JPH09310046A - ペースト状つや出し剤 - Google Patents
ペースト状つや出し剤Info
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- JPH09310046A JPH09310046A JP16508496A JP16508496A JPH09310046A JP H09310046 A JPH09310046 A JP H09310046A JP 16508496 A JP16508496 A JP 16508496A JP 16508496 A JP16508496 A JP 16508496A JP H09310046 A JPH09310046 A JP H09310046A
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- water
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 平均炭素鎖長C30〜C50のアルコキシ化
された高級アルコールを用い、ワックス及び又はワック
ス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶解さ
せたものを水に乳化分散させたペースト状つや出し剤。 【効果】 ペーストタイプの特徴である作業性とクリー
ナー性と共に撥水性と光沢を有し、汚れを落とすと共に
塗膜の美観を長期に保持できるという従来のペースト状
つや出し剤にはみられない優れた効果を奏する。
された高級アルコールを用い、ワックス及び又はワック
ス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶解さ
せたものを水に乳化分散させたペースト状つや出し剤。 【効果】 ペーストタイプの特徴である作業性とクリー
ナー性と共に撥水性と光沢を有し、汚れを落とすと共に
塗膜の美観を長期に保持できるという従来のペースト状
つや出し剤にはみられない優れた効果を奏する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の塗膜が雨水や塵
やほこりなどの自然界の汚染物による劣化を防ぎ、本来
の塗膜の美観を美しい状態に保護しようとする被膜を形
成するペースト状つや出し剤に関するものである。
やほこりなどの自然界の汚染物による劣化を防ぎ、本来
の塗膜の美観を美しい状態に保護しようとする被膜を形
成するペースト状つや出し剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
自動車の塗装面等に使用される撥水性つや出し剤として
は、一般にカルナバワックス、モンタンワックス、パラ
フィンワックス、マイクロワックス、ポリエチレンワッ
クスなどの天然または合成ワックスとシリコーンオイル
類とを溶剤に溶解もしくは分散して得られる溶剤タイプ
や固形タイプ、或いは以上の成分にさらに乳化剤と水と
で乳化して得られるペーストタイプなどが挙げられる。
自動車の塗装面等に使用される撥水性つや出し剤として
は、一般にカルナバワックス、モンタンワックス、パラ
フィンワックス、マイクロワックス、ポリエチレンワッ
クスなどの天然または合成ワックスとシリコーンオイル
類とを溶剤に溶解もしくは分散して得られる溶剤タイプ
や固形タイプ、或いは以上の成分にさらに乳化剤と水と
で乳化して得られるペーストタイプなどが挙げられる。
【0003】溶剤タイプや固形タイプは撥水性に優れて
いるが拭き取りなどの作業性が悪く、またペーストタイ
プは作業性や洗浄性に優れているが、撥水性が劣る欠点
がある。
いるが拭き取りなどの作業性が悪く、またペーストタイ
プは作業性や洗浄性に優れているが、撥水性が劣る欠点
がある。
【0004】従来、ペーストタイプの撥水性つや出し剤
は乳化剤として脂肪酸セッケンや非イオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両
性系界面活性剤などの合成系界面活性剤を使用してい
る。しかし、これら乳化の安定性の為に使用されている
乳化剤は撥水性や皮膜成分の定着性を阻害する傾向があ
り、我々が求めるような長期にわたって持続するペース
トタイプの撥水性つや出し剤は得られなかった。
は乳化剤として脂肪酸セッケンや非イオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両
性系界面活性剤などの合成系界面活性剤を使用してい
る。しかし、これら乳化の安定性の為に使用されている
乳化剤は撥水性や皮膜成分の定着性を阻害する傾向があ
り、我々が求めるような長期にわたって持続するペース
トタイプの撥水性つや出し剤は得られなかった。
【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
である。すなわち、この発明の目的は従来、乳化の安定
性を図るために脂肪酸セッケンや非イオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両
性系界面活性剤などの合成系界面活性剤の乳化剤を平均
炭素鎖長C30〜C50のアルコキシ化されたワックス
状の高級アルコールに置き換え、ワックス及び又はワッ
クス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶解
させ、そこに水を加え乳化分散させることにより、これ
までのペーストタイプのワックスにない撥水性と光沢を
実現させると共にペーストタイプの特徴である作業性と
クリーナー性を合わせ持つことを特徴とするペースト状
つや出し剤を提供するものである。
である。すなわち、この発明の目的は従来、乳化の安定
性を図るために脂肪酸セッケンや非イオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両
