JPH09306190A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH09306190A
JPH09306190A JP11648296A JP11648296A JPH09306190A JP H09306190 A JPH09306190 A JP H09306190A JP 11648296 A JP11648296 A JP 11648296A JP 11648296 A JP11648296 A JP 11648296A JP H09306190 A JPH09306190 A JP H09306190A
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真一 小林
Akinori Matsuo
章則 松尾
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチ回路へのデータロード後、即座にメモ
リセルアレイからデータの読出を行なう場合にも、高速
読出ができること、ラッチ回路に既にロードされたデー
タの破壊を防止すること、回路面積の縮小化を図ること
である。 【解決手段】 選択されたアドレスに相当するビット線
が、BL0であるとする。このとき、ビット線BL0の
電位のみが「H」レベルになる。そして、ビット線BL
0〜BLnと別個の設けられたデータ線D0,/D0〜
D7,/D7を介して、ロードすべきデータDin0〜
Din7が、ラッチ回路L0に供給される。さらに、1
バイトごとのデータロードが終了するとすべてのビット
線BL0〜BLnがリセットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に関し、特に、複数のメモリセルへ、複数のデー
タの書込を、同時に行なうページモードを備えた不揮発
性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の不揮発性半導体記憶装置
としてのDINOR(divided bit line NOR)型フラッ
シュメモリ(以下、「ダイノア型フラッシュメモリ」と
いう)の消去方法(動作)を説明するための図である。
図6は、従来の不揮発性半導体記憶装置としてのダイノ
ア型フラッシュメモリの書込方法(動作)を説明するた
めの図である。図5および図6を参照して、ダイノア型
フラッシュメモリのメモリセルは、P型ウェル39と、
P型ウェル39の表面に形成されたドレインとしてのN
+ 層27と、P型ウェル39の表面に形成されたソース
としてN+ 層29と、P型ウェル39上に、ゲート酸化
膜(図示せず)を介して形成されたフローティングゲー
ト35と、フローティングゲート35上に、絶縁膜(図
示せず)を介して形成されたコントロールゲート33と
を備える。このような構成のメモリセルは一般にスタッ
クゲート型と呼ばれる。なお、メモリセルを「メモリセ
ルトランジスタ」と呼ぶこともある。
【0003】選択トランジスタは、P型ウェル39と、
P型ウェル39上に形成されたN+層27,31と、P
型ウェル39上に、ゲート酸化膜(図示せず)を介して
形成されるセレクトゲート37とを備える。P型ウェル
39は、P型半導体基板43の主表面側に形成されるN
型ウェル41の表面に形成される。なお、ブロックBL
K0およびブロックBLK1の各々は、2つのメモリセ
ルと、1つの選択トランジスタと、主ビット線MBL
と、副ビット線SBLとを備えている。ここで、図5、
図6では、説明の便宜上、ブロックを2つにし、各ブロ
ックBLK0,BLK1に含まれるメモリセルを2つに
している。しかし、実際は、ブロックは、2つより多い
複数設けられており、各ブロックに含まれるメモリセル
も2つより多い複数設けられている。
【0004】メモリセルは、上述したように2層ゲート
構造をなしている。そして、1層目のフローティングゲ
ート35下のゲート酸化膜は、100Å程度の薄い膜と
なっている。フローティングゲート35に電子を注入す
ることにより消去を行なう。また、フローティングゲー
ト35から電子を引抜くことにより書込を行なう。ここ
で、フローティングゲート35に電子が注入された状態
では、メモリセルトランジスタのしきい値が高く、メモ
リセルトランジスタは電流を流さない。一方、フローテ
ィングゲート35から電子が引抜かれた状態ではメモリ
セルトランジスタのしきい値が低くメモリセルトランジ
スタは電流を流す。この電流の差をセンスアンプ(図示
せず)により1/0の情報として読取る。
【0005】ビット線は、主ビット線MBLと副ビット
線SBLとに分割されている。すなわち、主ビット線M
BLと副ビット線SBLとは、選択トランジスタによっ
て分離されている。また、選択トランジスタによって、
ブロックの分離が行なわれる。
【0006】図5を参照して、消去方法を説明する。消
去はブロックごとに行なわれ、ブロックBLK0は選択
ブロックとなっており、ブロックBLK1は非選択ブロ
ックとなっている。選択ブロックBLK0のすべてのメ
モリセルのコントロールゲート33に、12V程度の高
電圧を印加する。すなわち、選択ブロックBLK0のす
べてのメモリセルのコントロールゲート33に接続され
るワード線(図示せず)に12V程度の高電圧を印加す
る。選択ブロックBLK0のすべてのメモリセルのソー
スとしてのN+ 層29に−11V程度の負電圧を印加す
る。P型ウェル39に−11V程度の負電圧を印加す
る。このように電圧を印加することによって、選択ブロ
ックBLK0内のメモリセルにおいては、ワード線(コ
ントロールゲート33)と、P型ウェル39との間に、
20V以上の高電圧が印加される。このため、トンネル
現象により電子が、選択ブロックBLK0のメモリセル
のフローティングゲート35に注入される。
【0007】一方、非選択ブロックBLK1のすべての
メモリセルのコントロールゲート33の電位は0Vとな
っている。すなわち、非選択ブロックBLK1のすべて
のメモリセルのコントロールゲート33に接続されたワ
ード線(図示せず)の電位は0Vとなっている。また、
非選択ブロックBLK1のすべてのメモリセルのソース
としてのN+ 層29の電位は0Vである。このため、非
