JPH11176177A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH11176177A
JPH11176177A JP34306997A JP34306997A JPH11176177A JP H11176177 A JPH11176177 A JP H11176177A JP 34306997 A JP34306997 A JP 34306997A JP 34306997 A JP34306997 A JP 34306997A JP H11176177 A JPH11176177 A JP H11176177A
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JP
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data
memory cell
cell array
latch circuit
memory
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JP34306997A
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Yoshihisa Sugiura
義久 杉浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データレジスタを構成するラッチ回路を2本の
ビット線に1つの割合で配する構成のフラッシュメモリ
において、過書き込みベリファイ機能を実現する。 【解決手段】2つのセルアレイ11−1,11−2は排
他的に選択される。セルアレイ11−1に過書き込みセ
ルが検出されると、セルアレイ11−1内の退避対象の
2ページ分のセルデータのうちの1ページは、選択され
てない未使用状態のセルアレイ11−2に設けられたセ
ンス・ラッチ回路13−2に転送してそこに保存され、
残りの1ページのデータは選択セルアレイ11−1内の
センス・ラッチ回路13−1に保存される。したがっ
て、ラッチ回路をビット線シールド構造のセルアレイ内
の隣接する2本のビット線に1つの割合で配する構成に
おいても、過書き込みベリファイ機能を実現できるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばフラッシュE
EPROMなどの不揮発性半導体記憶装置に関し、特に
過書き込みベリファイ機能を有する不揮発性半導体記憶
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報端末などの小型電子機器
の発達に伴い、32Mbit、64Mbit、128M
bitといった大容量のNAND型フラッシュEEPR
OMが普及し始めている。NAND型フラッシュEEP
ROMでは、1本のワード線に接続された多数のメモリ
セルからなるページを単位として、読み出し及び書き込
み動作が実行される。32MbitのNAND型フラッ
シュEEPROMを例にとると、1ページは512バイ
ト、つまり512x8個のメモリセルから構成される。
メモリセルアレイのビット線には一つずつラッチ回路が
接続される。これらラッチ回路は1ページ分の記憶容量
を持つデータレジスタとして機能し、ここには1ページ
分の読み出しまたは書き込みデータが蓄えられる。NA
ND型フラッシュEEPROMの具体的なメモリセル構
造を図19に示す。
【0003】NAND型フラッシュEEPROMの各メ
モリセルユニットはNANDストリングと称され、この
NANDストリングは、図19に示されているように、
浮遊ゲート及び制御ゲートを有するMOSトランジスタ
からなるメモリセルMC1〜MC16を直列に接続して
構成される。このメモリセルユニットの一端はセレクト
ゲートトランジスタST1を介してビット線BLに接続
され、他端はセレクトゲートトランジスタST2を介し
て共通ソース線Sに接続されている。各トランジスタは
同一のウェルW上に形成されている。メモリセルMC1
〜MC16の制御ゲートはそれぞれワード線WL1〜W
L16に接続されており、セレクトゲートトランジスタ
ST1のゲートは選択線SL1に接続され、セレクトゲ
ートトランジスタST2のゲートは選択線SL2に接続
されている。
【0004】NAND型フラッシュEEPROMでは、
通常、データ“1”が保持されている状態を「消去状
態」と呼び、データ“0”が保持されている状態を「書
き込み状態」と呼ぶ。データ“0”を保持したメモリセ
ルは正のしきい値電圧を有し、エンハンスメント型トラ
ンジスタとして機能する。一方、データ“1”を保持し
たメモリセルは負のしきい値電圧を有し、デプレッショ
ン型トランジスタとして機能する。データ“1”が保持
されているメモリセルのしきい値電圧を正方向にシフト
させて、デプレッション型からエンハンスメント型に変
化させることを「書き込み動作」と呼び、データ“0”
が保持されているメモリセルのしきい電圧を負方向にシ
フトさせて、エンハンスメント型からデプレッション型
に変化させることを「消去動作」と呼ぶ。
【0005】図20は、読み出し、消去及び書き込みの
各動作時に、メモリセルに印加する電圧を示している。
例えば読み出し動作時は、先ず、ビット線BLが例えば
電源電位にプリチャージされた後、フローティングにさ
れる。この後、選択線SL1に3.3V、読み出し対象
の選択メモリセル(例えば、図19のMC16)のワー
ド線WLに0V、非選択メモリセルのワード線WLに
4.5V、選択線SL2に3.3V、ウェルWに0V、
共通ソース線Sに0Vを印加する。すると、選択メモリ
セル(MC16)以外の他の全てのトランジスタがオン
する。選択メモリセル(MC16)にデータ“0”が書
き込まれておりエンハンスメント型になっている場合に
は、このメモリセルは非導通となりビット線BLの電位
はプリチャージ電位のまま変化しない。また、選択メモ
リセル(MC16)が消去状態つまりデータ“1”が保
持されている場合には、選択メモリセルはデプレッショ
ン型として機能するため、このメモリセルは導通とな
り、ビット線BLは放電されその電位が低下する。この
ビット線の電位を検出することにより選択メモリセルの
データがセンスされ、データレジスタに取り込まれる。
【0006】一方、消去動作時においては、ビット線B
Lは開放、選択線SL1に0V、メモリセルのワード線
WLに0V、選択線SL2に0V、ウェルWに18V、
そして共通ソース線Sに18Vを印加する。すると、0
Vに設定されたワード線WLに接続されているメモリセ
ルの浮遊ゲートとウェル間にゲート絶縁膜を介してトン
ネル電流が流れ、これによってそのメモリセルのしきい
値電圧は負、つまりデータ“1”を保持した状態とな
る。
【0007】書き込み動作時は、書き込みデータによっ
て異なった電圧を印加する。すなわち、データ“0”を
書き込む場合、ビット線BLに0Vを印加し、データ
“1”を書き込む場合、ビット線BLに3.3Vを印加
する。選択線SL1には3.3V、書き込み対象となる
選択メモリセルのワード線WLには18V、非選択メモ
リセルのワード線WLには9V、選択線SL2には0
V、ウェルWには0V、共通ソース線Sには0Vを印加
する。この結果、ビット線BLに0Vが印加された場合
は、セレクトゲートトランジスタST1からメモリセル
M16までの全てのトランジスタは導通する。したがっ
て、ビット線BLより選択メモリセルのチャネルに0V
が供給され、ワード線WLに18Vが印加される選択メ
モリセルのチャネルと制御ゲートとの間の電圧が18V
の高電圧となり、トンネル電流によってこの選択メモリ
セルのしきい値電圧は正方向にシフトし、データ“0”
が書き込まれる。また、ワード線WLに9Vが印加され
た非選択メモリセルはそのチャネルと制御ゲートとの間
に9Vしかかからないため、しきい値電圧の正方向のシ
フトは抑圧される。
【0008】一方、ビット線BLに3.3Vが印加され
た場合は、3.3Vから選択線SL1に接続された選択
ゲートトランジスタのしきい値電圧を差し引いた電圧が
各メモリセルのチャネルへ転送された後、選択ゲートト
ランジスタがカットオフされて選択線SL1,SL2間
でメモリセルのチャネルがフローティングとなる。従っ
て、選択メモリセルのワード線WLに18V、非選択メ
モリセルのワード線WLに9Vが印加されると、全メモ
リセルのチャネルがこれらワード線との容量結合によっ
てブートされ、その電位は例えば8V程度に昇圧される
結果、18Vが印加されたワード線WLに接続されるメ
モリセルについてもしきい値電圧の正方向のシフトは抑
圧され、データ“1”が書き込まれる。通常、こうして
得たメモリセルのチャネルの昇圧電位を、書き込み禁止
電圧と呼ぶ。
【0009】ところで、NAND型フラッシュEEPR
OMでは、メモリセルセルが直列に接続されているため
各メモリセルのしきい値電圧は非選択ワード線電位
(4.5V)以下に抑えなければならない。もし、しき
い値電圧が非選択ワード線電位(4.5V)を越えるよ
うなメモリセルがNANDストリングの中に含まれてい
ると、そのメモリセルが電流を阻止してしまうので、そ
のNANDストリング内の全てのセルについての読み出
しができなくなる。
【0010】しかし、NAND型フラッシュEEPRO
Mはトンネル電流を用いてデータを書き込むため、書き
込み速度は各メモリセルによってばらつきがある。した
がって、たとえ書き込み時間が同じであっても、書き込
みページ内のあるメモリセルのしきい値電圧は0V以上
4.5V以下の適正範囲となるが、その書き込みページ
内の他のメモリセルのしきい値電圧は過書き込みにより
4.5Vを越えてしまうこともある。
【0011】このような過書き込み不良を訂正するため
の技術として、過書き込みベリファイが知られている。
この過書き込みベリファイは、過書き込み状態のメモリ
セルがある場合、その過書き込み状態のメモリセルと同
一ワード線に接続されている1ページ分のメモリセルの
データを一旦データレジスタに読み出して退避し、それ
ら1ページ分のメモリセルのデータを消去した後に、再
びデータレジスタのデータを用いて書き込み動作を再試
行するというものであり、例えば、本出願人による特許
出願である特願平7−241394号明細書に開示され
ている。過書き込み不良は通常一時的なものであるた
め、一度書き込みをやり直せばしきい値電圧を適正値に
設定することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
フラッシュEEPROMのさらなる高集積化および大容
量化が進められており、これに伴って隣接するビット線
間の寄生容量が読み出し動作に与える影響が無視できな
くなってきている。これは、ビット線の配線ピッチが狭
くなり、ビット線間の寄生容量が大きくなることに起因
するものである。
【0013】ここで、注目しているメモリセルにはデー
タ“0”が書き込まれておりセル電流が流れないが、隣
接する両側のビット線に設けられているメモリセルのデ
ータは消去状態にありセル電流を流す場合を考える。注
目しているメモリセルが設けられているビット線は、本
来はプリチャージ電位を保たなければならない。しか
し、隣接ビット線間の容量が、ビット線に付加されるそ
の他の容量に比べ大きいときには、注目しているメモリ
セルが設けられているビット線の電位は、その隣接ビッ
ト線との間の容量結合により、隣接ビット線の放電に伴
って低下してしまい、これにより誤読み出しが起こる。
【0014】この誤読み出しを防ぐ方法としては、ビッ
ト線シールド法を使用することができる。このビット線
シールド法は、ビット線を1本おきに接地することによ
り、隣接ビット線間の容量が読み出し動作に影響しない
ようにするものである。このビット線シールド法をフラ
ッシュEEPROMに適用するためには、一本のワード
線に2ページ分のメモリセルを接続し、奇数番目のビッ
ト線グループと偶数番目のビット線グループとに分けて
それらを選択的に書き込み及び読み出し動作に使用する