性系界面活性剤などの合成系界面活性剤の乳化剤を平均
炭素鎖長C30〜C50のアルコキシ化されたワックス
状の高級アルコールに置き換え、ワックス及び又はワッ
クス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶解
させ、そこに水を加え乳化分散させることにより、これ
までのペーストタイプのワックスにない撥水性と光沢を
実現させると共にペーストタイプの特徴である作業性と
クリーナー性を合わせ持つことを特徴とするペースト状
つや出し剤を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決したもので、平均炭素鎖長C30〜C50のア
ルコキシ化されたワックス状の高級アルコールを乳化剤
として用い、つや出し剤に慣用されているワックス及び
又はワックス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶
剤に溶解させたものを水に乳化分散させたことを特徴と
するペースト状つや出し剤である。
題を解決したもので、平均炭素鎖長C30〜C50のア
ルコキシ化されたワックス状の高級アルコールを乳化剤
として用い、つや出し剤に慣用されているワックス及び
又はワックス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶
剤に溶解させたものを水に乳化分散させたことを特徴と
するペースト状つや出し剤である。
【0007】本発明の成分の必須成分である平均炭素鎖
長C30〜C50のアルコキシ化された高級アルコール
は従来の乳化剤と異なり撥水性や皮膜成分の定着性を阻
害する傾向が少ないため、これまでにない撥水性と持続
性に優れたペースト状つや出し剤を提供できるようにな
った。
長C30〜C50のアルコキシ化された高級アルコール
は従来の乳化剤と異なり撥水性や皮膜成分の定着性を阻
害する傾向が少ないため、これまでにない撥水性と持続
性に優れたペースト状つや出し剤を提供できるようにな
った。
【0008】本発明に用いる平均炭素鎖長C30〜C5
0のアルコキシ化された高級アルコールとして現在市販
されているものとしては、米国ペトロライト社のユニト
ックス420(融点91℃、分子量560、水酸基価8
5、平均炭素数32、エトキシ化率3moles EO
/mol) ユニトックス450 (融点91℃、分子量900、水
酸基価55、平均炭素数32、エトキシ化率11mol
es EO/mol) ユニトックス480(融点86℃、分子量2250、水
酸基価22、平均炭素数32、エトキシ化率44mol
es EO/mol) ユニトックス520 (融点99℃、分子量700、水
酸基価67、平均炭素数38、エトキシ化率3mole
s EO/mol) ユニトックス550(融点99℃、分子量1100、水
酸基価41、平均炭素数38、エトキシ化率13mol
es EO/mol) ユニトックス720(融点106℃、分子量875、水
酸基価52、平均炭素数48、エトキシ化率4mole
s EO/mol) ユニトックス750(融点106℃、分子量1400、
水酸基価33、平均炭素数48、エトキシ化率16mo
les EO/mol)が挙げられる。
0のアルコキシ化された高級アルコールとして現在市販
されているものとしては、米国ペトロライト社のユニト
ックス420(融点91℃、分子量560、水酸基価8
5、平均炭素数32、エトキシ化率3moles EO
/mol) ユニトックス450 (融点91℃、分子量900、水
酸基価55、平均炭素数32、エトキシ化率11mol
es EO/mol) ユニトックス480(融点86℃、分子量2250、水
酸基価22、平均炭素数32、エトキシ化率44mol
es EO/mol) ユニトックス520 (融点99℃、分子量700、水
酸基価67、平均炭素数38、エトキシ化率3mole
s EO/mol) ユニトックス550(融点99℃、分子量1100、水
酸基価41、平均炭素数38、エトキシ化率13mol
es EO/mol) ユニトックス720(融点106℃、分子量875、水
酸基価52、平均炭素数48、エトキシ化率4mole
s EO/mol) ユニトックス750(融点106℃、分子量1400、
水酸基価33、平均炭素数48、エトキシ化率16mo
les EO/mol)が挙げられる。
【0009】本発明の平均炭素鎖長C30〜C50のア
ルコキシ化された高級アルコールは、アルコキシ化率が
2moles EO/mol〜60moles EO/
molの中から最適乳化条件になるものを選ぶか数種類
を組み合わせればよい。平均炭素鎖長C30〜C50の
アルコキシ化された高級アルコールは本発明中0.5〜
20.0wt%、好ましくは1.0〜10.0wt%あ
ればよく、0.5wt%より少ないと乳化安定性が悪
く、20.0wt%を越えると乳化安定性はよいが撥水
性や皮膜の定着性が悪くなるため好ましくない。
ルコキシ化された高級アルコールは、アルコキシ化率が
2moles EO/mol〜60moles EO/
molの中から最適乳化条件になるものを選ぶか数種類
を組み合わせればよい。平均炭素鎖長C30〜C50の
アルコキシ化された高級アルコールは本発明中0.5〜
20.0wt%、好ましくは1.0〜10.0wt%あ
ればよく、0.5wt%より少ないと乳化安定性が悪
く、20.0wt%を越えると乳化安定性はよいが撥水
性や皮膜の定着性が悪くなるため好ましくない。
【0010】本発明の必須成分であるワックス又はワッ
クス状物は自動車の塗膜に艶や撥水性を有する皮膜を形
成すると共にワックス掛け時の塗布作業性や拭き取り作
業性を調整することができ、なおかつペースト形態の調
整を図ることができるものである。
