JPH09309437A - 車上情報伝送装置 - Google Patents
車上情報伝送装置Info
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- JPH09309437A JPH09309437A JP14976996A JP14976996A JPH09309437A JP H09309437 A JPH09309437 A JP H09309437A JP 14976996 A JP14976996 A JP 14976996A JP 14976996 A JP14976996 A JP 14976996A JP H09309437 A JPH09309437 A JP H09309437A
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Abstract
路を走行するときに、正常な情報を受信できなくなる場
合が生じる可能性がある。 【解決手段】車上子4は伝送用アンテナ8と誘導打消用
アンテナ9とを有する。伝送用アンテナ8は長方形状の
コイルからなり、2辺がレ−ルに平行に配置され、かつ
レ−ルを有する軌道面と平行して配置されている。誘導
打消用アンテナ9は伝送用アンテナ8と同様に長方形状
のコイルからなり、伝送用アンテナ8の上部に平行して
配置されている。送受信機5は伝送用アンテナ8に信号
電流を流すときに誘導打消用アンテナ9には信号電流と
逆向きの電流を流し、伝送用アンテナ8から放射する誘
導信号波を誘導打消用アンテナ9より放射する誘導信号
波により打ち消し、隣接する線路のレ−ルに流れる誘導
信号電流を低減する。
Description
て車両と地上間で各種情報を伝送する車上情報伝送装
置、特に隣接線路に対する誘導妨害の解消に関するもの
である。
している列車から多くの車上情報をデジタル伝送で地上
に送信することにより、地上から伝送から送信された制
御情報を地上に返送して、列車が受信した内容を確認し
たり、地上における列車運行管理や保安デ−タの収集に
利用されている。
めにレ−ルを利用した情報伝送システムが採用されてい
る。この情報伝送システムは、レ−ルと電磁結合する長
方形状のコイルで形成された車上ンテナを列車の先頭車
両に設け、地上装置からレ−ルに送り出された制御情報
等を車上ンテナで受信して車上の送受信装置に送る。ま
た、列車からの各種情報は車上アンテナから送信し、送
信された情報をレ−ルを介して地上装置で受信してい
る。
上とで情報の送受信をレ−ルと電磁結合する車上アンテ
ナを利用して行っていると、長方形状のコイルで形成さ
れた車上アンテナに流れる電流により隣接して並行して
いる他のレ−ルへの誘導が大きく、互いに隣接する線路
のレ−ルにも他の線路を走行する列車からの情報が誘導
により伝えられ、同一搬送周波数の情報を送信する列車
が隣接線路を走行する場合に、地上装置は互いに隣接す
る線路を走行する列車の情報も誘導により受信してしま
い、正常な情報を受信できなくなる場合が生じる可能性
がある。
されたものであり、同一搬送周波数の情報を送信する列
車が隣接線路を走行する場合であっても、正常な情報を
確実に送信することができる車上情報伝送装置を得るこ
とを目的とするものである。
伝送装置は、長方形状のコイルからなり、2辺がレ−ル
に平行に配置され、かつレ−ルを有する軌道面と平行し
て車両に設けられ地上との間で情報を送受信する伝送用
アンテナと、該伝送用アンテナの上部に平行して配置さ
れた長方形状のコイルからなる誘導打消用アンテナと、
上記伝送用アンテナに信号電流を送り、誘導打消用アン
テナに信号電流と逆向きの電流を送る送信機とを有する
ことを特徴とする。
方形状のコイルからなり、1辺がレ−ルに沿って配置さ
れ、かつレ−ルを有する軌道面と垂直に配置されて車両
に設けられたアンテナと、該アンテナに信号電流を送る
送信機とを有することを特徴とする。
地上と情報を送受信する車上子と、車上子で受信した地
上からの制御信号を処理し、各種情報を車上子に出力す
る送受信機とを有する。地上装置は列車に送信する制御
信号をレ−ルに送り、レ−ルを介して送られる列車から
の各種情報を処理する。
テナとを有する。伝送用アンテナは長方形状のコイルか
らなり、2辺がレ−ルに平行に配置され、かつレ−ルを
有する軌道面と平行して配置されている。誘導打消用ア
ンテナは伝送用アンテナと同様に長方形状のコイルから
なり、伝送用アンテナの上部に平行して配置されてい
る。送受信機は伝送用アンテナに信号電流を流すときに
