JPH09304098A - 複数経路提供装置 - Google Patents

複数経路提供装置

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JPH09304098A
JPH09304098A JP11499196A JP11499196A JPH09304098A JP H09304098 A JPH09304098 A JP H09304098A JP 11499196 A JP11499196 A JP 11499196A JP 11499196 A JP11499196 A JP 11499196A JP H09304098 A JPH09304098 A JP H09304098A
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Shingo Oohashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数経路のうちいずれかを選択でき、しかもそ
の選択のためにユーザが必要とする情報を提供すること
ができる複数経路提供装置を提供すること。 【解決手段】ライン22,23 は、推奨経路に対応するもの
で、道路種別ごとにまとめられた区間経路26〜31を車両
の走行順序に応じた順序で、かつ実際の距離割合に応じ
た割合でつなぎ合わせて作成されたものである。ライン
22,23 は、区間経路26〜31ごとに色分けされている。ラ
イン22,23 の下側には、当該推奨経路に含まれる道路の
名称が表示されている。ライン22,23 の上側には、当該
推奨経路周辺の風景を表すアイコン32,33 が表示されて
いる。 【効果】推奨経路の概要を表示しているから、推奨経路
を選択する際に必要な情報を提供できる。そのため、ユ
ーザは好みの推奨経路を容易に選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車載用ナ
ビゲーション装置または路上ビーコン装置から取得され
た複数の推奨経路を表示できる複数経路提供装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車載用ナビゲーション装置は、一般に、
車両の現在位置をその周辺の道路地図とともに表示する
という基本的な機能の他、道路上の二地点間の推奨経路
を自動的に計算し、当該推奨経路を表示画面に表示する
経路提供機能を有する。経路提供機能では、通常、単一
の経路のみが計算され、表示画面に表示される。したが
って、ユーザに経路選択の余地はなく、ユーザ・インタ
フェースが十分とは言えなかった。
【0003】そこで、最適経路および迂回経路を含む複
数の経路をユーザに示すことができ、その中から選択さ
れた経路に沿って車両を誘導できるようにした技術が実
施されている(住友電気工業株式会社製「クルーズメイ
ト SNV−5000」のカタログ参照。)。より具体
的には、この従来技術では、最適経路が計算されて表示
されている場合に、キー操作が行われたことに応答し
て、キー操作が行われた車両の位置から目的地に至る迂
回経路が最適経路とは別に計算され、当該迂回経路が表
示画面に表示される。すなわち、ユーザは、最適経路以
外の経路を走行したい場合には、キー操作を行うことに
よってこれを実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術では、迂回経路を含む複数の経路情報のユーザへの提
供の仕方としては、経路を道路地図上の道路に沿って表
示したり、経路途中の交差点の模式図や残走行距離を表
示したりするだけである。したがって、この提供の仕方
からユーザが取得できる情報は、たとえば経路全体の形
状、通過する交差点名や走行する方向、残走行距離とい
うような情報のみである。そのため、複数経路のうち各
経路がどのような特徴を有するのか把握することが難し
く、経路選択のための情報としては十分とは言えなかっ
た。
【0005】そこで、本発明の目的は、前述の技術的課
題を解決し、複数経路のうちいずれかを選択でき、しか
もその選択のためにユーザが必要とする情報を提供する
ことができる複数経路提供装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、取得された複数の推奨経路を
構成するリンクを、各推奨経路ごとに、予め定める道路
属性の共通するもの同士でつなぎ合わせることにより、
各道路属性に対応する区間経路を作成するための区間経
路作成手段と、前記区間経路作成手段で作成された区間
経路を車両の走行順序に応じた順序でつなぎ合わせ、推
奨経路に対応する1つの表示用ラインを作成するための
ライン作成手段と、このライン作成手段で作成された各
表示用ラインを表示画面に道路属性を認識できる形態で
表示するための表示制御手段とを含むことを特徴とする
複数経路提供装置である。
【0007】本発明では、道路属性が共通するものリン
ク同士をつなぎ合わせて道路属性に対応する区間経路が
作成され、当該区間経路が車両の走行順序に応じてつな
ぎ合わされて表示用ラインが作成される。当該表示用ラ
インは、道路属性を認識できる形態で表示画面に表示さ
れる。具体的には、道路属性ごとに色分けしたり、道路
属性ごとに表示用ラインの幅を変えたりして表示され
る。
【0008】このように、推奨経路をユーザに選択させ
る場合に、当該推奨経路の道路属性に関する情報も同時
にユーザに提供している。言い換えれば、推奨経路の概
要を提供している。したがって、推奨経路の選択に必要
な情報をユーザに提供できる。なお、道路属性には、道
路種別、道路周辺の風景、車線数、有料道路か否か、信
号密度などが考えられる。
【0009】請求項2記載の発明は、推奨経路全体の距
離に対する前記区間経路作成手段で作成された区間経路
の距離の割合、または推奨経路全体を車両で走行するの
に必要な時間に対する前記区間経路作成手段で作成され
た区間経路を車両で走行するのに必要な時間の割合を求
めるための割合演算手段をさらに含み、前記ライン作成
手段は、表示用ラインの全長に対する区間経路の長さの
割合が当該区間経路について前記割合演算手段で求めら
れた距離または時間の割合とほぼ同じになるように、区
間経路をつなぎ合わせて表示用ラインを作成するもので
あることを特徴とする請求項1記載の複数経路提供装置
である。
【0010】本発明によれば、表示用ラインに占める各
区間経路の割合が実際の推奨経路の距離または時間に対
する割合に対応している。したがって、ユーザは、どの
区間がどの程度長いかを判断することができる。そのた
め、推奨経路の概要をさらに詳細に提供できる。請求項
3記載の発明は、推奨経路全体の距離に対する前記区間
経路作成手段で作成された区間経路の距離の割合、また
は推奨経路全体を車両で走行するのに必要な時間に対す
る前記区間経路作成手段で作成された区間経路を車両で
走行するのに必要な時間の割合を求めるための割合演算
手段と、この割合演算手段で求められた距離または時間
の割合が予め定めるしきい値以上であるか否かを判別す
るための判別手段とをさらに含み、前記ライン作成手段
は、この判別手段での判別結果に基づいて、距離または
時間の割合が前記しきい値以上である区間経路のみを用
いて表示用ラインを作成するものであることを特徴とす
る請求項1記載の複数経路提供装置である。
【0011】本発明では、推奨経路全体に占める距離ま
たは時間の割合がしきい値未満の区間経路は表示用ライ
ンから除外される。したがって、表示すべき情報量を少
なくすることができる。そのため、ユーザの見やすい画
面とすることができる。なお、前記除外される区間経路
は、経路の概要を提供するのに不必要と思われるわずか
な距離の経路に相当するものなので、除外しても特に不
具合はないものと考えられる。
【0012】請求項4記載の発明は、推奨経路全体の距
離に対する前記区間経路作成手段で作成された区間経路
の距離の割合、または推奨経路全体を車両で走行するの
に必要な時間に対する前記区間経路作成手段で作成され
た区間経路を車両で走行するのに必要な時間の割合を求
めるための割合演算手段をさらに含み、前記ライン作成
手段は、前記割合演算手段で求められた距離または時間
の割合の上位n(nは自然数)位以上の区間経路を抽出
し、当該区間経路のみを用いて表示用ラインを作成する
ものであることを特徴とする請求項1記載の複数経路提
供装置である。
【0013】本発明によれば、推奨経路全体に占める距
離または時間の割合が上位n位以上の区間経路のみでラ
インが構成される。すなわち、上位n位未満の区間経路
はラインから除外される。したがって、前記請求項2記
載の発明と同様に、表示すべき情報量を少なくすること
ができる。請求項5記載の発明は、前記ライン作成手段
により直線で表すと1画面で表示しきれない表示用ライ
ンが作成された場合に、表示画面をスクロールさせるこ
とができるスクロール手段をさらに含むことを特徴とす
る請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の
複数経路提供装置である。
【0014】本発明では、1画面で表示しきれない表示
用ラインが作成された場合には表示画面をスクロールさ
せることができる。したがって、表示用ラインを強引に
1画面中に収めようとしなくても、表示用ラインのすべ
てを見やすい大きさでユーザに示すことができる。請求
項6記載の発明は、前記表示制御手段は、前記ライン作
成手段により直線で表すと1画面で表示しきれない表示
用ラインが作成された場合に、当該表示用ラインを複数
段にして1画面中に収めて表示させるものであることを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項
4記載の複数経路提供装置である。
【0015】本発明では、直線で表すと1画面で表示し
きれない表示用ラインが作成された場合には、当該表示
用ラインを複数段にして1画面中に収めて表示される。
したがって、表示画面をスクロールさせなくても、1つ
の推奨経路の概要を一瞥するだけで視認できる。請求項
7記載の発明は、前記表示制御手段は、前記ライン作成
手段により作成された表示用ラインを表示する場合に、
当該表示用ラインに対応する推奨経路が有する道路属性
に応じた形態の文字または記号を表示用ラインに対応付
けて表示するための手段をさらに含むものであることを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
請求項5または請求項6記載の複数経路提供装置であ
る。
【0016】本発明では、表示用ラインに対応する推奨
経路が有する道路属性に応じた形態の文字または記号が
当該表示用ラインに対応付けて表示される。したがっ
て、推奨経路の道路属性を一瞥するだけで認識できる。
請求項8記載の発明は、取得された複数の推奨経路を構
成するリンクを、各推奨経路ごとに、予め定める道路属
性の共通するもの同士でつなぎ合わせることにより、各
道路属性に対応する区間経路を作成するための区間経路
作成手段と、推奨経路全体の距離に対する前記区間経路
作成手段で作成された区間経路の距離の割合、または推
奨経路全体を車両で走行するのに必要な時間に対する前
記区間経路作成手段で作成された区間経路を車両で走行
するのに必要な時間の割合を求めるための割合演算手段
と、この割合演算手段で求められた各区間経路の距離ま
たは時間の割合に応じて各道路属性を分類したグラフを
作成するためのグラフ作成手段と、このグラフ作成手段
で作成された各グラフを表示画面に表示するための表示