クス状物は自動車の塗膜に艶や撥水性を有する皮膜を形
成すると共にワックス掛け時の塗布作業性や拭き取り作
業性を調整することができ、なおかつペースト形態の調
整を図ることができるものである。
【0011】本発明の必須成分であるワックス又はワッ
クス状物としては、従来よりつや出し剤として慣用され
る天然又は合成のワックス類をあげる事ができ、例えば
カルナバワックス、キャンデリラワックス、ライスワッ
クス、木ロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、ラノリン及びその誘導
体、パラフィンワックス及びその誘導体、オゾケライ
ト、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエ
チレンワックス及びその誘導体、フィシャー・トロプシ
ュワックス、ポリプロピレンワックス、ポリオレフィン
ワックス、モンタンワックス及びその誘導体、及びこれ
らワックス又はワックス状物のフッ素変性体やシリコー
ン変性体等があげられ、これらワックス又はワックス状
物は1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て使用してもよい。
クス状物としては、従来よりつや出し剤として慣用され
る天然又は合成のワックス類をあげる事ができ、例えば
カルナバワックス、キャンデリラワックス、ライスワッ
クス、木ロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、ラノリン及びその誘導
体、パラフィンワックス及びその誘導体、オゾケライ
ト、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエ
チレンワックス及びその誘導体、フィシャー・トロプシ
ュワックス、ポリプロピレンワックス、ポリオレフィン
ワックス、モンタンワックス及びその誘導体、及びこれ
らワックス又はワックス状物のフッ素変性体やシリコー
ン変性体等があげられ、これらワックス又はワックス状
物は1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て使用してもよい。
【0012】本発明に使用されるワックス又はワックス
状物は本発明中に0.1〜20.0wt%、好ましくは
0.2〜10.0wt%あれば良く、0.1wt%より
少ないと艶及び撥水性が十分に得られない。20.0w
t%を越えると艶及び撥水性には何ら問題はないが拭き
取り作業が重くなるため好ましくない。
状物は本発明中に0.1〜20.0wt%、好ましくは
0.2〜10.0wt%あれば良く、0.1wt%より
少ないと艶及び撥水性が十分に得られない。20.0w
t%を越えると艶及び撥水性には何ら問題はないが拭き
取り作業が重くなるため好ましくない。
【0013】本発明の必須成分であるオルガノポリシロ
キサン油は拭き取り作業を向上させるものであり、ジメ
チルシリコーンオイル及び又は有機変性シリコーンオイ
ルを使用することができる。
キサン油は拭き取り作業を向上させるものであり、ジメ
チルシリコーンオイル及び又は有機変性シリコーンオイ
ルを使用することができる。
【0014】本発明中において使用されるシリコーンオ
イルは従来よりつや出し剤用として慣用されるものを用
いることができ、25℃における粘度は5〜1万csの
範囲のものが好ましく本発明中において0.5〜20w
t%、好ましくは1.0〜10wt%あればよく、0.
5wt%より少ないと作業性が悪く均一な皮膜が得られ
ない。また20wt%を越えるとべたつきが感じられ汚
れが付着しやすくなるため好ましくない。
イルは従来よりつや出し剤用として慣用されるものを用
いることができ、25℃における粘度は5〜1万csの
範囲のものが好ましく本発明中において0.5〜20w
t%、好ましくは1.0〜10wt%あればよく、0.
5wt%より少ないと作業性が悪く均一な皮膜が得られ
ない。また20wt%を越えるとべたつきが感じられ汚
れが付着しやすくなるため好ましくない。
【0015】また、本発明中に乳化の安定性と高温時に
おけるペースト状つや出し剤の流動性を抑えて、形状安
定性を向上させるために膨潤性層状粘土化合物を配合す
ることができる。
おけるペースト状つや出し剤の流動性を抑えて、形状安
定性を向上させるために膨潤性層状粘土化合物を配合す
ることができる。
【0016】膨潤性層状粘土化合物は水に分散させると
膨潤し容易にゲルを形成する。形成されたゲルは温度変
化に対しても常に一定のゲル強度を保つことができるた
め、高温時におけるペースト状つや出し剤の流動性を抑
えることができ形状安定性を向上させることができるの
である。また分散助剤としての働きがあり乳化の安定性
を向上させるのである。本発明中に配合される膨潤性層
状粘土化合物としては比表面積200〜1000m2/
gの天然のモンモリロナイト石群鉱物やそれらの高純度
品又はモンモリロナイト石群鉱物に類似した構造をもつ
合成品等をあげることができ例えば、国峰化工業のクニ
ピア、コープケミカルのルーセンタイト、日本シリカの
ラポナイト等をあげることができる。これらは本発明中
に0.1〜5.0wt%、好ましくは0.5〜2.0w
t%あればよく、0.1wt%より少ないと十分な形状
安定性が得られず、また5.0wt%を越えると必要以
上に粘度が上がるため好ましくない。
膨潤し容易にゲルを形成する。形成されたゲルは温度変
化に対しても常に一定のゲル強度を保つことができるた
め、高温時におけるペースト状つや出し剤の流動性を抑
えることができ形状安定性を向上させることができるの
である。また分散助剤としての働きがあり乳化の安定性
を向上させるのである。本発明中に配合される膨潤性層
状粘土化合物としては比表面積200〜1000m2/
gの天然のモンモリロナイト石群鉱物やそれらの高純度
