JPH09304672A - ガスダム付きケーブル - Google Patents
ガスダム付きケーブルInfo
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Abstract
部分には、ダム部12やダムケース11によりガスダム
が形成される。また、テープ芯線3は分割点18におい
て、単芯コード4に分割される。この分割点18はホル
ダ15の支持孔16内に支持される。また、ダムケース
11とホルダ15とは、共に接続ボックス10の内部に
収容される。 【効果】 接続ボックス10から単芯コード4が整然と
引き出され、互いに絡み合うことがない。
Description
に光ファイバケーブルの端末にガスダムを形成したガス
ダム付きケーブルに関する。
ァイバケーブルは、被覆の損傷箇所や接続部等から水が
浸入すると、著しくその特性を損なう。そこで、ケーブ
ル内部にガスを充填し、いわゆるガス保守を行って安全
性を確保している。この目的のために、ケーブル各部に
はガスダムが設けられる。
ダム外観図を示す。このケーブル1の被覆の切除端には
ガスダム2が形成されている。このケーブル1には、複
数本のテープ芯線3が収容されている。このテープ芯線
3は、例えばそれぞれ4本ずつの光ファイバから成る単
芯コード4により構成されている。各単芯コード4の端
部にはコネクタ5が取り付けられている。即ち、この図
に示すように、ケーブル1からテープ芯線3を引き出
し、このテープ芯線3とケーブル1の被覆との間の隙間
に樹脂等を充填してガスダム2を形成する。そして、こ
こから引き出されたテープ芯線3を分割し、単芯コード
4をコネクタ5を介して図示しない相手方のケーブルや
機器のコネクタ等に接続する。
な従来のガスダム付きケーブルには次のような解決すべ
き課題があった。図2に示したように、ガスダム2から
はケーブル1内に収容された複数のテープ芯線3が引き
出され、そのテープ芯線3は分割点6において分割され
て、それぞれ何本かの単芯コード4に分割される。とこ
ろが、このような構成にすると、あるテープ芯線3の単
芯コード4が他のテープ芯線3の単芯コード4と絡み合
い、接続処理等の作業性を損なうことがある。
プ芯線3と単芯コード4との分割点6を整列させ、適当
な場所に並べて固定し、単芯コード4の絡み合いを防止
するように図っていた。しかしながら、このような作業
が伴うと、ガスダムを他の機器やケーブルに接続する場
合の作業性が繁雑になり、また作業中の絡み合いにより
単芯コードの断線等の心配をしなければならない。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉所定数の単芯コードを一体化した複数のテー
プ芯線を備え、これらのテープ芯線を集合して被覆を施
したケーブルの端末において、上記被覆の切除端であっ
て、上記テープ芯線の引き出し口に生じた隙間を封止す
るダム部と、引き出された各テープ芯線を単芯コードに
分割してその分割点を保護支持するホルダと、上記ケー
ブルの端末部周辺を包囲し、かつ、上記ダム部とホルダ
とを収容し、一端から上記単芯コードを引き出す接続ボ
ックスとを備えたことを特徴とするガスダム付きケーブ
ル。
ドを平行に並べて一体化したものである。各単芯コード
はテープ芯線の被覆切り裂き等により分割される。ケー
ブルの被覆を切除してテープ芯線を引き出すと、ケーブ
ルの被覆とテープ芯線の被覆やその他のスペーサとの間
の空隙からケーブル被覆内部に水等が浸入するおそれが
ある。ダム部はこの空隙を塞ぐように形成される周知の
ガスダム構成とされる。テープ芯線と単芯コードの分割
点にあるホルダは、分割点同士が衝突し合うことから保
護し、単芯コードが互いに絡み付かないように支持する
構造であれば、筒状、板状等何でもよい。接続ボックス
には、ダム部のみならずホルダも収容する。分割後の単
芯コードを接続ボックスから整列させて引き出すことに
より、単芯コードが絡み合わず整然と取り扱える。
から単芯コードを引き出す引き出し口を、単芯コードの
長さ方向に伸びる筒状のコード保護筒により包囲したこ
とを特徴とするガスダム付きケーブル。
接引き出すと、単芯コードに強い曲げが加わった場合に
引き出し口で折れ曲がり、断線するおそれがある。単芯
コードの長さ方向に伸びた筒状のコード保護筒は、単芯
コードに対し外部から急激な曲げが加わらないよう保護
する。これにより、接続ボックスから直接比較的細い単
芯コードを引き出すことができる。
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明のガスダム付きケーブル主要
部縦断面図である。図において、ケーブル1には複数本
のテープ芯線3が収容され、これらがケーブル1の被覆
切除端から引き出されている。このテープ芯線3は複数
本の単芯コード4により構成されている。単芯コード4
の端部にはコネクタ5が接続されている。例えば、広く
知られている光ファイバケーブルの場合に、ケーブル1
の内部には断面が星状のスペーサ8が設けられ、放射状
にテープ芯線3が重ね合わされ、配列され収容されてい
る。なお、この図では、図面の繁雑さを防止するため、
テープ芯線3が1本だけ引き出されたように図示してい
る。しかしながら、実際には複数本のテープ芯線3が引
き出され、それぞれ単芯コードに分割される構成となっ
ている。
部分はダムケース11に収容され、内部に樹脂等をモー
ルド成型したダム部12が形成されている。ケーブル1
のテンションメンバ7はダムケース11の内壁に固定さ
れている。本発明においては、このようにして構成され
たダムケース11やダム部12から成るガスダムが、接
続ボックス10に収容される。ダムケース11は固定棒