選択ブロックBLK1では、トンネル現象は起きない。
なお、選択ブロックBLK0のセレクトゲート37は、
−11Vの電圧が印加され、非選択ブロックBLK1の
セレクトゲート37、N型ウェル41およびP型半導体
基板の電位は0Vである。また、主ビット線MBLは、
フローティングとなっている。
【0008】図6を参照して、選択ブロックBLK0に
おいて、主ビット線MBLに12Vの電圧を印加し、選
択トランジスタのセレクトゲート37に12Vの電圧を
印加する。また、選択ブロックBLK0において、選択
されたワード線に−11Vの電圧を印加する。すなわ
ち、選択されたワード線に接続されるコントロールゲー
ト33に−11Vの電圧を印加する。このように電圧を
印加することによって、選択ブロックBLK0におい
て、選択されたメモリセルのフローティングゲート35
から電子がトンネルする。電子の引抜きを生じさせない
ためには、主ビット線MBLの電位を0Vにすればよ
い。このようにすることで、1/0の情報を記憶させる
ことができる。
【0009】図7は、従来の不揮発性半導体記憶装置と
してのダイノア型フラッシュメモリの全体構成を示す概
略ブロック図である。なお、図5と同様の部分について
は同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。図7
を参照して、従来のダイノア型フラッシュメモリは、書
込/消去制御回路47、ソースデコーダ49,51、セ
レクトゲートデコーダ群53、データ入出力バッファ5
5、センスアンプ57、データドライバ59、Yゲート
60、ブロックBLK0,BLK1、カラムラッチ回路
群63、ウェル電位発生回路65、Yデコーダ75、X
デコーダ群77、高電圧発生回路79、負電圧発生回路
81、スイッチング回路67,69,71,73、アド
レスバッファ83およびベリファイ電圧発生回路85を
備える。
【0010】Yゲート60は、PMOSトランジスタ9
1、NMOSトランジスタ93およびインバータ87を
備える。ここで、PMOSトランジスタ91とNMOS
トランジスタ93とは、トランスファゲートを構成して
いる。このような構成のトランスファゲートは一般に相
補型(CMOS型)と呼ばれる。
【0011】ブロックBLK0,BLK1は、同一のP
型ウェル39上に形成される。ブロックBLK0,BL
K1は、メモリセルMC、選択トランジスタSG、ワー
ド線WL、副ビット線SBLおよび主ビット線MBLを
備える。ここで、メモリセルMCおよび選択トランジス
タSGは、それぞれ図5で説明したスタックゲート型の
メモリセルおよび選択トランジスタと同様のものであ
る。
【0012】ソースデコーダ49は、ブロックBLK0
に対応して設けられている。ソースデコーダ51は、ブ
ロックBLK1に対応して設けられている。セレクトゲ
ートデコーダ群53は、2つのセレクトゲートデコーダ
(図示せず)を備えており、2つのセレクトゲートデコ
ーダは、2つのブロックBLK0,BLK1に対応する
ものである。Xデコーダ群77は、2つのXデコーダ
(図示せず)を備え、2つのXデコーダは2つのブロッ
クBLK0,BLK1に対応するものである。カラムラ
ッチ回路群63は、2つのラッチ回路(図示せず)を備
えており、2つのラッチ回路は2つの主ビット線MBL
に対応するものである。
【0013】メモリセルMCのコントロールゲートは、
ワード線WLに接続される。ブロックBLK0のメモリ
セルMCのソースはソースデコーダ49に接続される。
ブロックBLK1のメモリセルMCのソースはソースデ
コーダ51に接続される。メモリセルMCのドレインは
副ビット線SBLに接続される。選択トランジスタSG
のセレクトゲートはセレクトゲートデコーダ群53と接
続される。選択トランジスタSGの一方ソース/ドレイ
ンは副ビット線SBLに接続され、他方ソース/ドレイ
ンは主ビット線MBLに接続される。カラムラッチ回路
群63は、メモリセルMCへの書込データを一時保管す
るためのものである。このカラムラッチ回路群63への
データの入力は、カラム側に設けられたデータドライバ
59によって行なわれる。ウェル電位発生回路65は、
P型ウェル39の電位を制御する。センスアンプ57
は、メモリセルMCからのデータの読出を行なう。Yデ
コーダ75は、主ビット線MBLを選択する。ベリファ
イ電圧発生回路85は、メモリセルMCへのデータの書
込時に、所定のしきい値まで電子が引抜かれたか否かを
チェックするために、通常の読出電圧とは異なる電圧
(ベリファイ電圧)をワード線に供給する。
【0014】高電圧発生回路79は、スイッチング手段
67がオンしているときには、セレクトゲートデコーダ
群53およびカラムラッチ回路群63に高電圧を供給す
る。たとえば、高電圧発生回路79は、メモリセルMC
へのデータの書込のときに、セレクトゲートデコーダ群
53に高電圧を供給する。また、高電圧発生回路79
は、スイッチング回路69がオンしたときにXデコーダ
群77に高電圧を供給する。高電圧発生回路79は、た
とえば、消去動作時にXデコーダ群77に高電圧を供給
する。負電圧発生回路81は、スイッチング回路71が
オンしたときにウェル電位発生回路65、ソースデコー
ダ49,51およびセレクトゲートデコーダ群53に負
電圧を供給する。負電圧発生回路81は、たとえば、消
去時に、ウェル電位発生回路65、セレクトゲートデコ
ーダ群53およびソースデコーダ49,51に負電圧を
供給する。また、負電圧発生回路81は、スイッチング
回路73がオンしたときにXデコーダ群77に負電圧を
供給する。負電圧発生回路81は、たとえば、メモリセ
ルMCへのデータの書込時にXデコーダ群77に負電圧
を供給する。
【0015】書込/消去制御回路47は、メモリセルM
Cへのデータの書込およびメモリセルMCのデータの消
去動作を制御する。Xデコーダ群77は、ワード線WL
を選択する。ソースデコーダ49は、ブロックBLK0
が選択され、ブロックBLK0のメモリセルMCのデー
タを消去するときに、メモリセルトランジスタMCのソ
ースに負電圧を供給する。ソースデコーダ51もソース
デコーダ49と同様の動作をする。セレクトゲートデコ
ーダ群53は、選択されたブロックの選択トランジスタ
