JP2002308096A - 誘導ループコイル装置 - Google Patents

誘導ループコイル装置

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JP2002308096A
JP2002308096A JP2001113979A JP2001113979A JP2002308096A JP 2002308096 A JP2002308096 A JP 2002308096A JP 2001113979 A JP2001113979 A JP 2001113979A JP 2001113979 A JP2001113979 A JP 2001113979A JP 2002308096 A JP2002308096 A JP 2002308096A
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康夫 沢田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撚架点を有さず、したがって、デッドポイン
トを有しない誘導ループコイル装置を提供する。 【解決手段】 列車の走行する軌道の走行方向に沿って
誘導ループコイルを布設し、その誘導ループコイルを介
して地上及び車上間で情報の伝送を行う誘導ループコイ
ル装置において、前記誘導ループコイルは、前記列車の
走行する軌道の走行方向に沿って設けられた導体の右側
及び左側に誘起するき電ノイズが打ち消し合う割合で分
割して、かつ、撚架させることなく布設されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導ループコイル
を用いたATC装置(列車制御装置)やTD装置(列車
位置検知装置)のように列車制御に用いられる誘導ルー
プコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の誘導ループコイル装置を
適用した列車の走行する軌道Rの断面図、図4(a)
は、その誘導ループコイル装置の概略構成図である。
【0003】列車イは、案内軌条(ガイドレール)G1
及び案内軌条G2 に案内されて軌道R上をそれぞれ走行
できるように構成されている。なお、図3では、案内軌
条G1 は、上りの列車(電車)用として、また、案内軌
条G2 は、下りの列車用として示されている。
【0004】案内軌条G1 ,G2 には、図示しないが、
列車イの走行方向に沿って列車イに電車電流を供給する
ための電車線(導体)、すなわち、き電が設けられてい
る。また、列車イには、その電車線に摺動する図示しな
いスライダが設けられている。したがって、案内軌条G
1 ,G2 は、それぞれ一種の導体と見なすことができ
る。
【0005】図3中、L′は、誘導ループコイル(以
下、「ループ」という。)であって、図4(a)に示さ
れるように、列車イの走行方向に沿って布設されてい
る。そして、このループL′は、誘起するき電ノイズが
打ち消し合う割合で交差するように撚架して布設されて
いる。このループL′には、信号発生器Sから車上(列
車イ)に対して送出するATC信号(列車制御情報)等
の所定の列車制御用信号(以下、ATC信号で説明す
る。)が供給されるように構成されている(図4(a)
のループL′の矢印参照。)。
【0006】列車イには、地上側から受けたATC用信
号に基づいて速度制御やブレーキ制御等の所定の列車制
御を行うための車上装置10が設けられている。すなわ
ち、この車上装置10は、地上側に布設されているルー
プL′に対向した車上アンテナ(車上子)Aが設けられ
ていて、この車上アンテナAを介してループL′からA
TC信号を受信できるように構成されている。
【0007】なお、上述の例では、地上側から車上側に
向けてATC信号を送出する例を示したが、車上側から
ループL′に向けて送出された信号に基づいて列車位置
を検出するTD装置であってもよい。
【0008】上記構成の誘導ループコイル装置は、ルー
プL′が誘起するき電ノイズが打ち消し合う割合の位置
で撚架されているので、ノイズの影響を効果的に除去す
ることができる。すなわち、ループL′には、案内軌条
G1 ,G2 に沿って流れる電車線電流による電磁界によ
り、つまり、き電電流によるノイズにより、ATC信号
や列車検知信号(TD信号)にノイズとして重畳する
が、撚架点によりノイズが打ち消されるのでノイズの影
響を除去することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の撚架点を有するループを用いた誘導ループコイル装
置は、ループの撚架によりノイズを効果的に防止するこ
とができるが、図4(b)に示されるように、撚架点に
おいて車上装置10の受信レベルが低下し、伝送の途絶
えるデッドポイント(死点)が存在するという欠点があ
る。
【0010】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、デッドポイン
トの有しない誘導ループ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る誘導ループ
コイル装置は、上記目的を達成するために、列車の走行
する軌道の走行方向に沿ってループを布設し、そのルー
プを介して地上及び車上間で情報の伝送を行う誘導ルー
プコイル装置において、前記ループは、前記列車の走行
する軌道の走行方向に沿って設けられた導体の右側及び
左側に誘起するき電ノイズが打ち消し合う割合で分割し
