JPH07102413B2 - プレス加工装置 - Google Patents

プレス加工装置

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JPH07102413B2
JPH07102413B2 JP1195116A JP19511689A JPH07102413B2 JP H07102413 B2 JPH07102413 B2 JP H07102413B2 JP 1195116 A JP1195116 A JP 1195116A JP 19511689 A JP19511689 A JP 19511689A JP H07102413 B2 JPH07102413 B2 JP H07102413B2
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JP
Japan
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punch
pad
piercing
piercing punch
upper holder
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JP1195116A
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篤 佐野
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ワークに対するエンボス部の成形と、このエ
ンボス部に対するピアス穴加工とを一工程で行えるよう
にした複合型のプレス加工装置に関する。
従来の技術 この種の複合型のプレス加工装置として例えば実開昭59
−165725号に開示されているものがある。このプレス加
工装置は第5図に示すように、エンボス状の座部Qの成
形と同時にこの座部Qの中心部への穴Hの加工を行うよ
うにしたもので、穴加工用のピアスポンチ51を上型本体
52に固定する一方、上型本体52に弾性支持されたパッド
53には座部Qを成形するためのポンチ部54を一体に形成
してある。
したがって、ワークWが位置決めされた下型55に対して
上型本体52が下降することにより、先ずピアスポンチ51
よりも先行して下降するパッド53がワークWを加圧拘束
しつつ、このパッド53と下型55の一部を構成するボタン
ダイ56との協働により座部Qが成形される。なおも上型
本体52が可能すると、座部Qの成形を終えたパッド53は
弾性体57を圧縮しつつ上型本体52に対し相対的に上動す
る一方で、ピアスポンチ51とボタンダイ56との噛み合い
に基づくせん断作用により座部Qの中心部に穴Hが形成
される。
発明が解決しようとする課題 第5図に示した従来の構造によれば、たとえ上型本体52
が下死点位置まで下降したとしても上型本体52が直接パ
ッド53を押しきることがないため、座部Qの成形に必要
なプレス成形力は上型本体52とパッド53との間に介装さ
れた弾性体57のばね定数に依存することになる。その結
果、座部Qの成形が不安定でその形状精度の向上に限界
があるほか、座部Qの深さが大きくなると成形が困難と
なる。また、ピアスポンチ51のストロークを確保するた
めには上型本体52に対するパッド53のストロークを大き
くする必要がある。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、上記の座部に相当するエンボ
ス部の成形とそのエンボス部に対するピアス穴加工を同
時に行いつつ、エンボス部を高精度に成形でるようにし
た複合型のプレス加工装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、上ホルダと該上ホルダに上下動可能に弾性支
持されたパッドとからなる上型と、下型との協働によっ
て、ワークに対してエンボス部を成形するとともにこの
エンボス部にピアス穴加工を施すようにしたプレス加工
装置において、上ホルダに上下動可能に弾性支持される
とともに弾性体により下向きの付勢力が与えられ、下型
と協働してエンボス部にピアス穴加工を施すピアスポン
チと、ピアスポンチに先行して下降する前記パッドの一
部に設けられ、下型との協働によりエンボス部を成形す
るセクショナルポンチ部と、上側に設けられ、上型が下
死点直前もしくは下死点位置に到達するまではピアスポ
ンチを弾性手段の付勢力に抗して上昇退避位置に拘束し
ておく一方、上型が下死点直前もしくは下死点位置に到
達したときにピアスポンチの拘束を解除してピアスポン
チを加工動作させるピアスポンチ拘束手段と、上ホルダ
とパッドの双方に設けられ、上型が下死点位置に到達し
たときに相互に当接して上ホルダに対するパッドの上昇
降位置を規制するストッパ面とを備えている。
上記のピアスポンチ拘束手段としては、上ホルダとパッ
ドの間に設けられたカム機構のほか、エアシリンダや油
圧シリンダ等の直動型のアクチュエータを用いる。
作用 この構造によると、ピアスポンチに先行して下降するパ
ッドのセクショナルポンチ部によりエンボス部の成形が
先行して行われ、上型が下死点直前もしくは下死点位置