制御手段とを含むことを特徴とする複数経路提供装置で
ある。
【0017】本発明では、推奨経路全体に占める各区間
経路の距離的または時間的割合をグラフ化したものが表
示される。したがって、推奨経路の道路属性の割合を一
瞥するだけで視認できる。なお、このグラフには、たと
えば前記請求項2、請求項3、請求項4または請求項7
記載の発明を適用することが可能である。すなわち、請
求項2記載の構成のように、グラフにおける各区間経路
の割合を実際の推奨経路に対する割合に対応させてもよ
く、請求項3記載の構成のように、推奨経路全体に占め
る距離または時間の割合がしきい値未満の区間経路をグ
ラフから除外させてもよい。また、請求項4記載の構成
のように、推奨経路全体に占める距離または時間の割合
が上位n位未満の区間経路をグラフから除外させてもよ
く、請求項7記載の構成のように、表示用ラインに対応
する推奨経路が有する道路属性に応じた形態の文字また
は記号を当該表示用ラインに対応付けて表示してもよ
い。
【0018】これらの構成においても、前記請求項2、
請求項3、請求項4または請求項7記載の発明と同様の
作用を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施形態が適用された車載用ナビゲーション
装置の構成を示すブロック図である。この車載用ナビゲ
ーション装置は、車両の走行を支援するためのもので、
車輪速センサ1およびジャイロ2を備えている。車輪速
センサ1は、車両の走行距離を検出するためのもので、
たとえば車速センサに置換可能である。ジャイロ2は、
車両の進行方位を検出するためのもので、振動ジャイ
ロ、ガスレートジャイロ、光ファイバジャイロなどの各
種のものが適用可能である。車輪速センサ1およびジャ
イロ2の各出力は、ナビゲーション装置本体3に与えら
れる。
【0020】ナビゲーション装置本体3は、CPU4、
RAM5およびVRAM6を備えている。CPU4は、
この車載用ナビゲーション装置の制御中枢を司るもの
で、後述する複数経路選択処理などを実行する。RAM
5は、ワークエリアとして使用されるものである。VR
AM6は、表示用のデータを作成するためのものであ
る。
【0021】ナビゲーション装置本体3は、車輪速セン
サ1およびジャイロ2から各出力が与えられると、CP
U4の制御の下、当該各出力に基づいて車両の現在位置
を検出する。さらに、ナビゲーション装置本体3は、こ
の検出された現在位置をGPS(Global Positioning Sy
stem) 受信機8で検出された車両の現在位置で補正す
る。
【0022】すなわち、車輪速センサ1およびジャイロ
2の各出力に基づいて検出される車両の現在位置には、
通常、誤差が含まれる。一方、GPS受信機8では、地
球の周回軌道を航行しているGPS衛星から送信される
電波の伝搬遅延時間に基づいて、車両の現在位置が検出
される。すなわち、GPS受信機8では絶対位置として
車両の現在位置が検出される。そのため、前述のような
補正をしている。
【0023】ナビゲーション装置本体3は、車両の現在
位置が検出されると、地図専用ディスク9から車両の現
在位置周辺の表示用道路地図データを読み出し、当該表
示用道路地図データおよび現在位置データをVRAM6
に与える。そして、VRAM6において、車両の現在位
置にカーマークを対応させた表示用地図データを作成
し、当該表示地図データを画面表示装置10に与える。
【0024】画面表示装置10は、たとえば液晶表示素
子(LCD)、プラズマ表示素子またはCRTで構成さ
れたものである。画面表示装置10は、表示用道路地図
データおよび現在位置データから作成された表示用地図
データが与えられると、当該表示用地図データに基づ
き、車両の現在位置を表すカーマークが重畳された道路
地図を表示させる。
【0025】地図専用ディスク9には、前述したよう
に、表示用道路地図データが格納されている。表示用道
路地図データは、1/2500の地図データベースから作成さ
れたもので、道路、地名、有名施設、鉄道、川などを特
定する地図データなど構成されている。地図専用ディス
ク9には、また、経路地図データが格納されている。経
路地図データは、道路地図(高速自動車国道、自動車専
用道路、一般国道、主要地方道、一般都道府県道、指定
都市の一般市道、その他の生活道路を含む。)をメッシ
ュ状に分割し、各メッシュ端子でノードとリンクとの組
合わせからなる経路を、全体地図と詳細地図とに分けて
記憶している。全体地図は主として幹線道路(高速自動
車国道、自動車専用道路、一般国道、主要地方道を含
む。)のみを含み、詳細地図は幹線道路とともに一般都
道府県道、指定都市の一般市道、その他の生活道路など
の幹線でない道路をも含んでいる。詳細地図は、地図専
用ディスク9の容量の関係から、全国をカバーするだけ
のものを用意することはできないので、都市の主要部分
に該当するもののみ用意している。以下の明細書では、
高速自動車国道、自動車専用道路を「高速道路」とい
う。
【0026】ここに、ノードとは、一般に、道路の分岐
点や折曲点を特定するための座標位置のことである。こ
のうち、分岐点を表すノードを分岐点ノード、道路の折
曲点(分岐点は除く。)を表すノードを補間点ノードと
いうことがある。ノードデータは、ノード番号、当該ノ
ードに対応する隣接メッシュのノードのアドレス、ノー
ドに接続されるリンクのアドレスからなる。
【0027】各分岐点ノードをつないだものがリンクで
ある。リンクデータは、リンク番号、リンクの始点ノー
ドおよび終点ノードのアドレス、リンクの距離、リンク
を通過する方向、その方向におけるリンクコスト、道路
種別、道路幅、一方通行や右折禁止、左折禁止、有料道
路などの交通規制データからなる。また、地図専用ディ
スク9には、経路リンク情報テーブルが格納されてい
る。経路リンク情報テーブルは、たとえば図2に示すよ
うなものである。
【0028】図2を参照して経路リンク情報テーブルに
ついて具体的に説明する。経路リンク情報テーブルは、
各リンクごとに、それぞれ、経路リンク番号、当該リン
クの長さ(距離)、当該リンクを車両で走行するのに要
する時間(リンクコスト)、当該リンクの道路種別、当
該リンクの道路名称、当該リンク周辺の経路特徴が対応
付けられている。このうち、道路種別および経路特徴
は、各リンクの道路属性である。また、道路種別、道路
名称、経路特徴には、図3に示すように、種々の種類が
含まれる。
【0029】さらに、地図専用ディスク9には、ライン
描画情報テーブルが格納されている。ライン描画情報テ
ーブルは、後述するように、推奨経路の概要を画面表示
装置10に表示する際に使用されるものである。ライン
描画情報テーブルには、図4に示すように、道路種別ご
とに、当該道路種別に対応する表示用ラインを表示する
色および幅であるライン色およびライン幅が対応付けら
れている。
【0030】図1に戻って、この車載用ナビゲーション
装置は、さらに、リモートコントローラ(リモコン)1
1を備えている。リモコン11は、ナビゲーション装置
本体3に接続され、ドライバが運転中に操作しやすいよ
うに、たとえば運転席近傍に常置される。リモコン11
は、本発明に関連する構成を挙げれば、メニューキー1
2、ジョイスティック/セットキー14を備えている。
メニューキー12は、メニュー画面を画面表示装置10
に表示する際に操作するためのものである。ジョイステ
ィック/セットキー14は、道路地図をスクロールさせ
る際、および表示された複数の推奨経路のうちいずれか
を選択する際に使用される。
【0031】より具体的には、通常のナビゲーション画
面が表示されているときには、ジョイスティック/セッ
トキー14を上下左右に傾斜させることで道路地図を上
下左右にスクロールさせることができる。また、後述す
る複数の推奨経路が表示されているときには、ジョイス
ティック/セットキー14を上下左右に傾斜させること
でカーソルを推奨経路間で移動させることができ、ジョ
イスティック/セットキー14を押圧することでカーソ
ルが対応付けられている推奨経路を選択することができ
る。
【0032】図5は、複数経路選択処理の全体の流れを
説明するためのフローチャートである。この複数経路選
択処理は、複数の推奨経路の概要を画面表示装置10に
表示し、そのうちいずれかをユーザが選択するまでの処
理である。複数経路選択処理を実行するには、ユーザ
は、まず、メニューキー12を操作してメニュー画面を
画面表示装置10に表示させる。メニュー画面では、
「ルート」モードを含むモードリストが表示される。ユ
ーザは、ジョイスティック/セットキー14を傾斜させ
てカーソルを「ルート」モードに移動させ、ジョイステ
ィック/セットキー14を押圧することで、「ルート」
モードを指定することができる。
【0033】「ルート」モードが指定されると、画面表
示装置10には、目的地設定を促す画面が表示される。
ユーザは、これに従い、目的地を設定する。ナビゲーシ
ョン装置本体3は、目的地の設定が確認された場合に、
経路地図データを地図専用メモリ9から読み出し、RA
M5に保持させる。また、経路計算条件設定画面を画面
表示装置10に表示させる。ユーザは、この経路計算条
件設定画面において、経路計算条件を設定する(ステッ
プA1)。具体的には、経路計算条件には、有料道路を
優先するか否か、フェリーを優先するか否か、経由地を
使用するか否か、出発地点は有料道路か一般道路か、な
どが含まれる。ユーザは、これら各経路計算条件を必要
に応じて設定する。
【0034】ナビゲーション装置本体3は、経路計算条
件が設定されたと判別された後、ジョイスティック/セ
ットキー14が押圧されたか否かを判別する。その結
果、ジョイスティック/セットキー14が押圧されたと
判別された場合、RAM5に保持されている経路地図デ
ータに基づいて、複数経路計算処理を実行する(ステッ
プA2)。
【0035】複数経路計算処理は、たとえば次のように
して行われる。経路提供エリアを設定し、当該経路提供
エリア内のいずれかのリンクを計算開始リンクとし、当
該経路開始リンクから同エリア内の他のすべてのリンク
に至る推奨経路トリーを取得する。次いで、当該推奨経
路トリーのうち、前記計算開始リンクに最も近い交差点
から分岐する複数のリンクのいずれかを特定し、その通
行を規制する。そして、前記計算開始リンクから前記通
行を規制されたリンクからつながる推奨経路トリーの存
在する規制領域に存在する各リンクに至る準推奨経路を
取得する。なお、この内容は、特開平7-244798号公報に
詳しく解説されている。
【0036】次いで、ナビゲーション装置本体3は、特
徴区分テーブルリスト作成処理を実行し、主に推奨経路
の概要の一部である経路特徴を表示するときに使用され
る特徴区分テーブルのリストを作成する(ステップA
3)。特徴区分テーブルは、前記複数経路計算処理で求
められた推奨経路のうち任意の推奨経路を処理対象と
し、この処理対象とされた推奨経路を構成するすべての
リンクについて同じ道路種別、経路特徴または道路名称
が連続するリンク同士をまとめ、その距離を書き込んだ
ものである。
【0037】その後、経路区分テーブルリスト作成処理
を実行し、主に推奨経路の概要の一部である表示用ライ
ンおよび道路名称を表示するときに使用される経路区分
テーブルを作成する(ステップA4)。経路区分テーブ
ルは、同じ道路種別および道路名称が連続する特徴区分
テーブル同士をまとめたものである。すなわち、経路区
分テーブルは、特徴区分テーブルを道路種別および道路
名称でフィルタリングしたものと言える。
