JPH09304903A - 写真現像処理装置 - Google Patents

写真現像処理装置

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JPH09304903A
JPH09304903A JP8124441A JP12444196A JPH09304903A JP H09304903 A JPH09304903 A JP H09304903A JP 8124441 A JP8124441 A JP 8124441A JP 12444196 A JP12444196 A JP 12444196A JP H09304903 A JPH09304903 A JP H09304903A
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carry
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茂樹 西田
Yuji Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲環境値によらず確実に処理槽からの水の蒸
発を算定し、適切に給水することが可能な写真現像処理
装置の提供。 【解決手段】処理液を処理槽(31)に補充する処理液供給
手段(41L) と、前記処理槽から処理液を強制排出する処
理液排出手段(71L) と、前記処理槽の処理液量を測定す
る処理液量測定手段(11)と、前記処理槽に対する処理液
の出入りに基づいて前記処理槽からの水の蒸発量を算定
する蒸発量算定手段(86)と、前記蒸発量算定手段によっ
て算定された蒸発量に基づいて前記処理槽に水を供給す
る給水手段(61L) とを備えている写真現像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真現像処理装置
の処理液からの蒸発を補償する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】写真現像処理装置には、例えば、現像処
理を順次行うため現像槽、漂白槽、定着槽等の各槽(以
下総称して処理槽と称する)が設けられ、それぞれに現
像液、漂白液、定着液、安定液などの現像処理用の液剤
(以下総称して処理液と称する)が貯留されている。焼
付処理された感光材料は、順次各処理槽を通過すること
により現像処理された後、乾燥装置で乾燥され、排出さ
れる。処理液は、一定の濃度が維持されるように感光材
料の処理量に応じて補充されるが、蒸発による水分の放
出による濃度変化を補償するには蒸発した水の量を給水
する必要がある。しかし、水の蒸発量は、周囲の温度や
湿度、処理液自体の温度、さらには装置が稼働中である
か休止中であるかによっても異なる。
【0003】このことから、例えば特開平2-54264 号公
報では、周囲温度センサ、周囲湿度センサ、処理液温度
センサを設け、周囲温度と周囲湿度と処理液温度とをパ
ラメータとし、予め経験的に求めたテーブルから蒸発量
を予測し、この予測蒸発量に基づいて給水を行う技術が
開示されている。さらに、特開平4-1756号公報では、装
置のスタンバイ時、休止時、運転時のそれぞれの蒸発率
を予め作成しておき、これを湿度条件で補正することで
給水量を算定する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような蒸発量
を推定する従来の技術では、いずれにしても、周囲の環
境、すなわち温度や湿度を蒸発量を算定するためのパラ
メータとして用いているが、装置の周辺領域でもわずか
に位置が異なるだけでこれらの環境条件が変化すること
も少なくなく、周囲の温度や湿度に応じた蒸発量のテー
ブルを実験的に作成していても、実際の稼働時における
蒸発量と高い信頼性をもって一致させることは困難であ
る。本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、周囲環境
測定値によらず確実に処理槽からの水の蒸発を算定し、