ことが必要となる。
【0015】しかし、この場合には、チップ面積にオー
バーヘッドが生じないよう、データレジスタを構成する
ラッチ回路は2本のビット線に1つの割合で配する方式
が一般的となろう。この場合、1本のワード線には2ペ
ージ分のメモリセルが接続されているにもかかわらず、
データレジスタは1ページ分の容量しか持っていないの
で、前述の過書き込みベリファイは不可能になる。なぜ
なら、消去動作は最低ワード線単位で行なわれるため過
書き込みセルが存在した場合には2ページ分のセルが同
時に消去されるが、データレジスタには1ページ分のデ
ータしか退避させておくことができないからである。
【0016】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、データレジスタを構成するラッチ回路を2本の
ビット線に1つの割合で配する構成においても過書き込
みベリファイ機能を実現できるようにし、高集積化・大
容量化に好適で且つ動作の信頼性の高い不揮発性半導体
記憶装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き
換え可能なメモリセルが1以上接続されて構成されるメ
モリセルユニットが行および列のマトリクス状に配置さ
れ、列方向の複数のメモリセルユニットがビット線に接
続され、行方向の複数のメモリセルがワード線に接続さ
れてそれぞれ構成される第1および第2のメモリセルア
レイと、前記第1のメモリセルアレイ内の隣接する第1
および第2のビット線に選択的に接続され、第1および
第2のビット線間で書き込み/読み出しデータの保持に
共用される第1のラッチ回路と、前記第2のメモリセル
アレイ内の隣接する第1および第2のビット線に選択的
に接続され、第1および第2のビット線間で書き込み/
読み出しデータの保持に共用される第2のラッチ回路と
を具備し、外部からのアドレスに基づいて前記第1およ
び第2のメモリセルアレイの一方をアクセス対象として
選択し、前記選択されているメモリセルアレイ内の前記
第1および第2のビット線の中で選択された一方のビッ
ト線側に過書き込み状態のメモリセルがある場合、その
過書き込み状態のメモリセルのデータ、および前記過書
き込み状態のメモリセルと同一ワード線に接続され且つ
非選択状態の他方のビット線側に設けられているメモリ
セルのデータを、前記選択されているメモリセルアレイ
に対応するラッチ回路および非選択状態のメモリセルア
レイに対応するラッチ回路にそれぞれ退避し、前記各メ
モリセルのデータが消去された後、前記退避されたデー
タを前記各対応するメモリセルに書き込むことを特徴と
する。
【0018】この不揮発性半導体記憶装置においては、
データレジスタを構成するラッチ回路を2本のビット線
に1つの割合で配する構成をそれぞれ有する2つのセル
アレイが設けられており、これら2つのセルアレイは外
部からのアドレスに応じて選択的にアクセスされる。こ
のため、一方のセルアレイがデータ書き込み/読み出し
動作の対象となっている場合には、他方のセルアレイは
未使用状態となっているので、アクセス中のメモリセル
アレイに過書き込み状態のメモリセルが検出された場合
には、消去されるデータの退避先として、アクセス中の
セルアレイに設けられたラッチ回路のみならず、未使用
状態のセルアレイに設けられたラッチ回路も利用するこ
とができる。したがって、退避対象のデータの一方を未
使用状態のセルアレイに設けられたラッチ回路に転送し
てそこに退避し、他方のデータをアクセス中のセルアレ
イに設けられたラッチ回路に退避しておくことにより、
消去動作実行後に元のデータを対応するメモリセルに再
書き込みすることが可能となる。よって、データレジス
タを構成するラッチ回路を2本のビット線に1つの割合
で配する構成においても過書き込みベリファイ機能を実
現できるようになる。
【0019】ラッチ回路間のデータ転送は、通常のデー
タ読み出し・書き込みのための経路を利用して行うこと
ができる。この場合、転送元のラッチ回路のデータは、
通常のデータ読み出しのための経路を介して、外部とデ
ータ入出力を行うためのデータ入出力端子に一旦読み出
され、次いで、通常のデータ書き込みのための経路を介
して、データ入出力端子上のデータが転送先のラッチ回
路へ転送される。これにより、特別なハードウェアを設
けることなく、ラッチ回路間のデータ転送を実現でき
る。
【0020】また、ラッチ回路間のデータ転送のための
専用のデータ転送経路をそれらラッチ回路間に配するこ
とも可能であり、これにより、ラッチ回路間のデータ転
送を高速に行うことが可能となる。
【0021】また、本発明は、未使用状態のメモリセル
アレイに設けられたラッチ回路をデータの退避先として
使用する代わりに、第1および第2のラッチ回路に選択
的に接続され、接続された第1または第2のラッチ回路
から出力されるデータをラッチする過書き込みベリファ
イ専用の第3のラッチ回路を設け、この第3のラッチ回
路をデータ退避先として使用することを特徴とする。こ
の構成によれば、セルアレイ間をまたがるデータ転送が
不要となり、過書き込みベリファイをより高速に実行す
ることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態に係
る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシ
ュEEPROM全体の構成が示されている。このNAN
D型フラッシュEEPROMにおいては、そのメモリセ
ルアレイは、第1のメモリセルアレイ11−1と第2の
メモリセルアレイ11−2とに2分割されており、第1
のメモリセルアレイ11−1に割り当てられたアドレス
範囲に後続するアドレス範囲が第2のメモリセルアレイ
11−2に割り当てられている。すなわち、これら第1
および第2のメモリセルアレイ11−1,11−2は、
一つのメモリセルアレイをビット線の長手方向と直交す
る方向に2分割し、分割されたセルアレイ同士を横に並
べた構成となっている。この構成により、各メモリセル
アレイ11−1,11−2のビット線長は、2分割しな
い場合に比べて半分となり、ビット線容量を軽減でき
る。したがって、各メモリセルアレイ11−1,11−
2におけるデータ読み出し速度等の高速化を図ることが
できる。
【0023】また、第1および第2のメモリセルアレイ
11−1,11−2の各々においてはビット線シールド
法が適用されており、各メモリセルアレイにおいては、
一本のワード線毎に2ページ分のメモリセルが接続され
ている。また、メモリセルアレイ11−1,11−2に
は、それぞれ1ページ分の読み出し/書き込みデータを
保持するためのデータデータレジスタとして機能するセ
ンス・ラッチ回路13−1,13−2が設けられてい
る。
【0024】各メモリセルアレイ11−1,11−2に
おけるデータ書き込みおよび読み出し動作は、それら各
セルアレイ内のビット線を奇数ビット線グループと偶数
ビット線グループとに分けてそれらグループの一方を外
部からのアドレスに応じて択一的に選択することにより
行われる。これにより、各メモリセルアレイとそれに対
応するセンス・ラッチ回路との間でページ単位でデータ
書き込みおよび読み出し動作が実行される。
【0025】このように書き込み及び読み出し動作の単
位となるページは各メモリセルアレイ内で閉じているた
め、2つのメモリセルアレイ11−1,11−2は独立
に動作させることができる。したがって、外部からのア
ドレスによって例えばメモリセルアレイ11−1がアク
セス対象として選択された場合には、メモリセルアレイ
11−1に対するデータ書き込み・読み出し動作だけが
行われ、メモリセルアレイ11−2は非使用状態とな
る。
【0026】また、このNAND型フラッシュEEPR
OMにおいては、メモリセルアレイ11−1,11−2
にそれぞれ対応して、ロウデコーダ12−1,12−
2、カラムデコーダ14−1,14−2、カラム選択ゲ
ート15−1,15−2、シールド電源100,200
が設けられており、またメモリセルアレイ11−1,1
1−2に共通のユニットとして、昇圧回路16、制御回
路17、I/Oバッファ18、アドレス/コマンドバッ
ファ19、およびコマンドデコーダ20が設けられてい
る。
【0027】メモリセルアレイ11−1は、行および列
のマトリクス状に配設された多数のNANDストリング
から構成されており、各NANDストリングは列方向に
配列されたビット線BLに接続され、また各NANDス
トリング内のメモリセルは行方向に配列されたワード線
WLに接続されている。1本のワード線WLに接続され
るメモリセルの数は2ページ分であり、例えば、1ペー
ジが256バイトの場合は、256x8x2個のメモリ
セルが同一行に配列されることになる。この場合、ビッ
ト線の本数も256x8x2本となる。
【0028】メモリセルアレイ11−1内の各ビット線
BLの一端および他端は、それぞれ対応するビット線選
択用NチャネルMOSトランジスタおよびビット線シー
ルド用NチャネルMOSトランジスタを介してセンス・
ラッチ回路13−1およびシールド電源100に接続さ
れている。
【0029】例えば、メモリセルアレイ11−1内の第
1カラム目、つまり左端の隣接する2本のビット線BL
0,BL1に着目すると、偶数番目のビット線BL0の
一端はNチャネルMOSトランジスタQ21を介してセ
ンス/ラッチ回路13−1に接続され、またその他端は
NチャネルMOSトランジスタQ23を介してシールド
電源100に接続されている。同様に、奇数番目のビッ
ト線BL1の一端はNチャネルMOSトランジスタQ2
2を介してセンス/ラッチ回路13−1に接続され、ま
たその他端はNチャネルMOSトランジスタQ24を介
してシールド電源100に接続されている。
【0030】これらトランジスタQ21,Q22はビッ
ト線BL0,BL1を択一的にセンス/ラッチ回路13
−1に接続するために設けられたものであり、トランジ
スタQ21のゲートには偶数ビット線グループを選択す
るための信号線EVENが接続され、またトランジスタ
Q22のゲートには奇数ビット線グループを選択するた
めの信号線ODDが接続されている。これら信号線EV
EN,ODDは、外部からのアドレスに応じて制御回路
17によって選択的に付勢される。
【0031】また、トランジスタQ23,Q24は、ビ
ット線BL0,BL1のうちセンス/ラッチ回路13−
1に接続されない側のビット線をシールド電源100に
接続するために設けられたものであり、トランジスタQ
23のゲートには信号線EVENの反転信号EVEN ̄
線が接続され、またトランジスタQ24のゲートには信
号線ODDの反転信号ODD ̄線が接続されている。従
って、トランジスタQ23,Q24のオン/オフ状態
は、それぞれトランジスタQ21,Q22のオン/オフ
状態とは逆転された状態にスイッチング制御される。よ
って、偶数番目のビット線BL0がセンス/ラッチ回路
13−1に接続される場合には、そのビット線BL0は
シールド電源100から分離され、奇数番目のビット線
BL1がシールド電源100に接続される。
【0032】シールド電源100の電位は、制御回路1
7によりデータ読み出し動作時は接地電位に設定され、
データ書き込み動作時は電源電位VCCに設定される。
このようなビット線シールド構造は、隣接する2本のビ
ット線単位でメモリセルアレイ11−1内の全てのビッ
ト線に対して適用されている。これにより、隣接するビ
ット線間の容量に影響されずに、データ読み出し・書き
込み動作を正常に行うことが可能となる。
【0033】ロウデコーダ12−1は、アドレス/コマ
ンドバッファ19から供給されるセルアレイ選択信号A
R1によって活性化されるように構成されており、活性
化状態にあるときは、アドレス/コマンドバッファ19
から供給されるロウアドレスをデコードし、そのデコー
ド結果に応じてメモリセルアレイ11−1内のワード線
WL1〜WLmの一つを選択する。セルアレイ選択信号
AR1は第1のメモリセルアレイ11−1を選択するた