【0038】さらに、ナビゲーション装置本体3は、経
路走行割合算出処理を実行し、同じ経路特徴が連続する
距離の推奨経路の全長に対する割合、ならびに同じ道路
種別および道路名称が連続する距離の推奨経路の全長に
対する割合を算出する(ステップA5)。これにより、
推奨経路の概要を表示するために必要な情報収集が達成
される。
【0039】次いで、ナビゲーション装置本体3は、ス
テップA3〜A5において得られた特徴区分テーブル、
経路区分テーブルおよび経路走行割合に基づいて、推奨
経路の概要を表示するための経路概要リスト表示準備処
理を実行する(ステップA6)。この第1の実施形態で
は、推奨経路を直線で表した場合に当該推奨経路全体を
1画面に収めることができる場合を想定している。その
うえ、推奨経路の概要を画面表示装置10に表示すると
きには、2つの推奨経路の概要を表示画面の上半分およ
び下半分にそれぞれ表示するようにしている。したがっ
て、経路概要リスト表示準備処理では、表示すべき推奨
経路の概要が画面表示装置10の表示画面の上半分また
は下半分の領域に対応するVRAM6の描画エリア内に
収まるように描画される。
【0040】その後、ステップA2において求められた
すべての推奨経路に対して前記ステップA3〜A6の処
理が実行されたか否かを判別し(ステップA7)、処理
対象としていない推奨経路が残っていると判別されれ
ば、当該推奨経路に対して前記ステップA3〜A6の処
理を実行する。次いで、ナビゲーション装置本体3は、
経路選択処理を実行し(ステップA8)、VRAM6に
描画されている推奨経路の概要のうち2つの推奨経路の
概要を抽出し、当該各推奨経路の概要を表示画面の上半
分および下半分にそれぞれ表示するとともに、ユーザに
よって選択された推奨経路を確認する。
【0041】ナビゲーション装置本体3は、ユーザによ
り推奨経路が選択されたと判別されると、当該選択され
た推奨経路を構成するリンクのリンクデータを経路案内
用データとしてRAM5に登録する(ステップA9)。
以後、ナビゲーション装置本体3は、当該RAM5に登
録された経路案内データに基づいて、経路の表示、交差
点を拡大した模式図の表示、残走行距離の表示、音声案
内などによって、車両の誘導処理を実行する。
【0042】図6は、特徴区分テーブルリスト作成処理
を説明するためのフローチャートである。ナビゲーショ
ン装置本体3は、この処理の実行に先立ち、地図専用デ
ィスク9から経路リンク情報テーブルを読み出し、当該
経路リンク情報テーブルをRAM5に保持する。ナビゲ
ーション装置本体3は、ステップA2の複数経路計算処
理で求められた推奨経路のうちいずれかの推奨経路を処
理対象とし、さらに当該推奨経路を構成するリンクの中
からいずれかのリンクを特定する。このとき、原則とし
て、出発地に最も近いリンクが特定される。そして、こ
の特定したリンクの経路リンク番号をリンクデータから
取得する(ステップB1)。また、前記経路リンク情報
テーブルを参照し、この経路リンク番号に対応する道路
種別、経路特徴およびリンク距離を取得するとともに、
この経路リンク番号に対応する道路名称が記憶された領
域を指定するためのポインタを得る(ステップB2)。
【0043】その後、ナビゲーション装置本体3は、当
該リンクが出発地に最も近いリンクであるか否かを判別
する(ステップB3)。その結果、当該リンクが出発地
に最も近いリンクであると判別されると、空欄の特徴区
分テーブル(図7参照。)をRAM5に新たに作成する
(ステップB4)。そして、車両の走行順序を表すため
に、この作成された特徴区分テーブルの特徴区分番号欄
に通し番号を書き込むとともに、道路種別、経路特徴、
道路名称へのポインタを各欄に書き込む(ステップB
5,B6)。さらに、当該リンクのリンク距離を区間走
行距離欄に書き込む(ステップB7)。特徴区分テーブ
ルの各欄のうち、区間距離割合欄および対応経路区分番
号欄には、後述する処理によって情報が書き込まれる。
【0044】その後、ナビゲーション装置本体3は、当
該推奨経路を構成するすべてのリンクについて前記処理
を実行したか否かを判別する(ステップB10)。その
結果、処理対象としていないリンクがあると判別される
と、ステップB1に移行し、残っているリンクのうち最
も小さな経路リンク番号を取得する。さらに、ステップ
B2に移行し、当該経路リンク番号に対応する道路種別
などを取得する。
【0045】2回目以降の処理では、前記ステップB3
での判別は「No」となる。ステップB3での判別が「N
o」となった場合、ナビゲーション装置本体3は、当該
処理対象のリンクの道路種別、経路特徴および道路名称
が、いずれも、1回前の処理において処理対象とされた
リンクの道路種別、経路特徴および道路名称と同一か否
かをさらに判別する(ステップB8)。
【0046】その結果、道路種別、経路特徴および道路
名称がいずれも同一であると判別されると、新たな特徴
区分テーブルの作成はせずに、1回前の処理において使
用された特徴区分テーブルを使用し、当該処理対象のリ
ンクのリンク距離を区間走行距離欄にすでに書き込まれ
ている距離に加算する(ステップB9)。一方、道路種
別、経路特徴および道路名称のうち1つでも異なるもの
があると判別されると、空欄の特徴区分テーブルをRA
M5に新たに作成し、当該処理対象のリンクについて前
記ステップB5〜B7の処理を再実行する。
【0047】以上の処理は、処理対象の推奨経路を構成
するすべてのリンクについて実行される。これにより、
当該推奨経路が、車両の走行順序に沿って、道路種別、
経路特徴および道路名称が同じ区間ごとに分けられる。
図8は、経路区分テーブルリスト作成処理を説明するた
めのフローチャートである。ナビゲーション装置本体3
は、前記特徴区分テーブルリスト作成処理で作成された
特徴区分テーブルリストの中からいずれかを特定し、当
該特徴区分テーブルを処理対象とする(ステップC
1)。最初は、特徴区分番号欄に書き込まれている通し
番号のうち最小の通し番号に対応する特徴区分テーブル
が処理対象とされる。そして、この取得された特徴区分
テーブルに書き込まれている道路種別、経路特徴、区間
走行距離および道路名称へのポインタを取得する(ステ
ップC2)。
【0048】その後、ナビゲーション装置本体3は、当
該特徴区分テーブルが最小の通し番号に対応するもので
あるか否かを判別する(ステップC3)。その結果、当
該特徴区分テーブルは出発地に最も近いリンクに対応す
るものであると判別されると、空欄の経路区分テーブル
(図9参照。)をRAM5に新たに作成する(ステップ
C4)。
【0049】そして、車両の走行順序を表すために、こ
の作成された経路区分テーブルの経路区分番号欄に通し
番号を書き込むとともに、特徴区分テーブルから取得し
た道路種別、経路特徴、区間走行距離、道路名称へのポ
インタを各欄に書き込む(ステップC5,C6)。さら
に、対応する特徴区分テーブルを特定するために、対応
特徴区分番号欄に処理対象の特徴区分テーブルの通し番
号を書き込む(ステップC7)。経路区分テーブルの各
欄のうち、区間距離割合欄、描画ライン始点欄および描
画ライン終点欄には、後述する処理によって情報が書き
込まれる。
【0050】さらにまた、特徴区分テーブルについても
対応する経路区分テーブルを特定するために、処理対象
とされている特徴区分テーブルの対応経路区分番号欄
(図7参照。)に、前記ステップC5で書き込まれた通
し番号を書き込む(ステップC8)。その後、ナビゲー
ション装置本体3は、特徴区分テーブルリストに含まれ
るすべての特徴区分テーブルを処理対象としたか否かを
判別する(ステップC9)。その結果、処理対象として
いない特徴区分テーブルが残っていると判別されると、
ステップC1に移行し、残っている特徴区分テーブルの
うち通し番号が最小の特徴区分テーブルを取得し、さら
にステップC2に移行し、当該特徴区分テーブルから道
路種別などを取得する。
【0051】2回目以降の処理では、前記ステップC3
での判別は「No」となる。ステップC3での判別が「N
o」となった場合、ナビゲーション装置本体3は、当該
処理対象の特徴区分テーブルから取得された道路種別お
よび道路名称が、1回前の処理において処理対象とされ
た特徴区分テーブルから取得された道路種別および道路
名称と同一か否かをさらに判別する(ステップC1
0)。
【0052】その結果、道路種別および道路名称のいず
れも同一であると判別されると、新たな経路区分テーブ
ルの作成はせずに、1回前の処理において使用された経
路区分テーブルを使用し、当該処理対象テーブルから取
得された区間走行距離を区間走行距離欄にすでに書き込
まれている距離に加算する(ステップC11)。さら
に、当該処理対象とされている特徴区分テーブルの対応
経路区分開始番号欄に、前記ステップC5で書き込まれ
た通し番号を書き込む(ステップC12)。
【0053】一方、道路種別および道路名称うちいずれ
かが異なると判別されると、ステップC4に移行して新
たに経路区分テーブルを作成し、ステップC5〜U8の
処理を繰り返し実行する。以上の処理は、特徴区分テー
ブルリストに含まれるすべての特徴区分テーブルについ
て実行される。これにより、処理対象の推奨経路が、車
両の走行順序に沿って、道路種別および道路名称が同じ
区間(以下「区間経路」という。)ごとに分けられる。
【0054】このように、経路区分テーブルは、特徴区
分テーブルを道路種別および道路名称でフィルタリング
したものである。図10は、経路走行割合算出処理を説
明するためのフローチャートである。ナビゲーション装
置本体3は、経路リンク情報テーブルの中から当該処理
対象の推奨経路を構成するすべてのリンクのリンク距離
を取得し、当該推奨経路の全長を求める(ステップD
1)。その後、特徴区分テーブルリストの中から最小の
通し番号に対応する特徴区分テーブルを取得し、さら
に、当該特徴区分テーブルに書き込まれている区間走行
距離を取得する(ステップD2,D3)。そして、当該
推奨経路の全長に対する当該区間走行距離の割合vを求
め、この求められた区間走行距離の割合vを当該特徴区
分テーブルの区間距離割合欄に書き込む(ステップD
4)。
【0055】特徴区分テーブルは、経路特徴をも分類基
準の1つとしている。したがって、特徴区分テーブルの
経路特徴欄および区間距離割合欄を参照すれば、同じ経
路特徴が連続する区間の当該推奨経路全体に対する距離
の割合vを取得することができる。ナビゲーション装置
本体3は、特徴区分テーブルリストに処理対象としてい
ない特徴区分テーブルが残っているか否かを判別し(ス
テップD5)、残っていると判別されれば、前述のステ
ップD2〜D4の処理を繰り返し実行する。一方、すべ
ての特徴区分テーブルについて前述した処理を実行した
と判別されると、ナビゲーション装置本体3は、次に経
路区分テーブルについても特徴区分テーブルと同様の処
理を実行する。
【0056】すなわち、ナビゲーション装置本体3は、
経路区分テーブルリストの中から最小の通し番号に対応
する経路区分テーブルを取得し(ステップD6)、さら
に、当該経路区分テーブルに書き込まれている区間走行
距離を取得する(ステップD7)。そして、前記ステッ
プD1で求められた当該推奨経路の全長に対する当該区
間走行距離の割合(以下「区間距離割合」という。)w
を求め、この求められた区間距離割合wを当該経路区分
テーブルの区間距離割合欄に書き込む(ステップD
8)。これにより、経路区分テーブルの区間距離割合欄
を参照すれば、道路種別および道路名称が同一である区
間経路の推奨経路全体に対する距離の割合を取得するこ