SGのセレクトゲートに、消去時は負電圧を供給し、書
込時には高電圧を供給する。
【0016】ここで、図7では、説明の便宜上、ブロッ
クを2つにし、各ブロックに含まれるメモリセルを4つ
にしている。しかし、実際は、ブロックは、2つより多
い複数設けられており、各ブロックに含まれるメモリセ
ルも4つより多い複数である。また、メモリセルの数に
応じて、主ビット線、副ビット線、ワード線の数も多く
なる。
【0017】一部のフラッシュメモリでは、ビット線ご
とにラッチ回路を設けて、それらの回路に多数の書込デ
ータを一旦ラッチした後に、多数の書込データを多数の
メモリセルに一気に並列書込することが行なわれてい
る。
【0018】図8は、従来のダイノア型フラッシュメモ
リにおいて、ビット線ごとに設けられたラッチ回路への
データロードを説明するための図である。図8を参照し
て、従来のダイノア型フラッシュメモリは、メモリセル
アレイMA0〜MA7、YゲートY0〜Y7、バッファ
BF0〜BF7および入力データバスB0〜B7を含む
ものである。また、各メモリセルアレイMA0〜MA7
は、ビット線BL0〜BLnを含んでいる。また、各メ
モリセルアレイMA0〜MA7は、ブロックBLK0〜
BLKmに分割されている。さらに、従来のダイノア型
フラッシュメモリは、ビット線BL0〜BLnに対応し
て設けられるトランスファゲートTG0〜TGnおよび
ラッチ回路L0〜Lnを含んでいる。なお、各ブロック
BLK0〜BLKmは、図7のブロックBLK0と同様
のものである。また、各ビット線BL0〜BLnは、図
7の主ビット線MBLと同様のものである。各Yゲート
Y0〜Y7は、図7のYゲート60と同様のものであ
る。各バッファBF0〜BF7は、図7のデータドライ
バ59と同様のものである。
【0019】データロードについて説明する。メモリセ
ルアレイMA0〜MA7に設けられたビット線BL0〜
BLnに接続されるトランスファゲートTG0〜TGn
が、すべて、ロード信号DLoad,/DLoadに従ってオンにな
る。そして、入力されたアドレス信号に従って、メモリ
セルアレイMA0〜MA7のビット線BL0が選択され
る。メモリセルアレイMA0に含まれる、選択されたビ
ット線BL0には、対応する入力データバスB0から、
入力データDin0が、対応するバッファBF0および
YゲートY0を介して与えられる。選択されたメモリセ
ルアレイMA0に含まれる、選択されたビット線BL0
に与えられた入力データDin0は、対応するラッチ回
路L0にラッチされる。このように、選択されたビット
線BL0によって、ロードすべきデータDin0をラッ
チ回路L0に供給し、ラッチ回路L0に書込むことによ
って、データロードを行なう。メモリセルアレイMA1
〜MA7に含まれる、選択されたビット線BL0に接続
されるラッチ回路L0へのデータロードも、メモリセル
アレイMA0に含まれる、選択されたビット線BL0に
接続されるラッチ回路L0へのデータロードと同様であ
る。以上をまとめると、選択された8つのビット線BL
0に接続される8つのラッチ回路L0へのデータロード
は同時に行なわれる。
【0020】次に、メモリセルアレイに入力されたアド
レス信号に従って、メモリセルアレイMA0〜MA7の
ビット線BL1が選択される。選択されたビット線BL
1に接続されるラッチ回路L1へのデータロードは、上
述したラッチ回路L0へのデータロードと同様である。
次に、入力されたアドレス信号に従って、メモリセルア
レイMA0〜MA7のビット線BL2が選択される。選
択されたビット線BL2に接続されるラッチ回路L2へ
のデータロードは、上述したラッチ回路L0へのデータ
ロードと同様である。このように、メモリセルアレイM
A0〜MA7のビット線BL0〜BLnが、ビット線B
L0からビット線BLnまで順番に選択されることによ
って、すべてのラッチ回路L0〜Lnへのデータロード
が行なわれる。
【0021】図9は、図8のラッチ回路L0の詳細およ
びトランスファゲートTG0を示す回路図である。な
お、図8と同様の部分については同一の参照符号を付し
その説明を適宜省略する。図9を参照して、ラッチ回路
L0は、クロックドインバータ95、インバータ19,
21を含んでいる。インバータ19およびインバータ2
1は、ラッチ部を構成し、電源1から高電圧Vppが与
えられる。クロックドインバータ95は、ビット線BL
0とノードNとの間に設けられ、ライト信号Write,/Wri
teが与えられる。トランスファゲートTG0は、ビット
線BL0とノードNとの間に設けられ、ロード信号DLoa
d,/DLoadが入力される。このトランスファゲートTG0
は、図7で説明した、PMOSトランジスタ91と、N
MOSトランジスタ93とからなるトランスファゲート
と同様のものである。トランスファゲートTG0を構成
するPMOSトランジスタ(図示せず)のゲートには、
ロード信号/DLoadが入力され、トランスファゲートTG
0を構成するNMOSトランジスタ(図示せず)のゲー
トにはロード信号DLoad が入力される。なお、ラッチ回
路L1〜LnおよびトランスファゲートTG1〜TGn
の構成も、ラッチ回路L0およびトランスファゲートT
G0と同様である。
【0022】図10は、図9のクロックドインバータ9
5の詳細を示す回路図である。なお、図9と同様の部分
については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略す
る。図10を参照して、クロックドインバータは、PM
OSトランジスタ97,99およびNMOSトランジス
タ101,103からなる。図9および図10を参照し
て、メモリセルアレイMA0(図8)のラッチ回路L0
へデータロードを行なうときには、トランスファゲート
TG0がオンになり、ビット線BL0とノードNとが接
続される。そして、ビット線BL0に与えられているデ
ータDin0をインバータ19,21からなるラッチ部
がラッチする。データロードの際には、ライト信号/Wri
teが「H」レベルであり、ライト信号Write が「L」レ
ベルとなっている。一方、ラッチ回路L0にロードされ
たデータを、メモリセル(図示せず)に書込むときは、