めのものであり、例えば、外部から与えられるロウアド
レスの最上位ビットが“0”の時に付勢される。この場
合、ロウデコーダ12−1には、ロウアドレスとしてそ
の最上位ビットを除く残りのビットが供給されることに
なる。
【0034】カラムデコーダ14−1はアドレス/コマ
ンドバッファ19から供給されるカラムアドレスをデコ
ードし、そのデコード結果に応じてカラム選択信号CS
L1−1〜1−Kの一つを選択する。このカラムデコー
ダ14−1もアドレス/コマンドバッファ19からのセ
ルアレイ選択信号AR1が付勢されたときのみ動作する
ように構成されている。
【0035】カラム選択ゲート15−1は、カラムデコ
ーダ14−1からのカラム選択信号CSL1−1〜1−
Kに応じて、メモリセルアレイ11−1およびセンス/
ラッチ回路13−1それぞれの対応する1カラムを選択
する。
【0036】第2のメモリセルアレイ11−2、および
そのビット線シールド構造、並びに第2のメモリセルア
レイ11−2に対応するロウデコーダ12−2、カラム
デコーダ14−2、カラム選択ゲート15−2、シール
ド電源200は、それぞれ第1のメモリセルアレイ11
−1のそれらと同じ構成である。ただし、ロウデコーダ
12−2およびカラムデコーダ14−2は、セルアレイ
選択信号AR1ではなく、アドレス/コマンドバッファ
19から供給されるセルアレイ選択信号AR2によって
活性化されるように構成されている。セルアレイ選択信
号AR2は第2のメモリセルアレイ11−2がアクセス
対象であることを示す信号であり、例えば、外部から与
えられるロウアドレスの最上位ビットが“1”の時に付
勢される。この場合、ロウデコーダ12−2には、ロウ
アドレスとしてその最上位ビットを除く残りのビットが
供給されることになる。
【0037】昇圧回路16は書き込み動作や消去動作に
必要な高電圧を供給する。制御回路17は、コマンドデ
コーダ20によってデコードされる外部からのコマンド
に従ってフラッシュEEPROM内の各ユニットの動作
を制御するものであり、書き込み動作、消去動作、読み
出し動作、書き込みベリファイ動作、過書き込みベリフ
ァイ動作、過書き込みベリファイに伴うデータ退避動
作、退避データをセンス・ラッチ回路に再ロードする動
作、及びワード線単位で2ページ分のデータを一括消去
するページ消去動作等を制御する。I/Oバッファ18
はチップ外部とのインターフェース部であり、ここに
は、データ入出力端子と制御信号入力端子などが含まれ
ている。データ入出力端子は、外部からのデータ、アド
レス、コマンドの入力と、外部へのデータ出力に用いら
れる。
【0038】次に、図2を参照して、センス・ラッチ回
路周辺の具体的な回路構成を説明する。ここでは、第1
のメモリセルアレイ11−1内のビット線のうち、第1
カラム目の2本のビット線BL0,BL1に対応する構
成だけが代表して示されている。
【0039】ビット線BL0,BL1には、それぞれ多
数のNANDストリングが接続されている。NANDス
トリングは、図示のように、セレクトゲートトランジス
タST1、セルトランジスタMC1〜MC16、および
セレクトゲートトランジスタST2が直列接続されて構
成されている。ビット線BL0の一端は前述したように
NチャネルMOSトランジスタQ21を介してセンス/
ラッチ回路13−1に接続され、またその他端はNチャ
ネルMOSトランジスタQ23を介してシールド電源1
00に接続されている。同様に、ビット線BL1の一端
はNチャネルMOSトランジスタQ22を介してセンス
/ラッチ回路13−1に接続され、またその他端はNチ
ャネルMOSトランジスタQ24を介してシールド電源
100に接続されている。
【0040】1カラム分に対応するセンス・ラッチ回路
13−1は、図示のように、ラッチ回路LTと、その周
辺のNチャネルMOSトランジスタQ1〜Q4からなる
センス回路とから構成されている。ラッチ回路LTは2
つのCMOSインバータIN1,IN2から構成されて
いる。このラッチ回路LTの2つのノードA,Bは互い
に反転関係の安定電位を保持する。
【0041】ノードA,Bは、カラム選択ゲートとして
機能するNチャネルMOSトランジスタQ10,Q11
を介してデータ入出力線I/O,I/O ̄にそれぞれ接
続されている。トランジスタQ10,Q11のゲートに
は、カラムデコーダ14−1からのカラム選択信号CS
L1−1が供給される。このカラム選択信号CSL1−
1によってトランジスタQ10,Q11をオンさせるこ
とにより、外部からラッチ回路LTへのデータのロー
ド、およびラッチ回路LTから外部へのデータの読み出
し動作を、データ入出力線I/O,I/O ̄を介して行
うことが可能となる。外部とのデータ転送幅が1バイト
の場合には、通常、データ入出力線I/O,I/O ̄は
8組設けられ、各データ入出力線I/O,I/O ̄の組
毎に1つのカラムがカラム選択信号CSL1−1によっ
て同時に選択されることになる。これにより、同時に8
個のラッチ回路LTが選択されるので、1バイト単位で
外部とのデータ転送が行われる。
【0042】センス回路のトランジスタQ1,Q3のカ
レントパスはノードAと接地端子間に直列接続されてお
り、またセンス回路のトランジスタQ2,Q4のカレン
トパスはノードBと接地端子間に直列接続されている。
トランジスタQ1,Q2のゲートには、それぞれ制御回
路17からのタイミング信号φ1,φ2が入力される。
また、トランジスタQ3,Q4のゲートは、トランジス
タQ21,Q22の共通接続点に共通接続されている。
【0043】また、このトランジスタQ21,Q22の
共通接続点と前述のノードAとの間には、NチャネルM
OSトランジスタQ6、Q7のカレントパスが直列接続
されており、またこれらトランジスタQ6、Q7の接続
点とプリチャージ電源電位供給端子(3.3V)との間
にはPチャネルMOSトランジスタQ5のカレントパス
が接続されている。
【0044】PチャネルMOSトランジスタQ5は、デ
ータ読み出し時に、トランジスタQ21,Q22によっ
て選択された一方のビット線(BL0またはBL1)を
プリチャージするためのものであり、そのゲートには制
御回路17からのプリチャージ信号PREが供給され
る。NチャネルMOSトランジスタQ6はビット線のプ
リチャージ電位を調整するために設けられたものであ
り、プリチャージ電源電位(3.3V)をクランプし
て、ビット線のプリチャージ電位を、トランジスタQ6
のゲートに供給される信号CLAMPの電圧値とトラン
ジスタQ6のしきい値電圧とによって決まる値に制限す
る。
【0045】NチャネルMOSトランジスタQ7は書き
込みデータを転送するための転送ゲートとして機能する
ものであり、データ書き込み動作時には、このトランジ
スタQ7のゲートに制御回路17からプログラム信号P
ROGが与えらる。これにより、ラッチ回路LTに保持
されている書き込みデータ(ノードAの電位)が、トラ
ンジスタQ21,Q22によって選択された一方のビッ
ト線(BL0またはBL1)に転送される。このデータ
書き込み時には、トランジスタQ6のゲートに供給され
る信号CLAMPの電圧値はトランジスタQ6のクラン
プ機能が作用しないような値に高められる。
【0046】さらに、前述のノードBには、書き込みベ
リファイおよび過書き込みベリファイの結果をモニタす
るための回路が接続されている。この回路は、制御回路
17にベリファイ結果を通知するためのベリファイ線V
Fと接地端子との間にカレントパスが直列接続されたN
チャネルNOSトランジスタQ8およびQ9から構成さ
れている。トランジスタQ8のゲートはノードBに接続
されており、またトランジスタQ9のゲートには、ベリ
ファイ時に制御回路17からタイミング信号φ3が供給
される。
【0047】次に、図2の回路の動作を図3乃至図8を
参照して説明する。以下の説明では、ビット線BL0が
選択され、ビット線BL1がシールドされる場合を例に
とって説明する。
【0048】図3は、メモリセルにデータを書き込む動
作を示している。書き込み動作ではは、先ず、データ入
出力線I/O,I/O ̄を介して外部からラッチ回路L
Tに書き込みデータがロードされる。メモリセルにデー
タ“0”を書き込む場合、ラッチ回路LTのノードAは
実線で示すようにローレベルに設定され、ノードBはハ
イレベルに設定される。すなわち、カラム選択信号CS
L1−1によってトランジスタQ10、Q11をオンと
し、データ入出力線I/O,I/O ̄を介してラッチ回
路LTのノードAをローレベル、ノードBをハイレベル
に設定する。
【0049】この後、プログラム信号PROGによって
トランジスタQ7をオンさせることにより、トランジス
タQ21,Q22によって選択されたビット線BL0上
に書き込みデータが転送され、このデータがワード線で
選択されているメモリセルに書き込まれる。
【0050】図4は、データの書き込み状態をベリファ
イする書き込みベリファイ動作を示している。この場
合、先ず、ビット線BL0がトランジスタQ5によって
プリチャージされ、この後、選択するメモリセルのワー
ド線の電位がベリファイレベル(0.5V)に上昇され
る。選択されたメモリセルにデータが書き込まれ、その
しきい値電圧が十分高くなっている場合には、そのメモ
リセルはオフとなっているため、ビット線BL0は実線
で示すようにプリチャージ電位を保持する。しかし、デ
ータが十分に書き込まれていない場合、メモリセルはオ
ンとなっているため、ビット線BL0の電荷は放電さ
れ、実線で示すように電位が低下する。
【0051】この後、タイミング信号φ2によってトラ
ンジスタQ2をオンさせる。データが十分書き込まれて
おらずビット線BL0の電位が低い場合、トランジスタ
Q4はオフするため、ラッチ回路LTのノードBは実線
で示すようにハイレベル、ノードAはローレベルとな
る。すなわち、メモリセルにデータが十分書き込まれて
いない場合、ラッチ回路LTの状態は書き込み開始時の
まま変化しない。このとき、トランジスタQ8はオンし
ており、タイミング信号φ3によってトランジスタQ9
をオンさせると、ベリファイ線VFはローレベルとな
る。ベリファイ線VFがローレベルの場合、ラッチ回路
LTに保持された書き込みデータを用いて再度、前述し
た書き込み動作が実行される。
【0052】一方、メモリセルにデータが十分書き込ま
れ、ビット線BL0の電位が高い場合は、トランジスタ
Q4はオンとなり、ラッチ回路LTの状態が変化する。
すなわち、ラッチ回路LTのノードBは破線で示すよう
にローレベル、ノードAはハイレベルとなり、またトラ
ンジスタQ8はオフとなる。このため、全メモリセルに
データが十分書き込まれ、全てのラッチ回路LTのノー
ドBがローレベル、ノードAがハイレベルになると、ベ
リファイ線VFがハイレベルとなり、書き込み動作が終
了される。
【0053】図5は、データの読み出し動作を示してい
る。メモリセルのデータを読み出す場合、先ず、前述し
たようにビット線BL0をプリチャージし、この後、タ
イミング信号φ1によってトランジスタQ1をオンにし
てラッチ回路LTをリセットする。次いで、選択メモリ
セルのワード線を0Vにし、同一NANDストリング内
の非選択メモリセルのワード線には4.5Vを与える。
選択されたメモリセルにデータが書き込まれ、しきい値
電圧が十分高くなっている場合、そのメモリセルはオフ
するため、ビット線BL0はプリチャージ電位を保持す
る。一方、データが書き込まれていない場合、メモリセ
ルはオンするため、ビット線BL0の電荷は放電されそ
の電位は低下する。
【0054】この状態において、タイミング信号φ2に
よってトランジスタQ2をオンさせる。すると、メモリ
セルにデータが書き込まれておらずビット線BL0の電
位が低い場合には、トランジスタQ4はオフしているた
め、ラッチ回路LTのノードBは破線で示すようにハイ
レベル、ノードAはローレベルとなる。また、メモリセ
ルにデータが書き込まれている場合には、トランジスタ
Q4はオンするため、ラッチ回路LTのノードBは実線
で示すようにローレベル、ノードAはハイレベルに反転
