JPH09307109A - Mos型半導体装置の製造方法 - Google Patents

Mos型半導体装置の製造方法

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JPH09307109A
JPH09307109A JP14663196A JP14663196A JPH09307109A JP H09307109 A JPH09307109 A JP H09307109A JP 14663196 A JP14663196 A JP 14663196A JP 14663196 A JP14663196 A JP 14663196A JP H09307109 A JPH09307109 A JP H09307109A
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JP
Japan
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film
semiconductor device
gate electrode
type semiconductor
polycrystalline
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Application number
JP14663196A
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English (en)
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Takeshi Takahashi
剛 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能及び信頼性の両方が高いMOS型半導体
装置を高い歩留りで製造する。 【解決手段】 ゲート電極である多結晶Si膜16の側
面部とSi基板11との界面部に斜めイオン注入で酸素
17を導入した後、高速熱処理を行って、ゲート酸化膜
であるSiO2 膜15の膜厚を上述の界面部でのみ厚く
する。このため、電流駆動能力の低下を抑制しつつ、ド
レインである拡散層21と多結晶Si膜16との重畳部
における電界集中を緩和してリーク電流を制御性よく抑
制することができ、不純物の拡散による短チャネル効果
を抑制することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上にゲ
ート酸化膜を介してゲート電極が設けられているMOS
型半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体装置におけるリーク電流
は、ドレインのPN接合における逆バイアスによる逆方
向リーク電流と、ゲート電極とドレインとの重畳部に電
界が集中するためにこの重畳部に高電界による薄い空乏
層が形成されて価電子帯から伝導帯へ電子がトンネリン
グすることによる所謂GIDL(Gate Induced Drain L
eak Current )とに大別される。
【0003】このうちのGIDLは、MOS型半導体装
置の微細化が進み、短チャネル効果を抑制するためにゲ
ート酸化膜が薄膜化されてゲート電界が強まるに連れ
て、顕著になってきている。また、短チャネル効果を抑
制するための低電圧化に伴う電流駆動能力の低下を防止
するためにLDD領域の不純物濃度が高められるに連れ
ても、顕著になってきている。
【0004】このGIDLを防止するために、多結晶S
i膜から成るゲート電極をパターニングした後で且つL
DD領域を形成するための不純物をイオン注入する前ま
たは後に軽く熱酸化を行ってゲート電極の側面部と半導
体基板との界面部におけるゲート酸化膜の膜厚を厚くす
る方法や、LDD領域の不純物濃度を適度に低くして電
界の集中を緩和する方法等が試みられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱酸化ではゲ
ート電極の側面部と半導体基板との界面部におけるゲー
ト酸化膜の膜厚を制御性よく厚くすることが困難であ
り、GIDLが抑制されて信頼性の高いMOS型半導体
装置を高い歩留りで製造することが困難であった。しか
も、熱酸化を行うと製造時の熱負荷が多く、不純物の拡
散による短チャネル効果を抑制することが困難で、この
ことによっても信頼性の高いMOS型半導体装置を製造
することが困難であった。
【0006】また、LDD領域の不純物濃度を低くする
と、ソース・ドレイン間の直列抵抗が高くなって電流駆
動能力が低下するので、この方法では、性能の高いMO
S型半導体装置を製造することが困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のMOS型半導
体装置の製造方法は、ゲート電極の側面部と半導体基板
との界面部に斜めイオン注入によって酸素を導入する工
程と、前記酸素を導入した後に高速熱処理を行って前記
界面部におけるゲート酸化膜の膜厚を厚くする工程とを
具備することを特徴としている。
【0008】請求項2のMOS型半導体装置の製造方法
は、請求項1のMOS型半導体装置の製造方法におい
て、前記ゲート電極の側面が露出している状態で前記斜
めイオン注入を行うことを特徴としている。
【0009】請求項3のMOS型半導体装置の製造方法
は、請求項1のMOS型半導体装置の製造方法におい
て、前記ゲート電極の側面に側壁絶縁膜を形成した後に
前記斜めイオン注入を行うことを特徴としている。
【0010】本発明によるMOS型半導体装置の製造方
法では、チャネル領域上のゲート酸化膜の膜厚を厚くす
ることなく、ゲート電極とソース・ドレインとの重畳部
におけるゲート酸化膜の膜厚のみを厚くしているので、
電流駆動能力の低下を抑制しつつ、ゲート電極とドレイ
ンとの重畳部における電界集中を緩和してリーク電流を
抑制することができる。
【0011】しかも、ゲート電極とソース・ドレインと
の重畳部におけるゲート酸化膜の膜厚を厚くするための
酸素を斜めイオン注入によって導入しているので、酸素
の導入位置及び導入量を制御し易く、ゲート酸化膜の膜
厚を厚くする位置及びその膜厚を制御し易くて、リーク
電流の抑制を制御性よく行うことができる。
【0012】更に、ゲート電極とソース・ドレインとの
重畳部におけるゲート酸化膜の膜厚を厚くすることを、
酸素の斜めイオン注入とその後の高速熱処理とによって
