JP2562972Y2 - 光ファイバケーブルの牽引端構造 - Google Patents

光ファイバケーブルの牽引端構造

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JP2562972Y2
JP2562972Y2 JP8230991U JP8230991U JP2562972Y2 JP 2562972 Y2 JP2562972 Y2 JP 2562972Y2 JP 8230991 U JP8230991 U JP 8230991U JP 8230991 U JP8230991 U JP 8230991U JP 2562972 Y2 JP2562972 Y2 JP 2562972Y2
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順一 上田
悟 篠宮
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ファイバケーブルを牽
引して敷設する際に使用される牽引端構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバケーブルの接続工事の
省力化のため、予め工場で光ファイバケーブルの光ファ
イバ心線の先端に接続用のコネクタを取付け、ケーブル
の保管時や敷設時の保護のために保護パイプを被せた牽
引端を形成して出荷し、現地でコネクタが付いたままの
ケーブルを牽引して管路内等に敷設している。
【0003】この牽引端の内部構造は、図9の簡略図に
示すように、コネクタa…の嵩張り防止のため、長手方
向にコネクタ取付位置を分散させて取付け、さらに、ケ
ーブルbの中心を通っている抗張力体cに所定間隔で適
数個固定されたファイバホルダd…とコネクタホルダe
…にて光ファイバ心線f…を保持し、コネクタa…をコ
ネクタホルダeに収納するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、光ファイバ心
線数が数千心にも及ぶ超多心の光ファイバケーブルで
は、取付けるコネクタの個数が数百から数千に及ぶよう
になるため、コネクタのホルダへの保持や接続等の際に
光ファイバ心線及びコネクタの番号を識別するのが困難
となり、作業性が非常に悪くなる。
【0005】また、従来の光ファイバケーブルの牽引端
構造では各コネクタを接続箱等で接続する際に、牽引端
を解体してコネクタを取出す作業で光ファイバ心線が絡
みつき、光ファイバ心線やコネクタを傷める問題があっ
た。
【0006】そこで、本考案は従来のこのような問題点
を解決して、光ファイバ心線及びコネクタの番号識別が
容易で、作業性が向上する光ファイバケーブルの牽引端
構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、複数の光ファイバ心線を有する光ファイ
バケーブル端部に保護パイプを装着した牽引端構造であ
って、長尺で可撓性を有する複数本のユニットチューブ
へ、上記光ファイバ心線を所定グループ毎に区分して挿
入し、上記保護パイプ内の長手方向に複数個所定間隔で
並設したチューブホルダに、上記ユニットチューブを保
持したものである。
【0008】
【作用】このユニットチューブによれば、超多心の光フ
ァイバケーブルでも、光ファイバ心線を所定グループに
区分してあるので、コネクタのホルダへの保持や接続等
の際に光ファイバ心線及びコネクタの番号を容易に識別
できる。
【0009】さらに、牽引端を解体してコネクタを取出
しても、光ファイバ心線をユニットチューブ内に保持し
てあるので、ばらけて絡みつくことがない。しかも、ユ
ニットチューブを保護パイプに内装する場合、隣合うチ
ューブホルダの間隔を長くすることができる。
【0010】また、光ファイバケーブルの保管時や敷設
時に機械的外力が加わっても、ユニットチューブにて光
ファイバ心線を一層確実に保護できる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。
【0012】図1,図2及び図3は本考案に係る光ファ
イバケーブルの牽引端構造を3つに分割して図示した半
截図である。複数の光ファイバ心線1…を有する光ファ
イバケーブル2端部に保護パイプ4を装着し、上記ケー
ブル2を牽引して管路内等に敷設する際に、光ファイバ
心線1…の先端に取付けた接続用のコネクタ3…や光フ
ァイバ心線1…を保護するようにしたものである。
【0013】図例の光ファイバケーブル2は、光ファイ
バ心線1として光ファイバテープ心線を図示省略の溝付
スペーサの中に収納し外皮にて被覆した(ファイバユニ
ットの)ものを、中心テンションメンバ(抗張力体)の
周囲に複数本配設した超多心タイプのユニット型光ファ
イバケーブルを例示している。
【0014】上記牽引端は、具体的には図1に示すよう
に、保護パイプ4の中心を通っている牽引線5の基端
と、光ファイバケーブル2の(外皮層を剥いで露出させ
て所定長さに切断した)抗張力体6の先端部が、中間ス