する。このようにしてラッチ回路LTに読み出されたデ
ータは、トランジスタQ10、Q11を介して入出力デ
ータ線I/O、I/O ̄に伝送される。
【0055】次に、書き込みベリファイおよび過書き込
みベリファイを含む一連の書き込みシーケンスについて
説明する。前述したように、データ書き込み動作は、選
択されたページ内の全てのメモリセルそれぞれに最適な
書き込み条件でデータが書き込まれるまで、書き込みベ
リファイを行ないながら繰り返し実行される。1回のデ
ータ書き込み動作が終了すると自動的に書き込みベリフ
ァイが開始される。書き込みが不十分なセルがある場合
には、そのセルに対して再び書き込み動作が開始され
る。選択されたページ内の全てのセルが十分に書き込ま
れ、書き込みベリファイがパスすると、過書き込みベリ
ファイが開始される。
【0056】過書き込みベリファイは、前述のデータ書
き込み動作によってしきい値電圧が非選択ワード線電位
(4.5V)以上にまで過書き込みされてしまったメモ
リセルの存在の有無を調べ、存在する場合にはその過書
き込み不良を修正するというサイクルである。この過書
き込みベリファイでは、選択されたページに属するメモ
リセルを含むNANDストリング内の全てのワード線に
非選択電位(4.5V)を与えた状態で、読み出し動作
が行われる。この読み出し動作により、書き込みページ
内の全てのビット線それぞれが放電されて電位が低下し
たならば、過書き込みセルが無いと判断され、書き込み
シーケンスは正常に終了する。一方、放電されないビッ
ト線がある場合には、そのビット線に対応する書き込み
対象のセルが過書き込み状態であると判断され、その過
書き込みセルの修正サイクルに入る。
【0057】過書き込みセルの修正サイクルは、過書き
込みセルと同一ワード線に接続されている全てのメモリ
セルのデータを一旦消去した後に、データ書き込みを再
実行することによって行われる。この場合、データ消去
の実行に先立ち、消去対象のメモリセルのデータはそれ
ぞれ対応するラッチ回路LTに読み出してそこに退避し
ておくというセルデータ退避処理が行われる。これは、
外部からラッチ回路LTにロードされた書き込みデータ
は、前述の書き込みベリファイによって既に失われてい
るためである。しかし、隣接する2本のビット線BL
0,BL1間で一個のラッチ回路LTを共用するという
ビット線シールド構成を採用したメモリセルアレイ11
−1においては、一本のワード線に接続されている2ペ
ージ分のメモリセルが同時にデータ消去されてしまうに
も拘わらず、データ退避先として利用できるラッチ回路
LTは1ページ分のデータサイズしかない。そこで、本
実施形態のセルデータ退避処理では、セルデータの退避
先として、メモリセルアレイ11−1内のラッチ回路L
Tだけでなく、現在選択されてないメモリセルアレイ1
1−2のラッチ回路LTも利用される。このようにして
2ページ分のセルデータを退避した後、2ページ分のデ
ータ消去が一括して行われる。この後、書き込みシーケ
ンスは最初に戻り、書き込み→書き込みベリファイ→過
書き込みベリファイを、全てのセルが正常に書き込まれ
るまで繰り返す。過書き込み不良は通常一時的なもの
で、一度書き込みをやり直せば正常に書き込みが行われ
る。
【0058】以下、図6のフローチャートを参照して、
上述した書き込みシーケンスの制御の流れを具体的に説
明する。すなわち、まず、書き込みデータがラッチ回路
LTにロードされ(ステップS11)、ラッチ回路LT
のデータを選択されているビット線BL0上に転送する
ことにより、前述した書き込み動作が実行される(ステ
ップS12)。この書き込み動作後、書き込みベリファ
イ動作(ステップS13)が実行される。書き込みが不
十分なセルがある場合には、そのセルに対して再び書き
込み動作(ステップS12)が開始され、選択された書
き込みページ内の全てのセルが十分に書き込まれるまで
書き込み動作(ステップS12)および書き込みベリフ
ァイ動作(ステップS13)が繰り返し実行される。
【0059】書き込みベリファイ動作をパスすると、し
きい値電圧が4.5Vを越えるメモリセルをベリファイ
する過書き込みベリファイ動作(ステップS14)が行
われる。この結果、過書き込み状態のメモリセルがない
場合、一連の書き込みシーケンスが動作が終了する。
【0060】一方、書き込みページ内に過書き込み状態
のメモリセルがある場合、まず、セルデータの退避処理
が行われる(ステップS15)。このセルデータ退避処
理では、最初に、書き込み対象となっているビット線B
L0側のメモリセルのデータがラッチ回路LTに読み出
される。ついで、そのラッチ回路LTのデータが図1の
I/Oバッファを介してメモリセルアレイ11−2側の
対応するカラムのラッチ回路LTに転送される。そし
て、今度は、書き込み対象となっているビット線BL0
側のメモリセルと同一ワード線に接続されているシール
ドビット線BL1側のメモリセルのデータがラッチ回路
LTに転送される。このようにして、選択側及びシール
ド側の双方のビット線に設けられた2ページ分のセルデ
ータが、メモリセルアレイ11−1,11−2のラッチ
回路LTに分散して退避される。
【0061】この後、ページ消去が実行され、過書き込
み状態のメモリセルを含む2ページ分のデータが一括消
去される(ステップS16)。この後、メモリセルアレ
イ11−1,11−2のラッチ回路LTに退避されたデ
ータを用いて、再度書き込み動作及び書き込みベリファ
イ動作が行われ(ステップS12、S13)、メモリセ
ルアレイ11−1,11−2のラッチ回路LTに退避さ
れたデータが各対応するメモリセルに書き込まれる。書
き込み動作では、まず、選択側のセルアレイ11−1の
ラッチ回路LTに保持されているシールドビット線側の
ページを書き込む。この書き込みが正常に終了したら、
I/Oバッファ18を介して非選択側のセルアレイ11
−2のラッチ回路LTの内容を選択側のセルアレイ11
−1のラッチ回路LTに移し、選択ビット線側のページ
書き込みが行われる。
【0062】図7は、前記過書き込みベリファイにて実
行される具体的な動作を示している。過書き込みベリフ
ァイ動作では、図4で説明した書き込みベリファイ動作
と同様に、先ず、ビット線BL0がプリチャージされ、
この後、データ書き込み動作が行われたメモリセルを含
むNANDストリング内の全てのメモリセルのワード線
の電位が非選択電位(4.5V)に設定される。書き込
みを行っていたメモリセルが過書き込み状態の場合、そ
のメモリセルはオフとなっているため、NANDストリ
ング内の他のセルデータの内容によらずビット線BL0
はプリチャージ電位を保持する。一方、書き込みを行っ
ていたメモリセルが過書き込み状態でなく正常にデータ
書き込みされている場合には、そのメモリセルはオンと
なっているため、ビット線BL0の電荷は放電され電位
が低下する。この後、タイミング信号φ1によってトラ
ンジスタQ1をオンとする。
【0063】すると、データが正常に書き込まれている
場合には、ビット線BL1の電位が低いので、トランジ
スタQ3,Q4はオフし、ラッチ回路LTのノードAは
ハイレベル、ノードBはローレベルとなる。この場合、
トランジスタQ8はオフしており、タイミング信号φ3
によってトランジスタQ9がオンした場合、ベリファイ
線VFはハイレベルとなる。したがって、書き込み動作
は終了する。
【0064】一方、過書き込み状態のメモリセルがある
場合、ビット線BL0の電位はハイレベルであるため、
トランジスタQ3,Q4はオンとなっている。このた
め、タイミング信号φ1によってトランジスタQ1をオ
ンとすると、ラッチ回路LTのノードAはローレベル、
ノードBはハイレベルとなる。この場合、トランジスタ
Q8はオンするため、タイミング信号φ3によってトラ
ンジスタQ9がオンした場合、ベリファイ線VFはロー
レベルとなる。このように、ベリファイ線VFがローレ
ベルの場合、制御部17は過書き込み状態のメモリセル
が存在すると認識し、そして、セルデータの退避処理に
移行する。
【0065】図8は、セルデータの退避処理にて実行さ
れるメモリセルからラッチ回路LTへのデータのコピー
動作を示すものである。このコピー動作は前述した読み
出し動作と同様に、先ず、ビット線BL0がプリチャー
ジされ、この後、メモリセルに通常の読み出しバイアス
が供給される。すなわち、選択ワード線がローレベル
(0V)とされ、非選択ワード線がハイレベル(4.5
V)とされる。この後、タイミング信号φ1によってト
ランジスタQ1をオンとする。すると、データが書き込
まれておらず、ビット線BL0の電位が低い場合、トラ
ンジスタQ3はオフ、ラッチ回路LTのノードAは破線
で示すようにハイレベル、ノードBはローレベルを保持
する。
【0066】一方、データが正常に書き込まれている場
合、あるいは過書き込み状態のメモリセルの場合、ビッ
ト線BL0の電位はハイレベルであるため、トランジス
タQ3はオンとなっている。このため、タイミング信号
φ1によってトランジスタQ1をオンとすると、ラッチ
回路LTのノードAはローレベル、ノードBはハイレベ
ルとなる。
【0067】このようにしてラッチ回路LTにコピーさ
れたビット線BL0側の書き込み対象のメモリセルのデ
ータはメモリセルアレイ11−2の対応するカラムのラ
ッチ回路LTに転送され、次いで、ビット線BL1側の
対応するメモリセルのデータが同様にして対応するラッ
チ回路LTにコピーされる。
【0068】次に、図9および図10を参照して、選択
されたメモリセルアレイと非選択状態のメモリセルアレ
イ間をまたがるセルデータの転送動作について説明す
る。図9は、メモリセルアレイ11−1,11−2それ
ぞれの1カラム分に対応するセルデータ転送回路の構成
を示している。
【0069】まず、メモリセルアレイ11−1側に設け
られたデータ出力系回路の構成について説明する。前述
したように、メモリセルアレイ11−1の第1カラム目
の2本のビット線BL0,BL1間で共用されるラッチ
回路LTは、カラム選択ゲートトランジスタQ10,Q
11を介してデータ入出力線I/O,I/O ̄に接続さ
れている。実際には、このデータ入出力線I/O,I/
O ̄は8組用意されており、データ転送は8ビットつま
り1バイト単位で実行されるが、ここでは、簡単のため
に1ビット分のデータ転送についてのみ説明する。
【0070】データ入出力線I/O,I/O ̄には、出
力アンプ100を介して出力ラッチ回路101が接続さ
れている。出力ラッチ回路101は、セルアレイ11−
1の2本のビット線BL0,BL1の一方から同時に読
み出されるデータを保持するために設けられたものであ
る。出力ラッチ回路101はトランスペアレント型のラ
ッチ回路として実現されており、図示のように、2つの
CMOS転送ゲート回路TG1,TG2と、3つのCM
OSインバータ110,111,112とから構成され
ている。インバータ111,112は、CMOS転送ゲ
ート回路TG2と共同してラッチ回路を構成する。
【0071】インバータ110は、制御回路17からC
MOS転送ゲート回路TG1のPチャネルMOSトラン
ジスタのゲートおよびCMOS転送ゲート回路TG2の
NチャネルMOSトランジスタのゲートにそれぞれ供給
される読み出し制御信号REB ̄の反転信号を生成し、
それをCMOS転送ゲート回路TG1のNチャネルMO
SトランジスタのゲートおよびCMOS転送ゲート回路
TG2のPチャネルMOSトランジスタのゲートにそれ
ぞれ供給する。
【0072】この出力ラッチ回路101においては、読
み出し制御信号REB ̄がハイレベルからローレベルに
切り替えられると、CMOS転送ゲート回路TG2はオ
ンからオフに、CMOS転送ゲート回路TG1はオフか
らオンに切り替えられる。これにより、インバータ11
1,112およびオン状態のCMOS転送ゲート回路T
G2とのループによるデータラッチ状態は解除される。
また、これと同時に、新たに出力アンプ100から読み
出されるデータがCMOS転送ゲート回路TG1および