品又はモンモリロナイト石群鉱物に類似した構造をもつ
合成品等をあげることができ例えば、国峰化工業のクニ
ピア、コープケミカルのルーセンタイト、日本シリカの
ラポナイト等をあげることができる。これらは本発明中
に0.1〜5.0wt%、好ましくは0.5〜2.0w
t%あればよく、0.1wt%より少ないと十分な形状
安定性が得られず、また5.0wt%を越えると必要以
上に粘度が上がるため好ましくない。
【0017】本発明中に撥水性と艶の持続性を向上させ
るために被膜定着強化剤を配合することができる。本発
明中に配合される被膜定着強化剤としては一般につや出
し剤用として慣用される樹脂を用いることができる。
るために被膜定着強化剤を配合することができる。本発
明中に配合される被膜定着強化剤としては一般につや出
し剤用として慣用される樹脂を用いることができる。
【0018】かかる被膜定着強化剤としては、例えばシ
リコーン系樹脂、フッ素系樹脂、石油樹脂、テルペン樹
脂、脂環族炭化水素樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン
樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、アクリル樹脂、
ビニール系樹脂、エポキシ樹脂、ロジン変性樹脂、アミ
ノアルキド樹脂、変性アルキド樹脂、天然樹脂、ケトン
樹脂、ロジン系樹脂等を代表としてあげることができ、
またその他、被膜強化できるものであれば何でもよく、
これらは単独又は併用で使用することができる。これら
は本発明中に0.1〜5.0wt%、好ましくは0.2
〜2.0wt%あればよく、0.1wt%より少ないと
皮膜の定着性が悪く、5.0wt%を越えると皮膜の定
着性はよいが拭き取り作業が悪くなるため好ましくな
い。
リコーン系樹脂、フッ素系樹脂、石油樹脂、テルペン樹
脂、脂環族炭化水素樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン
樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、アクリル樹脂、
ビニール系樹脂、エポキシ樹脂、ロジン変性樹脂、アミ
ノアルキド樹脂、変性アルキド樹脂、天然樹脂、ケトン
樹脂、ロジン系樹脂等を代表としてあげることができ、
またその他、被膜強化できるものであれば何でもよく、
これらは単独又は併用で使用することができる。これら
は本発明中に0.1〜5.0wt%、好ましくは0.2
〜2.0wt%あればよく、0.1wt%より少ないと
皮膜の定着性が悪く、5.0wt%を越えると皮膜の定
着性はよいが拭き取り作業が悪くなるため好ましくな
い。
【0019】その他に本発明には一般につや出し剤用と
して慣用される無機あるいは有機の微粉体を加えること
ができる。これらは乳化性の向上とクリーナー用又は均
一な皮膜作りのための拭き取り作業用として用いるもの
である。本発明に使用される無機あるいは有機の微粉体
としては、例えばカオリン、タルク、硅石、硅藻土、パ
ーライト、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、水
酸化アルミニウム、酸化チタン、不溶性シリコーン樹脂
パウダー、これらに類似する天然又は合成の無機又は有
機のパウダーをあげることができこれらは1種単独で用
いてもよいし2種以上を組み合わせてもよい。
して慣用される無機あるいは有機の微粉体を加えること
ができる。これらは乳化性の向上とクリーナー用又は均
一な皮膜作りのための拭き取り作業用として用いるもの
である。本発明に使用される無機あるいは有機の微粉体
としては、例えばカオリン、タルク、硅石、硅藻土、パ
ーライト、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、水
酸化アルミニウム、酸化チタン、不溶性シリコーン樹脂
パウダー、これらに類似する天然又は合成の無機又は有
機のパウダーをあげることができこれらは1種単独で用
いてもよいし2種以上を組み合わせてもよい。
【0020】本発明に使用される微粉体は本発明中に
0.5〜20wt%、好ましくは1.0〜10wt%あ
ればよく、0.5wt%より少ないと十分な乳化性とク
リーナー性を得られないばかりか、均一な皮膜も得られ
にくい。20wt%を越えると本来の艶や撥水性が失わ
れるため好ましくない。
0.5〜20wt%、好ましくは1.0〜10wt%あ
ればよく、0.5wt%より少ないと十分な乳化性とク
リーナー性を得られないばかりか、均一な皮膜も得られ
にくい。20wt%を越えると本来の艶や撥水性が失わ
れるため好ましくない。
【0021】本発明のペースト状つや出し剤は、平均炭
素鎖長C30〜C50のアルコキシ化された高級アルコ
ールを乳化剤として、ワックス及び又はワックス状物を
オルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶解させ、そこ
に水と無機あるいは有機の微粉体を加え乳化分散させた
ものであり、かかる溶剤としては通常つや出し剤に使用
するものが使用でき、揮発性のもので一応塗膜に安全と
されている自動車のつや出し剤として一般に慣用されて
いるものが好ましい。
素鎖長C30〜C50のアルコキシ化された高級アルコ
ールを乳化剤として、ワックス及び又はワックス状物を
オルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶解させ、そこ
に水と無機あるいは有機の微粉体を加え乳化分散させた
ものであり、かかる溶剤としては通常つや出し剤に使用
するものが使用でき、揮発性のもので一応塗膜に安全と
されている自動車のつや出し剤として一般に慣用されて
いるものが好ましい。