リーブ7と連結スリーブ8を介して連結されている。
【0015】9はスペーサであって、光ファイバケーブ
ル2の外皮層先端部に取付けた把持金具10にカシメ等で
装着され、Oリング11,11を介して保護パイプ4に内装
してある。12はシーリングテープ、13はワッシャで、14
は光ファイバケーブル2の外皮層端部を被覆している熱
収縮チューブである。
【0016】さらに、保護パイプ4の基端にはエンドキ
ャップ15が取付られており、光ファイバケーブル2を保
持している。16は、エンドキャップ15,保護パイプ4及
び光ファイバケーブル2に巻付固定した保護テープであ
る。
【0017】また、図3に示すように、保護パイプ4の
先端には接着剤等で金属製キャップ17が取付けされ、該
キャップ17及び保護パイプ4を熱収縮チューブ18で被覆
している。
【0018】このキャップ17内には、牽引線5の先端に
固着された雄ネジ付スリーブ19が、小Oリング20を介し
てナット21にて固定されており、該スリーブ19の先端に
は、牽引用のアイナット22が取付けされている。
【0019】さらに、図1,図2及び図3に示すよう
に、保護パイプ4内の長手方向に複数個のコネクタホル
ダ23…,ファイバホルダ24…及びチューブホルダ25…が
並設されている。具体的には、牽引線5に所定間隔でコ
ネクタホルダ23…,ファイバホルダ24…及びチューブホ
ルダ25…が取付けされる。
【0020】コネクタホルダ23は軟質プラスチック成形
品で、例えば図4に示すように、所定の厚みを有する円
筒状の外周壁26を設けると共に、中央に(牽引線5を挿
通する)挿通孔27を有する角柱部28を設け、さらに、角
柱部28と外周壁26との間に、所定の厚みを有する複数の
板状保持壁29…を所定間隔で設けて、複数のコネクタ収
納空室30…を形成したものである。このコネクタ収納空
室30…は軸心両方向に開口しており、各コネクタ収納空
室30…の幅寸法Aは略等しくなっている。
【0021】そして、コネクタ収納空室30は、コネクタ
3を弾性保持して保護する機能を有すると共に、外周壁
26の一部を適宜切欠いて、例えば、斜線部分Yをナイフ
やはさみで切り開いて、光ファイバ心線1…をガイドす
るファイバガイド収納部31に使用できるように構成して
ある。
【0022】また、図5に例示するように、ファイバホ
ルダ24は、光ファイバ心線1…をガイドする円弧凹溝状
の保持部32…と、牽引線5を挿通する挿通孔33とが形成
されており、プラスチック製保護パイプ4の変形防止の
ため、金属材料や硬質樹脂から形成されている。
【0023】さらに、図6に示すように、アルミ合金等
の金属製のチューブホルダ25は、外径側に後述のユニッ
トチューブ34を保持するU字状凹溝のガイド部35…が軸
心方向に貫通形成され、中央に牽引線5を挿通する挿通
孔36が形成されている。
【0024】また、長尺筒状のユニットチューブ34はプ
ラスチック製等で可撓性を有し(図2参照)、該ユニッ
トチューブ34内に光ファイバ心線1…を挿入して保持す
るようになっている。このユニットチューブ34の外周壁
には長手方向に切裂状のスリット37が形成されており、
光ファイバ心線1…の出し入れを容易にしている。
【0025】しかして、図7の如く、光ファイバケーブ
ル2の外皮層を剥いで露出させた複数の光ファイバ心線
1…は、所定グループ毎───例えば、図例ではファイ
バユニット38単位毎───に区分してユニットチューブ
34…に挿入される。
【0026】なお、コネクタ3…が取付けられた光ファ
イバ心線1…の先端までの長さは、所定グループ毎に順
次変えてある。これによって、各グループの全光ファイ
バ心線1…の先端のコネクタ3…は、同一の(図4に示
したような)コネクタホルダ23に、実装されることとな
る。
【0027】また、各ファイバユニット38…は、図1に
示すように、抗張力体6に取付けたユニットホルダ39に
保持され、各ファイバユニット38…端部から露出する光
ファイバ心線1…は、ファイバガイド40でガイドされて
いる。
【0028】さらに、図1,図2及び図6に示すよう
に、光ファイバ心線1…を所定グループ毎に挿入したユ
ニットチューブ34…を、夫々、(図例では撚状にして)
チューブホルダ25…のガイド部35…に保持している。
【0029】そして、図2,図3及び図4に示すよう
に、保護パイプ4の先端に向かって順次、コネクタ3…
を所定グループ毎に、各コネクタホルダ23のコネクタ収
納空室30…に弾性保持すると共に、コネクタ3…を保持
したコネクタ収納空室30…以外のコネクタ収納空室30の
外周壁26の一部を(図4の斜線Yの如く)切欠いてファ
イバガイド収納部31として、当該コネクタ3を越えて先
端まで延伸状に配設される他のグループの光ファイバ心
線1…を保持する。
【0030】また、図2,図3及び図5に示すように、
ファイバホルダ24…の保持部32…にも、適宜、光ファイ
バ心線1…を保持させて、図示省略の粘着テープ等を巻
いて該心線1…が外れるのを防止している。