インバータ111,112を介して出力される。これに
より、それまでインバータ111,112およびCMO
S転送ゲート回路TG2によってラッチおよび出力され
ていたデータは、出力アンプ100からの新たなデータ
に変更される。そして、読み出し制御信号REB ̄がロ
ーレベルからハイレベルに切り替えられると、CMOS
転送ゲート回路TG2はオフからオンに、CMOS転送
ゲート回路TG1はオンからオフに切り替えられる。こ
れにより、現在出力中のデータがラッチされ、次の新た
なデータが読み出されるまで保持される。
【0073】出力ラッチ回路101の出力は、出力バッ
ファ102、および出力マルチプレクサ103を介して
I/Oパッド104に接続されている。I/Oパッド1
04は、チップ外部に導出されたI/Oピンと接続され
ている。
【0074】出力マルチプレクサ103は、セルアレイ
11−1からのデータ出力を指示する制御回路17から
のデータ出力制御信号OUT1に応じて出力バッファ1
02からのデータをI/Oパッド104に出力する。出
力マルチプレクサ103は、図示のように、データ出力
制御信号OUT1の反転信号を生成するインバータ11
3と、データ出力制御信号OUT1およびその反転信号
によって制御されるクロックドインバータ114とから
構成されている。
【0075】メモリセルアレイ11−2においても、メ
モリセルアレイ11−1と同様の構成のデータ出力系回
路が設けられている。すなわち、メモリセルアレイ11
−2のデータ入出力線I/O,I/O ̄に読み出される
データは、出力アンプ200、出力ラッチ回路201、
出力バッファ202、および出力マルチプレクサ203
を介してI/Oパッド104に出力される。
【0076】なお、メモリセルアレイ11−1,11−
2にそれぞれ対応するデータ出力制御信号OUT1,O
UT2は択一的に発生され、メモリセルアレイ11−
1,11−2のなかでデータ読み出し対象のセルアレイ
からのデータだけがデータ出力可能となる。
【0077】次に、メモリセルアレイ11−1,11−
2に共通のデータ入力系回路の構成について説明する。
I/Oパッド104には、入力バッファ301を介して
入力ラッチ回路302が接続されている。入力ラッチ回
路302は、外部からI/Oパッド104に入力される
書き込みデータ、またはメモリセルアレイ11−1,1
1−2の一方から他方に転送されるセルデータを出力及
びラッチするために設けられている。入力ラッチ回路3
02は、前述した出力ラッチ回路101,201と同様
の回路構成にて構成されており、制御回路17からの書
き込み制御信号WEB ̄によって動作制御される。
【0078】入力ラッチ回路302から出力されるデー
タは、メモリセルアレイ11−1側に設けられたデータ
ロード制御回路DL1とメモリセルアレイ11−2側に
設けられたデータロード制御回路DL2に共通に供給さ
れる。データロード制御回路DL1,DL2はそれぞれ
制御回路17からのデータ入力制御信号DIN1,DI
N2によって動作制御される。データ入力制御信号DI
N1がアクティブステートつまりハイレベルに付勢され
たときは、入力ラッチ回路302から出力されるデータ
はメモリセルアレイ11−1側のデータ入出力線I/
O,I/O ̄上にロードされ、またデータ入力制御信号
DIN2がアクティブステートつまりハイレベルに付勢
されたときは、入力ラッチ回路302から出力されるデ
ータはメモリセルアレイ11−2側のデータ入出力線I
/O,I/O ̄上にロードされる。
【0079】メモリセルアレイ11−1側に設けられた
データロード制御回路DL1は、図示のように1組のデ
ータ入出力線I/O,I/O ̄に接続されており、I/
O線を駆動する回路と,I/O ̄線を駆動する回路とか
ら構成されている。
【0080】I/O線を駆動する回路は、図示のよう
に、電源VCC端子と接地端子間にカレントパスが直列
接続されたPチャネルMOSトランジスタ115および
NチャネルMOSトランジスタ116と、PチャネルM
OSトランジスタ115を駆動制御する2入力NAND
ゲート117と、NチャネルMOSトランジスタ116
を駆動制御する2入力NORゲート118とから構成さ
れている。2入力NANDゲート117および2入力N
ORゲート118の各一方の入力は、インバータ303
を介して対応する入力ラッチ回路302の出力に接続さ
れており、また各他方の入力には制御回路17から出力
されるデータ入力制御信号DIN1が供給される。
【0081】同様に、I/O ̄線を駆動する回路は、図
示のように、電源VCC端子と接地端子間にカレントパ
スが直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ11
9およびNチャネルMOSトランジスタ120と、Pチ
ャネルMOSトランジスタ119を駆動制御する2入力
NANDゲート121と、NチャネルMOSトランジス
タ120を駆動制御する2入力NORゲート122とか
ら構成されている。2入力NANDゲート121および
2入力NORゲート122の各一方の入力は、対応する
入力ラッチ回路302の出力に接続されており、また各
他方の入力には制御回路17から出力されるデータ入力
制御信号DIN1が供給される。
【0082】また、メモリセルアレイ11−2側に設け
られたデータロード制御回路DL2も図示のように各デ
ータロード制御回路DL1と同様の回路構成にて実現さ
れている。
【0083】以下、この図9の回路における通常のデー
タ読み出し/書き込み動作時のデータ転送動作、および
過書き込みデータの訂正の際のセルデータ退避動作につ
いて説明する。
【0084】(1)セルアレイ11−1からの通常のデ
ータ読み出し動作では、ラッチ回路LTに読み出された
セルデータは、CSL1−1が付勢されることにより、
データ入出力線I/O,I/O ̄上に出力され、出力ア
ンプ100に送られる。制御回路17によって出力アン
プ活性化信号IOSEN1−1が付勢されると、データ
入出力線I/O,I/O ̄上のデータが増幅されて出力
ラッチ回路101に送られ、信号REB ̄の制御によっ
て出力ラッチ回路101に取り込まれてそこで一時保持
される。出力ラッチ回路101の出力は出力バッファ1
02を介して出力マルチプレクサ103に送られる。セ
ルアレイ11−1からのデータ読み出しの場合には、ア
レイ選択信号AR1に対応する制御回路17からの信号
OUT1だけが付勢され、信号OUT2は付勢されな
い。従って、セルデータは出力マルチプレクサ103を
介してI/Oパッド104上に出力される。
【0085】(2)I/Oパッド104を介して外部か
ら入力される書き込みデータを選択セルアレイのセンス
・ラッチ回路にロードする場合には、I/Oパッド10
4に与えられたデータは、入力バッファ301を介して
入力ラッチ回路302に送られ、信号WEB ̄の制御に
よって入力ラッチ回路302に取り込まれてそこで一時
保持される。入力ラッチ回路302の出力は、データロ
ード制御部DL1,DL2の双方に送られる。
【0086】セルアレイ11−1が外部からのアドレス
によって選択されている場合には、制御回路17によっ
て信号DIN1が付勢され、これによりデータロード制
御部DL1が活性化されて、セルアレイ11−1のデー
タ入出力線I/O,I/O ̄に入力される。そして、カ
ラムアドレス信号に応じて所定のカラム選択信号CSL
が付勢されることにより、対応するカラムのラッチ回路
Lに書き込みデータが保持される。
【0087】一方、セルアレイ11−2が外部からのア
ドレスによって選択されている場合には、制御回路17
によって信号DIN2が付勢され、これによりデータロ
ード制御部DL2が活性化されて、セルアレイ11−2
のデータ入出力線I/O,I/O ̄に入力される。そし
て、カラムアドレス信号に応じて所定のカラム選択信号
CSLが付勢されることにより、対応するカラムのラッ
チ回路Lに書き込みデータがロードされる。
【0088】(3)過書き込みデータの訂正の際のセル
データの退避動作は、(1)の読み出し、及び(2)の
データロード動作を制御回路17の制御の下に内部で連
続して行うことにより実現できる。
【0089】以下、このセルデータの退避動作を図10
のタイミングチャートを参照して説明する。ここでは、
セルアレイ11−1における偶数ビット線グループ内の
所定の1ページに対する書き込み動作において過書き込
みが検出され、その書き込みページのワード線に接続さ
れる偶数番目および奇数番目の2ページ分のメモリセル
のデータを退避する場合を想定する。
【0090】まず、アレイ選択信号AR1が付勢された
状態で、セルアレイ11−1における偶数ビット線側の
1ページ分のセルデータ(EVENセル)がセンス・ラ
ッチ回路13−1に取り込まれる。次いで、センス・ラ
ッチ回路13−1からI/Oパッド104へのデータ転
送が1バイト単位で開始される。
【0091】ここで、左端の偶数ビット線BL0側のメ
モリセルに着目すると、ビット線BL0,BL1で共用
されるラッチ回路LTには、まず、偶数ビット線BL0
側のメモリセルから読み出されたセルデータが保持され
る。そして、そのラッチ回路LTに保持されたセルデー
タは、CSL1−1が付勢されることにより、データ入
出力線I/O,I/O ̄上に出力され、出力アンプ10
0に送られる。制御回路17によって出力アンプ活性化
信号IOSEN1−1が付勢されると、データ入出力線
I/O,I/O ̄上のデータが増幅されて出力ラッチ回
路101に送られ、信号REB ̄の制御によって出力ラ
ッチ回路101に取り込まれてそこで一時保持される。
出力ラッチ回路101の出力は出力バッファ102を介
して出力マルチプレクサ103に送られる。そして、信
号OUT1が付勢されることにより、出力マルチプレク
サ103からI/Oパッド104にセルデータが出力さ
れる。
【0092】この後、選択アレイはセルアレイ11−1
から11−2に切り替えられ、アレイ選択信号AR2が
付勢される。そして、I/Oパッド104上のセルデー
タが入力バッファ301を介して入力ラッチ回路302
に送られ、信号WEB ̄の制御によって入力ラッチ回路
302に取り込まれてそこで一時保持される。この後、
制御回路17によって信号DIN2が付勢され、これに
よりデータロード制御部DL2が活性化されて、セルデ
ータはセルアレイ11−2のデータ入出力線I/O,I
/O ̄に入力される。そして、メモリセルアレイ11−
1から読み出したセルデータと同一カラムを選択するカ
ラム選択信号CSL2−1が付勢されることにより、メ
モリセルアレイ11−2の左端のカラムに対応するラッ
チ回路LTにセルデータが退避される。
【0093】このようにして、セルアレイ11−1のセ
ンスラッチ回路13−1からのセルデータの読み出し、
およびセルアレイ11−2のセンスラッチ回路13−2
へのセルデータのロードを、選択カラムを更新しながら
繰り返し実行することにより、セルアレイ11−1にお
ける偶数ビット線側の1ページ分のセルデータ(EVE
Nセル)がセルアレイ11−2のセンスラッチ回路13
−2にバイト単位で退避される。
【0094】この後、アレイ選択信号AR1が再び付勢
され、セルアレイ11−1における奇数ビット線側の1
ページ分のセルデータ(ODDセル)がセンス・ラッチ
回路13−1に取り込まれる。このようにして、1本の
ワード線に接続されている偶数および奇数の2ページ分
のセルデータを両方とも退避することができる。
【0095】ページ消去の後は、まず、センス・ラッチ
回路13−1に退避されている奇数ビット線側の1ペー
ジ分のセルデータ(ODDセル)が対応するセルに再書
き込みされる。この後、上記の動作を逆にたどることに
より、セルアレイ11−2に退避されている偶数ビット
線側の1ページ分のセルデータ(EVENセル)がセン
ス・ラッチ回路13−1に転送されて、対応するセルに
再書き込みされる。
【0096】以上のように、本第1実施形態によれば、
2つのセルアレイ11−1,11−2が排他的に選択さ
れる構成を採用することにより、選択セルアレイ11−