とができる。
【0057】その後、ナビゲーション装置本体3は、経
路区分テーブルリストに処理対象としていない経路区分
テーブルが残っているか否かを判別し(ステップD
9)、すべての経路区分テーブルに対して前述のステッ
プD6〜D8の処理を実行する。なお、距離の割合v,
wの代わりに、推奨経路全体を走行するのに必要な時間
に対する、特徴区分テーブルにかかる区間を走行するの
に必要な時間、および区間経路を走行するのに必要な時
間の割合を求めるようにしてもよい。この場合、特徴区
分テーブルおよび経路区分テーブルに、当該特徴区分テ
ーブルにかかる区間を走行するのに必要な時間および区
間経路を走行するのに必要な時間を格納しておく必要が
ある。
【0058】図11は、経路概要リスト表示準備処理を
説明するためのフローチャートである。ナビゲーション
装置本体3は、まず、経路区分テーブルを参照してライ
ン描画処理を実行し(ステップE1)、道路を表現する
表示用ラインをVRAM6に描画する。次いで、経路区
分テーブルを参照して道路名称描画処理を実行し(ステ
ップE2)、描画された表示用ライン近傍に道路名称を
描画する。最後に、特徴区分テーブルを参照して特徴描
画処理を実行し(ステップE3)、描画された表示用ラ
イン近傍に経路特徴に対応するアイコンを描画する。
【0059】なお、以下では、この描画された表示用ラ
イン、道路名称およびアイコンを総称して「推奨経路概
要データ」と言うことにする。推奨経路概要データは、
画面表示装置10の表示画面の上半分または下半分の領
域に対応する描画エリア内に収まるように描画される。
この第1の実施形態では、前述のように、推奨経路全体
を1画面に収めることができ、しかも2つの推奨経路の
概要を表示画面の上半分および下半分にそれぞれ表示す
る場合を想定しているためである。さらに、各推奨経路
概要データには、他の推奨経路概要データと区別するた
めに、固有の選択経路番号が付与される。これにより、
推奨経路の概要を表示するための準備が完了する。
【0060】図12は、VRAM6に描画されている推
奨経路概要データを示す図である。各推奨経路概要デー
タには、それぞれ、表示用ライン80が含まれる。表示
用ライン80の左右端には、出発地および目的地をそれ
ぞれ表す出発地マーク81および目的地マーク82が含
まれる。表示用ライン80の下側には、「R23」や
「パールロード」などの道路名称83が描画されてい
る。さらに、表示用ライン80の上側には、経路特徴に
対応するアイコン84が描画されている。
【0061】図13は、ライン描画処理を説明するため
のフローチャートである。ナビゲーション装置本体3
は、この処理に先立ち、地図専用ディスク9からライン
描画情報テーブルを読み出し、当該ライン描画情報テー
ブルをRAM5に保持する。ナビゲーション装置本体3
は、経路区分テーブルリストの中からいずれかを取得す
る(ステップF1)。最初は、最小の通し番号に対応す
る経路区分テーブルが取得される。そして、当該経路区
分テーブルの区間距離割合欄から区間距離割合wを取得
し、推奨経路全体に対応する表示ラインのVRAM6上
での全長のうち、取得された区間距離割合wに対応する
長さ(以下「ライン描画長」という。)R1を求める
(ステップF2,F3)。表示用ラインのVRAM6上
での全長は、描画エリアの横幅から予め設定されてい
る。
【0062】また、ナビゲーション装置本体3は、当該
経路区分テーブルの道路種別欄から当該区間経路の道路
種別を取得し、RAM5に保持されているライン描画情
報テーブルを参照して、当該道路種別に応じたライン色
およびライン幅を取得する(ステップF4)。その後、
ナビゲーション装置本体3は、ステップF1で取得され
た経路区分テーブルが最小の通し番号に対応する経路区
分テーブルか否かを判別する(ステップF5)。その結
果、最小の通し番号に対応する経路区分テーブルである
と判別されると、表示用ラインの描画を開始すべき始点
を取得する(ステップF7)。さらに、当該始点から前
記ステップF3で求められたライン描画長R1だけ右方
向にある点を、表示用ラインの描画を終了すべき終点と
する(ステップF8)。そして、前記始点と終点との間
を結ぶ表示用ラインをVRAM6に描画する(ステップ
F9)。このとき、前記ステップF4で取得されたライ
ン色およびライン幅で描画する。その後、前記ステップ
F6,F7で取得された始点および終点を、当該経路区
分テーブルの描画始点欄および描画終点欄に書き込む
(ステップF10)。これにより、1つの区間経路に対
応するライン描画が達成される。
【0063】その後、ナビゲーション装置本体3は、処
理対象としていない経路区分テーブルが残っているか否
かを判別する(ステップF11)。その結果、残ってい
ると判別されると、前記ステップF1に移行し、前述し
た処理と同様の処理を繰り返し実行する。最初の処理と
の相違点は、当該処理対象の区間経路に対応する表示用
ラインを前回の処理でVRAM6に描画された表示用ラ
インにつなげるために、始点とすべき点を、前回処理対
象であった経路区分テーブルに書き込まれている描画終
点とすることだけである(ステップF6)。
【0064】以上の処理は、経路区分テーブルリストに
含まれるすべての経路区分テーブルに対して実行され
る。その結果、処理対象の推奨経路全体を道路種別およ
び道路名称の区別がつくように表現した表示用ラインが
VRAM6に描画される。図14は、道路名称描画処理
を説明するためのフローチャートである。この処理で
は、ナビゲーション装置本体3は、経路区分テーブルリ
ストの中からいずれかを取得する(ステップG1)。最
初は、最小の通し番号に対応する経路区分テーブルが取
得される。そして、当該経路区分テーブルの道路名称へ
のポインタを取得し、この取得されたポインタに基づい
て、経路リンク情報テーブルにアクセスする(ステップ
G2,G3)。
【0065】経路リンク情報テーブルにアクセスした結
果、道路名称が書き込まれていない場合には(ステップ
G3のNO)、道路名称の描画は不要であるため、処理
対象としていない経路区分テーブルが残っているか否か
を判別するステップG8の処理を実行し、次の処理に直
接移行する。具体的には、残っていると判別されれば、
ステップG1に移行し、残っている経路区分テーブルの
うち最小の通し番号に対応する経路区分テーブルを取得
し、さらに道路名称のポインタを取得し、経路リンク情
報テーブルにアクセスする(ステップG2,G3)。残
っていなければ、この処理は終了する。
【0066】一方、道路名称が書き込まれている場合に
は(ステップG3のYES)、画面表示装置10の表示
画面における文字の大きさを考慮し、道路名称の描画に
必要なVRAM6上の長さ(以下「名称描画長」とい
う。)R2を求める(ステップG4)。また、当該経路
区分テーブルに書き込まれている描画始点および描画終
点に基づいて、当該区間経路のライン描画長R1を求め
る(ステップG5)。そして、道路名称を対応する区間
経路内に収めて描画できるか否かを判断するために、ラ
イン描画長R1は名称描画長R2以上であるか否かを判
別する(ステップG6)。
【0067】この判別の結果、ライン描画長R1は名称
描画長R2未満であると判別されると、当該区間経路の
みに対応付けて道路名称を描画できないと判断し、次の
処理に直接移行する。一方、ライン描画長R1は名称描
画長R2以上であると判別されると、当該区間経路に対
応付けて道路名称を描画できるので、当該区間経路に対
応する表示用ラインの中央位置の真下に道路名称を描画
する(ステップG7)。
【0068】以上の処理は、経路区分テーブルリストに
含まれるすべての経路区分テーブルに対して実行され
る。その結果、VRAM6に描画されている表示用ライ
ンに道路名称が付加される。図15は、特徴描画処理を
説明するためのフローチャートである。この処理では、
ナビゲーション装置本体3は、特徴区分テーブルリスト
の中からいずれかを取得する(ステップH1)。最初
は、最小の通し番号に対応する特徴区分テーブルが取得
される。次いで、この取得された特徴区分テーブルの中
から経路特徴および区間距離割合vを取得する(ステッ
プH2)。さらに、VRAM6に描画されている表示用
ラインの全長のうち、取得された区間距離割合vに対応
する長さを求める(ステップH3)。これにより、経路
特徴を描画すべき長さ(以下「特徴描画長」という。)
R3を取得する。
【0069】その後、ナビゲーション装置本体3は、処
理対象の特徴区分テーブルが最小の通し番号に対応する
ものであるか否かを判別する(ステップH4)。その結
果、最小の通し番号に対応する特徴区分テーブルである
と判別されると、経路特徴を表示用ラインに対応付ける
ために、VRAM6に描画されている表示用ラインの左
端を始点として取得し(ステップH6)、さらに、この
始点から前記ステップH3で取得された特徴描画長R3
だけ右方向にある点を終点として取得する(ステップH
7)。
【0070】その後、処理対象の特徴区分テーブルの経
路特徴欄を参照し、経路特徴が書き込まれているか否か
を調べる(ステップH8)。その結果、何らかの経路特
徴が書き込まれていれば、当該経路特徴の種別に応じた
ビットマップアイコンをRAM5から取得し(ステップ
H9)、このビットマップアイコンを、VRAM6に描
画されている表示用ラインの上側に特徴描画長R3にわ
たって繰り返し描画する(ステップH10)。
【0071】一方、前記ステップH8での結果、経路特
徴欄に何も書き込まれていなければ、経路特徴の描画は
不要と判断し、未だ処理対象とされていない特徴区分テ
ーブルが特徴区分テーブルリストに含まれているか否か
を判別する(ステップH9)。その結果、残っていない
と判別されると、この処理は終了する。一方、残ってい
ると判別されると、ステップH1に移行し、前述した処
理と同様の処理を繰り返し実行する。最初の処理との相
違点は、始点とすべき点を、前回の処理において終点と
された点としていることである(ステップH6)。
【0072】以上の処理は、特徴区分テーブルリストに
含まれるすべての特徴区分テーブルに対して実行され
る。その結果、VRAM6に描画されている処理対象経
路に対応するラインに経路特徴が付加される。以上説明
した図6乃至図15の処理は、図5に示すように、複数
経路計算処理で取得されたすべての推奨経路を処理対象
として実行される。その結果、各推奨経路に対応する推
奨経路概要データが図12に示すようにVRAM6に描
画される。これにより、推奨経路の概要の表示準備が達
成される。
【0073】図16は、経路選択処理を説明するための
フローチャートである。この処理では、ナビゲーション
装置本体3は、画面表示装置10に転送すべき推奨経路
概要データを決定するための選択経路番号を初期値に設
定する(ステップI1)。この実施形態では2つの選択
経路番号が設定される場合を想定しているが、その数は
任意に設定可能である。その後、この選択経路番号に対
応する推奨経路概要データを画面表示装置10に転送す
る(ステップI2)。その結果、画面表示装置10に
は、当該推奨経路の概要が上下2段に分かれて表示され
る(ステップI3)。
【0074】その後、ナビゲーション装置本体3は、ユ
ーザによるキー入力を待つ(ステップI4)。一方、ユ
ーザは、ジョイスティック/セットキー14を上下方向
のいずれかに傾斜させることでカーソルを移動でき、ジ
ョイスティック/セットキー14を押圧することでカー
ソルが位置している推奨経路を指定することができる。
【0075】ナビゲーション装置本体3は、ジョイステ
