JP3791707B2 - ガスダム付きケーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多芯ケーブル、特に光ファイバケーブルの端末にガスダムを形成したガスダム付きケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
多芯ケーブル、特に通信ケーブルや光ファイバケーブルは、被覆の損傷箇所や接続部等から水が浸入すると、著しくその特性を損なう。そこで、ケーブル内部にガスを充填し、いわゆるガス保守を行って安全性を確保している。この目的のために、ケーブル各部にはガスダムが設けられる。
【0003】
図2に、従来の光ファイバケーブルのガスダム外観図を示す。
このケーブル1の被覆の切除端にはガスダム2が形成されている。このケーブル1には、複数本のテープ芯線3が収容されている。このテープ芯線3は、例えばそれぞれ4本ずつの光ファイバから成る単芯コード4により構成されている。各単芯コード4の端部にはコネクタ5が取り付けられている。
即ち、この図に示すように、ケーブル1からテープ芯線3を引き出し、このテープ芯線3とケーブル1の被覆との間の隙間に樹脂等を充填してガスダム2を形成する。そして、ここから引き出されたテープ芯線3を分割し、単芯コード4をコネクタ5を介して図示しない相手方のケーブルや機器のコネクタ等に接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のガスダム付きケーブルには次のような解決すべき課題があった。
図2に示したように、ガスダム2からはケーブル1内に収容された複数のテープ芯線3が引き出され、そのテープ芯線3は分割点6において分割されて、それぞれ何本かの単芯コード4に分割される。ところが、このような構成にすると、あるテープ芯線3の単芯コード4が他のテープ芯線3の単芯コード4と絡み合い、接続処理等の作業性を損なうことがある。
【0005】
そこで、例えば図3に示すように、各テープ芯線3と単芯コード4との分割点6を整列させ、適当な場所に並べて固定し、単芯コード4の絡み合いを防止するように図っていた。
しかしながら、このような作業が伴うと、ガスダムを他の機器やケーブルに接続する場合の作業性が繁雑になり、また作業中の絡み合いにより単芯コードの断線等の心配をしなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
所定数の単芯コードをそれぞれ有する複数のテープ芯線を備え、これらのテープ芯線を集合して被覆を施したガスダム付きケーブルにおいて、前記被覆の切除端であって、前記複数のテープ芯線の引き出し口に生じた隙間を封止するダム部と、引き出された各テープ芯線を単芯コードに分割してその分割点を保護支持するホルダと、ケーブル端末部周辺を包囲し、かつ、前記ダム部と前記ホルダとを収容し、一端から前記単芯コードを引き出す接続ボックスとを含み、前記接続ボックスの一端から前記単芯コードの長さ方向に伸長する筒状のコード保護筒により前記単芯コードを引き出す引き出し口を包囲したことを特徴とするガスダム付きケーブル。
【0007】
〈説明〉
テープ芯線は、例えば、単芯コードを平行に並べて一体化したものである。各単芯コードはテープ芯線の被覆切り裂き等により分割される。ケーブルの被覆を切除してテープ芯線を引き出すと、ケーブルの被覆とテープ芯線の被覆やその他のスペーサとの間の空隙からケーブル被覆内部に水等が浸入するおそれがある。ダム部はこの空隙を塞ぐように形成される周知のガスダム構成とされる。
テープ芯線と単芯コードの分割点にあるホルダは、分割点同士が衝突し合うことから保護し、単芯コードが互いに絡み付かないように支持する構造であれば、筒状、板状等何でもよい。
接続ボックスには、ダム部のみならずホルダも収容する。分割後の単芯コードを接続ボックスから整列させて引き出すことにより、単芯コードが絡み合わず整然と取り扱える。
【0009】
続ボックスから単芯コードを直接引き出すと、単芯コードに強い曲げが加わった場合に引き出し口で折れ曲がり、断線するおそれがある。単芯コードの長さ方向に伸びた筒状のコード保護筒は、単芯コードに対し外部から急激な曲げが加わらないよう保護する。これにより、接続ボックスから直接比較的細い単芯コードを引き出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
〈具体例〉
図1は、本発明のガスダム付きケーブル主要部縦断面図である。