【0022】例えば、工業ガソリン、灯油、ミネラルス
ピリット、ストダートソルベント、ノルマルパラフィン
系、イソパラフィン系、ナフテン系、無臭系等の脂肪族
溶剤、塩素系溶剤、芳香族系溶剤、シリコーン系溶剤、
その他塗膜に悪影響を与えないような溶剤をあげること
ができる。
ピリット、ストダートソルベント、ノルマルパラフィン
系、イソパラフィン系、ナフテン系、無臭系等の脂肪族
溶剤、塩素系溶剤、芳香族系溶剤、シリコーン系溶剤、
その他塗膜に悪影響を与えないような溶剤をあげること
ができる。
【0023】その他につや出し剤として一般に慣用され
ている洗浄用助剤、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、防腐剤、防錆剤、凍結防止剤、香料、着色剤等の
成分を必要に応じて配合しても差し支えない。
ている洗浄用助剤、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、防腐剤、防錆剤、凍結防止剤、香料、着色剤等の
成分を必要に応じて配合しても差し支えない。
【0024】本発明品は自動車の塗膜に塗布することに
より塗膜に光沢と撥水性を長期に持続して車の美観を長
期に保持できるものである。すなわち平均炭素鎖長C3
0〜C50のアルコキシ化された高級アルコールを乳化
剤として、ワックス及び又はワックス状物をオルガノポ
リシロキサン油と共に溶剤に溶解させ、そこに水を加え
乳化分散させる事により、これまでのペーストタイプの
ワックスにない撥水性と光沢を実現させると共にペース
トタイプの特徴である作業性とクリーナー性を合わせ持
つことを特徴とするペースト状つや出し剤で、撥水性及
びつや出し性に優れた持続性のある保護被膜を形成する
のである。また塗膜を損傷させるような成分を含んでな
いので、何回でも新しくした塗膜に塗布しても、塗膜に
何ら損傷を与えることがないのである。
より塗膜に光沢と撥水性を長期に持続して車の美観を長
期に保持できるものである。すなわち平均炭素鎖長C3
0〜C50のアルコキシ化された高級アルコールを乳化
剤として、ワックス及び又はワックス状物をオルガノポ
リシロキサン油と共に溶剤に溶解させ、そこに水を加え
乳化分散させる事により、これまでのペーストタイプの
ワックスにない撥水性と光沢を実現させると共にペース
トタイプの特徴である作業性とクリーナー性を合わせ持
つことを特徴とするペースト状つや出し剤で、撥水性及
びつや出し性に優れた持続性のある保護被膜を形成する
のである。また塗膜を損傷させるような成分を含んでな
いので、何回でも新しくした塗膜に塗布しても、塗膜に
何ら損傷を与えることがないのである。
【0025】以上のように本発明品は、撥水性と光沢を
実現させると共にペーストタイプの特徴である作業性と
クリーナー性を合わせ持つことを特徴とするペースト状
つや出し剤であり、塗膜の美観を長期に保持できるとい
う従来のペースト状つや出し剤には見られない優れた作
用を有するものである。
実現させると共にペーストタイプの特徴である作業性と
クリーナー性を合わせ持つことを特徴とするペースト状
つや出し剤であり、塗膜の美観を長期に保持できるとい
う従来のペースト状つや出し剤には見られない優れた作
用を有するものである。
【0026】
【実施例、比較例】次に実施例、比較例によって本発明
を詳細に説明する。次に使用した成分の説明をする。な
お数値はすべてwt%である。
を詳細に説明する。次に使用した成分の説明をする。な
お数値はすべてwt%である。
【0027】使用した平均炭素鎖長C30〜C50のエ
トキシ化された高級アルコールは次にあげるものであ
る。 ・ユニトックス420(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み) ・ユニトックス480(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み) ・ユニトックス720(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み) ・ユニトックス750(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み)
トキシ化された高級アルコールは次にあげるものであ
る。 ・ユニトックス420(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み) ・ユニトックス480(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み) ・ユニトックス720(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み) ・ユニトックス750(米国ペトロライト社、特性は前
に記載済み)
【0028】使用したワックス及びワックス状物は次に
あげるものである。 ・ポリワックス500(米国ペトロライト社)、融点8
8℃、平均分子量500、エチレンのホモポリマーで硬
質の脂肪族炭化水素ワックスである。 ・ポリワックス655(米国ペトロライト社)、融点9
9℃、平均分子量700、エチレンのホモポリマーで硬
質の脂肪族炭化水素ワックスである。 ・ビースクエア195アンバー(米国ペトロライト
社)、融点91℃、減圧蒸留残渣油から製造されるマイ
クロクリスタリンワックスである。 ・ヘキストワックスS(ヘキスト社)、滴点81〜87
℃、酸価130〜150、モンタンワックスをベースと
した酸ワックスである。 ・カルナバワックス(加藤洋行)、融点83℃の天然植
物系エステルワックスである。
あげるものである。 ・ポリワックス500(米国ペトロライト社)、融点8
8℃、平均分子量500、エチレンのホモポリマーで硬
質の脂肪族炭化水素ワックスである。 ・ポリワックス655(米国ペトロライト社)、融点9