1内の退避対象の2ページ分のセルデータのうちの1ペ
ージを選択されてない未使用状態のセルアレイ11−2
に設けられたセンス・ラッチ回路13−2に転送してそ
こに保存し、残りの1ページのデータを選択セルアレイ
11−1内のセンス・ラッチ回路13−1に保存してお
くことが可能となる。よって、ラッチ回路LTをビット
線シールド構造のセルアレイ11−1,11−2の各々
において隣接する2本のビット線に1つの割合で配する
構成においても、過書き込みベリファイ機能を実現でき
るようになる。
【0097】(第2実施形態)図11には、本発明の第
2実施形態に係るフラッシュEEPROMの構成が示さ
れている。このフラッシュEEPROMは、図1に示し
た第1実施形態のフラッシュEEPROMの構成に加
え、さらに、1ページ分の記憶サイズを有する書き戻し
用ラッチ回路13−3が設けられている。この書き戻し
用ラッチ回路13−3は、過書き込みデータの訂正の際
のセルデータの退避に用いられる専用のラッチ回路であ
り、データ入出力線を介して第1及び第2のセルアレイ
11−1,11−2の双方に接続されている。
【0098】すなわち、データ読み出し、データ書き込
み、消去、書き込みベリファイ、過書き込みベリファイ
動作は第1実施形態と同じであるが、本第2実施形態で
は、過書き込み不良を訂正する際のセルデータの退避先
として、書き戻し用ラッチ回路13−3が用いられる。
【0099】選択セルアレイ11−1へのデータ書き込
み動作において過書き込みセルが生じた場合には、選択
セルアレイ11−1内の退避対象の2ページ分のセルデ
ータのうちの1ページは、選択されてない未使用状態の
セルアレイ11−2のセンス・ラッチ回路13−2では
なく、書き戻し用ラッチ回路13−3に転送されそこで
保存される。同様に、選択セルアレイ11−2へのデー
タ書き込み動作において過書き込みセルが生じた場合に
は、選択セルアレイ11−2内の退避対象の2ページ分
のセルデータのうちの1ページは、選択されてない未使
用状態のセルアレイ11−1のセンス・ラッチ回路13
−1ではなく、書き戻し用ラッチ回路13−3に転送さ
れそこで保存される。
【0100】図12には、書き戻し用ラッチ回路13−
3の構成とその周辺に設けられたセルデータ転送用回路
の具体的な構成が示されている。書き戻し用ラッチ回路
13−3は、セルアレイ11−1,11−2それぞれの
センス・ラッチ回路13−1,13−2と同じく1ペー
ジ分に相当する数のラッチ回路LTを備えている。これ
ら各ラッチ回路LTは書き戻し専用のカラム選択ゲート
を介して、書き戻し用ラッチ回路13−3内の内部デー
タ入出力線I/O,I/O ̄に接続されている。
【0101】例えば、書き戻し用ラッチ回路13−3内
の左端のラッチ回路LTに着目すると、そのラッチ回路
LTは図示のようにNチャネルMOSトランジスタ40
1,402を介して内部データ入出力線I/O,I/O
 ̄に接続されている。NチャネルMOSトランジスタ4
01,402の共通ゲートには、制御回路17から書き
戻し用カラムゲート選択信号CSL3−1が供給され
る。この書き戻し用カラムゲート選択信号CSL3−1
は、セルアレイ11−1,11−2における第1カラム
を選択するカラム選択信号CSL1−1,CSL2−1
に対応するものであり、第1カラム目のセルデータを退
避するときに制御回路17によって付勢される。したが
って、書き戻し用ラッチ回路13−3内の左端のラッチ
回路LTは、セルアレイ11−1,11−2各々の第1
カラム目のセルデータの退避に使用される。同様に、書
き戻し用ラッチ回路13−3内の右端のラッチ回路LT
はセルアレイ11−1,11−2各々の最終カラム目の
セルデータの退避に使用される。
【0102】また、第1のセルアレイ11−1のデータ
入出力線I/O,I/O ̄および第2のセルアレイ11
−2のデータ入出力線I/O,I/O ̄には、それぞれ
出力アンプ501,502が設けられている。これら出
力アンプ501,502それぞれの出力は出力マルチプ
レクサ503に接続されている。出力マルチプレクサ5
03は、アレイ選択信号AR1,AR2に応じて出力ア
ンプ501,502の一方を選択する。
【0103】この出力マルチプレクサ503の出力は、
転送ゲートとして機能するNチャネルMOSトランジス
タ504を介して、書き戻し用ラッチ回路13−3の入
力側に設けられた内部データ入出力線ドライバ507,
508に接続されると共に、転送ゲートとして機能する
NチャネルMOSトランジスタ504を介して出力バッ
ファ182にも接続されている。NチャネルMOSトラ
ンジスタ504,505は、出力マルチプレクサ503
からの出力データを書き戻し用ラッチ回路13−3と出
力バッファ182のどちらに転送するかを制御するため
のものである。NチャネルMOSトランジスタ504の
ゲートには、制御回路17からの第1のリロード制御信
号RELOAD1が入力され、またNチャネルMOSト
ランジスタ505のゲートには、インバータ506によ
って反転された第1のリロード制御信号RELOAD1
が入力される。第1のリロード制御信号RELOAD1
は、セルデータの退避処理動作を行うときにハイレベル
となり、通常のデータ読み出し動作の時はローレベルと
なる。したがって、セルデータの退避処理動作を行うと
きは、NチャネルMOSトランジスタ504がオンし、
出力マルチプレクサ503から出力されるセルデータ
は、ドライバ507,508を介して書き戻し用ラッチ
回路13−3の内部データ入出力線I/O,I/O ̄に
転送される。
【0104】書き戻し用ラッチ回路13−3の出力側に
は、その内部ラッチ回路から内部データ入出力線I/
O,I/O ̄上に読み出されるデータを増幅して出力す
るための出力アンプ509が設けられている。この出力
アンプ509の出力は転送ゲートとして機能するNチャ
ネルMOSトランジスタ510の一端に接続されてい
る。また、このNチャネルMOSトランジスタ510の
他端には、入力バッファ181に一端が接続されたNチ
ャネルMOSトランジスタ511の他端が接続されてい
る。これらNチャネルMOSトランジスタ510,51
1は、書き戻し用ラッチ回路13−3と入力バッファ1
81のどちらからのデータを選択セルアレイに転送する
かを制御するためのものであり、NチャネルMOSトラ
ンジスタ510のゲートには制御回路17からの第2の
リロード制御信号RELOAD2が入力され、またNチ
ャネルMOSトランジスタ511のゲートにはインバー
タ512を介して第2のリロード制御信号RELOAD
2の反転信号が入力される。第2のリロード制御信号R
ELOAD2は、書き戻し用ラッチ回路13−3に退避
されたセルデータを元のセルアレイに書き戻すときにハ
イレベルとなり、通常のデータ書き込み動作の時はロー
レベルとなる。したがって、セルデータの書き戻し動作
を行うときは、NチャネルMOSトランジスタ510が
オンし、出力アンプ509から出力されるセルデータ
は、2入力ANDゲート512,515の各一方の入力
に供給される。
【0105】2入力ANDゲート512,515それぞ
れの他方の入力には、アレイ選択信号AR1,AR2に
対応して制御回路17から発生される信号LEFT,R
IGHTが入力される。すなわち、セルアレイ11−1
が選択されているときには、信号LEFTが付勢され、
書き戻し用のセルデータ、または入力バッファ181を
介して入力される外部からの書き込みデータは、ドライ
バ回路513,514を介してセルアレイ11−1側の
データ入出力線I/O,I/O ̄に供給される。一方、
セルアレイ11−2が選択されているときには、信号R
IGHTが付勢され、書き戻し用のセルデータ、または
入力バッファ181を介して入力される外部からの書き
込みデータは、ドライバ回路516,517を介してセ
ルアレイ11−2側のデータ入出力線I/O,I/O ̄
に供給される。
【0106】図13は、書き戻し用ラッチ回路13−3
へのセルデータの退避動作を示すタイミングチャートで
ある。ここでは、セルアレイ11−1における偶数ビッ
ト線グループ内の所定の1ページに対する書き込み動作
において過書き込みが検出され、その書き込みページの
ワード線に接続される偶数番目および奇数番目の2ペー
ジ分のメモリセルのデータを退避する場合を想定する。
【0107】まず、アレイ選択信号AR1が付勢された
状態で、セルアレイ11−1における偶数ビット線側の
1ページ分のセルデータ(EVENセル)がセンス・ラ
ッチ回路13−1に取り込まれる。次いで、センス・ラ
ッチ回路13−1から書き戻し用ラッチ回路13−3へ
のデータ転送が1バイト単位で開始される。
【0108】ここで、左端の偶数ビット線BL0側のメ
モリセルに着目すると、第1カラムのビット線BL0,
BL1で共用されるラッチ回路LTには、まず、偶数ビ
ット線BL0側のメモリセルから読み出されたセルデー
タが保持される。そして、そのラッチ回路LTに保持さ
れたセルデータは、CSL1−1が付勢されることによ
り、データ入出力線I/O,I/O ̄上に出力され、出
力アンプ100によって増幅された後に出力マルチプレ
クサ503に入力される。次いで、第1のリロード制御
信号RELOAD1によってオン状態に設定されている
トランジスタ504を介して、セルデータは書き戻し用
ラッチ回路13−3に送られる。そして、メモリセルア
レイ11−1から読み出したセルデータと同一カラムを
選択するカラム選択信号CSL3−1が付勢されること
により、メモリセルアレイ11−2の左端のカラムに対
応する書き戻し用ラッチ回路13−3内のラッチ回路L
Tにセルデータが退避される。
【0109】セルアレイ11−1のセンスラッチ回路1
3−1からのセルデータの読み出し、および書き戻し用
ラッチ回路13−3へのセルデータの転送を、選択カラ
ムを更新しながら繰り返し実行することにより、セルア
レイ11−1における偶数ビット線側の1ページ分のセ
ルデータ(EVENセル)がバイト単位で書き戻し用ラ
ッチ回路13−3に退避される。
【0110】この後、アレイ選択信号AR1が再び付勢
され、セルアレイ11−1における奇数ビット線側の1
ページ分のセルデータ(ODDセル)がセンス・ラッチ
回路13−1に取り込まれる。このようにして、1本の
ワード線に接続されている偶数番目及び奇数番目の2ペ
ージ分のセルデータを両方とも退避することができる。
【0111】ページ消去の後は、まず、センス・ラッチ
回路13−1に退避されている奇数ビット線側の1ペー
ジ分のセルデータ(ODDセル)が対応するセルに再書
き込みされる。この後、書き戻し用ラッチ回路13−3
に退避されたセルデータが、セルアレイ11−1のセン
スラッチ回路13−1に書き戻される。
【0112】図14は、書き戻し用ラッチ回路13−3
に退避されたセルデータを、セルアレイ11−1のセン
スラッチ回路13−1に書き戻す動作を示すタイミング
チャートである。
【0113】まず、書き戻し用ラッチ回路13−3の第
1カラム目のラッチ回路LTを選択するためのカラム選
択信号CSL3−1が付勢され、これによりそのラッチ
回路LTに退避されていたセルデータは出力アンプ50
9に送られそこで増幅される。この後、リロード制御信
号RELOAD2が付勢されることによりトランジスタ
510がオンし、このトランジスタ510を介してセル
データがANDゲート512,515に送られる。そし
て、信号LEFTが付勢されると、セルデータがメモリ
セルアレイ11−1のデータ入出力線I/O,I/O ̄
に転送される。ついで、メモリセルアレイ11−1の第
1カラムを選択するカラム選択信号CSL1−1が付勢
されることにより、セルデータは第1カラムのラッチ回
路LTに再ロードされる。
【0114】以上のように、本第2実施形態によれば、
セルデータの退避のために専用の書き戻し用ラッチ回路
13−3を設けてそこにセルデータを退避しているた
め、第1実施形態のようにI/Oバッファ経由でセルア
レイ11−1,11−2間にまたがるデータ転送を行う
