JPH0321775Y2 - - Google Patents

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JPH0321775Y2
JPH0321775Y2 JP5295685U JP5295685U JPH0321775Y2 JP H0321775 Y2 JPH0321775 Y2 JP H0321775Y2 JP 5295685 U JP5295685 U JP 5295685U JP 5295685 U JP5295685 U JP 5295685U JP H0321775 Y2 JPH0321775 Y2 JP H0321775Y2
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JP
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lifter
workpiece
lifters
height difference
cushion member
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JP5295685U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ワークを移送するフイードバー
(スキツドバー)が昇降しない2次元トランスフ
アープレスのリフター構造に関するものである。
[従来の技術及び解決課題] 従来、2次元トランスフアープレスにおいて、
第3図に示すようにワーク9に段差を成形する場
合、あるいは予め段差のあるワーク9に更に所定
のプレス加工を行う場合、ワーク9の送り方向
(図中矢印Pの方向)に沿つて互いに近接する2
位置に後側リフター3と前側リフター4(ここで
いずれか一方を第1リフター、他方を第2リフタ
ーとする)を配置し、それら後側リフター3と前
側リフター4の各下降端位置にワーク9の段差に
相当する分だけ高低差を付けることが考えられ
る。
しかしながら、ワーク9の送りの方向の前後に
おいてワーク9(従つてリフター3,4間)に段
差があると、ワーク9がスキツドバー8に当接し
ワーク9の搬送ができない。従つて、このような
場合はスキツドバー8が昇降する3軸トランスフ
アーを用いざるを得なかつた。なお、第3図のS
1はリフター3,4のリフト量を示す。
一方、スキツドバー8が昇降しない2軸トラン
スフアーにおいて、従来、第4図に示すように両
リフター3,4の下降端位置の高さを等しくし、
両リフター3,4を一体的に上昇端位置まで上昇
させることによりワーク9を押し上げるものもあ
るが、リフター4がワーク9の低い側に当つてか
ら次にリフター3がワークの高い側に当たるた
め、ワーク9が捩り変形を受ける問題がある。
この考案は、段差を有するワークの次工程への
搬送を、ワークを変形させることなく容易に行な
うことのできる2次元トランスフアープレスのリ
フター構造の提供を課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するためこの考案は、ワーク
の送り方向に沿つて互いに近接した2位置の一方
に第1リフターが、また他方に第2リフターがそ
れぞれ配置され、これらのリフター上にまたがつ
て載置したワークを上型と下型とでプレスして次
工程に移送するとともに、その移送されるワーク
がその送り方向において段差を有する2次元トラ
ンスフアープレスにおいて、第1及び第2リフタ
ーが、上型の昇降に合わせて昇降させられる共通
のクツシヨン部材に連結され、そのクツシヨン部
材により互いに同期して昇降するように支持され
るとともに、そのクツシヨン部材に対する第2リ
フターの高さ位置が第1リフターの高さ位置より
ワークの段差分だけ低くされて両リフターに高低
差が設けられる一方、その第2リフターとクツシ
ヨン部材との間に弾性部材を備えた補助リフター
が介在させられ、その弾性部材は、圧縮状態では
第1及び第2リフターの高低差を維持するが、そ
れら、第1及び第2リフターがワークを下型から
離型させた後の伸長状態ではその第2リフターを
ワークの段差分だけ更に上昇させるリフト量を有
しており、更に、上型には、自身の上昇端位置か
らの下降過程で第1及び第2リフターを押し下げ
る第1及び第2押下部をそれぞれ形成し、かつそ
れら第1及び第2押下部に、その第1押下部に対
し第2押下部がワークの段差に相当する量だけ低
い高低差をつけた構成となつている。
[作用] このような構成において、上型と下型によるプ
レス加工が完了してプレス後のワークを排出する
際には、上型の上昇に伴い、クツシヨン部材とと
もに第1及び第2リフターがワークの段差に相対
する高低差を維持しつつ、補助リフターの弾性部
材が圧縮させられた状態で上昇してワークを下型
から押し上げ、その後、低い方の第2リフターが
補助リフターの弾性部材の伸長によりワークの段
差分(両リフターの高低差)分だけ上昇して第1
及び第2リフターの高さを等しくさせる。
一方、上型が下降する際には、第2押下部がま
ず第2リフターを、ワークの段差に相当する量だ
け補助リフターの弾性部材を圧縮させかつ押し下
げて両リフターに高低差を生じさせる。上型が更
に下降すれば、第2押下部が第2リフターを、ま
た第1押下部が第1リフターをそれぞれ押し下
げ、両リフターは上記高低差を保ちつつ、クツシ
ヨン部材とともに各下降端位置まで下がり、次の
ワーク排出に備える。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づき説明する。なお、第3,4図と同じ構成要
素に対しては同じ番号を付しその説明を省く。送
り方向Pに関し前側リフター4(本実施例におい
て第2リフターとして機能する)はその下端にお
いて補助リフター6を介してクツシヨン板5に取
付けられている。補助リフター6はケース6a
と、このケース6a内に収容されている弾性部材
6bと、ガイド兼用のストツパピン6cとから構
成されている。ストツパピン6cはクツシヨン板
5に螺着され、ケース6aに対し摺動自在であ
り、クツシヨン板5に対するケース6aの上方へ
の移動距離を前記ワーク9の段差11に等しく規
制している。クツシヨン板5はベース7内でその
周壁7aに対し上下方向に摺動自在になつてい
る。ベース7の上面板7bには下型10が取付け
られ、前側リフター4はベース7の上面板7b及
び下型10を上下方向に摺動自在に貫通してい