適切に給水することが可能な写真現像処理装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による写真現像処理装置は、処理液を処理槽
に補充する処理液供給手段と、前記処理槽から処理液を
強制排出する処理液排出手段と、前記処理槽の処理液量
を測定する処理液量測定手段と、前記処理槽に対する処
理液の出入りに基づいて前記処理槽からの水の蒸発量を
算定する蒸発量算定手段と、前記蒸発量算定手段によっ
て算定された蒸発量に基づいて前記処理槽に水を供給す
る給水手段とを備えている。
【0006】この装置では、処理槽に対する処理液の出
入りだけに注目し、この処理液の出入りを正確に管理す
ることにより対象となっている処理槽の減少分が水の蒸
発量であるとみなすのである。処理液の出入りの正確な
管理のため、処理液の補充は、従来のように処理槽から
処理液をオバーフローさせながら補充液を供給するとい
うやり方をやめて、処理液供給手段によって処理液を処
理槽に補充する際、処理液排出手段によって処理槽から
補充分だけ、ないしは補充分に正確に管理された補正量
を加えた(減じた)分だけ処理液を強制排出している。
このように、水の蒸発量の算定にあたって、温度や湿度
などの周囲環境測定値をパラメータとして採用していな
いので、そのためのセンサなども必要ないし、なにより
も、特異な周囲環境であっても、標準的な周囲環境であ
っても同じ算定結果を得ることができるのである。
【0007】本発明の好適な実施形態の1つでは、前記
処理槽内を通過することにより現像処理される被処理材
の通過量を決定する通過量決定手段が備えられており、
前記蒸発量算定手段は、前記通過量決定手段によって決
定された被処理材の通過量に基づいて前記処理槽への処
理液の持ち込み量を決定する持ち込み量決定部と前記処
理槽からの持ち出し量を決定する持ち出し量決定部を備
えている。この構成により、処理槽に対する処理液の出
入りに関する大量ではないが重要な量である写真感光材
料等の被処理材の処理槽内の通過にともなう処理液の持
ち込み量と持ち出し量を決定することができる。これら
の量は、被処理材の通過量の関数値としてほぼ正確に表
されることが経験的に知られているので、一例として、
通過量に対する持ち込み量と持ち出し量を予めテーブル
化してROM等に格納するとよい。
【0008】本発明の好適な実施形態として、所定期間
内における処理槽内の貯留の変動量と補充量と排出量と
持ち込み量と持ち出し量をパラメータとして蒸発量を算
出することができる。貯留の変動量と補充量と排出量は
一般的なセンサで簡単でかつ正確に得られるので、これ
らをパラメータとして採用しても大きなコストの増加を
導かない。特に、所定期間内における貯留の変動量と補
充量と持ち込み量の加算値から排出量と持ち出し量を減
じるという簡単な演算で蒸発量を算出するなら、制御に
要求される負担も低いものとなる。水の蒸発による処理
液の濃度変化は、上述のように算定された蒸発量に見合
う給水をすることによって対処するとともに、被処理材
の通過による処理液の濃度変化等の劣化防止のための処
理液補充は、通過量決定手段によって決定された被処理
材の通過量に基づいて前記処理液供給手段と前記処理液
排出手段とを駆動することにより実現できる。蒸発量の
算定の期間内で実施された処理液の補充状況は、全て記
録され、次の蒸発量の算定の際に利用される。また、処
理液の補充時に、前記処理槽の処理液量を所定範囲に維
持するように行なうことにより、常に適切な処理液量を
維持することができるとともに、不測の液不足や液溢れ
を回避することができる。
【0009】処理液の供給量や排出量及び給水量の測定
は、供給ポンプや排出ポンプや給水ポンプの作動時間を
制御することでも可能であるが、好ましくは、供給タン
クや排出タンクや給水タンクの液量測定や配管中の流量
測定によって行うならば、この測定を通じて各ポンプや
対応する制御機器の作動状況の監視を行うことができ
る。本発明のその他の特徴と利点は以下図面を用いた実