まで下降するまではピアスポンチがワークに接触するこ
とがないようにピアスポンチ拘束手段がピアスポンチを
上昇退避位置に拘束している。
上型が下死点直前もしくは下死点位置まで下降するとピ
アスポンチ拘束手段がピアスポンチの拘束を解除し、ピ
アスポンチは弾性手段の付勢力により下動して、下型と
の協働によりピアス穴の加工を行う。
そして、上型が下死点に到達するとストッパ同士の当接
によりパッドが上ホルダに対していわゆる底突きするか
たちとなるために上ホルダが直接パッドを押しきるかた
ちとなり、これによってエンボス部の成形精度が保証さ
れる。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例を示す図で、1は下型と
してのポンチ、3はパッド4とともに上型2を構成する
上ホルダで、ポンチ1にはピアス穴加工用のボタンダイ
5が設けられている。
パッド4はウレタンゴム6を介して上ホルダ3に上下動
可能に弾性支持されており、その一部にはエンボス部E
を形成するためのセクショナルポンチ部7が一体に形成
されている。そして、上ホルダ3とパッド4の双方には
相互に対するストッパ面8,9が形成されており、このス
トッパ円8,9同士の当接により上ホルダ3に対するパッ
ド4の上昇限位置が規制される。
一方、上ホルダ3にはガイドピン10に案内された上下動
可能なホルダブロック11が設けられており、ホルダブロ
ック11は上ホルダ3との間に介装した弾性手段としての
コイルスプリング12により常に下向きの付勢力が与えら
れている。ホルダブロック11の下端部にはドッグ13が一
体に形成されているほか、ボタンダイ5と対向するピア
ス穴加工用のピアスポンチ14がポンチリテーナ15を介し
て固定される。
また、上ホルダ3にはホルダブロック11と隣接するドラ
イブカム16が一体に設けられており、他方、パッド4の
上面にはドライブカム16と対向するスライドカム17が設
けられている。ドライブカム16とスライドカム17にには
それぞれに傾斜カム面18または19が形成されており、さ
らにスライドカム17の端部にはドッグ13と対向するショ
ルダー部20が突出形成されている。スライドカム20はパ
ッド4上を水平方向にスライド可能であって、図示しな
いリターンスプリングにより第1図の矢印A方向の付勢
力が与えられている。
ここで、上記のドライブカム16、スライドカム17および
ショルダー部20の三者によりピアスポンチ拘束手段21を
構成しており、後述するように上型2が下死点直前また
は下死点位置に到達するまで、コイルスプリング12の付
勢力に抗してピアスポンチ14を上昇退避位置に拘束する
役目をする。
このように構成されたプレス加工装置においては、第2
図に示すように前工程において所定形状に絞り成形され
たワークWをポンチ1上に位置決めしたのちに上型2を
下降させる。
上型2が下降すると、ピアスポンチ14に先行して下降す
るパッド4がポンチ1上のワークWを加圧拘束し、パッ
ド4がウレタンゴム6を撓めつつ上ホルダ3に対して相
対的に上動することでセクショナルポンチ部7とポンチ
1との協働によりエンボス部Eが絞り成形される(第3
図参照)。
この時、上記のように上ホルダ3に対してパッド4が相
対的に上動することでドッグ13とショルダー部20とが第
3図に示すように当接し、ホルダブロック11をコイルス
プリング12の力に抗して押し上げる。これによりピアス
ポンチ14がワークWに接することがないようにピアスポ
ンチ14を上昇退避位置に拘束する。
なおも上型2が下降して第3図に示すように下死点のわ
ずか手前まで達すると、ドライブカム16とスライドカム
17の傾斜カム面18,19同士が摺接し、スライドカム17が
矢印A方向と反対方向に退避する。スライドカム17が退
避すると、ドッグ13とショルダー部20との当接による拘
束が解除されて、ピアスポンチ14がホルダブロック11と
ともにコイルスプリング12の力により下動する。その結
果、第1図に示すようにピアスポンチ14がボタンダイ5
と噛み合ってエンボス部Eの中心部にピアス穴Hが形成
される。
そして、ピアス穴Hの成形が完了する時点では上型2で
は下死点位置に達しており、第1図に示すように双方の
ストッパ面8,9同士が当接することでパッド4は上ホル
ダ3に対していわゆる底突き状態となる。つまり、下死
点位置において上ホルダ3がパッド4を直接押圧するこ
とでエンボス部Eの形状精度を高める役目をする。
ピアス穴加工が終了して上型2が再び上昇し始めると、
スライドカム17が徐々に矢印A方向に前進してショルダ
ー部20がドッグ部13に当接するものの、所定の高さまで
上型2が上昇してコイルスプリング12が伸びきるとホル
ダブロック11が上ホルダ3と一体的に上昇するようにな
る。そして、このホルダブロック11の上昇を待って、ス
ライドカム17が第2図に示すように初期位置に復帰す
る。
第4図は本発明の第2の実施例を示す図で、ピアスポン
チ拘束手段としてエアシリンダ31を用いた点で第1の実
施例と異なっている。
第4図に示すように、パッド4の上面に、ドッグ13と当
接可能なピン32を有するエアシリンダ31を設け、上型2