13やその他の図示しない部材を用いて接続ボックス1
0の内部に固定される。また、固定棒13の外周面には
ねじが切られており、ホルダ15がナット14により位
置決めされ支持固定される構成となっている。
を示す。ホルダ15は、図4に示すように中心に軸孔1
9を有し、その周囲に支持孔16をテープ芯線の数だけ
配置している。軸孔19には固定棒13が差し込まれ、
その適当な位置にナット14を締め付けることによって
ホルダ15が固定される。支持孔16には、図1に示す
ように、テープ芯線3と単芯コード4との分割点18が
収容され支持保護される。また、図1に示すように、接
続ボックス10の端面からは単芯コード4が1本ずつ整
然と配列されて引き出されている。そして、その単芯コ
ード4の長手方向に伸びるようにコード保護筒17が接
続ボックス10の端面に固定されている。
視図を示す。コード保護筒17は、例えばこの図に示す
ように、外径の大きな端面17Aと外径の小さな端面1
7Bとを有し、外径の大きな端面17Aの側を図1に示
す接続ボックス10に密着させて固定するようにしてい
る。
す。実際には、この図に示すように、接続ボックス10
のコード保護筒17を取り付けた側と反対側の部分に
も、ケーブル1を保護するためにテーパ状の樹脂モール
ド部22を設ける。以上の構成の本発明のガスダム付き
ケーブルは、ケーブル1の端部に形成した図1に示すよ
うなダムケース11やダム部12から成るガスダムとホ
ルダ15とが、いずれも接続ボックス10の中に収容さ
れ、支持固定されている。そして、テープ芯線3の分割
点18はホルダ15により保護支持されているため、単
芯コード4が接続ボックス10から整然と引き出され
る。これによって、単芯コード4が互いに絡み合うのを
防止できる。また、コード保護筒17を設ければ、接続
ボックス10から機械的に弱い単芯コードを引き出した
場合に、その急激な曲げを防止して保護することができ
る。なお、上記ホルダ15には振動等によって分割点1
8が脱落しないように支持孔16等を設け、しかもその
内部に分割点18を接着剤等によって固定することが好
ましい。もちろん、これ以外に、板状のホルダを用いて
分割点18の一部を掴むような構成にしても同様の効果
が得られる。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定数の単芯コードを一体化した複数の
テープ芯線を備え、これらのテープ芯線を集合して被覆
を施したケーブルの端末において、 前記被覆の切除端であって、前記テープ芯線の引き出し
口に生じた隙間を封止するダム部と、 引き出された各テープ芯線を単芯コードに分割してその
分割点を保護支持するホルダと、 前記ケーブルの端末部周辺を包囲し、かつ、前記ダム部
とホルダとを収容し、一端から前記単芯コードを引き出
す接続ボックスとを備えたことを特徴とするガスダム付
きケーブル。 - 【請求項2】 請求項1において、 接続ボックスから単芯コードを引き出す引き出し口を、
単芯コードの長さ方向に伸びる筒状のコード保護筒によ
り包囲したことを特徴とするガスダム付きケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14218096A JP3791707B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ガスダム付きケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14218096A JP3791707B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ガスダム付きケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09304672A true JPH09304672A (ja) | 1997-11-28 |
JP3791707B2 JP3791707B2 (ja) | 2006-06-28 |
Family
ID=15309240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14218096A Expired - Fee Related JP3791707B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ガスダム付きケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3791707B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003098412A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | ドロップ光ファイバケーブル |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP14218096A patent/JP3791707B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003098412A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | ドロップ光ファイバケーブル |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3791707B2 (ja) | 2006-06-28 |
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