施の形態の説明で明らかになるだろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による写真現像処理
装置を図面に基づいて説明する。この写真現像処理装置
100には、図1に示すように、先端にリーダを接続し
た写真感光材料の一例としてのフィルム1を装填するフ
ィルム装填部2と、フィルム装填部2から繰り出される
フィルム1を現像処理するフィルム現像部3と、現像処
理後のフィルム1を乾燥ヒータによって暖められ乾燥フ
ァンによって送り出された温風により乾燥するフィルム
乾燥部4と、乾燥後のフィルム1を排出する排出部5
と、排出されたフィルム1を一時的に保存するフィルム
受け部6とが備えられている。フィルム装填部2に装填
されたフィルム1は、搬送ローラと遊転ローラとに挟持
された状態で搬送され、フィルム現像部3に送り込まれ
るが、フィルム現像部3の入口付近には光センサ7が設
けられており、この光センサ7の信号とフィルム搬送速
度からフィルム現像部3に搬入されて現像処理されるフ
ィルムの長さを求めることができる。
【0011】フィルム現像部3には、現像、漂白、定着
等の現像処理を順次行うため現像液、漂白液、定着液、
安定液などの現像処理液が各別に充填された7つの処理
槽が形成されている現像処理エリア30と、現像処理エ
リア30内でフィルム1を搬送する長さの異なる搬送ロ
ーラユニット9とが備えられている。7つの処理槽31
〜37は、フィルム1の搬送方向の順に並んでおり、1
番目の深い漕となっているのが現像液用処理槽31で、
次が漂白液用処理槽32で、続く2つが定着液用処理槽
33、34であり、3つの浅い漕となっているのが安定
液用処理槽35〜37である。各処理槽は深さが異なっ
ていても、実質的には同様な構造をもっており、図2に
は現像液用処理槽31の縦断面視での模式図が示されて
いる。
【0012】図2に示すように、現像液用処理槽31は
その上側領域の側方にサブタンク31aを設けており、
処理槽31の上側領域とサブタンク31aは流通可能と
なっている。サブタンク31aには、補充ラインを形成
する補充管路41Lが接続されており、現像液の活性度
を一定に保つために適時供給ポンプ41Pを動作させ、
現像液タンク41Tから現像液を補充管路41Lを介し
てサブタンク31aに補充する。現像液タンク41Tと
供給ポンプ41Pとの間には流量センサ41Sが設けら
れており、サブタンク31aへの現像液の供給量が測定
される。さらに、サブタンク31aと処理槽31の底部
とがフィルタ付きの循環管路51Lによって接続されて
循環ラインを形成しており、この循環管路51Lの途中
には循環ポンプ51Pが備えられている。サブタンク3
1aの内部には、現像液を加熱するヒータや、その現像
液の温度を検出する温度センサなどが備えられている
が、ここではそれらの図示は省略する。
【0013】サブタンク31aには、給水手段としての
給水ラインを形成する給水管路61Lも接続されてお
り、現像液からの水の蒸発分を補償するために適時給水
ポンプ61Pを動作させ、給水タンク60Tから水を給
水管路61Lを介してサブタンク31aに送る。給水タ
ンク60Tと給水ポンプ61Pとの間には流量センサ6
1Sが設けられており、サブタンク31aへの給水量が
測定される。現像液用処理槽31には、排出手段として
の排出ラインを形成する排出管路71Lが接続されてお
り、現像液の補充時に排出ポンプ71Pを同時又はシー
ケンス的に動作させ、現像液用処理槽31から劣化した
現像液を所定量だけ排出タンク71Tへ排出する。排出
ポンプ71Pと排出タンク71Tとの間には流量センサ
71Sが設けられており、現像液の排出量が測定され
る。現像液用処理槽31と排出タンク71Tの間には、
不測の事態に備えてオーバーフロー排出管路71Fが付
加的に設けられている。さらに、現像液用処理槽31に
は、液面センサ11が設けられており、サブタンク31
aを含む現像液用処理槽31内に貯留している現像液の
その都度の量、つまり貯留量の変動が測定される。