誘導打消用アンテナには信号電流と逆向きの電流を流
し、伝送用アンテナから放射する誘導信号波を誘導打消
用アンテナより放射する誘導信号波により打ち消し、隣
接する線路のレ−ルに流れる誘導信号電流を低減する。
なるアンテナをレ−ル上に軌道面と垂直に、かつ平行し
て配置し、レ−ルに近い辺を伝送用とし、レ−ルより遠
い辺を誘導打消用として利用し、レ−ルに近い辺に流れ
る信号電流によって生じた誘導信号波とレ−ルより遠い
辺に流れる信号電流によって生じた誘導信号波とを互い
に打ち消し合い、列車から送信する情報により隣接する
線路に与える誘導障害を解消する。
図に示すように、列車1と地上間で情報を授受する情報
伝送装置は列車1に搭載された車上装置2と地上に設け
られた地上装置3とを有する。車上装置2は地上と情報
を送受信する車上子4と、車上子4で受信した地上から
の制御信号を処理し、各種情報を車上子4に出力する送
受信機5とを有する。地上装置3は列車1に送信する制
御信号を線路6のレ−ル7に送り、レ−ル7を介して送
られる列車1からの各種情報を処理する。
は伝送用アンテナ8と誘導打消用アンテナ9とを有す
る。伝送用アンテナ8は長方形状のコイルからなり、図
2の側面図に示すように、2辺がレ−ル7に平行に配置
され、かつレ−ル7を有する軌道面と平行して配置され
ている。誘導打消用アンテナ9は伝送用アンテナ8と同
様に長方形状のコイルからなり、伝送用アンテナ8の上
部に平行して配置されている。この伝送用アンテナ8と
誘導打消用アンテナ9は互いに逆向きの電流が流れるよ
うに送受信機5に接続されている。
車1から地上に情報を送信するときに、送受信機5は情
報を有する信号波をあらかじめ定められた搬送周波数の
搬送波により変調して信号電流I1として伝送用アンテ
ナ8に送り出す。伝送用アンテナ8に送り出された信号
電流I1は線路6のレ−ル7と電磁結合して線路6のレ
−ル7に受信電流を流す。地上装置3はレ−ル7に流れ
る受信電流を検出して復調し、列車1からの情報を得
る。このように列車1から地上に情報を送るときに、送
受信機5から伝送用アンテナ8に信号電流I1を送り出
すと、伝送用アンテナ8に流れる信号電流I1により誘
導信号波が放射され、隣接する線路10のレ−ル7に誘
導電流を流す。そこで列車1から地上に情報を送るとき
に、誘導打消用アンテナ9に伝送用アンテナ8に送り出
す信号電流I1と逆向きの電流I2を送り出し、誘導打消
用アンテナ9に流れる電流I2により誘導信号波を放射
させる。そして誘導打消用アンテナ9より放射する誘導
信号波により伝送用アンテナ8から放射する誘導信号波
を打ち消す。このようにして列車1から地上に情報を送
るときに発生する誘導信号波を減少させ、列車1が走行
している線路6に隣接する線路10のレ−ル7に流れる
列車1からの誘導信号電流を低減することができ、列車
1から送信する情報により隣接する線路10に与える誘
導障害を解消することができる。
部に伝送用アンテナ8とは異なる誘導打消用アンテナ9
を配置した場合について説明したが、1個のアンテナを
伝送用と誘導打消用に利用するようにしても良い。
4は長方形状のコイルからなる2個のアンテナ11,1
2を有する。アンテナ11,12は線路6の各レ−ル7
上に軌道面と垂直に、かつ平行して配置され、アンテナ
11,12は信号電流を逆向きに流すように送受信機5
に接続されている。
2に送受信機5から信号電流を流すと、アンテナ11,
12のレ−ル7に近い辺11a,12aに流れる信号電
流とレ−ル7が電磁結合してレ−ル7に受信電流を流
す。このレ−ル7に近い辺11a,12aに流れる信号
電流により誘導信号波が放射される。一方、アンテナ1
1,12のレ−ル7に近い辺11a,12aと平行して
いるレ−ル7より遠い辺11b,12bに流れる信号電
流によっても誘導信号波が放射される。このレ−ル7よ
り遠い辺11b,12bに流れる信号電流はレ−ル7に
近い辺11a,12aに流れる信号電流とは逆方向に流
れるから、レ−ル7に近い辺11a,12aに流れる信
号電流によって生じた誘導信号波とレ−ル7より遠い辺
11b,12bに流れる信号電流によって生じた誘導信
号波とは互いに打ち消し合う。このようにして列車1か
ら送信する情報により隣接する線路10に与える誘導障
害を解消することができる。
12を左右のレ−ル7の上に設けた場合について説明し
たが、左右のレ−ル7のいずれか一方の上に軌道面と垂
直なアンテナを配置しても、上記実施例と同様な作用を
奏することができる。