ィック/セットキー14が押圧されたか否かを判別する
(ステップI5)。その結果、押圧されていないと判別
されると、ユーザが他の推奨経路を指定するかもしれな
いので、ジョイスティック/セットキー14が上下方向
のいずれかに傾斜されたか否かを判別する(ステップI
6)。その結果、上下方向のいずれかに傾斜されたと判
別されると、VRAM6の描画内容を参照し、現在設定
されている選択経路番号以外の選択経路番号に対応する
推奨経路概要データがその傾斜された方向に存在するか
否かを判別する(ステップI7)。
【0076】その結果、推奨経路概要データが存在する
と判別されると、選択経路番号をその存在する推奨経路
概要データを含む選択経路番号に再設定する(ステップ
I8)。その結果、再設定された選択経路番号に対応す
る推奨経路概要データが画面表示装置10に転送され
る。これにより、現在表示されていない推奨経路の概要
が画面表示装置10に表示される。
【0077】前記ステップI5での判別の結果、ジョイ
スティック/セットキー14が押圧されたと判別された
場合、ナビゲーション装置本体3は、そのときにカーソ
ルが位置している推奨経路の概要が指定されたと判断
し、当該推奨経路の概要に対応する選択経路番号を案内
すべき推奨経路として設定する。図17は、推奨経路の
概要の表示例を示す図である。この図17では、三重県
の松坂市内および志摩町内をそれぞれ出発地および目的
地とした場合を想定している。
【0078】出発地に相当する出発地マーク20,21
には、推奨経路に対応する表示用ライン22,23が接
続され、右側に向けて目的地に相当する目的地マーク2
4,25まで伸びている。表示用ライン22,23は、
区間経路26,27,28および区間経路29,30,
31ごとに、その太さが異なる。具体的には、伊勢自動
車道路やパールロードなどの高速道路に対応する区間経
路27,29は最も太く、その次に国道23号線や国道
260号線などの一般国道に対応する区間経路26,2
8,31が太く、さらにその次に伊勢道路などの県道に
対応する区間経路30が太くされる。また、表示用ライ
ン22,23は、区間経路26,27,28および区間
経路29,30,31ごとに、色分けされている。これ
により、道路種別の概要を一瞥するだけで認識すること
ができる。
【0079】表示用ライン22,23の下側には、当該
推奨経路に含まれる道路名称が表示されている。具体的
には、表示用ライン22には、出発地マーク20から順
に、「R23」および「パールロード」と表示されてい
る。また、表示用ライン23には、出発地マーク21か
ら順に、「伊勢自動車道」および「伊勢道路」と表示さ
れている。なお、下側に何も表示されていない区間経路
28,31は「国道260号線」に相当するが、これは
経路リンク情報テーブルに道路名称が含まれていないの
で、表示されていないだけである。
【0080】また、表示用ライン21,22の上側に
は、経路特徴に対応するアイコンが表示されている。具
体的には、区間経路26,28,31の上側に表示され
ているアイコン32は「海岸」を意味し、区間経路2
7,29,30の上側に表示されているアイコン33は
「山岳」を意味する。これら各アイコン32,33は、
経路特徴を一層強調するために各経路特徴に応じた色に
着色されている。具体的には、「海岸」を意味するアイ
コン32は青色、「山岳」を意味するアイコン33は
「緑色」が着色されている。これにより、ユーザは、経
路特徴の概要を一瞥するだけで認識できる。
【0081】なお、各アイコン32,33とともに、当
該アイコン32,33に対応する経路特徴を説明する文
字を表示するようにしてもよい。たとえば「海岸」であ
れば「海岸です」、「ビル街」であれば「ビル街です」
などである。以上のように本実施形態によれば、複数の
推奨経路を画面にリスト表示させてユーザに選択させる
ことができる場合に、各推奨経路の概要をユーザに提供
できる。したがって、ユーザは、いずれの推奨経路を選
択すればよいのかの情報を十分に得ることができる。そ
のため、好みに応じた推奨経路を容易に選択できるよう
になる。よって、ユーザ・インタフェースを格段に向上
させることができる。
【0082】図18は、本発明の第2の実施形態にかか
るナビゲーション装置において実行されるフィルタリン
グ処理を説明するためのフローチャートである。前記第
1の実施形態では、図7の経路区分テーブル作成処理で
作成された経路区分テーブルをすべて経路区分テーブル
リストに含め、各経路区分テーブルで表される区間経路
をすべて推奨経路の一部としている。一方、区間経路の
中に距離の非常に短い区間経路が含まれている場合に
は、表示される内容が複雑となり、概要を表示するとい
う目的から逸脱するおそれがある。そこで、この第2の
実施形態では、このような距離の非常に短い区間経路を
除去し、シンプルな形態で推奨経路の概要を表示するよ
うにしている。
【0083】次に、図18を参照し、この第2の実施形
態にかかるフィルタリング処理について詳述する。この
処理では、ナビゲーション装置本体3は、図8の経路区
分テーブル作成処理で作成された経路区分テーブルのう
ちいずれかを取得し、当該経路区分テーブルから区間距
離割合wを取得する(ステップJ1)。最初は、最小の
通し番号に対応する経路区分テーブルが取得される。そ
して、この取得された区間距離割合wが予め定めるしき
い値wTH(たとえばwTH=5(%) )以上であるか否かを
判別する(ステップJ2)。
【0084】その結果、区間距離割合wがしきい値wTH
以上であると判別されると、当経路区分テーブルに対応
する該区間経路は比較的距離が長いと判断し、当該処理
対象の経路区分テーブルを経路区分テーブルリストに保
留する。その後、処理対象とされていない経路区分テー
ブルが残っているか否かを判別する(ステップJ5)。
その結果、残っていると判別されると、次に小さい通し
番号に対応する経路区分テーブルについて、前記ステッ
プJ1,J2の処理を繰り返し実行する。
【0085】一方、前記ステップJ2での判別の結果、
区間距離割合wがしきい値wTH未満であると判別される
と、当該区間経路は非常に短い距離であると判断し、当
該経路区分テーブル、および当該経路区分テーブルに対
応する特徴区分テーブルを各リストから削除する(ステ
ップJ3,J4)。当該経路区分テーブルに対応する特
徴区分テーブルか否かは、特徴区分テーブルの対応経路
区分番号欄を参照すれば確認できる。
【0086】以上の処理は、経路区分テーブルリストに
含まれるすべての経路区分テーブルについて実行され
る。これにより、距離の非常に短い区間経路に対応する
経路区分テーブルおよび特徴区分テーブルを削除したシ
ンプルな形態の経路区分テーブルリストおよび特徴区分
テーブルリストを得ることができる。ところで、距離の
非常に短い区間経路に対応する経路区分テーブルなどを
経路区分テーブルリストから削除したことによって、推
奨経路の全長に対して各区間経路の距離が占める割合w
も変化する。そこで、すべての経路区分テーブルについ
て前述の処理を実行した後(ステップJ5のYES)、
区間距離割合wを求めなおすため、フィルタリング経路
走行割合算出処理を実行する(ステップJ6)。
【0087】図19は、フィルタリング経路走行割合算
出処理を説明するためのフローチャートである。この処
理では、ナビゲーション装置本体3は、フィルタリング
処理後の特徴区分テーブルリストに含まれるすべての特
徴区分テーブルの区間走行距離を取得して累積的に加算
し、特徴区分テーブルにかかる区間走行距離の総和Tを
求める(ステップK1)。次いで、当該特徴区分テーブ
ルリストの中からいずれかの特徴区分テーブルを取得
し、当該特徴区分テーブルから区間走行距離を取得する
(ステップK2,K3)。その後、ステップK1で取得
された区間走行距離の総和Tに対して当該特徴区分テー
ブルの区間走行距離が占める割合vを求める(ステップ
K4)。
【0088】その後、処理対象とされていない特徴区分
テーブルが残っているか否かを判別し(ステップK
5)、残っていれば、通し番号の小さい特徴区分テーブ
ルから順に処理対象として前記ステップK1〜K3の処
理を実行する。これにより、特徴区分テーブルに書き込
まれる区間距離割合vをフィルタリング後の特徴区分テ
ーブルリストに合わせて得ることができる。
【0089】ナビゲーション装置本体3は、さらに、経
路区分テーブルについて同様の処理を実行する。すなわ
ち、フィルタリング後の経路区分テーブルリストに含ま
れる経路区分テーブルのうち通し番号が小さいものから
順に取得し、前記ステップK1で求められた区間走行距
離の総和Tに対して当該経路区分テーブルの区間走行距
離が占める割合wを求める(ステップK6,K7,K
8,K9)。これにより、経路区分テーブルに書き込ま
れる区間距離割合wをフィルタリング後の経路区分テー
ブルリストに合わせて得ることができる。
【0090】その後、この特徴区分テーブルおよび経路
区分テーブルを用いて経路概要リスト表示準備処理およ
び経路選択処理を実行すれば、距離の非常に短い区間経
路を削除した推奨経路の概要を画面表示装置10に表示
させることができる。その結果、推奨経路の概要を一層
見やすい形態で表示させることができるので、ユーザは
推奨経路の概要を一層容易に把握することができる。
【0091】また、表示させるための情報量が少なくな
るので、処理の高速化にも寄与できる。図20は、本発
明の第3の実施形態にかかるナビゲーション装置におい
て実行されるフィルタリング処理を説明するためのフロ
ーチャートである。前記第2の実施形態では、特徴区分
テーブルおよび経路区分テーブルの各区間距離割合wが
しきい値wTH以上であるか否かをフィルタリングの判断
基準としている。一方、この第3実施形態では、フィル
タリングの判断基準として、特徴区分テーブルおよび経
路区分テーブルの各区間距離割合wのうち上位n(たと
えばn=5)位以上であるか否かを採用している。
【0092】次に、この第3の実施形態にかかるフィル
タリング処理について図20を参照して詳述する。この
処理では、ナビゲーション装置本体3は、経路区分テー
ブルリストに含まれるすべての経路区分テーブルから区
間距離割合wを取得する(ステップL1)。そして、こ
の取得された区間距離割合のうち上位n位以上の区間距
離割合に対応する経路区分テーブルを取得し(ステップ
L2)、この取得された経路区分テーブルのみから新た
な経路区分テーブルリストを作成する(ステップH
3)。これにより、区間走行距離が比較的長い区間経路
のみからなる推奨経路を構成できる。
【0093】また、ナビゲーション相装置本体3は、経
路区分テーブルの対応特徴区分番号欄に書き込まれた通
し番号に基づいて、前記ステップL2において取得され
た経路区分テーブルに対応する特徴区分テーブルを取得
し(ステップL4)、この取得された特徴区分テーブル
のみから新たな特徴区分テーブルリストを作成する(ス
テップL5)。
【0094】その後、ナビゲーション装置本体3は、区
間距離割合wを求めなおすために、前述したフィルタリ
ング経路走行割合算出処理を実行する(ステップL
6)。この構成によっても、前記第2の実施形態と同様
の効果を奏することは言うまでもない。図21は、本発
明の第4の実施形態にかかるナビゲーション装置におい
て、画面表示装置10に表示される推奨経路の概要を示
す図である。この図21では、滋賀県の大津市内および
福井県の敦賀市内をそれぞれ出発地および目的地とした
場合を想定している。
【0095】前記第1乃至第3の実施形態にかかるナビ
