JPH07106395B2 - プレス成形装置 - Google Patents

プレス成形装置

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JPH07106395B2
JPH07106395B2 JP1136348A JP13634889A JPH07106395B2 JP H07106395 B2 JPH07106395 B2 JP H07106395B2 JP 1136348 A JP1136348 A JP 1136348A JP 13634889 A JP13634889 A JP 13634889A JP H07106395 B2 JPH07106395 B2 JP H07106395B2
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JP
Japan
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die
punch
work
cam
Prior art date
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JP1136348A
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康旦 奥島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH03428A publication Critical patent/JPH03428A/ja
Publication of JPH07106395B2 publication Critical patent/JPH07106395B2/ja
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プレス成形装置に関し、より詳しくはワーク
搬送用のトランスファ機構をもつトランスファプレス機
に好適なプレス型の構造に関する。
従来の技術 この種のプレス成形装置としては例えば実開昭63-14551
8号に開示されているものがある。具体的には第4図に
示すように、ダイ31とポンチ32およびブランクホルダ33
の三者の協働によりワークWを絞り成形するにあたり、
ダイ31の昇降動作に応じて上下動してブランクホルダ33
の一部を構成する可動ブロック34を設けたものである。
36は可動ブロック34に連結されたレバー、37はレバー36
を押圧操作するブッシャー、40はクッションピンであ
る。
この構造によると、絞り成形時には第4図に示すように
可動ブロック34が上動して実質的にブランクホルダ33の
一部を構成することになるので、ワーク周縁部での十分
な加圧拘束力が得られ、また、ダイ31が上昇すると第5
図に示すように可動ブロック34が下動してブランクホル
ダ33の一部に切欠部35が確保される。その結果、第6図
に示すように3次元運動するトランスファ機構のトラン
スファバー38(ただし、片側のみ図示)でワークWを搬
入・搬出する際に、ワークWのコーナー部Cに対応する
ところのブランクホルダ33の一部とトランスファバー38
のグリッパ39との干渉が回避され、ワークWをスムーズ
に搬入・搬出することができるようになる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構造においては、型の強度を考慮す
るとブランクホルダ33のl寸法(第4図)を小さくする
ことにおのずと限界があり、また成形時に可動ブロック
34によるワークWの加圧拘束力を十分に得ようとする
と、後工程でトリミングされるワークWの非製品部のL
寸法をある程度大きく確保する必要がある。その結果、
非製品部領域の増大によって当初のブランク材のサイズ
が大きくなり、材料歩留まりが著しく低下することにな
る。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ブランクホルダとトランスファバ
ーとの干渉を回避するという本来の機能を阻害すること
なく、ワークの非製品部領域を可及的に小さくして材料
歩留まりの向上を図ったプレス成形装置を提供すること
にある。
課題を解決するための手段 本発明は、ポンチとブランクホルダとからなる下型と、
該下型に対して昇降する上型とから構成されたプレス成
形装置であって、ブランクホルダに、このブランクホル
ダの加圧面と面一の補助加圧面を有し、上型下降時には
ポンチに対し前進してブランクホルダの一部を構成する
一方で、上型上昇時にはポンチから離間する方向に後退
してワーク搬送用のトランスファバーを受容するための
受容空間部をブランクホルダとの間に形成するスライド
カムを設け、上型にはこの上型の昇降動作に応じ前記ス
ライドカムを加圧面と平行な平面内で前進後退動作させ
るドライブカムを設けたことを特徴としている。
作用 この構造によると、上型が下降したときにはスライドカ
ムがポンチに対し前進し、しかもスライドカムはブラン
クホルダの加圧面と面一の補助加圧面を有するために、
スライドカムはブランクホルダの一部として機能して上
型とともにワークの周縁部を加圧拘束するはたらきをす
る。
一方、上型が上昇すると、スライドカムはドライブカム
による駆動力が徐々に解除されるのに伴って後退し、そ
れまでスライドカムが位置していた部位に受容空間部が
形成される。そして、この受容空間部にトランスファバ
ーが進入して、ブランクホルダと干渉することなしにワ
ークをスムーズに搬出する。
実施例 第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
および第2図は第3図のB−B線断面に対応している。
第1図および第2図において、1はプレスラム(スライ
ド)2に固定された上型としてのダイ、3はポンチ、4
はブランクホルダで、ポンチ3とブランクホルダ4とで
下型5が構成される。ブランクホルダ4はクッションピ
ン6を介して図示しないダイクッション装置に上下動可
能に弾性支持されている。
ブランクホルダ4のうちワークWのコーナー部C(第3
図参照)に対応する部分には、第1図に示すようにこの
ワーク対応部分が局部的に切除されて受容空間部7が形
成されており、この受容空間部7は第3図に示すワーク
搬送用のトランスファバー38のグリッパ39の進入を許容
してブランクホルダ4とグリッパ39との干渉を回避する
はたらきをする。
受容空間部7には、受容空間部7に対するグリッパ39の