図において、ケーブル1には複数本のテープ芯線3が収容され、これらがケーブル1の被覆切除端から引き出されている。このテープ芯線3は複数本の単芯コード4により構成されている。単芯コード4の端部にはコネクタ5が接続されている。例えば、広く知られている光ファイバケーブルの場合に、ケーブル1の内部には断面が星状のスペーサ8が設けられ、放射状にテープ芯線3が重ね合わされ、配列され収容されている。なお、この図では、図面の繁雑さを防止するため、テープ芯線3が1本だけ引き出されたように図示している。しかしながら、実際には複数本のテープ芯線3が引き出され、それぞれ単芯コードに分割される構成となっている。
【0011】
このケーブル1のテープ芯線3を引き出す部分はダムケース11に収容され、内部に樹脂等をモールド成型したダム部12が形成されている。ケーブル1のテンションメンバ7はダムケース11の内壁に固定されている。本発明においては、このようにして構成されたダムケース11やダム部12から成るガスダムが、接続ボックス10に収容される。ダムケース11は固定棒13やその他の図示しない部材を用いて接続ボックス10の内部に固定される。また、固定棒13の外周面にはねじが切られており、ホルダ15がナット14により位置決めされ支持固定される構成となっている。
【0012】
図4には、このようなホルダ15の斜視図を示す。
ホルダ15は、図4に示すように中心に軸孔19を有し、その周囲に支持孔16をテープ芯線の数だけ配置している。軸孔19には固定棒13が差し込まれ、その適当な位置にナット14を締め付けることによってホルダ15が固定される。支持孔16には、図1に示すように、テープ芯線3と単芯コード4との分割点18が収容され支持保護される。
また、図1に示すように、接続ボックス10の端面からは単芯コード4が1本ずつ整然と配列されて引き出されている。そして、その単芯コード4の長手方向に伸びるようにコード保護筒17が接続ボックス10の端面に固定されている。
【0013】
図5には、このコード保護筒17の外観斜視図を示す。
コード保護筒17は、例えばこの図に示すように、外径の大きな端面17Aと外径の小さな端面17Bとを有し、外径の大きな端面17Aの側を図1に示す接続ボックス10に密着させて固定するようにしている。
【0014】
図6には、本発明のガスダムの外観図を示す。
実際には、この図に示すように、接続ボックス10のコード保護筒17を取り付けた側と反対側の部分にも、ケーブル1を保護するためにテーパ状の樹脂モールド部22を設ける。
以上の構成の本発明のガスダム付きケーブルは、ケーブル1の端部に形成した図1に示すようなダムケース11やダム部12から成るガスダムとホルダ15とが、いずれも接続ボックス10の中に収容され、支持固定されている。そして、テープ芯線3の分割点18はホルダ15により保護支持されているため、単芯コード4が接続ボックス10から整然と引き出される。これによって、単芯コード4が互いに絡み合うのを防止できる。また、コード保護筒17を設ければ、接続ボックス10から機械的に弱い単芯コードを引き出した場合に、その急激な曲げを防止して保護することができる。なお、上記ホルダ15には振動等によって分割点18が脱落しないように支持孔16等を設け、しかもその内部に分割点18を接着剤等によって固定することが好ましい。もちろん、これ以外に、板状のホルダを用いて分割点18の一部を掴むような構成にしても同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスダム付きケーブル主要部縦断面図である。
【図2】従来のガスダム外観図である。
【図3】従来の別の状態のガスダム外観図である。
【図4】ホルダの斜視図である。
【図5】コード保護筒の斜視図である。
【図6】本発明のガスダムの外観図である。
【符号の説明】
1 ケーブル
3 テープ芯線
4 単芯コード
5 コネクタ
8 スペーサ
7 テンションメンバ
10 接続ボックス
11 ダムケース
12 ダム部
13 固定棒
14 ナット
15 ホルダ
16 支持孔
17 コード保護筒
18 分割点

Claims (1)

  1. 所定数の単芯コードをそれぞれ有する複数のテープ芯線を備え、これらのテープ芯線を集合して被覆を施したガスダム付きケーブルにおいて、
    前記被覆の切除端であって、前記複数のテープ芯線の引き出し口に生じた隙間を封止するダム部と、
    引き出された各テープ芯線を単芯コードに分割してその分割点を保護支持するホルダと、
    ケーブル端末部周辺を包囲し、かつ、前記ダム部と前記ホルダとを収容し、一端から前記単芯コードを引き出す接続ボックスとを含み、
    前記接続ボックスの一端から前記単芯コードの長さ方向に伸長する筒状のコード保護筒により前記単芯コードを引き出す引き出し口を包囲したことを特徴とするガスダム付きケーブル。
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