ゲーション装置における経路選択処理は、推奨経路を直
線で表した場合に、当該推奨経路全体を1画面で表示で
きる場合を想定している。一方、この第4の実施形態で
は、推奨経路を直線で表した場合に、当該推奨経路全体
を1画面の中に無理に収めない方が好ましい場合を想定
している。たとえば、推奨経路の全長が非常に長いよう
な場合である。
【0096】推奨経路全体を1画面の中に無理に収めな
い方が好ましい場合には、図21(a) に示すように、出
発地マーク40,41から伸びている表示用ライン4
2,43の右端に、継続マーク44,45が表示され
る。継続マーク44,45は、表示用ライン42,43
がさらに続くことを表すためのものである。各表示用ラ
イン42,43には、「R161」や「名神高速」など
の道路名称、および経路特徴に対応するアイコン48,
50が対応付けられている。
【0097】この図21(a) に示す状態から、ジョイス
ティック/セットキー14を右方向に傾斜させると、画
面がスクロールし、最終的に、図21(b) に示すよう
に、目的地マーク46,47が画面右端に現れて停止す
る。このときには、「R8」や「北陸道」などの道路名
称、およびアイコン49も併せて表示されている。この
ように、スクロールさせることによって推奨経路全体を
視認できるので、推奨経路全体を1画面に無理に収めな
くて済む。そのため、表示画面をシンプルなものとする
ことができる。その結果、ユーザは画面が見やすくな
る。
【0098】次に、このような機能を実現するためのナ
ビゲーション装置本体3の処理について図22を参照し
て詳述する。この処理では、ナビゲーション装置本体3
は、推奨経路概要データに対応付けられた選択経路番号
を初期値に設定するとともに、この初期値に設定された
選択経路番号に対応する推奨経路概要データのうち、画
面表示装置10に転送すべき範囲を初期設定する(ステ
ップM1)。具体的には、出発地から描画エリアの横幅
に対応する長さ分に相当する範囲が転送範囲として初期
設定される。次いで、この初期設定された転送範囲の推
奨経路概要データを画面表示装置10に転送する(ステ
ップM2)。その結果、画面表示装置10には、推奨経
路の概要が前記図21(a) のような形態で表示される
(ステップM3)。
【0099】推奨経路の概要が表示されている場合にお
いて、ナビゲーション装置本体3は、ジョイスティック
/セットキー14が押圧されたか否かを判別する(ステ
ップM4,M5)。その結果、ジョイスティック/セッ
トキー14が押圧されたと判別されると、カーソルが位
置している推奨経路が指定されたと判断し、この指定さ
れた推奨経路が案内すべき推奨経路として設定される
(ステップM12)。
【0100】一方、ジョイスティック/セットキー14
はまだ押圧されていないと判別されると、スクロールが
指定されたか否かを判断するために、ジョイスティック
/セットキー14が左右方向のいずれかに傾斜されたか
否かを判別する(ステップM6)。その結果、ジョイス
ティック/セットキー14が左右方向のいずれかに傾斜
されたと判別されると、さらに、その傾斜された方向に
推奨経路の概要の続きがあるか否かを判別する(ステッ
プM7)。
【0101】その結果、傾斜された方向に推奨経路の概
要の続きがあると判別されると、VRAM6に描画され
ている推奨経路概要データについて転送範囲をその傾斜
された方向に移動させ、その移動後の転送範囲の推奨経
路概要データを画面表示装置10に転送する(ステップ
M8)。その結果、画面表示装置10では、推奨経路の
概要がスクロールされることになる。一方、傾斜された
方向に推奨経路の概要の続きがないと判別されると、推
奨経路の概要のスクロールを実行しても意味がないの
で、スクロールは実行されない。
【0102】たとえば、図21(a) に示すような場合に
ジョイスティック/セットキー14が右方向に傾斜され
たときや図21(b) に示すような場合にジョイスティッ
ク/セットキー14が左方向に傾斜されたときには、推
奨経路の概要のスクロールが実行され、反対の場合には
実行されない。また、ナビゲーション装置本体3は、ジ
ョイスティック/セットキー14が上下方向のいずれか
に傾斜されたか否かを判別する(ステップM9)ことに
よって、現在表示されている推奨経路の概要以外の推奨
経路の概要の表示が希望されているか否かを判断する。
その結果、他の推奨経路の概要の表示が希望されてい
て、なおかつその傾斜された方向に推奨経路概要データ
が存在する場合(ステップM10のYES)には、選択
経路番号をその存在する推奨経路概要データを含む選択
経路番号に再設定する(ステップM11)。その結果、
再設定された選択経路番号に対応する推奨経路概要デー
タが画面表示装置10に転送される。これにより、現在
表示されていない推奨経路の概要が画面表示装置10に
表示される。
【0103】図23は、本発明の第5の実施形態にかか
るナビゲーション装置において、画面表示装置10に表
示される推奨経路の概要を示す図である。前記第4の実
施形態では、表示画面を上半分および下半分に分けて2
つの推奨経路の概要を表示する場合であって、かつ推奨
経路全体を1画面に無理に収めない方が好ましい場合
に、表示画面をスクロールさせることで推奨経路全体を
ユーザに視認させる構成について説明している。
【0104】一方、この第5の実施形態では、推奨経路
全体を1画面に無理に収めない方が好ましい場合に、他
の構成を採用することで推奨経路全体をユーザに視認さ
せる。より具体的には、図23に示すように、1つの推
奨経路の概要を表示することとし、当該推奨経路に対応
する表示用ライン70を複数段(図では2段)に折り曲
げることによって、推奨経路全体を1画面に収める。こ
の構成によれば、ユーザが1つの推奨経路の概要を視認
するのに表示画面をスクロールさせる必要がないので、
ユーザの手間を省くことができる。
【0105】次に、この機能を実現するためにナビゲー
ション装置本体3において実行される処理について図2
4乃至図26を参照して詳述する。図24は、第5の実
施形態にかかるライン描画処理を説明するためのフロー
チャートである。この処理では、ナビゲーション装置本
体3は、前記図13で説明したステップF1〜F7の処
理と同様に、ライン描画長R1を求め(ステップN1,
N2)、道路種別に応じたライン色およびライン幅を取
得し(ステップN3)、表示用ラインを描画すべき描画
始点および描画終点を求める(ステップN4,N5,N
6,N7)。
【0106】その後、ナビゲーション装置本体3は、ス
テップN7で求められた描画終点が描画エリア外である
か否かを判別する(ステップN8)。その結果、描画終
点が描画エリア外ではないと判別されると、前記図13
で説明したステップF8〜F10の処理と同様に、ステ
ップN3で取得されたライン色およびライン幅でもって
描画始点と描画終点とを結ぶ表示用ラインをVRAM6
に描画し(ステップN9)、描画始点および描画終点を
当該経路区分テーブルの描画始点欄および描画終点欄に
それぞれ書き込む(ステップN10)。
【0107】もしも、推奨経路全体が1画面に収まる場
合には、処理対象となり得る経路区分テーブルについて
前記ステップN8での結果はすべて「No」となる。した
がって、この場合には、ステップN9,N10の処理だ
けが実行されてこの処理は終了する。一方、前記ステッ
プN8での判別の結果、ステップK7で求められた描画
終点が描画エリア外であると判別されると、推奨経路全
体を1画面に無理に収めない方が好ましいと判断し、当
該区間経路を2つに分断する(ステップN11)。より
具体的には、描画始点よりも右方向にある描画エリアの
右縁部を仮の描画終点とした第1区間と、予め定める次
の段において、当該描画エリアの右縁部を仮の描画始点
とし、この仮の描画始点よりも区間経路から第1区間を
除いた残余の長さだけ左方向にある点を描画終点とした
第2区間とに分断される。
【0108】そして、第1区間および第2区間を表す表
示用ラインをステップN3で取得されたライン色および
ライン幅でそれぞれ描画し(ステップN12)、次段に
描画した第2区間を表す表示用ラインの終点を描画終点
として設定する(ステップN13)。また、描画始点お
よび描画終点を当該経路区分テーブルの描画始点欄およ
び描画終点欄にそれぞれ書き込む(ステップN9)。
【0109】その後、区間経路に対応する表示用ライン
を描画するときには、前記ステップN13で設定された
描画終点を描画始点とし、この描画始点よりもライン描
画長R1だけ左方向にある点を描画終点とする。図25
は、第5の実施形態にかかる道路名称描画処理を説明す
るためのフローチャートである。この処理では、ナビゲ
ーション装置本体3は、前記図14で説明したステップ
G1〜G3の処理と同様に、経路区分テーブルを取得
し、この取得された経路区分テーブルに書き込まれてい
る道路名称へのポインタに基づいて経路リンク情報テー
ブルにアクセスし(ステップP1)、経路名称が存在す
るか否かを判別する(ステップP2)。
【0110】ステップP2での判別の結果、道路名称が
存在しないと判別された場合には、次の経路区分テーブ
ルについて前記処理を実行する。一方、道路名称が存在
すると判別された場合には、文字の大きさを考慮し、道
路名称の描画に必要な名称描画長R2を求める(ステッ
プP3)。その後、当該経路区分テーブルの描画始点欄
および描画終点欄を参照し、当該区間経路が第1区間と
第2区間とに分断されているか否かを判別する(ステッ
プP4)。
【0111】その結果、第1区間と第2区間とに分断さ
れていないと判別された場合には、通常どおり、ライン
描画長R1を取得し(ステップP5)、このライン描画
長R1の方が前記名称描画長R2よりも長い場合(ステ
ップP7のYES)にのみ、当該区間経路に対応する表
示用ラインの中央位置の真下に道路名称を描画する(ス
テップP8)。
【0112】一方、第1区間と第2区間とに分断されて
いると判別された場合には、1つの道路名称をまとめて
表示させるために、第1区間および第2区間の各々の長
さを各描画始点および描画終点から求め、この求められ
た各長さを比較し、長い方の区間の長さR1′を求める
(ステップP6)。そして、この求められた長さR1′
は名称描画長R2以上であるか否かを判別し(ステップ
P7)、長さR1′の方が名称描画長R2以上である場
合にのみ当該区間に対応する表示用ラインの中央位置の
真下に道路名称を描画する(ステップP8)。
【0113】図26は、第5の実施形態にかかる特徴描
画処理を説明するためのフローチャートである。この処
理では、ナビゲーション装置本体3は、前記図15で説
明したステップH1〜H7の処理と同様に、特徴描画長
R3を求め(ステップQ1,Q2)、この求められた特
徴描画長R3に基づいて、経路特徴に対応するアイコン
を表示するための領域の両端である描画始点および描画
終点を求める(ステップQ3,Q4,Q5,Q6)。
【0114】その後、ナビゲーション装置本体3は、ス
テップQ6で求められた描画終点が描画エリア外である
か否かを判別する(ステップQ7)。その結果、描画終
点は描画エリア外ではないと判別された場合、前記図1
5で説明したステップH8〜H10の処理と同様に、経
路特徴が存在する場合(ステップQ8のYES)にの
み、当該経路特徴の種別に応じたビットマップアイコン
を取得し(ステップQ9)、このビットマップアイコン
を表示用ラインの上側に特徴描画長R3にわたって繰り
返し描画する(ステップQ10)。
【0115】もしも、推奨経路全体が1画面に収まる場