進入方向(第3図のX1方向)と直交方向にスライド可能
なスライドカム8が配置されており、このスライドカム
8はブランクホルダ4の加圧面4aと面一の補助加圧面8a
および傾斜カム面8bを備えるとともに、内蔵された図示
外のリターンスプリング機構により第1図の矢印m1方向
の付勢力が与えられている。
他方、ダイ1にはスライドカム8側の傾斜カム面8bと摺
接する傾斜カム面9aを備えた操作部材としてのドライブ
カム9が固定されており、このドライブカム9はダイ1
の下降時にスライドカム8と摺接してスライドカム8を
スライド駆動させるはたらきをする。
このように構成されたプレス成形装置においては、第1
図に示すようにダイ1が上死点位置にある時には、スラ
イドカム8がリターンスプリング機構のはたらきによっ
てポンチ3から離間する方向に後退しており、したがっ
てブランクホルダ4には受容空間部7が確保される。こ
の状態で第3図に示すトランスファバー38のグリッパ39
に支持されたワークW(絞り成形前のワークたるブラン
ク材の形状を第3図に符号Qで示す)が前工程から搬送
されてくると、ワークWはトランスファバー38のZ2方向
の下降動作によりブランクホルダ4上に移載される(た
だし、この時にはワークWには絞り成形が施されていな
い)。そしてこの時、グリッパ39が受容空間部7に進入
することによってブランクホルダ4との相互干渉が回避
される。
続いて、グリッパ39が第3図のX2方向に後退し始めると
ダイ1が下降する。ダイ1の下降過程でドライブカム9
とスライドカム8の傾斜カム面8b,9a同士が摺接する
と、スライドカム8がブランクホルダ4との面一性を保
ちつつポンチ3に対し第2図の矢印m2方向に前進する。
そして、ダイ1がブランクホルダ4との間でワークWの
周縁部を加圧挟持するのとほぼ同時にスライドカム8が
ポンチ3に対して前進限位置に達する。これ以降、スラ
イドカム8はブランクホルダ4の加圧面4aと面一の補助
加圧面8bを有するために実質的にブランクホルダ4の一
部として機能してダイ1およびブランクホルダ4ととも
にワークWの周縁部を加圧し続け、第2図に示すように
ブランクホルダ4を押し下げつつ下降するダイ1が下死
点に達した時点で絞り成形が完了する。
成形が完了して第2図の状態からダイ1が上昇すると、
スライドカム8は内蔵されたリターンスプリング機構の
はたらきにより徐々に後退し、最終的に第1図の状態に
復帰する一方、成形されたワークWはブランクホルダ4
によって所定高さ位置まで押し上げられる。そして、ブ
ランクホルダ4が上昇限位置に達してダイ1がブランク
ホルダ4から離間して単独で上昇すると、グリッパ39が
再び受容空間部7に対して第3図のX1方向から進入し、
さらに第1図に示すようにZ1方向に上昇することで成形
済みのワークWをリフトアップさせて次工程に搬送す
る。この時にも受容空間部7があるためにグリッパ39と
ブランクホルダ4との相互干渉が回避される。
このように本実施例によれば、受容空間部7に設けたス
ライドカム8がポンチ3に近接する位置まで前進してブ
ランクホルダ4の一部として機能するため、ワークWの
うち後工程でトリミングされる非製品部Sの寸法L(第
2図)を従来と比べて大幅に小さくすることができるよ
うになる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ブランクホルダとトラン
スファバーとの相互干渉を回避するための受容空間部を
確保しつつ、この受容空間部に、ブランクホルダの加圧
面と平行な平面内でスライドしてブランクホルダの一部
を構成するスライドカムを設けたことにより、ワークの
うち上型とブランクホルダとで加圧拘束される部分すな
わちワークの非製品部領域の寸法を従来より小さくする
ことができ、それによって材料歩留まりが大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図で上型上昇時の断面
図、第2図は同じく上型下降時の断面図、第3図はトラ
ンスファバーとワークおよびスライドカムの相互関係を
示す斜視図、第4図は従来のプレス成形装置の一例を示
す図で上型下降時の断面図、第5図は同じく上型上昇時
の断面図、第6図は従来のトランスファバーとワークと
の関係を示す斜視図である。 1……上型としてのダイ、3……ポンチ、4……ブラン
クホルダ、4a……加圧面、5……下型、7……受容空間
部、8……スライドカム、8b……補助加圧面、9……ド
ライブカム、S……非製品部、W……ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンチとブランクホルダとからなる下型
    と、該下型に対して昇降する上型とから構成されたプレ
    ス成形装置であって、 ブランクホルダに、このブランクホルダの加圧面と面一
    の補助加圧面を有し、上型下降時にはポンチに対し前進
    してブランクホルダの一部を構成する一方で、上型上昇
    時にはポンチから離間する方向に後退してワーク搬送用
    のトランスファバーを受容するための受容空間部をブラ
    ンクホルダとの間に形成するスライドカムを設け、 上型にはこの上型の昇降動作に応じ前記スライドカムを
    加圧面と平行な平面内で前進後退動作させるドライブカ
    ムを設けたことを特徴とするプレス成形装置。
JP1136348A 1989-05-30 1989-05-30 プレス成形装置 Expired - Lifetime JPH07106395B2 (ja)

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JP1136348A JPH07106395B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 プレス成形装置

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JP1136348A JPH07106395B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 プレス成形装置

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JPH03428A JPH03428A (ja) 1991-01-07
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