トランスファゲートTG0はオフになる。そして、クロ
ックドインバータ95には、「L」レベルのライト信号
/Writeおよび「H」レベルのライト信号Write が入力さ
れる。これによって、ビット線BL0には、ラッチ回路
L0にロードされたデータが与えられることになる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ダイノア型フラッシュメモリでは、選択されたアドレス
に相当するビット線に接続されるラッチ回路へ、選択さ
れたアドレスに相当するビット線からデータを供給する
ことによって、データロードを行なっている。すなわ
ち、ビット線自体にアドレス情報とデータとをマージし
(併合させ)、ラッチ回路に対応して設けられたトラン
スファゲートを介してラッチ回路へロードすべきデータ
をラッチする。このため、メモリセルアレイMA0〜M
A7のビット線BL0〜BLnに接続されるラッチ回路
L0〜Lnのすべてに、データロードを行なうと、多数
のビット線に電荷が充電された状態となる。フラッシュ
メモリの機能の1つに、データロード後、即座に、メモ
リセルアレイからデータの読出を行なうモードが存在す
る。このようなモードのときに、多数のビット線に充電
された電荷のために読出スピードがおくれるという問題
点がある。なお、メモリセルアレイMA0〜MA7のビ
ット線BL0〜BLnに接続されるトランスファゲート
TG0〜TGnのすべてはデータロードの際、オンにな
っている。このため、データロードが終了したラッチ回
路に接続されるビット線には、他のラッチ回路へのデー
タロードが終了するまで、電荷を充電しておく必要があ
る。
【0024】また、フラッシュメモリの機能の1つに、
一部のラッチ回路にのみデータロードを行ない、メモリ
セルアレイからのデータの読出等の処理を行なった後、
再び残りのラッチ回路にデータロードを行なうモードが
存在する。ここで、一部のラッチ回路にのみデータロー
ドを行なう場合でも、メモリセルアレイMA0〜MA7
のビット線BL0〜BLnに接続されたトランスファゲ
ートTG0〜TGnのすべてがオンになる。このため、
後にデータロードを行なう際に、既にデータロードが終
了しているラッチ回路がビット線と接続されてしまう。
これによって、既にデータロードが終了しているラッチ
回路のデータが、ビット線の浮遊容量で破壊されるおそ
れがあるという問題点がある。
【0025】さらに、従来のダイノア型フラッシュメモ
リでは、ラッチ回路を強制的に反転させることによっ
て、ラッチ回路へのデータロードを行なうため、ビット
線には十分駆動力のある電位を供給する必要がある。こ
のため、YゲートY0〜Y7には、相補型(CMOS
型)のトランスファゲートを用いる必要がある。したが
って、回路面積の増大を引起こすという問題点がある。
【0026】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、データロード後、即座に、メ
モリセルアレイからデータの読出を行なうモードにおい
ても、高速にデータの読出が可能な不揮発性半導体記憶
装置を提供することを目的とする。
【0027】この発明の他の目的は、一部のラッチ回路
にのみデータロードを行ない、一旦データロードを中止
した後、再び残りのラッチ回路にデータロードするモー
ドにおいても、既にロードが終了しているラッチ回路の
データが破壊されない不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることである。
【0028】この発明のさらに他の目的は、回路面積を
縮小できる不揮発性半導体記憶装置を提供することであ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の不揮
発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイを備えてい
る。このメモリセルアレイは、複数のビット線と、ビッ
ト線に対応して設けられるスタックゲート型のメモリセ
ルとを含んでいる。また、この不揮発性半導体記憶装置
は、複数のラッチ手段と、データ線とをさらに備えてい
る。複数のラッチ手段は、複数のビット線に対応して設
けられている。各ラッチ手段は、ロードすべきデータを
書込むためのものである。データ線は、メモリセルアレ
イに対応して設けられている。また、このデータ線は、
複数のラッチ手段に、ロードすべきデータを供給する。
この不揮発性半導体記憶装置は、選択されたアドレスに
相当するビット線の電位だけを所定レベルにし、その所
定レベルにされたビット線に対応するラッチ手段に、デ
ータ線からロードすべきデータを供給する。
【0030】本発明の請求項2の不揮発性半導体記憶装
置は、請求項1に記載のものであって、リセット手段を
さらに備える。リセット手段は、メモリセルアレイに対
応して設けられている。また、リセット手段は、選択さ
れたアドレスに相当するビット線に対応するラッチ手段
への、ロードすべきデータの書込が、終了するごとに、
複数のビット線をリセットする。
【0031】本発明の請求項3の不揮発性半導体記憶装
置は、請求項1または2に記載のものであって、ラッチ
手段は、ラッチ部とスイッチング手段とを含んでいる。
ラッチ部は、データを保持する。スイッチング手段は、
ラッチ部とデータ線との間に設けられる。スイッチング
手段は、対応するビット線の電位が所定レベルにされた
ことに応じてオンになり、ラッチ部へデータ線からロー
ドすべきデータを供給する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明による不揮発性半導
体記憶装置としてのダイノア型フラッシュメモリについ
て図面を参照しながら説明する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態によるダイノ
ア型フラッシュメモリの全体構成を示す概略ブロック図
である。図1を参照して、実施の形態によるダイノア型
フラッシュメモリは、メモリセルアレイMA0〜MA
7、書込/消去制御回路47、データ線D0,/D0〜
D7,/D7、YゲートY0〜Y7、バッファBB0〜