【0014】上述したようなサブタンク及び循環ライン
の構成は、その他の処理槽にとっても同様であり、ここ
ではその説明を省略する。また、この実施の形態では、
補充ラインは、処理槽31と32と34と37に設けら
れており、給水ラインと排出ラインは処理槽31と32
に設けられている。したがって、処理槽32にも液面セ
ンサ12が設けられている。処理槽34のサブタンク3
4aから処理槽33のサブタンク33aへの定着液の流
通、処理槽37のサブタンク37aからサブタンク36
a及びサブタンク36aからサブタンク35aの安定液
流通は、ここでは図示されていないカスケード管によっ
てオーバーフローの原理で行われる。
【0015】上述した現像液用処理槽31に設けられた
各ポンプや各センサは集中制御のために図3で示すよう
に、コントローラ8に接続されている。コントローラ8
は、写真現像処理装置100の各部の制御を行うが、こ
こでは主に蒸発補償に関する機能に絞って説明し、その
ため図3もその説明に関連する部材を示している。この
実施の形態では、現像液用処理槽31と漂白液用処理槽
32に対して蒸発補償が実施される構成を採用している
ので、例えば、漂白液用処理槽32のための補充ライン
を形成する補充管路42L、供給ポンプ42P、流量セ
ンサ42S、漂白液用処理槽32のための給水ラインを
形成する給水タンク60T、給水管路62L、給水ポン
プ62P、流量センサ62S、漂白液用処理槽32のた
めの排出ラインを形成する排出管路72L、排出ポンプ
72P、流量センサ72S、排出タンク72Tが図示さ
れている。
【0016】コントローラ8は、光センサ7からのフィ
ルム検出信号とフィルム搬送速度とからフィルム1の現
像処理長さ、つまりフィルム1の通過量を決定する通過
量決定手段81と、フィルム1の処理槽の通過量に対す
る処理液の持ち込み量と持ち出し量を経験値からテーブ
ル化したLUT(ルックアップテーブル)82、LUT
82を用いて通過量からその処理槽への処理液の持ち込
み量を決定する持ち込み量決定部83と、その処理槽か
らの処理液の持ち出し量を決定する持ち出し量決定部8
4と、通過量から処理液の補充量と排出量を決定する処
理液入れ換え量決定手段85と、さらに、液面センサ1
1、12及び補充ラインと排出ラインにおける流量セン
サ41S、61S、71Sからの検出信号と前述した貯
留変動量、持ち込み量、持ち出し量などから蒸発量を算
定する蒸発量算定手段86を備えている。コントローラ
8は、基本的にはマイコンを中核部品として電子制御回
路で構成されており、前述した各機能はプログラミング
によって実現される。
【0017】以下、処理液の補充と蒸発補償を考慮した
処理液管理に関する制御を図4、5、6のフローチャー
トを用いて説明するが、この実施の形態では、この制御
は現像液用処理槽31と漂白液用処理槽32に適用され
ている。一定周期の割り込み処理として図4に示す処理
液管理プログラムが起動すると、まずフィルム現像部3
を通過したフィルム長さが処理槽の処理量として算定さ
れる(#1)。PassLen1は処理液補充のために用いる通
過長さであり、前回の補充から現在までの処理槽の処理
量を表す。PassLen2は蒸発補償に用いる通過長さであ
る。dPassLen は前回の割り込み処理から今回の割り込
み処理までの間のフィルム1の通過長さである。求めた
処理量:PassLen1が前設定された基準値:L1を越えない
限り(#2)、補充ルーチンには入らず、#5へジャン
プする。処理量:PassLen1が前設定された基準値:L1を
越えた場合(#2)、後で詳しく説明する補充ルーチン
に入り、処理液の補充と排出が行なわれる(#3)。補
充ルーチンから戻ると、処理量を初期化して(#4)、
次の補充時期に備える。この実施の形態では、蒸発補償
は所定時間間隔で行うため、前回の処理から所定時間:
T1経過したかどうかをチェックし(#5)、まだ経過し
ていない場合は蒸発補償ルーチンには入らず、この割り
込み処理を終了する。所定時間:T1経過していた場合、