【0031】そして、アイナット22を矢印方向に牽引し
て光ファイバケーブル2(図1参照)を管路内等に敷設
し、その後、この牽引端を解体して光ファイバ心線1…
を内装したユニットチューブ34…とコネクタ3…を取出
し、図示省略のクロージャ等の接続箱内で、図8の仮想
線で示す相手側のコネクタ3と接続する。このときクリ
ップ41にて各コネクタ3,3を接続状態に保つ。
【0032】しかして、このユニットチューブ34によれ
ば、超多心の光ファイバケーブル2でも、光ファイバ心
線1…を所定グループに区分してあるので、コネクタ3
…のホルダ25への保持や相手側との接続等の際に光ファ
イバ心線1…及びコネクタ3…の番号を容易に識別でき
る。
【0033】さらに、光ファイバ心線1…をユニットチ
ューブ34内に保持してあるので、牽引端の解体の際に光
ファイバ心線1…が勝手にばらけて絡みつくことがな
い。
【0034】また、光ファイバケーブル2の保管時や敷
設時に機械的外力が加わっても、ユニットチューブ34に
て光ファイバ心線1…を一層確実に保護できる。しか
も、ユニットチューブ34を保護パイプ4に内装する場
合、隣合うチューブホルダ25,25の間隔を長くでき、チ
ューブホルダ25…の使用個数を減らすことが出来る。
【0035】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。
【0036】例えば、図4のコネクタホルダ23のコネク
タ収納空室30の数及び幅寸法Aの増減は自由であり、図
例以外の種々の方向にコネクタ収納空室30を形成するも
自由である。また、図6のチューブホルダ25の形状及び
材質の変更と、ガイド部35の数の増減は自由である。ま
た、スロット構成の光ファイバケーブル2ならば、スロ
ット単位毎に、各々のチューブ34へ挿入すれば良い。
【0037】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0038】光ファイバ心線1の数が数千心にも及ぶ超
多心の光ファイバケーブル2でも、コネクタ3…の接続
等の際に光ファイバ心線1…及びコネクタ3…の番号を
識別するのが容易となり作業性が大幅に向上する。
【0039】さらに、牽引端の解体の際に、光ファイバ
心線1…が勝手にばらけないので光ファイバ心線1…や
コネクタ3…を傷めるようなことがない。
【0040】また、ユニットチューブ34を保護パイプ4
に内装する場合、隣合うチューブホルダ25,25の間隔を
長くでき、チューブホルダ25…の使用個数を減らして軽
量化とコストダウンを図ることが出来る。しかも、光フ
ァイバケーブル2の保管時や敷設時に機械的外力が加わ
っても、ユニットチューブ34にて光ファイバ心線1…を
一層確実に保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の基端部を示す半截断面図で
ある。
【図2】同中間部を示す半截断面図である。
【図3】同先端部を示す半截断面図である。
【図4】コネクタホルダの平面図である。
【図5】ファイバホルダの平面図である。
【図6】チューブホルダの平面図である。
【図7】光ファイバケーブル端部の簡略図である。
【図8】コネクタの斜視図である。
【図9】従来例の牽引端の内部構造を示す簡略図であ
る。
【符号の説明】
1 光ファイバ心線 2 光ファイバケーブル 4 保護パイプ 25 チューブホルダ 34 ユニットチューブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバ心線を有する光ファイ
    バケーブル端部に保護パイプを装着した牽引端構造であ
    って、長尺で可撓性を有する複数本のユニットチューブ
    へ、上記光ファイバ心線を所定グループ毎に区分して挿
    入し、上記保護パイプ内の長手方向に複数個所定間隔で
    並設したチューブホルダに、上記ユニットチューブを保
    持したことを特徴とする光ファイバケーブルの牽引端構
    造。
JP8230991U 1991-09-12 1991-09-12 光ファイバケーブルの牽引端構造 Expired - Lifetime JP2562972Y2 (ja)

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JP8230991U JP2562972Y2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 光ファイバケーブルの牽引端構造

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JPH0527703U JPH0527703U (ja) 1993-04-09
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JPH0527703U (ja) 1993-04-09

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