9℃、平均分子量700、エチレンのホモポリマーで硬
質の脂肪族炭化水素ワックスである。 ・ビースクエア195アンバー(米国ペトロライト
社)、融点91℃、減圧蒸留残渣油から製造されるマイ
クロクリスタリンワックスである。 ・ヘキストワックスS(ヘキスト社)、滴点81〜87
℃、酸価130〜150、モンタンワックスをベースと
した酸ワックスである。 ・カルナバワックス(加藤洋行)、融点83℃の天然植
物系エステルワックスである。
【0029】使用した膨潤性層状粘土化合物は次にあげ
るものである。 ・クニピアF(国峰化工業)、天然のモンモリロン石群
鉱物の高純度品である。 ・ルーセンタイト(コープケミカル)、天然の粘土鉱物
であるモンモリロン石群鉱物に類似した構造をもつ合成
品である。 ・ラポナイトRD(日本シリカ)、天然の粘土鉱物であ
るモンモリロン石群鉱物に類似した構造をもつ合成品で
ある。
るものである。 ・クニピアF(国峰化工業)、天然のモンモリロン石群
鉱物の高純度品である。 ・ルーセンタイト(コープケミカル)、天然の粘土鉱物
であるモンモリロン石群鉱物に類似した構造をもつ合成
品である。 ・ラポナイトRD(日本シリカ)、天然の粘土鉱物であ
るモンモリロン石群鉱物に類似した構造をもつ合成品で
ある。
【0030】使用したオルガノポリシロキサン油は次に
あげるものである。 ・KF96−10cs(信越化学工業)、粘度10cs
(25℃)、比重0.965〜0.975(25℃)の
ジメチルポリシロキサン構造をもったシリコーンオイル
である。 ・KF96−350cs(信越化学工業)、粘度35±
17cs(25℃)、比重0.965〜0.975(2
5℃)のジメチルポリシロキサン構造をもったシリコー
ンオイルである。 ・KF96−1000cs(信越化学工業)、粘度10
00±50cs(25℃)、比重0.965〜0.97
5(25℃)のジメチルポリシロキサン構造をもったシ
リコーンオイルである。
あげるものである。 ・KF96−10cs(信越化学工業)、粘度10cs
(25℃)、比重0.965〜0.975(25℃)の
ジメチルポリシロキサン構造をもったシリコーンオイル
である。 ・KF96−350cs(信越化学工業)、粘度35±
17cs(25℃)、比重0.965〜0.975(2
5℃)のジメチルポリシロキサン構造をもったシリコー
ンオイルである。 ・KF96−1000cs(信越化学工業)、粘度10
00±50cs(25℃)、比重0.965〜0.97
5(25℃)のジメチルポリシロキサン構造をもったシ
リコーンオイルである。
【0031】使用した被膜強化剤は次にあげるものであ
る。 ・アルコンP−125(荒川化学工業)、軟化点125
℃、平均分子量820の脂環族炭化水素樹脂。 ・ダイヤナールBRレジン105(三菱レーヨン)、T
g50℃脂肪族溶剤に可溶なアクリルレジン ・ウベタックUT2315(宇部レキセン)、プロピレ
ン・エチレン共重合体、固体密度(25℃)0.86g
/cm、針入度25dmm、溶融粘度(190℃)15
00cps
る。 ・アルコンP−125(荒川化学工業)、軟化点125
℃、平均分子量820の脂環族炭化水素樹脂。 ・ダイヤナールBRレジン105(三菱レーヨン)、T
g50℃脂肪族溶剤に可溶なアクリルレジン ・ウベタックUT2315(宇部レキセン)、プロピレ
ン・エチレン共重合体、固体密度(25℃)0.86g
/cm、針入度25dmm、溶融粘度(190℃)15
00cps
【0032】使用した微粉体は次にあげるものである。 ・サテントンNo.5(エンゲルハード社)、平均粒径
0.8μの水不溶性アルミニウムシリケートパウダー
0.8μの水不溶性アルミニウムシリケートパウダー
【0033】その他の使用成分は以下の通りである。 ・ペガゾール3040(モービル石油)、蒸留範囲15
5〜197℃、アニリン点56℃の一部芳香族を含んだ
脂肪族溶剤である。 ・シェルソル71(シェル石油)、蒸留範囲170〜2
15℃、アニリン点81〜87℃のイソパラフィン系溶
剤である。 ・アイソパーH(エクソン化学)、蒸留範囲176〜1
92℃、アニリン点84℃のパラフィン系溶剤である。
5〜197℃、アニリン点56℃の一部芳香族を含んだ
脂肪族溶剤である。 ・シェルソル71(シェル石油)、蒸留範囲170〜2
15℃、アニリン点81〜87℃のイソパラフィン系溶
剤である。 ・アイソパーH(エクソン化学)、蒸留範囲176〜1
92℃、アニリン点84℃のパラフィン系溶剤である。
【0034】実施例1 シェルソル71にユニトックス420、ポリワックス6
55、KF96−350csを加え90℃まで加熱して
溶解した後、この中に80℃のお湯を加え撹拌し均一に
乳化しペースト状の乳化物を得る。
55、KF96−350csを加え90℃まで加熱して
溶解した後、この中に80℃のお湯を加え撹拌し均一に
乳化しペースト状の乳化物を得る。
【0035】実施例2 ペガゾール3040にユニトックス420、ユニトック
ス480、ポリワックス500、ビースクエア195ア
ンバー、KF96−350csを加え90℃まで加熱し
て溶解した後、この中に80℃のお湯を加え撹拌し均一
に乳化する。その乳化物にラポナイトRDを加え均一に
分散しペースト状の乳化物を得る。
ス480、ポリワックス500、ビースクエア195ア
ンバー、KF96−350csを加え90℃まで加熱し
て溶解した後、この中に80℃のお湯を加え撹拌し均一
に乳化する。その乳化物にラポナイトRDを加え均一に
分散しペースト状の乳化物を得る。
【0036】実施例3 アイソパーHにユニトックス720、ユニトックス75
0、ポリワックス500、カルナバワックス、KF96
−1000cs、ウベタックUT2315を加え90℃
まで加熱して溶解した後、この中に80℃のお湯とサテ