後で詳しく説明する蒸発補償ルーチンに入り、蒸発によ
って失った水分の補給が行なわれる(#6)。蒸発補償
ルーチンから戻ると、処理量を初期化して(#7)、次
の蒸発補償処理に備える。
【0018】補充ルーチンは図5に示されており、まず
あらかじめ用意されたテーブルを利用して今回の補充
量:dSupと排出量:dDrnが決定される(#30)。続い
て、補充ポンプと排出ポンプを始動し、その際補充ポン
プの運転停止フラッグであるOK1 と排出ポンプの運転停
止フラッグであるOK2 に0 を代入する(#32)。#3
4でOK1 とOK2 をチェックし、補充ポンプと排出ポンプ
の両方が停止していない限り、つまり補充処理と排出処
理の両方が完了していない限り、さらに補充処理が完了
していないかどうかをチェックする(#36)。補充処
理が続行中の場合、今回の補充量:dSupが達成されたか
どうかをチェックし(#38)、達成された場合補充ポ
ンプを停止するとともにOK1 に1を代入し(#40)、
#42へ行くが、まだ達成されていない場合はすぐに#
42にジャンプする。#42で排出処理が完了していな
いかどうかをチェックし、排出処理が続行中の場合、今
回の排出量:dDrnが達成されたかどうかをチェックし
(#44)、達成された場合排出ポンプを停止するとと
もにOK2 に1を代入してから(#46)、#34へ戻る
が、まだ達成されていない場合はすぐに#34へ戻る。
つまり、補充処理と排出処理の両方が完了しない限り、
まだ続行中の処理を監視し続け、両方の処理が完了した
段階で(#34)、前回の蒸発補償処理からこれまでの
補充量を表すLiqSupに今回の補充量dSupを加えるととも
に、前回の蒸発補償処理からこれまでの排出量を表すLi
qDrnに今回の排出量dDrnを加え(#48)、この補充ル
ーチンを終了する。
【0019】蒸発補償ルーチンは図6に示されており、
まず蒸発補償処理の対象となっている処理槽の現在の液
面レベル:CurLevelを取り込み、前回蒸発補償処理時の
処理槽の液面レベル:PreLevel、前回蒸発補償処理時か
ら現在までの補充された補充量:LiqSupと排出された排
出量:LiqDrn、及び処理液管理ルーチンで得られた処理
量を表すPassLen2を準備する(#50)。続いて、通過
フィルム長さでもあるPassLen2をパラメータとしてフィ
ルム1による処理液の持ち込み量:CarryIn と処理液の
持ち出し量:CarryOutを求める(#52)。この関数f
とgは経験的に求められたものである。なお、現像液用
処理槽31の場合フィルム1の搬送方向に関して最も上
流側に位置しているので、処理液の持ち込み量は0とし
てよい。さらに、現在の液面レベル:CurLevelと前回の
液面レベル:PreLevelとから、前回蒸発補償処理時に対
する現在の処理液の増減値:dVolが求められる(#5
4)。
【0020】蒸発量:Vap は、一般的には、次式で求め
られる; Vap=F(dVol,LiqSup,LiqDrn,CarryIn,CarryOut) つまり、蒸発量は、処理槽に出入りする全ての液量分の
関数として表されるのである。ある期間での処理槽に出
入りする全ての液量を管理すると、処理液の不足分が蒸
発量と見なされるからである。この実施形態では、蒸発
量:Vap を表す最も簡単な計算式として、 Vap=dVol+LiqSup −LiqDrn+CarryIn −CarryOut を採用している。上式によって蒸発量を算定し(#5
6)、この蒸発量を給水値として、給水ポンプを始動す
る(#58)。上記の給水値に達するまで給水ポンプを
駆動し(#60)、給水値に達すると給水ポンプを停止
する(#62)。最後に、次回の蒸発補償処理に備え
て、PreLevelにCurLevelを代入するとともにLiqSupとLi
qDrnに0を代入し(#64)、この蒸発補償ルーチンを
終了する。
【0021】上述した実施の形態では、補充と蒸発補償
を考慮した処理液管理に関する上述した制御は、現像液
用処理槽31と漂白液用処理槽32にのみ適用されてい