BB7、インバータI0〜I7および入力データバスB
0〜B7を備えている。そして、メモリセルアレイMA
0〜MA7は、ビット線BL0〜BLnを備えている。
メモリセルアレイMA0〜MA7は、ブロックBLK0
〜BLKmに分割されている。また、実施の形態による
ダイノア型フラッシュメモリは、ビット線BL0〜BL
nに対応して設けられるラッチ回路L0〜LnおよびN
MOSトランジスタTr0〜Trnを備えている。ここ
で、NMOSトランジスタTr0〜Trnは、リセット
回路を構成する。
【0034】実施の形態によるダイノア型フラッシュメ
モリは、図示しないが、図7に示したデータ入出力バッ
ファ55、センスアンプ57、Yデコーダ75、ソース
デコーダ49,51、セレクトゲートデコーダ群53、
ウェル電位発生回路65、Xデコーダ群77、ベリファ
イ電圧発生回路85、アドレスバッファ83、スイッチ
ング手段67〜73、高電圧発生回路79および負電圧
発生回路81と同様の機能を有する回路を備えている。
また、メモリセルアレイMA0〜MA7は、図5〜図7
に示したようなスタックゲート型のメモリセルMCを複
数備えている。各ブロックBLK0〜BLKmは、図7
のブロックBLK0と同様のものである。各ビット線B
L0〜BLnは、図7の主ビット線MBLと同様のもの
である。ラッチ回路L0〜Lnは、図7のカラムラッチ
回路群63に相当するが、その回路構成は異なってい
る。各YゲートY0〜Y7は、図7のYゲート60に相
当するが、その回路構成は異なっている。バッファBB
0およびインバータI0は、図7のデータドライバ59
に相当するものであるが、回路構成は異なっている。バ
ッファBB1〜BB7およびインバータI0〜I7につ
いても同様である。書込/消去制御回路47は、図7の
書込/消去制御回路47に相当するものである。
【0035】図1のダイノア型フラッシュメモリの動作
について簡単に説明する。ビット線BL0〜BLnに対
応して設けられたラッチ回路L0〜Lnにロードすべき
データを書込むときに、選択されたアドレスに相当する
ビット線の電位のみを「H」レベルにし、ビット線と別
個に設けられたデータ線D0,/D0〜D7,/D7か
らデータを、選択されたアドレスに相当するビット線に
接続されるラッチ回路へ供給する。すなわち、ビット線
BL0〜BLnには、アドレス情報だけを持たせてい
る。これに対し、図8に示した従来のダイノア型フラッ
シュメモリでは、ビット線BL0〜BLnにアドレス情
報およびデータをマージしている。
【0036】図2は、実施の形態によるダイノア型フラ
ッシュメモリの動作を詳細に説明するための図である。
図1および図2を参照して、時刻t0にライトイネーブ
ル信号/WEが「L」レベルになったときに、選択され
たアドレスAddに相当するビット線が、ビット線BL
0であるとする。ここで、ライトイネーブル信号/WE
は、外部から入力されるものであり、メモリセルアレイ
MA0〜MA7へのデータの書込を制御するものであ
る。リセット信号RSは、NMOSトランジスタTr0
〜Trnのゲートに入力され、ライトイネーブル信号/
WEに同期している。したがって、時刻t0において、
ライトイネーブル信号/WEが、「L」レベルになった
ときは、リセット信号RSも、「L」レベルになる。そ
して、NMOSトランジスタTr0〜Trnがすべてオ
フになる。時刻t0において、選択されたアドレスAd
dに相当するビット線は、ビット線BL0であるため、
各メモリセルアレイMA0〜MA7のビット線BL0の
電位だけが、「H」レベルにされる。選択されたアドレ
スAddに相当するビット線BL0の電位を「H」レベ
ルにするために、YゲートY0〜Y7を介して、電位が
供給される。ここで、各YゲートY0〜Y7は、ビット
線BL0〜BLnに接続されるMOSトランジスタMT
0〜MTn(図示せず)によって構成されている。
【0037】時刻t0においては、各メモリセルアレイ
MA0〜MA7のビット線BL0の電位のみが「H」レ
ベルになっているため、「H」レベルになっているビッ
ト線BL0に接続されるラッチ回路L0へ、データ線D
0,/D0〜D7,/D7を介して、ロードすべきデー
タが供給される。
【0038】メモリセルアレイMA0に注目して、時刻
t0におけるデータロードについて説明する。入力デー
タバスB0に与えられる入力データDin0は、バッフ
ァBB0を介して、データDとして、データ線D0に与
えられる。また、入力データDin0は、インバータI
0によって反転されて、データ/Dとしてデータ線/D
0に与えられる。このようにデータ/Dは、データDを
反転したものであり、データD、/Dを、相補データ
D、/Dと呼ぶことにする。以上のように、ラッチ回路
L0にロードすべきデータDin0は、相補データD,
/Dとして、データ線D0,/D0を介して、ラッチ回
路L0へ供給される。なお、メモリセルアレイMA1〜
MA7のビット線BL0に接続されるラッチ回路L0へ
のデータロードは、メモリセルアレイMA0のビット線
BL0に接続されるラッチ回路L0へのデータロードと
同様である。
【0039】次に、時刻t1において、ライトイネーブ
ル信号/WEが「H」レベルになったときには、リセッ
ト信号RSも、「H」レベルになる。このため、メモリ
セルアレイMA0〜MA7のビット線BL0〜BLnに
接続されるNMOSトランジスタTr0〜Trnのすべ
てがオンになる。したがって、すべてのビット線BL0
〜BLnに、接地電圧Vssが供給され、すべてのビッ
ト線BL0〜BLnは「L」レベルとなる。すなわち、
すべてのビット線BL0〜BLnがリセットされるので
ある。
【0040】時刻t2において、再びライトイネーブル
信号/WEが「L」レベルになると、リセット信号RS
も「L」レベルになる。このため、メモリセルアレイM
A0〜MA7のビット線BL0〜BLnに接続されるN
MOSトランジスタTr0〜Trnはすべてオフにな
る。ここで、時刻t2において、選択されたアドレスA
ddに相当するビット線が、ビット線BL1とする。こ
のとき、メモリセルアレイMA0〜MA7のビット線B
L1の電位だけが「H」レベルにされる。このため、ラ
ッチ回路L0へのデータロードと同様に、「H」レベル