ントンNo.5を加え撹拌し均一に乳化する。その乳化
物にクニピアFを加え均一に分散しペースト状の乳化物
を得る。
0、ポリワックス500、カルナバワックス、KF96
−1000cs、ウベタックUT2315を加え90℃
まで加熱して溶解した後、この中に80℃のお湯とサテ
ントンNo.5を加え撹拌し均一に乳化する。その乳化
物にクニピアFを加え均一に分散しペースト状の乳化物
を得る。
【0037】実施例4 ペガゾール3040にユニトックス720、ユニトック
ス750、ポリワックス655、カルナバワックス、K
F96−350cs、ウベタックUT2315、ダイヤ
ナールBRレジン105を加え90℃まで加熱して溶解
した後、この中に80℃のお湯とサテントンNo.5を
加え撹拌し均一に乳化する。その乳化物にルーセンタイ
トを加え均一に分散しペースト状の乳化物を得る。
ス750、ポリワックス655、カルナバワックス、K
F96−350cs、ウベタックUT2315、ダイヤ
ナールBRレジン105を加え90℃まで加熱して溶解
した後、この中に80℃のお湯とサテントンNo.5を
加え撹拌し均一に乳化する。その乳化物にルーセンタイ
トを加え均一に分散しペースト状の乳化物を得る。
【0038】比較例1 アイソパーHにポリワックス655、KF96−350
cs、アルコンP−125を加え90℃まで加熱して溶
解し、室温まで冷却し白色液状物を得る。
cs、アルコンP−125を加え90℃まで加熱して溶
解し、室温まで冷却し白色液状物を得る。
【0039】比較例2 アイソパーHにポリワックス655、ポリワックス50
0、KF96−10cs、ウベタックUT2315を加
え90℃まで加熱して溶解し、室温まで冷却し固形状物
を得る。
0、KF96−10cs、ウベタックUT2315を加
え90℃まで加熱して溶解し、室温まで冷却し固形状物
を得る。
【0040】比較例3 アイソパーHにヘキストワックスS、ポリワックス50
0、KF96−10cs、ダイヤナールBRレジン10
5を加え90℃まで加熱して溶解した後、この中に80
℃のお湯とモルホリンを加え撹拌し均一に乳化しペース
ト状の乳化物を得る。
0、KF96−10cs、ダイヤナールBRレジン10
5を加え90℃まで加熱して溶解した後、この中に80
℃のお湯とモルホリンを加え撹拌し均一に乳化しペース
ト状の乳化物を得る。
【0041】比較例4 アイソパーHにヘキストワックスS、ポリワックス65
5、KF96−1000cs、アルコンP−125を加
え90℃まで加熱して溶解した後、この中に80℃のお
湯とモルホリンを加え撹拌し均一に乳化する。その乳化
物にルーセンタイトを加え均一に分散しペースト状の乳
化物を得る。
5、KF96−1000cs、アルコンP−125を加
え90℃まで加熱して溶解した後、この中に80℃のお
湯とモルホリンを加え撹拌し均一に乳化する。その乳化
物にルーセンタイトを加え均一に分散しペースト状の乳
化物を得る。
【0042】比較例5 ペガゾール3040にオレイン酸、ポリワックス65
5、KF96−10cs、アルコンP−125を加え9
0℃まで加熱して溶解した後、この中に80℃のお湯と
モルホリンを加え撹拌し均一に乳化する。その乳化物に
ラポナイトRDを加え均一に分散しペースト状の乳化物
を得る。
5、KF96−10cs、アルコンP−125を加え9
0℃まで加熱して溶解した後、この中に80℃のお湯と
モルホリンを加え撹拌し均一に乳化する。その乳化物に
ラポナイトRDを加え均一に分散しペースト状の乳化物
を得る。
【0043】試験方法 作成した組成物の形状安定性とワックス掛けの作業性及
び実車によるワックス皮膜の持続性について調べた。実
車試験は以下のように行った。平成6年型トヨタカロー
ラ白色塗装車の屋根部分を試験用として用いる。まず洗
車をし、次にクリーナーワックスを掛けて汚れを除去
し、さらに残っているワックスの皮膜成分を脂肪族系溶
剤で除去して試験面として用意する。この試験面を10
区分に分け、各区分に各試料をウレタンスポンジを用い
て均一に塗布する。このとき1区分だけ空試験用として
無塗布で残す事にする。約15分間自然乾燥させた後、
きれいな綿タオルで拭き上げ作業を行い、試験用のワッ
クス皮膜を形成させる。試験車は屋外に駐車させ1週間
を単位とし、その間約100km以上を路上走行し、こ
の単位に1回の割合で水洗いを行う。この試験要領で以
下の試験項目について試験を行い2カ月継続して行う。
試験結果を表1に示す。
び実車によるワックス皮膜の持続性について調べた。実
車試験は以下のように行った。平成6年型トヨタカロー
ラ白色塗装車の屋根部分を試験用として用いる。まず洗
車をし、次にクリーナーワックスを掛けて汚れを除去
し、さらに残っているワックスの皮膜成分を脂肪族系溶
剤で除去して試験面として用意する。この試験面を10
区分に分け、各区分に各試料をウレタンスポンジを用い
て均一に塗布する。このとき1区分だけ空試験用として
無塗布で残す事にする。約15分間自然乾燥させた後、
きれいな綿タオルで拭き上げ作業を行い、試験用のワッ
クス皮膜を形成させる。試験車は屋外に駐車させ1週間
を単位とし、その間約100km以上を路上走行し、こ
の単位に1回の割合で水洗いを行う。この試験要領で以
下の試験項目について試験を行い2カ月継続して行う。
試験結果を表1に示す。
【0044】評価 ・形状安定性 JIS K−2236自動車用艶出しワックスの高温安
定性の試験方法に準ずる方法で、50℃×4時間試験し
た後、常温で2時間放置したものについて形状を目視に
て判定する。 ◎ 均一なペースト状で全く変化がなく安定である 〇 均一なペースト状でほとんど変化がなく安定である △ 少し溶剤や成分の分離がありやや不安定である × 溶剤や成分の分離がはげしく不安定である ・塗布作業性 通常のワックス掛け操作を行い、つや出し剤塗布時の伸