るが、もちろん、他の処理槽に対してこのような制御を
行うことも本発明の枠内に入るものである。上述した実
施の形態では、排出処理と補充処理を同時に行っている
が、これらの処理のタイミングをずらせて行ってもよ
い。さらには、各管路に設けられた流量センサに代え
て、タンク側に液量検出手段の一例としての液面センサ
を設け、それにより流量を確認し、各ポンプの駆動制御
を行ってもよい。液量検出手段の他の例としては、タン
クの重量変化を検出することでタンク内の液量を算定す
るものを採用してもよい。本発明の重要な点は、温度セ
ンサや湿度センサによる周囲環境値から水の蒸発量を推
測するのではなく、処理槽に出入りする液量を正確に管
理することにより、水の蒸発量を算定し、給水を行うこ
とである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真現像処理装置の縦断面図
【図2】現像液用処理槽の模式図
【図3】補充と蒸発補償を考慮した処理液管理のための
制御ブロック図
【図4】処理液管理ルーチンを示すフローチャート
【図5】補充ルーチンを示すフローチャート
【図6】補充蒸発補償ルーチンを示すフローチャート
【符号の説明】
11、12 液面センサ 31 現像液用処理槽 61P、62P 給水ポンプ 71P、72P 排出ポンプ 86 蒸発量算定手段 81 通過量決定手段 83 持ち込み量決定部 84 持ち出し量決定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液を処理槽に補充する処理液供給手段
    と、前記処理槽から処理液を強制排出する処理液排出手
    段と、前記処理槽の処理液量を測定する処理液量測定手
    段と、前記処理槽に対する処理液の出入りに基づいて前
    記処理槽からの水の蒸発量を算定する蒸発量算定手段
    と、前記蒸発量算定手段によって算定された蒸発量に基
    づいて前記処理槽に水を供給する給水手段とを備えてい
    る写真現像処理装置。
  2. 【請求項2】前記処理槽内を通過することにより現像処
    理される被処理材の通過量を決定する通過量決定手段が
    備えられており、前記蒸発量算定手段は、前記通過量決
    定手段によって決定された被処理材の通過量に基づいて
    前記処理槽への処理液の持ち込み量を決定する持ち込み
    量決定部と前記処理槽からの持ち出し量を決定する持ち
    出し量決定部を備えている請求項1に記載の写真現像処
    理装置。
  3. 【請求項3】前記蒸発量算定手段は、所定期間内におけ
    る処理槽貯留量の変動量と補充量と排出量と持ち込み量
    と持ち出し量をパラメータとして蒸発量を算出する請求
    項2に記載の写真現像処理装置。
  4. 【請求項4】前記蒸発量算定手段は、所定期間内におけ
    る処理槽貯留量の変動量と補充量と持ち込み量の加算値
    から排出量と持ち出し量を減じることにより蒸発量を算
    出する請求項3に記載の写真現像処理装置。
  5. 【請求項5】前記通過量決定手段によって決定された被
    処理材の通過量に基づいて前記処理液供給手段と前記処
    理液排出手段とを駆動し、劣化防止のために処理液の部
    分入れ換えを行う請求項2〜4のいずれかに記載の写真
    現像処理装置。
  6. 【請求項6】前記処理液供給手段と前記処理液排出手段
    の駆動の際前記処理槽の処理液量を所定範囲に維持する
    ように行なわれる請求項5に記載の写真現像処理装置。
  7. 【請求項7】処理液供給手段は供給タンクと供給ポンプ
    を、処理液排出手段は排出タンクと排出ポンプを、給水
    手段は給水タンクと給水ポンプを備え、前記各タンクや
    配管に液量検出手段や流量センサが設けられている請求
    項1〜6のいずれかに記載の写真現像処理装置。
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