合には、処理対象となり得る経路区分テーブルについて
前記ステップQ7での結果はすべて「No」となる。した
がって、この場合には、ステップQ8〜Q10の処理だ
けが実行されてこの処理は終了する。一方、前記ステッ
プQ7での判別の結果、ステップQ6で求められた描画
終点が描画エリア外であると判別された場合、経路特徴
に対応するアイコンは道路名称と異なり必ずしもまとめ
て表示する必要がないので、区間経路を第1区間と第2
区間とに分けて考え、第2区間の終点を描画終点として
設定する(ステップQ11,Q12)。その後、経路特
徴が存在するか否かを判別し(ステップQ13)、その
結果存在すると判別された場合には、経路特徴の種別に
応じたビットマップアイコンを取得し(ステップQ1
4)、このビットマップアイコンを第1区間および第2
区間の上側にそれぞれ第1区間および第2区間の長さに
わたって繰り返し描画する(ステップQ15,Q1
6)。
【0116】図27は、本発明の第6の実施形態にかか
るナビゲーション装置において、画面表示装置10に表
示される推奨経路の概要を示す図である。前記第1乃至
第5の実施形態では、車両の走行順序に応じた順序で表
示用ラインを道路種別および道路名称ごとに分けたライ
ン色およびライン幅で表示し、当該表示用ラインの下側
および下側に道路名称および経路特徴に対応するアイコ
ンをそれぞれ表示することによって、推奨経路の概要を
表示している。
【0117】一方、この第6の実施形態では、図27に
示すように、推奨経路全体に占める区間経路の割合を単
に円グラフにまとめて表示することによって、推奨経路
の概要を表示している。より具体的には、各円グラフ9
0,91は、上位n位(この第6の実施形態ではn=
4)までの道路種別とその他とにその区間距離割合wに
応じて分けられている。各円グラフ90,91の右横に
は、円グラフのうちいずれの部分がどのような道路種別
に対応するかを示す内容説明92,93が表示されてい
る。
【0118】この構成によれば、ユーザは、車両の走行
順序はわからなくても区間経路が占める比率を一瞥する
だけで把握することができる。したがって、ユーザは、
推奨経路を構成する各区間経路に応じて、希望する推奨
経路を容易に選択できる。なお、円グラフだけでなく、
棒グラフやその他種々の形態のグラフに推奨経路全体に
占める区間経路の割合をまとめるようにしてもよいこと
はもちろんである。
【0119】次に、このような機能を実現するためのナ
ビゲーション装置本体3で実行される処理について図2
8および図29を参照して詳述する。
【0120】図28は、第6の実施形態にかかる複数経
路選択処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。この処理では、ナビゲーション装置本体3は、前記
図5で説明したステップA1,A2の処理と同様に、ユ
ーザによって経路計算条件が設定されると(ステップR
1)、この経路計算条件および経路地図データに基づい
て、複数経路計算処理を実行し(ステップR2)、複数
の推奨経路を計算する。
【0121】次いで、ナビゲーション装置本体3は、道
路種別割合テーブル作成処理を実行し(ステップR
3)、計算された推奨経路のうちいずれかの推奨経路を
構成する区間経路の推奨経路全体に占める割合をまとめ
た道路種別割合テーブルを作成する。より具体的には、
区間距離割合wが上位n位までの区間経路とその他とに
分けた道路種別割合テーブルが作成される。さらに、ナ
ビゲーション装置本体3は、この作成された道路種別割
合テーブルに基づいて、上位n位までの道路種別とその
他とに分けられた円グラフをVRAM6に描画する(ス
テップR4)。また、上位n位までの道路種別の「種別
名」および「その他」の文言を内容説明として円グラフ
の右横に描画する(ステップR5)。この円グラフおよ
び内容説明を総称して「円グラフデータ」と呼び、各円
グラフデータには固有の選択経路番号を付与する。
【0122】ナビゲーション装置本体3は、以上のステ
ップR3,R4,R5の処理を計算されたすべての推奨
経路について実行する(ステップR6)。その後、ナビ
ゲーション装置本体3は、前記図5で説明したような経
路選択処理を実行し(ステップR7)、初期化された2
つの選択経路番号に対応する円グラフデータを画面表示
装置10に転送する。その結果、画面表示装置10に
は、図27に示すように、2つの推奨経路に対応する円
グラフが表示画面の上半分および下半分にそれぞれ表示
されるとともに、各円グラフの右横に内容説明が併せて
表示される。
【0123】その後のユーザによる選択については、前
記図16を参照しながら説明したとおりであるので、そ
の説明を省略する。図29は、道路種別割合テーブル作
成処理を説明するためのフローチャートである。この処
理では、ナビゲーション装置本体3は、処理対象の推奨
経路を構成するリンクのうち最小の経路リンク番号を取
得し(ステップS1)、この取得された経路リンク番号
に対応する道路種別およびリンク距離を経路リンク情報
テーブルから取得する(ステップS2)。そして、この
取得されたリンク距離を道路種別に対応付けて道路種別
割合テーブルに記録する(ステップS3)。
【0124】次いで、当該処理対象の推奨経路のすべて
のリンクを処理対象としたか否かを判別する(ステップ
S4)。その結果、未だ処理対象としていないリンクが
存在すると判別された場合、ステップS1に移行し、前
述の処理を再度実行する。ここで、前記ステップS3で
は、取得された道路種別が1回前までの処理におけるい
ずれかの道路種別と同一であれば、当該道路種別に対応
する距離に取得されたリンク距離が累積的に加算され
る。一方、取得された道路種別が1回前までの処理にお
ける道路種別のいずれとも同一でなければ、新規な道路
種別と距離との対応関係が道路種別割合テーブルに追加
される。
【0125】以後、ステップS1〜S3の処理を繰り返
し実行する。その結果、処理対象の推奨経路の各リンク
が、道路種別ごとに、その距離ととともにまとめられ
る。前記ステップS4での判別の結果、処理対象の推奨
経路のすべてのリンクを処理対象としたと判別された場
合、距離が非常に短い道路種別の経路を除去するため
に、前記図20を参照しながら説明したフィルタリング
処理と同様の処理が実行される。
【0126】すなわち、道路種別割合テーブルに書き込
まれている距離を累積的に加算し、推奨経路の全長を求
める(ステップS5)。次いで、この推奨経路の全長に
占める各道路種別の距離の割合である区間距離割合wを
求め、この求められた区間距離割合wを道路種別割合テ
ーブルに各道路種別に対応付けて記録する(ステップS
6)。その後、この記録された各道路種別の区間距離割
合wのうち上位n位までの走行距離割合に対応する道路
種別を求め(ステップS7)、この求められた道路種別
以外の道路種別をその他として一括にまとめ、さらにそ
の区間距離割合wも一括にまとめて道路種別割合テーブ
ルに記録する(ステップS8)。これにより、道路種別
割合テーブルは、図30に示すように、区間距離割合w
が上位n位までのn個の道路種別とその他とに分けら
れ、なおかつ各道路種別の距離および区間距離割合wが
対応付けられたものとして作成される。
【0127】本発明の実施の形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は前述の実施形態に限定されるもので
はない。たとえば前記実施形態では、経路リンク番号に
対応する道路種別および経路特徴などの道路属性を経路
リンク情報テーブルに格納しておき、当該道路属性を認
識できるような形態で表示用ラインおよびアイコンを画
面に表示することで推奨経路の概要を提供する場合につ
いて説明している。しかし、推奨経路の概要を知るに
は、道路種別や経路特徴だけでなく、その他にも重要な
道路属性となり得るものがあり、これらの各道路属性を
経路リンク情報テーブルに格納しておき、当該各道路属
性を画面に表示するようにした方が一層好ましい。
【0128】一例を挙げると、車線数、有料道路か否
か、信号の密度などは、推奨経路の概要を知るうえで重
要な道路属性となり得る。したがって、これら車線数、
有料道路か否か、信号密度に関する道路属性を各経路リ
ンク番号ごとに経路リンク情報テーブルに格納してお
き、各道路属性を経路概要画面に表示するようにしても
よい。具体的には、たとえば図31に示すように、
「(1) 」、「(2) 」などで車線数を表示したり、
「(有)」を有料の道路種別に対応付けて表示したり、
「」、「」などで信号密度を表示したりする。
【0129】この構成によれば、推奨経路の選択に必要
な情報を一層充実した形でユーザに提供できる。したが
って、ユーザは、好みに応じた推奨経路を一層容易に選
択できるようになる。また、前記実施形態では、地点情
報として出発地および目的地のみを表示するようにして
いる。しかし、たとえば図32に示すように、出発地マ
ーク60,61および目的地マーク62,63に加え
て、推奨経路の途中の主要な経由地に対応する経由地マ
ーク64,65を表示用ライン66,67の途中に表示
するようにしてもよい。また、経由地に対応する地名を
表示用ライン66,67に対応付けて表示してもよい。
この構成によれば、どのような経由地を通る推奨経路な
のかを一瞥するだけで把握できる。したがって、推奨経
路の選択に必要な情報をより一層充実した形でユーザに
提供できる。
【0130】さらにまた、前記実施形態では、推奨経路
を構成するリンクを道路種別および道路名称でまとめて
区間経路を作成し、当該区間経路を1つの単位として表
示用ラインの色などを区別するようにしている。しか
し、たとえば経路特徴、車線数、有料道路か否かまたは
信号密度で推奨経路を構成するリンクをまとめて区間経
路を作成し、当該区間経路を1つの単位として表示用ラ
インの色などを区別するようにしてもよい。この構成に
よっても、前記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0131】さらに、前記実施形態では、車載用ナビゲ
ーション装置において複数の推奨経路を計算し、その概
要を表示するようにしている。しかし、たとえば複数の
推奨経路を路上ビーコン装置側や基地局側で計算して取
得し、当該複数経路計算結果を路上ビーコン回線や通信
回線(自動車電話回線)を介して車両に送信し、車載用
ナビゲーション装置において当該複数経路計算結果を受
信して表示する、というようにしてもよい。この構成に
よれば、最新情報に基づいて計算された複数の推奨経路
情報を車両側で表示することができるので、実際の交通
状況に即した経路情報を提供できる。そのため、ユーザ
にとってより一層有益な情報を得ることができるように
なる。
【0132】その他、本発明の範囲内で種々の設計変更
を施すことは可能である。
【0133】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の推
奨経路の概要を表示画面に表示することができるので、
推奨経路の選択に必要な情報をユーザに提供できる。し
たがって、ユーザは、好みに応じた推奨経路を容易に選
択することができる。そのため、ユーザ・インタフェー
スの向上を図ることができる。
【0134】特に、請求項2記載の発明によれば、表示
用ラインに占める各区間経路の割合が実際の推奨経路の
距離または時間に対する割合に対応しているので、推奨
経路の概要をさらに詳細に提供できる。したがって、推
奨経路の選択に必要な情報を一層充実した形でユーザに
提供できる。そのため、ユーザは、好みに応じた推奨経