第1実施形態に比べ、セルデータ退避およびその書き戻
しに要する時間を短縮することが可能となる。
【0115】なお、本第2実施形態では、必ずしもセル
アレイが2分割されていなくても動作は可能である。し
かし、セルアレイの分割数によらず書き戻し用ラッチ回
路13−3は常に1ページ分だけ用意すればよいので、
通常のデータ読み出し・書き込み動作で使用されるデー
タレジスタの容量が多く必要となるセルアレイ分割構造
に適用した方がデータレジスタ全体に占める書き戻し用
ラッチ回路13−3の割合が少なくなり、チップ面積の
点で有利となる。
【0116】(第3実施形態)図15には、本発明の第
3実施形態に係るフラッシュEEPROMの構成が示さ
れている。このフラッシュEEPROMは、図1に示し
た第1実施形態のフラッシュEEPROMの構成に加
え、セルアレイ11−1のセンス・ラッチ回路13−1
とセルアレイ11−1のセンス・ラッチ回路13−2と
の間を直接結ぶ専用の経路600が設けられている。
【0117】すなわち、データ読み出し、データ書き込
み、消去、書き込みベリファイ、過書き込みベリファイ
動作は第1実施形態と同じであるが、本第3実施形態で
は、過書き込み不良を訂正する際のセルデータの退避お
よびその書き戻しは、経路600を利用することによ
り、I/Oバッファ18を介さずに、センス・ラッチ回
路13−1とセンス・ラッチ回路13−2との間で直接
的に実行される。
【0118】図16には、経路600を利用してデータ
転送を行うための具体的なデータ転送回路の構成が示さ
れている。第1のセルアレイ11−1のデータ入出力線
I/O,I/O ̄には出力アンプ601の入力が接続さ
れており、この出力アンプ601の出力には、CMOS
インバータ602,603から構成される出力ラッチ回
路が設けられている。この出力ラッチ回路の出力は出力
バッファ182に接続されると共に、転送ゲートとして
機能するNチャネルMOSトランジスタ611および前
述の経路600内のライン600aを介して、第2のセ
ルアレイ11−2のデータ入出力線I/O,I/O ̄を
駆動するドライバ回路609,610の入力に接続され
ている。これらドライバ回路609,610の入力は、
入力バッファ181にも接続されている。
【0119】NチャネルMOSトランジスタ611は、
センスラッチ回路13−1から読み出されたセルデータ
を出力バッファ182とセンスラッチ回路13−2のど
ちらに転送するかを制御するものであり、そのゲートに
は制御回路17からの第1のリロード制御信号RELO
AD#1が供給される。第1のリロード制御信号REL
OAD#1は、センス・ラッチ回路13−1から13−
2へのセルデータの転送を行うときにハイレベルとな
り、通常のデータ読み出し動作の時はローレベルとな
る。したがって、センス・ラッチ回路13−1から13
−2へのセルデータの退避処理や書き戻し処理を行うと
きは、NチャネルMOSトランジスタ611がオンし、
ライン600aが接続状態となる。
【0120】また、第2のセルアレイ11−2のデータ
入出力線I/O,I/O ̄には出力アンプ604の入力
が接続されており、この出力アンプ604の出力には、
CMOSインバータ605,606から構成される出力
ラッチ回路が設けられている。この出力ラッチ回路の出
力は出力バッファ182に接続されると共に、転送ゲー
トとして機能するNチャネルMOSトランジスタ612
および前述の経路600内のライン600bを介して、
第1のセルアレイ11−1のデータ入出力線I/O,I
/O ̄を駆動するドライバ回路607,608の入力に
接続されている。これらドライバ回路607,608の
入力は、入力バッファ181にも接続されている。
【0121】NチャネルMOSトランジスタ612は、
センスラッチ回路13−2から読み出されたセルデータ
を出力バッファ182とセンスラッチ回路13−1のど
ちらに転送するかを制御するものであり、そのゲートに
は制御回路17からの第2のリロード制御信号RELO
AD#2が供給される。第2のリロード制御信号REL
OAD#2は、センス・ラッチ回路13−2から13−
1へのセルデータの転送を行うときにハイレベルとな
り、通常のデータ読み出し動作の時はローレベルとな
る。したがって、センス・ラッチ回路13−2から13
−1へのセルデータの退避処理や書き戻し処理を行うと
きは、NチャネルMOSトランジスタ612がオンし、
ライン600bが接続状態となる。
【0122】図17は、書き戻し用ラッチ回路13−3
へのセルデータの退避動作を示すタイミングチャートで
ある。ここでは、セルアレイ11−1における偶数ビッ
ト線グループ内の所定の1ページに対する書き込み動作
において過書き込みが検出され、その書き込みページの
ワード線に接続される偶数番目および奇数番目の2ペー
ジ分のメモリセルのデータを退避する場合を想定する。
【0123】まず、アレイ選択信号AR1が付勢された
状態で、セルアレイ11−1における偶数ビット線側の
1ページ分のセルデータ(EVENセル)がセンス・ラ
ッチ回路13−1に取り込まれる。次いで、センス・ラ
ッチ回路13−1からセンス・ラッチ回路13−2への
データ転送が1バイト単位で開始される。
【0124】ここで、左端の偶数ビット線BL0側のメ
モリセルに着目すると、第1カラムのビット線BL0,
BL1で共用されるラッチ回路LTには、まず、偶数ビ
ット線BL0側のメモリセルから読み出されたセルデー
タが保持される。そして、そのラッチ回路LTに保持さ
れたセルデータは、CSL1−1が付勢されることによ
り、データ入出力線I/O,I/O ̄上に出力され、出
力アンプ601によって増幅された後に、CMOSイン
バータ602,603から構成される出力ラッチ回路で
ラッチされる。このラッチされたセルデータは、第1の
リロード制御信号RELOAD#1によってオン状態に
設定されているトランジスタ611、およびライン60
0aを介して、センス・ラッチ回路13−2のデータ入
出力線I/O,I/O ̄に転送される。そして、メモリ
セルアレイ11−1から読み出したセルデータと同一カ
ラムを選択するカラム選択信号CSL2−1が付勢され
ることにより、メモリセルアレイ11−2の左端のカラ
ムに対応するセンス・ラッチ回路13−2内のラッチ回
路LTにセルデータが退避される。
【0125】セルアレイ11−1のセンスラッチ回路1
3−1からのセルデータの読み出し、およびセルアレイ
11−2のセンスラッチ回路13−2へのセルデータの
転送を、選択カラムを更新しながら繰り返し実行するこ
とにより、セルアレイ11−1における偶数ビット線側
の1ページ分のセルデータ(EVENセル)がバイト単
位でセンスラッチ回路13−2に退避される。
【0126】この後、アレイ選択信号AR1が再び付勢
され、セルアレイ11−1における奇数ビット線側の1
ページ分のセルデータ(ODDセル)がセンス・ラッチ
回路13−1に取り込まれる。このようにして、1本の
ワード線に接続されている偶数番目及び奇数番目の2ペ
ージ分のセルデータを両方とも退避することができる。
【0127】ページ消去の後は、まず、センス・ラッチ
回路13−1に退避されている奇数ビット線側の1ペー
ジ分のセルデータ(ODDセル)が対応するセルに再書
き込みされる。この後、センス・ラッチ回路13−2に
退避されているセルデータが、セルアレイ11−1のセ
ンスラッチ回路13−1に書き戻され、対応するセルへ
の再書き込みが実行される。
【0128】以上のように、本第3実施形態によれば、
セルアレイ11−1のセンス・ラッチ回路13−1とセ
ルアレイ11−1のセンス・ラッチ回路13−2とが専
用の経路600によって接続されているため、第1実施
形態のように入出力バッファ18経由でセルデータを転
送するという面倒な動作が不要になる。
【0129】なお、以上の各実施形態では、NAND型
のメモリセルを用いる場合を例示したが、セル構造は必
ずしもNAND型である必要はなく、例えば、図18
(a)に示すようなAND型メモリセルのセル構造や、
図18(b)に示すようなDINOR(divided
NOR)型メモリセルのセル構造を用いることも可能
である。
【0130】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、データ
レジスタを構成するラッチ回路を2本のビット線に1つ
の割合で配する構成においても、過書き込みベリファイ
機能を実現できるようになり、高集積化・大容量化に好
適で且つ動作の信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るNAND型フラッ
シュEEPROMの構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMにおけるセンス・ラッチ回路周辺の具体的な回路
構成を示す図。
【図3】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMのデータ書き込み動作を示すタイミングチャー
ト。
【図4】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMの書き込みベリファイ動作を示すタイミングチャ
ート。
【図5】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMのデータ読出し動作を示すタイミングチャート。
【図6】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMによって実行される過書き込みベリファイを含む
一連の書き込みサイクルの手順を示すフローチャート。
【図7】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMの過書き込みベリファイ動作を示すタイミングチ
ャート。
【図8】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMのセルデータコピー動作を示すタイミングチャー
ト。
【図9】同第1実施形態のNAND型フラッシュEEP
ROMに設けられたセルデータ転送回路の構成を示す回
路図。
【図10】図9のセルデータ転送回路を用いたセルデー
タ退避動作を示すタイミングチャート。
【図11】本発明の第2実施形態に係るNAND型フラ
ッシュEEPROMの構成を示すブロック図。
【図12】同第2実施形態のNAND型フラッシュEE
PROMに設けられた書き戻し用ラッチ回路の構成とそ
の周辺に設けられたセルデータ転送用回路の構成を示す
回路図。
【図13】同第2実施形態のNAND型フラッシュEE
PROMにおける書き戻し用ラッチ回路へのセルデータ
の退避動作を示すタイミングチャート。
【図14】同第2実施形態のNAND型フラッシュEE
PROMにおいて書き戻し用ラッチ回路に退避されたセ
ルデータを、セルアレイのセンスラッチ回路に書き戻す
動作を示すタイミングチャート。
【図15】本発明の第3実施形態に係るフラッシュEE
PROMの構成を示すブロック図。
【図16】同第3実施形態のNAND型フラッシュEE
PROMに設けられた2つのセンスラッチ回路間に設け
られた専用経路を利用してデータ転送を行うための具体
的なデータ転送回路の構成を示す回路図。
【図17】同第3実施形態のNAND型フラッシュEE
PROMにおけるデータ退避および書き戻しのためのデ
ータ転送動作を示すタイミングチャート。
【図18】通常のAND型メモリセルおよびDINOR
型メモリセルの構造を示す回路図。
【図19】通常のNAND型メモリセルの構造を示す回
路図。
【図20】図19のNAND型メモリセルの各種動作に
対応する印加電圧を説明するための図。
【符号の説明】
11−1,11−2…メモリセルアレイ 12−1,12−2…ロウデコーダ 13−1,13−2…センス・ラッチ回路(データバッ