が下死点位置に到達するまではドッグ13とピン32との当
接によりピアスポンチ14を上昇退避位置に拘束しておく
一方、上型2が下死点位置で静止した状態でエアシリン
ダ31によりピン32を後退させてピアスポンチ14を加工動
作させるようにしたものである。
この実施例によると、上型2が下死点位置に達してエン
ボス部Eの形状が確定した時点でピアス穴Hの加工が可
能となり、ピアス穴Hそのものの形状精度の向上が図れ
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、エンボス部とピアス穴の
加工が終了した下死点位置において、ストッパ面同士の
当接により上ホルダがパッドを直接押圧するかたちとな
るので、エンボス部の成形力を弾性体のみに依存する従
来構造と比べてエンボス部の形状精度を大幅に向上させ
ることができるほか、エンボス部の深さが大きくなって
も無理なく成形できる。
また、ピアスポンチは上ホルダに対して上下動可能であ
ることから、従来構造のようにピアスポンチの加工スト
ロークを確保するために上ホルダに対するパッドのスト
ロークを大きくする必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す図で上型の下死点
位置状態を示す構成説明図、第2図は同じく上型の上死
点位置状態を示す構成説明図、第3図は同じく上型が下
死点の直前位置にある状態を示す構成説明図、第4図は
本発明の第2の実施例を示す構成説明図、第5図は従来
のプレス加工装置の一例を示す構成説明図である。 1……下型としてのポンチ、2……上型、3……上ホル
ダ、4……パッド、6……ウレタンゴム、7……セクシ
ョナルポンチ部、8,9……ストッパ面、11……ホルダブ
ロック、12……弾性手段としてのコイルスプリング、14
……ピアスポンチ、16……ドライブカム、17……スライ
ドカム、18,19……傾斜カム面、20……ショルダー部、2
1……ピアスポンチ拘束手段、31……ピアスポンチ拘束
手段としてのエアシリンダ、32……ピン、E……エンボ
ス部、H……ピアス穴、W……ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ホルダと該上ホルダに上下動可能に弾性
    支持されたパッドとからなる上型と、下型との協働によ
    り、ワークに対してエンボス部を成形するとともにこの
    エンボス部にピアス穴加工を施すようにしたプレス加工
    装置において、 上ホルダに上下動可能に弾性支持されるとともに弾性体
    により下向きの付勢力が与えられ、下型と協働してエン
    ボス部にピアス穴加工を施すピアスポンチと、 ピアスポンチに先行して下降する前記パッドの一部に設
    けられ、下型との協働によりエンボス部を成形するセク
    ショナルポンチ部と、 上型に設けられ、上型が下死点直前もしくは下死点位置
    に到達するまではピアスポンチを弾性手段の付勢力に抗
    して上昇退避位置に拘束しておく一方、上型が下死点直
    前もしくは下死点位置に到達したときにピアスポンチの
    拘束を解除してピアスポンチを加工動作させるピアスポ
    ンチ拘束手段と、 上ホルダとパッドの双方に設けられ、上型が下死点位置
    に到達したときに相互に当接して上ホルダに対するパッ
    ドの上昇降位置を規制するストッパ面、 とを備えたことを特徴とするプレス加工装置。
JP1195116A 1989-07-27 1989-07-27 プレス加工装置 Expired - Lifetime JPH07102413B2 (ja)

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JP1195116A JPH07102413B2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 プレス加工装置

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JP1195116A JPH07102413B2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 プレス加工装置

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JPH0357517A JPH0357517A (ja) 1991-03-12
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KR100435693B1 (ko) * 2001-12-18 2004-06-12 현대자동차주식회사 트리밍용 프레스 장치
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CN111760976A (zh) * 2020-06-28 2020-10-13 江苏博俊工业科技股份有限公司 一步下料拉伸冲孔连续模

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