にされたビット線BL1に接続されているラッチ回路L
1に、データ線D0,/D0〜D7,/D7を介して、
ロードすべきデータDin0〜Din7が供給されるこ
とになる。
【0041】時刻t3において、ライトイネーブル信号
/WEが「H」レベルになったときには、リセット信号
RSも「H」レベルになる。このため、メモリセルアレ
イMA0〜MA7のビット線BL0〜BLnに接続され
るNMOSトランジスタTr0〜Trnはオンになる。
したがって、すべてのビット線BL0〜BLnには、接
地電圧Vssが供給され、ビット線BL0〜BLnは、
「L」レベルとなる。すなわち、すべてのビット線BL
0〜BLnがリセットされる。
【0042】次に、時刻t4において、ライトイネーブ
ル信号/WEが「L」レベルになったときは、リセット
信号RSも「L」レベルになる。このため、メモリセル
アレイMA0〜MA7のビット線BL0〜BLnに接続
されるNMOSトランジスタTr0〜Trnはすべてオ
フになる。ここで、時刻t4において、選択されたアド
レスAddに相当するビット線が、ビット線BL2であ
るとする。このときは、メモリセルアレイMA0〜MA
7のビット線BL2の電位のみが「H」レベルにされ
る。このため、ビット線BL2に接続されているラッチ
回路L2に、データ線D0,/D0〜D7,/D7を介
して、ロードすべきデータDin0〜Din7が供給さ
れる。
【0043】時刻t5において、ライトイネーブル信号
/WEが「H」レベルになったときは、リセット信号R
Sも「H」レベルとなる。このため、メモリセルアレイ
MA0〜MA7のビット線BL0〜BLnに接続された
NMOSトランジスタTr0〜Trnのすべてがオンに
なる。したがって、すべてのビット線BL0〜BLn
に、接地電圧Vssが供給され、すべてのビット線BL
0〜BLnは、「L」レベルとなる。すなわち、すべて
のビット線BL0〜BLnがリセットされる。
【0044】以上は、メモリセルアレイMA0〜MA7
のビット線BL0〜BL2に接続されるラッチ回路L0
〜L2へのデータロードまでを説明したが、メモリセル
アレイMA0〜MA7のビット線BL3〜BLnに接続
されるラッチ回路L3〜Lnへのデータロードについて
も、同様に、時刻t5以降に、ライトイネーブル信号/
WEに従って行なわれることになる。
【0045】図3は、図1のメモリセルアレイMA0の
ビット線BL0に接続されるラッチ回路L0の詳細を示
す回路図である。なお、図1と同様の部分については同
一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。図3を参
照して、ラッチ回路L0は、PMOSトランジスタ3,
5、NMOSトランジスタ7,9,11,13,15,
17およびインバータ19,21からなる。PMOSト
ランジスタ3,5およびNMOSトランジスタ7,9
は、電源1から供給される高電圧Vppを有するノード
と接地電圧を有するノードとの間に直列に接続される。
PMOSトランジスタ3のゲートには、ライト信号/W
riteが入力される。NMOSトランジスタ9のゲー
トにはライト信号Writeが入力される。PMOSト
ランジスタ5およびNMOSトランジスタ7のゲート
は、ノードN1に接続される。NMOSトランジスタ1
1,13は、ノードN1と接地電圧を有するノードとの
間に直列に接続される。NMOSトランジスタ11のゲ
ートは、ビット線BL0に接続される。NMOSトラン
ジスタ13のゲートは、データ線/D1に接続される。
NMOSトランジスタ15,17は、ノードN2と接地
電圧を有するノードとの間に直列に接続される。NMO
Sトランジスタ15のゲートは、ビット線BL0に接続
される。NMOSトランジスタ17のゲートは、データ
線D1に接続される。インバータ21の出力ノードはノ
ードN1に接続され、入力ノードはノードN2に接続さ
れる。インバータ19の出力ノードは、ノードN2に接
続され、入力ノードはノードN1に接続される。そし
て、インバータ19,21は、ラッチ部を構成する。ま
た、インバータ19,21には、電源1から、高電圧V
ppが与えられる。NMOSトランジスタ7の一方ソー
ス/ドレインおよびPMOSトランジスタ5の一方ソー
ス/ドレインは、ビット線BL0に接続される。
【0046】このラッチ回路L0へデータロードを行な
う場合について説明する。書込/消去制御回路47(図
1)から、「H」レベルのライト信号/Writeおよ
び「L」レベルのライト信号Writeが、それぞれ、
PMOSトランジスタ3およびNMOSトランジスタ9
のゲートに入力される。そして、このラッチ回路L0に
データロードするときには、ビット線BL0が「H」レ
ベルになっている。このため、NMOSトランジスタ1
1,15がオンする。そして、データ線/D1が、NM
OSトランジスタ13のゲートに入力されているため、
データ線/D1に与えられた相補データ/Dのレベルに
応じて、NMOSトランジスタ13はオン/オフする。
一方、NMOSトランジスタ17のゲートには、データ
線D1が入力されているため、データ線D1に与えられ
た相補データDのレベルに応じて、NMOSトランジス
タ17はオン/オフする。たとえば、入力データDin
0が「H」レベルを示しているときは、データ線D1の
電位は「H」レベルであり、データ線/D1の電位は
「L」レベルである。このため、NMOSトランジスタ
17がオンし、ノードN2に接地電圧が与えられ、ノー
ドN2は、「L」レベルになる。したがって、ノードN
1は、「H」レベルとなる。そして、ビット線BL0が
「L」レベルにされ、NMOSトランジスタ11,15
はオフになる。このようにして、ロードすべきデータD
in0がラッチ回路L0へ書込まれる。入力データDi
n0が「L」レベルを示しているときも同様である。
【0047】このラッチ回路L0にラッチされているデ
ータを、メモリセルアレイMA0のメモリセル(図示せ
ず)へ書込む場合には、書込/消去制御回路47は、
「L」レベルのライト信号/Writeおよび「H」レ
ベルのライト信号Writeを、それぞれ、PMOSト
ランジスタ3およびNMOSトランジスタ9のゲートに