て、かつ、撚架させることなく布設されていることを特
徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る誘導
ループコイル装置を適用した軌道Rの断面図である。な
お、上記図3及び図4(a)と同一構成要素には、同一
符号を付して説明する。
【0013】列車イは、案内軌条(ガイドレール)G1
及び案内軌条G2 に案内されて軌道R上をそれぞれ走行
できるように構成されている。なお、図1では、案内軌
条G1 は、上りの列車(電車)用として、また、案内軌
条G2 は、下りの列車用として示されている。
【0014】各案内軌条G1 ,G2 には、図示しない
が、軌道Rを走行する列車に電車電流を供給するための
電車線(導体)が設けられている。また、列車イには、
その電車線に摺動する図示しないスライダが設けられて
いる。したがって、各案内軌条G1 ,G2 は、それぞれ
一種の導体と見なすことができる。
【0015】図1中、Lはループであって、このうち、
L1 は第1ループ及びL2 は第2ループである。そし
て、このループLは、図2に示されるように、列車イの
走行方向に沿って、かつ、案内軌条(導体)G1 の左右
両側にループLを誘起するき電ノイズが打ち消し合う割
合の位置で、しかも、撚架させることなく布設されてい
る。なお、図2では、案内軌条G2 に沿って布設される
第1ループL1 及び第2ループL2 は、図面を簡略化す
るために省略されているが、案内軌条G2 にも同様にル
ープLが布設されている。以下、案内軌条G1 に布設さ
れているループLを例に説明する。
【0016】このループLには、信号発生器Sから車上
(列車イ)に対して送出するATC信号が供給されるよ
うに構成されている(図2のループL中の矢印参照。)
【0017】列車イには、地上側から受けたATC用信
号に基づいて速度制御やブレーキ制御等の所定の列車制
御を行うための車上装置1が設けられている。すなわ
ち、この車上装置1は、地上側に布設されている第1ル
ープL1 及び第2ループL2 に対向した車上アンテナA
1 ,A2 が設けられていて、これら車上アンテナA1 ,
A2 を介してループLからATC信号を受信できるよう
に構成されている。
【0018】なお、上述の例では、地上側から車上側に
向けてATC信号を送出する例を示したが、車上側から
ループLに向けて送出された信号に基づいて列車位置を
検出するTD装置とすることもできる。
【0019】上記構成の誘導ループコイル装置におい
て、ループLには、案内軌条(導体)G1 に流れる電車
電流により、図2の〜に示されるノイズが重畳され
る。また、隣接する案内軌条(導体)G2 に流れる電車
電流により、図2の〜に示されるノイズが重畳され
る。しかし、これらノイズ〜及び〜は、互いに
流れる方向が逆向きとなるので、ノイズ成分が打ち消さ
れてしまう。したがって、ATC信号やTD信号に悪影
響を与えることなく伝送を行うことができる。しかも、
従来のようにループLに撚架点を有していないので、伝
送が途中で途切れるという不都合を回避することができ
る。
【0020】なお、案内軌条G2 に布設されている図示
しないループLにおいても、上述と同様に、ノイズを効
果的に除去して、伝送の途切れのない地上及び車上間の
伝送を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る誘導ループコイル装置にお
いて、ループは、列車の走行する軌道の走行方向に沿っ
て設けられた導体の右側及び左側に誘起するき電ノイズ
が打ち消し合う割合で分割して、かつ、撚架させること
なく布設されているので、ATC信号やTD信号に悪影
響を与えることなく伝送を行うことができる。しかも、
従来のようにループに撚架点を有していないので、伝送
が途中で途切れるという不都合を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る誘導ループコイル
装置を適用した軌道の断面図である。
【図2】一実施の形態に係る誘導ループコイル装置の概
略構成図である。
【図3】従来の誘導ループコイル装置を適用した軌道の
断面図である。
【図4】従来の誘導ループコイル装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 車上装置 A1 ,A2 アンテナ R 軌道 G1 ,G2 案内軌条(導体) L 誘導ループコイル(ループ) L1 第1ループ L2 第2ループ S 信号発生器 イ 列車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和広 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 Fターム(参考) 5H161 AA01 BB03 DD12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の走行する軌道の走行方向に沿って
    誘導ループコイルを布設し、その誘導ループコイルを介
    して地上及び車上間で情報の伝送を行う誘導ループコイ
    ル装置において、 前記誘導ループコイルは、前記列車の走行する軌道の走
    行方向に沿って設けられた導体の右側及び左側に誘起す
    るき電ノイズが打ち消し合う割合で分割して、かつ、撚
    架させることなく布設されていることを特徴とする誘導
    ループコイル装置。
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