レ−ルに平行に配置され、かつレ−ルを有する軌道面と
平行して配置された伝送用アンテナに流す信号電流と逆
向きの電流を伝送用アンテナの上部に平行して配置され
た誘導打消用アンテナに流して伝送用アンテナから放射
する誘導信号波を誘導打消用アンテナより放射する誘導
信号波により打ち消すようにしたから、隣接する線路の
レ−ルに流れる誘導信号電流を低減することができ、列
車から送信する情報により隣接する線路に与える誘導障
害を解消することができる。したがって車上ら地上に各
種情報を確実に送信することができる。
なるアンテナをレ−ル上に軌道面と垂直に、かつ平行し
て配置し、レ−ルに近い辺を伝送用とし、レ−ルより遠
い辺を誘導打消用として利用し、レ−ルに近い辺に流れ
る信号電流によって生じた誘導信号波とレ−ルより遠い
辺に流れる信号電流によって生じた誘導信号波とを互い
に打ち消し合ようにしたから、簡単な構成で列車から送
信する情報により隣接する線路に与える誘導障害を解消
することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 長方形状のコイルからなり、2辺がレ−
ルに平行に配置され、かつレ−ルを有する軌道面と平行
して車両に設けられ地上との間で情報を送受信する伝送
用アンテナと、該伝送用アンテナの上部に平行して配置
された長方形状のコイルからなる誘導打消用アンテナ
と、上記伝送用アンテナに信号電流を送り、誘導打消用
アンテナに信号電流と逆向きの電流を送る送信機とを有
することを特徴とする車上情報伝送装置。 - 【請求項2】 長方形状のコイルからなり、1辺がレ−
ルに沿って配置され、かつレ−ルを有する軌道面と垂直
に配置されて車両に設けられたアンテナと、該アンテナ
に信号電流を送る送信機とを有することを特徴とする車
上情報伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14976996A JP3655393B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 車上情報伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14976996A JP3655393B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 車上情報伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09309437A true JPH09309437A (ja) | 1997-12-02 |
JP3655393B2 JP3655393B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=15482337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14976996A Expired - Fee Related JP3655393B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 車上情報伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3655393B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100484715B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-04-22 | 김봉택 | 열차제어시스템용 차상자 |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP14976996A patent/JP3655393B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100484715B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-04-22 | 김봉택 | 열차제어시스템용 차상자 |
Also Published As
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---|---|
JP3655393B2 (ja) | 2005-06-02 |
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