びを判定する。 ◎ 大変良い ○ 良い △普通 × 悪い ・汚れ落とし効果 通常のワックス掛け操作を行った際の汚れ落とし効果を
判定する。 ◎ 大変良い 〇 良い △普通 × 悪い ・拭き取り作業性 つや出し剤塗布後の拭き取りやすさを評価する。 ◎ 大変良い 〇 良い △ 普通 × 悪い ・光沢の持続効果 光沢の持続について2カ月後の光沢を目視で空試験と比
較して判定する。 ◎ 初期と同等の光沢がある ○ 光沢がある △ かすかに光沢がある × ほとんど光沢が認められない ・撥水性の持続効果 撥水性の持続について2カ月後水洗いを行った後、水玉
の状態を目視で判定する。 ◎ 良く水玉になってはじく ○ はじきはあるが水玉が変形している △ ややはじきが鈍い × ほとんどはじかない
定性の試験方法に準ずる方法で、50℃×4時間試験し
た後、常温で2時間放置したものについて形状を目視に
て判定する。 ◎ 均一なペースト状で全く変化がなく安定である 〇 均一なペースト状でほとんど変化がなく安定である △ 少し溶剤や成分の分離がありやや不安定である × 溶剤や成分の分離がはげしく不安定である ・塗布作業性 通常のワックス掛け操作を行い、つや出し剤塗布時の伸
びを判定する。 ◎ 大変良い ○ 良い △普通 × 悪い ・汚れ落とし効果 通常のワックス掛け操作を行った際の汚れ落とし効果を
判定する。 ◎ 大変良い 〇 良い △普通 × 悪い ・拭き取り作業性 つや出し剤塗布後の拭き取りやすさを評価する。 ◎ 大変良い 〇 良い △ 普通 × 悪い ・光沢の持続効果 光沢の持続について2カ月後の光沢を目視で空試験と比
較して判定する。 ◎ 初期と同等の光沢がある ○ 光沢がある △ かすかに光沢がある × ほとんど光沢が認められない ・撥水性の持続効果 撥水性の持続について2カ月後水洗いを行った後、水玉
の状態を目視で判定する。 ◎ 良く水玉になってはじく ○ はじきはあるが水玉が変形している △ ややはじきが鈍い × ほとんどはじかない
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明品は、撥水性と光沢を実現させる
と共にペーストタイプの特徴である作業性とクリーナー
性を合わせ持つことを特徴とするペースト状つや出し剤
であり、塗膜の汚れを落とすとともに光沢と撥水性に優
れた皮膜を形成し塗膜の美観を長期に保持できるという
従来のペースト状つや出し剤には見られない優れた作用
を有するものである。
と共にペーストタイプの特徴である作業性とクリーナー
性を合わせ持つことを特徴とするペースト状つや出し剤
であり、塗膜の汚れを落とすとともに光沢と撥水性に優
れた皮膜を形成し塗膜の美観を長期に保持できるという
従来のペースト状つや出し剤には見られない優れた作用
を有するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 平均炭素鎖長C30〜C50のアルコキ
シ化されたワックス状の高級アルコールを乳化剤として
用い、つや出し剤に慣用されているワックス及び又はワ
ックス状物をオルガノポリシロキサン油と共に溶剤に溶
解させたものを水に乳化分散させたことを特徴とするペ
ースト状つや出し剤。 - 【請求項2】 膨潤性層状粘土化合物が添加された請求
項1記載のペースト状つや出し剤。 - 【請求項3】 被膜定着強化剤が添加された請求項1又
は請求項2記載のペースト状つや出し剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16508496A JPH09310046A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | ペースト状つや出し剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16508496A JPH09310046A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | ペースト状つや出し剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09310046A true JPH09310046A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15805580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16508496A Pending JPH09310046A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | ペースト状つや出し剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09310046A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018514656A (ja) * | 2015-03-25 | 2018-06-07 | ココナ,インコーポレイティド | メタ−アラミド及びパラ−アラミドテキスタイル、衣服、及び方法 |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP16508496A patent/JPH09310046A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018514656A (ja) * | 2015-03-25 | 2018-06-07 | ココナ,インコーポレイティド | メタ−アラミド及びパラ−アラミドテキスタイル、衣服、及び方法 |
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