入力する。そして、ノードN1の電位レベルに応じた電
位が、ビット線BL0に与えられることになる。ラッチ
回路のデータをメモリセルへ書込む場合には、データ線
D1,/D1の電位レベルは、「L」レベルとなってい
る。なお、メモリセルアレイMA0のビット線BL1〜
BLnに接続されるラッチ回路L1〜Lnおよびメモリ
セルアレイMA1〜MA7のビット線BL0〜BLnに
接続されるラッチ回路L0〜Lnの回路構成は、図3の
ラッチ回路L0と同じものである。
【0048】図4は、図1のメモリセルアレイMA0の
ビット線BL0に接続されるラッチ回路L0の他の例の
詳細を示す回路図である。なお、図3と同様の部分につ
いては同一の符号を付しその説明を適宜省略する。図4
を参照して、ラッチ回路L0は、PMOSトランジスタ
3,5、NMOSトランジスタ7,9,11,23,1
5,25およびインバータ19,21を含む。NMOS
トランジスタ11,23は、ノードN1と、データ線D
1との間に直列に接続される。NMOSトランジスタ1
5,25は、ノードN2とデータ線/D1との間に直列
に接続される。NMOSトランジスタ23,25のゲー
トには、ロード信号Loadが入力される。
【0049】このラッチ回路L0へのデータロードにつ
いて説明する。書込/消去制御回路47は、「H」レベ
ルのライト信号/Writeおよび「L」レベルのライ
ト信号Writeを、それぞれ、PMOSトランジスタ
3およびNMOSトランジスタ9のゲートに入力する。
ビット線BL0は、「H」レベルとなっているため、N
MOSトランジスタ11,15はオンしている。そし
て、書込/消去制御回路47は、「H」レベルのロード
信号LoadをNMOSトランジスタ23,25のゲー
トに入力する。これによって、データ線D1の電位がノ
ードN1に伝えられ、データ線/D1の電位がノードN
2に伝えられる。たとえば、入力データDin0が、
「H」レベルを示しているときには、データ線D1は、
「H」レベルとなっており、データ線/D1は、「L」
レベルとなっている。このため、ノードN1は、「H」
レベルになり、ノードN2は「L」レベルとなる。そし
て、ビット線BL0が「L」レベルにされ、NMOSト
ランジスタ11,15はオフになる。このようにして、
ロードすべきデータDin0がラッチ回路L0へ書込ま
れる。入力データDin0が「L」レベルを示している
ときも同様である。
【0050】このラッチ回路L0のデータを、メモリセ
ルへ書込むときには、書込/消去制御回路47は、
「L」レベルのライト信号/Writeおよび「H」レ
ベルのライト信号Writeを、それぞれ、PMOSト
ランジスタ3およびNMOSトランジスタ9のゲートに
入力する。そして、ノードN1の電位レベルに応じた電
位が、ビット線BL0に供給されることになる。また、
ロード信号Loadは、「L」レベルとなっている。な
お、メモリセルアレイMA0のビット線BL1〜BLn
に接続されるラッチ回路L1〜Lnおよびメモリセルア
レイMA1〜MA7のビット線BL0〜BLnに接続さ
れるラッチ回路L0〜Lnの回路構成は、図4に示した
ラッチ回路L0と同じものである。
【0051】以上のように、実施の形態によるダイノア
型フラッシュメモリでは、データをロードするラッチ回
路に接続されるビット線の電位のみを「H」レベルとす
るため、各メモリセルアレイMA0〜MA7の1本のビ
ット線しか充電されていない。すなわち、全体で、8本
のビット線しか充電されていないことになる。つまり、
データのバス幅分のビット線しか充電されていないので
ある。さらに、1バイトごとのデータロードが終了する
とメモリセルアレイMA0〜MA7のビット線BL0〜
BLnをすべてリセットする。その結果、実施の形態に
よるダイノア型フラッシュメモリでは、メモリセルアレ
イMA0〜MA7のビット線BL0〜BLnのすべての
電荷が放電されており、データロード後即座にメモリセ
ルアレイMA0〜MA7からデータの読出を行なうモー
ドにおいて、高速にデータの読出ができる。
【0052】また、実施の形態によるダイノア型フラッ
シュメモリでは、従来のダイノア型フラッシュメモリの
ように、ビット線からトランスファゲートを介して直接
ラッチ回路にデータを供給するのではなく、ビット線に
はアドレス情報だけを持たせて、ロードすべきデータは
データ線D0,/D0〜D7,/D7によってラッチ回
路に供給する。その結果、実施の形態によるダイノア型
フラッシュメモリでは、一部のラッチ回路にのみデータ
ロードを行ない、メモリセルアレイMA0〜MA7から
データの読出等の処理を行なった後、再び残りのラッチ
回路にデータロードするモードにおいて、既にデータロ
ードが終了しているラッチ回路のデータが破壊されるこ
とはない。
【0053】さらに、実施の形態によるダイノア型フラ
ッシュメモリでは、ラッチ回路へのデータロードを、N
MOSトランジスタ11,15(図3、図4)のゲート
を制御する方法で行なっている。このため、従来のダイ
ノア型フラッシュメモリのように、ビット線に電圧を供
給する際に、高い電流供給能力を必要とせず、しかも、
選択されたアドレスに相当するビット線には、NMOS
トランジスタ11,15のしきい値電圧より高い電圧を
供給すれば十分である。その結果、実施の形態によるダ
イノア型フラッシュメモリでは、YゲートY0〜Y7
を、従来のダイノア型フラッシュメモリのように、相補
型(CMOS型)のトランスファゲートで構成する必要
がなく、1本のビット線に対して、1つのMOSトラン
ジスタを設けることによって構成すれば十分である。こ
のため、回路面積の縮小化を図ることができる。
【0054】
【発明の効果】この発明に係る不揮発性半導体記憶装置
では、データロードするとき、選択されたアドレスに相
当するビット線の電位のみを所定レベルにし、ビット線
とは別個に設けられたデータ線から、ロードすべきデー
タを、所定レベルの電位にされたビット線に接続される
ラッチ回路へ供給する。すなわち、ビット線には、アド
レス情報だけを持たせている。このため、一部のラッチ
手段にのみデータロードを行ない、その後再び残りのラ
ッチ手段にデータロードするモードにおいて、既にラッ
チ手段にロードされたデータが破壊されることはない。