る。また、下型10の後方(第1,2図で左方)
においてクツシヨン板5に後側リフター3(本実
施例において第1リフターとして機能する)が取
付けられ、ベース7の上面板7b及び下型10を
摺動自在に上下方向に貫通している。上型2の下
面には前側リフター4に対向してリフター先行押
え1a(本実施例において第2押下部として機能
する)が取付けられ、また後側リフター3に対向
してリフター押え1b(本実施例において第1押
下部として機能する)が取付けられている。リフ
ター先行押え1aの下端はリフター押え1bの下
端よりワーク9の段差11だけ下方に位置してい
る。2aは上型2に取付けた曲げ刃である。
上記の構成において、図示しないラムにより上
型2が上昇するとクツシヨン板5が上昇し、両リ
フター3,4が平行して上昇しワーク9を持ち上
げる。上型2がさらに上昇すると、補助リフター
6の弾性体6bが原形に復帰するように伸長して
ケース6aはクツシヨン板5に対しワーク9の段
差11分だけ上昇する。この結果、前側リフター
4と後側リフター3とは同じ高さとなり、ワーク
9の低い側が持ち上げられる。従つて、ワーク9
の下端面はスキツドバー8の上面よりやや上方に
位置するようになり、ワーク9の前方への移送が
支障なく行なわれる。
上型2が下降する際には、リフター先行押え1
aが先ず前側リフター4に当接し、補助リフター
6の弾性体6bを圧縮しつつ、ワーク9の段差1
1分だけ前側リフター4を押し下げ、補助リフタ
ー6のケース6aをクツシヨン板5に当接させ
る。このとき、リフター押え1bは後側リフター
3に当接する。この状態で両リフター3,4は上
型2の押力を受け、両リフター3,4上に載置さ
れていたワーク9は、上型2と下型10とにより
成形加工される。
[考案の効果] 本考案によれば、排出されるべきワークがワー
ク移送方向において段差を有するものである場合
に、第1及び第2リフターがクツシヨン部材によ
りその段差分の高低差で上昇してそのワークを下
型から押し上げた後に、補助リフターの弾性部材
が低い方の第2リフターを第1リフターの高さま
で更に上昇させてワークの低い側をリフトアツプ
させるため、次工程への移送の際にそのワークが
ワーク移送用のスキツドバーと干渉することを回
避することができる。かつ、ワーク押上げ時にワ
ークに捩り変形等を生じさせることもない。
また、上型の下降時にはその上型に設けられた
第1及び第2押下部により、まず第2リフターが
補助リフターの弾性部材の弾性変形を伴つて押し
下げられ、第1リフターに対しワークの段差に相
当する高低差を生じた後、両リフターがクツシヨ
ン部材とともにその高低差を保つて各下降端位置
まで押し下げられるため、次のワークの押し上げ
時にも、そのワーク段差の低い側と高い側とを同
時に両リフターが押し上げ得る状態とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、第1図はプレス上型が下死点にある
時のこの考案の正面図を示す。第2図はプレス上
型が上死点にある時のこの考案の正面図を示す。
第3図は従来の前後のリフターに段差がある2次
元トランスフアープレスの正面図を示す。第4図
は前後リフターの段差をなくしてワークを移送す
る場合の従来の2次元トランスフアープレスの正
面図を示す。 2……上型、3……後側リフター、4……前側
リフター、6……補助リフター、9……ワーク、
10……下型、11……段差。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークの送り方向に沿つて互いに近接した2位
    置の一方に第1リフターが、また他方に第2リフ
    ターがそれぞれ配置され、これらのリフター上に
    またがつて載置したワークを上型と下型とでプレ
    スして次工程に移送するとともに、その移送され
    るワークがその送り方向において段差を有する2
    次元トランスフアープレスにおいて、 前記第1及び第2リフターが、前記上型の昇降
    に合わせて昇降させられる共通のクツシヨン部材
    に連結され、そのクツシヨン部材により互いに同
    期して昇降するように支持されるとともに、その
    クツシヨン部材に対する前記第2リフターの高さ
    位置が前記第1リフターの高さ位置より前記ワー
    クの段差分だけ低くされて両リフターに高低差が
    設けられる一方、 その第2リフターと前記クツシヨン部材との間
    に弾性部材を備えた補助リフターが介在させら
    れ、その弾性部材は、圧縮状態では前記第1及び
    第2リフターの前記高低差を維持するが、それ
    ら、第1及び第2リフターが前記ワークを下型か
    ら離型させた後の伸長状態ではその第2リフター
    を前記ワークの段差分だけ更に上昇させるリフト
    量を有しており、 更に、前記上型には、自身の上昇端位置からの
    下降過程で前記第1及び第2リフターを押し下げ
    る第1及び第2押下部をそれぞれ形成し、かつそ
    れら第1及び第2押下部に、その第1押下部に対
    し第2押下部が前記ワークの段差に相当する量だ
    け低い高低差をつけたことを特徴とする2次元ト
    ランスフアープレスのリフター構造。
JP5295685U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH0321775Y2 (ja)

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JP5295685U JPH0321775Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JP5295685U JPH0321775Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JPS61172626U JPS61172626U (ja) 1986-10-27
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JP5295685U Expired JPH0321775Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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