路を一層容易に選択できる。
【0135】また、請求項3記載の発明によれば、推奨
経路全体に占める割合がしきい値未満の区間経路は表示
用ラインから除外されるので、表示すべき情報量を少な
くすることができる。したがって、メモリの節約を図る
ことができる。また、シンプルで見やすい表示画面とす
ることができる。また、請求項4記載の発明によれば、
推奨経路全体に占める距離または時間の割合が上位n位
未満の区間経路リンクは表示用ラインから除外されるの
で、前記請求項2記載の発明と同様に、表示すべき情報
量を少なくすることができる。そのため、メモリの節約
を図ることができるとともに、シンプルで見やすい表示
画面とすることができる。
【0136】また、請求項5記載の発明によれば、1画
面で直線で表示しきれない表示用ラインが作成された場
合には表示画面をスクロールさせることができるので、
表示用ラインを強引に1画面中に収めようとしなくて
も、表示用ラインのすべてを見やすい大きさでユーザに
示すことができる。また、請求項6記載の発明によれ
ば、直線で表すと1画面で表示しきれない表示用ライン
が作成された場合には、当該表示用ラインを折り重なる
ようにして1画面中に収めて表示される。したがって、
スクロールをさせなくても、1つの表示用ラインを一瞥
するだけで視認できる。そのため、ユーザの手間を省く
ことができる。
【0137】また、請求項7記載の発明によれば、表示
用ラインに対応する推奨経路が有する道路属性に応じた
形態の文字または記号が当該表示用ラインに対応付けて
表示されるので、推奨経路の道路属性を一瞥するだけで
認識できる。そのため、推奨経路の選択に必要な情報を
より一層充実した形でユーザに提供できる。また、請求
項8記載の発明によれば、推奨経路全体に占める各区間
経路の距離的または時間的割合をグラフ化したものが表
示される。したがって、推奨経路に含まれる道路属性の
割合を一瞥するだけで視認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態が適用された車載用ナ
ビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】経路リンク情報テーブルを示す図である。
【図3】道路種別、経路特徴および道路名称の種類を示
す図である。
【図4】ライン描画情報テーブルを示す図である。
【図5】複数経路選択処理の流れを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】特徴区分テーブルリスト作成処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】特徴区分テーブルを示す図である。
【図8】経路区分テーブルリスト作成処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図9】経路区分テーブルを示す図である。
【図10】経路走行割合算出処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】経路概要リスト表示準備処理を説明するため
のフローチャートである。
【図12】VRAMに描画された推奨経路概要データを
示す図である。
【図13】ライン描画処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図14】道路名称描画処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図15】特徴描画処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図16】経路選択処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図17】推奨経路の概要の表示例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施形態にかかる車載用ナビ
ゲーション装置において実行されるフィルタリング処理
を説明するためのフローチャートである。
【図19】フィルタリング経路走行割合算出処理を説明
するためのフローチャートである。
【図20】本発明の第3の実施形態にかかる車載用ナビ
ゲーション装置において実行されるフィルタリング処理
を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の第4の実施形態にかかる車載用ナビ
ゲーション装置において、画面表示装置に表示される推
奨経路の概要を示す図である。
【図22】第4の実施形態にかかる経路選択処理を説明
するためのフローチャートである。
【図23】本発明の第5の実施形態にかかる車載用ナビ
ゲーション装置において、画面表示装置に表示される推
奨経路の概要を示す図である。
【図24】第5の実施形態にかかるライン描画処理を説
明するためのフローチャートである。
【図25】第5の実施形態にかかる道路名称描画処理を
説明するためのフローチャートである。
【図26】第5の実施形態にかかる特徴描画処理を説明
するためのフローチャートである。
【図27】本発明の第6の実施形態にかかる車載用ナビ
ゲーション装置において、画面表示装置に表示される推
奨経路の概要を示す図である。
【図28】第6の実施形態にかかる複数経路提供処理の
流れを説明するためのフローチャートである。
【図29】道路種別割合テーブル作成処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図30】道路種別割合テーブルを示す図である。
【図31】推奨経路の概要の表示を一層充実させる場合
の表示例を説明するための図である。
【図32】表示用ライン中に経由地を表示する場合の表
示例を説明するための図である。
【符号の説明】
3 ナビゲーション装置本体 4 CPU 5 RAM 6 VRAM 10 画面表示装置 22,23,42,43,66,67,70 表示用ラ
イン 26〜31 区間経路 32,33,48,49,50 アイコン 64,65 経由地マーク 90,91 円グラフ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取得された複数の推奨経路を構成するリン
    クを、各推奨経路ごとに、予め定める道路属性の共通す
    るもの同士でつなぎ合わせることにより、各道路属性に
    対応する区間経路を作成するための区間経路作成手段
    と、 前記区間経路作成手段で作成された区間経路を車両の走
    行順序に応じた順序でつなぎ合わせ、推奨経路に対応す
    る1つの表示用ラインを作成するためのライン作成手段
    と、 このライン作成手段で作成された各表示用ラインを表示
    画面に道路属性を認識できる形態で表示するための表示
    制御手段とを含むことを特徴とする複数経路提供装置。
  2. 【請求項2】推奨経路全体の距離に対する前記区間経路
    作成手段で作成された区間経路の距離の割合、または推
    奨経路全体を車両で走行するのに必要な時間に対する前
    記区間経路作成手段で作成された区間経路を車両で走行
    するのに必要な時間の割合を求めるための割合演算手段
    をさらに含み、 前記ライン作成手段は、表示用ラインの全長に対する区
    間経路の長さの割合が当該区間経路について前記割合演
    算手段で求められた距離または時間の割合とほぼ同じに
    なるように、区間経路をつなぎ合わせて表示用ラインを
    作成するものであることを特徴とする請求項1記載の複
    数経路提供装置。
  3. 【請求項3】推奨経路全体の距離に対する前記区間経路
    作成手段で作成された区間経路の距離の割合、または推
    奨経路全体を車両で走行するのに必要な時間に対する前
    記区間経路作成手段で作成された区間経路を車両で走行
    するのに必要な時間の割合を求めるための割合演算手段
    と、 この割合演算手段で求められた距離または時間の割合が
    予め定めるしきい値以上であるか否かを判別するための
    判別手段とをさらに含み、 前記ライン作成手段は、この判別手段での判別結果に基
    づいて、距離または時間の割合が前記しきい値以上であ
    る区間経路のみを用いて表示用ラインを作成するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の複数経路提供装
    置。
  4. 【請求項4】推奨経路全体の距離に対する前記区間経路
    作成手段で作成された区間経路の距離の割合、または推
    奨経路全体を車両で走行するのに必要な時間に対する前
    記区間経路作成手段で作成された区間経路を車両で走行
    するのに必要な時間の割合を求めるための割合演算手段
    をさらに含み、 前記ライン作成手段は、前記割合演算手段で求められた
    距離または時間の割合の上位n(nは自然数)位以上の
    区間経路を抽出し、当該区間経路のみを用いて表示用ラ
    インを作成するものであることを特徴とする請求項1記
    載の複数経路提供装置。
  5. 【請求項5】前記ライン作成手段により直線で表すと1
    画面で表示しきれない表示用ラインが作成された場合
    に、表示画面をスクロールさせることができるスクロー
    ル手段をさらに含むことを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3または請求項4記載の複数経路提供装置。
  6. 【請求項6】前記表示制御手段は、前記ライン作成手段
    により直線で表すと1画面で表示しきれない表示用ライ
    ンが作成された場合に、当該表示用ラインを複数段にし
    て1画面中に収めて表示させるものであることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載
    の複数経路提供装置。
  7. 【請求項7】前記表示制御手段は、前記ライン作成手段
    により作成された表示用ラインを表示する場合に、当該
    表示用ラインに対応する推奨経路が有する道路属性に応
    じた形態の文字または記号を表示用ラインに対応付けて
    表示するための手段をさらに含むものであることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5または請求項6記載の複数経路提供装置。
  8. 【請求項8】取得された複数の推奨経路を構成するリン
    クを、各推奨経路ごとに、予め定める道路属性の共通す
    るもの同士でつなぎ合わせることにより、各道路属性に
    対応する区間経路を作成するための区間経路作成手段
    と、 推奨経路全体の距離に対する前記区間経路作成手段で作
    成された区間経路の距離の割合、または推奨経路全体を
    車両で走行するのに必要な時間に対する前記区間経路作
    成手段で作成された区間経路を車両で走行するのに必要
    な時間の割合を求めるための割合演算手段と、 この割合演算手段で求められた各区間経路の距離または
    時間の割合に応じて各道路属性を分類したグラフを作成
    するためのグラフ作成手段と、 このグラフ作成手段で作成された各グラフを表示画面に
    表示するための表示制御手段とを含むことを特徴とする
    複数経路提供装置。
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