンドダイの摺動方
    向に対し偏位した方向に移動する移動ダイと、 さらに前記移動ダイに従動し、且つこの移動ダイの移動
    方向に対し偏位して移動する第2のベンドダイと、 を有することを特徴とするベンド装置。
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US5970766A (en) * 1998-04-22 1999-10-26 Metalsa S De R.L. Bending machine for closing channels

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