ファ) 14−1,14−2…カラムデコーダ 15−1,15−2…カラム選択ゲート 16…昇圧回路 17…制御回路 18…I/Oバッファ 19…アドレス/コマンドバッファ 20…コマンドデコーダ 100,200…シールド電源 BL0〜BL2n+1…ビット線 WL1〜WL2m…ワード線 I/O,I/O ̄…データ入出力線 LT…ラッチ回路 VF…ベリファイ線 100,200…出力アンプ 101,201…出力ラッチ回路 302…入力ラッチ 13−3…書き戻し用ラッチ回路 600…センス・ラッチ回路間の専用経路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書き換え可能なメモリセルが1
    以上接続されて構成されるメモリセルユニットが行およ
    び列のマトリクス状に配置され、列方向の複数のメモリ
    セルユニットがビット線に接続され、行方向の複数のメ
    モリセルがワード線に接続されてそれぞれ構成される第
    1および第2のメモリセルアレイと、 前記第1のメモリセルアレイ内の隣接する第1および第
    2のビット線に選択的に接続され、前記第1および第2
    のビット線間で書き込み/読み出しデータの保持に共用
    される第1のラッチ回路と、 前記第2のメモリセルアレイ内の隣接する第1および第
    2のビット線に選択的に接続され、前記第1および第2
    のビット線間で書き込み/読み出しデータの保持に共用
    される第2のラッチ回路とを具備し、 外部からのアドレスに基づいて前記第1および第2のメ
    モリセルアレイの一方をアクセス対象として選択し、 前記選択されているメモリセルアレイ内の前記第1およ
    び第2のビット線の中で選択された一方のビット線側に
    過書き込み状態のメモリセルがある場合、その過書き込
    み状態のメモリセルのデータ、および前記過書き込み状
    態のメモリセルと同一ワード線に接続され且つ非選択状
    態の他方のビット線側に設けられているメモリセルのデ
    ータを、前記選択されているメモリセルアレイに対応す
    るラッチ回路および非選択状態のメモリセルアレイに対
    応するラッチ回路にそれぞれ退避し、前記各メモリセル
    のデータが消去された後、前記退避されたデータを前記
    各対応するメモリセルに書き込むことを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 外部との間でデータの入出力を行うデー
    タ入出力端子と、 前記第1および第2のラッチ回路を選択的に前記データ
    入出力端子に接続し、前記第1および第2のラッチ回路
    の一方から前記データ入出力端子にデータを転送するデ
    ータ出力手段と、 前記データ入出力端子に接続され、そのデータ入出力端
    子上のデータを前記第1および第2のラッチ回路に選択
    的にロードするデータロード手段とをさらに具備し、 前記データ出力手段および前記データロード手段を用い
    て、退避対象の一方のメモリセルのデータを前記選択さ
    れているメモリセルアレイに対応するラッチ回路から前
    記非選択状態のメモリセルアレイに対応するラッチ回路
    に転送することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のラッチ回路間をつ
    なぐためにそれらラッチ回路間に配置されたデータ転送
    経路をさらに具備し、 退避対象の一方のメモリセルのデータは、前記データ転
    送経路を介して前記選択されているメモリセルアレイに
    対応するラッチ回路から前記非選択状態のメモリセルア
    レイに対応するラッチ回路に転送されることを特徴とす
    る請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記選択されているメモリセルアレイ内
    の前記第1および第2のビット線の中で非選択状態のビ
    ット線を所定の電位に設定するシールド電源をさらに具
    備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 電気的に書き換え可能なメモリセルが1
    以上接続されて構成されるメモリセルユニットが行およ
    び列のマトリクス状に配置され、列方向の複数のメモリ
    セルユニットがビット線に接続され、行方向の複数のメ
    モリセルがワード線に接続されてそれぞれ構成される第
    1および第2のメモリセルアレイと、 前記第1のメモリセルアレイに接続され、その第1のメ
    モリセルアレイ内の選択されたワード線に接続されてい
    る2ページ分のメモリセルの中で、選択された奇数番目
    または偶数番目のビット線側に設けられた1ページ分の
    メモリセルに書き込むべきデータ、およびそれらメモリ
    セルから読み出されたデータを保持する第1のデータレ
    ジスタと、 前記第2のメモリセルアレイに接続され、その第2のメ
    モリセルアレイ内の選択されたワード線に接続されてい
    る2ページ分のメモリセルの中で、選択された奇数番目
    または偶数番目のビット線側に設けられた1ページ分の
    メモリセルに書き込むべきデータ、およびそれらメモリ
    セルから読み出されたデータを保持する第2のデータレ
    ジスタとを具備し、 前記第1および第2のメモリセルアレイの中でアクセス
    対象として選択されている側のメモリセルアレイ内のビ
    ット線を奇数番目および偶数番目のビット線に分割し、
    それら奇数番目および偶数番目のビット線の一方を選択
    することにより、前記選択されている側のメモリセルア
    レイとそれに対応する前記第1または第2のデータレジ
    スタとの間で、ページ単位でデータ書き込みおよび読み
    出し動作を実行し、 前記アクセス対象として選択されている側のメモリセル
    アレイに過書き込み状態のメモリセルがある場合、その
    過書き込み状態のメモリセルと同一ワード線に接続され
    ている2ページ分のメモリセルのうち、奇数番目および
    偶数番目の一方のビット線に対応する1ページ分のメモ
    リセルのデータを前記選択されているメモリセルアレイ
    に対応するデータレジスタに退避すると共に、他方のビ
    ット線に対応する1ページ分のメモリセルのデータを非
    選択状態のメモリセルアレイに対応するデータレジスタ
    に退避し、前記同一ワード線に接続された2ページ分の
    メモリセルのデータが消去された後、前記第1および第
    2のデータレジスタに退避されているデータをそれぞれ
    対応する2ページ分のメモリセルに書き込むことを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 電気的に書き換え可能なメモリセルが1
    以上接続されて構成されるメモリセルユニットが行およ
    び列のマトリクス状に配置され、列方向の複数のメモリ
    セルユニットがビット線に接続され、行方向の複数のメ
    モリセルがワード線に接続されてそれぞれ構成される第
    1および第2のメモリセルアレイと、 前記第1のメモリセルアレイ内の隣接する第1および第
    2のビット線に選択的に接続され、第1および第2のビ
    ット線間で書き込み/読み出しデータの保持に共用され
    る第1のラッチ回路と、 前記第2のメモリセルアレイ内の隣接する第1および第
    2のビット線に選択的に接続され、第1および第2のビ
    ット線間で書き込み/読み出しデータの保持に共用され
    る第2のラッチ回路と、 前記第1および第2のラッチ回路に選択的に接続され、
    接続された前記第1または第2のラッチ回路から出力さ
    れるデータをラッチする第3のラッチ回路とを具備し、 外部からのアドレスに基づいて前記第1および第2のメ
    モリセルアレイの一方をアクセス対象として選択し、 前記選択されているメモリセルアレイ内の前記第1およ
    び第2のビット線の中で選択された一方のビット線側に
    過書き込み状態のメモリセルがある場合、その過書き込
    み状態のメモリセルのデータ、およびその過書き込み状
    態のメモリセルと同一ワード線に接続され且つ非選択状
    態の他方のビット線側に設けられているメモリセルのデ
    ータを、前記選択されているメモリセルアレイに対応す
    るラッチ回路および前記第3のラッチ回路にそれぞれ退
    避し、前記各メモリセルのデータが消去された後、前記
    退避されたデータを前記各対応するメモリセルに書き込
    むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記選択されているメモリセルアレイ内
    の前記第1および第2のビット線の中で非選択状態のビ
    ット線を所定の電位に設定するシールド電源をさらに具
    備することを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  8. 【請求項8】 電気的に書き換え可能なメモリセルが1
    以上接続されて構成されるメモリセルユニットが行およ
    び列のマトリクス状に配置され、列方向の複数のメモリ
    セルユニットがビット線に接続され、行方向の複数のメ
    モリセルがワード線に接続されてそれぞれ構成される第
    1および第2のメモリセルアレイと、 前記第1のメモリセルアレイに接続され、その第1のメ
    モリセルアレイ内の選択されたワード線に接続されてい
    る2ページ分のメモリセルの中で、選択された奇数番目
    または偶数番目のビット線側に設けられた1ページ分の
    メモリセルに書き込むべきデータ、およびそれらメモリ
    セルから読み出されたデータを保持する第1のデータレ
    ジスタと、 前記第2のメモリセルアレイに接続され、その第2のメ
    モリセルアレイ内の選択されたワード線に接続されてい
    る2ページ分のメモリセルの中で、選択された奇数番目
    または偶数番目のビット線側に設けられた1ページ分の
    メモリセルに書き込むべきデータ、およびそれらメモリ
    セルから読み出されたデータを保持する第2のデータレ
    ジスタと、 前記第1および第2のデータレジスタに選択的に接続さ
    れ、接続された前記第1または第2のデータレジスタ回
    路から出力される1ページ分のデータを保持する第3の
    データレジスタとを具備し、 前記第1および第2のメモリセルアレイの中でアクセス
    対象として選択されている側のメモリセルアレイ内のビ
    ット線を奇数番目および偶数番目のビット線に分割し、
    それら奇数番目および偶数番目のビット線の一方を選択
    することにより、前記選択されている側のメモリセルア
    レイとそれに対応する前記第1または第2のデータレジ
    スタとの間で、ページ単位でデータ書き込みおよび読み
    出し動作を実行し、 前記アクセス対象として選択されている側のメモリセル
    アレイに過書き込み状態のメモリセルがある場合、その
    過書き込み状態のメモリセルと同一ワード線に接続され
    ている2ページ分のメモリセルのうち、奇数番目および
    偶数番目の一方のビット線に対応する1ページ分のメモ
    リセルのデータを前記選択されているメモリセルアレイ
    に対応するデータレジスタに退避すると共に、他方のビ
    ット線に対応する1ページ分のメモリセルのデータを前
    記第3のデータレジスタに退避し、前記同一ワード線に
    接続された2ページ分のメモリセルのデータが消去され
    た後、前記退避されているデータをそれぞれ対応する2
    ページ分のメモリセルに書き込むことを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
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