【0055】また、この発明に係る不揮発性半導体記憶
装置では、ビット線にアドレス情報だけを持たせ、ロー
ドすべきデータはデータ線からラッチ手段へ供給してい
るため、ビット線の電位によってラッチ手段を強制的に
反転させる必要がなく、ビット線には十分駆動力のある
電位を供給する必要がない。このため、回路面積の縮小
を図ることができる。
【0056】この発明に係る不揮発性半導体記憶装置で
は、好ましくは、選択されたアドレスに相当するビット
線に対応するラッチ手段へのデータロードが終了するご
とにすべてのビット線をリセットする。このため、すべ
てのラッチ手段へのデータロードを終了した後、即座に
メモリセルアレイからデータの読出を行なう場合におい
て、高速に読出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるダイノア型フラッ
シュメモリの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1のダイノア型フラッシュメモリの動作を
説明するためのタイシング図である。
【図3】 図1のラッチ回路L0の詳細を示す回路図で
ある。
【図4】 図1のラッチ回路L0の他の例の詳細を示す
回路図である。
【図5】 従来のダイノア型フラッシュメモリにおい
て、消去動作を説明するための図である。
【図6】 従来のダイノア型フラッシュメモリにおい
て、書込動作を説明するための図である。
【図7】 従来のダイノア型フラッシュメモリの全体構
成を示す概略ブロック図である。
【図8】 従来のダイノア型フラッシュメモリにおい
て、ラッチ回路へのデータロードを説明するための図で
ある。
【図9】 図8のラッチ回路L0の詳細およびトランス
ファゲートTG0を示す回路図である。
【図10】 図9のクロックドインバータの詳細を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 電源、3,5,91,97,99 PMOSトラン
ジスタ、7〜17,23,25,93,101,103
NMOSトランジスタ、19,21,87インバー
タ、27〜31 N+ 層、33 コントロールゲート、
35 フローティングゲート、37 セレクトゲート、
39 P型ウェル、41 N型ウェル、43 P型半導
体基板、47 書込/消去制御回路、49,51 ソー
スデコーダ、53 セレクトゲートデコーダ群、55
データ入出力バッファ、57 センスアンプ、59 デ
ータドライバ、60 Yゲート、63 カラムラッチ回
路群、65 ウェル電位発生回路、67〜73 スイッ
チング回路、75 Yデコーダ、77 Xデコーダ群、
79 高電圧発生回路、81 負電圧発生回路、83
アドレスバッファ、85 ベリファイ電圧発生回路、L
0〜Ln ラッチ回路、MA,MA0〜MA7 メモリ
セルアレイ、BL0〜BLn ビット線、BLK0〜B
LKm ブロック、RS リセット信号、Din0〜D
in7 入力データ、Y0〜Y7 Yゲート、B0〜B
7 入力データバス、BB0〜BB7バッファ、I0〜
I7 インバータ、D0,/D0〜D7,/D7 デー
タ線、Tr0〜Trn NMOSトランジスタ、/WE
ライトイネーブル信号、Write,/Write
ライト信号、Load,DLoad,/DLoadロー
ド信号、Add アドレス、D,/D 相補データ、V
pp 高電圧、MBL 主ビット線、SBL 副ビット
線、MC スタックゲート型のメモリセル、SG 選択
トランジスタ、WL ワード線、TG0〜TGn トラ
ンスファゲート、BF0〜BF7 バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 元治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 真一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松尾 章則 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 和田 正志 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性半導体記憶装置であって、 メモリセルアレイを備え、 前記メモリセルアレイは、 複数のビット線と、 前記ビット線に対応して設けられるスタックゲート型の
    メモリセルとを含み、 前記不揮発性半導体記憶装置は、 前記複数のビット線に対応して設けられ、各々が、ロー
    ドすべきデータを書込むための複数のラッチ手段と、 前記メモリセルアレイに対応して設けられ、前記複数の
    ラッチ手段に、ロードすべき前記データを供給するデー
    タ線とをさらに備え、 選択されたアドレスに相当する前記ビット線の電位だけ
    を所定レベルにし、その所定レベルにされた前記ビット
    線に対応する前記ラッチ手段に、前記データ線からロー
    ドすべき前記データを供給する、不揮発性半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性半導体記憶装置は、 前記メモリセルアレイに対応して設けられ、選択された
    アドレスに相当する前記ビット線に対応する前記ラッチ
    手段への、ロードすべき前記データの書込が、終了する
    ごとに、前記複数のビット線をリセットするリセット手
    段をさらに備える、請求項1に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ手段は、前記データを保持す
    るラッチ部と、 前記ラッチ部と前記データ線との間に設けられるスイッ
    チング手段とを含み、 前記スイッチング手段は、対応する前記ビット線の電位
    が前記所定レベルにされたことに応じてオンになり、前
    記ラッチ部へ前記データ線から、ロードすべき前記デー
    タを供給する、請求項1または2に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
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