行っているので、製造時の熱負荷が少なくて、不純物の
拡散による短チャネル効果を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1及び第2実施
形態を、図1、2を参照しながら説明する。図1が、第
1実施形態を示している。この第1実施形態では、図1
(a)に示す様に、Si基板11の表面を薄く酸化して
パッド用のSiO2 膜12を形成し、このSiO2 膜1
2上にSiN膜(図示せず)をCVD法で堆積させる。
【0014】その後、SiN膜上でレジストを素子活性
領域のパターンに加工し、このレジストをマスクにして
SiN膜をエッチングする。そして、レジストを除去し
た後、SiN膜を酸化防止膜にしてSi基板11の表面
を選択的に酸化して、素子分離用のSiO2 膜13を形
成する。
【0015】その後、ウェルを形成したり、チャネルス
トッパを形成したり、ソース・ドレイン間のパンチスル
ーを防止するための埋め込み層を形成したり、閾値電圧
を調整したりするために、必要に応じて、不純物14を
イオン注入する。
【0016】次に、図1(b)に示す様に、SiO2
12をエッチングで除去した後に熱酸化を行って、膜厚
が8nm程度の清浄なゲート酸化膜としてのSiO2
15を素子活性領域の表面に再び形成する。そして、リ
ンを含む多結晶Si膜16を堆積させ、この多結晶Si
膜16をゲート電極のパターンに加工する。
【0017】その後、30°の角度、50keVの加速
エネルギー及び1×1016cm-2のドーズ量で酸素17
を斜めイオン注入し、更に、高速熱処理を行って、多結
晶Si膜16の側面部とSi基板11との界面部におけ
るSiO2 膜15の膜厚を厚くする。
【0018】次に、図1(c)に示す様に、多結晶Si
膜16及びSiO2 膜13をマスクにして不純物をイオ
ン注入して、LDD領域としての拡散層21を形成す
る。そして、SiO2 膜22等から成る側壁絶縁膜を多
結晶Si膜16の側面に形成した後、多結晶Si膜16
及びSiO2 膜13、22をマスクにして不純物23を
イオン注入して、ソース・ドレインとしての拡散層24
を形成する。
【0019】その後、高速熱処理を行って、拡散層2
1、24中の不純物を活性化させる。なお、酸素17を
斜めイオン注入した後の高速熱処理を行わず、拡散層2
1、24中の不純物を活性化させるための高速熱処理に
よって、同時に、多結晶Si膜16の側面部とSi基板
11との界面部におけるSiO2 膜15の膜厚を厚くし
てもよい。
【0020】次に、図1(d)に示す様に、層間絶縁膜
25を堆積させ、コンタクト孔26を層間絶縁膜25に
開孔し、堆積させた金属膜をパターニングして金属配線
27を形成する。そして、層間絶縁膜25の堆積とコン
タクト孔26の開孔と金属配線27の形成とを必要な回
数だけ繰り返した後、パッシベーション膜28を形成
し、外部配線を接続するための開口(図示せず)をパッ
シベーション膜28に形成して、このMOSトランジス
タを完成させる。
【0021】図2が、第2実施形態の一部を示してい
る。この第2実施形態も、図2に示す様に、SiO2
22等から成る側壁絶縁膜を多結晶Si膜16の側面に
形成した後に酸素17を斜めイオン注入することを除い
て、図1に示した第1実施形態と実質的に同様の工程を
実行する。
【0022】なお、以上の第1及び第2実施形態では、
30°の角度、50keVの加速エネルギー及び1×1
16cm-2のドーズ量で酸素17を斜めイオン注入した
が、他の条件で斜めイオン注入してもよい。また、以上
の第1及び第2実施形態では、多結晶Si膜16でゲー
ト電極を形成しているが、ポリサイド層でもSiO2
15に接している部分は多結晶Si膜であるので、ポリ
サイド層でゲート電極を形成してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によるMOS型半導体装置の製造
方法では、電流駆動能力の低下を抑制しつつ、ゲート電
極とドレインとの重畳部における電界集中を緩和してリ
ーク電流を抑制することができ、しかも、この抑制を制
御性よく行うことができ、更に、不純物の拡散による短
チャネル効果を抑制することができるので、性能及び信
頼性の両方が高いMOS型半導体装置を高い歩留りで製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を工程順に示す側断面図
である。
【図2】本発明の第2実施形態の一部を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
11 Si基板(半導体基板) 15 SiO2
膜(ゲート酸化膜) 16 多結晶Si膜(ゲート電極) 17 酸素 22 SiO2 膜(側壁絶縁膜)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極の側面部と半導体基板との界
    面部に斜めイオン注入によって酸素を導入する工程と、 前記酸素を導入した後に高速熱処理を行って前記界面部
    におけるゲート酸化膜の膜厚を厚くする工程とを具備す
    ることを特徴とするMOS型半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極の側面が露出している状
    態で前記斜めイオン注入を行うことを特徴とする請求項
    1記載のMOS型半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極の側面に側壁絶縁膜を形
    成した後に前記斜めイオン注入を行うことを特徴とする
    請求項1記載のMOS型半導体装置の製造方法。
JP14663196A 1996-05-16 1996-05-16 Mos型半導体装置の製造方法 Pending JPH09307109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005183867A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体素子及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005183867A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体素子及びその製造方法

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